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各競馬場を代表するジョッキーにインタビューを実施。他では聞くことができないジョッキーたちの素顔や本音に迫ります!競馬にまつわるエピソード、今後の抱負などのインタビューをご紹介します。

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永島 太郎 騎手(兵庫)

8月8日に地方通算2000勝を達成した永島太郎騎手。2000回目の先頭でのゴールは地元・園田競馬場ではなく、期間限定騎乗中の門別競馬場でした。デビュー28年目を迎えてもなお「勉強になることばかりだった」という門別での日々や、8年ぶりのJRA遠征、後輩騎手との交流、そして2000勝を達成したことで新たに見えてきたことなど、たっぷりと語っていただきました。

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地方通算2000勝おめでとうございます! 門別競馬場での達成でしたが、まずは門別で期間限定騎乗をした経緯を教えてください。

9年前に門別で期間限定騎乗をさせていただいた時、大きい馬場での競馬で勉強になることがいろいろあったので、翌年から「もう一度行きたい」とずっと思っていました。でも、なかなか行けるタイミングがなくて、さらに父の病気が見つかり関西を離れられませんでした。父は残念ながら今年、亡くなったのですが、時間ができたのでジョッキーの間にもう一度行ってみようと思ったんです。

普段、騎乗している園田競馬場は1周1051メートルで小回りコースと言われます。1周1600メートル(外回り)の門別競馬場はどういった点が違いましたか?

もう、まったくスタイルが違いますね。走る馬は同じでもコース形態によってこんなにも走らせ方が変わるんだな、と衝撃的でした。競馬は決められたルールで乗っていますが、ルール上では収まりきらない位置の取り方などが園田と門別は両極端なくらい違います。ペースも園田だと2ハロン目に時計が一番遅くなるんですが、門別はJRAと同じで2ハロン目が一番速くなって、馬の抑える場所や抑え方もまるで違いました。勉強になりましたね。

そうなると、門別は直線も330メートル(外回り)ありますから、差しも決まりやすそうですね。

テレビで見ていると、4コーナーを先頭で持ったまま回ってきた馬が絶対に伸びるだろうと感じるのですが、後ろの馬に差し切られたりするんですよね。まだ期間限定騎乗は2回目ですが、今回の2カ月でもまだまだ分からない部分がいっぱいありました。

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期間限定騎乗は7月10日からでしたが、前週には重賞・グランシャリオ門別スプリントに騎乗。その日、エキストラ騎乗の1鞍目をマイコートで勝利しました。今回の門別遠征では実質的な初勝利で、同馬とはJRA札幌競馬場でコスモス賞(6着)にも挑みました。2010年以来となるJRAでの騎乗はいかがでしたか?

札幌競馬場なんて乗れることがないので、ありがたかったですね。門別は冬のオフシーズンに騎手やスタッフが1歳馬や2歳馬を乗り慣らして競走馬に育て上げています。だから、仕上げた馬は自分たちが乗りたいっていう気持ちがあるでしょうし、地方競馬のジョッキーはみんなJRAで乗りたい気持ちが強いです。そんな中で僕が乗せてもらえたっていうのは、騎乗できたこと以上に感謝の気持ちが大きかったです。阪神競馬場や京都競馬場でも乗せていただきましたが、その感触とはまた違って、洋芝で生えそろった根付きのいい、1本1本が太い芝のじゅうたんの上を走っている感じでした。馬の脚には優しいけど力もいるであろうクッションのいい芝でした。いい経験をさせてもらいましたね。

貴重な経験といえば、門別競馬場には屋根付きの坂路コースがあります。調教で乗ってみていかがでしたか?

1度だけ美浦の坂路は上ったことがありましたが、日常的に坂路調教をするのは初めてでした。馬が他に気を取られず駈け上っていくことに集中するので、乗りやすかったですね。ウッドチップなので脚にも優しいんじゃないですかね。若馬は骨がまだできていない状態で強い負荷をかけるとどうしても痛みが出たりしますが、脚元への負担が軽くなる分、もっと強い負荷をかけられるんだと思います。そうして若いうちに鍛えられるから基礎体力がついて、ホッカイドウ競馬の2歳馬は早い時期からしっかり結果を残せるのではないかと感じました。

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8月8日門別10レース、ゴッドパイレーツで地方通算2000勝を達成されました。改めておめでとうございます!門別に旅立つ前からこの記録は意識されていましたが、永島騎手にとって2000勝とはどんな数字ですか?

月並みな言葉ですけど、デビューした時は「まさか」って思っていた数字です。後輩で僕より早く2000勝に到達した人もいますし、もっともっとたくさん勝っている人もいますが、僕の騎手人生でひとつの大きな数字まで辿り着けたことは幸せで、素直に嬉しかったです。

達成の瞬間は覚えていらっしゃいますか?

あの日は早いレースに勝ちを強く意識できる馬に乗せていただいていたので、それで決めなきゃなって気持ちがありました。でも、2着に負けてしまったんです。これまでどのレースに対しても「勝ちたい」って気持ちで挑んできましたが、2000勝まであと1つのレースで2着になったことは、今までにないくらい悔しさや脱力感がありました。引きずりはしなかったですが、たくさん2着に負けてきた中で、初めての感覚でしたね。

2000勝目をさせてもらったゴッドパイレーツもチャンスがあったんですが、なかなか勝ちきれない馬でした。何か足りない部分を補って勝ちきるためには、メンバーや枠を考えた末、「スタートを決めて逃げること」と考えました。その通りに逃げて勝てたことで、2000勝目にしてやっと自分が思ったレースができたなって思いました。濃い一日でしたね。

2000勝の記念撮影には多くのホッカイドウ競馬の騎手たちも駆け付けていましたね。

2着に敗れた早いレースでの達成だったら、もっと色んな人が写真に収まってくれると話してくれていました。でも、それを取りこぼしてしまったのでね。門別競馬場は調整ルームまで車で移動しないといけないくらい遠くて、2000勝目を決めたのが最終レースの1つ前。その頃まで乗っている騎手も少なかったんですが、若いジョッキー達も並んでくれました。岩橋(勇二)くんなんかは、自分のレースが終わって帰っていたのに、わざわざ着替えて来てくれたらしくて本当に嬉しかったですね。

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園田競馬場でも行われた2000勝達成セレモニー(9月14日)

2000勝を達成したいま、目標やこれからのビジョンを教えてください。

長年、騎手としてやってきた中でいろんな心境の変化がありました。2000勝というひとつの区切りを達成したことと、門別では今まで自分が20何年乗ってきても分からなかったゲートや道中の運び方など勉強になることが多かったので、帰ってきた園田ではフレッシュな気持ちで乗れるんじゃないかと楽しみです。

そして、2000勝を達成した今、勝つことにすごく貪欲になりました。「乗るレースは全部勝つ!」くらいの気持ちです。

最後にオッズパーク会員のみなさんへメッセージをお願いします。

僕たち競馬人は、衣食住に関わる仕事ではなく、ともすれば世の中に必要のない部分で生きているのかもしれません。そんな中でも競馬の世界で生かさせてもらえているのは、ファンの方が馬券を買って楽しんでくださっているからです。だから、ファンのみなさんに「また買いたいな」って思ってもらえるような競馬をずっと続けていきたいと思っています。ぜひ馬券を買って楽しんでください。

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※インタビュー・写真 / 大恵陽子

2018/10/04
兵庫

石堂 響 騎手(兵庫)

園田に楽しみな(楽しい?)新人が現れた。石堂響騎手。デビューから開催4日連続勝利の新記録も含めて、2カ月少々で18勝(6月22日現在)の離れ業。さらに、本職のアナウンサー顔負けの競馬の架空実況を動画で披露するエンターテイナーぶり。サービス精神旺盛で競馬を愛してやまない18歳(6月29日で19歳)が大阪人らしいお笑いも交えた飾り気のないトークを繰り広げた。

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4月にデビューして、園田では初めてのデビューから4日連続勝利。さらにデビューから2カ月少々で18勝。ここまでの成績を振り返って、どうでしょうか?

勝ち星だけを見れば順調だと思いますが、内容はまだまだです。スタートや周りを見る目が全然だめですし、馬も動かせていないです。

教養センターの時の模擬レースとは違いますか?

全然違いますね。実際のレースでは暗黙の了解みたいなものがあります。これは、もう乗ってみないと分かりませんから。教養センターでは、卒業する時に、後輩が卒業する先輩の中で一番下手な先輩は誰?というアンケートを取ったらしく、その結果は、なんと僕ともう1人が堂々と1位を分け合いました(笑)。もう1人の名前は出しませんが(笑)。僕は、自分で言うのもなんですが、本当に下手なんですよ。ちなみに、僕と並んで下手と言われた同期の名誉のために言っておくと、今、彼は同期の中では僕の次に勝っています(笑)。今のところ僕は勝ってますが、後輩から、そんな風に見られるくらいですから、自分が下手なのも分かってますし、今は減量の恩恵が大きいのも分かっています。だから、もっと上手にならないと減量が取れた時には、乗せてもらえないと思ってます。

園田では今年から減量の規定が変わって、今までよりも長い期間、減量の特典が付くようになりました。

自分がここまで勝てているのは減量の恩恵が大きいですから、期間が長くなったのは本当にありがたいです。減量がついている間に、実績を残して、上手にならないといけないですね。

騎手になりたいと思ったのはいつですか?

母が競馬が好きで、小さい時から一緒に見てましたので、騎手にあこがれました。中央の競馬学校にも中学3年の時と、1年だけ通った高校1年の時に2度受けましたが、落ちました。高校1年の時に地方競馬教養センターの試験に合格して、知り合いの厩務員さんに長南(和宏)先生を紹介してもらい、お世話になることになりました。

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子供のころの忘れられない競馬に関わる思い出は何かありますか?

やっぱり小学校4年の時に、武豊騎手と新聞で対談したことですね。新聞の連載企画で、子供が野球やサッカーの選手とか、パイロットとか、将来、なりたい仕事のプロに、その仕事の話を聞くコーナーがあって、それに騎手になりたいと応募したら当選しました。質問する相手は武豊騎手と聞かされて、それは、それはもうびっくりしました。当日は京都競馬場で時間にしたら20~30分ほどだったと思います。お話しさせてもらった部屋の光景なんかは今も目に浮かびますが、心臓バクバクで何を話したかは、ほとんど覚えてません。でも、他の人ではそう出来ない経験ですし、将来、一緒に乗れたらいいねと言って下さったことは、一生の宝物ですね。

すごい経験ですね。でも、その時の夢を本当に実現したのもすごいことです。

いえいえ、競馬が好きだからできたんだと思います。夢の実現という話では、ネタバレになるので、ここでは詳しいことは言えませんが、7月13日に放送されるテレビ番組『探偵ナイトスクープ』(午後11時17分~、ABC=関西地区)で、僕の依頼が取り上げられますので、見てもらえたらと思います。

子供の時から今も、新聞やテレビを駆使するなど、なかなかのエンターテイナーぶりですね。エンターテイナーと言えば、動画サイトにアップされた競馬の架空実況が、プロ顔負けで上手すぎると話題になっています。

僕、大阪人ですから、しゃべりも芸も大好きなんですよ。吉本のお笑いも大好きです(笑)。で、競馬も大好きで、小さい時から競馬を見てましたから、実況アナウンサーの真似をして、実況をするようになったんです。僕のあこがれはラジオNIKKEIの中野雷太アナウンサーと関西テレビの岡安譲アナウンサーですが、先日、中野アナウンサーが園田に来て下さって、わざわざ僕に会いに来て下さいました。お会いした時は本当に幸せでした。

アナウンサーと言えば、園田では忘れてはいけないレジェンド吉田勝彦アナウンサーもいますね。

吉田アナウンサーの実況は園田に来た時にも聞いていましたが、夜にサンテレビ(関西地区)で放送されていた競馬ダイジェンストで実況をよく聞いていたのを覚えてます。レースを見ながら、ひとりの時には「ゴ~ルイン」を真似する時もあります(笑)。

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本当に競馬が好きなのが伝わってきます。ところで勝負服のデザインが「胴緑、黄たすき、袖緑、黄一本輪」。これは、どういう風に決めましたか?

デザインには全然こだわりはありませんでした。決める時に考えついたのが、母の名前が緑子(みどりこ)、妹の名前が浅黄(あさぎ)で、2人とも名前に色がついているので、それを使おうと思いました。

家族への思いがこもった勝負服ですね。今は西脇ですから、家族と離れて1人暮らしですが、普段の生活パターンを教えて下さい。

夜の12時半に起きて、40分には厩舎にいます。馬場の照明が12時45分につくので、それからレースのある日は朝7時まで、レースがない日は9時半まで、25頭くらい調教をつけます。今は(西脇)トレセンの中での厩舎間の移動には自転車を使ってますが、結構大変です。長南先生からは原付バイクは20勝してからと言われているので、早く20勝して免許を取りたいです。

長南先生からアドバイスされることはありますか?

僕のレースは必ず一緒にビデオを見ながら、解説してくれます。先生も元騎手ですから騎手の心理やレースの流れも分かっているので、解説には説得力がありますし、すごく勉強になります。僕が今、思った以上に勝てているのは、先生が他の厩舎の馬にも乗せてもらえるように取りはからって下さっているのと、レース後のビデオを見ながらの解説のおかげと思ってます。まだまだアドバイス通りに乗れていないことも多いですが、先生には感謝しています。

レースのない日はどう過ごしてますか?

ひたすら寝てますね(笑)。園田の厩舎だと都会で、色々と誘惑はありそうですが、僕がいる西脇は田舎ですので、遊ぶところもなくて、あまりお金を使うこともないです(笑)。競馬に専念できる環境ですし、お金をためるには、いいところだと思います(笑)。

好きな戦法はありますか?

逃げ馬が好きです。でも差し馬で、もっと勝ってみたいですね。

今後の目標を教えて下さい。

先の話よりも、目の前にあるレースで勝つことを目標に考えてます。大きな目標を立てても、今は、まだまだ勉強しないといけない立場ですし、1頭1頭、どう乗るかで必死です。目の前のレースでベストを尽くして、その積み重ねの結果たくさん勝てれば、うれしいですし、大きなレースへの騎乗にもつながればと思っています。

大きなレースで武豊騎手と一緒に乗れたらいいですね。

そうですね。こうして騎手になったことを、直接、御本人に報告して、ぜひ一緒のレースに乗りたいですね。

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最後にオッズパークファンに向けて一言お願いします。

これ、園田の先輩も同じ質問されて、答えているのを読んだことがあります(笑)。そうですね、同じ答えじゃ面白くないですからね(笑)。地方競馬で一番最初にネットでの馬券発売を始めたのがオッズパークさんですよね? そういう意味ではオッズパークのファンの方は本当に地方競馬が好きな方が多いと思います。そんなファンの方には本当に感謝します。僕も含めた地方競馬の関係者みんな頑張ってますので、いつまでも地方競馬の応援をよろしくお願いします。 

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※インタビュー / 松浦渉

2018/07/05
兵庫

田中 範雄 調教師(兵庫)

オッズパーク地方競馬応援プロジェクトで現在兵庫に在籍するのは2頭。マジックカーペット(牡4)は2016年園田ジュニアカップと2017年菊水賞、コーナスフロリダ(牡3)は2017年園田ジュニアカップを制覇し、世代を代表する重賞ウィナーとなっている。マジックカーペットは昨年6月に骨折・休養に入っていたが、いよいよ復帰に向け帰厩したということで、両馬を管理する田中範雄調教師に現況を聞いた。

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デビューから7戦無敗ながら昨年6月、兵庫ダービー直前に左前脚の管骨亀裂骨折が判明し休養していたマジックカーペットがいよいよ帰厩したそうですね。

はい、4月14日に戻ってきました。骨折が判明した時は本当に残念でしたし、会員の皆さんには申し訳なかったです。当時500kg前後の馬体でしたが、今は成長して540kg。風格が全然違います。肩に幅が出て、完成された感じですね。実は去年の暮れに帰厩させようかとも考えたのですが、寒い時期は脚に入れているボルトに違和感を感じるのでは?と思い、暖かくなるまで待たせていただきました。私の経験上、ボルトが入った状態で寒い時期から使った馬はこれまで成功していないんです。会員のみなさんには長い間お待たせしてしまいましたが、おかげさまでとてもいい状態で帰ってきました。

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帰厩したマジックカーペット

実際に見せていただいて本当に風格がありますし、背も高くなったように感じます。復帰戦など具体的なことは決まっていますか?

長い距離で復帰させたいですね。テンからスピードを要求される1400mは脚元に負担がかかります。しかし長い距離ならばスタートから前半は3割の力で行き、ある程度加速したところから後半800mで競馬をしていけば脚元にも負担がかかりにくいのではないかと考えています。兵庫ダービー前の骨折した時のあの嫌な感じが今でも忘れられません。あれは自分の不始末です。ですから、マジックカーペットには何か残してやりたくて、兵庫の無敗記録を作ってあげたいですね。復帰は条件戦からのスタートになると思いますが、オープンのA1まで上がってもいきなり重賞には使わずに、できるだけ連勝記録を伸ばして、斤量を背負わないといけないくらいポイントを稼いでから初めて重賞に出走させようかと考えています。

現3歳世代にはコーナスフロリダもいます。菊水賞は1番人気ながら4着。何かあったのでしょうか?

レースからあがってきた時の歩様がちょっとおかしかったんです。時間が経つにつれて歩様も戻り、レントゲンやエコーの結果、骨にも異常はないんですが、右脚内側の靭帯が腫れていました。何度もレースVTRを見て私なりに考えた結果、スタートして最初のコーナーで同厩舎のイチノフリオーソと接触し、そこで痛めたのではないかなと思います。実際、イチノフリオーソは右脚の外側を4針縫う怪我をして帰ってきているので。そんな状態で1周回ってきているので、伸びなかったのかなと。向正面でまくっていく感じもいつもと違いましたし、そうでないと4着なんて考えられません。7割のデキだった前走と違い、今回は最終追い切りで古馬とビシッと併せ馬をしてかなりいいデキでした。なんぼ悪くても2着には残らないといけないんですが......申し訳ございません。

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園田ジュニアカップ(2017年12月31日)を制したコーナスフロリダ

写真:兵庫県競馬組合

それは不運でしたね。しかし、コーナスフロリダはまくっていく時の脚がすごいですね。

この馬のええとこは、平均ペースで長く脚を使えるところです。スタートはゆっくりですが、長距離ならば上がり4ハロンをどう走るかだけで、どの位置にいるかは関係ありません。コーナーを1つ回る度にポジションを上げればいいんですから。2戦目以降1700m中心に使って、そういう競馬を教えています。

菊水賞から4日が経ったところですが、今後の見通しはいかがですか?

今は安静にしています。どのくらいで治るか現時点では分かりませんが、問題なければ兵庫ダービーには間に合うのではないかと思います。そこから逆算して1レース使うことも治れば考えていますが、絶対に大丈夫とはまだ言えない状況です。装蹄師と相談して、痛がっている内側が少しでも楽に歩けるような蹄鉄に替えたりしています。

ここまでお話を聞いていて、田中範雄調教師の経験に裏付けされたお話がとても印象的です。通算1883勝(4月18日時点)、兵庫リーディングにも2004年、2014年に輝いています。改めて経歴を教えていただけますか?

父も兵庫で調教師をしていました。若い頃は遊んでいたんですが、20歳で父の厩舎で厩務員として働き始めました。その後、別の厩舎でも働きましたが、担当するのは脚が腫れている馬とかが多かったので、父にどうしたらいいか教えてもらいました。当時は進上金がよくて、若い頃やからね、遊ぶ金が欲しくて(笑)。「治せばなんとかなる」という発想で、どうしたらレースで結果を残せるかを考えていました。父が亡くなった後も、母から「腱の時は温めたらラクやからお父さんは温湿布しとったで」など教えてもらいました。

ここまで重賞52勝。マジックカーペットやコーナスフロリダでもさらに重賞制覇を期待しています。

長く使いたい馬は長距離で、と思っています。マジックカーペットも脚元のことがあるので長い距離で長く走らせたいですね。コーナスフロリダも治ればやれると思います。マジックカーペットも帰ってきたので今年は厩舎にエアコンを2基増設予定です。これからも応援よろしくお願いします。

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※インタビュー / 大恵陽子

2018/04/26
兵庫

下原 理 騎手(兵庫)

2017年は2年連続で兵庫リーディングに輝くだけでなく、念願の全国リーディングのタイトルも獲得した下原理騎手。騎手激戦区の兵庫でトップを守るために心がけていること、恩師で3年前に急死した寺嶋正勝調教師から学んだこと、今後の目標を聞いた。

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2年連続兵庫リーディングと初の全国リーディング、おめでとうございます。

ありがとうございます。2016年に初めて(兵庫で)リーディングジョッキーになって、2年連続になれるようにと考えてはいましたが、全国となると、開催日数など条件が違う地区との争いになるので、それほど意識はしていませんでした。周囲からは狙えと言われましたが、むしろ、その争いに加わっていることを楽しんでいるところもありました。

2年連続を達成できた要因は何ですか。

いつも通りのことをきっちりこなして、特別なことをしないように、平常心を保つことを心がけていましたが、それができたからかなと思っています。乗り手が気負うと馬に伝わって、力を出せないので、そこを大事にしてきました。

リーディングになる前と、なってからで、変わった点はありますか。

リーディングになってからは、あわてることが少なくなりました。勝つことが自信になり、落ち着きが出て、さらに次の勝利につながる好循環になっている感じです。これが勝つことへの近道だなと思います。

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写真:兵庫県競馬組合

95年にデビューした下原騎手は12年目の06年に初めて年間100勝の壁を越えると、14年まで100勝台をキープ(左肩脱臼で長期離脱した12年は除く)。デビュー21年目の15年以降が年間200勝台。約10年単位でステップアップしています。

言われてみれば、そうですね(笑)。06年の100勝突破は岩田さんが中央に移籍して、15年も木村さん、田中さんが、けがで乗れなくなって、有力馬に乗せてもらったことが大きいと思います。

15年は上位騎手2人の長期離脱があったにせよ、2人が復帰してからも、復帰する前のペース以上で勝っていますよ。

自分では、まだまだと思っていますが、信用してもらえたんでしょうか(笑)。でも、田中さんも、川原さんもいますし、若い子も力をつけています。いつ抜かれてもおかしくないと思って乗っています。

今、期待している馬はいますか。

3月13日に昨年の(兵庫)最優秀2歳馬のコーナスフロリダに勝ったツルノシンは強かったですが、道営に戻るような話も聞きました。こちらにいたら菊水賞で期待できるんですが。3歳牝馬ならショコラパフェですね。1番人気だった1月の園田クイーンセレクションでは負けましたが、その後は連勝していますし、春の重賞では楽しみにしています。

今年でデビュー23年目ですが、1番の思い出の馬は?

やっぱり中央馬を破って佐賀記念を勝ったチャンストウライですね。中央馬に勝てる馬には、そう巡り会えませんからね。それに自厩舎の馬で、デビュー前から自分が乗っていましたので、思い入れも違います。帝王賞4着、アンタレスステークスでも5着、芝の阪神大賞典にも挑戦しました(10着)。あの馬との経験で自分も成長しました。それから、同じくらいの時期に地元と東海地区の短距離重賞を総なめにしたベストタイザンも忘れられません。

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チャンストウライで佐賀記念を制覇(2008年2月11日)

自厩舎と言えば、師匠だった寺嶋正勝先生が急死したのが3年前(2015年)の3月10日でした。

今年も法要に行かせていただきました(取材日は3月14日)。先生の奥さんがお元気そうで、ホッとしました。

寺嶋先生から学んだこと、思い出すことも多いと思いますが。

僕がまだ教養センターにいる時は寺嶋先生は現役ジョッキーで、先生の師匠だった福地先生にお世話になっていました。福地先生の調教師引退と引き継ぐ寺嶋先生の厩舎開業と僕の騎手デビューが重なりました。寺嶋先生はレースの流れを考えずに、早めに仕掛けるようなバタバタする乗り方が嫌いで、そういう時には、もっと落ち着いて乗らないと、と注意されました。また、いいところをほめていただいて、もっと伸ばせとも言われました。あとは、汗取りにサウナをあまり使うなと言われました。若い時にはその意味が分からなかったですが、サウナで落としていると、年々落ちにくくなりますし、体力もそがれてしまいます。食べる量で調整していく方が楽で、レースにもいい体調で臨めるので、先生の仰っていた通りにしていて、良かったと思います。

勝負服の紫と白は寺嶋先生から引き継いだものですね。

はい、先生は胴袖紫の白山形で、僕は胴袖紫の白菱形で模様は違いますが。デビューする時に、先生に相談して、僕が決めました。僕の勝負服を見て、先生のことを思い出す方もいらっしゃると思いますし、先生から学んだことをしっかり受け継いでいかないといけませんね。

今後の目標を教えて下さい。

兵庫のリーディングも全国リーディングも守りたいですから、1つでも多く勝って勝ち鞍を伸ばしたいです。昨年は273勝でしたが、デビューしてから数年の勝てなかった時期を思うと正直、自分でもすごい数字だと思ってます。でも、岩田さんから先日、「300勝を狙え。オレは達成(2003年307勝、2004年324勝。中央も含む)したぞ」と言われました。300勝だと月25勝。昨年が月22~23勝ペースでしたから、そこから、さらに毎月2つを上乗せするのは、かなり大変です。でも近づけるようにはなりたいですね。

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※インタビュー / 松浦渉

2018/03/20
兵庫

新子 雅司 調教師(兵庫)

2012年に厩舎を開業した新子雅司厩舎は、4年目の2015年に早くも兵庫調教師リーディングのトップに立ちました。昨年も104勝を挙げ、3年連続でのリーディングとなっています。

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ここまでの道のりは開業前に思い描いたとおりだったのでしょうか。

2012年6月のスタート時は8頭分の馬房でしたから、年末までに20勝くらいできればと考えていました。それが実現できれば、馬房が16に増えたとき、年間で80勝できるという計算になります。実際は18勝でしたが、勝てる馬を年明けの開催に回した分がありましたからね。最初の半年でこれだけ勝てたのなら、次の年はリーディング上位に行けるだろうという手応えにつながりました。

厩舎開業時に苦労することとして、馬と厩舎スタッフを集めることの難しさがよく聞かれます。

調教師を目指していたときに、開業したら一緒にやりましょうと言ってくれる人もいましたし、その点に関しての不安はありませんでしたね。それで2年目はリーディング4位になりましたが、これはだいたい予測したとおりというか、そんな感じでした。

新子調教師は元ジョッキー。その後は厩務員、調教師補佐と経てきたわけですが、調教師になった今も所属馬には自らが乗るという方針を実践しています。

なんというか、僕はそれほど弁が立つタイプではありませんので、それなら実際に乗って、その感触を馬主さんに伝えていくほうが間違いないだろうということですね。そして自分が乗ることでのメリットはというと、スタッフとの結束力が強くなるということでしょうか。意見交換をするにしても、実際に乗っていないのでは、僕とスタッフとの間に温度差が出てくると思うんです。乗っているからこそわかることもありますから。

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兵庫クイーンカップをタガノトリオンフで勝利(2017年11月9日、写真:兵庫県競馬組合)

新子調教師はまだ40歳ではありますが、そのためには体の維持が大切になりますね。

僕自身、馬に乗るのも好きですし、さわることも好き。そこが大きいですね。食事は1日1回にしていますが、それで問題なく過ごせています。食べ物が体に残っているときに乗りたくはないですし、内臓を無駄に動かさないという意味もあります。すべては健康で馬に乗りたいという、その思いだけです。いつまで乗れるのかとは思いますが、川原さんは元気に乗っていますし、大井には的場文男さんだっているわけですから。

新子調教師はもともと馬に携われる家庭環境だったのでしょうか?

いえ、奈良県の橿原市出身ですから、まったく関係ないですね。家庭の事情もありまして、中学を出たら働こうと考えていました。そうしたら中学3年ときに先生が「こういう職業があるぞ」と騎手を勧めてくれたんです。騎手なら早くから仕事ができますし、当時の教養センターは無料での寮生活でしたから、それで興味を持って受験したら合格できました。中学では野球をしていましたが、馬はゼロからのスタート。ですから入所後はついていくために必死でした。

そして騎手として126勝。そこからの転身となりましたが、すぐに切り替えはできたのでしょうか?

体重が増えてきた時点で、次の目標へと切り替えられました。それから厩務員、調教師補佐としておよそ10年、その経験は生きていると思います。僕が常に心がけているのは、馬の状態がいいときにレースに挑もうということです。

それが結果として、高い勝率につながっているわけですね。

常に100の状態で送り出すのではなく、レースによっては80くらいの力で、場合によっては60くらいの力でも勝てるようにしてあげたいですね。目指すところに合わせてその都度、馬のスイッチの入れ具合を考えています。

それぞれの所属馬にきめ細かく対応できるところも強みになりますね。それにしても厩舎初出走から1年弱での兵庫ダービー制覇は快挙だと思います。

ユメノアトサキが北海道から来たときの第一印象は「きゃしゃな牝馬」でした。繊細な性格も持っていましたが、乗ってみたらキャンターに移ったときの1歩目の感触が良かったんですよ。とはいえ、あれほどの活躍ができたのは、馬の気持ちにやさしく接してくれたスタッフの頑張りが大きかったのだと思います。

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ユメノアトサキで兵庫ダービー制覇(2013年6月6日、写真:兵庫県競馬組合)

その翌年にはタガノジンガロでかきつばた記念を制しました。

ジンガロは育成牧場と連絡を取り合って、JRAと同じようにレース10日前に入厩して出走という形を取っていました。左に張るという課題がある馬でしたが、乗った感触としては「僕の重心のかけかた次第でなんとかなるかな」でした。

そしてその翌年、2015年には年間100勝を達成しました。

あの年は数字を意識しましたね。11月くらいに岩田さん(康誠騎手)に「年間100勝を目指せ」と言われたんです。数字を見てくださっていたんですね。でもそれを言われたときは正直、ちょっと厳しいんじゃないかと思いました。でもそれから馬とスタッフが頑張ってくれまして、そのおかげで大晦日の勝利で間に合いました。

そしてそれ以降も勝ち星は3桁を続けています。

個人的には常にキャリアハイを目指したいと考えています。2018年の目標としては、兵庫の調教師レコードの118勝を超えることですね。またダートグレードで勝負できる馬をつくっていきたいですし、兵庫ゴールドトロフィーは取らないといけないレースだとも思っています。今まで兵庫どころか地方所属馬が1回も勝っていないわけですから。昨年はエイシンヴァラーで5着でしたが、勝ち馬とは0.5秒差。今年もまた挑戦したいと思っています。

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※インタビュー / 浅野靖典

2018/02/06
兵庫

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