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岡部 誠 騎手(名古屋)

オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの3世代目である兵庫のコーナスフロリダが、6月7日に行われた兵庫ダービーで見事勝利を飾りました! 初コンビでダービー制覇に導いてくれた岡部誠騎手に、喜びの声をお聞きしました。

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コーナスフロリダでの兵庫ダービー制覇、おめでとうございます!

ありがとうございます。今回初めて乗せていただきましたが、強い馬だということはわかっていましたし、関係者の方々がいい状態に仕上げてくれていたので、勝ててとても嬉しいです。

オッズパーク地方競馬応援プロジェクトの馬として、初のダービー制覇。会員の皆さまも待ち望んでいました。

結果を出せて本当に嬉しいです。東海ダービーではサムライドライブが単勝1.0倍で注目されていましたよね。僕は別の馬に乗っていましたけど、デビューから10連勝しているサムライドライブでも負けるのかと...。ダービーを勝つには能力だけではなくて、他のいろいろな要素が重なってこそなんだなって。東海ダービーの次の日が大雨で、ものすごく前残りの馬場になったんですけど、例えば1日違ったらとか、いろいろ考えさせられました。改めてあの競馬を見て、競馬って難しいなと思いましたね。それに対しての今回の勝利だったので、なおさら嬉しかったです。

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コーナスフロリダが兵庫ダービー制覇

(写真:兵庫県競馬組合)

兵庫ダービー当日は地元名古屋でも開催がありました。騎乗依頼を受けた時はどう感じましたか?

走る馬というのは知っていたので、依頼をいただいた時には「ぜひとも乗せていただきたい」と。ここ最近は結果が出ていないレースもあったけれど、必ずチャンスがあると思いました。

今年1月の笠松のゴールドジュニアでは1番人気だったんですけど、岡部さん騎乗のノブイチに負かされました。あの時は悔しかったです...。

すみません(笑)。実際、あの時も力のある馬だなと思っていました。今回依頼をいただいて、改めてレースを全部振り返って研究しました。長くいい脚を使ってくれるイメージで、そこを活かすレースがしたいなと。

当日、田中範雄先生からはどんな指示がありましたか?

早め早めに動いて、4コーナー先頭くらいの強気な競馬をして欲しいという指示でした。パドックではすごく元気が良くて、尻っぱねしたりしていたんですけど、先生からは「いつものことだから」と言われました。返し馬に行ったら活気があって、特に折り合いとかも心配する必要がなかったですね。

何度か出遅れたことがあるのでスタートを心配していたんですけど、上手に出ましたね。

一歩目で滑ってしまうとイヤなので、あんまり出す気はなくて。ゲートを出る瞬間は馬の気持ちに任せていました。出す気じゃなかったことが、逆に良かったのかもしれません。速くはなかったけれど五分に出てくれたので、すんなり馬群について行けました。

前がやり合って、かなり速い展開になりましたけれども。

速いなとは思いましたが、前とはかなり離れていてどうなっているのか全然見えなかったです。あとでレースを見直したら、「こんなことになっていたのか...」と。コーナスフロリダは道中リラックスして走っていたし、目の前に(田中)学さんの人気している馬(クリノヒビキ=1番人気2着)がいたので安心して乗りました。学さんは上手なジョッキーなので、「あの人が動いた時に一緒に動いて行こう」と思っていて。いい目標がいてくれましたね。

勝負どころではバツグンの手ごたえで上がって行きました。

向正面から上がって行って、3コーナーくらいでまだおつりがありそうだなとは感じていました。これなら4コーナー先頭に立てそうだと。そういう形になれば大きくバテることはないだろうと思っていて、これで負けたら仕方ないかなという気持ちで乗っていました。

思った以上に強い競馬で勝ってくれて、感激しました!

強かったですね。ここ何走かこの馬の良さが出てなかったですが、先生をはじめ厩舎の方々が立て直してくれて、いい状態の時に乗せていただきました。一度しか乗っていないのでまだ僕の知らない部分もありますけど、行き出してから最後まで脚色が衰えることがなくて、本当にスタミナのある馬ですね。

今後の可能性はというのはいかがですか?

今も十分強いですけど、まだ完成形ではないのではないかと。すでにスタミナはあるので、もうちょっと瞬発力がついてくれたら。向正面で追い出した時、ガツンとは反応しなかったので、そこでガツンと行ってくれるともっと視野が広がると思います。今後どんな風に成長していくか本当に楽しみです。

okabe23.jpg

コーナスフロリダには初騎乗だった岡部誠騎手

(写真:兵庫県競馬組合)

では、岡部騎手自身のお話をお聞きします。今年ももうすぐ南関東期間限定騎乗が始まりますね(6月25日~8月24日)。

毎年恒例という感じで行かせてもらって有り難いです。2013年に初めて期間限定騎乗で行かせてもらって、全部が順調に来たわけではないですけど、徐々に依頼が増えたり、重賞でも声を掛けてもらえるようになって、やって来たことは間違いじゃなかったなと。いくつ勝ちたいとか数字は全く考えないですけど、たくさん勝たせていただいて有難いです。

現在は期間限定騎乗の時だけではなくて、スポットでも有力馬に騎乗するようになりましたね。もともとトップジョッキーでしたけど、今や地方競馬全体を背負って立つ超トップジョッキーという感じです。

いやいや、他にもたくさんいるじゃないですか。吉原(寛人)くんとか赤岡(修次)くんとか。スポットで全国の関係者の方に声を掛けていただけることは本当に嬉しいです。心地いいプレッシャーを感じながら、充実した毎日過ごしています。

では、オッズパーク会員の皆さまにメッセージをお願いします。

いつも応援していただき、ありがとうございます。ファンの方や関係者の方に喜んでいただけるレースをしたいと思っています。これからも皆さまに信頼していただけるよう頑張りますので、よろしくお願い致します。

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※インタビュー / 赤見千尋

2018/06/26
名古屋

レオナルド・サレス 騎手(名古屋)

4月末からブラジル国籍のレオナルド・サレス騎手が、3カ月間の短期免許を取得し、角田輝也厩舎に所属、名古屋競馬を中心に東海地区で騎乗している。母国では18~20歳の若さでGIII、GIIを各1勝し、GIも2着2回。その後、マカオでも重賞制覇し、リーディング2位と活躍。24歳ながら豊富な世界を舞台にした経験と、来日までの経緯を語った。

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まず、これまでの経歴を。

ブラジルで09年の16歳で見習騎手になり、10年2月からレースに乗るようになりました。12年に見習を卒業すると、13年にはサウジアラビア、15年から昨夏までマカオ。マカオにいる時は香港でも勝ちました。昨秋はアメリカ、今年の年明けはドバイで騎乗しました。

重賞での勝利やリーディングの順位は?

ブラジルでは、見習騎手のリーディングジョッキーになりました。見習を卒業した18歳でGIII(12年アントニオ・コレア・バルボーザ会長大賞)、20歳でGII(14年ホセ・セルキーニョ・アスンプソン会長大賞)を勝ちました。GIは勝てませんでしたが、2着2回(13年イピランガ大賞と同年サンパウロジョッキークラブ大賞)があります。当時は厩舎に恵まれていました。20歳で初めての海外挑戦だったサウジアラビアでは、ドバイワールドカップの前哨戦(2聖モスクの守護者カップ=ローカルGI)でペリエ、バルザローナ、ファロン、スミヨンと一緒に乗って5着があります。勝ったのはペリエでした。2年ほど乗ったマカオでは15/16年にリーディング2位。国際グレードではありませんが、GIII(16年サンドクラシックカップ)を勝っています。

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日本に来るようになった経緯は?

ブラジルで乗ってる頃から、外国で力を試したい気持ちがありました。その中でも日本は特別な存在で、日本で乗るのが夢でした。今回はフェイスブックでつながった日本の関係者に、日本で乗りたいと伝えたことがきっかけで話が進みました。将来はJRAで騎乗したいです。ただ、JRAの短期免許は基準が厳しく、まだ日本では僕も無名。まず、地方競馬で実績を作って、日本語も勉強して、JRAへのステップにしようと思っています。

日本が特別な存在の理由は?

親戚のおじさんのうち4人が日系人女性と結婚して、小さい時から日本は身近な存在でした。それに日本のゲームのダービースタリオンやギャロップレーサーでよく遊びました。だから、僕が1番勝ちたいレースは凱旋門賞、ケンタッキーダービー、ブリーダーズカップでもなく、日本ダービーなんです。

ダービースタリオンで競馬を覚えた関係者やファンは日本では多いですが、海外にもいるんですね。今回はJRAへのステップとして、地方競馬に挑戦とのことですが、その中でも名古屋を選んだのは?

岐阜県美濃加茂市に住んで、もう20年近くになるおじさんがいて、僕の姿を見てもらいたかったので、美濃加茂から近い名古屋を希望しました。受け入れて頂いた角田先生にも感謝してます。賞金だけなら、地方競馬でも、もっと高いところはあるみたいですが、今回は賞金は関係なしで考えてます。おじさんは、僕の紹介式が行われた時に、来てくれました。その日、僕は紹介式の前のレースで初勝利を挙げましたが、まだ、その時、おじさんは競馬場に着いておらず、僕の勝利を見てもらえなかったのが残念でした。

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ブラジル国籍ですが、香港を中心に世界で大活躍のモレイラ騎手もブラジル国籍ですね。

彼はブラジルの競馬学校の尊敬する先輩。彼の乗り方や競馬に対する姿勢など、すべてがすごいと思う。ただ、僕と彼ではタイプが違うので、真似るつもりはないです。自分には自分に合ったスタイルがあるので、それを大事にしていきたいと思っています。

今まで色んなところで騎乗していますが、一番印象に残っている勝利は?

たとえ、GIでも未勝利戦でもレースはレース。勝てばうれしいし、負ければ悔しい。GIだからといって、特別な思い入れはなく、レースはみんな同じだから、これといった印象に残っているレースはありません。だから大きいレースを勝った後に、もらったトロフィーなんかは、欲しい友達がいればあげるようにしています。

日本に来てからの生活パターンは?

今は弥富の調整ルームに住んでます。調教には深夜3時から朝の8時半まで、1日13~14頭くらい乗ってます。角田厩舎だけでなく、他の厩舎の馬も乗っています。それからレースの日には他の騎手と一緒に競馬場に向かいます。名古屋の騎手仲間は、気さくに声をかけてくれるし、休みには食事に誘ってくれたり、フレンドリーです。

来日後、3勝(5月20日現在)を挙げました。名古屋や笠松のような小回りコースは、経験豊富なサレス騎手でも経験はないと思いますが、実際に乗ってみてどうですか?

ここまでの小回りは初めてだけど、ブラジル、サウジアラビア、アメリカでダートは経験しているので、戸惑いはないです。名古屋コースは僕が好きなブラジルのビーチに似ていて、美しく気に入っています。これから暑い季節になるけど、僕は夏が好きなので、乗り越えられると思います。

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名古屋の後は、どこで乗る予定ですか?

まだ、はっきりは決めてませんが、カナダが候補になりそうです。日本にもまた来たいです。

最後に、日本のファンやオッズパークのファンに向けてメッセージをお願いします。

子供のころからの夢だった日本で、応援してもらえることに心から感謝しています。ぜひ、競馬場まで足を運んで、レースを見に来て下さい。

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※インタビュー / 松浦渉

2018/05/24
名古屋

宮下 瞳 騎手(名古屋)

昨年、9年ぶり9回目のNARグランプリ優秀女性騎手賞を受賞した宮下瞳騎手。2011年に一度引退しながらも2016年8月、2児のママになって騎手復帰し、初の通年参戦となった昨年は重賞制覇を含む61勝を挙げた。

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NARグランプリ優秀女性騎手賞の受賞、おめでとうございます!

ありがとうございます。復帰した2016年は特別賞をいただきましたが、優秀女性騎手賞は(木之前)葵ちゃんが受賞していて、ちょっと複雑というか悔しかったんです。密かに「来年こそは...!」とは思っていました。でも、まさか本当に受賞できるとは思っていなかったので、素直に嬉しかったです。

2017年は61勝で、引退前と遜色ない成績を残されています。昨年後半には「レースの勘が戻ってきた」というお話もされていましたね。

本当にいい馬に巡り会ったのと、関係者のみなさんにすごく良くしていただいたおかげです。復帰したばかりの頃に比べると、落ち着いて乗れているかなと思います。怒られることもいっぱいありますけどね。

以前と比べて気持ちの変化などはありますか?

昔は「勝たなきゃ!」ってプレッシャーと戦いながら乗っていました。「勝ちたい!勝ちたい!」ばっかりで、馬のその時の体調を考えてあげられなかったり、「なんで走らないの?」って馬のせいにしてしまったこともあったと思います。でも、復帰前に厩務員を経験させてもらって、レースに出るまでにどれだけの時間がかかって、手をかけられているかというのを実感して、馬や厩務員さんへの感謝を感じながら乗れるようになったかなと思います。今でもプレッシャーが全くないわけではないですが、厩務員をしたからこそプレッシャーも半分、楽しみながら乗れています。

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梅見月杯(2018年2月16日)で重賞2勝目となったポルタディソーニ

写真:愛知県競馬組合

ポルタディソーニでは昨年9月に秋の鞍、今年2月に梅見月杯で重賞制覇を遂げられましたね。

復帰してレースに乗れただけでも幸せなのに、まさかまさかの重賞を2勝もさせていただいて感謝です。スタートと二の脚が速い馬なので、いいポジションが取りやすいですね。賢くて、小っちゃいのに根性があります。ピリピリとした元気のいい子で、先生は遠征とかはあまり考えていないみたいですが、オンオフの切り替えが早いです。今日、ちょうど厩務員さんとも「すごいね」って話していたんですけど、レースが近づくとエサの調節とかで感じるものがあるみたいなんですよ。自分で気持ちをレースに合わせていっているようで、全然違う馬になります。

レディスヴィクトリーラウンド(LVR)では最終戦まで別府真衣騎手と熱戦を演じ、惜しくも総合2位でした。

佐賀での最終戦を前に(別府)真衣ちゃんとポイントが並んでいたようなんですけど、知らなかったんですよね。知っていたら、結果が変わったかもしれないですね(笑)。最後に決められて悔しかったですが、もう一押し足りないっていう点が今の自分の課題だと思います。でも、LVRは色んな競馬場を回れるし、お客さんがたくさん来てくれるので、同じことになっちゃいますが楽しみながら乗れますね。女性騎手同士で乗るので負けたくないって気持ちが強いですし、真衣ちゃんがいると「後ろについて行って、最後に交わしてやろう」とか考えますね。

家庭との両立も大変かと思いますが、原動力は何ですか?

やっぱり子供たちですね。帰宅すると息子が「どうだった?」と聞いてくれて、「勝ったよ」って言うとすごく喜んでくれるんです。勝てなかった日でも「また明日がんばればいいじゃん」って励まされたり。嬉しいですね。長男はこの春から小学校に入学して、毎日元気に学校に行っています。小学校がすごく楽しいみたいで、安心しています。

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復帰にあたり見守ってくださった師匠の竹口勝利調教師とはどんな会話を交わされていますか?

毎日、厩舎などで顔を合わせますが、「あんまり頑張りすぎるなよ」っていつも言ってくれます。先生は陰ながら応援してくれていますね。私もお父さんだと思っているし、先生も自分の娘のように可愛がってくれます。毎年父の日と、私の息子たちのおじいちゃんという意味で敬老の日にプレゼントを贈っています。

今の目標は何ですか?

数字的なものはないんですけど、ポルタディソーニといういい馬に乗せていただいてるので、また重賞で活躍できたらいいなって思います。重賞2勝もさせていただいて図々しいんですけどね。

最後にオッズパーク会員の皆様へメッセージをお願いします。

いつも応援ありがとうございます! みなさんの応援や声援がすごく力になっています。これからもがんばりますので、応援よろしくお願いします。

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※インタビュー / 大恵陽子

2018/05/01
名古屋

柿原 翔 騎手(名古屋)

2002年のデビューから17年目の今年、通算1000勝を達成した柿原翔騎手。今年1月から騎手会会長に就任した32歳が、これまでの騎手生活を振り返り、ファンに向けて熱いメッセージを送った(インタビューは3月29日)。

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1000勝達成、おめでとうございます。

ありがとうございます。でも、本当は昨年中に達成しておかないといけなかったと思っています。昨年暮れから年明けにかけて、どこがという訳ではないんですが、リズムが狂うというか、乗れないところがあって、難産の末での達成でしたね。

記録を意識して硬くなりましたか?

記録はいつかは達成されるので、全然意識はしてませんでしたし、達成前と達成後で変わったところもありません。ただ、デビューから1000勝まで長かったですね。今、振り返っても、勝てるレースを落としたことも多いので、まだまだだし、やっぱり、もっと早く達成しないとだめでしたね。

では、競馬との出会いから今までを振り返ってもらえますか。出身は和歌山県とのことですが

父が競馬が好きで、京都や阪神に連れて行ってもらった影響で競馬が好きになり、騎手になろうと思いました。教養センターに入ってから、センターの紹介で今の藤ケ崎一男厩舎の所属になりました。

教養センターの同期生には誰がいますか?

今、名古屋で一緒に乗ってる山田(祥雄)が同期です。名古屋に来る前は福山で乗ってましたが。南関には2人いて、船橋の庄司(大輔)と川崎の増田(充宏)。佐賀の小松(丈二)に園田の松本(幸祐)。派手さはないですが、地道に頑張ってるタイプが多いですね。

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勝負服(胴桃・白ダイヤモンド、袖桃・青縦縞)はデビューから同じですが、決めた経緯は?

他の人の勝負服は師匠の現役時代のデザインを継いだり、厩舎のカラーを入れたりとかありますが、僕の場合は特になくて、自分の好きな色や絵柄を選びました。長年着てますから、愛着はあります。

思い出の馬やレースは?

重賞を勝っているホウライジェントル(12年兼六園ジュニアカップ)とテキサスイーグル(08年名港盃)になるんでしょうか。ホウライジェントルは金沢で重賞を勝ちましたが、こちらでは惜敗ばかりで、特に東海ダービーは逃げて3/4馬身差されての2着で悔しかったのが印象に残ってます。テキサスイーグルは初めて中央に参戦した馬。中央はこちらより多頭数で流れも全然違って、思うようなレースがなかなかできない。でも、それを知るきっかけをくれた馬でした。

得意な脚質とかは?

折り合いをつけて、脚をためて抜け出して勝つのが気持ちいいですね。先行有利の名古屋では、なかなか決まりませんが、差して勝つのが決まった時は最高ですね。

10代から20代前半にかけての頃と今とでは変わったところは?

最近は馬を信じて乗れるようになってきました。力のある馬なら普通に乗ったら走るし、勝てると。人間があわてても仕方ないんだと。若いころは、あわてるところがありました。

プライベートについてですが、競馬のない日はどんなふうに過ごしてますか?

お酒を飲むのが好きなので、家でも外でも飲んでます。名古屋のジョッキーは半数以上が飲むのが好きですから、みんなとよく飲みます。中でもよく飲むのは今井(貴大)、友森(翔太郎)、村上(弘樹)。よくツルみます(笑)。

今年は3歳のクルセイズスピリツで2度中央へ遠征しましたが、春はどういう路線になりそうですか?

今年の三冠路線にはサムライドライヴという次元の違う馬がいるので、まともに走っても太刀打ちできません。まずは笠松の新緑賞(SPII、1600メートル、4月4日)を目指します。

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今後の目標は?

やはり中央で勝ちたいですね。まだ勝ってませんが、1度勝てば、中央の関係者からの注目度も変わりますから、エキストラ騎乗も増えると思いますので。

最後にオッズパークのファンに向けて一言お願いします。

最近の売り上げ好調の理由がオッズパークさんなどのネットによる投票ですので、ファンの皆様には感謝しかありません。もちろん、ネット投票も大歓迎ですが、1月から就任した騎手会長の立場から言わせて頂くと、やっぱり場内でも見てもらいたいですね。騎手はみんな、今日はお客さんがたくさん来ているなとかコースからスタンドを見ています。たくさんお客さんがいると、いいところを見せたいとモチベーションも上がります。ジョッキーみんな頑張ってますので、ライブ観戦にも来て下さい。よろしくお願いします。

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※インタビュー / 松浦渉

2018/04/05
名古屋

川西 毅 調教師(名古屋)

NARグランプリ2017で、2年連続5度目の最優秀勝率調教師賞を受賞した名古屋の川西毅調教師。2005年1月の開業以来、順調に勝利を重ね、今年2月14日には地方通算1400勝を達成した。13年間の調教師生活の中で出会った思い出の馬を振り返り、今後の目標を語ってもらった。

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2年連続5度目の最優秀勝率調教師賞(29.1%)、おめでとうございます。

結果として、そうなりましたが、成績そのものは前年より下がってますので、正直、喜べないんですよね(2016年は380戦151勝に対し、2017年は357戦104勝)。勝つことにこだわりはもちろんありますが、勝率にこだわっているわけではないので、気にはしていません。まず前年の成績よりも上かどうかが大事だと思ってます。

2月14日には1400勝も達成しました。

これも、主催者発表を見るまで気が付きませんでした(笑)。大人になったら誕生日が来ても、子供のころと違って、そんなに感慨がないでしょ?そんな感じですね(笑)。

ご出身は大阪と聞いていますが、競馬との出会いや名古屋にはどのような経緯で来られたのですか?

22歳で学校を卒業するまで大阪で育ちました。高校時代にオグリキャップの競馬ブームで競馬が好きになりました。大学時代には北海道の牧場にアルバイトに行きました。馬と関わるのが楽しくて、仕事にしたいと思って、バイト先に相談したら、弥富の厩舎を紹介されました。それが、調教師になるまでお世話になった河村功厩舎でした。その後、河村先生が引退されるのと、僕が調教師に合格したのが同時だったので、うまく厩舎を引き継げたのもラッキーでした。

開業以来、重賞は61勝。重賞13勝を挙げたヒシウォーシイや、交流JpnIIIのサマーチャンピオンで2着に入ったピッチシフターなど多くの名馬を手がけてきました。

ヒシウォーシイは遠征先の福山でも2度勝ってくれましたし、ピッチシフターは小柄な牝馬で最初のころはカイバを食べないので馬体の維持が難しかった。少しずつカイバは食べるようになってきたけど、今度は食べるようになったら、走らなくなって、調整の難しさを知りました。

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東海ダービー(2008年6月6日)を制したヒシウォーシイ(写真:愛知県競馬組合)

やはり、この2頭が調教師生活の中で印象に残っていますか?

この2頭も印象深いけど、一番忘れられないのはリーダーズボードですね。

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新春ペガサスカップ(2014年1月17日)を制したリーダーズボード(写真:愛知県競馬組合)

名古屋で7連勝後、JpnIIの兵庫ジュニアグランプリで中央勢相手に3着。その後も3連勝で駿蹄賞を勝ちましたが、そこで屈腱炎を発症し、ラストランとなった悲運の名馬でした。

レースに前向きなところが長所でした。短距離向きのブラックホーク産駒でしたが、母父のティンバーカントリーが強く出ていたので、2000メートル前後くらいまでなら大丈夫だったと思います。兵庫ジュニアグランプリで勝ったニシケンモノノフは昨年ついにジーワン馬になりましたし、2着マキャヴィティも中央のオープンを勝ちました。この2頭と差のない競馬をしたんですから、リーダーズボードの能力も相当なものだったと思ってます。本当にもったいなかったです。今、南関東に半弟で全日本2歳優駿3着だったハセノパイロ(父パイロ、NARグランプリ2017・2歳最優秀牡馬)がいますが、あの馬もかなり走りそうですね。

昨年はドリームズラインが東海地区からは24年ぶりとなる三冠馬(駿蹄賞、東海ダービー、岐阜金賞)に輝きました。

三冠は勝ってくれたけど、その後の古馬との対戦で結果を出せなかったので、後味が悪いんですよね。今は北海道に放牧に出ていますが、今年は三冠馬の名に恥じないような結果を出せるよう、立て直したいと思っています。

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岐阜金賞(2017年10月13日)を制したドリームズライン

今後の目標を聞かせて下さい。

今年は古馬ではドリームズラインが壁に当たっていますし、3歳馬も(名古屋の重賞を独占している)サムライドライブに対抗できるような存在もいません。まず、確実に勝てるレースを勝って、昨年以上の成績を挙げて、1500勝を目指します。

最後にオッズパークのファンに向けて一言お願いします。

最近は地方競馬全体がネットでの売り上げに支えられて好調ですし、ファンの方には感謝しています。賞金も上がる傾向にはありますが、厩舎経営していく上では、良くなった実感はまだありませんし、もっと努力が必要と思っています。これからも強い馬づくりを目指していきますので、ご声援よろしくお願いします。

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※インタビュー / 松浦渉

2018/02/28
名古屋

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