
名古屋競馬場に、3人目となる女性ジョッキーが誕生しました。木之前葵騎手です。
デビューが1開催遅れたものの、2日目に初勝利を挙げると、1日1勝のペースで開催中3勝をマーク。明るく素直で誰からも愛される、そんな印象の木之前騎手に、騎手になっての感想などを聞きました。(取材は4月18日)
坂本:今日でデビュー3日目ですけど、今、どんな気持ちですか?
木之前:ん~、もっときれいなレースをしたいです(笑)
坂本:初日(4月15日)の第2レースで名古屋競馬デビュー、初騎乗だったわけですが、まずパドックに出てきたときの感想を教えてください。
木之前:今まで外から見ていた風景を、実際中に入ってみると『ああ、騎手になったんだなぁ』っていう実感が湧いてきました。
坂本:パドックの騎手待機室の中では、先輩騎手から何か言われましたか?
木之前:『とりあえず、まっすぐ走れよ』って言われました(笑)
坂本:騎乗命令がかかって、馬に跨りました。そこから見た風景というのもまた感じました?
木之前:そうですね、視界が全然違うし人もたくさんいたので緊張しました。
坂本:当日は、取材カメラも入ってました。
木之前:それはあまり気にはならなかったですけど、『人が多いなぁ』とは感じましたし、びっくりしました。
坂本:パドックでのお客さんからの声援は聞こえました?
木之前:はい、聞こえました。『落ちるなよ』とか『がんばって』とか。でも、その声援で一番心に響いたっていうか、ファンの声が聞こえたのが、初勝利したときが一番、観客席から聞こえてうれしかったです。
初勝利はデビューから9戦目
坂本:初勝利(17日第5レース)は、ご両親がみえてる間に挙げたかったですね。
木之前:そうですね。その前の第2レースでもっといい騎乗ができたら勝てたのに、それについてはすごく悔しいし、初勝利の勝ち方もまだまだ型にはまってないレースなので、もっとよくしていきたいなと思います。
坂本:勝った瞬間はどんな感じ?
木之前:『勝ってしまった...』(笑)。あれ?勝っちゃったなぁみたいな感じですね。
坂本:うれしかったですよね?
木之前:そうですね、うれしかったですけど、騎乗があまりちょっと......なので、100%は喜べないです。もっと内容をよくして、きれいなレースとかっこいい騎乗をスタイルにしていきたいです。
坂本:厩舎の先輩でもある大畑騎手からは、アドバイスとかいろいろ受けてるみたいですね?
木之前:一緒に走る馬の特徴とか、どういう展開になりやすいとか教えてもらって、私の乗る馬っていうのも大畑さんが乗ってた馬が多いので、その馬の特徴なども聞いてますし、『ま、とにかくまっすぐ走らせろよ』というのは言われてます(笑)
坂本:じゃあ、今はとにかく馬をまっすぐ走らせるということを意識して乗ってる?
木之前:そうですね、コーナーとかもまだ膨れてるので、もっとよくしていきたいです。
坂本:では、今後の目標ですが...?
木之前:とりあえず、きれいなレース(笑)。あと、かっこよく乗ることです。
坂本:もうひとつ、数字的な目標......といってもはっきりとは言えないですよね?
木之前:ん~、減量を自力で減らしていきたいです。
坂本:では、ファンの方々に向けて一言。
木之前:まだまだ足りない面が多いんですけど、応援していただくととてもうれしいです。よろしくお願いします。
馬場入場の際、ものすごい勢いで飛び出して行ったり、内柵に突っ込んでいきそうになったりと、関係者をヒヤリとさせる場面もまだまだある木之前騎手ですが、レース後には先輩騎手にアドバイスをもらい、また、レースの内容などをノートに記すなど勉強熱心なところも。そういった姿勢を、所属先である錦見調教師だけでなく他の調教師も高く評価しており、今後の活躍に期待したいですね。
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※インタビュー / 坂本千鶴子
今年3月に廃止された福山競馬から、ここ名古屋競馬へ移籍してきた山田祥雄騎手。4月1日の移籍初日、第1レースでいきなり初勝利を挙げ、名古屋のファンを驚かせました。その後も順調に勝ち星を挙げている山田騎手に直撃しました。
坂本:名古屋競馬の印象は?
山田:ゲートの種類が違うなと思いました。笠松も同じなんですけど、開くタイミングがわからない。ゲートに入った時の景色が違うんですよ、福山と。福山のゲートは、騎手の目線のところまで柵があったんで、開く瞬間がわかるんですけど、名古屋や笠松はゲートの柵が騎手の目線より低い。だから、ゲートが開いて『あ、開いた』ってなります。
坂本:乗った感じはどうですか?
山田:どちらかといえば乗りやすいですね。コースの幅は、福山と比べて全然広い。
坂本:初日の初騎乗初勝利についてですが、先生からの指示はあったんですか?
山田:先生からは特にはなかったんですけど、あまり行き過ぎると、終いがあまくなるよとは言われました。なので、その点だけは意識して乗りました。
坂本:ゴールした瞬間はどんな感じでした?
山田:意外にあぶなかったなと思いました。負けそうだったんで。
坂本:では、勝ったと思ったのはゴール過ぎてから?
山田:そうですね。
坂本:上がってきて、先生からは何か言われました?
山田:特になかったですね。僕からは『ありがとうございました』と。
坂本:福山から名古屋に変わり、環境の変化もありましたが?
山田:あまり対応できてないですね。
坂本:休日は何をしてますか?
山田:ゴロゴロしてます。遊びには誘われれば行きます。同期の柿原がいるんで。
坂本:福山からは、隣りの笠松競馬にも池田騎手が移籍しましたが、お話はされました?
山田:そうですね。あと、他にも移籍していった仲間のことも気にはなりますね。
坂本:先日、笠松競馬にも騎乗しに行きましたが、名古屋と笠松とではどちらが乗りやすいですか?
山田:どっちかっていうと、笠松のほうがなんとなく乗りやすいですね。福山と同じ小回りなので慣れてるからだと思います。
坂本:今後の目標は?
山田:目標ですか......そうですね、ただがむしゃらに乗りたいだけです。
坂本:では、最後にファンの方々へ一言。
山田:応援よろしくお願いします。
名古屋にきて半月、名古屋競馬ファンの間にも『山田祥雄』の名が浸透してきました。
となれば、大きいところでの活躍も待たれます。がむしゃらな山田騎手の騎乗をぜひ、ここ名古屋競馬場で観戦・応援よろしくお願いします。
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※インタビュー・写真 / 坂本千鶴子
昨年の名古屋競馬リーディングは4位。今年に入って3月23日現在3位、元日の重賞・尾張名古屋杯も制し、さらなる飛躍を目指す大畑騎手にお話をうかがいました。
坂本:まずは元日の尾張名古屋杯についてですが、どんな感じで乗られたんですか?
大畑:新年早々、重賞に乗れることもそうですし、しょっぱなですから勝ちたいっていうのはありました。勝てば波がよくなるかなとも思いました。
元日の尾張名古屋杯をネオンオーカンで制覇
坂本:昨年の名古屋リーディングは4位。3位の柿原騎手とは2勝差でしたが?
大畑:最後は交わせるかなと思ったんですけど。それまでだいぶ離された時期があったんで。後半は勝ち鞍ものびてきたんで、これなら交わせると思ってたんでくやしいですね。たった2つですからね、2つミスなく乗れば達成できる数字ですから。
坂本:今年は今のところ3位です。
大畑:納得はしてないです。(トップの)岡部さんの次くらいにはきたいですよね。
坂本:実は、現在2位が柿原騎手。ライバルとして意識するところはありますか?
大畑:そうですね、最近は競い合ってますね。翔とは同世代というか、翔のほうが年は1つ下なんですけど、以前はあまり意識することはなかったんですけど、最近はちょいちょいくるもんで意識はするようになりましたね。
あと今井も。身近なところにそういう存在がいるというのは、自分にとってもプラスですよね。
坂本:そして、今年は厩舎に後輩(木之前葵さん)が入ってきます。先輩になるわけですが、どうですか?
大畑:自信ないです(笑)。レースとか乗れるのかなって心配になりますね。
坂本:アドバイスとかすることも出てくるんじゃないですか?
大畑:そうですね、普通に乗ってみてってことかな。たくさん勝てということはない。普通に乗ってさえいれば、勝ち鞍も増えていくし、そういうことの積み重ねだと思ってますから。
坂本:今後は後輩の面倒もみながらということになると思いますが、今年の目標を聞かせてください。
大畑:そうですねぇ、今でも自分のことで精いっぱいなので面倒みてあげれるか心配なんですけど、とりあえず今年は去年以上を目指したいなと思います。それと、年内に1000勝が達成できたらいいなと思ってますし、それに向かって120~130は勝ちたいと思ってます。
坂本:去年が127勝でした。
大畑:なので、今年は120......130......欲を言えば150(笑)。ま、自分としては100勝を毎年の目標にしてるんですけど。
坂本:ネオンオーカンにミヤジメーテル、重賞やオープンで活躍するお手馬がいます。
大畑:まぁ、恵まれすぎですよね。たまたま......です。
坂本:この馬たちで大きいところを狙いたいという思いは?
大畑:狙いたいですよ。ミヤジメーテルでグランダム・ジャパン......全国めぐりしたいですよね。またこういう馬と全国に行けるというのは楽しみですし、仕事としても、そういう馬に毎日またげるというのもね。調教で乗ってても仕上げないかんなぁとも思うし、レースに行ってもしっかり乗らないかんなぁと思うし。
坂本:全国どこでも乗りに行けるといったら、何処に乗りに行きたいですか?
大畑:南関もそうですし、盛岡とか大きい競馬場で乗ってみたいですね。
坂本:右回りと左回りではどっちが乗りやすい?
大畑:名古屋・笠松が右回りなんで右回りが乗りやすいのはもちろんなんですけど、左回りでも小回りじゃなくて盛岡のようにゆったり乗れるとこなら気にならないですね。
坂本:大きい競馬場で重賞に乗るというと、もちろん他地区からの遠征もあります。他地区で仲のいい騎手は誰ですか?
大畑:金沢の畑中と大井の真島は同期ですし、あとは北海道の岩橋とかはちょいちょい連絡はとりますね。
ほとんど仕事の話しかしないですけど。ま、ヤツらも結構上のほうにいたりするんで、そういうところでも刺激になります。
坂本:では、今後の目標をお願いします。
大畑:リーディングを取りたいですね(笑)。ま、岡部さんがいるので、その次くらいかな?
岡部さんの乗り方はとても勉強になるし、自分が乗ってないときは必ずレースを見るようにして、少しでも近づけるように、またいつかは追い越せるようにと思ってます。
インタビュー中も笑顔が絶えることがなかった大畑騎手。自厩舎で同世代の厩務員が退職した際には、最後の優勝写真をプレゼントするなど優しい一面も持ち合わせる好青年が、今年の名古屋の台風の目になるかもしれません。
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※インタビュー・写真 / 坂本千鶴子
2012年、区切りの500勝を達成し、名古屋リーディングでも3位と大健闘の柿原騎手にお話を伺いました。
坂本:2012年を振り返ってみてどうですか?
柿原:もうちょっと勝ちたかったですね。具体的な目標というものはなかったんですが、全体的な数字を見たときに『もうちょっとがんばれたかな』というのはあります。
坂本:5月には500勝を達成しました。達成した瞬間というのはどんな感じでしたか?
柿原:そうですね、区切りというのはよく言われますけど、そんなに騒がれるような数字じゃないですからね。1000勝を達成したならわかりますけど。それに、僕としてはあまり気にもしてませんでしたし、達成したからといってどうっていうのはありません。周りに言われて『そうなんだ』って思ったくらいです。
坂本:昨年の出来事で想い出に残ってることは何かありますか?
柿原:う~ん......特に『これ!』というのはないですね。日々流れるままに生きてますから(笑)。
坂本:では、デビューの頃についてお聞きします。騎手になろうと思ったきっかけは?
柿原:小さい頃、馬に触ったことは一度もなかったんです。ただ、競馬のゲームとかあるじゃないですか、それをやるうちに『騎手、やってみたいな』って思ったんです。体も小さかったし。で、騎手学校の試験を受けてみたんです。そしたら受かっちゃった(笑)。
坂本:騎手としてのデビューの地を名古屋に決めたのは?
柿原:単純なんですけど、試験を受けたときの1次試験の会場がたまたま名古屋だったんです。この時初めて地方競馬場というのを見たんです。その当時は活気もあったし、試験後にレースを見たときに『ここなら』と思いました。で、所属先は公募だったので、第1希望に名古屋を指名し、先生(藤ケ崎一男調教師)に拾ってもらいました。
坂本:騎手になってみて苦労しました?
柿原:しますよぉ、もちろん。デビューしたての頃が一番つらかったです。一番下っていうのもあったし。なかなか上達しなくて、乗る馬もいなかった。当然、勝てなかった。最初の何年間かは。
坂本:ここ最近はリーディング上位に顔を出すようになりました。
柿原:まぁ、環境がいいんでしょうね。今になってみれば、いいところ(厩舎)に拾ってもらったと思いますよ。
坂本:今後の目標は?
柿原:とりあえず、中央で勝ちたいですね。まだ1度しか行ったことがないんですけど、機会があればどんどん乗りに行ってみたいと思います。あと、地元での目標は年間200勝!目指して頑張ります。
大きな数字を目標に掲げた柿原騎手。しかし、昨年は120勝を挙げており、目標達成も夢ではありません。今後の騎乗に期待です。
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※インタビュー・写真 / 坂本千鶴子
今年でデビュー27 年目を迎える宇都英樹騎手は、愛知県騎手会の会長。勝利を目指す仕事のほかに、競馬の活性化や情報発信などにも心を砕いている。これまでを振り返りつつ、名古屋競馬と自身のこれからについても話を伺った。
宇都英樹騎手が騎手デビューした当時の名古屋競馬は、騎手同士の戦いも激しかった。
入ったときは騎手が55 人くらいいて、いちばん多かったときが58 人かな。調整ルームに入りきれないくらいでしたよ。だから乗り鞍の確保が大変。同じ年代に安部幸夫騎手、吉田稔騎手などがいるんですが、みんな5 日間の開催で2 ケタ乗れない程度の騎乗数でした。調教でも乗る馬があまり回ってこないという時期が5年くらい続きましたね。でも、それが当たり前だと思っていた部分があったかもしれません。
それでもなんとか上を目指したい。その想いは巡りあわせの幸運もあって、少しずつ花開いていく。
僕は鹿児島県出身なんですが、名古屋競馬にはなぜか同郷の人が多くてね。僕の父がウチの厩舎の厩務員さんと知り合いで、竹口勝利調教師が騎手を探しているから、と聞いてきたことがこの世界に入るきっかけです。でも入ったら兄弟子がいて(笑)。最初はいろいろと厳しかったですが、そのあと宮下兄妹(康一、瞳の両騎手)が来てくれたことで、他の厩舎に顔を出せる余裕ができました。
その頃ですね、マルブツセカイオーに乗れることになったのは。主戦の戸部尚実騎手が体を悪くして、代役が回ってきたんです。あの馬で東海桜花賞を勝たせてもらいましたが、運もよかったですよ。その年から東海桜花賞が名古屋開催に変わったんです(前年は中京競馬場の芝2000m)。左回りと芝が苦手だったマルブツセカイオーにとっては、本当に大歓迎。自分も『どうせ1 回きりだろうし』と思って開き直って騎乗しました。ヘタを打ったらどうしようかと考えたってキリがないですから。
その結果、東海所属馬による大レースを勝利。しかしながらその頃は、笠松競馬所属馬が名古屋の重賞戦線で大攻勢をかけている時期でもあった。
あまりに笠松の馬に勝たれるので、荒川友司調教師(故人)にグチっぽく文句を言ったら『ウチらが来られなくなるような馬を作ってみろ』と返されまして。そんなこともあって、少しずつ意識が変わってきたように思いますね。坂路もできましたし。
そういった対抗意識が、2000 年以降に全国区の活躍馬を送り出した要因になったのかもしれない。
でも今はそういう馬が少なくなりましたね。昔はどのクラスでも力関係の判断が難しいレースが多かったですよ。でも今はだいたい堅いでしょ。もっと面白みのある番組を作ってくれと、主催者にはよく掛け合っていますよ。その上で、話題性のある馬が出てきてくれれば。最近で僕が乗った馬でいうと、マリンレオとかね。
アラブながら、サラブレッドの重賞を制したマリンレオ。その馬で宇都騎手は福山のアラブ大賞典と金沢のアラブグランプリを勝利した。そのときは『本当は吉田稔騎手が乗る予定だったんですが、都合が悪かったらしくて、僕に依頼が回ってきた』という経緯だったそう。やはりこの世界で成功するためには、実力以上に縁が重要なのだと感じずにはいられない。それらを武器に実績を重ねてきた宇都騎手は、3年前から騎手会長を務めている。
任期は2年なんですが、昨年また再選されまして。そのなかで、昨年から騎手ズボンに広告を付けるということを始めました。いろんな企業やお店に営業に行きましたよ。なかなかうまく進んではいませんが、でもこうやって動いていくことで、「競馬場の人はがんばっているんだな」と、わかってもらえればと思いますからね。大震災のときは騎手会で募金活動もやりましたし、競馬場のお祭りにも協力しました。騎手はレースで一所懸命に乗るのが本分ですが、それ以外にもいろいろやっていかないと。お客さんが競馬をやめてしまったら、もうおしまいですからね。
騎手会長として、そして名古屋競馬を愛する者として、宇都騎手はさまざまなことを考えている。しかし本人もひとりの騎手。向上心は忘れていない。
デビュー当初はリーディング20位以内には入りたいなと思っていて、それが実現したら次はリーディングジョッキーカップに乗りたいなとなって。そうしたら今度はそれを勝ちたいってなるじゃないですか。いい馬に乗せてもらって教えられたことも多いですが、そういった気持ちがあることが、教養センターであんなに下手だった自分がここまでこられた理由かなと思います。
宇都騎手の通算勝利数は1700あまり。2000勝という数字も見えてきた。
去年、レース中に他馬の落馬に巻き込まれる形で、右の鎖骨を骨折してしまったんですよ。それで今は騎乗数を少しセーブしているんですが、2000 勝......、できるかなあ。最近のペースなら4年後くらいですかね。なんとか頑張ります(笑)。
名古屋競馬の騎手界は、若手の台頭もあって激戦区なのは今も同じ。そのなかで2010 年と2011 年はシルバーウインドとのコンビでグランダム・ジャパン古馬シーズンに参戦した。
あの馬は先頭に立つと気を抜くし、ゲートでも落ち着かないし、乗り難しいタイプ。あと、夏に弱いのがね......。去年の金沢(読売レディス杯)のときなんて、暑いのに全然汗をかかなくて、ゲート裏でダメだと思いましたもの。そんな状態でも3着に来るのだからすごいですよね。今年は3歳のマザーフェアリーが楽しみな存在。グランダムも狙えたらと思っているんです。
宇都騎手は「名古屋競馬場を夢のある場所にしたい」と口にしていた。それにつながっていくように、騎手会長は自分から動く。このインタビューのあとも、広告ズボンの広告主のところにあいさつと営業に行く予定になっているとのことだった。
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宇都英樹(名古屋)
1968年8月14日生まれ しし座 A型
鹿児島県出身 竹口勝利厩舎
初騎乗/1986年10月16日
地方通算成績/11,761戦1,736勝
重賞勝ち鞍/東海桜花賞2回、アラブ大賞典(福山)、
アラブグランプリ(金沢)、ゴールド争覇2回、
ゴールドウイング賞2回、名港盃2回、くろゆり賞(笠松)、
スプリングカップ、尾 張名古屋杯2回など27勝
服色/胴青・黄一本輪、そで青黄縦じま
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※成績は2012年2月29日現在
(オッズパーククラブ Vol.25 (2012年4月~6月)より転載)