【新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応について】
5月30日(日)のメインには、オープン・A1級混合による大雪賞が組まれています。今季最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(BG2)を制したアオノブラックが出走予定。続く前走のさつき特別(オープン)は3着でしたが、同じ近2走が2、1着だったメムロボブサップや、同3、5着のキタノユウジロウらの名はなく相手が楽になっています。次開催の6月21日に行われるBG3・北斗賞では、今回不在のオープン馬たちが有力視される、翌週の選抜戦・スタリオンカップ組との戦いとなります。引き続き賞金ハンデ10キロを課されますが、もしアオノブラックが使ってくれば当然注目を集めるでしょう。
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【第4回開催1日目】
5月29日(土)のメイン第10レースは、旭岳特別(A2級・20:10発走予定)。
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◎マルミゴウカイは、前走のスーパートレーナー賞(3歳以上選抜)では、先行して、前半47秒の速いペースでも障害をひと腰2番手でクリアし一気に抜け出す快勝でした。今回はA2昇級に加え、賞金ハンデ5キロが課され、前走から35キロ増となりますが、昨季オープン-3組で3着があることを考えても、地力上位。3連勝に期待です。
参考レースとして取り上げたいのが、5月2日のA2級混合戦。○ハクタイホウが逃げ粘るところ、障害を2番手で越えた当時B1級で10キロ軽かったマルミゴウカイが差し切って勝利。障害4番手から伸びた▲ココロノタカラが3着に入っています。
同レースから今回マルミゴウカイが45キロ増なのに対し、ほか2頭は30キロ増で臨めるのは有利。特にハクタイホウは、オープン-2組で2着があり、5キロ差なら好勝負できるかもしれません。
△カネゾウもオープンからの降級馬。前走のつつじ特別(A2級-1組)では障害2番手からしぶとい面を見せ、8番人気で3着と健闘しています。勝ったハクタイホウとはわずか1秒2差。引き続き軽馬場が予想されるため、軽くは扱えません。
【第4回開催2日目】
5月30(日)のメイン第10レースには、大雪賞(オープン・A1級混合・20:10発走予定)が行われます。
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オープン馬4頭は、前走がさつき特別(オープン)でしたが、逃げ切り勝ちを収めたメムロボブサップは次週出走予定のため不在。3着◎アオノブラックが巻き返します。昨年11月のドリームエイジカップ以降、両馬の対戦は12回あり、2月1日のダイヤモンドダスト賞(5歳オープン)を除けばどちらかが勝利し、ワンツーも6回。今回はそのライバルがいないことで受けるプレッシャーは相当軽減されるはず。引き続き賞金ハンデ10キロを課されてはいるものの、A1級馬4頭中3頭は同じ5歳で、力関係は把握しやすく、同じ前走2着ミノルシャープより先に障害を越えればそのまま押し切ってしまうでしょう。
○インビクタは今季3戦すべて2着で、5歳の通算収得賞金順では、アオノブラック、メムロボブサップに次ぐ3番手まで上がってきました。世代二強との力差は感じますが、近走の走りからアオノブラックと20キロ差つけば、あわやのシーンは作るかもしれません。
▲ミノルシャープは、昨季馬券に絡んだのはすべて8月まで。秋以降は、賞金ハンデがきつかったため一概に高重量が向かないとはいえませんが、さつき特別では障害を降りてからアオノブラックに並ばれても、危なげなく歩き切っています。いまは動ける時期なのは間違いなく、再び強敵を振り切る可能性も考えられます。
△アアモンドグンシンは、さつき特別で4着に健闘。障害さえスムーズなら前走くらいは歩ける機動力はあります。昨季は開幕から3度叩かれた大雪賞でシーズン初勝利を挙げていたように、今年も使われての変わり身に警戒です。
【第4回開催3日目】
5月31日(月)のメイン第10レースは、黒岳特別(B1級-1組・20:05発走予定)。
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出走10頭のうち6頭が前開催の五月雨特別(B1級-1組)で対戦しており、最先着の3着だった◎オレノタイショウに期待します。障害をひと腰4番手で越えたものの、1着マルミゴウカイ、2着トワトラナノココロからは10秒以上離されましたが、強かった両馬は今開催からA2へ昇級しています。2走使いのB1級-1・2組決勝は4着でしたが、前述のトワトラナノココロが圧勝を収めており、3着マオノダイマオーとはコンマ2秒の僅差。そのマオノダイマオーは五月雨特別では障害で苦戦し7着だっただけに、当時より基礎重量が10キロ増えての特別戦なら、オレノタイショウにチャンス到来といえます。
○センリョウボスは、3走前の菖蒲特別(A2・B1級決勝混合)でB1級馬最先着の3着。4着オレノタイショウもひと腰で、障害を越えた位置取りに差はなかっただけに、7秒4もの差はついたとはいえ、決め手の差といえるかもしれません。五月雨特別、B1級-1・2組決勝とも5着でしたが、ともにオレノタイショウとは僅差。引き続き好勝負が期待できます。
▲スーパータイトルは、前開催の2組予選では、ためて最後方での障害クリアから先行7頭を抜き去る快心のレースで今季初勝利。B1級-1・2組決勝は6着でしたが、同じようにためる競馬で障害はすんなり越えています。今季初戦の水晶特別(B1級-2組)では障害が切れず8頭立ての7着。オレノタイショウ(5着)、センリョウボス(4着)に負けているように特別戦が向くとはいいがたいものはあります。しかし近2走の気配のよさから船山蔵人騎手が早めに仕掛けていって、もし障害をスムーズにこなせるようなら一発は秘めています。
△フナノダイヤモンドは、オレノタイショウ、センリョウボスと近3走が同じで各6、4、7着。特別の2戦ではオレノタイショウとコンマ2秒、1秒1差の接戦を演じており、今回は条件が向きそう。ただ基礎重量10キロ増の克服は課題。自分で展開を作るタイプではなく、ここも直線勝負に活路を見出します。