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今週の見どころ(5/15~5/16)

2021年5月13日(木)

 昨年12月にデビューした金田利貴騎手が、前開催の最終日10日(月)の最終第11レースを制して、通算50勝を達成。15日(土)からは、10キロの減量特典がなくなっての騎乗となります。
 16日(日)のメインにはオープンのさつき特別が組まれており、ばんえい十勝オッズパーク杯からは上位4頭をはじめ、7頭が出走予定。勝ち馬アオノブラックが賞金ハンデ10キロを課されても今季3連勝なるでしょうか。

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【第3回開催1日目】
 5月15日(土)のメイン第10レースは、五月雨特別(B1級-1組・20:10発走予定)

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 出走馬10頭のうち、5頭は菖蒲特別(A2・B1級決勝混合)で対戦。1、2着は格上A2級馬で、3着だったのが▲センリョウボス。障害で止まったものの4番手で降りると終いはしっかり伸びて、4着オレノタイショウには7秒4もの差をつけています。普通なら、主役を演じて不思議ないはず。しかしここには強豪が参戦しています。
 ◎マルミゴウカイは、前走のスーパージョッキー賞(3歳以上選抜)では、障害で手間取り、先頭で越えたツガルタイショウから離れた5番手での通過。それでも猛然と追い上げて1秒4差で2着と力は示しました。今回もペースがカギになりますが、昨季はオープンで3着がある実力馬で、通過点でしょう。
 相手筆頭は○トワトラナノココロ。前走のすずらん賞(4歳オープン)も逃げ切り、シーズンをまたいで5連勝と勢いは一番です。ここが実質B1昇級初戦ですが、古馬戦なら4歳10キロ減があるのは有利。据え置きの640キロだけに6連勝が期待できます。
 △フナノダイヤモンドは、2走前のA2級混合の平場戦で、B1級馬としてはマルミゴウカイに次ぐ4着で、5秒6差でした。菖蒲特別は6着でしたが末脚は光るものがあり、軽視できません。

【第3回開催2日目】
 5月16日(日)のメイン第10レースには、さつき特別(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 開幕週のスプリングカップ以来のオープン特別戦となります。同レース、前開催の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯と連勝したアオノブラックが唯一、賞金ハンデ10キロを課されています。
 ◎メムロボブサップは、同じ2走では4、2着でした。スプリングカップは、アオノブラックとほぼ同時の仕掛けでしたが、相手はひと腰先頭クリアから楽勝。こちらは手こずり3番手から伸びずでしたが、昨季の戦績は甲乙つけがたく、仕上がりの差という見方が妥当でしょう。目標の重賞も障害がひと息でしたが2秒6差まで迫っています。今回10キロ差つけば逆転は可能です。
 ○メジロゴーリキは、同じ2走とも障害をひと腰で越えて人気以上の2、4着。例年になく好調なシーズンインを果たしています。ばんえい十勝オッズパーク杯の2~4着馬の障害を降りたタイミングは大差なく、着差は5秒以内だったことから、決め手の差といえそう。引き続き軽めの馬場が予想されますが、こちらもアオノブラックと10キロ差つくのは有利といえます。
 今季2連勝▲アオノブラックは、賞金ハンデ10キロだけが心配。メムロボブサップと同重量で戦った直近4走は2勝、2敗の五分で、ここでもライバルを振り切るようなら、6月の北斗賞が楽しみになります。
 △キタノユウジロウはメムロボブサップと同様、初戦のスプリングカップ6着から、ばんえい十勝オッズパークでは3着と着順を上げてきました。1月の帯広記念3着、3月のばんえい記念2着のように重戦車タイプ。馬場が軽くなりすぎなければ連争いは可能なはず。

 5月17日(月)の見どころは枠順確定後に掲載します。

今週の見どころ(5/8~5/10)

2021年5月 6日(木)

 5月9日(日)、母の日のメインには、3歳以上牝馬による重賞カーネーションカップが組まれています。2日に牡馬のみで争われたばんえい十勝オッズパーク杯は、20年から2年続けての出走は2頭のみ。今年が初出走だった5歳のアオノブラック、メムロボブサップが1、2着で代替わりを感じさせる結果になりました。一方のカーネーションカップは、昨年の2~6着馬が出走予定。馴染みの馬が多いですが、牝馬戦線でも新顔の台頭があるのか注目です。なお今週から2歳新馬戦がスタート。3日間で9レースが実施される予定です。

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【第2回開催4日目】
 5月8日(土)のメイン第10レースには、菖蒲特別(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A2級混合予選はオープンからの降級馬3頭が1~3着を独占。1着マルミゴウカイは10日のB級選抜戦に出走予定のため不在で、2着◎ハクタイホウが主役です。前走はマルミゴウカイに差し切られたとはいえ、こちらが10キロ重く、逃げてさすがの走りを見せました。年齢的なものか730キロくらいが重量の壁になっている感はあり、重量が軽い春は動ける季節といえます。A2へ降級した今季初戦の特別戦は660キロで9着でしたが、自らハイペースを刻み障害で苦戦したもの。今回は当時と同じ重量ですが、格下B1級との対戦ならペースを守って先行できるはずです。
 ○プレザントウェーは、A2からB1へ降級した今季初戦では4着。先行してこそというタイプが障害を5番手で降り、逃げて3着だったサダノワークスに1秒9差まで迫っています。勝ったマルミゴウカイと8秒1という着差を考えれば、ここでも通用の可能性はあります。
 ▲ココロノタカラは、A2級混合予選で3着に好走。マルミゴウカイがいたため目立ちませんでしたが、この馬もなかなかのキレを発揮していました。昨季は初戦から3連勝していたように春は稼働期です。
 △サダノワークスは、B1級-1組予選ではプレザントウェー(2着)に先に障害を越えられて5着でした。得意の展開に持ち込めるかどうかでしょう。

【第2回開催5日目】
 5月9日(日)のメイン第10レースは、BG3・第14回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:10発走予定)。オープンのミスタカシマが690キロでトップハンデ。最大40キロの重量差があります。

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 古馬牝馬の重賞は年に2レース、春と冬に組まれています。2月のヒロインズカップに出走していた馬がメンバー中5頭いますが、当時オープンだったのは、ミスタカシマとシンエイボブ。ともにトップハンデ800キロで掲示板内を確保しています。◎シンエイボブは、ヒロインズカップでは7番人気で5着。障害を6番手で降りると、バテた馬を1頭交わしただけ。障害3番手から3着だったミスタカシマとは11秒差あり、初の800キロが堪えたようです。昨年のカーネーションカップもミスタカシマ(2着)に先着を許して4着でしたが、わずか2秒5差の接戦でした。ライバルが昨年も今年もオープン格での参戦なのに対し、こちらはA2からB1へ降級したことでハンデ差が10キロ縮まっています。重賞初制覇のチャンス大といえそうです。
 ○ミスタカシマは、牝馬で唯一のオープン馬。そのため牝馬限定戦では重いハンデを課されることが多いものの、前述のヒロインズカップ3着や、昨年のカーネーションカップ2着など好勝負を演じています。昨年はシーズン初戦がこのレースでしたが、今年は一度使われているのは好感触。古馬になっての初タイトルを期待します。
 ▲アフロディーテは、世代限定重賞6勝のミスタカシマの同期だったことが不運。しかし昨年2月のヒロインズカップでは、40キロ差あったとはいえミスタカシマに重賞ではじめて先着し初タイトルを獲得。今年の同レースはハンデ差が20キロに縮まっていましたが2着に歩き、再び先着しての3着にしりぞけています。ミスタカシマとは引き続き20キロ差ですが、シンエイボブよりこちらが10キロ重くなっています。ヒロインズカップのように、逃げられるかがポイントになりそうです。
 昨年のばんえいオークス馬△ジェイカトレア、最軽量650キロで重量差を生かせば△フォルテシモにも上位争いが期待できます。

【第2回開催6日目】
 5月10日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。

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 ◎マルミゴウカイは、18年の岩見沢記念を制するなど重賞7勝の実績馬。19年の北斗賞の後、約1年5カ月休養し、昨年12月の復帰後は大敗多数という成績でしたが、年度替わりのクラス改変でB1まで降級した今季は初戦から2連勝。地力の違いを見せつけています。今回は格下のB2級が相手だけに、3連勝が有望です。
 ○センショウニシキは、今季2戦は3、2着と勝ち切れていませんが、ともに障害はひと腰で、勝ち馬からそれぞれ3秒6差、1秒9差と接戦を演じています。こちらはA2から今季B2へ降級。10キロ差を生かしマルミゴウカイに迫ることができるでしょうか。
 ▲ヤマトテンリュウは、前走B2級-3組を逃げ切ってシーズン初勝利。昨季最終戦(A2級-1組)では、先に障害を越えたセンショウニシキとの差を徐々に詰め、ゴールではコンマ5秒先着と、しぶとさが持ち味です。今回、マルミゴウカイは別格としても2着争いのチャンスはあります。
 △サクラダイチは、今季初戦では5着とはいえ、マルミゴウカイより早く障害をクリア。9秒7差つけられたとはいえ、仕掛けていって強敵相手に見せ場はありました。昨季A1級で現在B2級と、センショウニシキ、ヤマトテンリュウより降級幅は大きく、格付の利も見込めるでしょう。

今週の見どころ(5/1~5/3)

2021年4月29日(木)

 ゴールデンウイークは5月1日(土)から3日(祝・月)の開催。2日(日)のメインには、昨季の収得賞金額順の上位馬選抜によるばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。15年から6年連続でオレノココロかコウシュハウンカイが勝ち、2着がセンゴクエースの18年を除いては両馬のワンツーだった重賞。2頭とも現役をしりぞいた今季、どの馬が勝ってもばんえい十勝オッズパーク杯初制覇となります。
 なお帯広競馬場は混雑が予想されます。新型コロナウイルス感染拡大防止対策についてをご一読のうえ来場いただけますようお願いいたします。

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【第2回開催1日目】
 5月1日(土)のメイン第10レースには、春駒特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープン、A1級、A2級の3クラス混合戦。唯一のオープン馬◎アアモンドグンシンに注目します。今季初戦の前走スプリングカップ(オープン)は3番人気で7着。同じく障害で腰が入らなかった20年(4番人気で9着)の同レースは行きっぷりが悪く見せ場なしでしたが、今年はテンから動いて、勝ちを意識したレース運びに見え、調子は悪くなさそう。昨年はその後5、4、1着と徐々に着順を上げており、使われつつというタイプなのかもしれません。今回はA1級、A2級が各4頭と相手に恵まれており、巻き返しに期待できます。
 開幕週の青葉特別(オープン・A1級混合)は、全馬昨季オープン格付で、A1に降級した○ウンカイタイショウが悠々と逃げ切って勝利。アアモンドグンシンには昨年12月のターコイズ特別(オープン-2組)で先着しています。しかしそれ以来の対戦となる今回、両馬の主戦を務める渡来心路騎手がアアモンドグンシンに騎乗していることから対抗評価です。
 ▲ノエルブランは、オープンから今季A2へ降級し、初戦の卯月特別(A2・B1級混合)で接戦の2着争いを制しています。3月8日のオープン-3組戦は勝ったアアモンドグンシンから33秒差で10着でしたが、障害はスムーズも直線伸びずという内容。ロードヒーティングやロータリーハローがかけられた重めの馬場は向かないのかもしれません。しかし馬場状態も変わり、相手は強いものの20キロ差をいかせば、食い込みが考えられます。
 青葉特別5着△コウシュハレガシーは、ウンカイタイショウより先に障害で仕掛ける展開なら、直線でもひと味違うはず。

【第2回開催2日目】
 5月2日(日)のメイン第10レースは、BG2・第15回ばんえい十勝オッズパーク杯(20:10発走予定)。昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦で、A2級馬がダイリンファイター、A1級馬がコマサンブラックら2頭に、オープン馬7頭の10頭立て。今季から本格的に古馬路線編入となる5歳が5頭と多いものの、すでにオープンで実績を残している世代二強のアオノブラック、メムロボブサップが有力でしょう。

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 ◎アオノブラックは、2歳世代二冠目のヤングチャンピオンシップ以外の三冠重賞では、すべてメムロボブサップの後塵を拝しています。しかし昨年11月のドリームエイジカップから、チャンピオンカップ、4歳混合のポプラ賞と、メムロボブサップを相手に別定重量の重賞3連勝と、形勢逆転しています。今季初戦のスプリングカップ(オープン)では障害を先頭で越えると、ここにも出走している2着メジロゴーリキに9秒6差で圧勝。障害での苦戦が響いた4着メムロボブサップには16秒2差つけています。ここもライバルをしりぞけ重賞6勝目のチャンスと言えます。
 ○メムロボブサップは、大舞台でこそ強さを発揮。スプリングカップを使われたことで良化が見込め、巻き返しも十分です。
 ▲ミノルシャープは、北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞3連勝。昨シーズン前半の主役を務めました。後半は精彩を欠きましたが、前走スプリングカップが6番人気で追い上げて3着なら悪くありません。昨季古馬重賞を3勝したのはこの馬のみと力をつけており、5歳馬が多い組合わせなら4着だった昨年のこのレース以上の結果も期待できます。
 △メジロゴーリキは一昨年のこのレースでは、オレノココロ、コウシュハウンカイに続く3着に健闘していた実績馬。スプリングカップ2着と好発進を決めており、侮れない存在と言えそうです。

【第2回開催3日目】
 5月3日(祝・月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)。3月のクリスタル特別以来となる4歳オープン特別戦は、重量区分による別定戦。3歳二冠を達成したこの世代唯一のオープン馬キョウエイリュウが670キロのトップハンデで、B2級で630キロのキタノボブサップら3頭まで最大40キロ差がつきます。

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 ◎ヤマトタイコーは、ばんえいダービー2着の実績馬です。今季初戦のミズバショウ特別(A2級)では7番人気ながら2着。4月からセン馬10キロ減がなくなりましたが、障害2番手からしぶとい面を見せ、今回も出走しているカイセドクターから3秒6差に健闘しています。カイセドクターがA1に昇級したことで、今回はクラスハンデのぶんこちらが10キロ有利。逆転が期待できます。
 その○カイセドクターは、前走は障害4番手から追い込みを決め勝利しています。今回は同世代限定戦ですが、3歳三冠での2、2、3着と上位の力があり、前走から10キロ増でも不安はありません。決め手を生かせる展開なら連勝のシーンまでありそうです。
 ▲キョウエイリュウは、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーの二冠を制している世代ナンバーワン。今季初戦のスプリングカップ(オープン)は5着でしたが、村上章騎手が2度目の騎乗で慣れが見込めるはず。クリスタル特別では最大60キロ差で勝利していることを考えれば、今回の40キロ差は苦にしないでしょう。
 △トワトラナノココロは、ばんえい大賞典4着のあと、長期休養がありましたが、3月の復帰戦から目下4連勝。過去にはイレネー記念で2着の実績もあるだけに侮れない存在です。

今週の見どころ(4/23~4/27)

2021年4月21日(水)

 今季のばんえい十勝は、4月23日(金)から27日(火)までの5日間開催で幕を開けます。今季からオープンが番組賞金720万円以上に変更されており、第1回開催では13頭。3月のばんえい記念を制したホクショウマサル、センゴクエースを除く一線級メンバーは、初日メインのスプリングカップへ出走を予定しています。
 なお第1回開催の1走目は通算収得賞金順での編成です。

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【第1回開催1日目】
 4月23日(金)のメイン第10レースには、スプリングカップ(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 ◎アアモンドグンシンは、昨年6月の北斗賞で2着があります。しかしその後は5カ月、3カ月と2度休養し、3月に復帰すると平場戦で2連勝。オープン-3組、A1級との混合と相手に恵まれたのは明らかですが、調子を取り戻したようです。過去2回のスプリングカップは8着と9着ですが、19年は4歳と若く、しかも2、3歳シーズンにはあったセン馬10キロ減がなくなった。20年はばんえい記念で競走中止明けと敗因は推し量れます。充実期の6歳で好調をキープして臨む今年は結果が求められます。
 昨年のこのレースは、前年にばんえいダービーを制した4歳馬メムロボブサップが3着。今年も昨季のダービー馬○キョウエイリュウが参戦してきました。18~20年とスプリングカップを3連覇していたコウシュハウンカイに加え、オレノココロも引退し古馬オープンは手薄。村上章騎手が初騎乗ですが、4歳の10キロ減を生かせば好勝負が見込めます。
 5歳二強の▲メムロボブサップ△アオノブラックも当然有力。若馬10キロ減はなくなりますが、昨季オープン-1組特別戦で勝利があり、1000万円近い賞金を稼いだ実績は、このメンバーでも互角以上です。
 △ミノルシャープは、スプリングカップで2年連続2着と好成績。ばんえい記念初挑戦の疲れがなければ今年も上位をうかがいます。

【第1回開催2日目】
 4月24日(土)のメイン第10レースには、卯月特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合戦で7頭立て。第1回開催は過去3シーズンの収得賞金順による編成のため。降級馬を狙うのが定石といえます。
 ◎ノエルブランは、昨季初戦ではA2級-1組の特別戦で障害をひと腰でクリアし3着に逃げ粘っており、A1級時代には3勝をマーク。10月のオープン昇級後は掲示板に載れませんでしたが、3クラス下がってのB1級スタートは恵まれています。
 ○ココロノタカラは、2月にはじめてA1級-1組特別戦を勝つと、3月には明け7歳にして初のオープン昇級。1月のA1級-1組の特別戦では馬場水分1.0%で連対を果たしており、高重量でも馬場を問わなくなっているのが出世の要因といえます。こちらも降級は有利です。
 ▲ホクトシンバは、A1からA2への降級でさほどクラス利はありません。しかし、シーズン初戦では、16年1着、17年3着、18~20年1着と春先から結果を残せるタイプといえます。
 △カネゾウは、オープンからの降級ですが、過去最高負担重量での勝利が735キロと荷物の面で限界がありそう。その点、特別戦とはいえ660キロで臨める今回は巻き返しを狙います。

【第1回開催3日目】
 4月25日(日)のメイン第10レースには、青葉特別(A1級混合・20:15発走予定)が行われます。

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出走7頭すべて昨季オープン格付で、うち6頭がA1へ降級しています。
 注目は、唯一のオープン馬◎ゴールデンフウジン。昨年10月の狩勝賞(オープン-1組)でオレノココロを振り切って勝利するなど、昨季のオープン戦で3着以内が多数。降級6頭のうち4頭は若馬の減量がなくなる5歳で、ほか2頭は直近の連対がA1級との混合戦。クラスハンデ10キロを課されてもチャンスは十分で、19、20年に続く青葉特別3連覇が期待できます。
 ○ウンカイタイショウは、狩勝賞で逃げて3着に健闘していました。前走のA1級混合戦では、カンシャノココロ(今回は出走回避)に逃げ切りを許しましたが、しっかり歩いて2着は確保。青葉特別では2年連続2着で今年もゴールデンフウジンとのワンツーなるか。
 ▲コマサンブラックは、2月のウインターカップ(オープン)で2着に好走。残り30メートルでは2番手でほぼ横一線だった4頭から抜けて、今回出走している5歳馬4頭中最先着を果たしています。
 △ジェイエースの前走スターライト特別(5歳オープン)での4着は今回の5歳馬では最先着。乗替わりでも昨季のリーディング阿部武臣騎手なら文句はありません。

【第1回開催4日目】
 4月26日(月)のメイン第10レースには、ミズバショウ特別(A2級・20:05発走予定)が行われます。

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 オープンからの降級馬が2頭おり、◎アフロディーテに期待します。古馬女王を決めるヒロインズカップで、20年1着、21年2着という強豪牝馬。前走の特別戦では、障害を2番手で越えながら伸びきれませんでしたが、5着と牡馬相手のオープンでもメドの立つ走りをしています。強調すべきは、『牝馬限定の重賞・特別戦の収得賞金額は番組賞金に半額加算』という規定により、A1級ではなくA2級で走れること。次開催の重賞・カーネーションカップへ向け勝って勢いをつけたいところ。
 重量10キロ減がある4歳は3頭出走していて、なかでも○ブラックサファイアに注目します。2着だった前走のクリスタル特別(4歳オープン)で見せたような末脚が武器。成績にムラがあるのは障害に不安があるためで、一気に負担重量が軽くなる春競馬なら信頼度は高そうです。
 ▲ハクタイホウは、シーズン初戦が19年7月、20年6月だっただけに、開幕週から登場する今年は順調な調整を経てきたことがうかがえます。昨季終盤は障害で苦戦続きでしたが、オープンから降級し相手関係は有利。巻き返しに期待できます。
 残りの4歳2頭では、ヤマトタイコーは今季からセン馬10キロ減がなくなるため、△カイセドクターを上位視。1月の白雪賞(4歳オープン)ではブラックサファイアと1着同着があります。

【第1回開催5日目】
 4月27日(火)は、第3~第9レース、第11レースが23日(金)との2走使い戦となります。メイン第10レースには、水晶特別(B1級-2組・20:05発走予定)が行われます。

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 ◎ブチオは、ここ2シーズンでは最終開催でオープンに昇級し、年度替わりで降級。今年は3クラス下がってB1級スタートとなります。昨季終盤は軽めの馬場で好成績を残しましたが、5月には660キロのA2級-1組(馬場水分0.5%)、6月には670キロのA2・B1級混合(同0.4%)のともに特別戦を好位から抜け出して完勝。負担重量が軽ければ馬場は問いません。
 ○シンエイボブは、12月に牝馬の準重賞・レディースカップを勝ちオープン昇級後は掲示板内を確保するのが精いっぱい。とはいえA1級時代に自己条件の特別戦で1勝、3着2回、4着1回という安定感を考えれば、ここなら実力上位です。
 ▲ゴールドハンターはただ1頭の4歳。障害離れた8番手クリアから3着まで伸びた3月のポプラ賞(4歳・5歳混合)が印象的でした。A2級からB1級に下がるのはさほど有利とはいえませんが、昨年8月のはまなす賞(3歳・4歳混合)で、ハンデ差はあったとはいえ、メムロボブサップ、アオノブラックをしりぞけ重賞初制覇を飾っているキャリアも侮れません。
 △センリョウボスには、前走A1級-1組の特別戦を勝っている勢いがあります。2着アアモンドヒューマ、3着オールラウンダー(ともに現A2級)との着差はわずかでしたが、手ごたえには余裕がありました。A1級で通用する手ごたえをつかんでの降級だけに、見せ場以上が期待できます。


今週の見どころ(3/21・ばんえい記念)

2021年3月20日(土)

 帯広競馬場では、今開催において入場規制を実施。場内滞留人数が5000人を超えた段階で、入場を一時規制します。20日(祝・土)のイレネー記念、21日(日)のばんえい記念と、競馬場での観戦を予定されている方はご注意ください(詳細はこちら)。

【第26回開催4日目】
 今季最終日である3月21日(日)のメイン第9レースは、重賞・第53回ばんえい記念(4歳以上・17:25発走予定)。定量1トンで古馬の頂点を競います(出走馬の調教師・騎手コメントはこちら)。
 ◎メジロゴーリキは、ばんえいダービー、天馬賞を勝っている明け7歳世代のチャンピオンです。4歳シーズンの19年2月にチャンピオンカップで早くも古馬重賞初制覇を果たすと、今季は11月の北見記念(馬場水分0.9%)で同タイムながらオレノココロをしりぞけて価値ある勝利。1月の帯広記念(馬場水分1.2%)は、大逃げを打ったコウシュハウンカイがゴール線上でストップ。メジロゴーリキが2番手から差を詰め交わし切ったところ、連れて追い込んだオレノココロに捕まってコンマ4秒差の2着惜敗でした。北見記念、帯広記念とも重めの馬場。オレノココロが1番人気でしたが、接戦を演じて力をつけているのは疑いようがありません。帯広記念で初の900キロを克服し、しかも今回は軽めの馬場になりそう。初挑戦で世代交代を目指します。
 ○コウシュハウンカイは、前述した帯広記念のように重馬場の高重量戦ではどうしても詰めの甘さが出てしまいます。しかしここは軽馬場見込み。ばんえい記念には明け6歳だった16年から5年続けて参戦し3、5、3、4、4着。馬場水分1.7%ともっとも馬場が軽かった16年の3着以上を期待します。
 ▲キタノユウジロウは、6歳でのばんえい記念初参戦。しかし、障害をひと腰で越え1秒5差の5着に踏ん張った北見記念、終いに脚を使って3秒2差の3着だった帯広記念と、高重量戦への適性をうかがわせます。初の古馬重賞制覇が、このビッグタイトルという可能性もあるでしょう。
 △ホクショウマサルは、ばんえい記念には昨年初挑戦して3着。今季は苦戦続きでしたが、すっかり本来の姿に戻っています。初の年間リーディングを確定させた阿部武臣騎手が、初のばんえい記念のタイトルも手にし1年を締めくくることができるか。
 △ミノルシャープは、昨夏に重賞3連勝を達成したあとが未勝利も、年明け2戦目まですべてトップハンデを課されていました。状態が上がってこない印象はありますが、無印にはできません。

 2021年度のばんえい十勝は、4月23日(金)にナイター開催で開幕します。

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