【新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応】
※9月27日(月)まで無観客開催(ばんえい競馬は開催いたしますが、お客様は競馬場へ入場できません)
9月26日(日)のメイン第11レースには4歳シーズン三冠の第2弾・銀河賞が行われます。一つ前の第10レース青雲賞は2歳牡馬にとって最初の特別戦です。2歳シーズン三冠の初戦・ナナカマド賞(10月17日)の前に実施される特別戦は、牝馬2レースに対し、牡馬はこれが唯一。収得賞金上位馬はここで結果を残せば、余裕あるローテーションで臨むことができるはずです。
【第12回開催4日目】
9月25日(土)のメイン第10レースには、野分特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)が行われます。
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今開催の1走目は通算収得賞金が多い馬が上の組に編成されており、このレースはA1級で賞金が少ない馬と、あと1勝で昇級というA2級で賞金が多い馬の対戦。今季7勝を挙げているナカゼンガキタが回避したことで混戦模様です。
◎ホクトシンバは昨季A1級で、今季A2級スタート。降級利が少ないなか、それでもA2級同士の特別戦では、体重が1044キロまで減った1戦を除けば、負けても10秒差程度まで。ルビー特別(7月26日)、中日スポーツ賞(8月23日)とも3着と勝利まであと一歩に迫っています。前開催の平場の2組は1番人気で8着。しかし夏以降、障害で崩れ知らずだっただけに、続けて苦戦というのは考えにくいはず。A1級にも抜けた馬はおらず、巻き返しが期待できます。
○ココロノタカラは、ルビー特別(馬場水分0.4%)6着で、中日スポーツ賞(馬場水分2.6%)2着。障害はともにひと腰で越えており、軽めの馬場のほうが行き脚がつきやすいからか、中日スポーツ賞ではホクトシンバとの追い比べでコンマ6秒先着しています。あとは木曜に降った雨の影響がどれくらい残るかでしょう。
▲アオノゴッドは、2走前が5歳限定戦で、前走のポテト特別(A1級-1組)が実質A1初戦でしたが4着。オープンからの降級馬などを相手に善戦しました。2着ノエルブランとは6秒3差ですが、同馬はルビー特別(A2級-1組)では3着ホクトシンバに7秒差をつけ勝利。ノエルブランを物差しにすればホクトシンバと力差はありませんが、クラスハンデ10キロは影響しそうです。
△アアモンドヒューマは、ホクトシンバが8着だった前開催の2組戦で2着と先着。続く前走の決勝戦は7着でしたが、前述ココロノタカラが障害を先頭で降りて2着に粘るくらい極端な軽馬場でした。馬場状態次第で見直せます。
【第12回開催5日目】
9月26日(日)のメイン第11レースは、BG2・第29回銀河賞(4歳・20:10発走予定)。
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出走馬10頭のうち、8頭が7月の柏林賞に出走とほぼ再戦。700キロのゴールドハンターが1着、710キロのカイセドクターが2着と障害を越えた順に入線。トップハンデ720キロのキョウエイリュウは両馬に迫ろうかというシーンがありながら残り10メートルで一杯になり6着。1番人気で700キロのトワトラナノココロは、残り30メートルで遅れて7着でした。
◎キョウエイリュウは、2歳シーズンに二冠を達成し、3歳シーズンでもばんえい菊花賞、ばんえいダービーと二冠を達成した世代ナンバーワンホース。柏林賞は結果6着でしたが、最大50キロ差のトップハンデでもダービー馬の力の片鱗は示しました。8月の3歳・4歳混合重賞・はまなす賞は3着。柏林賞と重量差が変わらなかったカイセドクターが1着でしたが、ゴールドハンターの8着は障害で苦戦したものとはいえ、今回と同じ10キロ差でこちらが先着しています。その後カイセドクターがオープンに昇級し、今回は賞金ハンデも課されているため、こちらが10キロ軽い立場。柏林賞のリベンジに期待です。
○ゴールドハンターは、3歳時のはまなす賞で、4歳のオープン馬メムロボブサップ、アオノブラック相手に差し切って重賞初制覇を飾っています。しかしそれ以降は10カ月ほど勝利がなく、6月のレースで追い込みを決めた勢いに乗って、柏林賞では逃げ切り勝ち。障害に不安があるため大敗も多いですが、うまく噛み合えば強い競馬ができます。連覇を狙った4歳のはまなす賞はモロさが出て8頭立ての8着と大敗ですが、これもこの馬の持ち味。今回はひと開催空きましたが、二冠に向けて調整されていたのであれば当然チャンスはあるでしょう。
▲カイセドクターは、3歳三冠が2、2、3着で、柏林賞も2着。しかし重賞9度目の挑戦となった前走のはまなす賞で初タイトルを獲得。前述のとおり今回からオープンへ昇級し、さらには賞金ハンデも課され、最大重量差60キロは厳しい条件。しかし過去5回で750キロの馬が4勝とデータの後押しがあります。
△トワトラナノココロは、イレネー記念2着の実績があり、スピードと障害力が持ち味で、今季6勝すべてが逃げ切り。柏林賞は障害4番手から粘れず7着に敗れており、はまなす賞が競走除外で、柏林賞からは30キロ増のためキョウエイリュウとの重量差が10キロに縮まるのも微妙。ただ出走してきたからには警戒は必要でしょう。
【第12回開催6日目】
9月27日(月)のメイン第11レースは、デイリースポーツ杯(B1級-1組混合・20:15発走予定)。A2級馬3頭、B1級馬6頭による9頭立てとなります。
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◎ヤマトジャパンは、前走のフォーマルハウト特別(B1級-2組)で今季2勝目。障害を差のない2番手で越えすぐに先頭に立つと、7番手から追い込んできたマオノダイマオーを1秒1差でしりぞけています。ここはA2級馬との混合戦になりますが、今回のA2級勢は、長月特別(B1級-1組)3着から昇級初戦のフナノダイヤモンドをはじめ、それほど力差がない印象。B級据え置きとなる長月特別組も6、10着とひと息だけに連勝が期待できます。
○マオノダイマオーは、フォーマルハウト特別では障害7番手での通過も、一気の脚で追い上げてヤマトジャパンから1秒1差2着と惜敗。馬場水分2.8%と軽い馬場でしたが、3走前、2走前と苦戦した障害をひと腰でクリアと復調がうかがえる内容でした。降りてからの脚は強烈だけに、逆転を狙います。
▲オレワチャンピオンは、前走の長月特別(B1級-1組)では6着でしたが、流れに乗り切れなかった印象。今回は掲示板に載った4頭をはじめ4歳は不在で、先着を許したのは3着フナノダイヤモンドのみ。障害で後続に差をつけ押し切ることも可能でしょう。
△バウンティハンターは、フォーマルハウト特別では障害三腰8番手から追い込んでヤマトジャパンに2秒7差まで迫って3着。しかし、今季の特別戦ではヤマトジャパンと対戦し、前走以外は先着を果たしており実力は互角以上。ただ、乗替わりは気になるところです。