新たに騎手免許試験に合格した3名(22年12月1日付の免許)の紹介式が12月3日(土)の第1レース後に、帯広競馬場パドック横表彰台にて行われます(詳しくはこちら)。なおレースへの騎乗は、12月10日(土)以降となります。
★新人騎手★
今井千尋(所属・今井茂雅厩舎)
小野木隆幸(所属・大友栄人厩舎)
中村太陽(所属・今井茂雅厩舎)
4日(日)のメイン第11レースには、3歳女王決定戦・ばんえいオークスが組まれています。過去5回を振り返ってみると、"各年の出走馬のうちもっとも格付の高かった馬が1番人気に推されている"のが共通で、その1番人気は【3-0-1-1】という成績。ただ、今年は最高でもB1級と、サクラヒメが勝った21年や、ミスタカシマが制した18年と比べると混戦といえるかもしれません。
【第17回開催4日目】
12月3日(土)のメイン第11レースには、ピヤシリ特別(B1級-1組・19:25発走予定)が行われます。
※出馬表はこちら
前走特別組は、同条件のトドワラ特別、A2級との混合だった摩周湖特別、また2連勝で昇級してきた馬が2頭おり、比較が難しいメンバーです。
摩周湖特別2着の4歳馬◎コマサンタカラに注目します。障害をひと腰先頭で越えたものの、格上A2級のマサタカラに差されてしまいました。しかし前走が生涯初の特別挑戦で、しかもB1昇級初戦で格上相手と初物尽くしのなか、よく頑張りました。今回はB1級同士と相手緩和で負担重量は据え置き。早くも勝機到来といえます。
相手は○カネサスペシャル。2開催前にすでにB1格付だった7頭中4頭が使われていたばんえいオータムフェスト杯(B1級-1組)のメンバー最先着(4着)馬です。摩周湖特別でも差し届かず5着でしたが、相性がいい鈴木恵介騎手に戻るのは魅力的。
4歳馬▲ジェイゴールドは、B2級での2連勝が強い内容。摩周湖特別でのコマサンタカラと同様、B1昇級初戦が初の特別(古馬混合)でも突破できる可能性が高そうです。
△ロングビユウテイは、ばんえいオータムフェスト杯では7着とはいえ、障害ひと腰と立て直されていました。トドワラ特別は6番人気での2着で、もう軽視できません。
【第17回開催5日目】
12月4日(日)のメイン第11レースには、重賞・第47回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:25発走予定)が行われます。
※出馬表はこちら
定量(670キロ)での争いならやはり格上位馬が有利。オッズパーク杯秋桜賞(10月2日・3歳オープン)に出走し、前開催のサロマ湖特別(B2級-1組)を負担重量665キロで好走しているB1級、B2級の3頭に注目。
◎ピュアリーナナセに期待します。牡馬相手の秋桜賞は上位争いに絡めず6着でしたが、持ち味の切れを発揮し、牝馬として最先着の4着ニシキマリンと1秒0差で、7着シンエイアロイには1秒5差先着。サロマ湖特別では1頭違う脚いろで突き抜けて、2着シンエイアロイに4秒8差をつけ快勝しています。今開催からB1へ昇級していますが、定量のためハンデ差がつかないのは有利。2歳シーズンの黒ユリ賞に続く牝馬重賞2勝目が期待できます。
○シンエイアロイは、2戦とも上がりの脚ではピュアリーナナセ、ニシキマリンを上回っています。今年3月の福寿草特別(3歳牝馬オープン)をあっさり逃げ切っているように、ここも障害をどの位置で降りるかでしょう。
▲ニシキマリンは、秋桜賞4着、サロマ湖特別3着と、3頭のなかでもっとも安定。ばんえい菊花賞を回避し、サロマ湖特別が約1カ月ぶりで過去最高体重での出走でした。使われたことで素軽さが出れば差はありません。
△ホクセイサクランボは、賞金不足で秋桜賞には出走ならずも、黒ユリ賞で5着があり実力は侮れません。ただ、ばんえい菊花賞(10着)でリズムを崩したか、サロマ湖特別も8着とひと息だったのは気になります。
【第17回開催6日目】
12月5日(月)のメイン第11レースには、暑寒別岳特別(A1級-1組・19:25発走予定)が行われます。
※出馬表はこちら
前開催が特別戦だった古馬はおらず、条件替わりで見直せる馬を探したいところです。
メンバー中5頭の前走だった11月13日のA1級-1組混合戦は、3頭出走していた3歳馬のうちツガルノヒロイモノが1着で、ヘッチャラが3着、古馬のマルミゴウカイが2着で、4着がココロノタカラ。上位4頭がコンマ8秒差以内の大接戦でした。
1着馬が不在で、注目は◎ココロノタカラ。小雨が降るなかのレースでしたが、3歳馬を相手にスピード負けしなかったのは見事でした。3、2走前にA1級の特別戦を連勝した実績を考えれば、前進以外考えられません。
3着の3歳○ヘッチャラが相手です。B級以上の3歳馬は現在、平場戦では10キロ減ですが、今年いっぱい特別戦では20キロ減となります。接戦だった前走より、ハンデが有利となれば期待をかけたくなります。しかし、700キロ超の負担重量で馬券絡みがないのが割引き。
同じく3歳▲ヤマカツエースは、前走のばんえい菊花賞で720キロをひと腰2番手で上げると、終いにいっぱいになったとはいえ見せ場十分の6着。自己条件のA1級への出走は初ですが、引き続いての720キロなら心配無用。
△マルミゴウカイは、A1級-1組混合戦がA1昇級初戦ながら2着と好走。ただここ2シーズン、12月から2月くらいにかけての成績が良くないのは気がかりです。