ばんえい競馬情報局とは?

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今週の見どころ(7/12~7/14・7/13 旭川記念)

2025年7月10日(木)

 7月13日(日)のメインには、3歳以上による重賞・旭川記念が組まれています。ばんえいの重賞でも歴史と格式がある4市記念重賞の第1弾です。22、23年と当レースを連覇したメムロボブサップを欠く争い。出走予定の9頭中に古馬重賞勝ちがあるのが、インビクタ、クリスタルコルド、コウテイ、コマサンエースの4頭だけと実力差がある印象のメンバー構成となりました。
 8月10日に行われる重賞・ばんえいグランプリのファン投票が実施されています。7月4日に発表された中間発表では上位は、1位がメムロボブサップで、2位コマサンエース、3位インビクタとなっています。投票の締め切りは7月14日(月)の21時です。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…20万0,900円
5重勝単勝式…28万8,470円

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【第7回開催4日目】
 7月12日(土)のメイン第11レースには、層雲峡特別(A1級・20:00発走予定)が行われます。

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 今開催の3歳以上は通算収得賞金順の編成。前開催A2級混合の天の川特別は、A2級のトワイチロが勝利し、2着キョウエイエース、3着カイセドクターでした。
 注目は◎カイセドクター。オープンからの降級馬らしく今季2勝、2着1回、3着2回と崩れがありません。前走は今季負けなしのトワイチロが強すぎましたが、2着争いは3頭による接戦で3着に残りました。キョウエイエースは次開催に3歳重賞・ばんえい大賞典を控えており、1秒4差は逆転可能とみます。
 相手は○アアモンドキーマン。ここがA1昇級ですが、昨季最終週のオープン-1組特別戦では、カイセドクターに先着。いきなり好勝負が期待できそう。
 前述▲キョウエイエースは、イレネー記念を制した昨季の2歳シーズンチャンピオンで、今季は骨っぽい古馬たちを相手に好勝負を続けています。ただし重賞の前ということで今回は内容重視でしょう。
 △シンエイアロイは、2走前、天の川特別と続けて5着。しかし主戦の金田利貴騎手に戻れば変わっても不思議ありません。

 7月13日(日)の見どころは枠順確定後に掲載します。

今週の見どころ(7/5~7/7)

2025年7月 3日(木)

 今週・来週の第7回開催では、3歳以上の1走目が通算収得賞金順の編成となります。5歳牡馬オープンの瑞鳳賞、5歳牝馬オープンの白鳳賞も組まれていることで、普段とは変わったメンバー編成となり、配当妙味が見込めそうです。
 8月10日に行われる重賞・ばんえいグランプリのファン投票が7月14日(月)の21時まで実施されています。投票された方から、抽選で豪華賞品が当たります。なお中間発表は4日に予定されています。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…9万6,950円
5重勝単勝式…38万8,780円

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【第7回開催1日目】
 7月5(土)のメイン第11レースには、さざなみ特別(B1級-1組・20:05発走予定)が行われます。

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 通算収得賞金順の編成で、前開催のB1級-1組・こと座特別からは上位5頭のうち、2着マルモタイショウ(今開催は6日のA2級混合へ出走予定)を除く4頭が参戦しています。
 しかし注目は昇級初戦の◎ネオキングダム。B3級スタートの今季は初戦2着からB2へ昇級。その後4戦2勝、2、4着各1回で、特別戦はオール連対です。3月にはA2級で前述マルモタイショウとの一騎打ちを制した実績があり、ここでも通用十分。
 ○アオノソルテは、こと座特別が7番人気での勝利でしたが、A2からの降級馬ということを考えれば軽視され過ぎた印象。これで勢いに乗るか。
 ▲キタノミネは、強力な同型キョウエイリュウが障害でミスをしたとはいえ、逃げて4着と力は出しました。今開催からの基礎重量増は歓迎です。
 △ホクセイハリアーは、唯一の4歳馬。前走の重賞・柏林賞で690キロをひと腰で越えており、660キロは苦にしないはず。

【第7回開催2日目】
7月6日(日)のメイン第11レースには、文月特別(A2級混合・20:00発走予定)が行われます。

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 A2級とB1級の混合戦。◎マサタカラは、A2昇級初戦だった前開催のオールスター競輪函館開催賞(A2級)で3着。障害7番手から止まらず歩いて見せ場を作りました。前走で先着された馬はいますが、通算収得賞金順でしかも格下B1馬も相手なのは恵まれています。
 ○キョウエイリュウは、オープンから降級した今季1、2、3、2着から前開催のこと座特別(B1級-1組)では9着。単勝1.3倍と圧倒的な支持を集めていただけに残念でしたが、敗因は登坂で腰が入らなかったため。障害での不振が尾を引かないタイプで巻き返しは可能。
 ▲ダイリンファイターも、オールスター競輪函館開催賞での6着は障害での手間取りが響きました。2走前のA2級混合・ジュノー特別では、2着キョウエイリュウに次ぐ3着があり、力通りなら勝ち負けできます。
 △ホクセイウンカイは、ジュノー特別9着からオールスター競輪函館開催賞では2着と反撃。前走のように前半でためていければ再び末脚の場面も。

【第7回開催3日目】
 7月7日(月)のメイン第11レースには、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:05発走予定)が行われます。

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 5歳オープンとしては、昨季最終週のスターライト特別以来の実施。同レースは、ローランドがマルホンリョウユウとの一騎打ちを制しました。しかしマルホンリョウユウはトップハンデ760キロで、勝ち馬との20キロ差を考えれば負けて強しでした。
 今回はそのマルホンリョウユウと、スターライト特別に不出走だったタカラキングタムのオープン馬2頭が有力です。
 中心に期待は◎タカラキングタム。昨季最終戦には重賞・ばんえい記念を選び4着。大勢が決したあととはいえ、古豪インビクタを差したことは評価できます。トップハンデでも最大20キロ差は、ばんえいダービー、天馬賞勝ちという実績を考えれば恵まれたとしかいいようがありません。
 ○マルホンリョウユウは、ばんえいダービー3着、天馬賞2着。3月の4歳との混合重賞・ポプラ賞ではタカラキングダムを2着にしりぞけている世代ナンバー2です。タカラキングダムを除く8頭との比較では実力が抜けています。
 ▲ローランドの重賞出走は、3歳7月のばんえい大賞典(9着)のみ。しかしそれ以来となる世代限定オープン挑戦となった1月のダイヤモンドダスト賞を早め先頭から押し切ると、スターライト特別も勝利。A1格付となり軽量利は薄れましたが、どこまでやれるか。
 △トウケイレーヴは、初の同世代オープン戦だったダイヤモンドダスト賞が3着。収得賞金の関係でスターライト特別には出走できませんでしたが、力をつけており見せ場以上も。

6/29柏林賞回顧

2025年6月30日(月)

4歳一冠目は牝馬カフカに

 6月29日(日)には4歳シーズン三冠の第一弾・柏林賞(4歳オープン)が行われ、牝馬のカフカが3連勝で、カーネーションカップから重賞連勝としました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.ホクセイポルシェ(680) 94.2
 2.ライジンサン(710) 9.1
 3.アヤノダイマオー(690) 63.6
 4.スマイルカナ(690) 39.8
 5.ウルトラコタロウ(690) 8.9
 6.ショータイム(690) 5.2
 7.ユーフォリア(690) 25.7
 8.ホクセイハリアー(690) 2.9
 9.フレイムファースト(690) 32.0
 10.カフカ(680) 2.6

 一昨年はキングフェスタ、昨年はタカラキングダムと2年連続で三冠馬が誕生している4歳シーズンの一冠目。牝馬限定のカーネーションカップで重賞初制覇を果たし、続く前哨戦のライラック賞も勝って2連勝中のカフカが単勝2.6倍で1番人気に支持されました。ライラック賞では0秒1差でカフカの2着に敗れたホクセイハリアーが2.9倍で2番人気、同0秒8差で3着のショータイムが5.2倍と、ライラック賞の上位馬が人気を集めました。

 各馬スタート良く飛び出し、第1障害ではカフカ、ユーフォリアがやや遅れましたが、間もなく追いついて道中は全馬ほぼ一団の展開。馬場水分0.6%の影響もあり各馬何度も刻みながら進みます。第2障害下には、ホクセイハリアー、フレイムファースト、カフカがわずかに抜け出して到達しますが、後続もそれほど差はなく揃います。前半は66秒と落ち着いた流れとなりました。
 第2障害は最初に仕掛けたカフカがひと腰先頭で下りますが、ホクセイハリアー、フレイムファーストも差なく下りてすぐにカフカに並びかけます。少し遅れてホクセイポルシェ、ウルトラコタロウ、ショータイムが下り、さらに遅れてライジンサン、スマイルカナと重賞実績馬が続いて上位に迫ります。
 残り30メートルを過ぎたあたりでホクセイハリアー、フレイムファーストの脚が止まってカフカが単騎先頭に。ショータイム、ウルトラコタロウが徐々に差を詰めますが、止まらず歩ききったカフカがそのまま押し切って勝利。ショータイムがじわじわと差を詰めてきますが1秒2差で2着、差なく続いたウルトラコタロウが3着に入りました。

 人気にこたえて勝ったカフカは、2019年ミスタカシマ以来、2頭目の牝馬による柏林賞制覇となりました。4歳シーズン三冠は、9月の銀河賞、年明け1月の天馬賞へと続きますが、確たる中心馬がいないこの世代で、今後のさらなる成長が注目されます。

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金田利貴騎手
牡馬相手の重賞で、折合い面が難しい馬なので、厳しいレースになると思ってましたが勝ってくれて嬉しいです。馬の行く気が強く、道中の折合いはうまくいきませんでしたが、障害は絶対に上がってくれるだろうと思っていました。障害を下りてからの直線はつらいかなと思っていましたが一定のペースで歩いて最後まで頑張ってくれました。重い馬場の方が軽過ぎるよりは良いのかなと思います。あまり速い脚はないですが、その分パワーはあるので、上のクラスと差が縮まってきて成長してるなと感じます。(二冠、三冠に向けては)折り合いを付けて進化して臨みたいと思います。

柏林賞 予想結果

今週は2名が的中

今年度の予想対決第4Rは柏林賞。障害を1番手で越えた単勝1番人気カフカが後続を突き放して快勝。止まらず歩いた2頭、3番人気ショータイムが2着、4番人気ウルトラコタロウが3着に入りました。予想対決は2名が的中。目黒さんは前回北斗賞に続き連続的中となりました。

目黒:馬複1500円的中! 収支+2,400円
矢野:ワイド600円ダブル的中! 収支-960円

【集計】投資額 6,000円×4R=24,000円

 須田  +8,860円
 目黒  +3,300円
 荘司  +1,600円
 矢野  -12,540円
 斎藤  -18,500円
 赤見  -24,000円
---------------------------------------
 白組  -22,180円
 紅組  -19,100円

6/29柏林賞予想 須田鷹雄

2025年6月29日(日)

ハンデ軽めのホクセイハリアーを軸に

 メムロボブサップの3~4歳時のように世代を制圧するような馬がいるなら別だが、そうでない世代は3歳でも4歳でも三冠それぞれ勢力図が入れ替わるのがばんえいの面白いところ。ホクセイハリアー→スマイルカナ→ライジンサンと3歳三冠の勝ち馬が入れ替わってきたこの世代だけに、予想は前年度末の延長ではなく、前年度はじめを意識して行いたい。

 ここはばんえい大賞典1着、ばんえい菊花賞2着の◎ホクセイハリアーを軸にする。シーズン前半で荷物軽めのうちのほうが期待できるし、今回は690キロというのも相対的な比較としては有利。重賞実績がありながら自身よりハンデが軽い馬が2頭というのはおいしい。ただ、ばんえい大賞典を最後に1着から遠ざかっているので、買い目は2着パターンのほうが厚い金額配分にする。

◎8 ホクセイハリアー
○6 ショータイム
▲5 ウルトラコタロウ
☆10 カフカ
△4 スマイルカナ
△9 フレイムファースト

3連単
8→5,6,10→4,5,6,9,10 各200円
5,6,10→8→4,5,6,9,10 各300円 計6000円

6/29柏林賞予想 荘司典子

今季初戦でもライジンサンから狙いたい

 4歳馬による重賞・柏林賞。この世代のチャンピオンは言わずと知れたライジンサン。ヤングチャンピオンシップ、翔雲賞、イレネー記念、ばんえいダービーと重賞4勝を挙げている実力馬。とはいえ今回は今季初戦に休み明けで最高重量710キロと、敬遠される要素が多いのは事実。しかし休養前、1頭だけ750キロで挑んだクリスタル特別(6着)と比べれば他馬との重量差は20キロから30キロで、充分克服可能ではないでしょうか。もちろん良化途上でここを叩いてから、という一戦かもしれませんが、人気を落とすのなら馬券的な狙い目はここ。実力馬の底力にかけてみることにしました。

 相手筆頭は今季好調な牝馬カフカ。カーネーションカップで重賞初制覇を果たし、前哨戦のライラック賞も勝利。その前走と同じ8枠10番ですが、引き続き好走に期待。

 ライラック賞2着のホクセイハリアーも同世代同士なら再び上位争い可能。以下、印はウルトラコタロウ、ショータイム、フレイムファーストまで打ちましたが、馬券は◎○▲までに絞って勝負することにします。

◎2 ライジンサン
○10 カフカ
▲8 ホクセイハリアー
△5 ウルトラコタロウ
△6 ショータイム
△9 フレイムファースト

単勝
2 1000円
複勝
2 2000円
馬複
2-8,10 各1000円
3連複
2-8-10 1000円 計6000円

6/29柏林賞予想 矢野吉彦

2025年6月28日(土)

力量差の少ない混戦、ヒネってウルトラコタロウから

 軸馬が来ないとどうにもならないワイド総流し作戦。なるべく早く当てて、傷が深くならないようにしなきゃいけませんね。

 それでも、柏林賞はちょっとヒネって買いますよ。本命はウルトラコタロウにしました。ライジンサンが休み明け。その分を割り引いたら、ここは大して差のないメンバー構成になっていると思います。ライラック賞からの重量加増を考えると、この馬の3着はありえるはず。ワイド流しの軸にはちょうどいいでしょう。

 資金配分はホクセイハリアーに1200円、あとの8頭に600円でいってみます。

 とにかく当てたいところですが、ちょっとヒネったのが吉と出るでしょうか?では、今回はこのへんで。

◎5 ウルトラコタロウ
◯8 ホクセイハリアー
▲10 カフカ
△2 ライジンサン
△6 ショータイム
△9 フレイムファースト

ワイド
5-8 1200円
5-1,2,3,4,6,7,9,10 各600円 計6000円

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