ばんえい競馬情報局とは?

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今週の見どころ(7/19~7/21・7/20 ばんえい大賞典)

2025年7月17日(木)

 7月14日の第1レースで渡来心路騎手が勝利。8561戦目で通算1000勝を達成しました。ばんえい史上30人目、現役では10人目の快挙となります。渡来騎手といえば3月のばんえい記念で、阿部武臣騎手の代役を果たし古馬BG1制覇を成し遂げたのが記憶に新しいところ。ますますの活躍が期待されます。
 20日(日)のメインには3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典が組まれています。例年は2つの特別戦を経て臨みますが、今年は馬インフルエンザの影響で、とかち皐月賞が取り止めで、とかちダービーのみ行われました。そのため例年より上がり馬タイプは少ない印象があります。

オッズパークLOTO キャリーオーバー情報】(※前週終了時点)
7重勝単勝式…31万0,310円
5重勝単勝式…38万2,690円

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【第8回開催1日目】
 7月19(土)のメイン第11レースには、ユリウス特別(B1級-1組・20:00発走予定)が行われます。

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 前開催の1組・さざなみ特別から4頭が出走。注目は1着馬◎ネオキングダムです。断然人気にこたえ逃げ切ってB2級-1組の特別戦から連勝を決めました。昇級初戦でこのパフォーマンスなら3連勝が濃厚と言えます。
 ○ゴールデンペガサスは、さざなみ特別では3番人気で4着。障害さえすんなり越えられれば不発が少ないタイプで、あとはペースと展開次第です。
 ▲ショータイムは、4歳重賞・柏林賞2着から前走のB1級-2組でも2着。20キロ減がある3歳馬スーパーシンに迫りましたが1秒7差まででした。今回、若馬減量があるのはこの馬だけなのは恵まれています。
 △スーパードリームは、B1昇級初戦の2組で3着。本質的には平場戦のほうが向く印象ですが、4戦連続馬券圏内の好調さは侮れません。

【第8回開催2日目】
 7月20日(日)のメイン第11レースには、第50回ばんえい大賞典(3歳・20:05発走予定)が行われます。

※出馬表はこちら

 前哨戦のとかちダービー(3歳オープン)から8頭が参戦。トップハンデのキョウエイエースから最大50キロのハンデ差(牡馬同士では30キロ差)がつきます。
 ◎キョウエイエースは、イレネー記念を制した世代最強馬。同じ5月デビューながら通算15戦のスーパーシンに対し、こちらはすでに25戦とタフに走っています。とかちダービーは3着でしたが、あくまでも前哨戦。古馬A1級で好勝負を続ける実力は抜けており、まずは一冠目を手中にするか
 ○スーパーシンは、ヤングチャンピオンシップの勝ち馬で、翔雲賞3着、イレネー記念4着の実力馬。今季初戦が6月で5着から、とかちダービーは登録のみにとどめ、1カ月半ぶりの前走で勝利を挙げています。前哨戦不出走のため直近の力関係は分かりませんが、レース間隔を空けながら結果を出しており、ここも注目です。
 前走で鈴木恵介騎手が手綱を取った馬が3頭いますが、今回は▲ココロノニダイメに騎乗。翔雲賞の2着馬で、イレネー記念5着後に4連勝。とかちダービーは2着でもここへ向け順調にステップを踏んでいます。
 △スターイチバンは、翔雲賞1着、イレネー記念3着、とかちダービー1着と実績、勢いとも上位。ただ、とかちダービーから1頭だけ30キロ増(他馬は20キロ増)なのは課題です。

 7月21日(祝・月)の見どころは枠順確定後に掲載します。

7/13旭川記念回顧

2025年7月14日(月)

接戦を制しクリスタルコルドが連覇

 7月13日(日)にはばんえい4市記念競走の第一弾、重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、クリスタルコルドが接戦を制して2連覇を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.インビクタ(790) 5.0
 2.クリスタルコルド(790) 6.2
 3.ヤマカツエース(790) 15.4
 4.コウテイ(790) 13.1
 5.コマサンエース(800) 1.4
 6.オーシャンウイナー(790) 24.5
 7.キングフェスタ(790) 出走取消

 キングフェスタの出走取消で6頭立てとなった旭川記念。ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞と重賞2連勝のコマサンエースが単勝1.4倍の断然人気に支持されました。今季未勝利も北斗賞2着のインビクタが5.0倍、同3着のクリスタルコルドが6.2倍と、北斗賞上位3頭が単勝ひと桁台で人気を集めました。

 第1障害はコウテイがやや遅れますが、他の5頭はほぼ一団でクリアします。インビクタ、コマサンエース、クリスタルコルドが先行してペースを作りますが、追いついたコウテイも含めてほとんど差なく追走。道中は全馬がほぼ一団で進むなか、クリスタルコルド、コマサンエースが僅かに先頭で第2障害手前に到達。ここまで70秒というペースでした。
 第2障害で最初に仕掛けたのはコマサンエースですが、以下も遅れず動き出します。スムーズに下りたインビクタが先頭でクリアし、クリスタルコルド、コマサンエースもほとんど差なく続きます。この3頭が横一線の追い比べとなり、残り20メートルでクリスタルコルドが半馬身抜け出すと、そのまま後続を振り切ってゴール。1馬身ほどの差でインビクタが2着。人気の中心コマサンエースは僅かに遅れて3着でした。

 今季の初勝利を重賞で飾ったクリスタルコルドは、昨年に続いての旭川記念制覇で、重賞6勝目。北斗賞上位3頭での決着となりましたが、クリスタルコルドは3着からの見事な巻き返しでした。今回は出走取消でしたが、同じ6歳のキングフェスタとともに、ばんえい競馬の古馬戦線を牽引する次世代の代表格として今後も注目となりそうです。

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西謙一騎手
普段の動きでも厩舎内でも調子が上がってきているのが分かっていたので、勝てて良かったです。ロータリーハローが掛かった馬場の方が良かったと思っていましたが、結果的に(ロータリーハローが入らなくても)勝てたので良かったです。道中はすぐ横にコマサンエースがいて遅れずついていけたので、障害さえ上がれば間に合うかなと思っていました。下りてからは経験値のある年上の馬との競り合いでしたが、焦らず、いつも通りでした。夏にはばんえいグランプリもありますが、シーズン最後の大きいレースを目標に進めていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします。

旭川記念 予想結果

今週は2名が的中も......

今年度の予想対決第5Rは旭川記念。障害を先頭で越えたのはインビクタ、差なくクリスタルコルド、コマサンエースで、三つ巴の熱戦を制したのはゴール前で抜け出した昨年の覇者3番人気クリスタルコルド。2番人気インビクタが2着、1番人気コマサンエースが3着に入り上位人気3頭の決着。予想対決は2名が的中するも。手堅い決着でともにマイナス収支となりました。

斎藤:馬複500円的中! 収支-2,650円
矢野:ワイド2000円+1000円的中! 収支-1500円

【集計】投資額 6,000円×5R=30,000円

 須田  +2,860円
 目黒  -2,700円
 荘司  -4,400円
 矢野  -14,040円
 斎藤  -21,150円
 赤見  -28,000円
---------------------------------------
 白組  -32,330円
 紅組  -35,100円

7/13旭川記念予想 須田鷹雄

2025年7月12日(土)

北斗賞勝ちを評価してコマサンエースから

 メムロボブサップがいないうちに頑張ろう......のおなじみメンバーがまた揃った旭川記念。人気どころは北斗賞から10キロずつ重くなる形で、相対的に関係は変わらない。

 だったら北斗賞を勝った◎コマサンエースでいいだろう、ととりあえず本命にした。本来なら重量の絶対値が上がるぶん△コウテイを評価したいのだが北斗賞でそれをやって失敗しているうえに、夏場は良くない馬。さらに荷物が重くなって、かつ涼しくなってから狙いたい。

 ◎を負かす形の買い目も作る馬として○インビクタを挙げたい。正直、障害のデキひとつで良いほう悪いほうどちらにもなりうる馬。一腰で上がったときには◎を逆転することも可能だ。

◎5 コマサンエース
○1 インビクタ
▲2 クリスタルコルド
△4 コウテイ

3連単
5→1,2→1,2 各1500円
5→1,2→4 各800円
1→5→2 1000円
1→5→4 400円 計6000円

7/13旭川記念予想 矢野吉彦

昨年の覇者クリスタルコルドを信用

 柏林賞はほぼチャラ。まぁ良しとしましょう。まだまだ黒字になる余地はありますからね。

 旭川記念は去年の覇者・クリスタルコルドを狙います。キングフェスタが取り消しちゃったので、3頭に先着すればワイド馬券に絡むわけです。高配当は望めませんが、的中の可能は高まりました。

 コマサンエースに2000円、他の4頭に1000円流します。人気馬相手だとトリガミになってしまいそうですが、いつものことなので覚悟はできています。印を付けなかった馬が激走してくれませんかねぇ。

 その前に、まずは本命馬が3着以内に来てくれるよう祈ります。では、今回はこのへんで。

◎2 クリスタルコルド
○1 インビクタ
▲5 コマサンエース
△4 コウテイ

ワイド
2-5 2000円
2-1,3,4,6 各1000円 計6000円

7/13旭川記念予想 目黒貴子

今季充実コマサンエース、10キロの重量差も問題なし

 な、なんと最下位が定位置だった私が連続の的中!なんか起きるのか?と逆に心配になってしまいます。実はこの的中した2戦は普段買うことの多い3連単や3連複とは違い、馬複でシンプルに徹したことが功を奏した感じです。と言って今回もじゃあ馬複か?というと決してそうではないところが懲りないところというか...。

 旭川記念です。7頭と少ない印象はありますが、メンバーをみればなかなかの頼もしい存在がずらりと揃って楽しみな一戦となりました。

 今季充実の◎コマサンエース。北斗賞も快勝し、この中では戦績も調子の良さもひとつ抜けた存在かなとみています。一開催お休みしたこともはじめからの予定通り。毎日調教を休まず行なっていたことからもそのあたりの不安はありません。他馬と比べて10キロ重くなる重量も今の充実ぶりなら克服も可能とみます。

 ○にはクリスタルコルド。北斗賞で3着となり波乱を演出しましたが、昨年のこのレースの勝ち馬でもあるわけでもちろん無視はできません。

 勝てなくても安定した戦績の▲インビクタ、そしてそろそろ△コウテイにも頑張ってほしいなと期待しています。

◎5 コマサンエース
○2 クリスタルコルド
▲1 インビクタ
△4 コウテイ

3連単
5→1,2→1,2,4 各1500円 計6000円

7/13旭川記念予想 赤見千尋

9歳で本格化コマサンエースが中心

 上位拮抗のメンバー構成だとは思いつつ、今シーズン重賞2勝と本格化したコマサンエースを本命にします。
 ここまで着実に力を付けて来て、9歳の今年能力が開花しましたね。ばんえい十勝オッズパーク杯で初重賞制覇を飾ると、北斗賞も勝って重賞2勝目。
 旭川記念は2年連続3着に来ている相性のいいレースで、他馬と10キロ差であれば好勝負してくれるのではないでしょうか。
 
 対抗は同じく9歳馬のインビクタ。しばらく勝ち星からは遠ざかっていますが、今シーズンは僅差のレースが続いており、一時期のスランプを脱して復調気配だと感じます。前走も4着とはいえ大きな差はなかったですし、そろそろ実力馬の本領発揮でしょう。
 
 今後のばんえい界をけん引していく存在だと思っているのがキングフェスタ。前走は惜しい2着ですし、ここも上位争いに食い込んできそうです。北斗賞3着と力を見せたクリスタルコルドまで。

◎5 コマサンエース
○1 インビクタ
▲7 キングフェスタ
△2 クリスタルコルド

馬単
5→1,7,2 各2000円 計6000円

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