ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

重賞(特別)回顧 アーカイブ

1234567891011

7/18旭川記念回顧

2021年7月19日(月)

センゴクエースが復活の勝利

 7月18日(日)には重賞・旭川記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のセンゴクエースが優勝。三冠馬同士のゴール前の争いを制し、約2年ぶりの重賞制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミノルシャープ(790) 10.3
 2.メジロゴーリキ(790) 20.8
 3.アアモンドグンシン(790) 4.8
 4.マツカゼウンカイ(790) 56.8
 5.キタノユウジロウ(800) 4.6
 6.アオノブラック(800) 9.7
 7.センゴクエース(790) 4.1
 8.メムロボブサップ(800) 3.1

 単勝1番人気はメムロボブサップ。古馬重賞本格参戦となった今季はばんえい十勝オッズパーク杯2着、北斗賞3着と勝ち切れないながらも安定しており、今回こそはと高い支持を集めました。6月の復帰から3走目の前走を快勝した実力馬センゴクエースが4.1倍の2番人気。北斗賞を制したキタノユウジロウ、前走でメムロボブサップ相手に快勝したアアモンドグンシンが差なく続き、ばんえい十勝オッズパーク杯を制したアオノブラックまでが単勝10倍を切っており、上位拮抗の様相となりました。

 先行したのはアアモンドグンシンで、メジロゴーリキ、ミノルシャープらが差なく追走。メムロボブサップも位置取りを上げ、その直後にセンゴクエースが続きます。最後方のマツカゼウンカイは少し置かれますが、中間点を過ぎてからは徐々に前との差がつまり、アアモンドグンシンがわずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで68秒と時計のかかる展開となりました。
 第2障害へ最初に仕掛けたのはアアモンドグンシンでしたが、登坂途中でひと息。これを見てミノルシャープ、キタノユウジロウ、メムロボブサップが揃って仕掛けると、その中からメムロボブサップがすんなりと先頭でクリア。その後、5番手で仕掛けたセンゴクエースがひと腰2番手。障害で膝を折りながらも立て直したミノルシャープが続き、キタノユウジロウ、メジロゴーリキの順で通過しました。
 先頭を行くメムロボブサップに、一歩一歩着実に迫ってきたのがセンゴクエース。4歳シーズンの三冠を制した2頭が後続を離しての一騎打ちになると、脚色で勝ったセンゴクエースがゴール前でとらえて先頭でゴール。メムロボブサップは1秒5差で2着。3着には障害6番手から追い込んだアアモンドグンシンが入りました。アオノブラックは障害で手間取り8着でした。

 勝ったセンゴクエースは、一昨年7月の北斗賞以来となる重賞制覇。スタート前にはゲートに突進するアクシデントもありましたが、その年3月のばんえい記念を制し、ばんえい競馬の頂点に立った同馬が復活をアピールしました。鈴木恵介騎手は旭川記念4勝目、管理する槻舘重人調教師は同5勝目となりました。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「(スタート前の突進は)調子がいいのと、すごいやる気だったんだなと感じています。10キロハンデもらっていたので自分の思っていた通りの道中の流れになっていると思います。障害も少し膝を折りかけた場面もありましたが、馬の状態も本当に良く、辛抱して上がりきってくれました。まだ若い馬には負けないという気持ちがありそうです。今年はセンゴクエースで頑張ります」

7/4柏林賞回顧

2021年7月 5日(月)

ゴールドハンターが4歳一冠目を制す

 7月4日(日)には重賞・柏林賞(4歳オープン)が行われ、単勝3番人気のゴールドハンターが優勝。障害先頭通過からしぶとく粘り込み、手綱を取った金田利貴騎手は嬉しい重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ヤマトタイコー(700) 14.5
 2.トワトラナノココロ(700) 2.4
 3.カイセドクター(710) 31.0
 4.ブラックサファイア(700) 11.2
 5.キョウエイリュウ(720) 2.6
 6.コマサンダイヤ(710) 76.2
 7.ゴールドハンター(700) 6.8
 8.ヒメトラマジック(670) 51.9
 9.キタノボブサップ(690) 12.3
 10.エンゼルフクヒメ(670) 86.1

 9月の銀河賞、翌年1月の天馬賞へと続く4歳シーズン三冠の第1弾。4歳限定の特別戦、すずらん賞とライラック賞を制すなど今季7戦5勝の好成績を残すトワトラナノココロが単勝1番人気。2歳シーズン、3歳シーズンともに二冠を制した世代王者キョウエイリュウが僅差の2番人気で続き、3歳時にはまなす賞を制したゴールドハンターが3番人気と、ここまでが単勝ひと桁台の人気になりました。

 レースの主導権を取ったのはトワトラナノココロで、キョウエイリュウが追走。ヤマトタイコー、カイセドクター、ブラックサファイアらも続きます。中間点あたりではばらけた展開になりましたが、徐々に前との差がつまり、4頭がほぼ同時に第2障害下に到達。わずかにトワトラナノココロが先頭でここまで54秒というペースでした。
 第2障害では、まずトワトラナノココロが仕掛けますが、登坂途中でひと息。キョウエイリュウや、ヤマトタイコー、カイセドクターもひと息入れて続きます。各馬障害で苦戦する中、6番手で仕掛けたゴールドハンターが勢いよくひと腰先頭でクリア。カイセドクターが2番手で、キョウエイリュウ、トワトラナノココロ、ヤマトタイコーも差なく続きます。
 抜け出したゴールドハンターは、残り10メートルを過ぎたあたりで苦しくはなりましたが、続いたカイセドクターを4秒差で振り切って勝利。残り10メートル手前で一杯になったキョウエイリュウを交わしたヤマトタイコーがさらに6秒6差で3着に入りました。なお、人気を分けたキョウエイリュウとトワトラナノココロはともに踏ん張れず、それぞれ6着、7着という結果でした。

 勝ったゴールドハンターは、昨年のはまなす賞に続き重賞2勝目。得意の末脚勝負ではなく、障害先頭からしぶとく粘っての勝利と新たな一面を見せました。今後の三冠路線でも要注目の存在となるでしょう。
 また、金田利貴騎手にとってはこれが重賞初制覇。昨年12月12日の初騎乗から205日目での重賞勝利は、帯広市単独開催となった2007年以降では最速。若武者の今後の活躍にも期待です。

成績はこちら
映像はこちら

金田利貴騎手「今日はここ何走かで一番折り合いがつかず、少し不安になる場面もありましたが、とてつもないパワーが第2障害で出て驚きました。初めて(障害を)先頭で降りるレースになったので、最後まで脚がもつか不安でしたが、力強く歩いてくれました。疲労があるかわかりませんが、しっかり厩舎で立て直して次(銀河賞)も狙っていきたいと思います」

6/20北斗賞回顧

2021年6月21日(月)

キタノユウジロウが古馬重賞初制覇

 6月20日(日)には重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、単勝7番人気のキタノユウジロウが優勝。障害先頭通過からしぶとく粘り込みました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミノルシャープ(770) 7.9
 2.メムロボブサップ(780) 2.6
 3.マツカゼウンカイ(770) 41.0
 4.キタノユウジロウ(770) 11.3
 5.コウシュハレガシー(770) 140.4
 6.アアモンドグンシン(770) 4.4
 7.アオノブラック(790) 11.1
 8.ウンカイタイショウ(780) 6.4
 9.メジロゴーリキ(770) 51.1
 10.センゴクエース(770) 7.1

 単勝1番人気に推されたのはメムロボブサップ。2~4歳シーズンで八冠を達成しており、ばんえい十勝オッズパーク杯を制した同世代のライバル・アオノブラックより10キロ軽い今回こそはと高い支持を集めました。昨年のこのレース2着で、前走オープン・A1混合を勝利したアアモンドグンシンが2番人気。今季4戦4勝のウンカイタイショウ、休み明け2走目のセンゴクエースと続き、7番人気のキタノユウジロウでも11.3倍と混戦模様となりました。

 第1障害を越えて先頭に立ったのはアアモンドグンシンで、メムロボブサップ、メジロゴーリキらが追走。馬場水分2.8%で、雨も降る軽い馬場状態の中、先行馬は軽快に歩を進め、中間点を過ぎたあたりではややばらけた展開となりました。第1障害最後方から位置取りを上げたウンカイタイショウ、アアモンドグンシンらが先頭で第2障害下に到達。前半は49秒というペースでした。
 まずメムロボブサップ、ウンカイタイショウがほとんど同時に第2障害を仕掛けますが、ともに登坂途中でひと息。3番手で仕掛けたキタノユウジロウがなんとかふた腰先頭で通過し、差なくミノルシャープ、メムロボブサップがクリア。4番手以降はやや離れ、メジロゴーリキ、マツカゼウンカイの順で続きました。
 前3頭のうち、残り30メートルでミノルシャープが一杯に。替わって追い上げてきたマツカゼウンカイが2番手まで押し上げますが、キタノユウジロウが最後まで止まることなく押し切って勝利。マツカゼウンカイは離れた8番人気でしたが、1秒4差の2着と健闘。1番人気のメムロボブサップはさらに2秒6差で3着でした。

 勝ったキタノユウジロウは、19年のはまなす賞、銀河賞に続く重賞3勝目で、古馬重賞初制覇。昨季終盤には帯広記念で僅差の3着、ばんえい記念では2着と高重量戦で能力を発揮しましたが、シーズン前半の軽量戦からその力を遺憾なく発揮しました。
 怪我で療養していた松田道明騎手は復帰後最初の重賞で見事勝利。人馬ともに今後の活躍に期待です。

成績はこちら
映像はこちら

松田道明騎手「勝とうと思って頑張りました。(レースプランなどはなく)馬なりに進めました。(この馬のいいところは)エサをよく食べるところです」

5/9カーネーションカップ回顧

2021年5月10日(月)

シンエイボブが悲願の重賞初制覇

 5月9日(日)は重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬)が行われ、単勝2番人気のシンエイボブが優勝。障害差のない5番手から抜け出しての快勝でした。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミスタカシマ(690) 4.3
 2.ナカゼンダッテ(660) 89.8
 3.ペーパンヨシヒメ(660) 45.8
 4.ジェイカトレア(670) 11.9
 5.ヤマノホシ(660) 38.6
 6.アフロディーテ(670) 2.5
 7.フォルテシモ(650) 10.0
 8.マオノクイーン(660) 11.1
 9.シンエイボブ(660) 3.4
 10.アバシリルビー(650) 169.6

 単勝1番人気に推されたのはアフロディーテ。昨季終盤はオープンに在籍していましたが、今季はA2級からスタート。初戦は3着と健闘しており、トップハンデのミスタカシマより20キロ軽い670キロで高い支持を集めました。シンエイボブは4着だった昨年のこのレースよりも10キロ軽い660キロと重量面で恵まれ2番人気。ここまで重賞を6勝し、昨年2着のミスタカシマが3番人気で続きました。

 第1障害を勢いよく先頭で越えたのはナカゼンダッテでしたが、ミスタカシマ、アフロディーテがこれを交わして先行。フォルテシモや、マオノクイーン、ジェイカトレアらも続きます。第1障害で遅れていたヤマノホシが徐々に位置取りを上げるとわずかに先頭で第2障害下に到達。降雨の影響で馬場が軽くなったこともあり、ここまで47秒と速いペースでした。
 ヤマノホシが障害手前から勢いをつけて登坂を開始すると、フォルテシモ、ミスタカシマ、アフロディーテ、シンエイボブらもこれに続いてほとんど差なくクリア。
 障害を通過後、先頭に立ったのはミスタカシマでしたが、残り30メートル手前でシンエイボブが一気に交わして先頭に立つと、後続との差を広げて勝利。4秒4差をつけられたミスタカシマは2年連続で2着。3着争いは接戦で、障害6番手からしぶとく脚を伸ばしたジェイカトレアが、アフロディーテをゴール前でわずかに交わし先着しました。

 勝ったナカゼンガキタは、13回目の重賞挑戦で悲願の初制覇。古馬牝馬戦線では今後も注目の存在となりそうです。また、藤本匠騎手は昨年のナカゼンガキタに続いてこのレース連覇となりました。

成績はこちら
映像はこちら

藤本匠騎手「(前走は)少し動きが鈍かったので、早めに調教師に頼んで調教をつけていました。馬体重が減っていたので気になってはいましたが、思った以上に動いてくれました。また、雨が降ってくれたのがこの馬にも良かったのかなと思います。思ったより流れが速くてついて行くのがやっとでしたが、障害さえきちっと折り合えば最後いい脚を使うのがわかっていたので、今日は前半上手く折り合ったのが勝因かと思います」

5/2ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2021年5月 5日(水)

5歳馬アオノブラックが充実ぶりを示す勝利

 5月2日(日)は今シーズン初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上オープン)が行われ、単勝1番人気のアオノブラックが優勝。障害先頭クリアから押し切り、充実ぶりをアピールしました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ミノルシャープ(720) 14.0
 2.コマサンエース(710) 85.2
 3.ダイリンファイター(700) 88.6
 4.アオノブラック(720) 1.5
 5.メジロゴーリキ(720) 29.7
 6.キタノユウジロウ(720) 8.7
 7.ゴールデンフウジン(720) 128.2
 8.コマサンブラック(710) 51.0
 9.メムロボブサップ(720) 3.1
 10.マツカゼウンカイ(720) 63.9

 古馬重賞戦線を牽引してきたオレノココロ、コウシュハウンカイの両雄が昨シーズン限りで引退。そして19年にばんえい記念を勝利した9歳馬センゴクエースが登録のみで出走を回避したことで、今年のばんえい十勝オッズパーク杯は5~7歳馬によるフレッシュなメンバーでの争いとなりました。昨季古馬重賞を2勝し、ポプラ賞連覇を果たしたアオノブラックと、2季続けて三冠を達成したメムロボブサップの5歳馬2頭が人気の中心。昨季ばんえい記念2着のキタノユウジロウ、前走3着と復調がうかがえるミノルシャープが人気で続きました。

 アオノブラック、メムロボブサップ、メジロゴーリキあたりが勢いよく第1障害を越えて先行。ミノルシャープや、コマサンエース、ダイリンファイターらも続き、前はほとんど差のない展開になりました。第2障害下にわずかに先頭で到達したのはメムロボブサップで、前半は57秒というペースでした。
 ダイリンファイターが最初に登坂を開始すると後続も続きますが、スンナリとひと腰先頭で障害をクリアしたのがアオノブラック。キタノユウジロウ、メジロゴーリキと続き、メムロボブサップは障害でふた腰を要し、4番手から追いかける展開になります。
 障害を越えてからも力強い走りを披露したのがアオノブラック。メムロボブサップがじわじわと差を詰めてきましたが、アオノブラックが2秒6差で振り切り1番人気に応える勝利。さらに2秒差の3着にキタノユウジロウが入り、上位3頭は人気順の決着となりました。

 5歳馬によるばんえい十勝オッズパーク杯制覇は、15年オレノココロ以来6年ぶり3頭目。アオノブラックは、今季から古馬重賞本格参戦となりますが、早くも結果を残しました。昨季後半からの地力強化が目覚ましく、同世代のライバル・メムロボブサップとともに今後も目が離せない存在です。

成績はこちら
映像はこちら

藤野俊一騎手「本当に(この馬は)強いですね。馬場は雨が降ったおかげで少し軽くなりましたが、それでも今日の重量で素晴らしい(勝ち)タイムですね。完ぺきなレースをしたと思います。これからたくさん重賞がありますが、最後のばんえい記念で頑張ってくれればいいなと思います。課題は夏場が夏負けして弱いので、その辺を上手くクリアできればいいなと思います」

1234567891011
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.