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6/29柏林賞回顧

4歳一冠目は牝馬カフカに

 6月29日(日)には4歳シーズン三冠の第一弾・柏林賞(4歳オープン)が行われ、牝馬のカフカが3連勝で、カーネーションカップから重賞連勝としました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.ホクセイポルシェ(680) 94.2
 2.ライジンサン(710) 9.1
 3.アヤノダイマオー(690) 63.6
 4.スマイルカナ(690) 39.8
 5.ウルトラコタロウ(690) 8.9
 6.ショータイム(690) 5.2
 7.ユーフォリア(690) 25.7
 8.ホクセイハリアー(690) 2.9
 9.フレイムファースト(690) 32.0
 10.カフカ(680) 2.6

 一昨年はキングフェスタ、昨年はタカラキングダムと2年連続で三冠馬が誕生している4歳シーズンの一冠目。牝馬限定のカーネーションカップで重賞初制覇を果たし、続く前哨戦のライラック賞も勝って2連勝中のカフカが単勝2.6倍で1番人気に支持されました。ライラック賞では0秒1差でカフカの2着に敗れたホクセイハリアーが2.9倍で2番人気、同0秒8差で3着のショータイムが5.2倍と、ライラック賞の上位馬が人気を集めました。

 各馬スタート良く飛び出し、第1障害ではカフカ、ユーフォリアがやや遅れましたが、間もなく追いついて道中は全馬ほぼ一団の展開。馬場水分0.6%の影響もあり各馬何度も刻みながら進みます。第2障害下には、ホクセイハリアー、フレイムファースト、カフカがわずかに抜け出して到達しますが、後続もそれほど差はなく揃います。前半は66秒と落ち着いた流れとなりました。
 第2障害は最初に仕掛けたカフカがひと腰先頭で下りますが、ホクセイハリアー、フレイムファーストも差なく下りてすぐにカフカに並びかけます。少し遅れてホクセイポルシェ、ウルトラコタロウ、ショータイムが下り、さらに遅れてライジンサン、スマイルカナと重賞実績馬が続いて上位に迫ります。
 残り30メートルを過ぎたあたりでホクセイハリアー、フレイムファーストの脚が止まってカフカが単騎先頭に。ショータイム、ウルトラコタロウが徐々に差を詰めますが、止まらず歩ききったカフカがそのまま押し切って勝利。ショータイムがじわじわと差を詰めてきますが1秒2差で2着、差なく続いたウルトラコタロウが3着に入りました。

 人気にこたえて勝ったカフカは、2019年ミスタカシマ以来、2頭目の牝馬による柏林賞制覇となりました。4歳シーズン三冠は、9月の銀河賞、年明け1月の天馬賞へと続きますが、確たる中心馬がいないこの世代で、今後のさらなる成長が注目されます。

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金田利貴騎手
牡馬相手の重賞で、折合い面が難しい馬なので、厳しいレースになると思ってましたが勝ってくれて嬉しいです。馬の行く気が強く、道中の折合いはうまくいきませんでしたが、障害は絶対に上がってくれるだろうと思っていました。障害を下りてからの直線はつらいかなと思っていましたが一定のペースで歩いて最後まで頑張ってくれました。重い馬場の方が軽過ぎるよりは良いのかなと思います。あまり速い脚はないですが、その分パワーはあるので、上のクラスと差が縮まってきて成長してるなと感じます。(二冠、三冠に向けては)折り合いを付けて進化して臨みたいと思います。

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