人気にこたえコマサンエースが重賞連勝
6月15日(日)には重賞・北斗賞(3歳以上オープン)が行われ、5月に行われたばんえい十勝オッズパーク杯で重賞初制覇を飾ったコマサンエースが、1番人気に応えて重賞連勝となりました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
1.タカラキングダム(770) 10.9
2.インビクタ(770) 14.9
3.ヤマカツエース(770) 107.5
4.コマサンエース(780) 2.3
5.サクラヒメ(750) 8.5
6.ツガルノヒロイモノ(770) 20.9
7.マルホンリョウユウ(770) 58.2
8.クリスタルコルド(770) 69.6
9.キングフェスタ(770) 3.4
10.コウテイ(770) 5.9
5月に日程変更されたばんえい十勝オッズパーク杯で重賞初制覇を遂げたコマサンエースが単勝2.3倍で1番人気、前走スタリオンカップを勝利したキングフェスタが3.4倍で2番人気。ばんえい十勝オッズパーク杯の2着馬コウテイは5.9倍、唯一の牝馬サクラヒメが8.5倍で続きました。
第1障害はタカラキングダムとコウテイがわずかに遅れるも大きなは差なくほぼ一団で越えていきます。道中抜け出したコマサンエースが後続を引っ張る展開で、インビクタ、後方から差を詰めたタカラキングダムの3頭が、前半54秒でほぼ同時に第2障害に到達。差なくマルホンリョウユウ、クリスタルコルド、コウテイらが続きました。
全馬が第2障害下に揃う前にコマサンエースとインビクタが仕掛けると、ほぼ同時にクリア。徐々に前に出たコマサンエースがインビクタに半馬身ほどの差で先頭に立ちます。キングフェスタ、タカラキングダムといった差し馬が障害で手間取るなか、快調に歩を進めたコマサンエースがじわじわとインビクタを引き離し、そのまま押し切ってゴール。インビクタは必至に食い下がったものの2秒2差で2着。3着には離れた3番手の一線で障害を下りた昨年度の優勝馬クリスタルコルド。2番人気のキングフェスタは障害7番手から必死に追い込むも4着でした。
コマサンエースはメンバー中唯一別定10キロ増のトップハンデ780キロでも、勢いそのままに重賞連勝。今回、同世代で現役最強のメムロボブサップは不在でしたが、2着のインビクタも含め強い現9歳世代を改めて認識させられる一戦でした。
金田利貴騎手「重賞で勝ち負けできる馬に乗ってレースができる状況に、オーナー、厩舎、スタッフ、獣医など関わってくれた方々に感謝を言いたいです。調子は良かったのでゲートの出だけ気を付けていましたが、うまくいったのでいい流れでレースができました。道中は並べていくより前に行くことを意識していました。馬場は軽過ぎるのはあまり良くなく、今日の馬場はちょうど良かったと思います。9歳馬ですが衰えはみられずまだまだ若々しいので、今後も重賞を勝てるように頑張りますので応援よろしくお願いします」