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11/23ドリームエイジカップ回顧

2025年11月24日(月)

タカラキングダムが混戦を制す

 11月23日(日)にドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、ゴール前の大混戦の末、タカラキングダムが北見記念に続き重賞2連勝を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.オーシャンウイナー(760) 39.8
 2.ツガルノヒロイモノ(770) 6.0
 3.タカラキングダム(770) 5.2
 4.コウテイ(760) 17.5
 5.マルホンリョウユウ(760) 159.3
 6.キングフェスタ(780) 1.8
 7.サクラヒメ(740) 5.2
 8.コマサンブラック(760) 141.7
 9.ホクセイハリアー(740) 19.1
 10.スマイルカナ (720) 50.0

 4~7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金上位2頭が選抜されて行われる一戦。1番人気は岩見沢記念を制してトップハンデの6歳馬キングフェスタが1.8倍。北見記念で古馬重賞初勝利を飾った5歳馬タカラキングダム、2年前にドリームエイジカップを制している7歳馬サクラヒメが5.2倍で並び、前走オータムカップを完勝した6歳馬ツガルノヒロイモノが6.0倍で続きました。

 タカラキングダムがスタートでやや遅れますが、それ以外は一斉のスタート。キングフェスタ、サクラヒメがスピードに乗って第1障害を先頭で越えます。中間点で先行勢が息を入れると、オーシャンウイナー、ツガルノヒロイモノ、コウテイ、タカラキングダムも追いつき先行集団を形成します。コウテイとタカラキングダムが並んだまま先頭で第2障害に到達。前半は53秒の流れでした。
 第2障害はコウテイが最初に仕掛けるも途中で止まります。4、5頭が続いて仕掛けた中からサクラヒメがすんなり先頭でクリア。差なくキングフェスタが続き、タカラキングダム、オーシャンウイナー、立て直したコウテイという順で第2障害をクリアします。
 キングフェスタがすぐにサクラヒメはに並びかけ、タカラキングダムも追い上げてきますが、サクラヒメは先頭を譲らず激しい叩き合いに。残り10メートルで3/4馬身ほど抜け出したサクラヒメですが、ゴール手前で一杯になって転倒。これを交わしたキングフェスタと、じわじわと迫ったタカラキングダムが並んだところ、ゴール線上で両馬とも脚が止まります。キングフェスタは転倒、その間に立て直したタカラキングダムが先頭でゴール。障害5番手から歩ききったコウテイが2着、後方から脚を伸ばしたツガルノヒロイモノが3着。サクラヒメ、キングフェスタは競走中止となりました。

 ゴール前の大混戦を制したタカラキングダムは、今シーズン北見記念に続く重賞2連勝で、通算では重賞8勝目となりました。まだ5歳馬ですが、粘り強く歩いて大逆転を成し遂げた自慢の末脚は、今後の古馬重賞戦線でも注目となりそうです。

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赤塚健仁騎手
(重賞を連勝して)非常にうれしいです。今回も第1障害をうまく上げられるように考えていました。スタートは今回うまくいったと思います。1障害は少し緩みかけましたが、うまくいきました。2障害まで止めずに行って、天板で止まってしまったので、ちょっときつかったのかなと思います。ゴール前は、前に2頭いたので苦しかったんですけど、最後まで頑張ってくれました。

11/9クインカップ回顧

2025年11月10日(月)

カフカが逃げ切り重賞3勝目

 11月9日(日)にクインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、カフカが粘り強く歩いて逃げ切り勝利。今季重賞3勝目を飾りました。

 1.カフカ(710) 12.5
 2.ガーネット(680) 4.6
 3.ヨシノヒメ(680) 90.6
 4.イワキエンジェル(680) 47.4
 5.スカーレット(690) 3.5
 6.スマイルカナ(710) 6.1
 7.クリスタルイプセ(690) 2.4
 8.ホクショウレディー(680) 71.3
 9.オオネガイキンヒメ(680) 17.7
 10.カツエアリー(690) 186.9

 ロードヒーティングが稼働してゴール前の砂障害が撤去された最初の重賞は馬場水分2.0%。1番人気は前哨戦の紅バラ賞を勝って2連勝中のクリスタルイプセが単勝2.4倍、同レース2着のスカーレットが3.5倍、5連勝中で今季7勝を挙げているガーネットが4.6倍、3歳時にばんえいオークスを制したスマイルカナはトップハンデ710kgもあって6.1倍、今季重賞2勝で同じく710kgのカフカは12.5倍で5番人気でした。

 第1障害ではカフカとヨシノヒメが少し遅れますが、各馬大きな差はなくほぼ一団で越えていきます。中間点を過ぎてスカーレットが抜け出して先頭に立つと、それを追うようにカフカも位置取りを上げて並びます。第2障害にはカフカが先頭で到達、スカーレット、クリスタルイプセ、ガーネット、スマイルカナなど人気馬も続きました。
 カフカはひと息入れる間もなく持っていかれるように仕掛けます。じっくり息を入れたスカーレットが2番手で仕掛けますが坂の途中で止まり、その間にカフカが先頭で下りて後続に差を付けます。3馬身ほど離れた2番手にガーネット、クリスタルイプセがほぼ同時、少し遅れてスマイルカナ、イワキエンジェル、スカーレット、さらに遅れてホクショウレディーと続きます。
 先頭で下りたカフカに対して、後続勢がほぼ横一線となって追い上げます。しかし逃げるカフカの脚色は衰えず、リードを保ったまま粘り強く歩いてゴール。接戦の2着争いは、障害7番手から脚を伸ばしたホクショウレディーが先着。障害で止まったスカーレットが粘り強く伸びて3着に入りました。

 勝ったカフカは、3歳時のばんえいオークスは2着でしたが、その雪辱を果たして4歳女王に輝きました。今シーズンは、牝馬重賞・カーネーションカップ、4歳シーズン一冠目の柏林賞に続き、重賞3勝目としました。残る世代重賞は定量戦で行われる年明け1月の天馬賞で、再び同世代の牡馬相手に注目となります。

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金田利貴騎手
勝てて嬉しいです。内容には課題がありましたが、馬が頑張って1着になってくれました。これまではハンデを貰って今年は重賞を2つ獲れましたが、その後はハンデを与える立場になって苦しいレースが続いて、今回は調子の良い相手もいて簡単ではないけど、馬場が変わったことでもしかしたらと思っていました。スタートを決めてもっと楽に運びたかったんですけど、少し遅れて追いつくために促したらかかり気味になって、何とか障害を上げることだけを考えました。第2障害下では、体感として1、2秒でしたが、止めることができて、膝をつきそうなところをなんとか耐えてくれました。内容的にはあまり良くなかったので抜かされるなと思いながら一生懸命に追いました。先週までの馬場だったら勝てなかったと思いますが、今回のようなチャンスが来た時に勝てるようにしたいです。この世代の馬もみんな強くなってきているので、簡単ではないと思いますが、また重賞を勝てるようにがんばります。

11/2ばんえい菊花賞回顧

2025年11月 3日(月)

ラポピージュニアが重賞初制覇

 11月2日(日)にばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、ラポピージュニアがスーパーシンとの競り合いを制し、重賞初勝利を飾りました。

 1.ホクセイテンリュウ(690) 32.4
 2.ウンカイダイマオー(700) 6.7
 3.キョウエイエース(740) 19.1
 4.アルイテイコウ(690) 136.4
 5.ホクセイヒラリ(670) 81.4
 6.スターイチバン(710) 1.4
 7.ブラックウンカイ(690) 57.0
 8.スーパーシン(720) 4.7
 9.ラポピージュニア(690) 14.6
 10.ココロノニダイメ(700) 116.5

 3歳三冠の二冠目にはフルゲート10頭が出走。ばんえい大賞典を制して二冠を狙うスターイチバンが単勝1.4倍で人気を集めました。3・4歳混合のはまなす賞を制したスーパーシンが4.7倍、前哨戦の秋桜賞2着のウンカイダイマオーが6.7倍と続き、同レース3着のラポピージュニアが14.6倍で4番人気でした。

 馬場水分2.6%の高速馬場で、第1障害はほぼ横一線で勢い良く越えると、ホクセイテンリュウが僅かに抜け出してペースを作ります。中間点を過ぎたあたりで脚を止めて息を入れますが、各馬離れずほぼ一団で軽快に追走します。第2障害までは44秒、ラポピージュニア、ホクセイテンリュウ、スーパーシンがほぼ同時に到達しますが、以下もほとんど差なく続きます。
 第2障害では、スターイチバンを皮切りに各馬一斉に動き出し、ラポピージュニアが先頭でクリア。スターイチバン、スーパーシン、ホクセイテンリュウ、ウンカイダイマオーが差なく続きます。逃げるラポピージュニアをスターイチバンが追いかけますが、その間からスーパーシンが一気に並びかけて頭ひとつ抜け出します。スーパーシン、ラポピージュニアが徐々に後続を離しにかかると、残り20メートルからは2頭の一騎打ちに。激しい叩き合いから、ラポピージュニアがゴール直前で僅かに差し返して勝利。スーパーシンは0秒5差で2着。粘り強く歩いたスターイチバンは3着でした。

 ラポピージュニアは重賞初挑戦で勝利。これまでこの世代はキョウエイエース、スターイチバン、スーパーシンの3強でタイトルを分け合っていましたが、新たな重賞タイトルホースが誕生しました。母のサンシルクラポピーは、黒ユリ賞3着、クインカップ3着など重賞での好走があり、また軽量レースの疾風賞を勝利するなど快速牝馬としても活躍したものの重賞タイトルはなく、その息子の今後のさらなる成長が期待されます。

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西将太騎手
勝つことが出来てうれしいです。この馬には久しぶり(2回目)に乗ったので手探りではありましたが、ハンデもあったので頑張りました。実際に乗ってみて一生懸命な馬だと思いました。(障害を下りてからの競り合いでは)このまま頑張ってくれという思いでした。素直で一生懸命な馬で良かったです。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。

10/26北見記念回顧

2025年10月27日(月)

タカラキングダムが古馬重賞初制覇

 10月26日(日)に北見記念(3歳以上オープン)が行われ、5歳馬タカラキングダムが障害2番手から早め先頭に立って押し切り、古馬重賞初制覇を飾りました。

 1.インビクタ(860) 8.1
 2.キングフェスタ(870) 1.2
 3.コウテイ(850) 6.0
 4.タカラキングダム(850) 11.2
 5.クリスタルコルド(860) 42.4
 6.ヤマカツエース(850) 61.2
 7.マルホンリョウユウ(850) 119.7
 8.オーシャンウイナー(850) 71.1

 8頭立てで行われた今年の北見記念。9月の岩見沢記念を制し、メンバー中、今季最多の5勝を挙げているキングフェスタが単勝1.2倍で断然人気。昨年の北見記念2着など高重量戦に実績あるコウテイが6.0倍、岩見沢記念で逃げて2着に粘ったインビクタが8.1倍と、ここまでが単勝ひと桁台。4歳シーズン三冠馬タカラキングダムは11.2倍で4番人気でした。

 夕方から降り始めた雨で馬場水分は2.0%。第1障害をキングフェスタが勢いよく先頭で越えると、2番手以降はほぼ一団で、タカラキングダムを最後に全馬クリアします。雨の軽馬場で道中は各馬スムーズに追走。中間点でキングフェスタがひと息入れると、インビクタ、コウテイ、タカラキングダムが交わして先行集団を形成します。後続もそれほど差なく追走しますが、前の3頭がほぼ同時に第2障害に到達。前半50秒と高重量戦としては速い流れとなりました。
 ひと息入れたインビクタが第2障害で最初に仕掛け、差なくコウテイ、タカラキングダムと続きます。インビクタが先頭で障害を越えると、コウテイは坂の途中でひと息、タカラキングダムが2番手でクリアします。障害で苦戦していた後続から、キングフェスタ、クリスタルコルドが続きます。
 タカラキングダムが障害を下りた勢いで一気にインビクタをとらえて先頭に立つと、後続を引き離しにかかります。キングフェスタが一気の末脚で2番手に上がって前に迫りますが、タカラキングダムの脚色は衰えず、そのまま振り切って勝利。キングフェスタはゴール線上の微妙な位置で止まりましたが、すぐに立て直して2着。インビクタがクリスタルコルドの追い上げを凌いで3着に入りました。

 勝ったタカラキングダムは重賞通算7勝目。近走は障害に不安を見せていましたが、しっかり修正して今季の初勝利が高重量の古馬重賞初制覇となりました。今回も現役最強のメムロボブサップは不在でしたが、岩見沢記念を制した6歳馬キングフェスタとともに、今後の古馬重賞戦線でも注目となりそうです。

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赤塚健仁騎手
レース前はとりあえず第1障害をうまく越えようと考えていましたが、雨の影響もありスムーズに行けました。第2障害手前は少し辛そうでしたが、道中は楽に行けました。障害のカカリも良かったです。前走はキングフェスタに楽にやられたので、必至に追いました。タカラキングダムは障害下りてからの末脚がいいと思います。雨の中、応援ありがとうございました。これからも重賞はいっぱいあるので帯広競馬場に足を運んで応援してください。

10/12ナナカマド賞回顧

2025年10月13日(月)

ホクセイイワキヤマが接戦制す

 10月12日(日)にナナカマド賞(2歳オープン)が行われ、ホクセイイワキヤマがオレノコクオウとの叩き合いを制し、2歳シーズン一冠目を勝利しました。

 1.ホクセイタケコ(550) 113.7
 2.ホクセイイワキヤマ(570) 1.8
 3.パワーシンデレラ(550) 31.8
 4.オレノコクオウ(570) 4.6
 5.カワノラクシュミー(550) 22.8
 6.スターノチカラ(570) 8.5
 7.ジェイノヒメ(550) 23.0
 8.ジェイノホマレ(550) 61.8
 9.キョウエイジェット(570) 4.2
 10.ピュアリーヒナリ(550) 104.0

 フルゲート10頭中6頭が牝馬というメンバーで争われた2歳世代最初の重賞は、牡馬限定の特別戦・青雲賞を勝利したホクセイイワキヤマが単勝1.8倍で断然人気。メンバー最多の4勝を挙げている2頭、キョウエイジェットが4.2倍、オレノコクオウが4.6倍。1勝ながら2着4回と堅実さが目立つスターノチカラが8.5倍で4番人気。牡馬4頭が上位人気を占めました。

 午前中からの雨で水分量2.3%の軽馬場となった今年のナナカマド賞。第1障害はカワノラクシュミーが先頭で下りますが、ホクセイイワキヤマ、オレノコクオウ、ジェイノヒメ、ジェイノホマレなど各馬それほど差なく続きます。キョウエイジェット、スターノチカラなども加わり、端枠を除く8頭がほぼ一団となります。中間点を過ぎるとスピードに乗ったカワノラクシュミーとスターノチカラが先頭で第1障害に到達。前半は34秒という速い流れでした。
 第2障害は最初に仕掛けたカワノラクシュミーが坂の中腹で止まると、続いて仕掛けたキョウエイジェットが先頭でクリア。同時に仕掛けたスターノチカラも差なく続きます。やや離れてホクセイイワキヤマ、ジェイノホマレ、オレノコクコウの順で障害を越えます。
 逃げていたキョウエイジェットに、ホクセイイワキヤマ、オレノコクオウ、ジェイノホマレ、スターノチカラが一気に迫ります。残り10メートルで5頭がほぼ横一線に並んだところから、ホクセイイワキヤマ、オレノコクオウが抜け出し、2頭が並んでのゴール。写真判定の結果、ホクセイイワキヤマが僅かに先着。同タイムでオレノコクオウが2着。粘り強く歩いたスターノチカラが3着となりました。

 激戦を制したホクセイイワキヤマは、これで6戦4勝、2着2回とパーフェクト連対。今後は12月29日の2歳シーズン二冠目、ヤングチャンピオンシップが目標となりそうですが、2着オレノコクオウ、3着スターノチカラ、いずれも生産は十勝管内で、上位2頭が出走権を得られる予選の十勝産駒特別は熱い戦いになりそうです。

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渡来心路騎手
(大接戦を勝利して)すごくほっとしています。雨は降ってほしくなかったんですが、雨が降ってすごく流れが速くなる中で、しっかり刻んで、2回息を入れて行けたのでよかったです。(ゴール前は激しい競り合いになって)もう必死に追うだけでした。ゴールしてからも勝ったか分からなくて、最終レースのパドックを回りながら掲示板を見て、ようやく勝ったと分かりました。瞬発力のある馬で、道中息が入れば入るほど障害を下りてからもしっかり歩いてくれるし、まっすぐで真面目な馬です。勝ちたかったレースなので良かったです。

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