メムロボブサップが重賞21勝目
11月24日(日)には重賞・ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、断然人気のメムロボブサップが障害先頭から押し切っての勝利。ドリームエイジカップは4度目の挑戦で初制覇となりました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
1.ツガルノヒロイモノ(770) 25.9
2.キングフェスタ(760) 6.2
3.マルホンリョウユウ(760) 112.1
4.インビクタ(770) 65.8
5.コウテイ(770) 39.0
6.オーシャンウイナー(770) 60.4
7.メムロボブサップ(790) 1.5
8.タカラキングダム(770) 7.7
9.ゴールドハンター(760) 101.2
10.サクラヒメ(750) 4.8
4、5、6、7歳、そして8歳以上の各世代の通算収得賞金上位馬各2頭によって争われる一戦。8歳馬メムロボブサップは前走北見記念では2着に24秒7もの差をつける圧勝で今季7戦7勝としており、今回は最大40キロ差のトップハンデとなりましたが、それでも単勝1.5倍と断然人気に支持されました。6歳牝馬サクラヒメは昨年、740キロでこのレースを制覇。今回は750キロですが、メムロボブサップより40キロ軽いこともあって2番人気。夏場を休養に充て、復帰3走目の前走で今季初勝利と復調うかがえる5歳馬キングフェスタが3番人気。重賞3勝を含め9戦連続連対中と充実の4歳馬タカラキングダムが4番人気で続きました。
キングフェスタが第1障害を最初に越えて先行しますが、ひと息入れたところでマルホンリョウユウ、インビクタが並びかけ、コウテイ、メムロボブサップ、サクラヒメらも位置取りを上げてきます。8頭がほとんど横並びで進むと、メムロボブサップが一旦は抜け出しますが、第2障害にはサクラヒメがわずかに先頭で到達。前半は58秒というペースで流れました。
ゴールドハンターを除く9頭が第2障害下に並ぶと、メムロボブサップが最初に仕掛けてすんなり先頭で通過。サクラヒメとオーシャンウイナーが差なく続き、後続は障害で苦戦します。
メムロボブサップは障害を越えた勢いでサクラヒメに1馬身ほど差をつけると、最後まで力強く歩を進め先頭でゴール。2番手サクラヒメはゴール手前で一杯になり、オーシャンウイナーも一杯になると、離れた障害7番手から一気に追い上げたキングフェスタが2頭をまとめて交わし2着。すぐに立て直したオーシャンウイナーが3着に入り、サクラヒメは4着でした。
メムロボブサップはこれで通算重賞21勝目。ドリームエイジカップは、20年2着、21年2着、22年3着、昨年は不出走でしたが、4度目の挑戦で初制覇となりました。次の古馬重賞は年明けの帯広記念となりますが、メムロボブサップにとっては古馬重賞完全制覇の偉業がかかります。
阿部武臣騎手「(レース前は)いつも通りのレースができればいいなと思っていました。ハンデはありましたが、イメージした通りのレースができたと思います。重量は軽いですが、道中の馬場が重く、障害を降りてから最近は速いタイムが出ているようだったので、そこが(メムロボブサップに)どうかなと思いましたが、他の馬が詰まってくれたので。次は休養をとって帯広記念だと思いますが、優勝できればと思います」