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5/18ばんえい十勝オッズパーク杯回顧

2025年5月19日(月)

コマサンエースが念願の重賞初制覇

 5月18日(日)には重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜)が行われました。当初はシーズン最初の重賞として4月27日(日)に行われる予定が、馬インフルエンザによる開催取止めで日程を変更して開催されました。レースはコマサンエースが単勝1番人気に応えて念願の重賞初制覇を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.インビクタ(720) 19.1
 2.マルホンリョウユウ(720) 7.8
 3.オーシャンウイナー(720) 3.4
 4.キングフェスタ(720) 出走取消
 5.ジェイホース(710) 83.0
 6.コマサンエース(720) 2.5
 7.タカラキングダム(720) 7.9
 8.コウテイ(720) 4.6
 9.クリスタルコルド(720) 30.4

 昨年度の収得賞金順で選抜されるばんえい十勝オッズパーク杯ですが、昨年の優勝馬で収得賞金1位のメムロボブサップは出走を回避。4歳シーズン三冠馬キングフェスタも出走取消で8頭立てとなりました。出走していれば人気になっていたであろう実績馬2頭が不在となって、重賞未勝利ながらばんえい記念2着のコマサンエースが2.5倍で1番人気。前走の青葉特別で2に着好走したオーシャンウイナーが3.4倍で2番人気。帯広記念で王者メムロボブサップを破ったコウテイが4.6倍で続きました。

 レースはオーシャンウイナーが第1障害を先頭でクリア。マルホンリョウユウ、コマサンエース、インビクタ、ジェイホースの4頭がほぼ同時に続きます。これらの先行争いに道中止まらず加わったコウテイとクリスタルコルドが先に第2障害に到達。ここまで48秒というペースで、オーシャンウイナー、コマサンエース、インビクタ、マルホンリョウユウもほとんど差なく続きました。
 第2障害はコウテイが先頭で下りると、コマサンエース、インビクタ、マルホンリョウユウが差なく続きます。4頭の追い比べからまず脚色良くコマサンエースが抜け出します。ほか3頭も必死に食い下がりますが、コマサンエースは脚色衰えず残り20メートル付近からじわじわ引き離してそのまま先頭でゴール。2着争いは接戦となりましたが、コウテイが粘って2着、0秒2差でインビクタが3着に入り、タカラキングダムが後方から強襲したものの4着でした。

 重賞挑戦18回目で初制覇となったコマサンエースは、4歳シーズンまでの重賞出走は銀河賞と天馬賞の2戦のみ。メムロボブサップ、アオノブラック、インビクタなど強い馬がいる世代重賞には恵まれませんでしたが、7歳で出走した旭川記念では3着と力を見せていました。障害力に定評があり、ばんえい記念では昨年3着、今年2着に好走するなど9歳でもまだまだ元気で、今後の活躍にも注目です。

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金田利貴騎手「この馬はいろいろな意味で特別な馬なので重賞を勝てて嬉しいです。強い馬ばかりの世代に生まれてなかなか勝てなかったので夢のようです。昨日の雨はあまり好ましくなく、登坂力が使える展開になってくれればと思っていたところ、意外とそんな感じになったので結果としては良かったと思います。道中は先頭で行くつもりでしたが行けず、強い馬たちがいるので五分ぐらいで障害を下りればと思っていました。下りてからは本当に強くなったなという歩きで、たれることなく歩いてくれました。がむしゃらでぐちゃぐちゃになりましたが、ゴールに入って止まった時に勝ちを確信しました。勝った時は感慨深く、駆け寄った厩務員の顔は見れませんでした。今日はチャンピオン(メムロボブサップ)がいないメンバーで、恵まれたところもあったと思いますが、(メムロボブサップが)戻ってきた時にどこまでやれるか、簡単ではないですがいつかは勝ちたいと思います。9歳でも衰えていなのでまだ楽しみです。ばんえい競馬は感染症で休みがあった分、楽しい白熱したレースをお見せ出来ればと思います。応援よろしくお願いします」

5/17カーネーションカップ回顧

2025年5月18日(日)

カフカが重賞初制覇

 5月17日(土)には重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)が行われました。当初5月4日(日)に行われる予定が、馬インフルエンザ発症による開催取止めで日程を変更して開催されました。レースは単勝3番人気のカフカがゴール前の接戦を抜け出し重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝オッズ
 1.シンエイアロイ(680) 33.6
 2.ニシキマリン(660) 13.9
 3.ダイヤカツヒメ(680) 3.2
 4.サクラヒメ(690) 1.4
 5.スーパードリーム(660) 競走除外
 6.スーパーチヨコ(660) 38.0
 7.スーパークイーン(660) 192.6
 8.スマイルカナ(670) 51.4
 9.カフカ(650) 9.6

 スーパードリームが競走除外で8頭立てとなった今年のカーネーションカップ。昨年の優勝馬サクラヒメが1.4倍で断然の1番人気。2年前の優勝馬ダイヤカツヒメが3.2倍の2番人気で昨年同様この2頭に人気が集中。昨年のばんえいオークス2着の4歳馬カフカが9.6倍の3番人気で単勝ひと桁台はここまで。昨年のヒロインズカップで3着に好走したニシキマリンが13.9倍で4番人気と続きました。

 18時過ぎから降り出した雨の影響で馬場水分1.3%の表示以上に軽い馬場でレースはスタート。スピードに乗ったダイヤカツヒメが先頭で第1障害を越えると、後続も続々とクリアしていきます。ダイヤカツヒメ、サクラヒメ、ニシキマリンらが道中止まらず前半39秒のハイペースで、ほぼ同時に第2障害下に到達。
 第2障害では先行した3頭がほぼ同時に仕掛けますが、3頭とも天板付近で一旦ストップ。立て直して先頭で下りたのはニシキマリン。ダイヤカツヒメが膝を折りかけながらも立て直して2番手クリア。その後にサクラヒメ、スーパーチヨコ、シンエイアロイがほぼ同時、少し遅れてカフカが6番手で続きました。
 先頭で障害を下りたニシキマリンですが後続馬も徐々に差を詰めてきます。サクラヒメは2番手のダイヤカツヒメに迫るも残り20メートル手前で一杯になり上位争いから脱落。いい脚で伸びてきたスーパーチヨコが残り10メートル過ぎでニシキマリンをとらえて先頭に立ち、そのまま勝利かと思われたところ、ゴール線上で脚が止まってまさかの転倒。長くいい脚を使ったカフカが一気に差し切って勝利。粘り込んだダイヤカツヒメは2着、ニシキマリンが僅差で3着。人気のサクラヒメは5着でした。

 カフカはこれが重賞初制覇。2歳シーズンは2勝を挙げたのみでしたが、力をつけた昨シーズンは6勝。コウシュハクィーン、ミスタカシマ、2年前のダイヤカツヒメに次ぐ4頭目の4歳馬による優勝となりました。

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渡来心路騎手「びっくりしましたが勝てて嬉しいです。初騎乗で何も知らない状況で乗りましたが、すごくまじめな馬で障害は上手な馬だと聞いていて、その通りだなと思いました。雨が降って馬場は軽かったけれど脚抜きはちょっと悪かったかなと感じました。速い流れで道中は前を見ながらになりましたが、障害を上手く登ってくれて、下りてからは追うたびに伸びてくれたので、ゴールが近くなるともしかしたらと思って必死に追いました。ゴールして勝ったがどうかは分からなかったですが、勝ったと知って嬉しかったですね。ばんえい競馬は馬インフルエンザで開催中止などありましたが、変わらず頑張りますのでこれからもよろしくお願いします」

3/16ばんえい記念回顧

2025年3月17日(月)

メムロボブサップが昨年2着の雪辱

 3月16日(日)には重賞・ばんえい記念(4歳以上オープン)が行われ、断然人気のメムロボブサップが優勝。障害4番手から早々に前をとらえ、2年ぶり2度目のばんえい記念制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.インビクタ(1000) 46.1
 2.キンツルモリウチ(1000) 競走除外
 3.コウテイ(1000) 5.2
 4.メムロボブサップ(1000) 1.2
 5.ミノルシャープ(1000) 68.8
 6.コマサンエース(1000) 7.9
 7.ダイリンファイター(1000) 58.8
 8.タカラキングダム(990) 10.3

 開催最終日の最終第12レースに行われた今年のばんえい記念は、キンツルモリウチが競走除外となり7頭立て。今季10戦9勝(うち重賞6勝)、2着1回とシーズンを通して圧倒的な成績を残したメムロボブサップは、阿部武臣騎手の負傷により、レース前日、渡来心路騎手に騎乗変更の発表。それでも3年連続で連対中とあって単勝1.2倍の断然人気になりました。帯広記念で今季唯一メムロボブサップに土をつけているコウテイが5.2倍で2番人気。同3着のコマサンエースが7.9倍で3番人気と、ばんえい記念経験馬が上位人気。今季4歳シーズン三冠を制し、ばんえい記念初挑戦となるタカラキングダムが10.3倍で4番人気となりました。

 夕方過ぎから降り始めた雪のなかレースがスタート。第1障害を先頭で越えたのはメムロボブサップでしたが、ひと息入れるとインビクタ、コマサンエースが交わして先行。コウテイとダイリンファイターも位置取りを上げ、メムロボブサップはそれらを見ながらレースを進めていきます。最後方のタカラキングダムが少し置かれますが、ほか6頭はそれほど離れず進むと、第2障害下にはダイリンファイターがわずかに先頭で到達。ここまで1分17秒と昨年のばんえい記念より28秒も速いペースで流れました。
 6頭がそろった第2障害では各馬じっくり息を入れると、コマサンエース、ダイリンファイター、インビクタ、コウテイの4頭がほとんど同時に仕掛け、コマサンエースが先頭でクリア。コウテイが差のない2番手で、インビクタ、メムロボブサップまでがひと腰で続きます。
 障害を降りてからは、手ごたえ十分で前に迫ったメムロボブサップが残り30メートル手前でコマサンエースを交わし、後続を突き放す堂々たる歩みで完勝。勝利の瞬間、渡来騎手は小さくガッツポーズ。2着にはコマサンエース、3着にはコウテイが入り、上位人気3頭による決着。これが引退レースとなる7着ミノルシャープまで全馬完走となりました。

 メムロボブサップは23年に続き2度目のばんえい記念制覇で、勝ち時計の2分17秒5はばんえい記念史上最速。またこの勝利で通算収得賞金が1億135万7500円となり、06年に達成したスーパーペガサス以来、19年ぶり史上8頭目の"1億円ホース"誕生となりました。偉業を達成したメムロボブサップですが、来季は古馬重賞完全制覇を目指し、唯一制していない帯広記念制覇が目標となるようです。
 また急遽乗替りで大役を果たした渡来騎手は、ばんえい記念初騎乗での制覇となりました。

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渡来心路騎手「(騎乗が決まった時は)本当に自分でいいのかなと思いました。プレッシャーを感じすぎて、1周回って『やるしかないな』という気持ちになりました。雪が降っていましたが、荷物が1トンなので焦ることなくしっかりと溜めていこうと思いました。武さん(阿部騎手)がしっかり仕上げてくれて、スタートを出た瞬間に本当に完璧な馬だなというのが分かったので、焦ることなくしっかり馬に任せて乗ることができました。5年前(20年4月)に一度初めて乗った時から強いなと思っていましたが、やっぱりこの馬は強いです。障害を上手く上がれれば降りてからはしっかり歩き切ってくれると思っていたので、焦ることなく馬の呼吸を見ながら乗ることができました。降りてからの勢いがありましたので勝てるなと思いました。(ゴールした瞬間は)すごく嬉しかったですし、武さんと坂本調教師、馬主さんと応援してくださったファンの皆さんに感謝しています」

3/9イレネー記念回顧

2025年3月10日(月)

明け3歳世代王者はキョウエイエース

 3月9日(日)には重賞・イレネー記念(3歳オープン)が行われ、単勝3番人気のキョウエイエースが優勝。ナナカマド賞に続いて2歳シーズン二冠制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アバシリタカラコマ(690) 46.7
 2.キョウエイカスミ(670) 105.3
 3.ココロノニダイメ(690) 6.0
 4.スーパーシン(690) 1.4
 5.キョウエイエース(690) 6.8
 6.ウンカイダイマオー(690) 30.6
 7.アルイテイコウ(690) 19.1
 8.ホクセイテンリュウ(690) 71.5
 9.スターイチバン(690) 8.7

 2歳シーズン三冠の最終戦。二冠目のヤングチャンピオンシップを制し、前走の3歳A-1をトップハンデで勝利したスーパーシンが定量の今回は単勝1.4倍と断然人気に。2月の翔雲賞2着で、スーパーシン(3着)に先着したココロノニダイメが6.0倍の2番人気。スーパーシンとともに世代最多の8勝を挙げるナナカマド賞馬キョウエイエースが6.8倍の3番人気。翔雲賞を制したスターイチバンが8.7倍の4番人気で、ここまでが単勝ひと桁台となりました。

 第1障害を先頭で越えたのはキョウエイエースでしたが、スーパーシン、ホクセイテンリュウが追走。ココロノニダイメやアバシリタカラコマも位置取りを上げ、ほとんど横一線の展開になります。中間点を過ぎてからアバシリタカラコマが一旦抜け出す場面がありましたが、先行5頭ほどが横並びのまま、アバシリタカラコマとキョウエイエースがほとんど同時に第2障害下に到達。ここまで61秒というペースで流れました。
 第2障害ではスーパーシンがひと息入れるとすぐに仕掛け、ひと腰先頭でクリア。キョウエイエースもグイグイと坂を駆け上がると差のない2番手で続きます。アバシリタカラコマが3番手で、ウンカイダイマオー、スターイチバン、ホクセイテンリュウと続きます。
 障害を降りてからはスーパーシンがキョウエイエースに半馬身から1馬身ほどの差で先行しますが、残り10メートル過ぎで一杯に。懸命に追ったキョウエイエースがスーパーシンを交わし、そのまま押し切って先頭でゴール。一旦立て直したスーパーシンでしたが、ゴール線上で再び脚が止まると、止まらずに歩いたウンカイダイマオーがこれを交わして2着。スターイチバンが3着に入り、スーパーシンは4着でした。

 勝ったキョウエイエースは、ナナカマド賞制覇後はハンデを課されたこともあり、重賞ではヤングチャンピオンシップ4着、翔雲賞5着と結果を残せていませんでした。しかし定量の今回はその実力を遺憾なく発揮し、見事世代の頂点に立ちました。

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菊池一樹騎手「本当に馬が頑張ってくれました。状態は悪くはないと思っていましたが、近走の成績から自信はなかったです。隣がスーパーシンだったのでそれを見ながらレースを運びました。この重量でしたが、意外と息もちゃんと入っていたのでチャンスがあると思いました。(障害は)本当に上手く上がってくれました。周りが止まってくれたので、最後のゴール前は必死に追いました。来年、再来年と世代の1番で行きたいなと思っていますので応援よろしくお願いいたします」

3/2ポプラ賞回顧

2025年3月 3日(月)

マルホンリョウユウが接戦を制す

 3月2日(日)には重賞・ポプラ賞(4、5歳オープン)が行われ、単勝2番人気のマルホンリョウユウがタカラキングダムの追い上げをわずかにしのぎ、久々の重賞制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ライジンサン(780) 18.5
 2.クリスタルゴースト(760) 49.2
 3.ジェイホース(760) 1.9
 4.タカラキングダム(810) 13.2
 5.スマイルカナ(770) 50.5
 6.ホクセイハリアー(740) 50.4
 7.ウルトラコタロウ(740) 9.6
 8.マルホンリョウユウ(780) 2.9
 9.ジェイヒーロー(760) 9.3

 4、5歳世代による重賞で、今年は4歳馬4頭、5歳馬5頭が参戦。5歳馬ジェイホースは天馬賞で3着など12戦連続で3着以内と安定しており、トップハンデと50キロ差がある今回は単勝1.9倍と高い支持を集めました。昨季3歳二冠を制した5歳馬マルホンリョウユウは今季1勝止まりですが、天馬賞では2着と好走し、先着を許したタカラキングダムとは今回30キロ差と重量面で恵まれたこともあって2.9倍の2番人気。この2頭に人気が集中し、以下、天馬賞4着の5歳馬ジェイヒーロー、重賞3着5回で最軽量の4歳馬ウルトラコタロウと続き、4歳シーズン三冠を制したタカラキングダムはトップハンデ810キロとあって13.2倍の5番人気でした。

 第1障害を先頭で越えたクリスタルゴーストが果敢に先行し、ジェイヒーロー、マルホンリョウユウの8枠2頭に、ジェイホースが追走。序盤からばらけた展開となり、クリスタルゴーストは中間点の手前で初めてひと息を入れます。中間点を過ぎたあたりで追走する3頭が位置取りを上げると、ジェイヒーローが抜け出して最初に第2障害下に到達。ここまで60秒というペースで進みました。
 第2障害では最初に仕掛けたジェイヒーローがひと腰先頭で通過。続いたジェイホースは障害の天板で膝をつき、マルホンリョウユウが差なく2番手で続きます。ウルトラコタロウがやや離れた3番手でクリアし、立て直したジェイヒーローが4番手。後続はさらに離れてタカラキングダムが5番手から追いかける展開となります。
 障害を降りてすぐにマルホンリョウユウが先頭に立つと、ジェイヒーロー以下を引き離しにかかりますが、残り20メートル手前で一杯に。立て直す間に後続が一気に差を詰めてきますが、マルホンリョウユウが先頭を譲らず歩を進めると、最後は追い込んできたタカラキングダムをわずかにしのいで先頭でゴール。タカラキングダムはコンマ4秒差届かず2着。5歳馬のワンツーで、しぶとく脚を伸ばした4歳馬のウルトラコタロウが重賞で6度目の3着となりました。

 勝ったマルホンリョウユウは23年ばんえい菊花賞以来となる久々の重賞制覇で、重賞は通算3勝目。年明けの天馬賞ではタカラキングダムの僅差2着に敗れていましたが、今回は30キロのハンデ差を生かしての勝利となりました。
 一方、2着に敗れたタカラキングダムですが、最大70キロ差のトップハンデを考えれば負けて強しの内容。この2頭を筆頭に、5歳世代が来シーズンの古馬戦線でどこまで通用するか楽しみになる結果となりました。

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鈴木恵介騎手「いろいろなハンデがありましたが、前回(この馬に)騎乗した時に調子は上がっていると思っていたので、その時のようなレースができれば勝てると思って騎乗しました。乾いているけどそこまで重いような感じがしない馬場でした。(重量について)あまり速い展開よりは、このような落ち着いた流れの方が向いていると思います。障害は最近うまく上がっているので、きれいにひと腰で上がってくれました。(降りてから)止まるとは思っていなかったのですが、すぐ立ち直って最後まで頑張ってくれました。重賞で良いレースはしているのですが、なかなか勝つ機会に恵まれなかったので勝つことができてよかったです。体格に恵まれていて気性面も良いので、(古馬の)オープンでも通用すると思っています」

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