3歳馬スーパーシンが差し切る
8月24日(日)には重賞・はまなす賞(3・4歳オープン)が行われ、単勝1番人気のスーパーシンが確かな末脚を発揮し優勝。ヤングチャンピオンシップ以来の重賞2勝目を挙げました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
1.ウルトラコタロウ(690) 86.9
2.アルイテイコウ(660) 60.1
3.ココロノニダイメ(670) 31.7
4.スマイルカナ(680) 17.7
5.ショータイム(680) 9.3
6.ライジンサン(700) 39.8
7.カフカ(680) 6.4
8.キョウエイエース(690) 2.8
9.スーパーシン(670) 2.1
10.ウンカイダイマオー(660) 28.8
3歳馬5頭、4歳馬5頭のフルゲートで行われた混合重賞。単勝1番人気は2.1倍で3歳のスーパーシン。ばんえい大賞典3着は首位争いのゴール前で止まる惜しい内容でした。同レース2着のキョウエイエースが単勝2.8倍で2番人気。牝馬ながら柏林賞を制したカフカが6.4倍、同レース2着のショータイムが9.3倍と、4歳馬2頭が続きました。
各馬一斉のスタートで第1障害は大きな差なくスムーズに全馬クリア。道中は息を入れつつほぼ一団で進みますが、中間点を過ぎたあたりでカフカが徐々に抜け出します。これを見ながらスーパーシン、キョウエイエース、ウンカイダマオー、ショータイムらが追走します。
第2障害手前5メートルあたりで一旦息を入れたカフカですが、再び動き出すと持っていかれるように直行気味で障害を仕掛けます。そのままカフカが先頭で障害を下りると、少し離れてキョウエイエースが2番手でクリア、差なくスーパーシン、スマイルカナ、さらにショータイムも続きます。粘り込みを図るカフカでしたが、残り30メートル付近で確かな末脚のスーパーシンが交わして先頭に躍り出ます。そまま突き放したスーパーシンは最後まで脚色衰えず1着でゴール。食い下がったキョウエイエースが2着。粘るカフカをゴール際で僅かに交わしたスマイルカナが3着に入りました。
過去2年、4歳馬が3着まで独占していたはまなす賞ですが、今年は3歳馬がワンツーフィニッシュ。ばんえい大賞典を制したスターイチバンが不在となってのスーパーシンの勝利ですが、上位拮抗の3歳戦線は今後も混戦が予想されます。
藤野俊一騎手
勝ててほっとしています。ハンデをもらっていたので前の方でレースをしようと思っていました。今日は2障害まで馬がリラックスして折り合いがついて、それが勝てた原因かなと思います。いつもは障害までの折り合いが悪くてゴール前止まったりするのですが、今日は言うことを聞いて我慢してくれました。体が一段と大きくなって力も付いた気がします。夏はもう少しで終わりますが、熱いばんえい競馬はこれからも続きますのでよろしくお願いします。