タカラキングダムが混戦を制す
11月23日(日)にドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、ゴール前の大混戦の末、タカラキングダムが北見記念に続き重賞2連勝を飾りました。
【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
1.オーシャンウイナー(760) 39.8
2.ツガルノヒロイモノ(770) 6.0
3.タカラキングダム(770) 5.2
4.コウテイ(760) 17.5
5.マルホンリョウユウ(760) 159.3
6.キングフェスタ(780) 1.8
7.サクラヒメ(740) 5.2
8.コマサンブラック(760) 141.7
9.ホクセイハリアー(740) 19.1
10.スマイルカナ (720) 50.0
4~7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金上位2頭が選抜されて行われる一戦。1番人気は岩見沢記念を制してトップハンデの6歳馬キングフェスタが1.8倍。北見記念で古馬重賞初勝利を飾った5歳馬タカラキングダム、2年前にドリームエイジカップを制している7歳馬サクラヒメが5.2倍で並び、前走オータムカップを完勝した6歳馬ツガルノヒロイモノが6.0倍で続きました。
タカラキングダムがスタートでやや遅れますが、それ以外は一斉のスタート。キングフェスタ、サクラヒメがスピードに乗って第1障害を先頭で越えます。中間点で先行勢が息を入れると、オーシャンウイナー、ツガルノヒロイモノ、コウテイ、タカラキングダムも追いつき先行集団を形成します。コウテイとタカラキングダムが並んだまま先頭で第2障害に到達。前半は53秒の流れでした。
第2障害はコウテイが最初に仕掛けるも途中で止まります。4、5頭が続いて仕掛けた中からサクラヒメがすんなり先頭でクリア。差なくキングフェスタが続き、タカラキングダム、オーシャンウイナー、立て直したコウテイという順で第2障害をクリアします。
キングフェスタがすぐにサクラヒメはに並びかけ、タカラキングダムも追い上げてきますが、サクラヒメは先頭を譲らず激しい叩き合いに。残り10メートルで3/4馬身ほど抜け出したサクラヒメですが、ゴール手前で一杯になって転倒。これを交わしたキングフェスタと、じわじわと迫ったタカラキングダムが並んだところ、ゴール線上で両馬とも脚が止まります。キングフェスタは転倒、その間に立て直したタカラキングダムが先頭でゴール。障害5番手から歩ききったコウテイが2着、後方から脚を伸ばしたツガルノヒロイモノが3着。サクラヒメ、キングフェスタは競走中止となりました。
ゴール前の大混戦を制したタカラキングダムは、今シーズン北見記念に続く重賞2連勝で、通算では重賞8勝目となりました。まだ5歳馬ですが、粘り強く歩いて大逆転を成し遂げた自慢の末脚は、今後の古馬重賞戦線でも注目となりそうです。
赤塚健仁騎手
(重賞を連勝して)非常にうれしいです。今回も第1障害をうまく上げられるように考えていました。スタートは今回うまくいったと思います。1障害は少し緩みかけましたが、うまくいきました。2障害まで止めずに行って、天板で止まってしまったので、ちょっときつかったのかなと思います。ゴール前は、前に2頭いたので苦しかったんですけど、最後まで頑張ってくれました。



