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11/9クインカップ回顧

カフカが逃げ切り重賞3勝目

 11月9日(日)にクインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、カフカが粘り強く歩いて逃げ切り勝利。今季重賞3勝目を飾りました。

 1.カフカ(710) 12.5
 2.ガーネット(680) 4.6
 3.ヨシノヒメ(680) 90.6
 4.イワキエンジェル(680) 47.4
 5.スカーレット(690) 3.5
 6.スマイルカナ(710) 6.1
 7.クリスタルイプセ(690) 2.4
 8.ホクショウレディー(680) 71.3
 9.オオネガイキンヒメ(680) 17.7
 10.カツエアリー(690) 186.9

 ロードヒーティングが稼働してゴール前の砂障害が撤去された最初の重賞は馬場水分2.0%。1番人気は前哨戦の紅バラ賞を勝って2連勝中のクリスタルイプセが単勝2.4倍、同レース2着のスカーレットが3.5倍、5連勝中で今季7勝を挙げているガーネットが4.6倍、3歳時にばんえいオークスを制したスマイルカナはトップハンデ710kgもあって6.1倍、今季重賞2勝で同じく710kgのカフカは12.5倍で5番人気でした。

 第1障害ではカフカとヨシノヒメが少し遅れますが、各馬大きな差はなくほぼ一団で越えていきます。中間点を過ぎてスカーレットが抜け出して先頭に立つと、それを追うようにカフカも位置取りを上げて並びます。第2障害にはカフカが先頭で到達、スカーレット、クリスタルイプセ、ガーネット、スマイルカナなど人気馬も続きました。
 カフカはひと息入れる間もなく持っていかれるように仕掛けます。じっくり息を入れたスカーレットが2番手で仕掛けますが坂の途中で止まり、その間にカフカが先頭で下りて後続に差を付けます。3馬身ほど離れた2番手にガーネット、クリスタルイプセがほぼ同時、少し遅れてスマイルカナ、イワキエンジェル、スカーレット、さらに遅れてホクショウレディーと続きます。
 先頭で下りたカフカに対して、後続勢がほぼ横一線となって追い上げます。しかし逃げるカフカの脚色は衰えず、リードを保ったまま粘り強く歩いてゴール。接戦の2着争いは、障害7番手から脚を伸ばしたホクショウレディーが先着。障害で止まったスカーレットが粘り強く伸びて3着に入りました。

 勝ったカフカは、3歳時のばんえいオークスは2着でしたが、その雪辱を果たして4歳女王に輝きました。今シーズンは、牝馬重賞・カーネーションカップ、4歳シーズン一冠目の柏林賞に続き、重賞3勝目としました。残る世代重賞は定量戦で行われる年明け1月の天馬賞で、再び同世代の牡馬相手に注目となります。

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金田利貴騎手
勝てて嬉しいです。内容には課題がありましたが、馬が頑張って1着になってくれました。これまではハンデを貰って今年は重賞を2つ獲れましたが、その後はハンデを与える立場になって苦しいレースが続いて、今回は調子の良い相手もいて簡単ではないけど、馬場が変わったことでもしかしたらと思っていました。スタートを決めてもっと楽に運びたかったんですけど、少し遅れて追いつくために促したらかかり気味になって、何とか障害を上げることだけを考えました。第2障害下では、体感として1、2秒でしたが、止めることができて、膝をつきそうなところをなんとか耐えてくれました。内容的にはあまり良くなかったので抜かされるなと思いながら一生懸命に追いました。先週までの馬場だったら勝てなかったと思いますが、今回のようなチャンスが来た時に勝てるようにしたいです。この世代の馬もみんな強くなってきているので、簡単ではないと思いますが、また重賞を勝てるようにがんばります。

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