ばんえい競馬情報局とは?

ばんえい競馬の最新情報を提供します。重賞を中心に予想や回顧のほか、ばんえい競馬に関するコラムなどもご覧いただけます。
カレンダー
リンク
おすすめコンテンツ

メイン

重賞(特別)回顧 アーカイブ

<<前へ 1234567891011

2/2翔雲賞回顧

2025年2月 4日(火)

スターイチバンが接戦を制す

 2月2日(日)には重賞・翔雲賞(3歳牡馬オープン)が行われ、単勝4番人気のスターイチバンがゴール前の接戦を制し、重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アルイテイコウ(640) 7.9
 2.スターイチバン(640) 16.0
 3.ホクセイテンリュウ(640) 49.0
 4.ココロノニダイメ(640) 70.3
 5.ウンカイダイマオー(650) 52.3
 6.ビックコンボ(640) 123.1
 7.キョウエイエース(660) 3.8
 8.スーパーシン(660) 1.5
 9.アバシリタカラコマ(650) 16.3
 10.スタージャガー(650) 28.6

 明け3歳牡馬による重賞に10頭が参戦。2歳シーズン二冠目・ヤングチャンピオンシップを圧勝し、目下3連勝のスーパーシンが今回は最大20キロ差のトップハンデながら単勝1.5倍と圧倒的1番人気。そのヤングチャンピオンシップは4着も、ナナカマド賞制覇などスーパーシンとともに7勝を挙げる実力馬キョウエイエースが3.8倍で2番人気。前走3歳A-1戦で2着と調子を上げてきたアルイテイコウが3番人気、前走の馬体重が出走メンバーで最も重い1066kgと成長うかがえるスターイチバンが4番人気で続きました。

 スターイチバンが勢いよく第1障害を先頭で越え、アルイテイコウが差なく追走。ホクセイテンリュウも降りてから位置取りを上げてきます。道中はスターイチバンとホクセイテンリュウがかわるがわる先頭を進み、人気のスーパーシンがそれを見るようなかたちで続きます。降雪があった前週とは打って変わって馬場水分は1.0%と重めの馬場で各馬慎重に息を入れながら進み、ホクセイテンリュウがわずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで53秒というペースで進みました。
 第2障害ではスターイチバンが最初に仕掛け、すんなりひと腰先頭でクリア。スーパーシンが2番手で続き、その後はホクセイテンリュウ、キョウエイエース、アルイテイコウという順で障害を越えていきます。
 障害を降りた勢いでスーパーシンが徐々に前との差を詰め、残り20メートルで先頭に替わります。しかし、残り10メートルを過ぎたあたりからスーパーシンの脚色が鈍くなり、ゴール前で一杯になると、止まらずに歩いたスターイチバンがこれを交わして先頭でゴール。離れた障害6番手から追い上げた9番人気のココロノニダイメが2着に入り、立て直したスーパーシンは3着。人気を分けたキョウエイエースは5着という結果になりました。

 勝ったスターイチバンは、5月のデビューから3連勝で2歳A-1戦を勝利。その後夏場は1度しか使えませんでしたが、11月に復帰後、2戦目から3着以内の好走を続け、今回は1077kgとさらに馬体を増やし、重賞初挑戦ながらスーパーシン、キョウエイエースの2強を破っての制覇となりました。年度末の大一番・イレネー記念は定量戦となりますが、その雄大な馬格から引き続き好勝負に期待です。

成績はこちら
映像はこちら

西 謙一騎手「春と比べてだいぶ乗りやすくなっていたので、そこが一番良かったと思います。こちらの言うことを聞いてくれるようになっていました。(重量について)みんなが同じような重量なので、その点は大して気にしていませんでした。(ポジションは)思ったとおり、先生からの指示通りに前でレースを運べました。(第2障害を降りてからも)最後までしっかり歩いてくれたので良かったです。春からずっと体が大きかったですし、それに併せて成長分もあるので、まだまだ楽しみのある馬です」

1/26ヒロインズカップ回顧

2025年1月28日(火)

サクラヒメが断然人気に応える

 1月26日(日)には重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬オープン)が行われ、断然人気に支持されたサクラヒメが障害2番手から抜け出し圧勝。3度目の挑戦でヒロインズカップ初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ニシキマリン(770) 19.8
 2.サクラヒメ(810) 1.4
 3.ピュアリーナナセ(780) 13.8
 4.シンエイアロイ(800) 30.3
 5.ダイヤカツヒメ(800) 13.1
 6.ロングビユウテイ(770) 84.9
 7.スイ(780) 4.8
 8.アローリキヒメ(780) 9.0
 9.スーパードリーム(770) 159.2
 10.ホクセイサクランボ(770) 122.1

 古馬牝馬戦線をけん引するサクラヒメだが、ヒロインズカップでは2年連続で1番人気に支持されながら23年5着、24年3着。それでも重賞6勝の実績に加え、前哨戦・レディースカップで圧勝だったことから、最大40キロ差のトップハンデながら単勝1.4倍と圧倒的支持を集めました。末脚自慢で、5月のカーネーションカップではサクラヒメの2着の実績があるスイが4.8倍で2番人気。以下人気は、23年クインカップの勝ち馬アローリキヒメが9.0倍、連覇を狙うダイヤカツヒメが13.1倍で続きました。

 ニシキマリンが第1障害を先頭で越え、サクラヒメ、ダイヤカツヒメが追走。ピュアリーナナセとシンエイアロイも位置取りを上げてきます。前日までの降雪の影響もあって馬場水分は2.6%と軽い馬場でしたが、800キロ前後の重量は牝馬にとって過酷な条件ともあって各馬慎重に歩を進めます。中間点を過ぎたあたりでニシキマリンが後続に1馬身ほど差をつけると、そのまま先頭で第2障害下に到達。前半は82秒というペースでした。
 障害下でじっくりを息を入れたニシキマリンが最初に仕掛け、すんなりと1番手でクリア。サクラヒメもひと腰で続き、連れて仕掛けたシンエイアロイは障害で転倒。その後ろはやや離れ、ピュアリーナナセ、スイ、ダイヤカツヒメという順で障害を越えていきます。
 サクラヒメが手ごたえ十分のまま残り30メートルでニシキマリンを交わすと、渡来心路騎手は手綱をもったまま後続を引き離して圧勝。一気に伸びてきたスイが残り10メートルあたりでニシキマリンを交わして2着。ニシキマリンは粘って3着に入りました。

 勝ったサクラヒメは3度目のトップハンデを克服して悲願のヒロインズカップ制覇。5月のカーネーションカップに続いて古馬牝馬の重賞制覇。重賞は通算7勝目となりました。23年にはドリームエイジカップを制しているように、今後も牡馬相手の重賞でも活躍が期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

渡来心路騎手「昨日までは(馬場が)重たいかなと思っていましたが、今日は軽くなっていたので、サクラヒメには良い馬場かなと思っていました。去年すごく悔しい思いをしたので、去年のレースも見返しながら今年はどんなレースにしようかと考えていましたが、去年よりも馬場が軽かったこともあり、いいレースができました。いつもなら先行していきますが、今回はしっかり息を入れ、障害をしっかり上げてゴールまで保たせるという考えでした。(第2)障害では少し危なかったですが、そこはサクラヒメが頑張ってくれました。障害を降りる時はサクラヒメの勢いが良かったので今年は止まらずに行けるなという感じはありました。昔から変わらず気持ちが強い馬ですね」

1/3天馬賞回顧

2025年1月 4日(土)

タカラキングダムが4歳シーズン三冠達成

 1月3日(金)には重賞・天馬賞(5歳オープン)が行われ、断然人気に支持されたタカラキングダムが離れた障害4番手から一気に差し切って勝利。史上6頭目の4歳シーズン三冠馬となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.マルホンリョウユウ(760) 4.3
 2.ホクセイタイヨウ(760) 85.5
 3.アシュラダイマオー(760) 28.9
 4.クリスタルゴースト(760) 28.4
 5.ジェイライフ(760) 81.4
 6.ジェイホース(760) 6.2
 7.サクラヤマト(760) 37.5
 8.タカラキングダム(760) 1.4
 9.キタノミネ(760) 109.3
 10.ジェイヒーロー(760) 27.4

 正月開催の重賞第2弾は4歳シーズン三冠の最終戦。明け5歳の世代は、一冠目・柏林賞、二冠目・銀河賞ともにタカラキングダムが制しており、三冠がかかる今回は単勝1.4倍と圧倒的支持を集めました。3歳時に二冠を制し、オープン格付けのマルホンリョウユウが4.3倍で2番人気。ばんえい大賞典(5着)以来の重賞挑戦も、7戦連続連対中と充実のジェイホースが6.2倍の3番人気。以下は単勝20倍以上と離れ、重賞で3着3回のジェイヒーロー、柏林賞、銀河賞ともに2着のクリスタルゴースト、3歳時にイレネー記念を制したアシュラダイマオーと人気で続きました。

 第1障害を越えてクリスタルゴーストが先行し、マルホンリョウユウ、アシュラダイマオー、ホクセイタイヨウと内枠の3頭が追走。人気のタカラキングダムは行き脚がつかず、後方からの追走となりました。馬場水分は1.9倍と軽馬場の影響もあって先行馬は軽快に進み、キタノミネ、ジェイヒーローと8枠2頭も先行勢に加わって先頭が入れ替わりながら進むと、第2障害下にはジェイヒーローがわずかに先頭で到達。ここまで41秒と速いペースで進みました。
 第2障害では最初に仕掛けたジェイヒーローがすんなり先頭で通過。マルホンリョウユウもひと腰で続き、やや離れてジェイホースが3番手でクリア。タカラキングダムは4番手で通過し、差なくホクセイタイヨウとサクラヤマトが続きました。
 障害を降りた勢いでマルホンリョウユウがジェイヒーローに並びかけますが、際立つ脚色で追い込んだタカラキングダムがこれらを並ぶ間もなく交わし去って先頭でゴール。止まらずに歩いたマルホンリョウユウが2着、ジェイホースが3着に入り、人気順での決着となりました。なお、クリスタルゴーストは第2障害で競走中止となりました。

 タカラキングダムは重賞6勝目で、24年(23年度)のキングフェスタに続いて4歳シーズン三冠制覇。今後は古馬重賞戦線への本格参戦で、一線級のオープン馬相手に持ち前の決め脚が通用するか注目です。

成績はこちら
映像はこちら

阿部武臣騎手「(三冠のプレッシャーは)少しはありました。今日は流れがすごく速くなると思っていたので、展開的にはきついレースだったのですが、よく頑張ってくれました。最近少し走りが悪くなっていたので、あまり離されたらきついと思っていましたが、予想以上に展開が速かったので、泣き泣き1回止めて、あとは先行した馬がゴール前で一杯になってくれるのを待ちました。近走は障害で止まるところがあって、今回は止まったら勝ち負けにならないと思っていたので、何が何でもひと腰という考えで乗りました。末脚はいいものを持っているのでそこに賭けるしかないと思って、よく辛抱してくれました」

1/2帯広記念回顧

コウテイが悲願の重賞初制覇

 1月2日(木)には重賞・帯広記念(4歳以上オープン)が行われ、単勝2番人気のコウテイが障害を先頭で越えると、現役最強馬メムロボブサップをしりぞけ、重賞初制覇を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.インビクタ(900) 14.7
 2.メムロボブサップ(930) 1.1
 3.コマサンエース(900) 8.5
 4.コウテイ(900) 8.1
 5.コマサンブラック(890) 21.8

 正月開催恒例の古馬重賞はやや寂しい5頭立て。今季8戦8勝で負けなしのメムロボブサップにとってこのレースは、22年9着、23年2着、24年2着と未勝利で、古馬重賞完全制覇がかかる今回はトップハンデ930キロでも単勝1.1倍と圧倒的支持を集めました。昨年のこのレース3着、北見記念2着など高重量戦で好走歴のあるコウテイが2番人気も単勝は8.1倍。ばんえいグランプリ2着をはじめ今季の重賞で3着以内4回のコマサンエースが8.5倍で続きました。

 第1障害を先頭で越えたメムロボブサップが先行しますが、コマサンエース、コウテイ、インビクタも差なく追走。コマサンブラックはやや離されての追走となりました。中間点あたりではコウテイが先頭に替わりましたが、4頭がほとんど横並びで、第2障害下にはコマサンエースがわずかに先頭で到達。前半は71秒と、高重量戦らしくじっくりと時計を要す展開となりました。
 第2障害では最初に仕掛けたコウテイがすんなりひと腰でクリア。先行したほか3頭も一斉に仕掛け、メムロボブサップ、コマサンエースが続き、インビクタは障害で苦戦し離れます。
 降りてからはメムロボブサップの脚色がよく、一歩一歩前との差を詰めにかかりますが、馬場水分2.3%という軽馬場のなか、コウテイが懸命に先頭で粘ります。残り20メートルからは2頭の脚色が同じになると、ゴール前ではコウテイが1馬身ほど引き離し先頭でゴール。メムロボブサップは2秒2差で3年連続の2着。コマサンエースも止まらず歩き切って3着に入りました。

 コウテイは昨年のこのレース3着のあと古馬重賞で勝ちきれないながら善戦を続けていましたが、今回は軽馬場を味方に現役最強馬を振り切り、8歳にして重賞初制覇となりました。高重量戦での適性の高さから、ばんえい記念でも昨年の5着以上の成績が期待できそうです。

成績はこちら
映像はこちら

西将太騎手「嬉しいのとホッとしたなという感じです。いつも足りない部分がありましたが、今日は1着でゴールできてよかったです。スタートからあまり(先頭と)離されないで行けたので、良いレースができると思いました。あまり周りのことは気にせずに、この馬のレースをしたいと心掛けていました。(ゴール前は)差も広がらず、縮まらずという感じだったので、頑張ってくれと思いました。高重量戦でどんどん力を発揮してくれると思うので頑張ります」

12/30ばんえいダービー回顧

2024年12月31日(火)

ダービーの舞台でライジンサンが復活

 12月30日(月)には重賞・ばんえいダービー(3歳オープン)が行われ、単勝3番人気のライジンサンが障害先頭から押し切り、3月のイレネー記念以来となる勝利を挙げました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.ライジンサン(730) 5.6
 2.カフカ(710) 37.0
 3.フレイムファースト(730) 99.3
 4.ミチシオ(730) 1.8
 5.ホクセイハリアー(730) 6.5
 6.ホクセイポルシェ(730) 101.6
 7.アヤノダイマオー(730) 55.4
 8.スマイルカナ(710) 4.7
 9.ユーフォリア(730) 13.8
 10.ウルトラコタロウ(730) 23.0

 定量730kg(牝馬20kg減)で争われる3歳三冠の最終戦。ミチシオはここまで重賞未勝利ながらばんえい大賞典2着、ばんえい菊花賞3着など実績上位で、定量戦で条件有利になる今回は単勝1.8倍と圧倒的な支持を集めました。ばんえい菊花賞、ばんえいオークスと重賞連勝中のスマイルカナが4.7倍で2番人気。2歳シーズンに重賞3連勝でイレネー記念を制したライジンサンが5.6倍で3番人気。ばんえい大賞典の勝ち馬で、ばんえい菊花賞でも2着のホクセイハリアーが6.5倍の4番人気で続きました。

 ライジンサンが第1障害を勢いよく越えて先行すると、後続は2馬身ほど離れてホクセイハリアー、フレイムファースト、ユーフォリアらが続きます。何度も刻みながら進むライジンサンに対して、ホクセイハリアーが徐々に差を詰めると、ミチシオも位置取りを上げてきます。第2障害下にはホクセイハリアーがわずかに先頭で到達。前半は60秒というペースで流れました。
 ホクセイハリアーとライジンサンがほとんど同時に障害に仕掛けると、ライジンサンがすんなりとひと腰先頭で通過。ホクセイハリアーは1馬身ほどの差でクリア。ミチシオとウルトラコタロウがやや離れた3、4番手で続き、ユーフォリアが5番手から追いかけます。
 軽快に逃げていたライジンサンの脚色がゴール前で鈍ると、ミチシオが一気に差を詰めてきますが、半馬身ほどまで迫ったところで止まります。その間に立て直したライジンサンが先頭でゴール。ミチシオは2秒4差で2着。止まらず歩いたウルトラコタロウが迫ったもののわずかに3着。障害6番手のスマイルカナは差を詰めたまでで5着、ホクセイハリアーは7着でした。
 勝ったライジンサンは、今季は7月からの始動でここまで勝利がありませんでしたが、ダービーの舞台で見事復活。イレネー記念以来となる重賞4勝目を挙げました。手綱をとった鈴木恵介騎手は、22年キングフェスタ以来となるばんえいダービー6勝目となりました。

成績はこちら
映像はこちら

鈴木恵介騎手「徐々に馬の調子が上がって、定量戦だったので、そこまで焦る必要はないと思ってレースに挑みました。道中の手ごたえが良かったので、思ったより前で競馬ができたと思います。障害もきれいにひと腰で上がってくれて、気持ち的には楽勝かなと思いましたが、730kgという重量もあり、馬の手ごたえが悪くなって(ゴール前で)止まってしまいましたが、最後はよく頑張ってくれました。今年はなかなか使える場面が少なかったですが、最後は大河原調教師が最高の仕上げをしてくれました」

<<前へ 1234567891011
Copyright (C) OddsPark Banei Management Corp. All Rights Reserved.