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12/29ヤングチャンピオンシップ回顧

2025年12月30日(火)

十勝産駒ワンツーでキングウンカイ

 12月29日(月)にヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜)が行われ、キングウンカイが後続を引き離す快勝で重賞初制覇を飾りました。

 1.フェスタクィーン(570) 26.4
 2.ヤマノブラウン(570) 13.6
 3.レッドウンカイ(590) 49.5
 4.サトノブレイカー(590) 8.6
 5.ホクセイイワキヤマ(600) 2.4
 6.キングウンカイ(590) 2.5
 7.カネオー(590) 52.0
 8.パワーウンカイ(590) 83.1
 9.ジェイノホマレ(580) 16.9
 10.クリスタルアッシュ(570) 8.3

 2歳初の重賞ナナカマド賞の優勝馬で十勝産駒特別は2着のホクセイイワキヤマが単勝2.4倍で1番人気。その十勝産駒特別を完勝したキングウンカイが2.5倍で、この2頭が人気を分け合いました。釧路産駒特別2着のクリスタルアッシュが8.3倍、北見産駒特別1着のサトノブレイカーが8.6倍で、ここまでが単勝ひと桁台でした。

 第1障害はヤマノブラウン、レッドウンカイ、キングウンカイ、ジェイノホマレが先行し、カネオーを最後に全馬大きな差なくスムーズに越えて行きます。中間点で各馬息を入れると、スピードに乗ったヤマノブラウンが単騎抜け出して先頭に立ち、後続を離したまま前半45秒の流れで第2障害に到達しました。
 2番手以下が続々と障害に集まるなか、じっくり息を入れたヤマノブラウンが最初に仕掛けるとすんなり先頭でクリア。それを見てクリスタルアッシュ、キングウンカイ、ホクセイイワキヤマなども少し離れて障害を越えて行きます。
 逃げ切りを図るヤマノブラウンですが、キングウンカイが豪快な末脚でとらえると並ぶ間もなく先頭に躍り出ます。ホクセイイワキヤマ、ジェイノホマレ、レッドウンカイなども懸命に追いかけますが、キングウンカイは脚色衰えることなくリードを広げたまま先頭でゴール。必死に追い上げたホクセイイワキヤマが2着。逃げ粘るヤマノブラウンをかわしてレッドウンカイが3着入線となりました。

 好メンバーが揃った予選・十勝産駒特別を完勝したキングウンカイが勢いそのままに重賞初制覇。今後はハンデを背負う立場になりますが、豪快な勝ちっぷりは今後の翔雲賞、イレネー記念と続く重賞戦線を賑わせてくれそうです。
 ナナカマド賞を制した1番人気のホクセイイワキヤマは2着に敗れるも、連対率100%はキープ。今後もキングウンカイと共にこの世代を引っ張る活躍を期待できそうです。

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西将太騎手
勝つことが出来てほっとしています。普段通りのレースができれば良いところまで行けると思っていました。(ゲートが開いてから)いつもと変わらず良い感じでした。(この馬のいいところは)道中ためればそのぶんだけ2障害下りてから弾けてくれるところです。道中はいつも馬の感じに合わせて乗っているので、馬を信じて乗りました。(ゴールした時は)気持ち良かったです。

11/30ばんえいオークス回顧

2025年12月 1日(月)

3歳女王はホクセイヒラリ

 11月30日(日)にばんえいオークス(3歳牝馬オープン)が行われ、ホクセイヒラリが1番人気に応える逃げ切りで3歳女王に輝きました。

 1.キョウエイカスミ(670) 34.1
 2.ジェイオージョ(670) 13.5
 3.ウンカイマジック(670) 7.5
 4.クリスタルスペリオ(670) 20.5
 5.パワフルクィーン(670) 3.6
 6.ホクショウサクラ(670) 41.4
 7.ホクセイヒラリ(670) 3.2
 8.トマランサーヨウコ(670) 50.5
 9.プロサングエ(670) 7.1
 10.サッコ(670) 5.0

 B4とC1クラスのフルゲート10頭が揃った今年のばんえいオークス。2歳シーズンの重賞・黒ユリ賞を制し、前走ばんえい菊花賞で670キロを経験しているホクセイヒラリが単勝3.2倍で1番人気に支持されました。調教師試験に合格し最後の重賞騎乗となる藤本匠騎手のパワフルクィーンが3.6倍、2歳シーズンに牝馬特別・福寿草特別の勝利があるサッコが5.0倍、7戦連続3着以内と安定感を見せるプロサングエが7.1倍、黒ユリ賞2着馬ウンカイマジックが7.5倍と続きました。

 第1障害はキョウエイカスミ、ジェイオージョ、パワフルクィーン、ホクショウサクラ、プロサングエが並んで先頭で下りますが、他の各馬もスムーズに差なく越えて行きます。各馬息を入れつつ歩を進め、中間点を過ぎた辺りではホクセイヒラリ、サッコも先行集団に追い付きます。僅かに抜け出したホクセイヒラリとプロサングエが前半60秒で第2障害に到達。差なくパワフルクィーンも続きました。
 第2障害下でひと息入れたパワフルクィーン、ホクセイヒラリ、プロサングエがほぼ同時に仕掛けると、3頭ともにすんなりクリア。少し離れてジェイオージョ、さらに遅れてクリスタルスペリオと続きますが、先に下りた3頭が後続を引き離しにかかります。残り30メートルでプロサングエの脚が止まると、ホクセイヒカリ、パワフルクィーンの一騎打ちに。2頭の追い比べは、残り20メートルからじわじわ引き離したホクセイヒラリが先頭でゴール。パワフルクィーンは必死に食い下がるも2着。立て直したプロサングエが3着となりました。

 今季ここまで1勝と自己条件ではやや苦戦していたホクセイヒラリですが、2月の黒ユリ賞以来の重賞2勝目で見事に世代女王の座を守りました。3歳牝馬ながらすでに1100キロを超える大きな馬体で、今後のさらなる成長が注目されます。

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鈴木恵介騎手
本当にほっとしています。前回のレースで障害を失敗していたのでそこを修正することと、水分が上がっているので流れが速くなるのか、遅くなるのかを考えていました。馬体重があり大きい馬なので重量は心配していませんでした。もともとハナの遅い馬で、マイペースな馬なので道中は少し押し気味にレースを運びました。障害はひと腰で上がると思っていましたが、きれいに上がってくれました。ホクセイヒラリはマイペースな馬で、まわりの馬が詰まって苦しくなる感じのレースでした。この馬の良いところは障害力だと思います。これからもホクセイヒラリとばんえい十勝の応援をお願いします。

11/23ドリームエイジカップ回顧

2025年11月24日(月)

タカラキングダムが混戦を制す

 11月23日(日)にドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)が行われ、ゴール前の大混戦の末、タカラキングダムが北見記念に続き重賞2連勝を飾りました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右は単勝オッズ
 1.オーシャンウイナー(760) 39.8
 2.ツガルノヒロイモノ(770) 6.0
 3.タカラキングダム(770) 5.2
 4.コウテイ(760) 17.5
 5.マルホンリョウユウ(760) 159.3
 6.キングフェスタ(780) 1.8
 7.サクラヒメ(740) 5.2
 8.コマサンブラック(760) 141.7
 9.ホクセイハリアー(740) 19.1
 10.スマイルカナ (720) 50.0

 4~7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金上位2頭が選抜されて行われる一戦。1番人気は岩見沢記念を制してトップハンデの6歳馬キングフェスタが1.8倍。北見記念で古馬重賞初勝利を飾った5歳馬タカラキングダム、2年前にドリームエイジカップを制している7歳馬サクラヒメが5.2倍で並び、前走オータムカップを完勝した6歳馬ツガルノヒロイモノが6.0倍で続きました。

 タカラキングダムがスタートでやや遅れますが、それ以外は一斉のスタート。キングフェスタ、サクラヒメがスピードに乗って第1障害を先頭で越えます。中間点で先行勢が息を入れると、オーシャンウイナー、ツガルノヒロイモノ、コウテイ、タカラキングダムも追いつき先行集団を形成します。コウテイとタカラキングダムが並んだまま先頭で第2障害に到達。前半は53秒の流れでした。
 第2障害はコウテイが最初に仕掛けるも途中で止まります。4、5頭が続いて仕掛けた中からサクラヒメがすんなり先頭でクリア。差なくキングフェスタが続き、タカラキングダム、オーシャンウイナー、立て直したコウテイという順で第2障害をクリアします。
 キングフェスタがすぐにサクラヒメはに並びかけ、タカラキングダムも追い上げてきますが、サクラヒメは先頭を譲らず激しい叩き合いに。残り10メートルで3/4馬身ほど抜け出したサクラヒメですが、ゴール手前で一杯になって転倒。これを交わしたキングフェスタと、じわじわと迫ったタカラキングダムが並んだところ、ゴール線上で両馬とも脚が止まります。キングフェスタは転倒、その間に立て直したタカラキングダムが先頭でゴール。障害5番手から歩ききったコウテイが2着、後方から脚を伸ばしたツガルノヒロイモノが3着。サクラヒメ、キングフェスタは競走中止となりました。

 ゴール前の大混戦を制したタカラキングダムは、今シーズン北見記念に続く重賞2連勝で、通算では重賞8勝目となりました。まだ5歳馬ですが、粘り強く歩いて大逆転を成し遂げた自慢の末脚は、今後の古馬重賞戦線でも注目となりそうです。

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赤塚健仁騎手
(重賞を連勝して)非常にうれしいです。今回も第1障害をうまく上げられるように考えていました。スタートは今回うまくいったと思います。1障害は少し緩みかけましたが、うまくいきました。2障害まで止めずに行って、天板で止まってしまったので、ちょっときつかったのかなと思います。ゴール前は、前に2頭いたので苦しかったんですけど、最後まで頑張ってくれました。

11/9クインカップ回顧

2025年11月10日(月)

カフカが逃げ切り重賞3勝目

 11月9日(日)にクインカップ(4歳牝馬オープン)が行われ、カフカが粘り強く歩いて逃げ切り勝利。今季重賞3勝目を飾りました。

 1.カフカ(710) 12.5
 2.ガーネット(680) 4.6
 3.ヨシノヒメ(680) 90.6
 4.イワキエンジェル(680) 47.4
 5.スカーレット(690) 3.5
 6.スマイルカナ(710) 6.1
 7.クリスタルイプセ(690) 2.4
 8.ホクショウレディー(680) 71.3
 9.オオネガイキンヒメ(680) 17.7
 10.カツエアリー(690) 186.9

 ロードヒーティングが稼働してゴール前の砂障害が撤去された最初の重賞は馬場水分2.0%。1番人気は前哨戦の紅バラ賞を勝って2連勝中のクリスタルイプセが単勝2.4倍、同レース2着のスカーレットが3.5倍、5連勝中で今季7勝を挙げているガーネットが4.6倍、3歳時にばんえいオークスを制したスマイルカナはトップハンデ710kgもあって6.1倍、今季重賞2勝で同じく710kgのカフカは12.5倍で5番人気でした。

 第1障害ではカフカとヨシノヒメが少し遅れますが、各馬大きな差はなくほぼ一団で越えていきます。中間点を過ぎてスカーレットが抜け出して先頭に立つと、それを追うようにカフカも位置取りを上げて並びます。第2障害にはカフカが先頭で到達、スカーレット、クリスタルイプセ、ガーネット、スマイルカナなど人気馬も続きました。
 カフカはひと息入れる間もなく持っていかれるように仕掛けます。じっくり息を入れたスカーレットが2番手で仕掛けますが坂の途中で止まり、その間にカフカが先頭で下りて後続に差を付けます。3馬身ほど離れた2番手にガーネット、クリスタルイプセがほぼ同時、少し遅れてスマイルカナ、イワキエンジェル、スカーレット、さらに遅れてホクショウレディーと続きます。
 先頭で下りたカフカに対して、後続勢がほぼ横一線となって追い上げます。しかし逃げるカフカの脚色は衰えず、リードを保ったまま粘り強く歩いてゴール。接戦の2着争いは、障害7番手から脚を伸ばしたホクショウレディーが先着。障害で止まったスカーレットが粘り強く伸びて3着に入りました。

 勝ったカフカは、3歳時のばんえいオークスは2着でしたが、その雪辱を果たして4歳女王に輝きました。今シーズンは、牝馬重賞・カーネーションカップ、4歳シーズン一冠目の柏林賞に続き、重賞3勝目としました。残る世代重賞は定量戦で行われる年明け1月の天馬賞で、再び同世代の牡馬相手に注目となります。

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金田利貴騎手
勝てて嬉しいです。内容には課題がありましたが、馬が頑張って1着になってくれました。これまではハンデを貰って今年は重賞を2つ獲れましたが、その後はハンデを与える立場になって苦しいレースが続いて、今回は調子の良い相手もいて簡単ではないけど、馬場が変わったことでもしかしたらと思っていました。スタートを決めてもっと楽に運びたかったんですけど、少し遅れて追いつくために促したらかかり気味になって、何とか障害を上げることだけを考えました。第2障害下では、体感として1、2秒でしたが、止めることができて、膝をつきそうなところをなんとか耐えてくれました。内容的にはあまり良くなかったので抜かされるなと思いながら一生懸命に追いました。先週までの馬場だったら勝てなかったと思いますが、今回のようなチャンスが来た時に勝てるようにしたいです。この世代の馬もみんな強くなってきているので、簡単ではないと思いますが、また重賞を勝てるようにがんばります。

11/2ばんえい菊花賞回顧

2025年11月 3日(月)

ラポピージュニアが重賞初制覇

 11月2日(日)にばんえい菊花賞(3歳オープン)が行われ、ラポピージュニアがスーパーシンとの競り合いを制し、重賞初勝利を飾りました。

 1.ホクセイテンリュウ(690) 32.4
 2.ウンカイダイマオー(700) 6.7
 3.キョウエイエース(740) 19.1
 4.アルイテイコウ(690) 136.4
 5.ホクセイヒラリ(670) 81.4
 6.スターイチバン(710) 1.4
 7.ブラックウンカイ(690) 57.0
 8.スーパーシン(720) 4.7
 9.ラポピージュニア(690) 14.6
 10.ココロノニダイメ(700) 116.5

 3歳三冠の二冠目にはフルゲート10頭が出走。ばんえい大賞典を制して二冠を狙うスターイチバンが単勝1.4倍で人気を集めました。3・4歳混合のはまなす賞を制したスーパーシンが4.7倍、前哨戦の秋桜賞2着のウンカイダイマオーが6.7倍と続き、同レース3着のラポピージュニアが14.6倍で4番人気でした。

 馬場水分2.6%の高速馬場で、第1障害はほぼ横一線で勢い良く越えると、ホクセイテンリュウが僅かに抜け出してペースを作ります。中間点を過ぎたあたりで脚を止めて息を入れますが、各馬離れずほぼ一団で軽快に追走します。第2障害までは44秒、ラポピージュニア、ホクセイテンリュウ、スーパーシンがほぼ同時に到達しますが、以下もほとんど差なく続きます。
 第2障害では、スターイチバンを皮切りに各馬一斉に動き出し、ラポピージュニアが先頭でクリア。スターイチバン、スーパーシン、ホクセイテンリュウ、ウンカイダイマオーが差なく続きます。逃げるラポピージュニアをスターイチバンが追いかけますが、その間からスーパーシンが一気に並びかけて頭ひとつ抜け出します。スーパーシン、ラポピージュニアが徐々に後続を離しにかかると、残り20メートルからは2頭の一騎打ちに。激しい叩き合いから、ラポピージュニアがゴール直前で僅かに差し返して勝利。スーパーシンは0秒5差で2着。粘り強く歩いたスターイチバンは3着でした。

 ラポピージュニアは重賞初挑戦で勝利。これまでこの世代はキョウエイエース、スターイチバン、スーパーシンの3強でタイトルを分け合っていましたが、新たな重賞タイトルホースが誕生しました。母のサンシルクラポピーは、黒ユリ賞3着、クインカップ3着など重賞での好走があり、また軽量レースの疾風賞を勝利するなど快速牝馬としても活躍したものの重賞タイトルはなく、その息子の今後のさらなる成長が期待されます。

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西将太騎手
勝つことが出来てうれしいです。この馬には久しぶり(2回目)に乗ったので手探りではありましたが、ハンデもあったので頑張りました。実際に乗ってみて一生懸命な馬だと思いました。(障害を下りてからの競り合いでは)このまま頑張ってくれという思いでした。素直で一生懸命な馬で良かったです。これからも頑張りますのでよろしくお願いします。

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