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2/2翔雲賞回顧

スターイチバンが接戦を制す

 2月2日(日)には重賞・翔雲賞(3歳牡馬オープン)が行われ、単勝4番人気のスターイチバンがゴール前の接戦を制し、重賞初制覇となりました。

【出走馬】※カッコは負担重量、右の数字は単勝最終オッズ
 1.アルイテイコウ(640) 7.9
 2.スターイチバン(640) 16.0
 3.ホクセイテンリュウ(640) 49.0
 4.ココロノニダイメ(640) 70.3
 5.ウンカイダイマオー(650) 52.3
 6.ビックコンボ(640) 123.1
 7.キョウエイエース(660) 3.8
 8.スーパーシン(660) 1.5
 9.アバシリタカラコマ(650) 16.3
 10.スタージャガー(650) 28.6

 明け3歳牡馬による重賞に10頭が参戦。2歳シーズン二冠目・ヤングチャンピオンシップを圧勝し、目下3連勝のスーパーシンが今回は最大20キロ差のトップハンデながら単勝1.5倍と圧倒的1番人気。そのヤングチャンピオンシップは4着も、ナナカマド賞制覇などスーパーシンとともに7勝を挙げる実力馬キョウエイエースが3.8倍で2番人気。前走3歳A-1戦で2着と調子を上げてきたアルイテイコウが3番人気、前走の馬体重が出走メンバーで最も重い1066kgと成長うかがえるスターイチバンが4番人気で続きました。

 スターイチバンが勢いよく第1障害を先頭で越え、アルイテイコウが差なく追走。ホクセイテンリュウも降りてから位置取りを上げてきます。道中はスターイチバンとホクセイテンリュウがかわるがわる先頭を進み、人気のスーパーシンがそれを見るようなかたちで続きます。降雪があった前週とは打って変わって馬場水分は1.0%と重めの馬場で各馬慎重に息を入れながら進み、ホクセイテンリュウがわずかに先頭で第2障害下に到達。ここまで53秒というペースで進みました。
 第2障害ではスターイチバンが最初に仕掛け、すんなりひと腰先頭でクリア。スーパーシンが2番手で続き、その後はホクセイテンリュウ、キョウエイエース、アルイテイコウという順で障害を越えていきます。
 障害を降りた勢いでスーパーシンが徐々に前との差を詰め、残り20メートルで先頭に替わります。しかし、残り10メートルを過ぎたあたりからスーパーシンの脚色が鈍くなり、ゴール前で一杯になると、止まらずに歩いたスターイチバンがこれを交わして先頭でゴール。離れた障害6番手から追い上げた9番人気のココロノニダイメが2着に入り、立て直したスーパーシンは3着。人気を分けたキョウエイエースは5着という結果になりました。

 勝ったスターイチバンは、5月のデビューから3連勝で2歳A-1戦を勝利。その後夏場は1度しか使えませんでしたが、11月に復帰後、2戦目から3着以内の好走を続け、今回は1077kgとさらに馬体を増やし、重賞初挑戦ながらスーパーシン、キョウエイエースの2強を破っての制覇となりました。年度末の大一番・イレネー記念は定量戦となりますが、その雄大な馬格から引き続き好勝負に期待です。

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西 謙一騎手「春と比べてだいぶ乗りやすくなっていたので、そこが一番良かったと思います。こちらの言うことを聞いてくれるようになっていました。(重量について)みんなが同じような重量なので、その点は大して気にしていませんでした。(ポジションは)思ったとおり、先生からの指示通りに前でレースを運べました。(第2障害を降りてからも)最後までしっかり歩いてくれたので良かったです。春からずっと体が大きかったですし、それに併せて成長分もあるので、まだまだ楽しみのある馬です」

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