7月18日(日)のメインは四市記念重賞の第1弾・旭川記念です。前回の古馬重賞・北斗賞(6月20日)は、7番人気のキタノユウジロウが逃げ切って古馬重賞初制覇を果たし、8番人気で2着マツカゼウンカイも古馬重賞で初の連対。年長馬が5歳二強に対し意地を見せる結果となりました。しかし昨季は北斗賞を6番人気で勝ち古馬重賞初制覇のミノルシャープが、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞3連勝を成し遂げています。今年も北斗賞の結果をフロックと見るのは危険かもしれません。
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【第7回開催4日目】
7月17日(土)のメイン第10レースには、さざなみ特別(A2級・20:10発走予定)が行われます。
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前開催はA2級単独での特別戦は組まれず。昇級初戦の3歳オーシャンウィナーを除く今回の出走馬は、4歳重賞・柏林賞、こと座特別(B1級との混合)、2組の平場戦のいずれかを使われています。なお2開催前のA2級・ジュノー特別は4歳馬ブラックサファイアが勝利。その開催にA2級が出走可能なレースでもっともハイレベルなメンバー構成だったのがシルバーカップ(オープン・A1・A2級の混合)です。
◎トワトラナノココロは、シルバーカップでは2番人気で4着。相手が強く逃げに持ち込むことができませんでした。続く柏林賞は1番人気で詰めを欠き7着でしたが、700キロは初だっただけに重量経験の差と見ることもできるはず。今回は自己条件でもA2級同士の特別戦ははじめてですが、2走前にオープン馬相手の流れを経験したことが生きてくるでしょう。
○マツノタイガーは今季3戦して気合不足の内容でしたが、鈴木恵介騎手が今季はじめて騎乗した前走2組の平場戦で一変。先行していき障害2番手クリアから一旦は先頭に立っての2着と、主戦騎手らしく力を引き出してみせました。昨季はA1級の特別戦を勝利している実績があり、特別戦も苦にしません。
▲ブラックサファイアは、柏林賞では障害で腰が入らず9着でした。しかし2走前のジュノー特別は、最後の仕掛けでも障害で止まったものの、降りてから9頭を交わし去って圧巻の勝利。ここも展開がハマれば、怖さを秘めています。
△ココロノタカラは、シルバーカップ9着、こと座特別8着ですが、障害では崩れておらず位置取りの問題。3走前には同条件の旭岳特別で2着があり、力は劣りません。
【第7回開催5日目】
7月18日(日)のメイン第11レースは、古馬路線の重賞第3弾・BG2・旭川記念(20:10発走予定)。
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出走馬8頭全馬が、6月20日に実施された重賞・北斗賞で対戦。同レースを逃げ切ったキタノユウジロウ、3着アオノブラック、5着アオノブラックが賞金ハンデ10キロ増の800キロで、ハンデ差は10キロしかつきません。
◎メムロボブサップは、今季は6戦してオープン特別戦での1勝のみですが、ばんえい十勝オッズパーク杯2着、北斗賞では3着などすべて4着以内。1番人気に推された北斗賞では障害で三腰を要しましたが、3番手でクリア。残り20メートル手前では2番手に上がると、逃げ切り勝ちを収めたキタノユウジロウから4秒差の3着。マツカゼウンカイには交わされたものの、メジロゴーリキの追い上げはしのいでいます。今回は賞金ハンデ10キロが課されて800キロとなりますが、1着キタノユウジロウは7番人気、2着マツカゼウンカイも8番人気と、思わぬ馬に足元をすくわれた格好だけに、ここは力が入るはず。ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬アオノブラックはトップハンデもあってか6番人気で5着でしたが、今回はともに賞金ハンデ10キロ増での出走。メムロボブサップにとっては古馬重賞初制覇がかかります。
○アオノブラックは、北斗賞では前半を大事に乗られ、それでも障害で苦戦して6番手でクリアし5着でしたが、唯一の賞金ハンデ20キロが響いたかもしれません。他の出走馬は当時から20~30キロ重量が増えるのに対し、この馬は10キロ増とハンデ面で有利。巻き返しが十分です。
▲キタノユウジロウは、昨季の帯広記念で3着と古馬重賞で初の馬券絡み。初挑戦のばんえい記念では、急遽の乗替わりがありながら2着と好走しています。今季は、昨季9着だったばんえい十勝オッズパーク杯で3着、北斗賞では逃げ切って勝利と軽量戦にも適性を見せています。前走の大敗は条件不適で度外視できます。今季2度の3着以内はともに重賞。持ち味を生かして反撃なるでしょうか。
今季の2重賞は7着も昨季の旭川記念を制している△ミノルシャープ、今季の重賞がともに4着の△メジロゴーリキも上位争いが期待できます。
【第7回開催6日目】
7月19日(月)のメイン第11レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)。
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同世代の牝馬限定戦としては昨年11月のクインカップ以来となる一戦。◎ジェイカトレアは、そのクインカップで逃げ切り勝ちを収め、2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳シーズンのばんえいオークスと合わせて世代の牝馬重賞を完全制覇。今回はトップハンデで重量差は最大30キロですが、5月の重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬)での3着も考えると地力上位は間違いないところ。4戦続けての650キロと重量慣れも見込めるだけに、勝って今後に弾みをつけたいところです。
○ジェイセリナは、クインカップでは障害を5番手で越えて2着。ジェイカトレアに一旦は並びかける場面もあり、結果として突き放されたものの同重量での1秒8差は価値があります。今季は6月の初戦から自己条件B2級で2走して、競走中止、6着とふるいません。しかし、同世代の牝馬相手で、ジェイカトレアと20キロ差つけば変わり身がありそうです。
▲マオノクイーンは、クインカップでは重賞初挑戦でも3番人気に推されましたが5着。障害をひと腰2番手で切ったものの、詰めを欠いたのは初の690キロも原因かもしれません。その後ジェイカトレアとは2度対戦し、20キロ差ではこちらが先着していますが、10キロに差が縮まったカーネーションカップでは徐々に離され5秒6差をつけられました。今回は引き続きジェイカトレアより10キロ軽いものの、ジェイセリナより10キロ重い重量がカギとなりそうです。
△オージョもクインカップが重賞初挑戦で6着でした。B3昇級後はひと腰続きだけに重量が増えてもこなせそう。ジェイカトレアとの30キロ差を生かせば浮上の余地はあります。