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今週の見どころ(2/20~2/22)

2021年2月18日(木)

 今週、来週の日曜のメインは、特別戦優勝馬による準重賞・ウィナーズカップと重賞優勝馬による重賞・チャンピオンカップです。今週、21日(日)第10レースに実施されるのがウィナーズカップ。17年はこのレースを勝ったキタノタイショウが同年3月のばんえい記念で2着、18年フジダイビクトリーが同6、2着、19年センゴクエースが同3、1着、昨年はホクショウマサルが同1、3着など、毎年、年度末の大一番・ばんえい記念で上位に入る馬が出ています。チャンピオンカップと同様、チェックは欠かせません。

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【第24回開催1日目】
 2月20日(土)のメイン第10レースには、雪月花特別(A1級-1組・18:25発走予定)が行われます。
 前開催の同条件・如月特別には減量がある4、5歳が5頭出走し、金田利貴騎手で逃げた5歳コマサンエースが楽勝し、今開催からオープンへ昇級。4歳カイセドクターが2番手で粘るところ、一気に伸びた8歳アアモンドヒューマがとらえて2着でした。今回は1、3着馬がおらず、若馬は3頭に減っています。
 ◎ブラックサファイアは、引き続き出走する4、5歳馬3頭のうち如月特別で最先着の5着でした。A1昇級ということもあってか、前半は普段以上に慎重な運びに映りましたが、障害を越えてからは末脚を爆発させました。今回も出走している2着アアモンドヒューマと5秒2差で、4着フクトクとは同タイム。若手10キロ減がある金田騎手も騎乗しておらず、ペースが緩くなれば、早めに先行勢を射程圏に入れ差し切れるはずです。
 5歳○アオノゴッドは、如月特別ではブラックサファイアからコンマ2秒差の6着。展開次第で逆転あっても不思議なし。
 同じく5歳▲ダイリンファイターは同10着も、コマサンエースとハナを争い障害で苦戦した結果。ペースを守って先行できれば巻き返しがあります。
 ベテランでは12歳△フクトクに注目。ブラックサファイアをゴール前で差し返し4着に上がった根性はさすがでした。

【第24回開催2日目】
 2月21日(日)のメイン第10レースには、準重賞・ウィナーズカップ(4歳以上選抜・18:25発走予定)が行われます。
 ◎センゴクエースは、19年にばんえい記念を勝っており、次週(2月28日)の重賞・チャンピオンカップに出走しても上位人気に推されたであろう実力馬です。今季の重賞では、ばんえい十勝オッズパーク杯での3着が最高で、ウィナーズカップへの出走となります。目標は年度末のばんえい記念になるでしょうが、今回のメンバーなら貫禄勝ちを収めたいところです。
 ○シンザンボーイは、19年のこのレースの勝ち馬。2走前のオープン-2組特別戦では、伸びきれずも3着と久々に馬券圏内に入っています。転厩前から減り続けていた体重は戻っていませんが、少しでも基礎重量が増えるのは、ひと押し不足のこの馬にとって歓迎。メンバー中で唯一、賞金ハンデの加増がないのも恵まれています。
 ▲ホクショウマサルは、20年のウィナーズカップ優勝馬。前走のオープン-1組特別戦を逃げ切って、センゴクエース相手での連敗を6で止めています。今回はライバルと同重量になりますが、ヒケは取りません。
 △アフロディーテは、前走の牝馬重賞・ヒロインズカップで780キロを障害ひと腰で上げての2着が光ります。金田利貴騎手が初騎乗で、10キロ減の750キロ。狙ってみる価値はあるでしょう。
 
【第24回開催3日目】
 2月22日(月)のメイン第11レースには、ウインターカップ(オープン・18:25発走予定)が行われます。
 前開催のオープン-2組平場戦(2月7日)でキタノユウジロウが今季初勝利。障害を先頭で越えたハクタイホウがゴール前で一杯になったところ、2番手からとらえています。障害3番手から伸びたインビクタが2着。ハクタイホウは4着でした。
 その◎キタノユウジロウは、昨年6月末から7戦連続5着で、その後4戦続けて4着。そして2、3、2、2着後の前走で、ようやく勝ちみの遅さを払拭しています。今開催はウィナーズカップとチャンピオンカップが組まれているため、力量接近の顔ぶれ。そのなかで帯広記念3着の実績は輝いています。
 若い5歳が4頭おり、○コマサンブラックは、古馬オープン初戦の前走がいきなり1組の特別戦でしたが、三腰くらいでまとめメドの立つ走り。前走1組だったのはこの馬だけで、勝機はあるはず。
 ▲ハクタイホウは、前走がキタノユウジロウから3秒5差の4着。詰めひと息の近況ですが、課題といえばそれだけ。差はありません。
 △ジェイエースは、今回がオープン昇級後、初の特別戦。10戦連続3着以内の充実度で突破を狙います。

今週の見どころ(2/13~2/15)

2021年2月11日(木)

 2月14日(日)のメインには明け3歳牝馬による重賞・黒ユリ賞が行われます。今季この世代の牝馬は、最初の新馬戦を第1回能力検査で牝馬一番時計のニュクスが制すと、初の特別戦(牝馬限定)である8月の白菊賞も勝利。9月のいちい賞(牝馬限定)はミソギホマレが勝利し、世代最初の重賞・ナナカマド賞を勝ったアバシリサクラは第2回能検の牝馬一番時計でした。その後の5つの産駒特別戦では、釧路産駒のコウシローレディ(今回は不出走)がもっとも好成績の2着で、12月のヤングチャンピオンシップは5着でした。いちい賞以来となる牝馬限定戦は640キロの定量。馬場は重くなることが予想されるため、障害力と直線での持久力が問われることになりそうです。

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【第23回開4催日目】
 2月13日(土)のメイン第10レースには、然別賞(オープン-1組・18:30発走予定)が行われます。
 メンバー7頭中6頭が前走として使われていた柏林馬事公苑特別(オープン-1組)を勝ったのはセンゴクエースで、ホクショウマサルが迫って2着。両馬の対決ではセンゴクエースが6戦連続で先着しています。
 その6戦で◎ホクショウマサルとセンゴクエースは同重量でしたが、今回はセンゴクエースが賞金ハンデのぶん5キロ増となり重量差がつきます。前走の差はわずかコンマ6秒。逆転のチャンスといえます。
 ○センゴクエースは、6戦ではすべてホクショウマサルより先に障害を越えています。5キロのハンデを負って直線どこまで辛抱できるかでしょう。
 ▲コマサンブラックは、前走の5歳オープン特別戦が4着でした。オープンに昇級したためハンデを背負う立場でしたが、終いに脚を使って悪くないレース。今回が古馬オープン初挑戦とはいえ、金田利貴騎手で10キロ減があり、最大50キロ差ある最軽量760キロを生かせば、一発が狙えます。
 △マツカゼウンカイは、柏林馬事公苑特別が5番人気で8着。しかし、今回は1着センゴクエース、4着コウシュハウンカイとのハンデ差が各5キロ縮まります。久しぶりの藤野俊一騎手で変化を求めたいところ。

【第23回開催5日目】
 2月14日(日)のメイン第10レースは、BG2・第46回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:25発走予定)。定量640キロで行われる明け3歳馬による女王決定戦です。
 直近の3歳A級-1組は1月25日。同じ開催に牡馬限定の翔雲賞が組まれていたため、9頭中8頭が牝馬(アバシリサクラは出走取消)でした。勝ったのは離れた障害2番手から伸びたミソギホマレ。逃げた1番人気のイオンが一旦は独走に持ち込みましたが、残り20メートルを切ったあたりで脚が止まり、再び歩いたものの2着。ただ、唯一賞金ハンデ10キロを課され、ほかの牝馬より5キロ重かった影響はあったかもしれません。連れて追い込んだシンデレラナイトは3着で、以下、ジェイマリア、ニュクスの順で入線しました。同レースからは上位5頭を含む7頭が出走しています。
 ◎イオンは、9月のいちい賞(2歳牝馬オープン)では8番人気ながら2着に好走すると、3走前には3歳A級-1組を逃げ切って勝利。ミソギホマレにはじめて先着を果たしています。前走は2着に敗れましたが、今回は定量戦だけに逆転のチャンス。前走体重がメンバー中でもっとも重い998キロというのも高重量戦では武器になりそうです。
 ○アバシリサクラは通算5勝をマークしています。いちい賞は唯一5キロの賞金ハンデを負い3着でしたが、ノーハンデのナナカマド賞では牡馬を相手に目の覚めるような末脚を発揮。世代最初の重賞ウイナーになりました。
 ▲ミソギホマレは、いちい賞の勝ち馬で、牡馬相手の釧路産駒特別でも3着があります。その後はA級-1組で2勝。通算5勝のすべてで手綱の阿部武臣騎手が今回も騎乗します。
 △ニュクスは、前走では3着争いに加わるのが精一杯でしたが、第1回能力検査の牝馬一番時計で、8月の白菊賞(2歳牝馬オープン)と、10月の2歳A級-1組を勝利。牝馬同士なら世代上位の力があります。

 2月15日(月)のメイン第11レースにはスピードスター賞(4歳以上選抜・18:30発走予定)が行われます。
 疾風賞、地吹雪賞の上位馬による一戦。レース名のごとく定量500キロでのチャンピオンを決める準重賞です。
 ◎メムロボブサップは、定量500キロに初挑戦だった10月の疾風賞を逃げ切り勝ち。雨で馬場水分2.3%だったとはいえ48秒0と破格のタイムを叩き出しています。メンバー中に40秒台の持ち時計があるのはこの馬だけ。世代限定重賞8勝の強者がここも勝ち、新たな才能開花となるでしょうか。
 疾風賞2着馬が回避したことで、3着○アオノブラックが相手。メムロボブサップと同じ明け5歳でライバル的な関係。疾風賞では第2障害の手前でやや離されたのが響いたか3着でした。当時からベテランの藤野俊一騎手に乗り替わっての条件2度目なら、差を縮めることはできるはず。
 ▲ジェイコマンダーも、12月の地吹雪賞が同条件初挑戦ながら差し切り勝ちを収めています。疾風賞が軽めの馬場で、ロードヒーティング稼働前だけに、単純な時計比較はできません。明け5歳で10キロ軽い両馬が相手でも勝ち負けを期待します。
 △メジロゴーリキは、地吹雪賞は1番人気で5着も、昨季のスピードスター賞2着の実績上位です。

今週の見どころ(2/6~2/8)

2021年2月 4日(木)

 今週、来週の日曜はともに牝馬重賞がメインレース。2月14日(日)は明け3歳の黒ユリ賞で、今週7日(日)に行われるのが、4歳以上によるヒロインズカップです。そう遠くない未来に繁殖生活が待っている牝馬たちにとって、自らの価値を高めるためにもこのBG1タイトルは喉から手が出るほどほしいはず。ちなみに今年の出走予定馬では、アフロディーテが20年にすでに勝利しています。なおイズミクィーンの母フクイズミは07、11年と2回勝利。また母ハタノダイヤの産駒は、13年3着だったタケノビジンから昨年3着フェアリースズ(今年も出走予定)まで、8年連続でのヒロインズカップ参戦を果たしています。

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【第23回開催1日目】
 2月6日(土)のメイン第10レースには、如月特別(A1級-1組・18:30発走予定)が行われます。
 年明けのA1級の特別戦は、正月開催が1組のニューイヤーカップ、2開催前は1組のプロキオン特別で、前開催がA2級と混合の六花特別でした。
 ◎ココロノタカラはメンバー中で唯一、3レースすべてに出走し2、4、9着。2走前のプロキオン特別は減量がある5歳が5頭おり、しかも軽馬場(馬場水分2.7%)でもスピード負けせず、6歳以上の馬として最先着。続く六花特別は引き続き軽めの馬場(同2.0%)で逃げて9着でしたが、この馬は他馬を目標にする位置で直線を迎えたほうが好走している印象があります。今回はプロキオン特別と同様、若馬が多いものの雪予報はなく、2着だったニューイヤーカップ(馬場水分1.0%)に近い馬場になりそう。前走の敗戦で人気が下がれば、配当的にも狙ってみる価値があります。
 ○コマサンエースは5歳馬で、プロキオン特別ではメンバー最先着の3着。同レース1、2着の5歳馬はすでにオープンへ昇級しており、1秒2差の4着だったココロノタカラを再び振り切る場面もあるでしょう。
 ▲ブラックサファイアは、前走の4歳オープン・白雪賞で、格上カイセドクターと1着同着に持ち込んでいます。今回がA1昇級初戦ですが、10月にはB1級の特別戦でコマサンエースに先着している実績もあり、いきなり通用しそう。
 △カイセドクターは、ニューイヤーカップで3着。ただ当時は減量ある4、5歳がこの馬だけだったのに対し、今回は5頭もおり、ハンデ面での旨みが減っています。賞金ハンデ20キロも懸念材料です。

【第23回開催2日目】
 2月7日(日)のメイン第10レースは、BG1・第31回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18:25発走予定)。オープン790キロから1重量格ごとに10キロ加減となる別定重量戦(5歳は10キロ減)。オープン馬は今季の収得賞金150万円につきさらに10キロ加増されるため、ミスタカシマとシンエイボブがトップハンデの800キロで、最大で50キロの重量差がある一戦です。
 ◎ミスタカシマは、昨年のこのレースでは、1番人気に推されたものの初の800キロで力を出し切れず7着でした。しかし、昨年9月の岩見沢記念ではさらに重い810キロで、障害で止まりかけながらもひと腰2番手で越えると逃げたコウシュハウンカイに2秒差に迫って2着と好走しています。前哨戦ともいえるレディースカップは3着でしたが、牝馬同士ならオープン馬として格の違いを示してくれそう。力通りなら昨年の雪辱を期します。
 相手は連覇を狙う○アフロディーテ。レディースカップでは4着でしたが、勝ち馬シンエイボブとは4秒6差で、3着ミスタカシマとはコンマ7秒差と接戦でした。昨年より20キロ重い780キロですが、レディースカップの上位3頭が当時から70キロ~80キロ増に対し、この馬は60キロ増と重量面で有利になるだけにチャンスは十分にあります。
 ▲サンシルクラポピーは、レディースカップを2着。その後も善戦傾向を示しており、前走の六花特別(A1級-1組混合)では、A1昇級後初の特別戦で5秒2差の4着にまとめています。安定したレース続きの近況から重賞の舞台になっても大崩れはなさそうです。
 △シンエイボブは、レディースカップを快勝し、オープンへ昇級しました。今回は同レースの2~4着馬より重量面で不利になっていますが、底力発揮に期待です。

【第23回開催3日目】
 2月8日(月)のメイン第11レースは、アメジスト特別(A2級-1組・18:25発走予定)
 ◎ヤマトタイコーを中心視します。今季はC1級からスタートし、2走前のB1級-1組が古馬相手で初の特別戦でも、あっさり逃げ切っています。世代限定戦では、12月のばんえいダービーで負担重量720キロでも障害ひと腰から2着に逃げ粘っており、障害には自信を持っているようです。4歳オープンの前走からA2へ昇級。今回は初の735キロが課題ですが、メンバー中で最多の今季10勝を挙げている、若い4歳馬の勢いで突破を狙います。
 前開催のA2級特別戦はA1級混合の六花特別で、今回のメンバーではバウンティハンター(8着)しか出走していません。6頭が使われていた2開催前の吹雪特別(A2級-1組)で3着だった○ヤマトジャパンが相手筆頭でしょう。今季A2級の特別(混合戦含む)では3戦とも障害をスムーズに越えて3、4、3着と安定。先行しての粘り込みに期待できます。
 ▲ホクトシンバは、吹雪特別がメンバー最先着の2着。鈴木恵介騎手への手替わり効果か、馬場水分3.0%の軽馬場が向いたのか、8番人気ながら鋭い末脚を発揮しています。当時と馬場状態は変わりそうですが、引き続き鈴木騎手だけに期待できます。
 △オホーツクノタカラは、吹雪特別では10番人気で5着。障害は2番手で降りての4秒7差なら悪くありません。重めの馬場だった3走前の新雪特別は3着でヤマトジャパン(4着)、ホクトシンバ(9着)に先着を果たしています。

今週の見どころ(1/30~2/1)

2021年1月28日(木)

 1月31日(日)のメインには、明け3歳牡馬による新設重賞・翔雲賞が行われます。3歳牝馬の黒ユリ賞(2月14日・定量)と同格のBG2ですが、こちらは収得賞金額によってハンデが加算されるのが異なる点。しかし、12月30日のヤングチャンピオンシップが収得賞金100万円につき10キロ増だったのに対し、翔雲賞は収得賞金150万円につき5キロ増と、重量差がつきにくい設定。定量戦のBG1・イレネー記念(3月20日)により近い舞台での争いに注目です。

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【第22回開催4日目】
 1月30日(土)のメイン第10レースには、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:25発走予定)が行われます。
 重量差が最大60キロもあり、重いハンデの馬はあまり無理をしないはず。賞金ハンデが手ごろな前開催の同条件・睦月特別2~4着馬(勝ち馬は今回不在)に注目します。
 ◎マツカゼウンカイは、睦月特別が4番人気で障害を4番手で越えて4着。1~3着馬と同じ障害ひと腰クリアでも、わずかなロスがありました。さらに先を越されたのがセンゴクエース(2着)とホクショウマサル(3着)では、なかなか差が詰まらなかったのは仕方ありません。この2~4着馬は今回も同重量ですが、基礎重量が10キロ増え775キロになるぶん、マツカゼウンカイに逆転のチャンスが生まれそうです。
 ○ホクショウマサル▲センゴクエースは、特別戦や平場戦では、障害で甘さが出なくなっています。しかし、睦月特別(小雪・馬場水分2.9%)ほど今回馬場は軽くならないでしょう。脚を使う先行策になった場合、10キロ増が障害で意外と堪えるかもしれません。
 最軽量750キロタイの△シンエイボブ、牡馬ではもっとも軽い770キロ△ウンカイタイショウが押さえです。

【第22回開催5日目】
 1月31日(日)のメイン第10レースは、BG2・第1回翔雲賞(3歳牡馬・18:20発走予定)。基礎重量は640キロ。収得賞金が150万円を超えているネオキングダム、アルジャンノオー、シュトラールの3頭は賞金ハンデ5キロが加増されます。
 出走馬10頭のうち6頭が1月17日の3歳A級-1組で対戦。勝ったのはシュトラールで障害6番手から追い込みを決めました。逃げた牝馬イオンが2着で、同馬に続いて障害をクリアしたタカナミは詰めを欠いて3着。15キロのトップハンデを課されたネオキングダムとアルジャンノオーはそれぞれ4、9着という結果でした。
 ◎ネオキングダムは釧路産駒特別を勝利し、ナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップの二冠ともに2着の実績は世代上位。続く前走3歳A級-1組では、勝ち馬シュトラールと10キロ差で1秒4差の接戦を演じています。ハンデ差が5キロに縮まる今回は重賞制覇のチャンスといえそう。
 ○アルジャンノオーは、北見産駒特別2着からヤングチャンピオンシップに挑戦。障害2番手から抜け出すと、ネオキングダム、カイセキングオーの追撃を振り切って勝利しています。続く前走の3歳A級-1組は9着でしたが、あくまで目標はここ。ネオキングダムとは3走続けて同重量。重賞で逆転も考えられます。
 ▲シュトラールは上記2頭から10キロ軽かった前走3歳A級-1組こそ勝利しましたが、今回は同じ645キロ。北見産駒特別4着で、ヤングチャンピオンシップには不出走だったため、初となる600キロ台の重量も課題となりそうです。
 △カイセキングオーは、ヤングチャンピオンシップ3着馬で、当時10キロあった1、2着馬とのハンデ差が5キロに縮まるのは微妙。とはいえ、北見産駒特別の勝ち馬だけに侮れません。

【第22回開催6日目】
 2月1日(月)のメイン第11レースには、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:30発走予定)が行われます。
 ダイリンファイターを除く9頭が出走していた1月3日の天馬賞(定量760キロ、牝馬20キロ減)は、メムロボブサップが逃げ切って4歳シーズン三冠を達成。障害2番手から伸びたアオノブラックは並びかけるまでには至らず2着。しかし、3着ジェイエースには18秒2もの差をつけており、2頭の実力が抜けていることを示しました。なお天馬賞では、新人の金田利貴騎手がコマサンエースで重賞初騎乗。10キロ減を生かしジェイエースから2秒4差の4着に入っています。
 今回はクラス(重量格)別定戦のため、メムロボブサップがトップハンデ800キロ、アオノブラックは780キロで、最大80キロのハンデ差がつきます。
 そこで注目は◎ジェイエース。定量の天馬賞では上位2頭から離れた3着でしたが、今回の740キロは、メムロボブサップより60キロ、アオノブラックより40キロ軽く有利。世代オープン2勝目のチャンスといえます。
 ○アオノブラックは、メムロボブサップと20キロ差あれば、天馬賞での2秒5差は逆転可能。しかし3着ジェイエースと40キロ差つくと、位置取り的に厳しくなる可能性があり、今回は相手評価が妥当でしょう。
 ▲コマサンエースは、天馬賞後にA2からA1へ昇級したため、本来はジェイエースと同重量。しかし引き続き金田利貴騎手を起用することで、今回も10キロ差で臨めるのは有利といえます。A1昇級初戦の前走では、ジェイエースと同重量で4秒1差の好勝負をしており、ハンデ差をいかしチャンスをうかがいます。
 △メムロボブサップは、天馬賞を勝ち、3歳に続き4歳シーズンの三冠も達成。世代ナンバーワンの存在ですが、今回は最大80キロの重量差の克服がカギとなりそうです。

今週の見どころ(1/23~1/25)

2021年1月21日(木)

 26開催151日間が予定されている今年度のばんえい十勝は、残すところ5開催28日間。前開催終了(1月18日)時点でのリーディングは、騎手部門では、阿部武臣騎手が143勝で1位、鈴木恵介騎手は134勝で2位となっています。しかし、昨季は1月末で11勝あった1位阿部騎手との差を、鈴木騎手が徐々に詰め、最終的には194勝をマーク。2位・阿部騎手に10勝差をつけ12年連続でのリーディングに輝いています。今季も鈴木騎手の怒涛の追い上げが始まるのか注目です。調教師部門は接戦で、1位・松井浩文調教師(105勝)と2位・金田勇調教師(104勝)はわずか1勝差。坂本東一調教師は101勝で3位ですが、4年連続のリーディングへ巻き返しなるでしょうか。

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【第22回開催1日目】
 1月23日(土)のメイン第10レースは、六花特別(A1級-1組混合・18:25発走予定)
 A1級馬7頭のうち6頭は1月4日のニューイヤーカップ(A1級-1組)で対戦し、メンバー中最先着は2着ココロノタカラ。同馬と、8着イズミクィーンは、前開催ではプロキオン特別(A1級-1組)を使われ、ココロノタカラ4着、イズミクィーン5着でした。
 有力なのはその2頭で、◎ココロノタカラが中心でしょう。プロキオン特別(A1級-1組)は減量ある5歳が5頭参戦し、1~3着を独占。この馬は障害をひと腰4番手で越え、3着コマサンエースから1秒2差に善戦しています。その上位3頭は今回不在。今開催から基礎重量が10キロ増えますが、前走コマサンエースに騎乗していた、減量ある金田利貴騎手を起用することで相殺。勝利が期待できます。
 ○イズミクィーンは、ニューイヤーカップ8着からプロキオン特別では着順を上げ5着。この組合わせなら、1組特別戦を差し切った4走前の再現もありそうです。
 ▲サンシルクラポピーは、720キロ超の重量で馬券に絡んだことがなく735キロが課題となりそう。しかしA1昇級後、平場戦で4、3着と通用しており侮れません。
 △ブチオは、ニューイヤーカップが7着。障害にムラがありますが、息を入れて追走できれば上位食い込みが可能でしょう。

【第22回開催2日目】
 1月24日(日)のメイン第10レースには白雪賞(4歳オープン・18:20発走予定)が行われます。
 12月29日のばんえいダービーは730キロの定量戦。セン馬10キロ減があったヤマトタイコーと、カイセドクターがほぼ同時に先頭で障害をクリアしましたが、直後に越えたキョウエイリュウが一気に交わし押し切って勝利しています。同レースに出走していた8頭は、当時から10キロ増から30キロ減での出走となります。
 ◎カイセドクターは、A1級特別戦の前走では745キロながら障害をひと腰で越えて3着と上々の結果でした。今回は15キロ軽く、3着だったばんえいダービーと同じ730キロ。1着キョウエイリュウは今回740キロなら勝機は十分にあります。
 ○キョウエイリュウは、通常の特別戦では重い賞金ハンデを課されるため、レースを絞って出走しています。今回はばんえいダービーより10キロ重くなりますが、ばんえい菊花賞との3歳二冠を果たした底力に期待です。
 ▲ブラックサファイアは、近3走がすべて730キロで、6着だったばんえいダービーと、前走は障害で苦戦。しかし2走前はひと腰で越え追い込む強い勝ちかたでした。10キロ軽い720キロなら、2走前のような持ち味を生かしたレースができるとみます。
 △キタノボブサップは、ばんえいダービーが5着で、クラス別定重量だった11月のばんえい菊花賞では3着。2着カイセドクターとは今回と同じ20キロ差で5秒6差でした。710キロは軽くありませんが、連争いできるチャンスはあるでしょう。

【第22回開催3日目】
 1月25日(月)のメイン第11レースは、中日スポーツ賞(オープン-2組・18:25発走予定)
 ◎キタノユウジロウは、年始の重賞・帯広記念でオレノココロから3秒2差の3着と好走。障害を降りたのは3番手で、勝ち馬に差されたものの、逃げたコウシュハウンカイをゴール線上でとらえています。オレノココロより20キロ軽かったとはいえ、11月の北見記念に続き重賞で見せ場を作りました。今季同条件のオープン-2組特別戦でも5、4、4着と善戦止まりですが、その3戦で先着を許した馬はここにはいません。今季初勝利のチャンスといえるでしょう。
 ○カンシャノココロは、今季オープン-2組特別戦では、2戦ともキタノユウジロウに先着を許しています。しかし前走A1級-3組混合の平場戦で久々の勝利をマーク。相手に恵まれての軽馬場でしたが、障害で真っ先に仕掛けると、降りてからは10キロ軽い2頭との追い比べを制し、オープン馬の貫禄を示しました。オープン馬同士でも同じような戦いができれば連勝もありそう。
 ▲ハクタイホウは、直近の2組特別戦では7、5着。障害はともにひと腰で越えていますが、溜めないと上がらないため、そのぶんのロスが結果に響いているようです。とはいえ近2走の平場戦では仕掛けていって障害ひと腰から1、2着と進境がうかがえます。このタイミングでの特別戦替わりなら、ワンチャンスあるでしょう。
 △ゴールデンフウジンは、前走オープン-2組の平場戦でキタノユウジロウに先着されていますが、今回ハンデ差は5キロ縮まります。今季オープン-1組特別戦で勝利がある実力発揮に期待がかかります。

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