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今週の見どころ(1/4~1/6)

2021年1月 4日(月)

 正月開催の後半・1月4日(月)以降、3月1日(月)までは、薄暮開催となります。
 帯広競馬場では、新型コロナウイルス感染症防止対策の一環として、年始開催において場内滞留人数が3000人を超えた段階で、入場の一時規制を行っています。ご了承ください(詳しくはこちら)。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第20回開催3日目】
 1月4日(月)のメイン第11レースは、ニューイヤーカップ(A1級-1組・18:30発走予定)
 ◎イズミクィーンは、11月28日の同条件・北見富士特別を勝っている実績馬。障害を6番手で越えると、逃げ粘るインビクタを差し切っています。続く牝馬の準重賞・レディースカップは末脚不発で7着でしたが、ためにためて障害はひと腰でした。1開催あけて調整されての自己条件戦なら巻き返せるはず。年明けから賞金が上がったことで、ここを勝てば、いよいよオープン昇級となります。
 ○アアモンドヒューマは、レディースカップが行われた開催にA1へ昇級し、初戦でインビクタを差し切って勝利。その後A1級混合の特別2戦ではともにメンバー最先着と、クラス上位の力を示しています。帰ってきたイズミクィーンとの対決が楽しみです。
 ▲アフロディーテは、レディースカップでは詰めを欠いたものの、オープン馬ミスタカシマ(3着)からコンマ7秒差の4着なら人気より下でも悪くありません。当時は同重量だったイズミクィーンより、賞金ハンデのぶん今回は5キロ軽い重量で出走できるのは有利。再び先着できるかもしれません。
 北見富士特別2、3着馬が不在だけに4着△フクトクも押さえたいです。

【第20回開催4日目】
 1月5日(火)のメイン第11レースは、新雪特別(A2級-1組・18:30発走予定)
 昇級2走目◎バウンティハンターに期待します。A2級初戦が格上A1級と混合の師走特別(12月26日)ではさすがに厳しく7着でした。しかし、B1級時代の2走前・A2級混合の冬月特別(12月19日)は障害ふた腰クリアから伸びて2着。今回のメンバー中6頭に先着しています。今回は冬月特別のほぼ再戦だけに、巻き返して当然といえます。
 ○ヤマトジャパンも前走がA2昇級初戦でしたが、こちらは格下B1級との混合・カトレア特別(12月27日)で3着。2走前から55キロの重量増でも、きっちりひと腰でまとめています。そのレースで冬月特別4着シンエイパワーらに先着と、A2級でやれる手ごたえをつかんだはず。
 ▲ダイリンファイターは、冬月特別では9着でしたが、カトレア特別は障害をひと腰先頭クリアから5着と、本来の走りを取り戻しています。前走で障害に手間取った馬が多いため、ここも早めに動いていければ、有利な展開に持ち込めるかもしれません。
 4歳馬3頭は年が明けて特別戦での減量が20キロから10キロに減っているのは不利。しかし△アバシリルビーだけは減量騎手起用で前走から負担重量が減っています。さらには紅一点の利も見込め、無視できないところです。

【第20回開催5日目】
 1月6日(水)のメイン第11レースには、準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・18:30発走予定)が行われます。
 ◎ホクショウマサルが昨年に続く連覇を決めそうです。29連勝中だった20年ほどの勢いはありませんが、重賞を除けば8戦連続連対と、夏までとは違う馬のような充実ぶり。帯広記念を見送っての参戦で必勝を期します。
 ○マツカゼウンカイは、9月から11月にかけてオープン(A1級混合含む)で4連勝。相手強化の1組に組まれた4走前からは4、3、2、4着と勝ち切れていません。しかし2戦続けて障害をひと腰で切っており、状態は良好。逆転があるとすればこの馬でしょう。
 ▲ウンカイタイショウは、オープン-1組では掲示板まで、2組やA1級相手では3着以内を確保という成績。ホクショウマサルと同重量なのは不利ですが、同馬とマツカゼウンカイを除けば相手有利といえます。
 △ゴールデンフウジンは、馬場にヒーターが入ってからひと押しを欠いている印象があります。定量500キロの地吹雪賞を叩かれたことで、変化があれば面白そうです。

 次回のばんえい十勝は、1月10日(日)~12日(火)の3日間となります。

今週の見どころ(1/2・帯広記念~1/6)

2020年12月31日(木)

 年始のばんえい十勝は、1月2日(土)~6日(水)の5日間開催で、全日12レース制となります。なお2日、3日はデイ開催で実施。2日には、旧四市冠競走のラスト帯広記念、3日には、4歳シーズン三冠の最終戦で明け5歳による天馬賞と2つのBG1が実施されます。
 帯広競馬場では、新型コロナウイルス感染症防止対策の一環として、年始開催において場内滞留人数が3000人を超えた段階で、入場の一時規制を行います。ご了承ください(詳しくはこちら)。

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【第20回開催1日目】
 1月2日(土)のメイン第10レースには、第43回帯広記念(16:05発走予定)が行われます。
 今季の古馬戦線は、6歳ミノルシャープが北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞3連勝、11月の北見記念も6歳メジロゴーリキが勝つなど、比較的若い世代の活躍が目立ちました。しかし今回は基礎重量890キロの高重量だけに経験を重視します。
 ◎コウシュハウンカイは、ばんえい十勝オッズパーク杯、岩見沢記念と今季重賞2勝。北見記念は障害を3番手で降りて3着でしたが、一旦は先頭に立ち、30キロ軽いメジロゴーリキ、20キロ軽いオレノココロに差されてのコンマ5秒差惜敗。存分に強さを示しました。帯広記念は18、20年と過去2勝。今年と同じトップハンデ920キロで制しています。
 ○オレノココロは、昨年3月のばんえい記念で、自らが持つばんえい重賞最多勝記録を更新する24個目のタイトルを獲得。しかし今季の重賞5戦は2着3回、3着2回と、ハンデに恵まれながら勝ち切れないのは、誉められたものではありません。16、17、19年の3勝と相性がいい帯広記念で結果を出したいところ。
 ▲ソウクンボーイは、7頭立てだった昨年の帯広記念では3着に追い込んでいます。890~920キロではどの馬も障害ひと腰は厳しいはず。他力本願な面は否めませんが、怖さは秘めています。
 高重量経験が豊富な△センゴクエース△シンザンボーイが押さえです。

 1月3日(日)の見どころは、帯広記念のあとに掲載します(こちらをご覧ください)。

今週の見どころ(1/3・天馬賞)

2021年1月 2日(土)

【第20回開催2日目】
 1月3日(日)のメイン第11レースには、第14回天馬賞(5歳・16:40発走予定)が行われます。
 ◎メムロボブサップは、2歳二冠目のヤングチャンピオンシップが3着だった以外、同世代限定重賞で7戦7勝と圧倒的な成績。同じく定量の2歳・イレネー記念、3歳・ばんえいダービーに続き4歳チャンピオンのタイトルも手にする可能性が高そうです。
 ○アオノブラックは、ヤングチャンピオンシップの勝ち馬。同レースを除く2歳二冠、3歳三冠、ここまでの4歳二冠では、メムロボブサップの2、3着各3回、4着1回と勝利に手が届きません。近走では11月29日の重賞・ドリーエイジカップ(4歳以上選抜)、前走のオープン-1組平場戦と、10キロ差でメムロボブサップに勝利していますが、定量戦では2番手評価です。
 ▲ギンノダイマオーは、2歳三冠、3歳一冠目・ばんえい大賞典と重賞で4戦連続2着。その後はひと息の成績だったものの、昨年10月、松田道明騎手に手替わってから今季初勝利を挙げるなど、動きが変わってきた印象。復活に期待が持てます。
 ここまでの4歳二冠で2、3着△インビクタ、4歳二冠目・銀河賞4着で、その後4勝と気配がいい△コマサンブラックも圏内です。

 1月4日(月)以降の見どころは、天馬賞のあとに掲載します(こちらをご覧ください)。

今週の見どころ(12/30・ヤングチャンピオンシップ)

2020年12月29日(火)

【第19回開催5日目】
 12月30日(水)のメイン第11レースには、第22回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19:25発走予定)が行われます。
 11~12月に実施された5つの産駒特別は、十勝産駒の3連単24万円など波乱もありました。ここは唯一、1番人気で勝った釧路産駒特別の◎ネオキングダムに注目。賞金別定10キロ増でトップハンデでしたが、障害を降りて差を詰めてきた後続を、ゴール前で突き放す強い逃げ切りでした。10月に行われた世代最初の重賞・ナナカマド賞は、牝馬アバシリサクラと一騎打ちを演じ2着も、今回その勝ち馬は不在。普段のA級-1組より楽なメンバーだけに重賞制覇に期待します。
 ○ジェイスターは、十勝産駒特別を9番人気で勝利。一転して馬場が重くなった前走のA級-1組では逃げて2着で、産駒特別がフロック視できなくなりました。新種牡馬の父ミタコトナイに重賞勝ちをプレゼントできるか。
 ▲コウシローレディは、重量が増えた釧路産駒特別で障害を立て直しての2着が好印象。A級未勝利は劣勢ですが、怖さはあります。なおこちらの父ショーウンリキも新種牡馬です。
 北見産駒特別2着△アルジャンノオーは、重量が重いほうが持ち味が生きそうです。

今週の見どころ(12/26~12/30)

2020年12月24日(木)

 年末のばんえい十勝は、12月26日(土)~30日(水)の5日間開催で、全日12レース制となります。29日(火)には、3歳のばんえいダービー、30日(水)には、2歳産駒特別選抜によるヤングチャンピオンシップと2つの重賞が実施されます。
 26日(土)から『ばんえい十勝 LINEスタンプ』(全40種)が発売されます。ぜひご利用ください(詳細はこちら)。

※今週のイベントはこちら
※開催日程/時刻についてはこちら

【第19回開催1日目】
 12月26日(土)のメイン第11レースには、師走特別(A1級-1組混合・19:30発走予定)が行われます。
 ◎コマサンブラックは、A1昇級初戦だった2走前のA1級-1組混合の平場戦では前半流れに乗れず、障害を越えたのは5番手。しかし、逃げたインビクタがゴール前で一杯になったところに、他馬とともに襲いかかり、障害3番手から差し切ったアアモンドヒューマから2秒2差の5着とメドの立つ走りでした。続く前走のおおいぬ座特別(A1級-1・2組決勝混合)は1番人気インビクタを競り落として勝利し、非凡な能力をアピールしました。今回は賞金ハンデが5キロ増えて計15キロとトップハンデですが、勝って天馬賞への弾みとしたいところ。
 ○コマサンエースは、前走の冬月特別(A2級-1組混合)がA2昇級初戦でしたが逃げ切って快勝しています。今回は格上相手ですが、初騎乗から6日で早くも4勝を挙げている(12月21日終了時点)金田利貴騎手を起用したことで、10キロ減があります。勢いある人馬のコンビには注目です。
 ▲アアモンドヒューマは、コマサンブラックと同じ近2走が1、3着。A1昇級後初の特別戦だった前走の走りならここでも期待は十分。
 △フクトクは、同じ近2走では4、5着ですが、確実に末脚を使えています。

【第19回開催2日目】
 12月27日(日)のメイン第11レースには、カトレア特別(A2級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。
 ◎ジェイセリナは、前走B1級-1組の射手座特別で、障害5番手から追い込みを決め快勝。今回は格上A2級馬が相手ですが、近3走で勝利を挙げているのはこの馬を含めメンバー中に2頭だけと、好調さでは上位といえます。
 ○アオノゴッドは、今回と同条件A2級-1組混合の前走・冬月特別で、メンバー最先着の3着。同レース組が6頭と多い今回は巻き返してくるでしょう。ジェイセリナとは7月に行われた4歳重賞・柏林賞以来の対戦となります。
 ▲ヤマトジャパンは、前走B1級-2組の平場戦ではゴールまで一人旅。圧倒的な強さをみせました。昨季は12月のA2昇級初戦では7着も、馬体減もあり状態ひと息でした。好調を維持している今季は、昇級の壁を乗り越えてしまうかもしれません。
 △サクラユウシュンは、前走の準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬)では690キロで障害を立て直し、追い込んで混戦の2着争いに加わりました。障害さえスムーズなら、4歳牝馬重賞・クインカップでの着差ほどジェイセリナと力の開きはありません。

【第19回開催3日目】
 12月28日(月)のメイン第11レースには、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:20発走予定)が行われます。定量500キロで争われ、10月12日の疾風賞と同じく上位5頭には年明けの準重賞・スピードスター賞の出走権が与えられます。
 ◎アアモンドロシアは、18年度の予選・地吹雪賞が同条件初挑戦ながら48秒0と破格の時計で快勝すると、決勝戦・スピードスター賞も勝利。超軽量戦で素質開花しました。しかし昨年度の決勝戦は1番人気で9着と、道中のちょっとしたロスが結果に直結するのがこの条件の怖いところ。実績重視で本命視します。
 ○ジェイファーストは、昨年度の地吹雪賞でメジロゴーリキとの叩き合いを制して1着。また▲サンシルクラポピーは、昨年度の予選・疾風賞では逃げたアアモンドロシアをとらえて勝利。ともに4歳だった昨年度より10キロ増えての出走ですが、そのぶんは成長度でカバーできそうです。
 ジェイファーストは、昨年度のスピードスター賞も制しましたが、△メジロゴーリキは、そこでも接戦を演じて2着。同重量になって逆転があるかもしれません。

【第19回開催4日目】
 12月29日(火)のメイン第11レースは、第49回ばんえいダービー(3歳・19:25発走予定)。この世代の重賞勝ち馬すべてが出走しての豪華メンバー。定量730キロ(牝馬710キロ)で3歳ナンバーワンを競います。
 ◎ヤマトタイコーは、メンバー中で唯一、前走体重が1100キロ超の巨漢馬。重賞初挑戦だった3歳二冠目のばんえい菊花賞では、見せ場を作れずも5着と崩れていません。今季は9人ものジョッキーが手綱を取りましたが、菊池一樹騎手は2走前が通算の初騎乗で2戦2勝と相性抜群。現在B2級で、定量戦は不利ですが、メンバー中で今季最多の9勝を挙げている勢いにかけてみる手はありそう。重賞制覇に期待します。
 ○コマサンダイヤは、イレネー記念、3歳一冠目・ばんえい大賞典の重賞2勝。ばんえい菊花賞は障害こそスムーズにこなしたものの詰めを欠き6着でしたが、やはり最大60キロ差のトップハンデ740キロが堪えた様子でした。今回は当時より10キロ軽く、しかも定量戦。巻き返して当然です。
 ▲キョウエイリュウは、ばんえい菊花賞で逃げ切って楽勝。2歳時にナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップと重賞で2勝していた実力を披露しました。前走は今回と同じ730キロで障害をひと腰で上げており、重量的なアドバンテージを持って臨めるでしょう。
 △カイセドクターは、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞とも2着。今回、主戦の阿部武臣に戻るのは歓迎といえます。

 12月30日(水)の見どころはこちらをご覧ください。

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