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今週の見どころ(12/30・ヤングチャンピオンシップ)

2020年12月29日(火)

【第19回開催5日目】
 12月30日(水)のメイン第11レースには、第22回ヤングチャンピオンシップ(2歳産駒特別選抜・19:25発走予定)が行われます。
 11~12月に実施された5つの産駒特別は、十勝産駒の3連単24万円など波乱もありました。ここは唯一、1番人気で勝った釧路産駒特別の◎ネオキングダムに注目。賞金別定10キロ増でトップハンデでしたが、障害を降りて差を詰めてきた後続を、ゴール前で突き放す強い逃げ切りでした。10月に行われた世代最初の重賞・ナナカマド賞は、牝馬アバシリサクラと一騎打ちを演じ2着も、今回その勝ち馬は不在。普段のA級-1組より楽なメンバーだけに重賞制覇に期待します。
 ○ジェイスターは、十勝産駒特別を9番人気で勝利。一転して馬場が重くなった前走のA級-1組では逃げて2着で、産駒特別がフロック視できなくなりました。新種牡馬の父ミタコトナイに重賞勝ちをプレゼントできるか。
 ▲コウシローレディは、重量が増えた釧路産駒特別で障害を立て直しての2着が好印象。A級未勝利は劣勢ですが、怖さはあります。なおこちらの父ショーウンリキも新種牡馬です。
 北見産駒特別2着△アルジャンノオーは、重量が重いほうが持ち味が生きそうです。

今週の見どころ(12/26~12/30)

2020年12月24日(木)

 年末のばんえい十勝は、12月26日(土)~30日(水)の5日間開催で、全日12レース制となります。29日(火)には、3歳のばんえいダービー、30日(水)には、2歳産駒特別選抜によるヤングチャンピオンシップと2つの重賞が実施されます。
 26日(土)から『ばんえい十勝 LINEスタンプ』(全40種)が発売されます。ぜひご利用ください(詳細はこちら)。

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【第19回開催1日目】
 12月26日(土)のメイン第11レースには、師走特別(A1級-1組混合・19:30発走予定)が行われます。
 ◎コマサンブラックは、A1昇級初戦だった2走前のA1級-1組混合の平場戦では前半流れに乗れず、障害を越えたのは5番手。しかし、逃げたインビクタがゴール前で一杯になったところに、他馬とともに襲いかかり、障害3番手から差し切ったアアモンドヒューマから2秒2差の5着とメドの立つ走りでした。続く前走のおおいぬ座特別(A1級-1・2組決勝混合)は1番人気インビクタを競り落として勝利し、非凡な能力をアピールしました。今回は賞金ハンデが5キロ増えて計15キロとトップハンデですが、勝って天馬賞への弾みとしたいところ。
 ○コマサンエースは、前走の冬月特別(A2級-1組混合)がA2昇級初戦でしたが逃げ切って快勝しています。今回は格上相手ですが、初騎乗から6日で早くも4勝を挙げている(12月21日終了時点)金田利貴騎手を起用したことで、10キロ減があります。勢いある人馬のコンビには注目です。
 ▲アアモンドヒューマは、コマサンブラックと同じ近2走が1、3着。A1昇級後初の特別戦だった前走の走りならここでも期待は十分。
 △フクトクは、同じ近2走では4、5着ですが、確実に末脚を使えています。

【第19回開催2日目】
 12月27日(日)のメイン第11レースには、カトレア特別(A2級-1組混合・19:25発走予定)が行われます。
 ◎ジェイセリナは、前走B1級-1組の射手座特別で、障害5番手から追い込みを決め快勝。今回は格上A2級馬が相手ですが、近3走で勝利を挙げているのはこの馬を含めメンバー中に2頭だけと、好調さでは上位といえます。
 ○アオノゴッドは、今回と同条件A2級-1組混合の前走・冬月特別で、メンバー最先着の3着。同レース組が6頭と多い今回は巻き返してくるでしょう。ジェイセリナとは7月に行われた4歳重賞・柏林賞以来の対戦となります。
 ▲ヤマトジャパンは、前走B1級-2組の平場戦ではゴールまで一人旅。圧倒的な強さをみせました。昨季は12月のA2昇級初戦では7着も、馬体減もあり状態ひと息でした。好調を維持している今季は、昇級の壁を乗り越えてしまうかもしれません。
 △サクラユウシュンは、前走の準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬)では690キロで障害を立て直し、追い込んで混戦の2着争いに加わりました。障害さえスムーズなら、4歳牝馬重賞・クインカップでの着差ほどジェイセリナと力の開きはありません。

【第19回開催3日目】
 12月28日(月)のメイン第11レースには、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:20発走予定)が行われます。定量500キロで争われ、10月12日の疾風賞と同じく上位5頭には年明けの準重賞・スピードスター賞の出走権が与えられます。
 ◎アアモンドロシアは、18年度の予選・地吹雪賞が同条件初挑戦ながら48秒0と破格の時計で快勝すると、決勝戦・スピードスター賞も勝利。超軽量戦で素質開花しました。しかし昨年度の決勝戦は1番人気で9着と、道中のちょっとしたロスが結果に直結するのがこの条件の怖いところ。実績重視で本命視します。
 ○ジェイファーストは、昨年度の地吹雪賞でメジロゴーリキとの叩き合いを制して1着。また▲サンシルクラポピーは、昨年度の予選・疾風賞では逃げたアアモンドロシアをとらえて勝利。ともに4歳だった昨年度より10キロ増えての出走ですが、そのぶんは成長度でカバーできそうです。
 ジェイファーストは、昨年度のスピードスター賞も制しましたが、△メジロゴーリキは、そこでも接戦を演じて2着。同重量になって逆転があるかもしれません。

【第19回開催4日目】
 12月29日(火)のメイン第11レースは、第49回ばんえいダービー(3歳・19:25発走予定)。この世代の重賞勝ち馬すべてが出走しての豪華メンバー。定量730キロ(牝馬710キロ)で3歳ナンバーワンを競います。
 ◎ヤマトタイコーは、メンバー中で唯一、前走体重が1100キロ超の巨漢馬。重賞初挑戦だった3歳二冠目のばんえい菊花賞では、見せ場を作れずも5着と崩れていません。今季は9人ものジョッキーが手綱を取りましたが、菊池一樹騎手は2走前が通算の初騎乗で2戦2勝と相性抜群。現在B2級で、定量戦は不利ですが、メンバー中で今季最多の9勝を挙げている勢いにかけてみる手はありそう。重賞制覇に期待します。
 ○コマサンダイヤは、イレネー記念、3歳一冠目・ばんえい大賞典の重賞2勝。ばんえい菊花賞は障害こそスムーズにこなしたものの詰めを欠き6着でしたが、やはり最大60キロ差のトップハンデ740キロが堪えた様子でした。今回は当時より10キロ軽く、しかも定量戦。巻き返して当然です。
 ▲キョウエイリュウは、ばんえい菊花賞で逃げ切って楽勝。2歳時にナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップと重賞で2勝していた実力を披露しました。前走は今回と同じ730キロで障害をひと腰で上げており、重量的なアドバンテージを持って臨めるでしょう。
 △カイセドクターは、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞とも2着。今回、主戦の阿部武臣に戻るのは歓迎といえます。

 12月30日(水)の見どころはこちらをご覧ください。

今週の見どころ(12/19~12/21)

2020年12月18日(金)

 新人の金田利貴騎手(22歳・金田勇厩舎)が13日(日)第9レースで初勝利(通算8戦目)を挙げました。コンビを組んだフォルテシモは5番人気。第1障害を越え徐々に進出すると、第2障害は最初に仕掛けてひと腰で上げ逃げ切っています。19日(土)は2鞍の騎乗予定があり、まずは減量が取れる通算50勝が目標となりそうです(初勝利のインタビューなどはこちら)。
 さて21日(月)のメインレースにはホワイトクリスマス賞(オープン-1組)が組まれています。正月開催の帯広記念、天馬賞を目指す馬もおり、結果に注目です。

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【第18回開催4日目】
 12月19日(土)のメイン第10レースは、冬月特別(A2級-1組混合・19:25発走予定)
 12月5日の摩周湖特別(A2級-1・2組決勝)で2着のホクトシンバ、3着(同着)だったアオノゴッドが人気になりそうです。
 ◎アオノゴッドは、5走前のB1級、A2昇級初戦と連勝。続く北海道競馬記者クラブ特別(A2級-1組)では障害2番手から抜け出して、今回も有力馬の一頭であるカクセンキングの追い上げを振り切っています。前開催は1組予選4着で、摩周湖特別3着。前走は障害を2番手で越えるも残り20メートルを切って一杯に。その間に交わされた2頭にゴール前で迫りましたが、2着ホクトシンバとコンマ5秒差も、ジェイエースとは同着に持ち込んでいます。今回は勝ち馬とジェイエースが昇級しており、相手に恵まれました。
 ○ホクトシンバは、アオノゴッドと同じ近2走では5、2着。摩周湖特別は9番人気ながら障害4番手からしぶとく脚を伸ばして、アオノゴッドに先着を果たしています。今回も主戦の藤本匠騎手ではありませんが、鈴木恵介騎手なら乗りこなしてくれるでしょう。
 ▲カクセンキングは、2走前の北海道競馬記者クラブ特別で、アオノゴッドの2秒1差の2着に好走。1組予選は流れが速く7着でしたが、特別戦に戻れば巻き返しが狙えます。
 △コマサンエース△ブラックサファイアはA2昇級初戦。しかしB1級-1組の特別戦でホクトシンバに先着している実績があります。

【第18回開催5日目】
 12月20日(日)のメイン第11レースには、おおいぬ座特別(A1級-1・2組決勝混合・19:25発走予定)が行われます。
 A1級-1組混合予選3着のゴールドハンター、2組混合予選2着のジェイエースが回避しています。
 1組混合予選は、インビクタが逃げ粘るところ、アアモンドヒューマが差し切って勝利。勝ち馬は平場戦で持ち味を発揮した感があります。2着にはインビクタが残っていますが、6着までが勝ち馬と2秒4差以内の大接戦でした。注目は4着◎フクトク。A1昇級初戦だった2走前の北見富士特別(A1級-1組)も逃げるインビクタを追いかけ僅差の4着と、レースぶりが安定。近2走のインビクタとのコンマ9秒、1秒1差は挽回が可能です。
 2組混合予選は、久々の平場戦で一変したカネゾウが逃げ切り大勝。3着だった○オレワチャンピオンは、近走障害でカカリの鋭さが目立ちます。同2着で強敵のジェイエースが回避したのなら、こちらも有力視できます。
 ▲インビクタは、北見富士特別2着など、A1級の特別戦での経験が豊富。しかし前回のオレワチャンピオンとの対戦(7月)では、5キロ差で辛くも先着しており、今回同重量になるのは微妙な感があります。
 △ソウクンボーイは、なかなか障害ひと腰とはいきませんが、2組混合予選では追い込んで、3着オレワチャンピオンと3秒1差の4着。ハマればオープン馬の力を見せる場面もあるでしょう。

【第18回開催6日目】
 12月21日(月)のメイン第11レースには、ホワイトクリスマス賞(オープン-1組・19:25発走予定)が行われます。
 今回のメンバー9頭中6頭が前走で11月29日のドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜)に出走。ワンツーを決めた4歳両馬と3着オレノココロが今回人気になりそうです。
 注目もその3頭で、2着◎メムロボブサップに期待します。近2走を逃げて、2走前のオータムカップ(オープン-1組)はオレノココロの2着。前走は障害を2番手で越えたアオノブラックに残り20メートルでつかまっていますが、オレノココロの追撃はコンマ1秒差で振り切っています。8戦連続連対中という安定感からも連軸に推します。
 ○オレノココロは、前走のドリームエイジカップでは4歳馬2頭にスピード負けした印象。今回もその両馬が出走していますが、早めに障害をクリアできれば逆転もあるでしょう。
 ドリームエイジカップを制した▲アオノブラックは、前走と同様に上記2頭から10キロ軽い点は魅力。再現もありそうです。
 同5着△コウシュハウンカイは、前走より上記3頭とのハンデ差が5キロ縮まるのが有利。前進十分です。

今週の見どころ(12/12~12/14)

2020年12月10日(木)

帯広競馬場の開場について

 12月1日付で騎手となった金田利貴騎手(22歳・金田勇厩舎)のデビューが12日(土)第2レースに決まりました。当日は、ほか第6、7、11レースの計4鞍に騎乗予定。ばんえいでは、通算50勝未満の騎手には10キロの負担重量減があり、まずは初勝利を目指したいところです。
 14日(月)には、メインに牝馬の準重賞・レディースカップが組まれています。4歳、5歳、6歳、7歳以上の通算収得賞金上位各2頭に、4歳以上牝馬の通算収得賞金上位の2頭を加えた選抜戦。"牝馬のドリームエイジカップ"と言えるレースとなっています。

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【第18回開催1日目】
 12月12日(土)のメイン第10レースは、射手座特別(B1級-1組・19:25発走予定)
 ◎ジェイセリナは、4歳牝馬重賞・クインカップで2着と好走。前走のトドワラ特別(B1級-1組)は、B1昇級初戦ながら3着。先着された2頭にはすでに1組の特別戦で連対実績があり、強敵相手に頑張りました。今回はクラス2走目で据え置きの685キロ、その2頭が昇級して不在の組み合わせなら勝機到来といえそうです。
 ○センショウニシキは、3走前の十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)では障害2番手からこの馬なりに伸びて3着を確保しています。当時の勝ち馬ヤマトテンリュウと再対決ですが、9月のB1昇級後8戦して、特別での3戦を含めすべて障害をひと腰で越えている巧者。今回も大崩れはなさそうです。あとは初対戦となるジェイセリナとの力関係次第となります。
 ▲ヤマトテンリュウは、十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)を障害3番手から抜け出して、B1級の特別戦で初勝利を挙げています。続く前走のトドワラ特別(B1級-1組)では障害で転倒し7着。3着ジェイセリナには25秒6もの差をつけられています。しかし、3走続けての715キロなら修正は可能でしょう。
 △エンゼルフクヒメはB2級未勝利で、ばんえいオークス3着での昇級。3歳牝馬の40キロ減を生かせば、見せ場以上が作れそうです。

【第18回開催2日目】
 12月13日(日)のメイン第11レースには、ターコイズ特別(オープン-2組・19:30発走予定)が行われます。
 11月14日のピヤシリ特別(オープン-2組)、30日の知床賞(オープン)とも1着センゴクエース、2着ホクショウマサルという結果。ともに745キロで出走し、先に障害を降りたほうが勝っています。
 今開催は◎ホクショウマサルが逆転を目指します。前走は障害を2番手で越え、残り30メートルでセンゴクエースに並びかけましたが、最後まで抜くことはできませんでした。しかし今回はセンゴクエースのみ賞金ハンデが5キロ増え計10キロに。同じような切れ味比べになったとき、この重量差が決め手になるかもしれません。
 ○センゴクエースは、ピヤシリ特別では久々に障害をひと腰で越えると、前走もすんなりと先頭で越え押し切っています。ばんえい記念まで、スランプなくいきたいところでしょう。
 ▲キタノユウジロウは、ピヤシリ特別4着で、前開催は重賞のドリームエイジカップに出走。減量ある4歳2頭に次ぐ3番手で障害を越えると、オレノココロに差されて4着でした。ホクショウマサル、センゴクエースのいずれかが障害で苦戦したなら、2着に残れる可能性もあります。
 さらに有力2頭がともに障害に手こずれば△シンザンボーイの出番。知床賞はホクショウマサルとほぼ同時に障害を降り、徐々に離され4着でした。

【第18回開催3日目】
 12月14日(月)のメイン第11レースは、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:30発走予定)。オープン730キロ(4歳は10キロ減)から1重量区分ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープンのミスタカシマからB1格付けの4歳馬サクラユウシュンまで最大40キロ差があります。
 ◎ミスタカシマは、昨年の柏林賞などここまで重賞6勝。今年は重賞未勝利ですが、5月の牝馬限定重賞・カーネーションカップで2着を確保しています。前回の北見記念は出走取消となり、それ以来の実戦となりますが、9月の岩見沢記念では810キロで2着があるように、牡馬一線級が相手でも通用する底力があります。トップハンデでも、カーネーションカップ4着シンエイボブ、同5着アフロディーテと10キロ差なら押し切ることが可能です。
 ○アフロディーテは、ミスタカシマと同じ5歳で、2歳、3歳、4歳の女王決定戦ではすべて同馬の2着でした。しかし、今年2月のヒロインズカップで重賞初制覇。牝馬重賞ではじめてミスタカシマに先着しています。前走のA1級-2組混合を差し切って今季初勝利を挙げたことで、弾みがついたはず。ミスタカシマとの10キロ差を生かせば互角以上に戦えそうです。
 ▲シンエイボブは、5月のカーネーションカップの4着馬。B1級の特別戦だった近2走がともに3着とはいえ、前走の北見富士特別(A1級-1組)では障害をひと腰でクリアとレースぶりが良化しています。前走から5キロの増量なら克服は可能だけに、チャンスはありそうです。
 △イズミクィーンは、前走の北見富士特別(A1級-1組)でA1昇級後の初勝利をマーク。7着だった5月のカーネーションカップのときより力をつけている印象だけに、持ち味を生かせば侮れません。

今週の見どころ(12/5~12/7)

2020年12月 3日(木)

帯広競馬場の開場について

 12月6日(日)のメインには、3歳女王決定戦・ばんえいオークスが組まれています。2歳シーズンの黒ユリ賞を制したエンゼルフクヒメは、その後5カ月休養。7月の復帰後は、3歳二冠や、4歳混合のはまなす賞など牡馬の一線級相手に揉まれています。黒ユリ賞2~5着馬とは、それ以来約10カ月ぶりの対戦。黒ユリ賞に不出走だった2頭は、2歳の産駒特別を除けば初の特別戦・重賞挑戦です。現在の格付か上昇度か、エンゼルフクヒメ以外にとっては初となる670キロの重量だけに馬体重を重視し予想する手もあるでしょう。

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【第17回開催4日目】
 12月5日(土)のメイン第10レースには、摩周湖特別(A2級-1・組決勝・19:25発走予定)が行われます。
 ◎アオノゴッドは昇級後2連勝で北海道競馬記者クラブ特別(11月23日・1組)を制している4歳の実力馬。1組予選は1番人気で4着でしたが、勝ったアアモンドヒューマは北海道競馬記者クラブ特別が4着とはいえ、接戦の2着争いを演じており、4秒2差なら力負けとはいえません。前走より3、4歳馬が少なく、重量が増える特別戦なら流れにも乗りやすく、近走同様の末脚を発揮できれば勝機はあります。
 ○ジェイエースも4歳馬で、2組予選まで3連勝中。前走は急な転厩にも戸惑わず、しっかりと力を発揮しました。気温が下がって本来の調子を取り戻しており、互角の評価ができます。
 ▲アアモンドヒューマは1組予選では、障害を降りて先頭に立ったコマサンブラックを最後にとらえ、同タイムながら勝利をモノにしました。近2走は障害のキレが戻っており、ここもチャンスです。
 その△コマサンブラックは、平場戦は別定5キロ増のところ、特別戦では10キロ課されてしまいます。ひと押し足りず5着だった北海道競馬記者クラブ特別のように、ゴール前が混戦になると不利かもれません。

【第17回開催5日目】
 12月6日(日)のメイン第11レースは、BG1・第45回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:25発走予定)。定量670キロで3歳女王を争います。2月の黒ユリ賞を勝った2歳シーズンの女王エンゼルフクヒメがB2級で格付最上位。以下、同3着アバシリルビーなど2頭がB3級で、同4着ニセコヒカルなど5頭がB4級、同2着アヴエクトワなど2頭がC1級。10頭にハンデ差がつかず、クラスが上の馬が人気を集めそうです。
 ◎アバシリルビーは、黒ユリ賞では逃げて3着。ハイペースで先行したのが祟ってか、スタミナが持ちませんでした。しかし馬場が落ち着いた3月の福寿草特別(3歳牝馬オープン)は障害3番手から先行2頭を並ぶ間もなく抜き去って楽勝でした。目下6戦連続連対と充実ぶりがうかがえます。エンゼルフクヒメとは黒ユリ賞以来の対戦ですが、当時とは馬場が変わりそう。逆転も可能でしょう。
 ○エンゼルフクヒメが追い込みを決めた黒ユリ賞では、コンビを組んだ中山直樹騎手がデビューから23年目で重賞初制覇を果たしたのが記憶に新しいところ。今季は7月から始動。牡馬相手の重賞では苦戦し、自己条件B2級では勝ち切れていませんが、近走も差し脚は見せています。アバシリルビーに簡単に女王の座を渡すわけにはいきません。
 ▲コウシュハハイジーは、出走メンバー中今季最多の5勝をマークと地力強化しています。しかし黒ユリ賞はメンバー最小体重で8着、今回も前走946キロは最軽量の体重。力の要る馬場と初の670キロが克服できれば、ここでも侮れません。
 △ニセコヒカルは、2006年のばんえい菊花賞馬エメラルドを母に持つ良血馬。△ヒメトラマジックも障害が安定しており二強に迫るシーンがあっても驚けません。

【第17回開催6日目】
 12月7日(月)のメイン第11レースは、トドワラ特別(B1級-1組・19:20発走予定)。テンノイノリが出走を回避し、8頭立てで争われます。
 ◎ヤマトテンリュウは、前走の十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)で障害3番手から抜け出し、特別戦での通算初勝利を挙げました。今回は、前走から大きくメンバーが変わりますが、据え置きの715キロで臨めることから再現に期待です。
 相手は十勝岳特別には不出走だった馬が有力。○ジェイセリナは、前走のクインカップは初の負担重量となる690キロ。それでも障害4番手から追い上げ、1秒8差2着の好内容でした。障害で転倒した3走前を除けば、5戦続けて連対中と好調。B1昇級初戦が特別戦と条件は厳しいものの、首位争いも十分です。
 ▲コマサンエースは、ペルセウス特別(10月17日)、羊蹄山特別(11月9日)とB1級-1組の特別戦で続けて僅差の2着。羊蹄山特別では4着ヤマトテンリュウに先着しています。前回のB1級-1組平場戦は出走取消となりましたが、その影響がなければ上位争いに加わってきそうです。
 △ブラックサファイアは、ペルセウス特別ではゴール前でコマサンエースをとらえて快勝しています。しかし続くばんえい菊花賞では700キロで10着、前走のB1級-1組平場戦は6着だったのは気になるところ。とはいえ3歳馬は自己条件の特別戦では20キロ減となるのが有利。変わり身があるかもしれません。

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