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今週の見どころ(5/22~5/24)

2021年5月21日(金)

新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴うばんえい十勝の対応について

 24日(月)のメインにはスーパートレーナー賞が組まれています。昨季のリーディング上位10人の調教師が管理するB級馬による選抜戦で、平場戦の規定重量に10キロ増というの条件で争われます。
 また、23日(日)の第4レースの2歳受賞-1組には、ここまでに実施された新馬戦(9レース)の勝ち馬のうち、8頭が出走予定。新馬戦、2歳受賞-1組と連勝した馬の中では17年のオレワチャンピオンが後にヤングチャンピオンシップを制覇、19年にはキョウエイリュウがナナカマド賞、ヤングチャンピオンシップを含めデビューから10連勝を達成しています。今後の2歳戦線を占う意味でも注目の一戦となりそうです。

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【第3回開催4日目】
 5月22日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(A2級-1組・20:10発走予定)

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 ◎ノエルブランは、前走の春駒特別(オープン・A1級混合)が昇級初戦でしたが4着。障害3番手から粘って、A2級馬として最先着を果たしています。この馬を含め9頭中7頭が昨季オープン格付だったハイレベルな一戦で好走したことを考えれば、今回の相手関係なら勝機は十分です。
 ○ヤマトタイコーは、今季初戦となったミズバショウ特別(A2級)では、障害2番手から、先頭をうかがう脚いろで2着と健闘。今回も対戦するミノルシンザン(5着)など3頭に先着しています。続くすずらん賞(4歳オープン)は、障害を2番手で仕掛け4番手で越えながら伸びを欠き6着でしたが、ミズバショウ特別くらい障害が切れれば巻き返せるはず。4歳の10キロ減も生かして好勝負に期待です。
 ▲ミノルシンザンは、今季3戦目の前走菖蒲特別(A2・B1級決勝混合)で逃げ粘って2着。今シーズンはじめて連対しています。今回はA2級同士ですが、昨季A1級で勝利している実績はヒケを取らず、重量据え置きの660キロなら粘り込みも一考です。
 もう1頭の4歳馬は△ゴールドハンター。すずらん賞では先頭から離れた5番手で障害を越え、2着に押し上げています。金田利貴騎手はミノルシンザンではなく引き続きこちらに騎乗。昇級初戦で重量は10キロ増ですが、一発には要警戒です。

【第3回開催5日目】
 5月23(日)のメイン第10レースには、エメラルド特別(A1級混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A1級とA2級の対戦ですが、10頭中にオープンからの降級馬が8頭。しかし戦歴には差がある印象で、昨季オープン昇級後2勝していた◎ウンカイタイショウが実績上位です。昨季最終週の陽炎特別(オープン)は競走除外でしたが、A1に降級した今季は、青葉特別(オープン・A1級混合)、春駒特別(オープン・A1・A2級混合)と逃げ切って2連勝。前走は障害の天板まで上がってから膝をつくロスがありながら、危なげない勝利で飾っています。今回から賞金ハンデ5キロを課されますが、さほど問題にしないはず。
 5歳○インビクタは、青葉特別、春駒特別とも2着。3月まであった特別戦での10キロ減がなくなっても、それを感じさせない走りをみせています。今季2走ともひと腰2番手で障害を越えウンカイタイショウとの差を詰められていませんが、5キロ差ついてどうでしょうか
 ▲コウシュハレガシーは、2月のオープン・A1級混合戦で逃げ切り勝ちを収めています。前述2頭と同様、先行してこそ持ち味が出るタイプ。春駒特別は3着とはいえ、両馬からは離されており、浮上には展開の味方がほしいところ。
 A2級馬では△ココロノタカラに注目します。オープン昇級初戦の陽炎特別は8着でしたが、重量が軽くなった春の3戦は障害のカカリに進境をみせ、前走で勝利を挙げています。近走で対戦がある馬はシンエイボブ(陽炎特別9着)のみ。力関係の比較がしにくく、その点、怖さがあります。

【第3回開催6日目】
 5月24日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季リーディング上位の調教師が管理するB級馬に出走資格があり、B1級4頭、B2級5頭、B3級1頭の計10頭で争われます。

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 B1級馬のうち3頭は前開催の五月雨特別(B1級-1組)で対戦。勝ち馬◎マルミゴウカイに注目します。障害をふた腰3番手で越えると、大逃げを打った1番人気の4歳馬をゴール前でとらえて勝利を挙げました。しかし、今回と同条件の2走前・スーパージョッキー賞では断然人気で2着。格下B2級の馬たちがハイペースで先行するなか中位を追走し、やや早仕掛けだったか障害で苦戦し追い込み届かず1秒4差の惜敗でした。オープンからの降級馬だけに実力は断然。阿部武臣騎手は、2走前と同じ轍を踏まないようにと力が入っていることでしょう。
 ○ホクショウユヅルは、昨季B1級で今季初戦のB3級を快勝。B2へ昇級したその後の3走は2、2、3着と足踏みしましたが、前走のB2級-1組平場戦を障害2番手、早め先頭から押し切っています。しりぞけたのは、オープンやA級からの降級馬や、今回も対戦するカブトボーイ、コウシュハルパンなど骨っぽい馬たち。スーパージョッキー賞の勝ち馬ツガルタイショウも破っており、今回マルミゴウカイとの10キロ差を生かせば好勝負になるでしょう。
 ▲サダノワークスは、今季初戦のB1級-3組混合でマルミゴウカイから6秒2差の3着があります。前開催は五月雨特別ではなく、B1級-2組平場戦へ出走し6着でしたが、障害2番手から粘れずも勝ち馬とは3秒6差と着順ほど悪くない内容。減量がある竹ケ原茉耶騎手からの乗替わりのため、前走から20キロ増になりますが、主戦の西謙一騎手なら持ち味を発揮できそうです。
 △センショウニシキはB2格付で、スーパージョッキー賞では障害を3番手でクリアして4着。残り10メートル手前では一旦2番手に上がり見せ場はありました。マルミゴウカイが再び障害に手こずるなどロスがあれば、今季初連対を果たした2走前と同じく島津新騎手だけに、ゴールまで脚をもたせるかもしれません。

今週の見どころ(5/17)

2021年5月16日(日)

 ばんえい十勝では、5月16日(日)に北海道が発令する新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴い、無観客競馬開催を含む今後の対応を下記の通り実施いたしますので、お知らせいたします。

詳しくは【ばんえい競馬の無観客開催及び各施設の営業時間変更等について】をご覧ください。

【第3回開催3日目】
 5月17日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:05発走予定)

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 昨季最終週に行われた重賞・イレネー記念から7頭が参戦しておりほぼ再戦です。しかし、定量からクラス(重量区分)別定重量に変わっています。イレネー記念で逃げ切り勝ちを収めたB1級のオーシャンウイナーが630キロのトップハンデで、最大40キロの重量差がつきます。
 ◎タカナミは、1月の牡馬限定重賞・翔雲賞を障害4番手から抜け出して、重賞初挑戦での制覇を飾りました。イレネー記念でも障害4番手から一旦は2番手まで追い上げましたが、残り10メートルで一杯に。最後は4着に敗れました。重賞勝ち馬の身ながら、今季B3格付けからのスタートと有利。トップハンデから20キロ軽い610キロなら十分押し切れるでしょう。
 ○カイセキングオーは、12月のヤングチャンピオンシップ3着。翔雲賞はタカナミの6秒7差3着で、イレネー記念では4着タカナミとはコンマ3秒差の5着でした。両レースとも同重量だったタカナミより今回10キロ軽いのは恵まれた感もあります。2着だった前走B4級の内容からも好勝負に期待です。
 ▲オーシャンウイナーは、3連勝でイレネー記念を制覇。現在5戦連続で連対とメキメキと力をつけています。これが今季初戦でトップハンデ630キロと条件は厳しいですが、菊池一樹騎手が前開催終了時のリーディングと好調なだけに侮れません。
 △シュトラールは、翔雲賞では2番人気で4着。イレネー記念では8着で勝ち馬から40秒以上離される大敗でしたが、今季初戦となったB4級-7組で2着と善戦。最大30キロの重量差を生かせば上位進出のシーンまでありそうです。

今週の見どころ(5/15~5/16)

2021年5月13日(木)

 昨年12月にデビューした金田利貴騎手が、前開催の最終日10日(月)の最終第11レースを制して、通算50勝を達成。15日(土)からは、10キロの減量特典がなくなっての騎乗となります。
 16日(日)のメインにはオープンのさつき特別が組まれており、ばんえい十勝オッズパーク杯からは上位4頭をはじめ、7頭が出走予定。勝ち馬アオノブラックが賞金ハンデ10キロを課されても今季3連勝なるでしょうか。

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【第3回開催1日目】
 5月15日(土)のメイン第10レースは、五月雨特別(B1級-1組・20:10発走予定)

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 出走馬10頭のうち、5頭は菖蒲特別(A2・B1級決勝混合)で対戦。1、2着は格上A2級馬で、3着だったのが▲センリョウボス。障害で止まったものの4番手で降りると終いはしっかり伸びて、4着オレノタイショウには7秒4もの差をつけています。普通なら、主役を演じて不思議ないはず。しかしここには強豪が参戦しています。
 ◎マルミゴウカイは、前走のスーパージョッキー賞(3歳以上選抜)では、障害で手間取り、先頭で越えたツガルタイショウから離れた5番手での通過。それでも猛然と追い上げて1秒4差で2着と力は示しました。今回もペースがカギになりますが、昨季はオープンで3着がある実力馬で、通過点でしょう。
 相手筆頭は○トワトラナノココロ。前走のすずらん賞(4歳オープン)も逃げ切り、シーズンをまたいで5連勝と勢いは一番です。ここが実質B1昇級初戦ですが、古馬戦なら4歳10キロ減があるのは有利。据え置きの640キロだけに6連勝が期待できます。
 △フナノダイヤモンドは、2走前のA2級混合の平場戦で、B1級馬としてはマルミゴウカイに次ぐ4着で、5秒6差でした。菖蒲特別は6着でしたが末脚は光るものがあり、軽視できません。

【第3回開催2日目】
 5月16日(日)のメイン第10レースには、さつき特別(オープン・20:10発走予定)が行われます。

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 開幕週のスプリングカップ以来のオープン特別戦となります。同レース、前開催の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯と連勝したアオノブラックが唯一、賞金ハンデ10キロを課されています。
 ◎メムロボブサップは、同じ2走では4、2着でした。スプリングカップは、アオノブラックとほぼ同時の仕掛けでしたが、相手はひと腰先頭クリアから楽勝。こちらは手こずり3番手から伸びずでしたが、昨季の戦績は甲乙つけがたく、仕上がりの差という見方が妥当でしょう。目標の重賞も障害がひと息でしたが2秒6差まで迫っています。今回10キロ差つけば逆転は可能です。
 ○メジロゴーリキは、同じ2走とも障害をひと腰で越えて人気以上の2、4着。例年になく好調なシーズンインを果たしています。ばんえい十勝オッズパーク杯の2~4着馬の障害を降りたタイミングは大差なく、着差は5秒以内だったことから、決め手の差といえそう。引き続き軽めの馬場が予想されますが、こちらもアオノブラックと10キロ差つくのは有利といえます。
 今季2連勝▲アオノブラックは、賞金ハンデ10キロだけが心配。メムロボブサップと同重量で戦った直近4走は2勝、2敗の五分で、ここでもライバルを振り切るようなら、6月の北斗賞が楽しみになります。
 △キタノユウジロウはメムロボブサップと同様、初戦のスプリングカップ6着から、ばんえい十勝オッズパークでは3着と着順を上げてきました。1月の帯広記念3着、3月のばんえい記念2着のように重戦車タイプ。馬場が軽くなりすぎなければ連争いは可能なはず。

 5月17日(月)の見どころは枠順確定後に掲載します。

今週の見どころ(5/8~5/10)

2021年5月 6日(木)

 5月9日(日)、母の日のメインには、3歳以上牝馬による重賞カーネーションカップが組まれています。2日に牡馬のみで争われたばんえい十勝オッズパーク杯は、20年から2年続けての出走は2頭のみ。今年が初出走だった5歳のアオノブラック、メムロボブサップが1、2着で代替わりを感じさせる結果になりました。一方のカーネーションカップは、昨年の2~6着馬が出走予定。馴染みの馬が多いですが、牝馬戦線でも新顔の台頭があるのか注目です。なお今週から2歳新馬戦がスタート。3日間で9レースが実施される予定です。

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【第2回開催4日目】
 5月8日(土)のメイン第10レースには、菖蒲特別(A2・B1級決勝混合・20:05発走予定)が行われます。

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 A2級混合予選はオープンからの降級馬3頭が1~3着を独占。1着マルミゴウカイは10日のB級選抜戦に出走予定のため不在で、2着◎ハクタイホウが主役です。前走はマルミゴウカイに差し切られたとはいえ、こちらが10キロ重く、逃げてさすがの走りを見せました。年齢的なものか730キロくらいが重量の壁になっている感はあり、重量が軽い春は動ける季節といえます。A2へ降級した今季初戦の特別戦は660キロで9着でしたが、自らハイペースを刻み障害で苦戦したもの。今回は当時と同じ重量ですが、格下B1級との対戦ならペースを守って先行できるはずです。
 ○プレザントウェーは、A2からB1へ降級した今季初戦では4着。先行してこそというタイプが障害を5番手で降り、逃げて3着だったサダノワークスに1秒9差まで迫っています。勝ったマルミゴウカイと8秒1という着差を考えれば、ここでも通用の可能性はあります。
 ▲ココロノタカラは、A2級混合予選で3着に好走。マルミゴウカイがいたため目立ちませんでしたが、この馬もなかなかのキレを発揮していました。昨季は初戦から3連勝していたように春は稼働期です。
 △サダノワークスは、B1級-1組予選ではプレザントウェー(2着)に先に障害を越えられて5着でした。得意の展開に持ち込めるかどうかでしょう。

【第2回開催5日目】
 5月9日(日)のメイン第10レースは、BG3・第14回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:10発走予定)。オープンのミスタカシマが690キロでトップハンデ。最大40キロの重量差があります。

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 古馬牝馬の重賞は年に2レース、春と冬に組まれています。2月のヒロインズカップに出走していた馬がメンバー中5頭いますが、当時オープンだったのは、ミスタカシマとシンエイボブ。ともにトップハンデ800キロで掲示板内を確保しています。◎シンエイボブは、ヒロインズカップでは7番人気で5着。障害を6番手で降りると、バテた馬を1頭交わしただけ。障害3番手から3着だったミスタカシマとは11秒差あり、初の800キロが堪えたようです。昨年のカーネーションカップもミスタカシマ(2着)に先着を許して4着でしたが、わずか2秒5差の接戦でした。ライバルが昨年も今年もオープン格での参戦なのに対し、こちらはA2からB1へ降級したことでハンデ差が10キロ縮まっています。重賞初制覇のチャンス大といえそうです。
 ○ミスタカシマは、牝馬で唯一のオープン馬。そのため牝馬限定戦では重いハンデを課されることが多いものの、前述のヒロインズカップ3着や、昨年のカーネーションカップ2着など好勝負を演じています。昨年はシーズン初戦がこのレースでしたが、今年は一度使われているのは好感触。古馬になっての初タイトルを期待します。
 ▲アフロディーテは、世代限定重賞6勝のミスタカシマの同期だったことが不運。しかし昨年2月のヒロインズカップでは、40キロ差あったとはいえミスタカシマに重賞ではじめて先着し初タイトルを獲得。今年の同レースはハンデ差が20キロに縮まっていましたが2着に歩き、再び先着しての3着にしりぞけています。ミスタカシマとは引き続き20キロ差ですが、シンエイボブよりこちらが10キロ重くなっています。ヒロインズカップのように、逃げられるかがポイントになりそうです。
 昨年のばんえいオークス馬△ジェイカトレア、最軽量650キロで重量差を生かせば△フォルテシモにも上位争いが期待できます。

【第2回開催6日目】
 5月10日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。

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 ◎マルミゴウカイは、18年の岩見沢記念を制するなど重賞7勝の実績馬。19年の北斗賞の後、約1年5カ月休養し、昨年12月の復帰後は大敗多数という成績でしたが、年度替わりのクラス改変でB1まで降級した今季は初戦から2連勝。地力の違いを見せつけています。今回は格下のB2級が相手だけに、3連勝が有望です。
 ○センショウニシキは、今季2戦は3、2着と勝ち切れていませんが、ともに障害はひと腰で、勝ち馬からそれぞれ3秒6差、1秒9差と接戦を演じています。こちらはA2から今季B2へ降級。10キロ差を生かしマルミゴウカイに迫ることができるでしょうか。
 ▲ヤマトテンリュウは、前走B2級-3組を逃げ切ってシーズン初勝利。昨季最終戦(A2級-1組)では、先に障害を越えたセンショウニシキとの差を徐々に詰め、ゴールではコンマ5秒先着と、しぶとさが持ち味です。今回、マルミゴウカイは別格としても2着争いのチャンスはあります。
 △サクラダイチは、今季初戦では5着とはいえ、マルミゴウカイより早く障害をクリア。9秒7差つけられたとはいえ、仕掛けていって強敵相手に見せ場はありました。昨季A1級で現在B2級と、センショウニシキ、ヤマトテンリュウより降級幅は大きく、格付の利も見込めるでしょう。

今週の見どころ(5/1~5/3)

2021年4月29日(木)

 ゴールデンウイークは5月1日(土)から3日(祝・月)の開催。2日(日)のメインには、昨季の収得賞金額順の上位馬選抜によるばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。15年から6年連続でオレノココロかコウシュハウンカイが勝ち、2着がセンゴクエースの18年を除いては両馬のワンツーだった重賞。2頭とも現役をしりぞいた今季、どの馬が勝ってもばんえい十勝オッズパーク杯初制覇となります。
 なお帯広競馬場は混雑が予想されます。新型コロナウイルス感染拡大防止対策についてをご一読のうえ来場いただけますようお願いいたします。

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【第2回開催1日目】
 5月1日(土)のメイン第10レースには、春駒特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)が行われます。

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 オープン、A1級、A2級の3クラス混合戦。唯一のオープン馬◎アアモンドグンシンに注目します。今季初戦の前走スプリングカップ(オープン)は3番人気で7着。同じく障害で腰が入らなかった20年(4番人気で9着)の同レースは行きっぷりが悪く見せ場なしでしたが、今年はテンから動いて、勝ちを意識したレース運びに見え、調子は悪くなさそう。昨年はその後5、4、1着と徐々に着順を上げており、使われつつというタイプなのかもしれません。今回はA1級、A2級が各4頭と相手に恵まれており、巻き返しに期待できます。
 開幕週の青葉特別(オープン・A1級混合)は、全馬昨季オープン格付で、A1に降級した○ウンカイタイショウが悠々と逃げ切って勝利。アアモンドグンシンには昨年12月のターコイズ特別(オープン-2組)で先着しています。しかしそれ以来の対戦となる今回、両馬の主戦を務める渡来心路騎手がアアモンドグンシンに騎乗していることから対抗評価です。
 ▲ノエルブランは、オープンから今季A2へ降級し、初戦の卯月特別(A2・B1級混合)で接戦の2着争いを制しています。3月8日のオープン-3組戦は勝ったアアモンドグンシンから33秒差で10着でしたが、障害はスムーズも直線伸びずという内容。ロードヒーティングやロータリーハローがかけられた重めの馬場は向かないのかもしれません。しかし馬場状態も変わり、相手は強いものの20キロ差をいかせば、食い込みが考えられます。
 青葉特別5着△コウシュハレガシーは、ウンカイタイショウより先に障害で仕掛ける展開なら、直線でもひと味違うはず。

【第2回開催2日目】
 5月2日(日)のメイン第10レースは、BG2・第15回ばんえい十勝オッズパーク杯(20:10発走予定)。昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦で、A2級馬がダイリンファイター、A1級馬がコマサンブラックら2頭に、オープン馬7頭の10頭立て。今季から本格的に古馬路線編入となる5歳が5頭と多いものの、すでにオープンで実績を残している世代二強のアオノブラック、メムロボブサップが有力でしょう。

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 ◎アオノブラックは、2歳世代二冠目のヤングチャンピオンシップ以外の三冠重賞では、すべてメムロボブサップの後塵を拝しています。しかし昨年11月のドリームエイジカップから、チャンピオンカップ、4歳混合のポプラ賞と、メムロボブサップを相手に別定重量の重賞3連勝と、形勢逆転しています。今季初戦のスプリングカップ(オープン)では障害を先頭で越えると、ここにも出走している2着メジロゴーリキに9秒6差で圧勝。障害での苦戦が響いた4着メムロボブサップには16秒2差つけています。ここもライバルをしりぞけ重賞6勝目のチャンスと言えます。
 ○メムロボブサップは、大舞台でこそ強さを発揮。スプリングカップを使われたことで良化が見込め、巻き返しも十分です。
 ▲ミノルシャープは、北斗賞、旭川記念、ばんえいグランプリと重賞3連勝。昨シーズン前半の主役を務めました。後半は精彩を欠きましたが、前走スプリングカップが6番人気で追い上げて3着なら悪くありません。昨季古馬重賞を3勝したのはこの馬のみと力をつけており、5歳馬が多い組合わせなら4着だった昨年のこのレース以上の結果も期待できます。
 △メジロゴーリキは一昨年のこのレースでは、オレノココロ、コウシュハウンカイに続く3着に健闘していた実績馬。スプリングカップ2着と好発進を決めており、侮れない存在と言えそうです。

【第2回開催3日目】
 5月3日(祝・月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)。3月のクリスタル特別以来となる4歳オープン特別戦は、重量区分による別定戦。3歳二冠を達成したこの世代唯一のオープン馬キョウエイリュウが670キロのトップハンデで、B2級で630キロのキタノボブサップら3頭まで最大40キロ差がつきます。

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 ◎ヤマトタイコーは、ばんえいダービー2着の実績馬です。今季初戦のミズバショウ特別(A2級)では7番人気ながら2着。4月からセン馬10キロ減がなくなりましたが、障害2番手からしぶとい面を見せ、今回も出走しているカイセドクターから3秒6差に健闘しています。カイセドクターがA1に昇級したことで、今回はクラスハンデのぶんこちらが10キロ有利。逆転が期待できます。
 その○カイセドクターは、前走は障害4番手から追い込みを決め勝利しています。今回は同世代限定戦ですが、3歳三冠での2、2、3着と上位の力があり、前走から10キロ増でも不安はありません。決め手を生かせる展開なら連勝のシーンまでありそうです。
 ▲キョウエイリュウは、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーの二冠を制している世代ナンバーワン。今季初戦のスプリングカップ(オープン)は5着でしたが、村上章騎手が2度目の騎乗で慣れが見込めるはず。クリスタル特別では最大60キロ差で勝利していることを考えれば、今回の40キロ差は苦にしないでしょう。
 △トワトラナノココロは、ばんえい大賞典4着のあと、長期休養がありましたが、3月の復帰戦から目下4連勝。過去にはイレネー記念で2着の実績もあるだけに侮れない存在です。

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