【新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について】
6月15日(月)のメインには、3歳オープンによる特別戦・とかちダービーが組まれています。5月に行われた3歳シーズン最初の特別戦・とかち皐月賞は、重量差が最大70キロもあり、トップハンデのキョウエイリュウは4着。しかし今回はハンデ差が40キロ(牝馬が出走した場合)に縮まることで、どういう結果になるのか。下級馬にとっては、8月2日に行われる三冠初戦・ばんえい大賞典へ出走するために少しでも賞金を稼いでおきたいところでしょう。
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【第5回開催1日目】
6月13日(土)のメイン第10レース・ジュノー特別(A2級-1組混合・20:05発走予定)は、A2とB1の混合戦です。
8頭いるA2級馬のうち5頭が旭岳特別(オープン・A1・A2級混合)で対戦。そのうち最先着の2着だった◎ブチオに注目します。もったままで逃げ切ったウンカイタイショウ(A1級)には完敗も、障害3番手クリアからみせた末脚は見事でした。2走前にはエメラルド特別(A2級-1組)を勝利しており実績上位。B1級との混合戦では負けられません。
○スーパータイトルは、旭岳特別がA2昇級初戦ながら障害5番手から追い上げて3着と善戦。重量据え置きでの相手緩和なら、再び末脚を発揮し、前進に期待できます。
▲アアモンドヒューマは、B1級の平場戦を2連勝してのA2昇級初戦。今季開幕後しばらくはムラがある成績でしたが、近2走は障害がひと腰で切れています。ブチオと同様、昨季オープンで、まだクラス利は見込めます。
旭岳特別8着のA2級馬△カネサスペシャルも、エメラルド特別3着の成績から巻き返せそうです。
【第5回開催2日目】
6月14日(日)のメイン第10レースは、シルバーカップ(A1級混合・20:10発走予定)。21日の北斗賞に組まれていないオープン馬と、A1級馬による対戦です。
◎アオノブラックは、今季3戦目のさつき特別(オープン)で逃げ粘って3着。勝ったオレノココロと10キロ差で好勝負できたのは自信になったはずです。前開催の4歳オープン特別戦ではトップハンデでも、追ってしぶとく僅差の5着なら悪くありません。自己条件に戻って格下相手の今回は主役を演じます。
○ゴールデンフウジンは、さつき特別7着で、前開催の大雪賞(オープン)ではメンバー最先着の5着。オープン馬同士では、ためがきかないからか、今季1、2戦目のような末脚が発揮できません。相手有利なここは巻き返してきそうです。
大雪賞8着▲ナカゼンガキタも、紅一点のここは見直し必至。2走前の五月雨特別(オープン・A1級混合)では2着に追い込んでおり力は劣りません。
今季初戦の大雪賞(9着)を叩かれた△マツカゼウンカイや、A1級馬では五月雨特別4着△カンシャノココロに注目です。
【第5回開催3日目】
6月15日(月)のメイン第10レースは、とかちダービー(3歳オープン・20:10発走予定)。とかち皐月賞を制したブラックサファイアとエンゼルフクヒメが出走を回避。出走メンバー8頭中、6頭がとかち皐月賞で対戦しています。
◎キョウエイリュウは、とかち皐月賞では、最大70キロ差のトップハンデ640キロという厳しい条件でしたが、障害ひと腰で4着と崩れませんでした。自己条件に戻った前走水無月特別(A2級)では、オープンやA1からの降級馬に交じって1秒5差の2着なら上々の内容。今回はトップハンデ660キロも最大40キロ差なら、ばんえい大賞典に向けて勝って弾みをつけたいところでしょう。
○コマサンダイヤは、とかち皐月賞では2番目に重い630キロを課されながら3着と善戦。今回もキョウエイリュウと10キロ差は変わりませんが、2着だったゴールドハンターとの差は30キロから10キロに縮まります。イレネー記念馬の底力を見せたいところ。
▲トワトラナノココロは、イレネー記念2着馬。今季はとかち皐月賞5着など6戦いずれも掲示板内を確保しています。とかち皐月賞では障害4番手からジリっぽくなっただけに、早めの仕掛けを心がければチャンスはあるでしょう。
△ゴールドハンターは、キョウエイリュウとほぼ同時の7番手あたりで障害を越えると、互角の脚で追い込みました。同馬と40キロ差でコンマ7秒差だっただけに、20キロ差となるここでどこまでやれるか注目です。