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今週の見どころ(5/30~6/1)

2020年5月28日(木)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 5月31日(日)のメインには、オープン馬による大雪賞が組まれています。次開催の6月21日(日)に行われるBG3・北斗賞にも繋がるだけに、ここでのレース内容は重要。出走各馬の状態面を見るうえでも注目の一戦となりそうです。
 また、5月30日(土)から6月8日(月)まで"在宅でもばんえい競馬を見て楽しもうキャンペーン"が実施されます。詳細はこちらからご確認ください。

※開催日程/時刻についてはこちら

【第4回開催1日目】
 5月30日(土)のメイン第10レースは、黒岳特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 3歳馬◎コマサンダイヤは、昨季、イレネー記念を制して世代の王者に君臨。古馬B1格付となった今季初戦の2組では、障害をひと腰2番手でクリアし楽に抜け出して勝利しています。続く、前走のとかち皐月賞(3歳オープン)では、最大60キロ差の630キロと重量を課されるも、障害5番手からじわじわと脚を伸ばして3着なら上々の内容。今回は1組の特別戦ですが、好内容のレースを続けている若馬の走りに注目です。
 相手は前週23日(土)に行われたつつじ特別(B1級-1・2組決勝)組でしょう。なかでも勝利した○シンエイパワーは、障害ひと腰先頭から一旦は突き放しており、完勝といえるレースぶり。基礎重量の増加にも対応可能で、前走の再現も十分ありそうです。
 ▲フクトクは、障害5番手から追い上げて3着を確保。2着スーパータイトルには決め脚で劣りましたが、昇級して不在なら決め手は上位。ゴール前強襲のシーンまで。
 △プレザントウェーは、障害2番手から4秒8差の5着に粘り込みました。昇級後の近2走も障害は安定しており、持ち味の先行力を生かしてどこまで。

【第4回開催2日目】
 5月31日(日)のメイン第10レースには、大雪賞(オープン・20:10発走予定)が行われます。オレノココロとセンゴクエースが6月7日のスタリオンカップへまわり、またここはコウシュハウンカイが回避と混戦模様です。
 ◎アアモンドグンシンは、明け5歳で初挑戦したばんえい記念で直線転倒した(競走中止)ダメージが心配された今季ですが、3戦して9、5、4着。障害のカカリに比例し着順を上げています。前開催のオープン・さつき特別はふた腰で越え、オレノココロの2秒6差まで迫っており、今回は勝利が期待できます。
 ○ミノルシャープもさつき特別では末脚を伸ばして5着。アアモンドグンシンと同タイプですが、こちらのほうが障害には安定感があります。軸としては上かもしれません。
 ▲ミスタカシマは、4歳時の昨年10月、すでにオープン-1組特別戦で2着があるなど、今回のメンバーなら実力は劣りません。昨季同様、重賞のあとは無理使いしないローテーションも好印象です。
 さつき特別7着△ゴールデンフウジンの巻き返しや、昨季は5月のシーズン初戦を勝っている△マツカゼウンカイも侮れません。

【第4回開催3日目】
 6月1日(月)のメイン第10レースは、旭岳特別(A1級混合・20:05発走予定)。ソウクンボーイがオープン格付、ウンカイタイショウら3頭がA1格付で、カネサスペシャルら5頭がA2格付と、3クラスの混合戦となっています。
 ◎ウンカイタイショウは、今季2走目の春駒特別(オープン・A1級混合)を逃げ切って2着に7秒1差をつける快勝。続く、前走の五月雨特別(A1級混合)では、1~2障害中間で先頭に立ってからは、後続に並びかけることさえ許さない逃げ切りで連勝を決めています。相手強化は感じられないことから連勝継続に期待です。
 ○カネサスペシャルは、オープンからA2に降級した今季4、1、3着と好調。前走エメラルド特別(A2級-1組)こそ障害でふた腰かかったため、ブチオに9秒1差もつけられましたが、追い上げる脚は見せました。今回は格上との混合戦ですが、ウンカイタイショウと15キロ差あればチャンスはあるでしょう。
 ▲ブチオは、同じ前走を障害3番手から残り30メートル付近で一気に先頭を交わし抜け出す快勝。前走からの重量増で障害がカギになりそうですが、スムーズに通過できれば再現もありそうです。
 五月雨特別で4着△カンシャノココロは、流れに乗れるかどうかですが、スムーズにレースを運んだ2走前と同じ阿部武臣騎手とのコンビで上位を狙います。

今週の見どころ(5/23~5/25)

2020年5月22日(金)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 25日(月)のメインにはスーパートレーナー賞が組まれています。昨季のリーディング上位の調教師が管理するB級馬による選抜戦で、平場戦の基礎重量に10キロ加増されるだけの条件で争われます。
 また、24日(日)の第6レースには2歳受賞-1組が組まれています。第2回開催で組まれた新馬戦(5レース)の勝ち馬が全頭出走予定だけに、今後の2歳戦線を占う意味でも注目の一戦となりそうです。

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【第3回開催4日目】
 5月23日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。5月16日(土)のB1級-2組、17日(日)のB1級-1組の両予選上位馬による決勝戦ですが、B1級-2組の2着イズミクィーンが出走を回避。9頭立てで行われます。
 ◎フクトクは、1組予選では8番人気で2着と好走。ハイペースで先行したためか障害で苦戦しクリアしたのは8番手でしたが、この馬の脚力を考えれば挽回可能な差。障害7番手から伸びたスーパータイトルこそとらえきれませんでしたが、前半無理をせず、後半勝負にかけるレースで掲示板止まりだった近走から前進しています。20キロ増となる特別戦で同じような戦法がとれるかが問題ですが、前走を含めコンビを組んだ2戦とも2着と好相性の菊池一樹騎手がどう乗るか注目です。
 ○スーパータイトルは、基礎重量が軽くなったこともあり、今季は障害のカカリがよくなっています。障害を早めにクリアできれば、前走で見せた決め脚の再現が期待できます。
 2組予選も勝ったのは6番人気の伏兵▲ホクトウォーカー。決勝戦だった2走前は見せ場なしでしたが、2組の前走は徐々に押し上げ障害をひと腰2番手で越えると、イズミクィーンをコンマ2秒差で振り切っています。今回は再び決勝戦で相手強化となりますが、強い勝ち方をした前走を評価したいです。
 △シンエイパワーは、追い込み2頭による決着となった1組予選で逃げ粘って3着。展開を考えれば頑張りました。ここも先手を取って前残りを狙います。

【第3回開催5日目】
 5月24日(日)のメイン第10レースは、エメラルド特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 前開催のA2級は、今季の収得賞金上位馬はオープン・A1級混合の春駒特別、4歳はすずらん賞、牝馬はカーネーションカップ、それ以外は菖蒲特別とレースが分かれました。
 注目はすずらん賞3着の◎インビクタ。クラス別定重賞のため2番目に重いハンデでしたが、障害をひと腰先頭で越え粘っています。4歳は自己条件の特別戦では10キロの減量があるのが有利。今季初戦の卯月特別(A2級-2組)では逃げて2着だっただけに、巻き返しが濃厚といえます。
 ○ノエルブランは、相手が強かった春駒特別でメンバー最先着の4着という成績だけで買い材料。こちらも自己条件に戻って反撃態勢です。
 ▲カネサスペシャルは、卯月特別4着、菖蒲特別1着と着順、気配とも上昇。オープン格付だった昨季は未勝利でしたが、A2級ではさすがの力をみせています。
 △センリョウボスは、9着だった春駒特別の結果は度外視が可能。卯月特別の1着馬で、A2級同士なら障害を立て直して、再び上位が狙えそうです。

【第3回開催6日目】
 5月25日(月)のメイン第10レースは、スーパートレーナー賞(3歳以上B級選抜・20:10発走予定)。昨季リーディング上位の調教師が管理するB1~B4級馬による一戦には10頭が参戦します。
 ◎テンリュウフジは、今季はB2級スタートで初戦から3連勝。続くB1昇級戦となった前走の1組では、障害を先行馬についていく格好で仕掛けるも天板に脚をかけてから手こずりひと息。結果は7着でしたが、昨季A2級で勝利した実績は上位です。前走から重量が10キロ増となりますが、格下馬もいる相手関係。息を入れながら追走できれば巻き返しが十分です。
 ○スーパータイホウもA2からの降級馬で、B2級での4戦とも障害をひと腰で越え4着以内と安定しています。障害で後続に差をつければ勝機はあるでしょう。
 ▲アオノゴッドは、4歳オープン・すずらん賞で2着と好走し、続く前走のB1級-1組では障害に重点を置いた内容で4着とテンリュウフジに先着。今回も善戦以上に期待です。
 △オレノタイショウは、1番人気だった前走B1級-2組では3着でしたが、逃げて勝ち馬とは2秒1差と見せ場はありました。今季初の3着以内を確保と良化がうかがえるだけに、選抜戦なら出番がありそうです。

今週の見どころ(5/16~5/18)

2020年5月15日(金)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 前開催は重賞が2レース実施され、ばんえい十勝オッズパーク杯はコウシュハウンカイ、牝馬限定のカーネーションカップはナカゼンガキタと、ともに1番人気が勝利しました。そして両馬とも今週出走予定。17日(日)メインのさつき特別(オープン)にはコウシュハウンカイが登場します。ばんえい十勝オッズパーク杯2~5着馬や、カーネーションカップ2着ミスタカシマなど、対戦経験がある馬がほとんどですが、賞金ハンデ10キロを課されても強さをみせることができるか。しかし、もしローテーションなどを考慮しコウシュハウンカイが回避した場合には、一転、混戦になりそうです。

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【第3回開催1日目】
 5月16日(土)のメイン第10レースは、五月雨特別(A1級混合・20:10発走予定)。ホクショウマサルが出走を回避し、オープン馬4頭、A1級馬5頭の9頭立てで争われます。
 ◎ウンカイタイショウは、今季初戦の春駒特別(オープン・A1級混合)を逃げ切って勝利。障害をひと腰で越えてからは一人旅で2着に7秒1差をつける快勝でした。今回のオープン4頭は重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯の下位馬で、うち3頭には今季初戦で先着と、相手強化は感じられません。
 ○ナカゼンガキタは、今季初戦、続く重賞・カーネーションカップ(3歳以上牝馬)とともに障害2番手から楽に抜け出して連勝。今回はA1昇級でいきなりオープン混合戦ですが、メンバー中で今季勝利を挙げているのは、この馬とウンカイタイショウだけと足踏みしている馬が多い構成。昨季終盤のオープン格付では未勝利でしたが、連勝の勢いで突破を狙います。
 ▲コウシュハレガシーは重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯では6着でしたが、障害は2番手でクリアしていた巧者。後続を離して逃げられればチャンスはありそう。
 △カンシャノココロは、ハイペースでは追走に手こずる面がありますが、春駒特別ではスムーズにレースを運んで5着。ここも流れに乗れるかがポイントになりそうです。

【第3回開催2日目】
 5月17日(日)のメイン第10レースは、さつき特別(オープン・20:10発走予定)
 スプリングカップ(オープン)、ばんえい十勝オッズパーク杯と今季2連勝していたコウシュハウンカイが回避。両レースで敗れていた馬たちが有力です。
 ◎アアモンドグンシンは、ばんえい十勝オッズパーク杯では離れた5着とはいえ、スプリングカップ(9着)とは違い障害での腰入りがスムーズ。しかも前半から飛ばしていく戦法で、復調を感じさせました。今回は負担重量減の特別戦でもう一段、変わり身に期待できそうです。
 ○ミノルシャープは、前走アアモンドグンシンとほぼ同時に仕掛けた障害で時間を要したロスもあり4着。しかし2着だったスプリングカップと同じ680キロに戻れば巻き返せるはず。
 ▲オレノココロは、前走コウシュハウンカイにこそ敗れたものの、全馬同一重量の有利さもいかし2着は確保。ばんえい十勝オッズパーク杯の次のレースは3連勝中で、今年も当然注目。
 △センゴクエースは前走3着も、レース内容としては、障害をふた腰で越えていたスプリングカップ(5着)のほうが上でした。特別戦で上がり目がありそうです。

【第3回開催3日目】
 5月18日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:05発走予定)。昨季最終週に行われた牡馬の若草特別、牝馬の福寿草特別以来となる世代限定戦。出走馬8頭中、定量戦のイレネー記念から5頭が出走。A2級のキョウエイリュウが640キロのトップハンデで、最大70キロの重量差がつきます。
 ◎トワトラナノココロは、古馬B3格付での今季3戦とも障害をひと腰で越え3着以内と充実の近況。3月のイレネー記念は、単勝1.1倍・キョウエイリュウの競走中止があったとはいえ2着と世代上位の実力があります。勝ち馬コマサンダイヤには18秒2もの差をつけられていましたが、今回20キロのハンデ差をいかせば逆転が可能でしょう。
 ○コマサンダイヤは、イレネー記念を障害ひと腰先頭から2着トワトラナノココロに18秒2もの差をつけて勝利。世代の頂点に立つと、古馬B1格付となった今季初戦では障害ひと腰2番手から楽に抜け出して勝利しています。今回は630キロと厳しい条件ですが、連勝中の勢いもあることから突破も可能でしょう。
 ▲キョウエイリュウは、古馬A2格付となった今季初戦では4着でしたが、障害に重点を置いた走りと内容は悪くありませんでした。12戦し二冠を含め11勝を挙げた2歳シーズンの実績から、重量差を克服できれば勝ち負けになりそうです。
 牝馬△アバシリルビーは、最軽量570キロを生かしてどこまで。

今週の見どころ(5/9~5/11)

2020年5月 7日(木)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 5月10日(日)のメインには、春の女王決定戦・カーネーションカップが組まれています。創設された07年と、10~19年は特別戦(準重賞)で、重賞としては11年ぶりの実施。これで、春の軽量でスピードを競うこのレース、高重量でパワーが試される年明けのヒロインズカップと、古馬牝馬にとっての重賞は2つとなります。
 さて今週からは、2歳新馬戦がスタート。初週は5鞍が実施されますが、初戦にあたる10日第2レースには、第1回能力検査を、牝馬トップタイム(全体では2番目)でパスしたニュクス(松井浩文厩舎・父レットダイヤ)が登場(予定)します。

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【第2回開催4日目】
 5月9日(土)のメイン第10レースは、菖蒲特別(A2級・20:10発走予定)
 2歳シーズン12戦11勝(うち重賞2勝)の大器◎キョウエイリュウが今季初戦を迎えます。唯一の敗戦は三冠がかかる3月のイレネー記念で単勝1.1倍に推されたものの障害で転倒し競走中止。力負けではなく、底は見せていません。近年2歳時にこれほどの実績を残した馬と言えばセンゴクエース(15年イレネー記念を9戦全勝で制覇)が思い出されます。同馬は3歳シーズン初戦が同じA2級でしたが、7月の平場戦で6着に敗れています。はたしてキョウエイリュウは? 若馬の挑戦に興味津々です。
 前開催のA2級-1組・ミズバショウ特別は先行した3頭による決着で、今回は1~4着が不在。5着○ミノルシンザンに巻き返しが期待できます。引き続き5歳が多い組み合わせだけに、流れに乗ってしぶとく歩いてきそうです。
 ▲ブチオは、オープンからの降級で相手関係が有利。前走2組の卯月特別では障害がイマイチでしたが軽視は禁物です。
 △カネサスペシャルは、前走でブチオに先着。昨季は開幕からオープン格付で未勝利でしたが、A2までクラスが下がれば見直せます。

【第2回開催5日目】
 5月10日(日)のメイン第10レースは、BG3・第13回カーネーションカップ(3歳以上牝馬・20:10発走予定)。別定重量戦で、オープンのミスタカシマが690キロで最大40キロ差のトップハンデを課されています。
 出走馬10頭中、7頭が2月のヒロインズカップで対戦し、最軽量760キロのアフロディーテが重賞初制覇。今回出走する中では780キロのフェアリースズが3着、シンエイボブが6着 790キロのナカゼンガキタが5着で、トップハンデ800キロのミスタカシマは7着でした。
 ◎ナカゼンガキタは、ヒロインズカップが4秒9差の惜敗。オープンからA2と今回のメンバーで昨季からの降級幅が最も大きく、重量面で恵まれています。今季初戦では、障害ひと腰2番手クリアから抜け出し快勝と状態面もよく、ばんえいオークス以来となる重賞制覇が期待できます。
 ○シンエイボブは、今季初戦のB1級-1組平場戦を障害ひと腰から抜け出しての快勝でした。これで昨季最終戦から連勝と勢いに乗っていることから上位争いが十分です。
 ▲ミスタカシマは、昨年のこのレースの勝ち馬。出走メンバー中、唯一のオープン馬で、ここまで重賞を6勝しています。出走取消明けでトップハンデと条件は厳しいですが、力量的には上位だけに侮れない存在です。
 そのほかに、ヒロインズカップ3着の実績がある△フェアリースズにも警戒が必要でしょう。

【第2回開催6日目】
 5月11日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
 ◎ココロノタカラは、昨季最終戦の蛍の光賞(A1級-1組)で勝ち馬から3秒2差の3着と好走。今季はB1級スタートの利をいかし、初戦の2組を逃げ切ると、続く前走の1組では、障害3番手から残り20メートル手前で抜け出して連勝しています。トップハンデ640キロとなりますが、最大20キロ差なら対応できそう。連勝継続に期待です。
 ○バウンティハンターもA1からの降級馬で、今季はB4級スタート。こちらも開幕初戦から2連勝を挙げています。前走を勝ったことでB3へ昇級しましたが、それでもココロノタカラより20キロ軽く3連勝のシーンまで。
 ▲ホクトシンバは、開幕初戦のB2級-3組を勝利し、続く前走の1組では2着に敗れたものの、障害はひと腰で勝ち馬とは1秒7差と僅差のレースでした。しぶとい差し脚があるだけに障害を早めに越えられれば出番はありそう。
 決め手勝負に持ち込めれば△キタイノホシにもチャンスはありそうです。

今週の見どころ(5/2~5/4)

2020年4月30日(木)

新型コロナウイルス感染症対策にともなう無観客競馬開催等の対応について

 5月3日(祝・日)のメインには、今季第1弾の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が行われます。前年度の収得賞金順での上位馬に出走資格がある重賞で、例年、条件級馬の出走がありますが、今年はすべてオープン馬。減量がある牝馬や4歳もいないため全馬720キロ同重量での争いとなります。となれば、重賞にしては軽い負担重量への適性と、開幕して間もないこの時期の仕上がりが勝負を分けるポイントといえるでしょう。
 オッズパークでは、『ばんえい十勝オッズパーク杯キャンペーン』(5/2~5/4)を実施しています。

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【第2回開催1日目】
 5月2日(土)のメイン第10レースは、春駒特別(オープン・A1級混合・20:05発走予定)。オープン(2頭)、A1級(4頭)、A2級(4頭)の3クラス混合戦です。
 A2級馬にとっては敷居が高い感があり、有力なのはオープンとA1級馬。10頭中5頭が使われていた青葉特別(オープンとA1級の混合)組から2着◎ウンカイタイショウに注目します。ゴールデンフウジンの決め手に屈した格好も、逃げてタイム差なしは胸を張れる結果。そのゴールデンフウジンがオープンへ昇級したため10キロ差つく今回は勝機到来といえます。
 ○メジロゴーリキが対抗です。持久力勝負になりづらい軽めの負担重量は不向きな印象ですが、昨季重賞で2着2回、3着3回などがあるバリバリのオープン馬。この相手関係なら軽視できません。
 青葉特別で追い込みを決めた▲ゴールデンフウジンは、前述のとおりハンデが不利になるため3番手評価。
 △オレワチャンピオンは、5着だった青葉特別から鈴木恵介騎手とコンビ継続。A2級馬も加わる今回のメンバー構成なら巻き返しが期待できます。

【第2回開催2日目】
 5月3日(祝・日)のメイン第10レースは、BG2・第14回ばんえい十勝オッズパーク杯(20:10発走予定)。昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦で、すべてオープン馬で負担重量は720キロです。
 ◎コウシュハウンカイがこのレース3勝目を目指します。初挑戦となった15年から5年連続で出走し、2勝、2着3回とすべて連対。今季初戦のスプリングカップ(オープン)では、障害を2番手で越えると、逃げるミノルシャープをゴール前で交わして勝利しており、態勢は整ったといえるでしょう。
 ○オレノココロは、このレースを3勝(15、16、19年)し、17年は2着。5着と唯一、複勝圏内を外した18年は、シーズン初戦を競走除外と順調に使えていませんでした。今年はスプリングカップを4着と敗れましたが、一度使ってからの参戦となるだけに連覇も可能でしょう。
 ▲ミノルシャープは、スプリングカップでは7番人気で2着に好走。着差も1秒6と見せ場十分の内容でした。前走から40キロ増でも、まだまだスピードを生かせる重量だけに引き続き警戒が必要です。
 スプリングカップ5着△センゴクエース、同8着△ホクショウマサルも、障害さえまともなら上位が狙えます。

【第2回開催3日目】
 5月4日(祝・月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)。オープン670キロから1重量区分ごとに10キロ加減する別定戦。メムロボブサップとアオノブラックが670キロでトップハンデ、B2級のダイリンファイターら4頭の630キロまで最大40キロ差がつきます。
 出走馬10頭中9頭が3月のクリスタル特別(4歳オープン)に出走。早めに障害を越えたアオノブラック、メムロボブサップがトップハンデでも力をみせ1、2着。10キロ軽いジェイエースが障害5番手から3着に伸びました。
 ◎メムロボブサップは、今季初戦のスプリングカップ(オープン)が障害3番手クリアから、コウシュハウンカイに6秒差まで迫っての3着と上々の内容。昨季3歳三冠を制覇しており、同世代が相手なら当然勝ち負けになるでしょう。
 ○アオノブラックは、ばんえいダービー2着馬で、ポプラ賞を勝っています。今季初戦の青葉特別(A1級混合)では3着に敗れましたが、今回と同じ670キロをひと腰で越えており、上位争い十分です。
 ▲ジェイエースは、クリスタル特別より上記2頭とのハンデ差が10キロ広がるのは恵まれました。
 △ダイリンファイターは、クリスタル特別を5着など今年2月から8戦連続で掲示板内を確保。地力強化がうかがえるだけにハンデ差を生かせば浮上の余地はあるでしょう。

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