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2020年始開催の見どころ(1/2~1/6 1/3・天馬賞)

2020年1月 2日(木)

1/2(帯広記念)の見どころはこちらから

【第20回開催2日目】
 1月3日(金)は12レース編成で、メイン第11レースは第13回天馬賞(5歳・16:40発走予定)
 4歳シーズン三冠のラストで、牡馬760キロ、牝馬740キロの定量戦。アアモンドグンシン、ミスタカシマ、キタノユウジロウらオープン馬が5頭。もっとも格下でもA2級のオールラウンダー、マツノタイガーで10頭が争います。
 ◎ミスタカシマは、世代最多の重賞6勝。牡馬との混合でも3勝を挙げています。4歳一冠目の柏林賞を実質トップハンデで勝利。二冠目の銀河賞は回避したため、最近の牡馬との力関係は不明ですが、今回も手綱を取る鈴木恵介騎手は、天馬賞5勝と相性抜群。唯一牝馬が勝った16年キサラキクにも同騎手が騎乗しており、牝馬として2頭目の制覇に期待です。
 ○キタノユウジロウは、銀河賞の勝ち馬。同じく定量だった3歳三冠目のばんえいダービーでは、アアモンドグンシンに逃げ切られ2着でしたが、当時アアモンドグンシンにはセン馬10キロ減がありました。しかし4歳になり、同馬の減量がなくなってからは、9月のはまなす賞(3歳混合)、銀河賞と続けて破っており、立場は逆転しています。
 ▲アアモンドグンシンは、12月のドリームエイジカップでは20キロ差でキタノユウジロウを下しています。とはいえ今季休みなく使われここまで19戦。16戦のキタノユウジロウ、12戦のミスタカシマら同期のオープン馬と比べて出走数が多く、上積みの面でどうか。
 △コウシュハレガシーは、ばんえいダービー3着、柏林賞2着、銀河賞3着。オープン昇級後の4戦では善戦までですが、世代限定戦では警戒が必要でしょう。

2020年始開催の見どころ(1/2~1/6 1/2・帯広記念)

2019年12月31日(火)

 2020年始のばんえい十勝は、1月2日(木)から6日(月)までの連続5日間開催。前半2日間は昼間開催、4日(土)以降は薄暮開催となります。  2日(木)には、四市冠競走の最終戦・帯広記念、3日(金)には、明け5歳による天馬賞の2重賞を実施。両レースとも、帯広競馬場ほか直営場外発売所にて前日発売が行われます。

【第20回開催1日目】
 1月2日(木)は12レース編成ですが、メインは第10レースで第42回帯広記念(16:10発走予定)
 ばんえい記念に次ぐ負担重量を課される高重量戦。ソウクンボーイが賞金ハンデの加増なし890キロで、シンザンボーイ、ミノルシャープなど4頭が900キロ、オレノココロが910キロ、コウシュハウンカイが920キロでトップハンデです。
 ◎オレノココロは、春に重賞を2勝。夏以降は精彩を欠いていましたが、2走前のドリームエイジカップでは780キロをふた腰でこなせるくらいまで調子を戻してきました。帯広記念は16、17、19年と過去3勝しており、今年の910キロは、コウシュハウンカイより10キロ軽く、その他の有力馬より10キロ重いだけの絶妙なハンデ。馬場も極端には軽くはならないはずで、復活の勝利を目指します。
 ○コウシュハウンカイは、例年好成績の春シーズンに特別戦を1勝のみでしたが、夏から秋にかけ重賞を2勝。12月のドリームエイジカップは1番人気で7着とはいえ、若い4、5歳馬が4頭もおり忙しすぎました。今季重賞2勝でも賞金が高いばんえいグランプリを勝っているためトップハンデなのは不運ですが、18年にはオレノココロの3連覇を阻んでおり、今年も勝機はあります。
 ▲シンザンボーイは持久力に長け、秋冬の重賞は向く印象。晩成タイプなのか、ベテランになってからメキメキ実力をつけており、北見記念は、17年6着、18年5着ときて19年は勝利(8歳で重賞初制覇)。この帯広記念も18年7着、19年4着と着順を上げており、今年は勝利に手が届くかもしれません。
 △ミノルシャープは、北見記念で860キロを克服し2着。900キロは未知数ですが、前走のオープン-1組特別戦で、◎○▲をすべて破ったのは自信になったはずです。

2019年末開催の見どころ(12/30・ヤングチャンピオンシップ)

2019年12月29日(日)

【第19回開催5日目】
 12月30日(月)も12レース編成で、メイン第11レースは、第21回ヤングチャンピオンシップ(19:05発走予定)。2歳シーズンの二冠目で、南北海道、北央、北見、釧路、十勝の各産駒特別上位2頭ずつに出走資格がある一戦です。
 デビューから9連勝中◎キョウエイリュウに注目。一冠目のナナカマド賞、十勝産駒特別も制しています。しかし活躍したぶん、賞金別定30キロ増のトップハンデ620キロでの出走。過去10年で同じく別定30キロを課されたのは2010年のオイドンただ1頭で、同馬はナナカマド賞、このレースの二冠を獲得。翌年はばんえいダービーも勝っています。30キロのハンデは規格外の馬である証。怪物ぶりを披露してくれるでしょう。
 ○ブラックサファイアは、デビューから2戦して休養し、その後7連勝と充実一途。6連勝目の南北海道産駒特別ではゴール前で一杯になり辛勝だっただけに一気の重量増には一抹の不安も。初対戦となるキョウエイリュウの胸を借りたいところです。
 ▲コマサンダイヤは、対キョウエイリュウでは6連敗、ブラックサファイアとは1度対戦して3着に敗れています。とはいえナナカマド賞3着、レベルの高い十勝産駒特別の2着馬だけに、前述両馬を除けば実力上位でしょう。
 △エンゼルフクヒメは、本走路のヒーティング稼動前に実施された釧路産駒特別の勝ち馬。持久力比べなら浮上の目も。

2019年末開催の見どころ(12/29・ばんえいダービー)

2019年12月27日(金)

12/27・/28の見どころはこちらから

【第19回開催4日目】
 12月29日(日)は12レース編成で、メイン第11レースは3歳三冠の最終戦・第48回ばんえいダービー(19:05発走予定)。牡馬730キロ(牝馬710キロ)の定量で3歳ナンバーワンを争います。
 ◎メムロボブサップは、ばんえい大賞典、ばんえい菊花賞の二冠を制覇。二冠目では今回と同じ730キロで逃げ切って、アオノブラックを2秒4差でしりぞけています。他馬が同レースから10~30キロ増となることを考えても、重量据え置きは有利。2001年のヨコハマボーイ(当時はダービーが二冠目で、菊花賞が三冠目)以来となる3歳三冠馬誕生へ期待が高まります。
 ○インビクタは、ばんえい菊花賞ではメムロボブサップをマークし、障害は早めの仕掛けでもひと腰でクリア。終いは息切れしたものの、ゴールまで止まらずに歩いて5着でした。その後は軽めの馬場も味方しましたが、2、1、1、1着と絶好調。今回も馬場はさほど重くはならないとみて、思い切って対抗評価に。
 ▲アオノブラックは、ばんえい菊花賞では障害を2番手で降りたものの、10キロ重いメムロボブサップとの差はゴールまでほぼ変わらず。現状、これが両馬の実力差なのでしょう。定量は不利ですが、力どおりなら連争い候補。
 △ギンノダイマオーは、ばんえい菊花賞を回避しましたが、ばんえい大賞典2着の実力馬。ただ自己条件で苦戦続きの近況はやや心配。
 ばんえいダービー現役最多4勝の鈴木恵介騎手は△ジェイエースで参戦。二冠とも4着だけに押さえには欠かせません。

2019年末開催の見どころ(12/26~12/30)

2019年12月24日(火)

 2019年末のばんえい十勝は、12月26日(木)から30日(月)までの連続5日間開催。29日(日)には、3歳のばんえいダービー、30日(月)には、2歳産駒特別選抜によるヤングチャンピオンシップと、若い世代の重賞が2レース組まれています。なお、ばんえいダービーは、帯広競馬場ほか直営場外発売所にて前日発売が実施されます。

【第19回開催1日目】
 12月26日(木)は12レース編成で、メイン第11レースは師走特別(オープン-1組・19:10発走予定)。次週に帯広記念、4歳シーズン三冠の最終戦・天馬賞があるためか5頭が回避し5頭立てとなっています。
 天馬賞でもおそらく人気になるであろう4歳馬2頭に注目します。◎アアモンドグンシンは、オープン格付でスタートした今季、古馬相手では力関係、4歳同士ではハンデの問題で勝ちみに遅い成績。しかし近3走では1、1、3着と上昇中。2勝とも古馬相手でのもので、ドリームエイジカップではオレノココロ、コウシュハウンカイの古馬2強を破る金星を挙げています。本走路のヒーティングシステムが稼働した開催からの快進撃だけに、いまの馬場が合うのでしょう。前開催の同条件・ホワイトクリスマス賞は3着が精一杯でしたが、今回上位2頭ともが不在。天馬賞は定量だけに、賞金の加増を気にせず、引き続き積極策から勝利を狙います。
 ○キタノユウジロウは、4歳二冠目・銀河賞で、アアモンドグンシンの追撃を振り切っており実力は互角。その後の古馬オープンでは、賞金ハンデが重いこともありますが、4着が最高とひと息です。今回は先手を取るであろうアアモンドグンシンの隣枠に入ったことで、動きを見ながら進め、先に仕掛けることができれば、ホワイトクリスマス賞8着から巻き返せるでしょう。
 ▲シンザンボーイは、ホワイトクリスマス賞では流れに乗れずじまい。しかし主戦・阿部武臣騎手へ戻ってのこのメンバーなら見直せるはず。
 △コウシュハウンカイは、トップハンデですが、さすがに昇級初戦アアモンドヒューマに先着されるシーンは想像しにくいです。

【第19回開催2日目】
 12月27日(金)も12レース編成で、メイン第11レースはカトレア特別(A1級-1組・19:10発走予定)
 7頭が前開催(12月14日)のA1級-1組平場戦に出走し、うち3頭は冬月特別(A1級-1・2組決勝)と2走使いされています。その両レースともメンバー最先着だった◎オレワチャンピオンに注目です。2走前は障害を降り早々に先頭に立つと、追い込んできたジェイコマンダーに3秒0差で快勝。そして逃げた前走はゴール手前でアアモンドヒューマに差されての2着惜敗でした。そのアアモンドヒューマが今開催からオープンに昇級しており、人気にこたえてくれそうです。
 ○ジェイコマンダーは、冬月特別を回避していますが、十勝岳特別(11月30日)などA1級-1組特別戦を2勝、オープン混合の特別戦でも2着と現級での実績ではむしろ上位。しかしそのぶん賞金ハンデを課されており、オレワチャンピオンより10キロ重い負担重量は不利でしょう。
 ▲サクラダイチは、十勝岳特別の2着馬。ホクショウマサルが相手だった2戦を除けばA1昇級後の特別戦では、2着1回、3着2回、4、5着各1回と崩れていません。A1級-1組平場戦は7着でしたが、特別戦に替わるここでは軽視できません。
 当日は雪予報が出ており、A1級の特別戦初挑戦△サンシルクラポピーや、スピードある△ノエルブランらの食い込みも一考です。

【第19回開催3日目】
 12月28日(土)も12レース編成で、メイン第11レースは地吹雪賞(3歳以上選抜・19:10発走予定)
 定量500キロでの瞬発力勝負は、年明けの準重賞・スピードスター賞の予選最終戦です。通常の特別戦と同様4歳10キロ、3歳20キロ減。牝馬は4歳サトクィーン・470キロ、3歳アアモンドラッシュ・460キロとさらに軽量で、ハンデ差は最大40キロあります。
 ◎オオゾラシンスケは、昨年のこのレースが同条件に初挑戦ながら51秒9の好時計で3着に好走。勝ったのはのちにスピードスター賞も制すアアモンドロシアで、48秒0という破格のタイムをマークしており、負けても評価は高まりました。当時の時計で駆ければ予選レベルなら圧勝しても驚けません。
 ○ブチオは、昨年のこのレースでは7着も、55秒5の時計は、今回のメンバーなら上位。
 ▲サトクィーンは、3歳時の昨年、天の川賞(3・4歳混合の軽量特別戦)で2着があり、同条件戦初参戦でも警視は禁物。
 最軽量ハンデ魅力△アアモンドラッシュも注目を集めそうです。
 

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