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今週の見どころ(10/26~10/28)

2019年10月25日(金)

 10月27日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月17日に実施される重賞・クインカップの前哨戦となります。この世代の牝馬は、2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスをともに勝っているミスタカシマが抜けた存在ですが、重いハンデの克服がカギになりそうです。

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【第14回開催4日目】
 10月26日(土)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)
 ◎シンザンボーイは、4走前の不知火特別(オープン)を障害先頭から押し切って勝利。以降は勝ち切れないレースが続いていますが、2走前の岩見沢記念を3着、前走の寒露特別(オープン-1組)では4着と健闘しています。今回は格下相手の混合戦と組合せが楽になっていることから勝機到来と言えるでしょう。
 メンバー中6頭は前走で神無月特別(オープン-2組混合)に出走。カンシャノココロが逃げ粘るところ、障害4番手クリアから伸びてきたソウクンボーイが差し切って勝利。さらにうしろの障害5番手から追い込んだマツカゼウンカイが2秒9差の4着。3番手で越えたノエルブランは、ソウクンボーイ、マツカゼウンカイに交わされ5着でした。
 ○カンシャノココロは、オープン昇級初戦だった神無月特別(オープン-2組混合)では1番人気で2着でした。開催替わりの10キロに、昇級と賞金ハンデも課され25キロ増でしたが、障害をひと腰先頭で通過。ソウクンボーイの決め手に屈したものの、コンマ6秒は展開ひとつで逆転可能な差でしょう。シンザンボーイは強敵ですが、同じようなジリ脚タイプだけに先に障害を越えることができれば、追撃を振り切る場面もありそうです。
 ▲ソウクンボーイは、障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。シンザンポーイ、カンシャノココロが射程圏に入る位置で障害を越えることができれば、前走の再現も考えられます。
 決め手はあるだけに展開次第では△マツカゼウンカイ、格下A1級も障害巧者△ノエルブランも上位を狙います。

【第14回開催5日目】
 10月27日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。オープン690キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープン馬は今季の収得賞金90万円につき10キロが課され、ミスタカシマがトップハンデ700キロ。A2級のサンシルクラポピーが670キロ、B1級のアフロディーテとB2級馬5頭が660キロ、B3級のホッカイイチバンら2頭が650キロと10頭立てで行われます。
 唯一のオープン馬◎ミスタカシマは、昨年12月のばんえいオークスを含め重賞5勝の実績。今年1月のばんえいプリンセス賞では、他9頭が660キロだったのに対し、1頭だけ700キロという厳しいハンデでしたが2着と力を示しています。今回は最大50キロと当時よりハンデ差が広がりますが、有力馬とは30~40キロ差。勝って11月17日の重賞・クインカップに臨みたいところです。
 相手筆頭は○アフロディーテでしょう。定量戦のばんえいオークスでミスタカシマに2着に健闘。ミスタカシマと40キロのハンデ差があったばんえいプリンセス賞では、2番手ふた腰通過から抜け出して勝利しています。4連勝中と勢いも魅力。今回はばんえいプリンセス賞と同じくミスタカシマとは40キロのハンデ差があるだけにその再現を狙います。
 ▲サンシルクラポピーは、ばんえいオークスを8着。ばんえいプリンセス賞では、ミスタカシマと40キロのハンデ差がありましたが、同馬に次ぐ3着でした。今回、ミスタカシマとのハンデ差は30キロに縮まりますが、最近5走では3勝、2着2回と充実ぶりがうかがえるだけに好勝負に期待です。
 以下、登坂力が魅力で終いの踏ん張りがきけば△プランセス、条件強化も前走の勝ちっぷりが良かった△ジャスミンガールを3連勝式のヒモに置きます。

【第14回開催6日目】
 10月28日(月)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝・20:05発走予定)。10月19日(土)のA2級-1組予選、10月21日(月)のA2級-2組予選の上位馬による決勝戦ですが、2組予選2着シンエイボブ、5着スーパータイトルが出走を回避。8頭立てで争われます。
 A2級-1組予選組を上位視とします。そのレースではマツノタイガーが逃げ粘るところ、障害3番手クリアから勢いよく伸びてきたハマノダイマオーが差し切って勝利。障害8番手から鋭く脚を伸ばしたココロノタカラが6秒1差の4着という結果でした。
 ◎ハマノダイマオーは、前走A2級-1組予選を勝利。障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。今回と同重量だった2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でも出走メンバー中最先着の5着としており、この相手関係なら連勝も十分期待できます。
 ○マツノタイガーは、同じ前走では障害をひと腰先頭通過。勝ち馬ハマノダイマオーの決め脚に屈しましたが2着に粘り込んでいます。今回は特別戦になりますが、705キロの重量は2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でひと腰で上げていることから問題ないでしょう。前走の内容が良かっただけに逆転のシーンまでありそうです。
 ▲センリョウボスは、A2級-2組予選を勝利。障害をひと腰2番手で通過すると、余裕を持って抜け出す完勝と言える内容でした。特別戦に替わり条件も厳しくなりますが、前走を勝った勢いでここでも好勝負に期待です。
 △ココロノタカラは、前走A2級-1組予選では差し届かずの4着でしたが、障害に重点を置いた内容できっちりとひと腰でまとめています。条件強化となりますが、決め手は上位で通るだけに障害さえスムーズなら上位を狙える存在です。

今週の見どころ(10/19~10/21)

2019年10月18日(金)

 20日(日)のメインには、重賞・ナナカマド賞が組まれています。2歳シーズン最初の重賞で、三冠の初戦でもあります。今年はデビューから8連勝中のキョウエイリュウに注目が集まりそうですが、実績はもちろん、夏を越しての上昇度にも考慮して臨みたいところです。

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【第14回開催1日目】
 10月19日(土)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A1級-1組・20:10発走予定)。ホクショウマサルが出走を回避。A1級馬9頭によって争われます。
 ◎フェアリースズは、前走A1級-1組混合の平場戦を逃げ切って勝利。A1昇級初戦だったとはいえ9頭中7頭がA2級なら当然の結果ともいえます。今回は初となるA1級同士の戦い。しかも700キロ超の重量では一度も3着以内がありませんが、近6戦で5勝、3着1回という充実の近況を考えれば4連勝に期待できます。
 ○オレワチャンピオンは、前走秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)が2着。障害をひと腰先頭で通過し、2番手から追ってきたコウシュハレガシーに残り20メートルで交わされたものの、1秒6差に踏ん張っています。今回はコウシュハレガシーの賞金ハンデ5キロが増える(合計10キロ)ぶん逆転もありえますが、10キロ軽いフェアリースズにマイペースに持ち込まれると、再び惜敗というケースも考えられます。
 ▲コウシュハレガシーは、秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)では、ひと腰2番手で障害を越えると、オレワチャンピオンとの競り合いを制し、A1昇級後の初勝利を挙げています。2走前のA1級-1組混合の平場戦はフェアリースズの2着でしたが、今回の720キロではもちろん745キロでも2着があるなど重量実績ではこちらが上。実質トップハンデでも差は感じません。
 △キンメダルは、今回と同様にホクショウマサルが回避した前走の神無月特別(オープン-2組混合)でA1級馬として最先着の3着なら通用は十分。前走秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)を含め3戦連続3着△サクラダイチも上位を狙います。

【第14回開催2日目】
 10月20日(日)のメイン第10レースは、第42回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)。牡馬570キロ(牝馬550キロ)から本年度の収得賞金80万円につき10キロが課される別定重量戦で、デビューから7連勝中のキョウエイリュウ、牝馬の特別戦・いちい賞を勝っているエンゼルフクヒメがそれぞれ10キロ増。フルゲート10頭の争いです。
 ◎キョウエイリュウが堂々の主役。前走9月1日の2歳A級-1組は障害を先頭で越えたものの、3番手から追ってきたアバシリルビーに一旦は前に出られましたが、ゴール前で盛り返しコンマ3秒差で先着。アバシリルビー(今回は回避)はのちに牝馬の特別戦・いちい賞(9月22日)で僅差3着に入る実力馬で、同馬と30キロ差で勝ち切ったのは地力の証明といえます。その後、2歳A級-1組、牡馬の特別戦・青雲賞(9月29日)と2開催出走を見送り、前開催は出走取消と順調さを欠いているのは気になるところ。青雲賞を使われている馬より重量経験で劣りますが、前走の馬体重が989キロと馬格に恵まれていることから、580キロも対応可能と考えられます。
 ○エンゼルフクヒメは、8月31日の2歳A級-3組から4連勝中。2走前のいちい賞では障害5番手から追い込みを決めると、前開催の2歳A級-1組でも追い込んで、青雲賞の勝ち馬コマサンダイヤを2着にしりぞけています。キョウエイリュウとは新馬戦で対戦し38秒3差の4着。上昇度ではこちらが優位と感じられるだけに、どこまでやれるか。
 ▲キタノボブサップは、青雲賞ではコマサンダイヤからコンマ8秒差の2着と好走。勝ち馬に残り20メートルで並びかけたものの、最後まで前に出ることはできませんでしたが、こちらが5キロ重かったことを考えれば評価できるものでした。デビューから掲示板内を外したことがなく、相手なりに走れるタイプ。今回はキョウエイリュウが相手ですが、大きく崩れるシーンは考えにくいです。
 △コマサンダイヤは、2走前の青雲賞では9頭立ての9番人気でしたが、キタノボブサップとの競り合いを制しています。前開催の2歳A級-1組では、逃げて詰めを欠いたもののエンゼルフクヒメの2着と続けて好走。最近2走の内容から要警戒です。

【第14回開催3日目】
 10月21日(月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン-1組・20:10発走予定)。コウシュハウンカイが出走を回避。7頭立てだった前開催の寒露特別(オープン-1組)から、勝ち馬メジロゴーリキを含め5頭が参戦。9頭立てで争われます。
 ◎メジロゴーリキは、前走寒露特別(オープン-1組)では、障害をほぼ同時に越えたミスタカシマ、追い込んできたミノルシャープとの競り合いを制して今季初勝利。賞金ハンデが15キロに増えますが、久々の勝利を挙げて勢いに乗るだけにオープン連勝が期待できます。
 ○ミノルシャープは、同じ前走では勝ち馬メジロゴーリキから1秒4差の3着と健闘。ゴール前で詰めの甘さが出るタイプですが、メジロゴーリキとの5キロ差を生かせば逆転も可能でしょう。
 ▲キタノユウジロウは、前走の4歳重賞・銀河賞では障害2番手から抜け出して重賞2勝目を挙げています。マロニエ賞(オープン)では3着と、4着のメジロゴーリキに先着。当時10キロあった重量差が5キロに縮まるのは微妙ですが、好勝負が期待できます。
 △アアモンドグンシンは、8月のサマーカップ(オープン)で2着と、3着メジロゴーリキに先着。前走の寒露特別(オープン-1組)では、障害で手間取り6着に敗れましたが、通用する力はあるだけに警戒が必要です。

今週の見どころ(10/12~10/14)

2019年10月10日(木)

 10月12日(土)~14日(祝・月)にJRA東京競馬場で実施予定だった『ばんえい十勝フェア in 東京競馬場2019』は、JRA東京競馬の開催中止により、14日(祝・月)、15日(火)の2日間に日程を変更して行われます。イベント内容も変更になっていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

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【第13回開催4日目】
 10月12日(土)のメイン第10レースは、秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。10月6日(日)のA1級-1組混合、10月7日(月)のA1級-2組の上位馬による決勝戦ですが、A1級-1組混合予選の勝ち馬フェアリースズと、同3着オレノタイショウが回避し、同7着ハマノダイマオーが繰り上がっての9頭立て。A1級の6頭とA2級の3頭が争います。
 ◎コウシュハレガシーは、A1級-1組混合予選では、ひと腰先頭で障害を通過し2着。ほぼ同時に越え抜け出したフェアリースズには歯が立ちませんでしたが、今回は同馬が回避したため不在。A1級の特別戦(混合戦含む)では今季3走いずれも3着と勝ち切れていませんが、今度こそ勝利が期待できます。
 ○フクトクは、A1級-2組予選を勝利。テンに動けないのはいつものことですが、第1障害を降りてから先行勢に取りつくと、第2障害を先頭でクリアし押し切っています。4走前にはオープン混合の特別戦で障害ひと腰から2着に逃げ粘っており、前走同様の積極策なら連勝のシーンもあるでしょう。
 ▲オレワチャンピオンは、A1級-2組予選では2着。2番手で降りたサクラダイチを追うようにひと腰で障害をクリアすると、残り30メートルで振り切っています。フクトクには逃げ切りを許したものの、上がりの時計では互角。障害を越えるタイミング次第では逆転もありそうです。
 △サクラダイチは、同じ前走で3着。近走障害で苦戦したのは、ホクショウマサルとの対戦だった3走前のみという巧者だけに、マイペースで運べればチャンスはあるでしょう。

【第13回開催5日目】
 10月13日(日)のメイン第10レースは、寒露特別(オープン-1組・20:10発走予定)。岩見沢記念のコウシュハウンカイ、4歳限定・銀河賞のキタノユウジロウと前走で重賞を勝っている両馬など3頭が出走を回避したため7頭立ての少頭数。しかし、岩見沢記念2着メジロゴーリキ、6着ミノルシャープの5歳、銀河賞2着アアモンドグンシン、銀河賞は回避するも7月に柏林賞を勝っているミスタカシマの4歳と若い世代の実力馬も参戦し盛り上がりそうです。
 ◎ミノルシャープは、2走前のマロニエ賞(オープン)で出走メンバー中最先着の2着。障害を先頭で越えると、コウシュハウンカイに差し切られたとはいえ1秒8差で、同世代のライバルメジロゴーリキ(4着)には10秒以上の差をつけています。続く岩見沢記念では障害に手間取り6着に敗れていますが、今回は2走前より10キロ重いだけの740キロで、コウシュハウンカイは不在。相手に恵まれた特別戦で巻き返しが期待できます。
 ○メジロゴーリキは、今季12戦して2着5回、3着4回、4着3回とどんな条件でも崩れないのは魅力。前述のとおりマロニエ賞(オープン)は4着でしたが、重量が増えた岩見沢記念では2着とミノルシャープに先着しています。減量となるここではミノルシャープに分がありそうですが、こちらが10キロ重かった岩見沢記念と違い同重量となるのは有利。引き続き好勝負必至です。
 ▲センゴクエースは、北斗賞でコウシュハウンカイを破っているようにここなら本来実績上位の存在。マロニエ賞(オープン)5着、岩見沢記念を8着など、4走続けて障害で苦戦しており、復活へのきっかけをつかみたいところ。
 △シンザンボーイは、マロニエ賞には不出走で、前走の岩見沢記念では、障害を6番手で通過するとじわじわと脚を伸ばし3着と好走しています。4戦連続3着以内と安定感もあるだけにここでも上位を狙います。

【第13回開催6日目】
 10月14日(祝・月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・20:05発走予定)。年明けに実施される準重賞・スピードスター賞の予選で、定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)でのスピード比べです。
 ◎サンシルクラポピーは、自己条件B1級で4戦連続連対中と安定感抜群。500キロ定量の特別戦は昨年12月の地吹雪賞が初挑戦になりましたが4着と健闘しており、この条件でも通用するスピードを見せています。条件2度目と上積みがあるだけに勝ち負けに期待です。
 ○ゴールデンフウジンは、昨年の疾風賞では、障害をふた腰、最後方7番手で通過すると脚を伸ばして5着を確保。当時は4歳10キロ減がありましたが、今年は10キロ増の500キロ。とはいえ障害さえひと腰なら、まとめて差し切るシーンもありそうです。
 ▲アアモンドロシアは、昨季は地吹雪賞、決勝戦のスピードスター賞とも勝利しているスピード王。昨年のこのレースの勝ち時計48秒0はメンバー中最速です。今季は1勝止まりですが、得意な条件に替わる今回は見直しが必要でしょう。
 △ツルイテンリュウは、500キロ定量の特別戦では昨季の稲妻賞、そしてスピードスター賞とも3着と好走しています。3戦連続3着以内と好調ぶりがうかがえるだけに、相性の良い条件に替わる今回は善戦以上が期待できます。

今週の見どころ(10/5~10/7)

2019年10月 4日(金)

 10月5日(土)、6日(日)には、帯広競馬場で、今年で13回目となる"とかちばん馬まつり"が行われます。メインイベントのワールド人間ばん馬チャンピオンシップ世界大会(6日)、小学生による小学生によるちびっこばん馬レース(5日)や、パフォーマンスフェスティバル、ばん馬とのふれあい、こども縁日(5日、6日とも)など、さまざまなイベントが実施されます。お近くの方はぜひお越しください。

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【第13回開催1日目】
 10月5日(土)のメイン第10レースは、桔梗特別(B1級-1組・20:10発走予定)。出走全馬が賞金ハンデを課されており、唯一10キロ増の4歳馬ジェイファーストが実質トップハンデとなります。
 ◎ミノルシンザンは、前走の4歳重賞・銀河賞では6着。障害をふた腰7番手で越えると、4着争いに加わろうかという脚勢でした。2走前のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)では、勝ち馬ゴールデンフジとは4秒6差の2着に詰め寄っていることからこの組合せなら地力上位の存在。自己条件に戻って巻き返しに期待です。
 ○ゴールデンフジは、前述のとおり同条件のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)で逃げ切り勝ちを収めています。前走の平場戦では展開が合いませんでしたが、即反撃が可能です。
 ▲オールラウンダーは、重賞初挑戦になった前走の4歳重賞・銀河賞では流れに乗れず9着でしたが、障害はひと腰で通過。昇級後、B1級同士の特別戦では善戦続き。ジャパンネット銀行杯(B1級-1組)でも残り10メートル手前までは2番手で踏ん張っており、こちらも自己条件で見直したいところ。
 決め脚魅力で前走5組を快勝した△イズミクィーン、昇級初戦の3組を含め3連勝中△セナカも侮れない存在です。

【第13回開催2日目】
 10月6日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。ばんえい大賞典勝ち馬メムロボブサップが不在の組合せ。オープン700キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。A1級のアオノブラックがトップハンデ690キロで、B3級ジェイカトレア、B4級サクラユウシュンの両牝馬2頭・640キロまで最大50キロ差つきます。なお出走10頭はすべて2開催前には、牡馬、牝馬それぞれの3歳限定の平場戦を使われています。
 ◎アオノブラックは、ばんえい大賞典の3着馬で、3歳・4歳混合重賞・はまなす賞でも2着と健闘しています。2走前の3歳牡馬限定戦は5着でしたが、メムロボブサップに次ぐ重いハンデを課されていました。そのメムロボブサップが不在の世代限定戦なら実績、実力ともに上位。トップハンデでもばんえい大賞典と同じ690キロなら力の違いを見せつけてくれそうです。
 ○ジェイカトレアは、ばんえい大賞典5着、はまなす賞4着。ともに人気以上の結果を出しています。3走前の3歳牝馬限定戦ではトップハンデでも2着で、さすがは黒ユリ賞を制した2歳女王といったところ。ここも上位争いが期待できます。
 ▲ギンノダイマオーは、ばんえい大賞典2着を含め詰めひと息な面がありますが、前走デイリースポーツ杯(A2級-2組)を勝利。障害ひと腰先頭通過から押し切る好内容のレースでした。今回は3歳同士でトップハンデ690キロのアオノブラックに次ぐ680キロを課されますが、前走から5キロ減と少しでも軽くなるのは好材料だけに、ひと踏ん張りがきけば上位争いに加わるでしょう。
 失格(タイムオーバー)だったばんえい大賞典を除けば今季崩れなし△インビクタ、障害は課題も差し脚が強烈△サクラドリーマーにも警戒が必要です。

【第13回開催3日目】
 10月7日(月)のメイン第10レースは、神無月特別(オープン-2組混合・20:05発走予定)。ホクショウマサルが出走を回避。カンシャノココロらオープン馬6頭、キンメダルらA1級馬3頭による計9頭で争われます。
 ◎キンメダルは、前走の玉泉館特別(A1級-2組)で、6月以来となる勝利を挙げています。掲示板止まりだった近走とは違い、ひと腰先頭で障害を通過すると、2番手で越えたノエルブランをあっさり突き放しました。オープンからの降級馬だけに、オープンでも一線級不在の今回のメンバーなら連勝が期待できます。
 ○ノエルブランは、玉泉館特別(A1級-2組)では1番人気で2着。実績上位のホクショウマサルがペースを握った4走前を除けば、近走障害はひと腰で越えている巧者です。賞金ハンデ10キロ増のためオープン馬と同じ730キロなのはきついものの、ひと押しきけば粘り込みが期待できます。
 ▲ソウクンボーイは、格下A1級との混合だった前走野分特別(オープン・A1級-1組混合)で2着に好走。障害で止まったものの、腰の入りが良くふた腰でまとめています。早めに障害をクリアできれば、決め手を生かして上位争いに加わってきそうです。
 △カンシャノココロは、野分特別(オープン・A1級-1組混合)で逃げ切り勝ちを収めています。今回はオープン昇級に加え開催替わり、さらには賞金ハンデ5キロを課されることで前走から25キロ増となりトップハンデの735キロ。とはいえ、オープンからの降級馬で、2走前には820キロの岩見沢記念で4着があるというキャリアを考えれば、さほど不安はないでしょう。

今週の見どころ(9/28~9/30)

2019年9月27日(金)

 9月29日(日)のメインには、銀河賞が組まれています。ばんえい競馬が帯広単独開催となった2007年度に成立した4歳シーズン三冠の二冠目にあたるレース。今年の一冠目・柏林賞はミスタカシマが牝馬として史上初制覇。この銀河賞も07年以降では牝馬の勝利はなく、再び快挙達成となるのか注目です。※ミスタカシマは出走回避になりました。

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【第12回開催4日目】
 9月28日(土)のメイン第10レースは、野分特別(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)。ホクショウマサル、ホクショウムゲンが回避。オープン馬4頭、A1級馬4頭の計8頭で争われます。
 ◎ハクタイホウは、前走白露特別(A1級-2組)では、断然人気で逃げ切ったホクショウマサルからわずかに遅れ、2番手で障害をクリア。結局9秒8もの差をつけられましたが、負担重量15キロ増でもひと腰でまとめ、人気通りの着順でした。今回は格上のオープン馬が相手になりますが、一線級は不在。マイペースに持ち込んで逃げ切りに期待です。
 ○カンシャノココロは、2走前の白露特別(A1級-2組)ではハクタイホウに先着されての4着。前週の岩見沢記念4着から、今回は2走使いでの出走です。3走前の特別戦でも勝ったハクタイホウから4秒1差の2着があり、ここも僅差の戦いが可能。
 オープン馬の筆頭格は▲コウリキ。前走マロニエ賞(オープン)では7着も、コウシュハウンカイ、オレノココロなど実力馬が揃っていたことを考慮すれば仕方なし。トップハンデ730キロでもこの相手関係なら善戦以上が期待できます。
 △ソウクンボーイは、前走岩見沢記念では7着。しかし今回は格下A1級との対戦で、障害さえスムーズなら上位進出のシーンまでありそうです。

【第12回開催5日目】
 9月29日(日)のメイン第10レースには、BG2・第27回銀河賞(4歳・20:10発走予定)が行われます。4歳シーズンの二冠目は、一冠目・柏林賞を制したミスタカシマが出走を回避し、オールラウンダーが繰り上がっての10頭立て。オープン740キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦で、9月1日に実施された重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を制したオープン馬キタノユウジロウのみ賞金ハンデ10キロを課され、トップハンデ750キロ。B1級で710キロのミノルシンザン、オールラウンダーまで最大40キロ差つきます。
 はまなす賞で3着だったオープン馬◎アアモンドグンシンに期待します。障害の天板まで上がったところで膝を折りましたが、立て直され4番手で降りてからは、この馬らしい切れ味を発揮。先頭で並ぶように障害をクリアし、叩き合いをモノにしたキタノユウジロウから2秒3差、競り負け2着だった3歳馬アオノブラックとはコンマ5秒の僅差で、障害でのロスさえなければ、と悔やまれる内容でした。当時はキタノユウジロウより10キロ重かった重量が、今回は逆にこちらが10キロ軽くなるのは有利。3歳12月のばんえいダービー以来となる、久々の重賞制覇が期待できます。
 ○コウシュハレガシーも、はまなす賞では障害を越えかけたところで痛恨の膝折。障害を降りたのはアアモンドグンシンの直後でしたが、徐々に遅れて7頭立ての7着と残念な結果でした。A1級・730キロで、はまなす賞でのアアモンドグンシンとの10キロ差は変りませんが、近5走では、2走前のはまなす賞を除けば障害はひと腰という巧者。持ち味を発揮できれば、3歳三冠すべて3着、柏林賞2着という実績どおりの走りをみせてくれるでしょう。
 ▲ジェイコマンダーは、ともに700キロだった柏林賞5着、はまなす賞6着。はまなす賞はふた腰かかり、さらに残り20メートルを切って一杯になっています。今回と同じ730キロだったばんえいダービーでは最下位だったように、高重量戦では苦戦傾向がありますが、障害次第で勝ち負けが可能。
 △ミノルシンザンは、3歳三冠レース皆勤で、ばんえい菊花賞での5着が最高でした。4歳になってから重賞出走はありませんが、近4走のB1級-1組の特別戦を1勝、2着3回と力をつけており、最軽量710キロを生かし食い込みを狙います。

【第12回開催6日目】
 9月30日(月)のメイン第10レースは、デイリースポーツ杯(A2級-2組・20:05発走予定)
 ◎ギンノダイマオーは、A2昇級初戦となった2走前のとかちえぞまつ特別(A2級-1組)では7着、続く3歳牡馬混合平場戦も8着。ともに障害で苦戦したもので、負担重量が685キロに増えるのはやや不安もあります。しかし、今開催は3歳以上の1走目は通算収得賞金順での編成で、近走不振馬が多い馬が多い組み合わせ。この相手関係なら実績的には通用するだけに前半で流れに乗れれば巻き返しが十分です。
 ○カクセンキングは、前走A2級-1組平場戦8着を含め、近4走では着外が続いていますが、ここ3戦は障害をひと腰でまとめています。3走前のとかちえぞまつ特別(A2級-1組)では6着とギンノダイマオーに先着。相手に恵まれた今回は前半で置かれなければ上位争いに加わってきそうです。
 ▲センショウニシキは、前走のA2級-2組混合では7着に敗れましたが、2走前のオッズパーク杯(A2級-2組)では、出走メンバー中最先着の4着を確保。先行できれば持ち前の障害力を生かして粘り込みが十分です。
 △ホクショウユウキは、長期休養明けになった7月の今季初戦から7戦して5着が最高。しかし、オープンからの降級馬で力量上位の存在といえます。現在リーディング首位の鈴木恵介騎手とのコンビも魅力で、前進があるでしょうか。
 

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