10月27日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月17日に実施される重賞・クインカップの前哨戦となります。この世代の牝馬は、2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスをともに勝っているミスタカシマが抜けた存在ですが、重いハンデの克服がカギになりそうです。
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【第14回開催4日目】
10月26日(土)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)。
◎シンザンボーイは、4走前の不知火特別(オープン)を障害先頭から押し切って勝利。以降は勝ち切れないレースが続いていますが、2走前の岩見沢記念を3着、前走の寒露特別(オープン-1組)では4着と健闘しています。今回は格下相手の混合戦と組合せが楽になっていることから勝機到来と言えるでしょう。
メンバー中6頭は前走で神無月特別(オープン-2組混合)に出走。カンシャノココロが逃げ粘るところ、障害4番手クリアから伸びてきたソウクンボーイが差し切って勝利。さらにうしろの障害5番手から追い込んだマツカゼウンカイが2秒9差の4着。3番手で越えたノエルブランは、ソウクンボーイ、マツカゼウンカイに交わされ5着でした。
○カンシャノココロは、オープン昇級初戦だった神無月特別(オープン-2組混合)では1番人気で2着でした。開催替わりの10キロに、昇級と賞金ハンデも課され25キロ増でしたが、障害をひと腰先頭で通過。ソウクンボーイの決め手に屈したものの、コンマ6秒は展開ひとつで逆転可能な差でしょう。シンザンボーイは強敵ですが、同じようなジリ脚タイプだけに先に障害を越えることができれば、追撃を振り切る場面もありそうです。
▲ソウクンボーイは、障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。シンザンポーイ、カンシャノココロが射程圏に入る位置で障害を越えることができれば、前走の再現も考えられます。
決め手はあるだけに展開次第では△マツカゼウンカイ、格下A1級も障害巧者△ノエルブランも上位を狙います。
【第14回開催5日目】
10月27日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。オープン690キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープン馬は今季の収得賞金90万円につき10キロが課され、ミスタカシマがトップハンデ700キロ。A2級のサンシルクラポピーが670キロ、B1級のアフロディーテとB2級馬5頭が660キロ、B3級のホッカイイチバンら2頭が650キロと10頭立てで行われます。
唯一のオープン馬◎ミスタカシマは、昨年12月のばんえいオークスを含め重賞5勝の実績。今年1月のばんえいプリンセス賞では、他9頭が660キロだったのに対し、1頭だけ700キロという厳しいハンデでしたが2着と力を示しています。今回は最大50キロと当時よりハンデ差が広がりますが、有力馬とは30~40キロ差。勝って11月17日の重賞・クインカップに臨みたいところです。
相手筆頭は○アフロディーテでしょう。定量戦のばんえいオークスでミスタカシマに2着に健闘。ミスタカシマと40キロのハンデ差があったばんえいプリンセス賞では、2番手ふた腰通過から抜け出して勝利しています。4連勝中と勢いも魅力。今回はばんえいプリンセス賞と同じくミスタカシマとは40キロのハンデ差があるだけにその再現を狙います。
▲サンシルクラポピーは、ばんえいオークスを8着。ばんえいプリンセス賞では、ミスタカシマと40キロのハンデ差がありましたが、同馬に次ぐ3着でした。今回、ミスタカシマとのハンデ差は30キロに縮まりますが、最近5走では3勝、2着2回と充実ぶりがうかがえるだけに好勝負に期待です。
以下、登坂力が魅力で終いの踏ん張りがきけば△プランセス、条件強化も前走の勝ちっぷりが良かった△ジャスミンガールを3連勝式のヒモに置きます。
【第14回開催6日目】
10月28日(月)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝・20:05発走予定)。10月19日(土)のA2級-1組予選、10月21日(月)のA2級-2組予選の上位馬による決勝戦ですが、2組予選2着シンエイボブ、5着スーパータイトルが出走を回避。8頭立てで争われます。
A2級-1組予選組を上位視とします。そのレースではマツノタイガーが逃げ粘るところ、障害3番手クリアから勢いよく伸びてきたハマノダイマオーが差し切って勝利。障害8番手から鋭く脚を伸ばしたココロノタカラが6秒1差の4着という結果でした。
◎ハマノダイマオーは、前走A2級-1組予選を勝利。障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。今回と同重量だった2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でも出走メンバー中最先着の5着としており、この相手関係なら連勝も十分期待できます。
○マツノタイガーは、同じ前走では障害をひと腰先頭通過。勝ち馬ハマノダイマオーの決め脚に屈しましたが2着に粘り込んでいます。今回は特別戦になりますが、705キロの重量は2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でひと腰で上げていることから問題ないでしょう。前走の内容が良かっただけに逆転のシーンまでありそうです。
▲センリョウボスは、A2級-2組予選を勝利。障害をひと腰2番手で通過すると、余裕を持って抜け出す完勝と言える内容でした。特別戦に替わり条件も厳しくなりますが、前走を勝った勢いでここでも好勝負に期待です。
△ココロノタカラは、前走A2級-1組予選では差し届かずの4着でしたが、障害に重点を置いた内容できっちりとひと腰でまとめています。条件強化となりますが、決め手は上位で通るだけに障害さえスムーズなら上位を狙える存在です。