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今週の見どころ(11/16~11/18)

2019年11月15日(金)

 11月17日(日)のメインには、4歳牝馬限定では唯一の重賞・クインカップが組まれています。昨年は、同じ4歳牝馬による特別戦・紅バラ賞を制したメヂカラがクインカップと連勝。16年も1着アスリートが制し、一昨年はブルーオーシャンが2着から巻き返し勝利しています。10月27日にされた今年の紅バラ賞は1着アフロディーテ、2着ミスタカシマ、3着ホッカイイチバンという着順でしたが、本番はどのような結果になるのでしょうか。注目の一戦です。

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【第16回開催1日目】
 11月16日(土)のメイン第10レースは、五稜郭特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 ◎オールラウンダーは、10月27日のB1級-2組の平場戦で勝利を挙げると、前走の端野峠特別(A2級-1組混合)では、障害をひと腰先頭でクリアし2着に健闘。今回はB1級同士と、相手が緩和されることで、今度こそ逃げ切りが狙えそうです。
 ○フレイムゴールドは、前走トドワラ特別(B1級-1・2組決勝)がB1昇級後初の特別挑戦で、障害をひと腰でまとめ2着に好走。端野峠特別組が相手となる今回は前走ほど楽なレースは望めませんが、オールラウンダーとの5キロ差を生かせば、好勝負できそうです。
 ▲ジェイファーストは、近4戦ではすべて掲示板内確保と堅実駆けが魅力です。前走の端野峠特別(A2級-1組混合)では、障害をふた腰でまとめて5着。オールラウンダーには、10月5日の同条件戦・桔梗特別で先着しており、有力視が可能です。
 △フウジンライデンは、オープン経験馬。障害さえスムーズなら上位食い込みが狙えるでしょう。

【第16回開催2日目】
 11月17日(日)のメイン第10レースは、4歳女王決定戦のBG3・第44回クインカップ(4歳牝馬・20:10発走予定)。出走10頭中9頭が紅バラ賞を使われており再戦模様。オープン720キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦で、オープンのミスタカシマに720キロ、紅バラ賞勝ち馬アフロディーテらA2級馬2頭に700キロ、プランセスらB2級馬5頭に690キロ、他2頭のB3級馬に680キロが課されています。
 ◎ミスタカシマは、前哨戦の紅バラ賞では2着。敗れはしたものの、最大50キロ差のトップハンデ700キロで40キロ差あった勝ち馬アフロディーテとは1秒4差なら上々の内容と言えます。今回もトップハンデですが、当時から20キロ増の720キロ。アフロディーテが40キロ、その他8頭が30キロ増なことを考えれば、恵まれた重量といえます。ここまでばんえいオークスなど重賞5勝と、同世代の牝馬相手なら実績は断然だけに重賞6勝目に期待です。
 ○プランセスは、近走大崩れが少ない成績で、前走の紅バラ賞でも障害ひと腰から4着に健闘。昨年12月のばんえいオークス以来の重賞挑戦でも上位争いが期待できます。
 ▲アフロディーテは、4連勝で臨んだ前走の紅バラ賞では、障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利。今回ミスタカシマとの重量差は20キロに縮まりますが、連勝中の勢いからここでも押し切りのチャンスはあるでしょう。
 以下、紅バラ賞7着△ジャスミンガール、同8着△サトクィーンの両馬は登坂力があるだけに、粘り込みには警戒が必要です。

【第16回開催3日目】
 11月18日(月)のメイン第10レースは、羊蹄山特別(B2級-1組・20:10発走予定)。3歳馬(20キロ減)が3頭、4歳馬(10キロ減)が5頭、5歳馬が2頭という若い世代が多いメンバー構成となっています。
 ばんえい菊花賞組を上位視とします。そのレースでは、障害をスンナリひと腰で先頭通過したメムロボブサップがそのまま押し切って勝利し、アオノブラックが2着。やや離れた4着にジェイエース、5着にインビクタ、そして6着にサクラドリーマーという結果になりました。
 ◎インビクタは、ばんえい菊花賞を5着。1番人気のメムロボブサップを意識し、追走も仕掛けも早めとなりましたが、障害はひと腰でまとめています。出走メンバー中、この馬を含めて7頭が出走していた2走前のB2級-1組平場戦(10月26日)で勝利を挙げていることから、力量上位で通るだけに、自己条件に戻って巻き返し必至です。
 ○ジェイエースは、ばんえい菊花賞では4着とインビクタに先着。障害をひと腰でまとめると、1、2着馬からは離されましたが差し脚を見せています。B2昇級後初の自己条件戦だけに未知数な面はありますが、インビクタを物差しにすれば、ここでも勝ち負けになるでしょう。
 ▲スタミナノスケは、3走続けてB2級-1組の平場戦を使われ、2走前(10月26日)は4着でしたが、前走(11月3日)では勝利。障害をひと腰3番手で通過すると、鋭い決め脚を見せて交わし切っています。ばんえい菊花賞組は強いですが、前走を勝って勢いに乗るだけに侮れない存在です。
 △サクラドリーマーは、前走のばんえい菊花賞では、障害で苦戦しただけに前走から重量が15キロ軽くなるのは好材料です。ジェイエースとともにB2昇級後初の自己条件戦となりますが、2走前には同馬に先着。終いの脚は堅実だけに障害さえスムーズなら食い込みが狙えるでしょう。

今週の見どころ(11/9~11/11)

2019年11月 8日(金)

 11月10日(日)のメインには、3歳三冠レースの第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。一冠目のばんえい大賞典はメムロボブサップが制しており、着順の入れ替わりはあるものの、2歳シーズン三冠と上位3頭の顔ぶれは同じ。負担重量が替わって他馬の逆転はあるのでしょうか。注目の一戦です。

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【第15回開催4日目】
 11月9日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(B1級-1・2組決勝・20:05発走予定)。11月2日(土)のB1級-2組、11月3日(日)のB1級-1組の両予選上位馬による決勝戦ですが、B1級-2組予選で5着のスーパータイホウが出走を回避。9頭立てで行われます。
 今季特別戦で好走歴がある出走馬が揃ったB1級-1組予選組を上位視とします。そのレースではゴールデンフジが後続を寄せつけず逃げ切って勝利。障害を降りた順番のままアースパワーが2着で、サクラニシキヒメが3着で、5番手から伸びたミノルシンザンが離れた4着でした。
 ◎ミノルシンザンは、競走除外明けの影響か、持ち味の末脚発揮とはいきませんでした。2走前の桔梗特別(10月5日・B1級-1組)では、今回と同じ695キロでイズミクィーン(現A2級)と接戦を演じ、ゴールデンフジ(8着)には大きく先着しての2着。地力は通用することから叩いた上積みが見込める今回は巻き返しが期待できます。
 その○ゴールデンフジは、前述のとおり予選を完勝。スンナリと障害をクリアし押し切っています。9月のジャパンネット銀行杯(B1級-1組)を勝利していることから、ここでは力量上位で通るだけに前走の再現ができればここでも好勝負になりそうです。
 ▲アースパワーは、障害2番手で通過すると長く脚を使って2着を確保。今回は特別戦替わりとなりますが、息を入れて追走ができれば持ち味のしぶとい末脚が発揮できるでしょう。前走から上記2頭よりも5キロ多く課されるぶん単穴評価としましたが、障害さえスムーズなら出番はありそうです。
 △フレイムゴールドは、B1級-2組予選を2着。障害はふた腰での通過でしたが、じわじわと脚を伸ばすと勝ち馬ヤマトテンリュウとは1秒3差と見せ場十分の内容でした。近走でミノルシンザンとの対戦歴はありませんが、ゴールデンフジ、アースパワーとは2走前のB1級-2組平場戦で2着と先着していることから重量増に対応できればチャンスはありそうです。

【第15回開催5日目】
 11月10日(日)のメイン第10レースは、BG2・第44回ばんえい菊花賞(3歳・20:10発走予定)。ギンノダイマオー、サカノハマナカが出走を回避。オープン730キロ(牝馬は20キロ減)から1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープンのメムロボブサップがトップハンデ730キロで、A1級のアオノブラックが720キロ、ジェイエースらB2級の牡馬3頭が700キロ、B3級の2頭が690キロで、最軽量680キロがB2級の牝馬ジェイカトレアと8頭立てで行われます。
 ◎メムロボブサップは、ナナカマド賞、イレネー記念と2歳シーズン二冠を制し、今季はばんえい大賞典を制覇。オープン昇級後は間隔を空けて2走使いましたが、2走前の3歳牡馬限定戦で6着、前走の狩勝賞(オープン-1組)で7着とともに掲示板外。しかし、間隔を詰めて使う今回は体調面で上積みが見込めることに加え、ばんえい大賞典での、ほか上位馬とのハンデ差は変らず。大舞台に強い面も持つだけに3歳二冠も十分圏内です。
 ○アオノブラックは、3歳一冠目のばんえい大賞典では3着。ここまで重賞では、ヤングチャンピオンシップ制覇など、5戦すべて3着以内と世代では実績上位の存在といえます。障害を得意とするタイプだけに720キロへの重量増には不安は少なく、メムロボブサップとは、同じ重量差で行われた9月・3歳牡馬限定戦で5着と先着していることから二冠目でも好勝負が期待できます。
 ▲ジェイカトレアは、2月の黒ユリ賞を勝利。今季も重賞ではばんえい大賞典5着、はまなす賞4着と善戦傾向を示しています。近走では障害をひと腰と安定していることから、重量増にも対応できるとみます。トップハンデと50キロ差の680キロならこの相手関係でも見劣りせず。過去2年は牝馬によるばんえい菊花賞制覇となっているだけにこの馬が続くでしょうか。
 △サクラドリーマーは、障害に課題のあるタイプですが、近2走は障害をひと腰で通過。加えて近6戦では3勝、3着3回とレースぶりが安定しています。重賞ではイレネー記念、ばんえい大賞典とともに6着に敗れていますが、決め手は通用するだけに障害さえスムーズなら上位食い込みが狙えるでしょう。

【第15回開催6日目】
 11月11日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(オープン混合・20:05発走予定)。アサヒリュウセイが出走を回避。オープン馬7頭、A1級馬2頭の計9頭で争われます。
 ◎コウシュハレガシーは、詰めひと息な面がありましたが、最近2走を連勝。特に前走のペルセウス特別(A1級-1組)では、障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利と好内容のレースだっただけに、昇級初戦でも近走不振馬が多い組合せなら3連勝も十分可能でしょう。
 ○ハクタイホウは、ペルセウス特別(A1級-1組)では、障害3番手通過からコウシュハレガシーとの差を詰めて2着を確保。続く前走のA1級-1・2組決勝では、障害ひと腰先頭通過から難なく押し切って勝利しています。コウシュハレガシーとは5走前の白露特別で(A1級-2組)で先着歴。この馬も昇級初戦になりますが、ここでも通用する力はあるだけに首位争いが期待できます。
 ▲カンシャノココロは、前走北見記念で6着。相手が揃っていることを考慮すればまずまずの内容でした。自己条件では4走前の野分特別(オープン・A1級-1組混合)を勝利し、神無月特別(オープン-2組混合)を2着、秋雲特別(オープン-2組混合)を3着と3戦連続で好成績を残していることから、ここでも上位争い十分です。
 △コウリキは、最近2走では、寒露特別(オープン-1組)を7着、狩勝賞(オープン-1組)を6着と差のある敗戦。しかし、今回は格下との混合戦と相手が大幅に緩和することから、課題の障害さえスムーズなら上位食い込みが狙えるでしょう。

今週の見どころ(11/2~11/4)

2019年11月 1日(金)

 11月3日(祝・日)のメインには、重賞・北見記念が組まれています。今季の古馬重賞は5戦行われ、シーズン序盤のばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念はオレノココロが連勝。続く7月の北斗賞はセンゴクエースが勝ちましたが、夏以降のばんえいグランプリ、岩見沢記念とコウシュハウンカイが制しています。今回オレノココロは不出走。コウシュハウンカイがトップハンデ880キロでも3連覇なるかが見どころといえるでしょう。

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【第15回開催1日目】
 11月2日(土)のメイン第10レースは、端野峠特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)。アフロディーテが出走を回避。ハマノダイマオーらA2級馬5頭、オールラウンダーらB1級馬3頭による計8頭で争われます。
 ◎ハマノダイマオーは、前走のサンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝)が、勝ったカクセンキングからコンマ5秒差の2着惜敗。A2昇級後初の特別戦だった3走前が障害で苦戦し5着とひと息でしたが、予選の勝ちっぷりのよさから1番人気に支持されました。障害をひと腰4番手で越えると、一旦は先頭をうかがう好レースを披露。前走から据え置きの705キロで、しかも格下B1級相手なら勝機到来といえそうです。
 ○マツノタイガーは、ハマノダイマオーと同じ近2走が2、3着。2走前が2秒9差、前走が1秒7差と接戦を演じています。障害はともにひと腰先頭通過と安定しており、早めに障害を越えられれば逆転も可能でしょう。
 ▲オールラウンダーは、前走B1級-2組平場戦を障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利。今回は特別戦で、格上相手で一気の条件強化になりますが、終いの踏ん張りがきけば粘り込みが期待できます。
 △サンシルクラポピーは、前走4歳牝馬限定の紅バラ賞で6着。相手強化もあり障害では膝を折ってしまいましたが、立て直されてからはふた腰でまとめています。昇級後初の自己条件になりますが、決め手はこの中でも上位の存在だけに障害さえスムーズなら食い込みが狙えそうです。

【第15回開催2日目】
 11月3日(祝・日)のメイン第10レースは、BG2・第40回北見記念(20:10発走予定)。基礎重量850キロ(4歳10キロ減)から、今季の収得賞金130万円につき10キロずつ加増となる別定重量戦。今季重賞を2勝しているコウシュハウンカイがトップハンデ880キロ、重賞で2、3着各2回など善戦続きのメジロゴーリキら3頭が10キロ増の860キロでの出走です。
 ばんえいグランプリ、岩見沢記念はともに1着コウシュハウンカイ、2着シンザンボーイ、3着メジロゴーリキの順で決まっており、ここでも3頭の上位争いが期待できます。
 特に3連覇がかかる◎コウシュハウンカイは、今季は9戦してすべて3着以内と安定感抜群。加えて近走ではばんえいグランプリ、岩見沢記念を含め4連勝中と勢いに乗っています。過去の2勝はともに870キロで、牡馬の最軽量馬とは20キロ差でしたが、今年は40キロ差ついての880キロ。しかしオレノココロが不在なら、主役を務めてくれるでしょう。
 ○メジロゴーリキは、今季ここまで14戦してすべて4着以内と条件を問わず安定した成績を残しています。ここまでの古馬重賞では5戦すべてコウシュハウンカイに先着を許していますが、その中でも同重量のばんえいグランプリでは5秒9差の2着と健闘。今回、同馬とは20キロ軽い860キロで臨めるだけに好勝負が期待できます。
 ▲シンザンボーイは、8月のばんえいグランプリで3着と好走すると、その後も岩見沢記念3着を含め5戦連続で4着以内と善戦傾向を示しています。昨年のこのレースでは5着に敗れていますが、この相手関係と近走の充実度から上位を狙える存在です。
 △ゴールデンフウジンは、前走狩勝賞(オープン-1組)を勝利。3、2走前に苦戦した障害をひと腰でまとめると粘るミノルシャープを差し切っています。初の重量になりますが、820キロの岩見沢記念では5着に健闘。決め手はあるだけにスムーズなら上位進出のシーンまでありそうです。

【第15回開催3日目】
 11月4日(振・月)のメイン第10レースは、能取湖特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。キンメダルが出走を回避し、A1級馬5頭、A2級馬3頭で争われる一戦です。
 注目はやはり27連勝中の◎ホクショウマサルでしょう。約2カ月ぶりの実戦になりますが、今季は間隔を空けて出走し、結果を残していることから状態面での不安はなさそう。前走白露特別(A1級-2組)では、障害をひと腰先頭でクリアし圧勝しており、その勝ちっぷりから725キロへの重量増も対応可能とみます。実力的にもこの相手関係なら28連勝となるでしょう。
 相手筆頭は○フェアリースズです。A1昇級戦となった2走前のA1級-1組混合を勝利で飾ると、前走のペルセウス特別(A1級-1組)では705キロの重量をひと腰でまとめて僅差の3着。ホクショウマサルは別格ですが、前走から据え置きの負担重量で臨めるのは歓迎だけにここでも上位争い十分です。
 ▲オレノタイショウは、前走A1級-2組混合では障害をひと腰先頭通過で通過。勝ち馬には交わされて2着に敗れたものの、コンマ8秒差と見せ場十分の内容でした。今回は一頭別格な馬がいることに加え、フェアリースズより5キロ重量が重くなることから単穴評価が妥当でしょう。
 以下、格上相手も4連勝中の勢い魅力△イズミクィーン、先行力ある△オレワチャンピオンも展開次第で上位を狙える存在です。

今週の見どころ(10/26~10/28)

2019年10月25日(金)

 10月27日(日)のメインには、4歳牝馬オープンによる紅バラ賞が組まれています。11月17日に実施される重賞・クインカップの前哨戦となります。この世代の牝馬は、2歳の黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスをともに勝っているミスタカシマが抜けた存在ですが、重いハンデの克服がカギになりそうです。

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【第14回開催4日目】
 10月26日(土)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)
 ◎シンザンボーイは、4走前の不知火特別(オープン)を障害先頭から押し切って勝利。以降は勝ち切れないレースが続いていますが、2走前の岩見沢記念を3着、前走の寒露特別(オープン-1組)では4着と健闘しています。今回は格下相手の混合戦と組合せが楽になっていることから勝機到来と言えるでしょう。
 メンバー中6頭は前走で神無月特別(オープン-2組混合)に出走。カンシャノココロが逃げ粘るところ、障害4番手クリアから伸びてきたソウクンボーイが差し切って勝利。さらにうしろの障害5番手から追い込んだマツカゼウンカイが2秒9差の4着。3番手で越えたノエルブランは、ソウクンボーイ、マツカゼウンカイに交わされ5着でした。
 ○カンシャノココロは、オープン昇級初戦だった神無月特別(オープン-2組混合)では1番人気で2着でした。開催替わりの10キロに、昇級と賞金ハンデも課され25キロ増でしたが、障害をひと腰先頭で通過。ソウクンボーイの決め手に屈したものの、コンマ6秒は展開ひとつで逆転可能な差でしょう。シンザンボーイは強敵ですが、同じようなジリ脚タイプだけに先に障害を越えることができれば、追撃を振り切る場面もありそうです。
 ▲ソウクンボーイは、障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。シンザンポーイ、カンシャノココロが射程圏に入る位置で障害を越えることができれば、前走の再現も考えられます。
 決め手はあるだけに展開次第では△マツカゼウンカイ、格下A1級も障害巧者△ノエルブランも上位を狙います。

【第14回開催5日目】
 10月27日(日)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。オープン690キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦。オープン馬は今季の収得賞金90万円につき10キロが課され、ミスタカシマがトップハンデ700キロ。A2級のサンシルクラポピーが670キロ、B1級のアフロディーテとB2級馬5頭が660キロ、B3級のホッカイイチバンら2頭が650キロと10頭立てで行われます。
 唯一のオープン馬◎ミスタカシマは、昨年12月のばんえいオークスを含め重賞5勝の実績。今年1月のばんえいプリンセス賞では、他9頭が660キロだったのに対し、1頭だけ700キロという厳しいハンデでしたが2着と力を示しています。今回は最大50キロと当時よりハンデ差が広がりますが、有力馬とは30~40キロ差。勝って11月17日の重賞・クインカップに臨みたいところです。
 相手筆頭は○アフロディーテでしょう。定量戦のばんえいオークスでミスタカシマに2着に健闘。ミスタカシマと40キロのハンデ差があったばんえいプリンセス賞では、2番手ふた腰通過から抜け出して勝利しています。4連勝中と勢いも魅力。今回はばんえいプリンセス賞と同じくミスタカシマとは40キロのハンデ差があるだけにその再現を狙います。
 ▲サンシルクラポピーは、ばんえいオークスを8着。ばんえいプリンセス賞では、ミスタカシマと40キロのハンデ差がありましたが、同馬に次ぐ3着でした。今回、ミスタカシマとのハンデ差は30キロに縮まりますが、最近5走では3勝、2着2回と充実ぶりがうかがえるだけに好勝負に期待です。
 以下、登坂力が魅力で終いの踏ん張りがきけば△プランセス、条件強化も前走の勝ちっぷりが良かった△ジャスミンガールを3連勝式のヒモに置きます。

【第14回開催6日目】
 10月28日(月)のメイン第10レースは、サンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝・20:05発走予定)。10月19日(土)のA2級-1組予選、10月21日(月)のA2級-2組予選の上位馬による決勝戦ですが、2組予選2着シンエイボブ、5着スーパータイトルが出走を回避。8頭立てで争われます。
 A2級-1組予選組を上位視とします。そのレースではマツノタイガーが逃げ粘るところ、障害3番手クリアから勢いよく伸びてきたハマノダイマオーが差し切って勝利。障害8番手から鋭く脚を伸ばしたココロノタカラが6秒1差の4着という結果でした。
 ◎ハマノダイマオーは、前走A2級-1組予選を勝利。障害をふた腰でまとめると鮮やかな差し切り勝ちを収めました。今回と同重量だった2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でも出走メンバー中最先着の5着としており、この相手関係なら連勝も十分期待できます。
 ○マツノタイガーは、同じ前走では障害をひと腰先頭通過。勝ち馬ハマノダイマオーの決め脚に屈しましたが2着に粘り込んでいます。今回は特別戦になりますが、705キロの重量は2走前の秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)でひと腰で上げていることから問題ないでしょう。前走の内容が良かっただけに逆転のシーンまでありそうです。
 ▲センリョウボスは、A2級-2組予選を勝利。障害をひと腰2番手で通過すると、余裕を持って抜け出す完勝と言える内容でした。特別戦に替わり条件も厳しくなりますが、前走を勝った勢いでここでも好勝負に期待です。
 △ココロノタカラは、前走A2級-1組予選では差し届かずの4着でしたが、障害に重点を置いた内容できっちりとひと腰でまとめています。条件強化となりますが、決め手は上位で通るだけに障害さえスムーズなら上位を狙える存在です。

今週の見どころ(10/19~10/21)

2019年10月18日(金)

 20日(日)のメインには、重賞・ナナカマド賞が組まれています。2歳シーズン最初の重賞で、三冠の初戦でもあります。今年はデビューから8連勝中のキョウエイリュウに注目が集まりそうですが、実績はもちろん、夏を越しての上昇度にも考慮して臨みたいところです。

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【第14回開催1日目】
 10月19日(土)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A1級-1組・20:10発走予定)。ホクショウマサルが出走を回避。A1級馬9頭によって争われます。
 ◎フェアリースズは、前走A1級-1組混合の平場戦を逃げ切って勝利。A1昇級初戦だったとはいえ9頭中7頭がA2級なら当然の結果ともいえます。今回は初となるA1級同士の戦い。しかも700キロ超の重量では一度も3着以内がありませんが、近6戦で5勝、3着1回という充実の近況を考えれば4連勝に期待できます。
 ○オレワチャンピオンは、前走秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)が2着。障害をひと腰先頭で通過し、2番手から追ってきたコウシュハレガシーに残り20メートルで交わされたものの、1秒6差に踏ん張っています。今回はコウシュハレガシーの賞金ハンデ5キロが増える(合計10キロ)ぶん逆転もありえますが、10キロ軽いフェアリースズにマイペースに持ち込まれると、再び惜敗というケースも考えられます。
 ▲コウシュハレガシーは、秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)では、ひと腰2番手で障害を越えると、オレワチャンピオンとの競り合いを制し、A1昇級後の初勝利を挙げています。2走前のA1級-1組混合の平場戦はフェアリースズの2着でしたが、今回の720キロではもちろん745キロでも2着があるなど重量実績ではこちらが上。実質トップハンデでも差は感じません。
 △キンメダルは、今回と同様にホクショウマサルが回避した前走の神無月特別(オープン-2組混合)でA1級馬として最先着の3着なら通用は十分。前走秋陽特別(A1級-1・2組決勝混合)を含め3戦連続3着△サクラダイチも上位を狙います。

【第14回開催2日目】
 10月20日(日)のメイン第10レースは、第42回ナナカマド賞(2歳・20:10発走予定)。牡馬570キロ(牝馬550キロ)から本年度の収得賞金80万円につき10キロが課される別定重量戦で、デビューから7連勝中のキョウエイリュウ、牝馬の特別戦・いちい賞を勝っているエンゼルフクヒメがそれぞれ10キロ増。フルゲート10頭の争いです。
 ◎キョウエイリュウが堂々の主役。前走9月1日の2歳A級-1組は障害を先頭で越えたものの、3番手から追ってきたアバシリルビーに一旦は前に出られましたが、ゴール前で盛り返しコンマ3秒差で先着。アバシリルビー(今回は回避)はのちに牝馬の特別戦・いちい賞(9月22日)で僅差3着に入る実力馬で、同馬と30キロ差で勝ち切ったのは地力の証明といえます。その後、2歳A級-1組、牡馬の特別戦・青雲賞(9月29日)と2開催出走を見送り、前開催は出走取消と順調さを欠いているのは気になるところ。青雲賞を使われている馬より重量経験で劣りますが、前走の馬体重が989キロと馬格に恵まれていることから、580キロも対応可能と考えられます。
 ○エンゼルフクヒメは、8月31日の2歳A級-3組から4連勝中。2走前のいちい賞では障害5番手から追い込みを決めると、前開催の2歳A級-1組でも追い込んで、青雲賞の勝ち馬コマサンダイヤを2着にしりぞけています。キョウエイリュウとは新馬戦で対戦し38秒3差の4着。上昇度ではこちらが優位と感じられるだけに、どこまでやれるか。
 ▲キタノボブサップは、青雲賞ではコマサンダイヤからコンマ8秒差の2着と好走。勝ち馬に残り20メートルで並びかけたものの、最後まで前に出ることはできませんでしたが、こちらが5キロ重かったことを考えれば評価できるものでした。デビューから掲示板内を外したことがなく、相手なりに走れるタイプ。今回はキョウエイリュウが相手ですが、大きく崩れるシーンは考えにくいです。
 △コマサンダイヤは、2走前の青雲賞では9頭立ての9番人気でしたが、キタノボブサップとの競り合いを制しています。前開催の2歳A級-1組では、逃げて詰めを欠いたもののエンゼルフクヒメの2着と続けて好走。最近2走の内容から要警戒です。

【第14回開催3日目】
 10月21日(月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン-1組・20:10発走予定)。コウシュハウンカイが出走を回避。7頭立てだった前開催の寒露特別(オープン-1組)から、勝ち馬メジロゴーリキを含め5頭が参戦。9頭立てで争われます。
 ◎メジロゴーリキは、前走寒露特別(オープン-1組)では、障害をほぼ同時に越えたミスタカシマ、追い込んできたミノルシャープとの競り合いを制して今季初勝利。賞金ハンデが15キロに増えますが、久々の勝利を挙げて勢いに乗るだけにオープン連勝が期待できます。
 ○ミノルシャープは、同じ前走では勝ち馬メジロゴーリキから1秒4差の3着と健闘。ゴール前で詰めの甘さが出るタイプですが、メジロゴーリキとの5キロ差を生かせば逆転も可能でしょう。
 ▲キタノユウジロウは、前走の4歳重賞・銀河賞では障害2番手から抜け出して重賞2勝目を挙げています。マロニエ賞(オープン)では3着と、4着のメジロゴーリキに先着。当時10キロあった重量差が5キロに縮まるのは微妙ですが、好勝負が期待できます。
 △アアモンドグンシンは、8月のサマーカップ(オープン)で2着と、3着メジロゴーリキに先着。前走の寒露特別(オープン-1組)では、障害で手間取り6着に敗れましたが、通用する力はあるだけに警戒が必要です。

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