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今週の見どころ(8/17~8/19)

2019年8月15日(木)

 8月11日(祝・日)に実施されたばんえいグランプリは、単勝3番人気のコウシュハウンカイが障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利。5度目のグランプリ挑戦で悲願の初制覇を果たしました。
 8月19日(月)には、帯広競馬場にて、JRAジョッキーDAY2019が開催されます。JRA所属騎手10名が来場し、エキシビションレースへの騎乗や、レース協賛、トークショーなどで盛り上げます。

 ※JRAジョッキーDAY2019についてはこちら
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【第9回開催4日目】
 8月17日(土)のメイン第10レースは、葉月特別(A1級-1組・20:10発走予定)。オープン馬のウンカイタイショウが出走を回避し、A1級馬同士の一戦。現在25連勝とばんえい連勝記録を更新中のホクショウマサルですが、今回は強敵が立ちはだかります。
 ◎ハクタイホウは、オープン混合の平場戦の近2走を連勝。ともに障害をひと腰先頭通過から押し切る好内容のレースでした。今回は特別戦に替わり、前走から30キロ増の700キロになりますが、昨秋には715~740キロの重量で、特別戦を3連勝した実績から対応可能と見ます。同じ8歳世代のホクショウマサルとは、何度も好勝負を演じています。連勝記録更新を阻止することができるか。
 ○ホクショウマサルは、前走こと座特別(A1級・A2級-2組混合)も難なくクリアし、これでシーズンをまたいで25連勝とばんえい競馬連勝記録を更新。今回はA1昇級初戦で前走から30キロ増の700キロになりますが、前半で置かれなければ十分勝ち負けになります。
 ▲ノエルブランは、しし座特別(A1級-1組)では4着に敗れましたが、障害をひと腰先頭で通過し、勝ち馬ジェイコマンダーとは1秒7差と見せ場を作っています。今回は前走の上位3頭が不在の組み合わせ。加えて重量とペース慣れが見込めるだけに好勝負に期待です。
 △コウリキは、同じ前走では、障害の天板で止まりかけるもひと腰。結果は6着でしたが、障害5番手通過から脚色衰えることなく歩き切り、勝ち馬とは4秒6差という内容は好印象。今回は賞金ハンデ10キロ増によりトップハンデの710キロになりますが、先行馬が障害で苦戦するような展開ならチャンスはありそうです。

【第9回開催5日目】
 8月18日(日)のメイン第10レースは、デネブ特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 出走メンバー8頭中7頭が、7月20日の文月特別(B1級-1組)に出走。そのうち6頭は前開催7月27日の共和かかし祭記念(B1級-1組)も使われており、負担重量は据え置きとなっています。文月特別のフナノダイヤモンド、共和かかし祭記念のジェイファーストと勝ち馬はともに今開催は4歳オープン・山鳩賞へ出走したため不在となっています。
 ◎ミノルシンザンは、文月特別、共和かかし祭記念とともに出走メンバー中再先着の2着。この2走はともに障害をひと腰で通過で勝ち馬との着差もコンマ8秒、コンマ2秒と好内容のレースでした。近2走の勝ち馬がともに不在のメンバー構成なら勝ち切りたいところ。今季2勝目に期待です。
 ○オールラウンダーは、文月特別では、昇級初戦と特別戦替わりと一気の条件強化にもかかわらず勝ち馬から3秒3差の4着に健闘。そして共和かかし祭記念では、障害をひと腰先頭通過から3着と見せ場を作っています。昇級後も差のない走りをしているだけに、ここでも好勝負になるでしょう。
 ▲リュウノカミは、共和かかし祭記念では8着と案外の結果でしたが、文月特別では2着ミノルシンザンに次ぐ3着に健闘。前走から据え置きの680キロでペース慣れが見込めるだけに巻き返しが十分です。
 △オレノタイショウは、昇級初戦の4歳重賞・柏林賞で3着と好走すると、自己条件に戻った近2走では5、4着。昇級後は善戦止まりですが、相手緩和となるだけに障害を早めにクリアできれば出番はありそうです。

【第9回開催6日目】
 8月19日(月)のメイン第10レースは、JRAジョッキーDAY特別(オープン・A1級-2組混合・20:10発走予定)。オープン馬がアサヒリュウセイ、カネサスペシャル、ソウクンボーイの3頭で、他6頭がA1級格付けによる9頭で争われます。
 ◎フナノクンは、近走では障害で苦戦し、成績が振るいませんでしたが、前走しし座特別(A1級-1組)では障害をひと腰。4番手で通過してからじわじわと脚を伸ばし、コンマ9秒差の2着と巻き返しています。今年3月にはオープン-1組特別で、オレノココロ、コウシュハウンカイらに先着している実績は上位。引き続きの勝ち負けに期待です。
 ○タカラシップは、前走のA1級-2組混合では、ハイペースで先行し逃げ切ったハクタイホウを追走し、障害3番手通過から失速して5着。引き続き格上との混合戦になりますが、今回は、そのハクタイホウをはじめ強力な同型が不在の組み合わせ。マイペースに行けそうなだけに粘り込みが十分です。
 ▲ブチオは、昇級初戦だった前走A1級-2組混合では、障害で苦戦しましたが、離れた5番手から猛然と追い込んで3着を確保しています。特別戦に替わり前走から30キロ増になりますが、クラス2戦目と上積みが見込めるだけに侮れない存在です。
 △カネサスペシャルは着外続きで、近2走もともに7着。しかし前走A1級-2組混合では、障害をひと腰でクリアしており、復調がうかがえます。前走の勝ち馬が不在の組み合わせになるだけに前走以上の結果が期待できます。

今週の見どころ(8/10~8/12)

2019年8月 9日(金)

 8月11日(祝・日)のメインには、ファン投票選抜による夏の大一番・ばんえいグランプリが組まれています。クラスハンデ以外に重量差がつかないため、実力馬が人気どおりの走りを見せ、堅く収まる傾向にあります。昨年は単勝2番人気でファン投票2年連続1位のオレノココロが、2度目のばんえいグランプリ制覇を果たしました。

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【第9回開催1日目】
 8月10日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A2級-1組・20:05発走予定)。前週のばんえい大賞典で2、3着に入った3歳馬ギンノダイマオーとアオノブラックの参戦で盛り上がりそうです。
 ◎アオノブラックは、前走の3歳重賞・ばんえい大賞典で3着。ほぼ同時に先頭で障害を越えたギンノダイマオー、メムロボブサップから離れた3番手で通過すると、じわじわと伸びて、10キロ軽い2着ギンノダイマオーを2秒9差まで追い詰めています。今回はこちらが5キロ軽く重量面で有利。逆転も十分です。
 ○ギンノダイマオーは、今季1勝だけですが、着外も1度のみと大崩れが少ないのは魅力。昇級初戦になりますが、降雨の予報もあり、馬場が軽くなるのは詰めが甘いこの馬にとって歓迎。引き続きの上位争いが期待できます。
 同じく降雨を歓迎とするのは▲ヤマノホシ。前走のビッグウエイトカップ(B1級以上選抜)では、3頭立ての3着に敗れましたが、今季は準重賞・カーネーションカップでミスタカシマの2着や、水無月特別(A1・A2級決勝混合)で2秒9差の4着があり、このメンバー構成なら実績上位の存在です。先行力、登坂力はあるだけに踏ん張りが利けば上位争いに加わるでしょう。
 △ココロノタカラは、A2昇級後初の特別挑戦だった前走ルビー特別(A2級-1組)では8着。しかし、重量とペース慣れが見込めるここは、巻き返しに期待です。

【第9回開催2日目】
 8月11日(祝・日)のメイン第10レースは、BG1・第31回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)。A1級のカンシャノココロが800キロ、それ以外のオープン7頭が810キロで争われる真夏の大一番です。
 ◎コウシュハウンカイは、北斗賞では先頭で障害をクリアし2着。3番手で通過した勝ち馬センゴクエースに早めに交わされたものの、脚色が鈍ることなく歩き切って連対を確保しています。続く前走のサマーカップ(オープン)では、相手に恵まれた面はありましたが、障害ひと腰から逃げ切って完勝。詰めが甘い面があるだけに、降雨により脚抜きの良い馬場になるのは歓迎。グランプリは過去4回挑戦して2度の2着が最高順位。悲願の初制覇に邁進します。
 ○オレノココロは、前走北斗賞では障害で手間取り5着。トップハンデが響いた印象でした。今回、オープン馬同士では差がつかない810キロ。昨年のばんえいグランプリでは障害2番手通過から抜け出して勝利しており、立て直せれば連覇も十分です。
 ▲ミノルシャープは、前走サマーカップ(オープン)で5着。敗れはしたものの、障害をひと腰2番手通過と見せ場ある内容でした。810キロに重量が増えますが、スピードで押すタイプだけに脚抜きの良い馬場に替わるのは歓迎。障害を早めにクリアできれば粘り込みが期待できます。
 △センゴクエースは、2走前の北斗賞では、障害を3番手で通過後、すぐに先頭へ抜け出し今季初勝利。続く前走ビッグウエイトカップ(B1級以上選抜)では、トップハンデをものともせず差し切って2連勝。今回は前走から120キロ増と一気に重量が増えることから障害がカギになりそうです。

【第9回開催3日目】
 8月12日(振・月)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:05発走予定)
 前回実施された4歳オープン戦は7月7日の重賞・柏林賞。ほぼ同時に先頭で障害を通過した負担重量700キロの2頭から、まず抜け出したのはコウシュハレガシーでしたが、残り20メートルを切って一杯に。対照的に力強く歩いた紅一点のミスタカシマがあっさり交わして完勝。今回は不出走のオレノタイショウが3着で、離れた障害6番手から追い込んだトップハンデ720キロのアアモンドグンシンが4着に入っています。
 ◎ミスタカシマは、続く前走サマーカップ(オープン)では4着も、キャリア豊富な年長馬も相手だったことを考慮すれば上々の内容。世代限定戦では重賞で5勝と実績上位。しかも、コウシュハレガシーが柏林賞後に昇級したことで、今回は10キロ差つくだけに、ここも勝利が期待できます。
 ○コウシュハレガシーは、柏林賞2着後に2走して、天の川特別(A1級-1組混合)、しし座特別(A1級-1組)とも3着。A1へ昇級後も好勝負を演じています。障害をひと腰でまとめていた柏林賞と同じ700キロなら、今回も好勝負になるでしょう。
 ▲アアモンドグンシンは、前走サマーカップ(オープン)では2着と4着だったミスタカシマに先着。苦戦が続いていた障害をひと腰でまとめる好内容のレースでした。3歳時にはばんえい大賞典、ばんえいダービーの二冠を制しており、同世代相手なら実績上位の存在。復調がうかがえるだけに、トップハンデ710キロでも上位争いを期待します。
 △キタノユウジロウは、柏林賞を競走除外となり、続くA1級-2組混合平場の2戦とも2着。特に前走では、障害2番手から一旦は先頭に立つ見せ場十分の内容。定量730キロのばんえいダービーで2着がある実力馬。4歳同士の別定700キロなら侮れない存在です。

今週の見どころ(8/3~8/5)

2019年8月 2日(金)

 8月4日(日)のメインには、ばんえい大賞典が組まれています。11月のばんえい菊花賞、12月のばんえいダービーへと続く3歳三冠の初戦。今年の3歳世代は、ナナカマド賞、イレネー記念の2歳シーズン二冠を制したメムロボブサップが頭ひとつリード。一冠目を制するのはどの馬なのでしょうか。楽しみな一戦です。

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【第8回開催4日目】
 8月3日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン・20:05発走予定)。出走メンバー8頭中、5頭が前走北斗賞に出走。センゴクエースが障害を3番手で通過しすぐ先頭に立つと、徐々に後続を引き離して快勝。しかし今回は不在のため、2着コウシュハウンカイ、逃げて3着メジロゴーリキが人気を集めそうです。
 ◎メジロゴーリキは、北斗賞では障害先頭で通過も粘りひと息で3着。勝ち味に遅い面がありますが、今季7戦すべて4着以内を確保している安定感が魅力です。今回は、コウシュハウンカイに賞金ハンデ5キロが課されるぶん終いの踏ん張りが利きそう。逆転に期待です。
 〇コウシュハウンカイは、北斗賞ではテンに置かれましたが、障害をひと腰でまとめ2番手で通過。勝ち馬センゴクエースの決め手には屈したものの、最後まで脚色が鈍ることなく、歩き切ったのは好内容といえます。この相手関係なら実績上位で通るだけに好勝負必至です。
 ▲ミスタカシマは、前走4歳シーズン一冠目・柏林賞を制覇。障害を先頭で通過後、一旦は先頭を譲りましたが、持ち前の勝負根性を発揮し、脚色衰えることなく先頭で歩き切る好内容のレースでした。年上馬相手と条件は強化されますが、前走を勝ちっぷりから上位争いに期待です。
 △ミノルシャープは、前走北斗賞では障害で手間取り、差のある6着。今回はトップハンデになりますが、715キロの負担重量なら障害の修正が可能。今季特別戦では4戦すべて3着以内と好成績を残しているだけに巻き返しが十分です。

【第8回開催5日目】
 8月4日(日)のメイン第10レースは、3歳一冠目の第44回ばんえい大賞典(3歳・20:10発走予定)。出走メンバー9頭中7頭が6月17日のとかちダービーに出走。とかちダービーは、障害を先頭で通過したギンノダイマオーが粘り込みを図るところ、3番手で通過したアオノブラックが差し切って勝利。2番手で通過したジェイエースが3着に入りました。
 ◎ギンノダイマオーは、とかちダービー2着後の自己条件の2戦では、B1級-1組平場戦は4着でも勝ち馬と2秒5差で、2組平場戦が2着。詰めひと息な面がある分勝ち切れていませんが、近走では好勝負を演じ続けています。2歳シーズンでは三冠とも惜敗の2着だっただけに3歳一冠目の奪取に期待です。
 ○ジェイエースは、B3へ昇級初戦のとかちダービーで3着。前走のB3級-1組では障害で苦戦し8着に敗れましたが、基礎重量が増える重賞の舞台なら息を入れて追走できそう。重賞初挑戦だった3月のイレネー記念では690キロで5着で、20キロ軽い今回は巻き返しに期待します。
 ▲メムロボブサップは、イレネー記念1着以来の休み明けで、最大50キロ差のトッブハンデを課されていたとかちダービーでは4着同着。しかし、続くA1級・A2級-3組混合で勝利を挙げると、前走A1級-2組混合では1秒7差の3着と善戦しています。2歳シーズン二冠の実力馬で、同世代限定戦なら上位の存在。最大50キロ差のトップハンデで、初となる700キロさえ克服できれば好勝負必至です。
 とかちダービーの勝ち馬△アオノブラックは、2歳シーズン二冠目のヤングチャンピオンシップも制しており力量上位。前走A2級-1組平場戦では6着に敗れましたが、侮れない存在です。

【第8回開催6日目】
 8月5日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(A1級-1組・20:10発走予定)。出走メンバー10頭中、7頭の前走天の川特別(A1級-1組混合)は、障害を先頭で通過したノエルブランが後続の追撃を凌ぎ切って勝利。じわじわと脚を伸ばしたコウリキが2着で、障害を2番手で通過したコウシュハレガシーが3着に入りました。
 ◎コウリキは障害をひと腰でまとめると、ノエルブランに迫りましたが、コンマ1秒届かず。ひと押しが足りませんでしたが、降雨による軽めの馬場の影響か、逃げた馬が止まらない展開を考えれば、力は発揮したでしょう。オープン経験馬で、2走前にはコウシュハウンカイを下している実績は上位。勝ち負け必至です。
 ○コウシュハレガシーの3着は、昇級初戦だったことを考慮すれば上々の内容。今回は前走から10キロ増の695キロになりますが、2走前の4歳重賞・柏林賞では700キロの重量で2着を確保したことから対応可能とみます。好内容だった近2走から、ここでも上位争いは十分です。
 ▲ノエルブランは、脚抜きの良い馬場が味方した印象も、脚色鈍ることなく歩き切る好内容の勝利。このメンバー構成なら先行力、障害力ともに上位の存在だけに、障害通過後の踏ん張りが利けば粘り込みも十分可能です。
 △キンメダルは、近走では流れに乗れず、掲示板確保が精一杯。しかし、天の川特別では息を入れて追走し、障害の下へ到達したのは6番手でしたが、ふた腰でまとめると、じわじわを脚を伸ばし3秒1差の4着と健闘。基礎重量が増え、ペースも前走よりは落ち着くことが見込めるだけに前進に期待です。

今週の見どころ(7/27~7/29)

2019年7月26日(金)

 7月29日(月)のメインには、今季前走出走時の馬体重が重い3歳以上の馬による選抜戦であるビッグウエイトカップが組まれています。出走予定馬の中には前週の北斗賞を制したセンゴクエースの名前もあり、出走してくれば4年連続の挑戦に。昨年は4着に敗れましたが、当レース3勝目となるのでしょうか。注目の一戦です。
 また、8月11日(日)に実施されるBG1・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表され、オレノココロが3年連続となる1位に輝きました。以下、カンシャノココロ、シンザンボーイ、センゴクエース、ホクショウマサル、ブチオ、コウシュハウンカイまでの上位7頭に、ファン選出馬を除く番組賞金順上位3頭を加えた10頭に出走権が与えられます。

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【第8回開催1日目】
 7月27日(土)のメイン第10レースは、共和かかし祭記念(B1級-1組・20:05発走予定)。出走メンバー9頭中7頭が、前走文月特別(B1級-1組)に出走と再戦ムード。他路線の2頭はともに昇級初戦で臨みます。文月特別はオールラウンダー、リュウノカミが差なく先頭で障害を越えましたが、3番手で並ぶようにクリアした4頭から抜群の手応えで抜け出したフナノダイヤモンドが勝利し、最後まで食い下がっての2着はミノルシンザン。3着リュウノカミ、4着オールラウンダー。4頭のなかにいたオレノタイショウもしっかり歩き切って5着で、勝ち馬とは4秒2の僅差でした。
 ◎オールラウンダーは、開催替わりの昇級でしかも特別戦のため40キロ増と一気に条件が厳しくなった文月特別では4着。しかし、障害をひと腰先頭で通過すると勝ち馬とは3秒3差と見せ場十分の内容でした。障害巧者で、基礎重量10キロ増となる今回の675キロでは勝利経験があります。クラス2戦目となる今回は首位争い十分です。
 ○オレノタイショウは、勝ち馬から4秒2差の5着と惜敗しましたが、障害はひと腰でクリア。昇級後初の自己条件が特別戦だったことを考慮すれば上々の内容でした。引き続きの鈴木恵介騎手とのコンビも魅力だけに、巻き返しに期待です。
 ▲ミノルシンザンは、障害でふた腰かかりましたが、決め脚を見せてコンマ8秒差の2着に健闘。前走は同重量だったフナノダイヤモンドが今回、賞金ハンデ5キロを課され675キロなのに対し、670キロなのは有利。引き続き好勝負が期待できます。
 △ジェイファーストは、前走さざなみ特別(B2級-1組)では、障害を3番手で通過から差し切って快勝。これで今季6勝目と力をつけているだけに、昇級初戦でも侮れない存在です。

【第8回開催2日目】
 7月28日(日)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級-1組・20:15発走予定)。出走メンバー9頭中6頭が、前走ユリウス特別(A2級-1・2組決勝)に出走。ホクショウメジャーが逃げ残りをはかるところ、障害4番手から追ってきたアアモンドヒューマが差し切って勝利。2番手で降りたサクラダイチが、2頭からやや離れた3着。なおアアモンドヒューマは今開催からA1へ昇級しています。
 ◎サクラダイチは、ユリウス特別では、詰めを欠いて3着に敗れましたが、障害をひと腰でクリアと上々の内容でした。賞金ハンデに加え、今開催から特別戦の基礎重量が10キロ増となり前走から15キロ増の695キロになりますが、障害巧者だけに前走の勝ち馬が不在のメンバー構成なら勝ち負けが期待できます。
 ○ホクショウメジャーは、勝ち馬から2秒1差の2着と惜敗。近3走が2、3、2着と条件を問わず安定した成績を残しているのは魅力です。今回は690キロへの重量増となりますが、この相手関係なら力量上位で通るだけに、チャンスは十分にあります。
 ▲カクセンキングは、積極策で行った前走では障害で苦戦。それでも7番手で通過後は決め脚を見せて5着まで追い上げています。5走前(6月2日)のA2級-1組混合平場戦では、ユリウス特別の1~3着馬を下して勝利していることから地力は互角以上。障害を早めにクリアできれば上位争いに加わるでしょう。
 △オレワチャンピオンは、前開催では柏林賞6着も、続く自己条件に戻ったA2級-2組平場戦では、2着と巻き返しています。特別戦替わりで680キロに重量が増加されますが、障害への不安は少ないだけにマイペースで先行できれば浮上の余地はありそうです。

【第8回開催3日目】
 7月29日(月)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(B1級以上選抜・20:05発走予定)。オープン690キロから1重量区分ごとに10キロ加減する別定重量戦。オープンのセンゴクエースがトップハンデの690キロ、A2級のバウンティハンター、カイシンゲキが670キロ、B1級のイノリノチカラが660キロ、A2級の牝馬ヤマノホシが650キロ、B1級の牝馬タナボタチャンが640キロと最大50キロのハンデ差がつきます。
 ◎センゴクエースは、前走の重賞・北斗賞では障害を3番手で通過するとすぐに先頭へ抜け出し、今季初勝利を挙げました。今回はトップハンデの690キロですが、6頭立てと手頃な頭数に加え、A2級・B1級が相手なら実力、実績ともに抜けているだけに連勝必至です。
 中心は不動で、焦点は相手探しですが○ヤマノホシを筆頭とします。2走前の鹿追町競馬会杯(A2級-1組)、前走A2級-1組平場戦ともに7着に敗れましたが、先行策が叶いそうなメンバー構成だけに上位争いも十分でしょう。
 ▲バウンティハンターは、2走前から重量が10キロ減になった前走A2級-2組では障害をひと腰でまとめ6着と健闘。再び特別戦へと条件が替わりますが、センゴクエースを除けば実績上位で通るだけに好勝負が期待できます。

今週の見どころ(7/20~7/22)

2019年7月18日(木)

 7月21日(日)のメインには、古馬重賞第3弾・北斗賞が組まれています。前回の旭川記念からは、勝ち馬オレノココロ、2着ミノルシャープ、3着コウシュハウンカイを含め、8頭が参戦予定。基礎重量が770キロから790キロに増えたことで割って入る馬が出てくるのか、注目の一戦です。

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【第7回開催4日目】
 7月20日(土)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 ◎オレノタイショウは、2連勝で臨んだ前走の4歳重賞・柏林賞では、初重賞挑戦ながら3着。障害は離れた5番手通過でしたが、ひと腰でまとめるとじわじわと良い脚を使っています。今回は昇級初戦になりますが、近走の内容から充実ぶりがうかがえるだけに首位争いに期待です。
 ○オールラウンダーは、前走B2級-1・2組決勝では、決め手の差が出て3着に敗れましたが、障害を先頭で通過し、この馬の持ち味は生かせていました。昇級初戦で、前走から40キロ増と一気に条件が厳しくなりますが、障害力はここでも互角以上。終いの粘りが利けば押し切りも十分可能です。
 ▲アースパワーは、今回の出走メンバー中6頭が出走した6月29日のB1級-1組で7着。第1障害で置かれてしまい、流れに乗れていない印象でした。今回は特別戦に替わりますが、近走障害は安定しているだけに重量増への不安は少なく、スムーズに運べれば巻き返しが濃厚でしょう。
 △ミノルシンザンは、前走B1級-1・2組決勝戦では、障害で止まりましたが腰の入りが良かっただけに、30キロの重量増にも対応できるとみます。決め手はあるだけに、展開利があれば上位進出のシーンまでありそうです。

【第7回開催5日目】
 7月21日(日)のメイン第10レースは、BG3・第27回北斗賞(20:10発走予定)。ミスタカシマ、マツカゼウンカイが出走を回避。ソウクンボーイが繰り上がっての9頭立ては、6月23日に実施された重賞・旭川記念の6着馬を除く再戦です。負担重量は、当時から全馬20キロ増で、1着オレノココロが引き続きトップハンデで800キロ。その他は790キロ(4歳アアモンドグンシンのみ若馬の10キロ減量があり780キロ)で争われます。
 ◎オレノココロは、今季は初戦こそ3着に敗れましたが、ばんえい十勝オッズパーク杯、3連覇達成となった旭川記念の重賞2勝を含む3連勝中と充実一途。唯一、賞金ハンデ10キロ増でも最大20キロ差なら重賞連勝が濃厚です。
 ○コウシュハウンカイは、旭川記念では障害ふた腰通過から追い上げるも3着でした。昨年は800キロでこのレースを制しており、詰めの甘さが出なければ押し切りも十分です。
 ▲メジロゴーリキは、旭川記念で4着。決め手比べでは分が悪かったものの、オレノココロと5秒4差は健闘と言えるでしょう。ほぼ再戦のここも逃げてどこまで粘れるか。
 △マルミゴウカイは、旭川記念では障害で苦戦して7着。続く前走ミントスポット杯(オープン混合)でもひと腰とはいかなかったものの、積極策から3番手で越えると、2着コウシュハウンカイから3秒7差に好走しています。昨年のこのレースの2着馬だけに軽視できません。

【第7回開催6日目】
 7月22日(月)のメイン第10レースは、ユリウス特別(A2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。7月13日(土)のA2級-1組、7月15日(月)のA2級-2組の両予選上位馬による決勝戦ですが、A2級-2組の勝ち馬フクトク、同2着オレワチャンピオンが出走を回避。8頭立てで行われます。
 ◎ジェイコマンダーは、前走A2級-1組では障害ひと腰先頭通過から2着アアモンドヒューマに6秒8差をつけて完勝。今回は特別戦で重量は675キロになりますが、2走前の4歳重賞・柏林賞では700キロの重量でもひと腰でまとめていただけに、障害への不安が少なく、連勝が有望でしょう。
 ○アアモンドヒューマは、前走では得意ではない速い流れの中、障害4番手通過から追い上げて2着を確保。今回は685キロになりますが、近走障害は安定しているだけに、決め手勝負に持ち込むことができればチャンスは十分にあります。
 同じ前走を5着▲カクセンキングは、テンのスピードが遅いだけに幾らかペースも落ち着くことが見込める特別戦替わりは歓迎。スムーズに運べれば上位争いが期待できます。
 △シンエイボブは、A2級-2組では4着に敗れましたが、2走前に苦戦した障害に重点を置いていた印象。今回は20キロ増の660キロになりますが、決め手はあるだけに障害を早めにクリアできれば上位進出のシーンまでありそうです。

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