9月14日(月)のメインに実施されるポテト特別にはホクショウマサルが出走を予定しています。同馬は今年2月まで31連勝しましたが、18年7月まで約2年4カ月休養していました。
14日第1レースに登録がある4歳馬ウチウラタカラは、約1年10カ月ぶりの実戦となります。前回出走は2歳11月の2歳戦でした。1歳時には全道祭典ばんば1才馬決勝大会(雄馬の部)で優勝し、翌年の第1回能力検査では、メムロボブサップと一緒に走り好時計で合格していた素質馬。最下級のC2級スタートとなるだけに、どんな走りを見せるか注目です。
【第11回開催4日目】
9月12日(土)のメイン第10レースは、フォーマルハウト特別(B2級-1組・20:05発走予定)。B2級(1組)の特別戦は珍しく、近い開催では、6月27日に拓成湖特別、8月15日にはデネブ特別が行われてます。
◎コマサンエースは、拓成湖特別が生涯初の特別戦でも、3頭の叩き合いからわずかに後れての3着と通用のメドを立てています。デネブ特別の開催は4歳オープンの山鳩賞で4着。前走1組の平場戦は3着でしたが、メンバー最先着を確保。障害が安定しており、賞金ハンデ5キロを課されても問題ないでしょう。
○ブラックサファイアは、3歳20キロ減があった拓成湖特別では2番人気で6着と苦戦。しかし古馬相手で初の特別戦、B2昇級、しかも久々と条件が厳しすぎました。こちらはデネブ特別は回避し、前走の重賞・ばんえい大賞典では680キロで障害ひと腰から3着。当時から20キロ軽くなるのは歓迎ですが、特別戦での減量が10キロに減らされており、力試しの一戦といえます。
▲マオノダイマオーは、デネブ特別がB2昇級後初の特別戦で3着に善戦。とはいえ前走の1組平場戦が障害で止まって9着だったのは気になるところ。ただコマサンエースと同重量になることで食い下がれる余地はあります。
△センショウニシキは、拓成湖特別で4着と善戦。同レースと同様、逃げに持ち込めれば粘り込むシーンも。
【第11回開催5日目】
9月13日(日)のメイン第11レースは、オッズパーク杯(A2級-1組・20:10発走予定)。
◎サクラダイチはA2昇級後、葉月特別、前開催の鹿追町・鹿追町観光協会杯と特別戦で2走して2、1着。夏前に大幅に減らした体重も回復傾向で、前開催は余裕十分に逃げ切っています。近走でほとんどの馬に先着しており、賞金ハンデ5キロを課されても問題にしないでしょう。
○イズミクィーンは、同じ特別戦2走がともに3着。サクラダイチとはそれぞれコンマ2秒、2秒7と僅差で、少し展開が向けば逆転があって不思議ありません。
▲フクトクは、葉月特別では、逃げるサクラダイチを抜き去って勝利を収めています。前走はA1級やオープン馬が相手で勝ち馬がホクショウマサル。7着という結果は度外視できます。
△カネサスペシャルは障害で腰さえ入れば、4着だった葉月特別くらいの末脚は使えます。ハマれば連争いに加われそうです。
【第11回開催6日目】
9月14日(月)のメイン第11レースは、ポテト特別(オープン-2組混合・20:10発走予定)。シンザンボーイらオープン格付けが7頭と、A1格付けのスーパータイトルによる8頭立てで争われます。
オープン馬7頭のうち、4頭が前走不知火特別(オープン)で対戦。そこで出走メンバー中、最先着の2着だった◎シンザンボーイに注目です。2走前には、ばんえいグランプリで4着など3戦連続で善戦。次開催には岩見沢記念が控えているだけにここを勝って弾みをつけたいところでしょう。
○ホクショウマサルは、ばんえいグランプリでは障害で苦戦して9着と大敗も、続く前走のアルタイル特別(A1級混合)では、障害4番手から力強く差し切っています。710キロながらひと腰で越えたのは収穫で、10キロの増量なら好勝負が期待できます。
▲センゴクエースも、ばんえいグランプリを7着、不知火特別(オープン)を競走中止とレースぶりにムラがあるタイプ。前走から10キロの増量になりますが、格下との混合戦ならあっさりがあっても驚けません。
△マツカゼウンカイは、不知火特別(オープン)でシンザンボーイからコンマ2秒差の3着。最近3戦では障害をいずれもひと腰と安定していることから、引き続き警戒が必要でしょう。