今季のばんえい十勝も残すところ2開催11日間で、重賞競走も3レースとなりました。今週3日(日)には、明け3歳によるBG1・イレネー記念が行われます。2歳シーズン王者を決める熱き戦いにご注目ください。
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【第25回開催1日目】
3月2日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A1級-1組・18:00発走予定)。
◎ホクショウメジャーは、前走オープン・A1級-2組の8着は、障害で止まるも、その後は腰の入りがよく、三腰でまとめており悲観する内容ではありません。元々は障害巧者で770キロへの一気の重量増も対応できそうなだけに反撃を期待です。
○フクトクは、前走うお座特別(A1級・A2級決勝混合)では、障害で苦戦しましたが、終いは伸びており6着も悪くない内容。基礎重量が10キロ増えますが、障害さえ修正できれば首位争いに加わってくるでしょう。
▲ナカゼンガキタは、前走ウインターカップ(オープン・A1級-1組混合)では5着に敗れましたが、障害はふた腰と修正できています。加えて今回は自己条件と相手緩和になるだけに前走以上の結果が期待できます。
△カネゾウは、前走うお座特別(A1級・A2級決勝混合)では障害をふた腰でまとめて5着。決め手に欠ける面はありますが、近走障害は安定しているだけに、粘り込みには警戒が必要です。
【第25回開催2日目】
3月3日(日)のメイン第10レースは、BG1・第50回イレネー記念(3歳・18:00発走予定)。ナナカマド賞をメムロボブサップ、ヤングチャンピオンシップをアオノブラックがそれぞれ勝利して迎える2歳シーズン三冠の最終戦は牡馬690キロ(牝馬670キロ)の定量戦。出走馬10頭中7頭が2月17日の3歳A級-1組に出走しており、そのレースでは1着サクラドリーマー、2着メムロボブサップ、3着ジェイエースという結果でした。
◎サクラドリーマーは、今年に入ってから5戦4勝、2着1回と抜群の安定感。2走前、前走の3歳A級-1組では、ともに後方一気の競馬で豪快に差し切っており、前走のほぼ再戦ムードとなる今回は690キロ定量戦でも決め手が光るでしょう。今年は帯広競馬場で例年より早い桜の開花が見られるかもしれません。
○メムロボブサップは、昨年10月のナナカマド賞を勝利以後はハンデを背負っての出走が続いていましたが、ここまですべて掲示板内を確保と堅実駆けが魅力です。前走は10キロ軽いサクラドリーマーに敗れましたが、着差は1秒。今回は同重量で臨めるだけに逆転も十分あるでしょう。
▲ギンノダイマオーは、2月17日の3歳A級-1組では、逃げたもののゴール前で甘くなり4着。しかし、勝ち馬との着差は1秒7と差のない内容でした。障害力は一級品で一気の重量増も対応できそうなだけに前進の余地は十分にあります。
2月17日の3歳A級-1組には不出走の△アオノブラックは、近2走ではともに6着もトップハンデと厳しい条件だっただけに、定量戦に替わって巻き返しに期待です。
【第25回開催3日目】
3月4日(月)のメイン第11レースは、弥生特別(オープン-2組混合・18:10発走予定)。A1級格付けはアアモンドロシア、ウンカイタイショウ、サカノテツワンの3頭とオープン格付けの他6頭で行われる混合戦です。
◎コウリキは、前走ウィナーズカップ(4歳以上選抜)では、障害に手間取り差のある6着でしたが、今回は格下との混合戦と条件が好転。引き続きの780キロと重量慣れも見込めるだけに巻き返し必至でしょう。
○トレジャーハンターは、前走ウインターカップ(オープン・A1級-1組混合)では、障害ひと腰先頭通過から逃げ切って勝利。今回は基礎重量と賞金ハンデの増加にともなって15キロの重量増になりますが、重量増を苦にしないだけに好勝負が期待できます。
▲キンメダルは、近走勝ち切れていないものの、前走ウインターカップ(オープン・A1級-1組混合)では2着を含め5戦連続3着以内を確保。トレジャーハンターが賞金ハンデ5キロを課されていることで、重量差が10キロから5キロに縮まることもあり、チャンスは大いにありそうです。
△アサヒリュウセイは、同じ前走を勝ち馬から5秒差の3着に好走。障害次第では食い込みも十分あるでしょう。