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今週の見どころ(8/31~9/2)

2019年8月30日(金)

 9月1日(日)のメインには、3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞が組まれています。重賞に再格上げされた10年以降、4歳馬が7勝、3歳馬が2勝と4歳馬が優勢ですが、14年からは4歳馬と3歳馬が交互に勝利しています。昨年は4歳馬のマツカゼウンカイが勝利しましたが、今年はどちらの世代が勝利するのでしょうか。注目の一戦です。

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【第10回開催4日目】
 8月31日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク杯(A2級-2組・20:10発走予定)
 ◎オレワチャンピオンは、前走の4歳オープン・山鳩賞では、前半流れに乗れていなかった印象も、障害はひと腰。5番手で通過してからはジワジワと脚を伸ばし4着と健闘しています。今回は自己条件のA2級に戻ります。今季このクラスの特別戦では3戦して3着1回、4着2回ですが、格上A1級との混合や、1組でのもの。2組に入れば、自分のペースで先行できそう。4歳のハンデ10キロ減もあり最軽量680キロで臨めるのも魅力だけに今季初勝利に期待です。
 ○センリョウボスは、前走A2級-1・2組決勝戦では、7頭立ての6着に敗れましたが、障害はひと腰。特別戦に替わり前走から30キロ増の690キロになりますが、近走の内容から対応可能と見ます。末脚が生きる展開になれば、好勝負に持ち込めそうです。
 ▲センショウニシキは、B1級-4組混合では3着に敗れましたが、障害をひと腰先頭通過と見せ場は作っています。近走の障害のカカリなら前走から30キロの重量増でも克服できそう。引き続き上位争いに期待です。
 決め脚ある△スーパータイトルや、降雨で軽めの馬場になれば△アアモンドロシアにも警戒が必要です。

【第10回開催5日目】
 9月1日(日)のメイン第10レースは、第31回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。3歳オープン700kg、4歳オープン710kgから1重量区分ごとに10キロ加減する別定重量戦。4歳オープンのアアモンドグンシンがトップハンデ710キロ、4歳A1格付けのコウシュハレガシーら3頭が700キロ、4歳オープン牝馬ミスタカシマと3歳A1格付けのアオノブラック690キロ、3歳B3格付けの牝馬ジェイカトレアが640キロと最大70キロのハンデ差がつきます。
 4歳馬5頭はすべて山鳩賞を使われていて、そのレースではアアモンドグンシンが勝利。ミスタカシマが2着で、3着にコウシュハレガシーという結果でした。一方、3歳2頭はばんえい大賞典に出走し、3着アオノブラックはその時から据え置き、5着のジェイカトレアはその時から10キロ減での出走になります。
 ◎ミスタカシマは、山鳩賞では2着に敗れましたが、障害をひと腰先頭通過と好内容のレースでした。4歳シーズン一冠目となった柏林賞では、障害を通過後、一旦は先頭を譲りましたが、持ち前の勝負根性を発揮。再度先頭に立つとそのまま押し切って勝利と完勝といえる内容でした。このメンバー構成なら力量上位で通るだけに勝ち負けになるでしょう。
 ○アアモンドグンシンは、同じ前走では、トップハンデながら2番手で障害を通過すると先に越えたミスタカシマをすぐに交わす決め脚を見せています。3歳時にはばんえい大賞典、ばんえいダービーと二冠を制したことから実績は上位。今回もトップハンデですが据え置きの710キロなら好勝負が期待できます。
 ▲コウシュハレガシーは、柏林賞2着、山鳩賞3着を含め、近4走ではすべて3着以内と勝ち切れないレースが続いていますが、障害は常にひと腰と安定。この相手関係なら十分通用するだけに障害を早めにクリアできれば引き続き上位争いに加わります。
 3歳馬からは△アオノブラック。ヤングチャンピオンシップ制覇を含め、ここまで重賞ではすべて3着以内と世代では実績上位の存在です。今回は4歳馬が相手で試金石の一戦になりそうです。

【第10回開催6日目】
 9月2日(月)のメイン第10レースは、朱雀賞(5歳オープン・20:05発走予定)。オープン730キロ(牝馬710キロ)から1重量区分ごとに10キロ加減し、オープン馬は本年度収得賞金90万円につき10キロ加増の別定重量戦。オープン馬6頭のうちメジロゴーリキ、ミノルシャープがトップハンデ740キロで他4頭が730キロ。A1格付けのノエルブランら2頭が720キロ、A1格付けの牝馬ナカゼンガキタが700キロ、A2格付けの牝馬シンエイボブが690キロと最大50キロのハンデ差がつきます。
 ◎ミノルシャープは、前走ばんえいグランプリでは、障害で止まってしまいましたが、しっかりと腰を入れてふた腰。3番手で通過してからは、ゴール前で一度詰まったものの4着を確保しています。今回はトップハンデですが740キロの重量なら立て直しは可能。3歳時のはまなす賞、4歳時の銀河賞と重賞2勝と世代限定戦なら実績上位で通るだけに持ち前のスピードを前面に押し切りを期待です。
 ○メジロゴーリキは、同じ前走では2着と健闘。4戦連続3着以内と勝ち切れていませんが、どのような条件でも安定しているのは魅力です。今年は天馬賞を制していることから、同世代が相手に替わる今回はチャンス十分です。
 ▲ゴールデンフウジンは、前走サマーカップ(オープン)では障害で手間取り6着。同世代相手なら上記2頭と同重量だった今年の天馬賞でコンマ1秒差の2着と好走歴があります。今回はその2頭から10キロ軽い730キロで臨めるだけに巻き返しを図ります。
 他には、前走大敗も、今季4勝の△ノエルブラン、今季6戦して2勝、3着3回の△ウンカイタイショウと地力強化がうかがえる2頭にも警戒が必要です。

今週の見どころ(8/24~8/26)

2019年8月23日(金)

 8月17日(土)のメインレースである葉月特別(A1級-1組)では、ホクショウマサルが26連勝を達成し、自身の持つばんえい競馬の連勝記録を更新。そのホクショウマサルは、8月25日(日)のメインレースである不知火特別(オープン混合)に出走予定。オレノココロ、コウシュハウンカイ、センゴクエースらも出走予定だけに、出走が叶えば注目の一戦になりそうです。(※ホクショウマサル、オレノココロ、コウシュハウンカイは出走を回避しました。)

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【第10回開催1日目】
 8月24日(土)のメイン第10レースは、鹿追町・鹿追町観光協会杯(A1級混合・20:10発走予定)。カクセンキングがA2格付け、他9頭がA1格付けによる10頭で争われます。
 ◎ハクタイホウは、前走葉月特別(A1級-1組)では、障害で苦戦し、最下位の8着。ホクショウマサルをマークするかたちで仕掛けたため、スムーズさを欠きました。勝ち馬ホクショウマサルをはじめ、前走の上位3頭が不在なら、巻き返しが十分です。
 ○カンシャノココロは、前走ばんえいグランプリではコウシュハウンカイら強敵相手に5着に健闘。自己条件に戻る今回は、相手緩和になることから流れに乗れれば好勝負が期待できます。
 ▲キンメダルは、前走葉月特別(A1級-1組)4着を含め、近走は入着止まり。障害は苦戦していますが、決め脚には磨きがかかっています。今回は先行馬が多いメンバー構成だけに、前崩れの展開なら出番は十分にありそうです。
 △フクトクは、前走JRAジョッキーDAY特別(オープン・A1級-2組混合)では、障害を先頭で通過すると、勝ち馬から1秒9差の2着に粘る好走。障害にムラがあるタイプですが、早めにクリアできれば引き続き上位争いに加わりそうです。

【第10回開催2日目】
 8月25日(日)のメイン第10レースは、不知火特別(オープン・20:05発走予定)。オレノココロ、コウシュハウンカイ、ホクショウマサル、アアモンドヒューマが出走を回避。6頭立てで争われます。
 ◎センゴクエースは、前走ばんえいグランプリでは障害に苦戦し、8頭立ての7着。前走比120キロと一気の重量増も堪えた印象でした。今回は賞金ハンデ10キロが課され、トップハンデ720キロになりますが、この重量なら障害の修正が可能。この相手関係なら地力は断然だけに首位争い必至です。
 ○シンザンボーイは、同じ前走では障害ひと腰からじわじわと脚を伸ばして3着を確保しています。テンに置かれる面はありますが、少頭数の6頭立てでこの相手関係ならそれほどペースは速くならなさそう。引き続き上位争いに加わりそうです。
 ▲フナノクンは、前走JRAジョッキーDAY特別(オープン・A1級-2組混合)では、障害ひと腰から逃げ切って勝利しています。今回はオープン昇級で前走から10キロ+賞金ハンデ5キロ増の715キロ。トップハンデのセンゴクエースから5キロ軽いだけですが、近走の好調ぶりからここでも好勝負が期待できます。
 △ソウクンボーイは、同じ前走を3着。展開には注文がつきますが、決め手勝負に持ち込められれば出番はあるでしょう。

【第10回開催3日目】
 8月26日(月)のメイン第10レースは、中日スポーツ賞(A2級-1組混合・20:05発走予定)。オールラウンダー、オレノタイショウ、ジェイファーストがB1格付け、他7頭がA2格付けによる10頭で争われます。
 ◎オレノタイショウは、B1昇級後は勝ち切れないレースが続いていますが、前走デネブ特別(B1級-1組)では勝ち馬ミノルシンザンから1秒9差の2着と好走。障害も近走はひと腰でまとめていることから3走続けての675キロなら障害への不安は少なく、格上との混合戦でも勝ち負けが期待できます。
 ○ジェイファーストは、3連勝で臨んだ前走の4歳オープン・山鳩賞では、オープンのアアモンドグンシン、ミスタカシマをはじめ相手が揃っており、最軽量ハンデでも6着と厳しい結果になりました。今回も格上相手ですが、A2級との混合で相手関係は緩和。賞金ハンデ10キロが課されますが、据え置きの680キロなら問題なし。上位争いに期待です。
 前走でA2級-1・2組決勝戦を使われた馬がメンバー中に5頭います。その前走で2着の▲シンエイパワーは、4走前のA2級-1組特別戦では今回と同じ690キロでコンマ6秒差の2着。今回は4歳が多く相手関係は変わりますが、チャンスはあるでしょう。△バウンティハンターは、同じ前走では障害を4番手でクリアすると、早めに抜け出し押し切っています。今回は前走ほど馬場は軽くならず、実績が乏しい特別戦で30キロ増ですが、障害が切れれば侮れない存在です。

今週の見どころ(8/17~8/19)

2019年8月15日(木)

 8月11日(祝・日)に実施されたばんえいグランプリは、単勝3番人気のコウシュハウンカイが障害ひと腰先頭通過から押し切って勝利。5度目のグランプリ挑戦で悲願の初制覇を果たしました。
 8月19日(月)には、帯広競馬場にて、JRAジョッキーDAY2019が開催されます。JRA所属騎手10名が来場し、エキシビションレースへの騎乗や、レース協賛、トークショーなどで盛り上げます。

 ※JRAジョッキーDAY2019についてはこちら
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【第9回開催4日目】
 8月17日(土)のメイン第10レースは、葉月特別(A1級-1組・20:10発走予定)。オープン馬のウンカイタイショウが出走を回避し、A1級馬同士の一戦。現在25連勝とばんえい連勝記録を更新中のホクショウマサルですが、今回は強敵が立ちはだかります。
 ◎ハクタイホウは、オープン混合の平場戦の近2走を連勝。ともに障害をひと腰先頭通過から押し切る好内容のレースでした。今回は特別戦に替わり、前走から30キロ増の700キロになりますが、昨秋には715~740キロの重量で、特別戦を3連勝した実績から対応可能と見ます。同じ8歳世代のホクショウマサルとは、何度も好勝負を演じています。連勝記録更新を阻止することができるか。
 ○ホクショウマサルは、前走こと座特別(A1級・A2級-2組混合)も難なくクリアし、これでシーズンをまたいで25連勝とばんえい競馬連勝記録を更新。今回はA1昇級初戦で前走から30キロ増の700キロになりますが、前半で置かれなければ十分勝ち負けになります。
 ▲ノエルブランは、しし座特別(A1級-1組)では4着に敗れましたが、障害をひと腰先頭で通過し、勝ち馬ジェイコマンダーとは1秒7差と見せ場を作っています。今回は前走の上位3頭が不在の組み合わせ。加えて重量とペース慣れが見込めるだけに好勝負に期待です。
 △コウリキは、同じ前走では、障害の天板で止まりかけるもひと腰。結果は6着でしたが、障害5番手通過から脚色衰えることなく歩き切り、勝ち馬とは4秒6差という内容は好印象。今回は賞金ハンデ10キロ増によりトップハンデの710キロになりますが、先行馬が障害で苦戦するような展開ならチャンスはありそうです。

【第9回開催5日目】
 8月18日(日)のメイン第10レースは、デネブ特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 出走メンバー8頭中7頭が、7月20日の文月特別(B1級-1組)に出走。そのうち6頭は前開催7月27日の共和かかし祭記念(B1級-1組)も使われており、負担重量は据え置きとなっています。文月特別のフナノダイヤモンド、共和かかし祭記念のジェイファーストと勝ち馬はともに今開催は4歳オープン・山鳩賞へ出走したため不在となっています。
 ◎ミノルシンザンは、文月特別、共和かかし祭記念とともに出走メンバー中再先着の2着。この2走はともに障害をひと腰で通過で勝ち馬との着差もコンマ8秒、コンマ2秒と好内容のレースでした。近2走の勝ち馬がともに不在のメンバー構成なら勝ち切りたいところ。今季2勝目に期待です。
 ○オールラウンダーは、文月特別では、昇級初戦と特別戦替わりと一気の条件強化にもかかわらず勝ち馬から3秒3差の4着に健闘。そして共和かかし祭記念では、障害をひと腰先頭通過から3着と見せ場を作っています。昇級後も差のない走りをしているだけに、ここでも好勝負になるでしょう。
 ▲リュウノカミは、共和かかし祭記念では8着と案外の結果でしたが、文月特別では2着ミノルシンザンに次ぐ3着に健闘。前走から据え置きの680キロでペース慣れが見込めるだけに巻き返しが十分です。
 △オレノタイショウは、昇級初戦の4歳重賞・柏林賞で3着と好走すると、自己条件に戻った近2走では5、4着。昇級後は善戦止まりですが、相手緩和となるだけに障害を早めにクリアできれば出番はありそうです。

【第9回開催6日目】
 8月19日(月)のメイン第10レースは、JRAジョッキーDAY特別(オープン・A1級-2組混合・20:10発走予定)。オープン馬がアサヒリュウセイ、カネサスペシャル、ソウクンボーイの3頭で、他6頭がA1級格付けによる9頭で争われます。
 ◎フナノクンは、近走では障害で苦戦し、成績が振るいませんでしたが、前走しし座特別(A1級-1組)では障害をひと腰。4番手で通過してからじわじわと脚を伸ばし、コンマ9秒差の2着と巻き返しています。今年3月にはオープン-1組特別で、オレノココロ、コウシュハウンカイらに先着している実績は上位。引き続きの勝ち負けに期待です。
 ○タカラシップは、前走のA1級-2組混合では、ハイペースで先行し逃げ切ったハクタイホウを追走し、障害3番手通過から失速して5着。引き続き格上との混合戦になりますが、今回は、そのハクタイホウをはじめ強力な同型が不在の組み合わせ。マイペースに行けそうなだけに粘り込みが十分です。
 ▲ブチオは、昇級初戦だった前走A1級-2組混合では、障害で苦戦しましたが、離れた5番手から猛然と追い込んで3着を確保しています。特別戦に替わり前走から30キロ増になりますが、クラス2戦目と上積みが見込めるだけに侮れない存在です。
 △カネサスペシャルは着外続きで、近2走もともに7着。しかし前走A1級-2組混合では、障害をひと腰でクリアしており、復調がうかがえます。前走の勝ち馬が不在の組み合わせになるだけに前走以上の結果が期待できます。

今週の見どころ(8/10~8/12)

2019年8月 9日(金)

 8月11日(祝・日)のメインには、ファン投票選抜による夏の大一番・ばんえいグランプリが組まれています。クラスハンデ以外に重量差がつかないため、実力馬が人気どおりの走りを見せ、堅く収まる傾向にあります。昨年は単勝2番人気でファン投票2年連続1位のオレノココロが、2度目のばんえいグランプリ制覇を果たしました。

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【第9回開催1日目】
 8月10日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(A2級-1組・20:05発走予定)。前週のばんえい大賞典で2、3着に入った3歳馬ギンノダイマオーとアオノブラックの参戦で盛り上がりそうです。
 ◎アオノブラックは、前走の3歳重賞・ばんえい大賞典で3着。ほぼ同時に先頭で障害を越えたギンノダイマオー、メムロボブサップから離れた3番手で通過すると、じわじわと伸びて、10キロ軽い2着ギンノダイマオーを2秒9差まで追い詰めています。今回はこちらが5キロ軽く重量面で有利。逆転も十分です。
 ○ギンノダイマオーは、今季1勝だけですが、着外も1度のみと大崩れが少ないのは魅力。昇級初戦になりますが、降雨の予報もあり、馬場が軽くなるのは詰めが甘いこの馬にとって歓迎。引き続きの上位争いが期待できます。
 同じく降雨を歓迎とするのは▲ヤマノホシ。前走のビッグウエイトカップ(B1級以上選抜)では、3頭立ての3着に敗れましたが、今季は準重賞・カーネーションカップでミスタカシマの2着や、水無月特別(A1・A2級決勝混合)で2秒9差の4着があり、このメンバー構成なら実績上位の存在です。先行力、登坂力はあるだけに踏ん張りが利けば上位争いに加わるでしょう。
 △ココロノタカラは、A2昇級後初の特別挑戦だった前走ルビー特別(A2級-1組)では8着。しかし、重量とペース慣れが見込めるここは、巻き返しに期待です。

【第9回開催2日目】
 8月11日(祝・日)のメイン第10レースは、BG1・第31回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)。A1級のカンシャノココロが800キロ、それ以外のオープン7頭が810キロで争われる真夏の大一番です。
 ◎コウシュハウンカイは、北斗賞では先頭で障害をクリアし2着。3番手で通過した勝ち馬センゴクエースに早めに交わされたものの、脚色が鈍ることなく歩き切って連対を確保しています。続く前走のサマーカップ(オープン)では、相手に恵まれた面はありましたが、障害ひと腰から逃げ切って完勝。詰めが甘い面があるだけに、降雨により脚抜きの良い馬場になるのは歓迎。グランプリは過去4回挑戦して2度の2着が最高順位。悲願の初制覇に邁進します。
 ○オレノココロは、前走北斗賞では障害で手間取り5着。トップハンデが響いた印象でした。今回、オープン馬同士では差がつかない810キロ。昨年のばんえいグランプリでは障害2番手通過から抜け出して勝利しており、立て直せれば連覇も十分です。
 ▲ミノルシャープは、前走サマーカップ(オープン)で5着。敗れはしたものの、障害をひと腰2番手通過と見せ場ある内容でした。810キロに重量が増えますが、スピードで押すタイプだけに脚抜きの良い馬場に替わるのは歓迎。障害を早めにクリアできれば粘り込みが期待できます。
 △センゴクエースは、2走前の北斗賞では、障害を3番手で通過後、すぐに先頭へ抜け出し今季初勝利。続く前走ビッグウエイトカップ(B1級以上選抜)では、トップハンデをものともせず差し切って2連勝。今回は前走から120キロ増と一気に重量が増えることから障害がカギになりそうです。

【第9回開催3日目】
 8月12日(振・月)のメイン第10レースは、山鳩賞(4歳オープン・20:05発走予定)
 前回実施された4歳オープン戦は7月7日の重賞・柏林賞。ほぼ同時に先頭で障害を通過した負担重量700キロの2頭から、まず抜け出したのはコウシュハレガシーでしたが、残り20メートルを切って一杯に。対照的に力強く歩いた紅一点のミスタカシマがあっさり交わして完勝。今回は不出走のオレノタイショウが3着で、離れた障害6番手から追い込んだトップハンデ720キロのアアモンドグンシンが4着に入っています。
 ◎ミスタカシマは、続く前走サマーカップ(オープン)では4着も、キャリア豊富な年長馬も相手だったことを考慮すれば上々の内容。世代限定戦では重賞で5勝と実績上位。しかも、コウシュハレガシーが柏林賞後に昇級したことで、今回は10キロ差つくだけに、ここも勝利が期待できます。
 ○コウシュハレガシーは、柏林賞2着後に2走して、天の川特別(A1級-1組混合)、しし座特別(A1級-1組)とも3着。A1へ昇級後も好勝負を演じています。障害をひと腰でまとめていた柏林賞と同じ700キロなら、今回も好勝負になるでしょう。
 ▲アアモンドグンシンは、前走サマーカップ(オープン)では2着と4着だったミスタカシマに先着。苦戦が続いていた障害をひと腰でまとめる好内容のレースでした。3歳時にはばんえい大賞典、ばんえいダービーの二冠を制しており、同世代相手なら実績上位の存在。復調がうかがえるだけに、トップハンデ710キロでも上位争いを期待します。
 △キタノユウジロウは、柏林賞を競走除外となり、続くA1級-2組混合平場の2戦とも2着。特に前走では、障害2番手から一旦は先頭に立つ見せ場十分の内容。定量730キロのばんえいダービーで2着がある実力馬。4歳同士の別定700キロなら侮れない存在です。

今週の見どころ(8/3~8/5)

2019年8月 2日(金)

 8月4日(日)のメインには、ばんえい大賞典が組まれています。11月のばんえい菊花賞、12月のばんえいダービーへと続く3歳三冠の初戦。今年の3歳世代は、ナナカマド賞、イレネー記念の2歳シーズン二冠を制したメムロボブサップが頭ひとつリード。一冠目を制するのはどの馬なのでしょうか。楽しみな一戦です。

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【第8回開催4日目】
 8月3日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン・20:05発走予定)。出走メンバー8頭中、5頭が前走北斗賞に出走。センゴクエースが障害を3番手で通過しすぐ先頭に立つと、徐々に後続を引き離して快勝。しかし今回は不在のため、2着コウシュハウンカイ、逃げて3着メジロゴーリキが人気を集めそうです。
 ◎メジロゴーリキは、北斗賞では障害先頭で通過も粘りひと息で3着。勝ち味に遅い面がありますが、今季7戦すべて4着以内を確保している安定感が魅力です。今回は、コウシュハウンカイに賞金ハンデ5キロが課されるぶん終いの踏ん張りが利きそう。逆転に期待です。
 〇コウシュハウンカイは、北斗賞ではテンに置かれましたが、障害をひと腰でまとめ2番手で通過。勝ち馬センゴクエースの決め手には屈したものの、最後まで脚色が鈍ることなく、歩き切ったのは好内容といえます。この相手関係なら実績上位で通るだけに好勝負必至です。
 ▲ミスタカシマは、前走4歳シーズン一冠目・柏林賞を制覇。障害を先頭で通過後、一旦は先頭を譲りましたが、持ち前の勝負根性を発揮し、脚色衰えることなく先頭で歩き切る好内容のレースでした。年上馬相手と条件は強化されますが、前走を勝ちっぷりから上位争いに期待です。
 △ミノルシャープは、前走北斗賞では障害で手間取り、差のある6着。今回はトップハンデになりますが、715キロの負担重量なら障害の修正が可能。今季特別戦では4戦すべて3着以内と好成績を残しているだけに巻き返しが十分です。

【第8回開催5日目】
 8月4日(日)のメイン第10レースは、3歳一冠目の第44回ばんえい大賞典(3歳・20:10発走予定)。出走メンバー9頭中7頭が6月17日のとかちダービーに出走。とかちダービーは、障害を先頭で通過したギンノダイマオーが粘り込みを図るところ、3番手で通過したアオノブラックが差し切って勝利。2番手で通過したジェイエースが3着に入りました。
 ◎ギンノダイマオーは、とかちダービー2着後の自己条件の2戦では、B1級-1組平場戦は4着でも勝ち馬と2秒5差で、2組平場戦が2着。詰めひと息な面がある分勝ち切れていませんが、近走では好勝負を演じ続けています。2歳シーズンでは三冠とも惜敗の2着だっただけに3歳一冠目の奪取に期待です。
 ○ジェイエースは、B3へ昇級初戦のとかちダービーで3着。前走のB3級-1組では障害で苦戦し8着に敗れましたが、基礎重量が増える重賞の舞台なら息を入れて追走できそう。重賞初挑戦だった3月のイレネー記念では690キロで5着で、20キロ軽い今回は巻き返しに期待します。
 ▲メムロボブサップは、イレネー記念1着以来の休み明けで、最大50キロ差のトッブハンデを課されていたとかちダービーでは4着同着。しかし、続くA1級・A2級-3組混合で勝利を挙げると、前走A1級-2組混合では1秒7差の3着と善戦しています。2歳シーズン二冠の実力馬で、同世代限定戦なら上位の存在。最大50キロ差のトップハンデで、初となる700キロさえ克服できれば好勝負必至です。
 とかちダービーの勝ち馬△アオノブラックは、2歳シーズン二冠目のヤングチャンピオンシップも制しており力量上位。前走A2級-1組平場戦では6着に敗れましたが、侮れない存在です。

【第8回開催6日目】
 8月5日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(A1級-1組・20:10発走予定)。出走メンバー10頭中、7頭の前走天の川特別(A1級-1組混合)は、障害を先頭で通過したノエルブランが後続の追撃を凌ぎ切って勝利。じわじわと脚を伸ばしたコウリキが2着で、障害を2番手で通過したコウシュハレガシーが3着に入りました。
 ◎コウリキは障害をひと腰でまとめると、ノエルブランに迫りましたが、コンマ1秒届かず。ひと押しが足りませんでしたが、降雨による軽めの馬場の影響か、逃げた馬が止まらない展開を考えれば、力は発揮したでしょう。オープン経験馬で、2走前にはコウシュハウンカイを下している実績は上位。勝ち負け必至です。
 ○コウシュハレガシーの3着は、昇級初戦だったことを考慮すれば上々の内容。今回は前走から10キロ増の695キロになりますが、2走前の4歳重賞・柏林賞では700キロの重量で2着を確保したことから対応可能とみます。好内容だった近2走から、ここでも上位争いは十分です。
 ▲ノエルブランは、脚抜きの良い馬場が味方した印象も、脚色鈍ることなく歩き切る好内容の勝利。このメンバー構成なら先行力、障害力ともに上位の存在だけに、障害通過後の踏ん張りが利けば粘り込みも十分可能です。
 △キンメダルは、近走では流れに乗れず、掲示板確保が精一杯。しかし、天の川特別では息を入れて追走し、障害の下へ到達したのは6番手でしたが、ふた腰でまとめると、じわじわを脚を伸ばし3秒1差の4着と健闘。基礎重量が増え、ペースも前走よりは落ち着くことが見込めるだけに前進に期待です。

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