8月12日(日)のメインには、ファン投票選抜による夏のBG1・ばんえいグランプリが組まれています。クラスハンデ以外に重量差がつかないため、単勝2→1→3番人気での決着だった昨年のように、近年では堅く収まる傾向が強い重賞です。
【第9回開催4日目】
8月11日(祝・土)のメイン第10レースは、デネブ特別(A2級混合・20:10発走予定)。A1級3頭とA2級6頭が争います。
◎バウンティハンターは、平場戦だったとはいえ、2走前のA2級-2組混合で2着と好走。増量は歓迎ではありませんが、同じく格下A2級相手のここなら好勝負が期待できそうです。
○アアモンドグンシンは、破竹の7連勝中。前走のばんえい大賞典も楽勝でした。2走前のB2級から、一気に2クラス上がりA2格付となり、しかもA1級との混合と今回は条件強化となります。675キロはこなせそうですが、試金石といえます。
▲タイキンは、A2昇級初戦の前走・ルビー特別では大敗しましたが、今回は軽めの馬場が予想されることで見直せるはず。
△イノリノチカラは、A2級初戦ですが、昨年同時期にこのクラスの特別戦を勝っており軽視できません。
△ホクショウユウキは、精彩を欠く近況も相手が強かったのも事実。徐々に体重が戻っており、格下A2級との対戦となるここは、立ち直りのきっかけがつかめそうです。
【第9回開催5日目】
8月12日(日)のメイン第10レースは、第30回ばんえいグランプリ(20:05発走予定)。
◎コウシュハウンカイは、前走サマーカップ(オープン混合)では、馬体重プラス24キロで恐らく余裕残しの仕上げながら、トップハンデをモノともせず快勝。今季6戦5勝、2着1回と好調な走りを続けています。今回は賞金別定重量の加増がなく、オープンの牡馬はすべて810キロなのは恵まれました。ばんえい十勝オッズパーク杯、北斗賞に続く今季重賞3勝目が期待できます。
○オレノココロは、今季、旭川記念を勝利。北斗賞は差し脚届かず5着でしたが、勝ち馬から6秒3差と悪くありませんでした。北斗賞のあと、1度使われたコウシュハウンカイに対し、こちらはぶっつけで臨みます。能力は互角で決め脚勝負に持ち込めれば逆転があるかもしれません。
▲センゴクエースは、ばんえい十勝オッズパーク杯2着、旭川記念3着、北斗賞4着と、基礎重量が上がるに連れ、重賞での着順も下降ぎみ。とはいえ、相手関係を考えれば単穴より評価は落とせません。
△フジダイビクトリーは、シーズンの初勝利が、15年度が7月、16年度が8月、17年度は9月と年々遅くなっていましたが、今季は早くも6月にマーク。例年になく早い時期から動けており、ここでもマークは必要でしょう。
【第9回開催6日目】
8月13日(月)のメイン第10レースは、稲妻賞(3歳以上選抜・20:05発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)の軽量で争われ、年明けの準重賞・スピードスター賞の予選第1弾となります。
◎セイコークインは昨季、予選の疾風賞、スピードスター賞とも勝ち、スピード女王に輝きました。実績どおりの走りができれば、崩れは考えられません。
○ハクタイホウは、昨季の疾風賞3着馬。スピードスター賞は休み明けで9着と大敗しましたが、順調に使われている今回は違った結果もありそうです。
▲ホクショウディープは、3月以来の休み明け。とはいえ、昨季、予選・地吹雪賞3着、スピードスター賞5着のキャリアを考えれば軽視できません。
△ココロノタカラ、△コウシュハシンザンは、同条件初挑戦ですがともにスピードと決め手が武器。馬場が軽くなるようなら経験馬に割って入るシーンも一考できます。