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今週の見どころ(12/27~12/29)

2018年12月25日(火)

第19回開催の前半戦では、23日(祝・日)の第5競走で鈴木恵介騎手がジェイエース号に騎乗し、通算2,500勝を達成。ばんえい競馬史上6人目、現役では3人目の快挙達成となりました。またその日のメインレースBG1・ばんえいダービーではアアモンドグンシンが勝利し、ばんえい大賞典と合わせて3歳二冠達成となりました。
後半戦は、29日(土)に2歳シーズン三冠の第二弾・ヤングチャンピオンシップが組まれています。年末もばんえい競馬で楽しみましょう。

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【第19回開催4日目】
 12月27日(木)のメイン第10レースは、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:05発走予定)。年明けに行われるスピードスター賞の予選で、定量500キロ(牝馬20キロ、3歳20キロ、4歳10キロ減)で争われます。
 ◎キサラキクは、同条件では勝ち星こそありませんが、2年連続決勝のスピードスター賞へ出走しており適性は十分。前走は障害をふた腰でまとめての2着と復調がうかがえるだけに勝機到来です。
 ○ミノルシャープは、10月以降は勝ち切れないレースが続いていますが、2走前のドリームエイジカップ3着を含め、古馬一線級を相手に差のない競馬を続けています。持ち前のスピードが生きそうな条件だけに突き抜けるシーンまでありえます。
 ▲アアモンドロシアは、テンのスピードが速く、障害が安定しない同馬にとって軽量戦はいかにも合いそうなだけに、前走5着からの巻き返しが十分可能です。
 △サンシルクラポピーは、格上相手になりますが、メンバー中最軽量の460キロと断然有利で、末脚が生きる展開なら上位進出もありそうです。

【第19回開催5日目】
 12月28日(金)のメイン第10レースは、オリオン特別(オープン-2組混合・19:05発走予定)
 ◎ゴールデンフウジンは、2走前の射手座特別(A1級-1組)で2着に好走すると、前走カトレア特別(オープン-2組混合)では近走の後方からの競馬から先行策に転じると勝ち馬から1秒4差の2着と続けて好走。障害での腰の入りが良くなっているだけに障害を早めにクリアできれば勝利は目前です。
 ○サカノテツワンは、昇級初戦の前走ターコイズ特別(A1級-1組混合)では障害をひと腰でまとめると、直線では難なく抜け出して勝利。前走から15キロ増となりますが、近走障害は安定しているだけに好勝負が期待できます。
 ▲ジェイワンは、前走カトレア特別(オープン-2組混合)では決め手不発で5着に敗れたものの、課題の障害をひと腰でまとめられたのは収穫。地力的には差のないだけに、上位争いには十分期待できます。
 同6着△ホクショウユウキは、前走障害をひと腰でクリアと内容は良化しているだけに警戒は必要でしょう。

【第19回開催6日目】
 12月29日(土)のメイン第11レースは、BG2・第20回ヤングチャンピオンシップ(2歳選抜・19:05発走予定)。南北海道、北央、北見、釧路、十勝の各産駒特別競走の上位2頭ずつの計10頭で争われます。
2歳シーズンー冠目のナナカマド賞では、障害を先に通過したのはギンノダイマオー、インビクタでしたが、3番手で通過したメムロボブサップがトップハンデをものともせず一気の脚で差し切っています。
 ◎アオノブラックは、ナナカマド賞で3着と好走すると、その次走から釧路産駒特別を含め3連勝を達成。前走2歳A級-1組では、障害をひと腰でまとめ、勝ち馬ギンノダイマオーとは4秒7差の3着と逆転圏内にいるだけに初重賞制覇に期待がかかります。
 ○メムロボブサップは、ナナカマド賞ではトップハンデを苦にせず快勝。その後もトップハンデが続き勝ち切れていませんが、十勝産駒特別、2歳A級-1組と近2走は連続2着。好調を維持しているだけに好勝負必至です。
 ▲ギンノダイマオーは、デビューから4連勝後はナナカマド賞2着を含め、勝ち切れていませんでしたが、予選の十勝産駒特別を快勝すると前走2歳A級-1組でも難なく抜け出して連勝。今回は賞金ハンデが10キロ課されるぶん単穴評価としましたが、勢いはあるだけに侮れない存在です。
 牝馬△ヤマサンブラックは、南北海道産駒特別を2着でここへの切符を確保し、前走を快勝して初重賞の舞台に臨みます。トップハンデのメムロボブサップとは40キロ差の570キロで出走できるだけに警戒は必要です。

今週の見どころ(12/22~12/24)

2018年12月20日(木)

 年末のばんえい十勝は、前半戦22日(土)~24日(振・月)、後半戦27日(木)~29日(土)の変則6日間開催となっています。前半戦の12月23日(日)には、3歳チャンピオン決定戦・ばんえいダービー、後半戦の29日(土)には、2歳シーズン三冠の第二弾・ヤングチャンピオンシップと2つの重賞が組まれています。年末もばんえい競馬で楽しみましょう。

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【第19回開催1日目】
 12月22日(土)のメイン第10レースは、ホワイトクリスマス賞(オープン-1組・19:05発走予定)。次開催に行われるBG1・帯広記念の前哨戦ですが、5頭立ての少頭数で行われます。
 ◎センゴクエースは、2走前のドリームエイジカップでは、障害で膝を折ってしまい見せ場なしの最下位でしたが、前走の師走特別(オープン-1組)では、障害先頭通過から逃げ切る横綱相撲で勝利しており、相手関係を見ても連勝が有望でしょう。
 ○シンザンボーイは、2走前のドリームエイジカップでは見せ場十分の2着に健闘。前走の師走特別(オープン-1組)では、障害を3番手通過から直線伸びずに5着と案外な結果でしたが、このメンバー構成なら巻き返しが濃厚です。
 ▲コウシュハウンカイは、2走前の北見記念では、出走取消明けをものともせず逃げ切って勝利で飾ると、前走の知床賞(オープン混合)でもトップハンデ780キロで逃げ切っています。今回もトップハンデの795キロで最軽量のセイコークインとは60キロ差ありますが、持ち前のスピードで上位争いに加わってきそうです。

【第19回開催2日目】
 12月23日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠最終戦、BG1・第47回ばんえいダービー(19:05発走予定)。定量730キロ(牝馬20キロ、セン馬10キロ減)で3歳ナンバーワンの座を争います。3歳二冠目のばんえい菊花賞ではミスタカシマが逃げ切る完勝で、障害で崩れ離された位置から物凄い脚で追い込んできたアアモンドグンシンが2着、障害を2番手で通過したコウシュハレガシーが3着に入っています。
 ◎ミスタカシマは、2走前のばんえい菊花賞で同世代の牡馬、セン馬を退けて勝利すると、前走のばんえいオークスでは、牝馬限定戦とはいえ2着馬に14秒7差をつける圧巻の内容で勝利。重賞では5戦4勝、2着1回と大舞台に強いのも魅力で、変則3歳三冠に大きな期待がかかります。
 相手筆頭はやはり○アアモンドグンシンでしょう。2走前の知床賞(オープン混合)では、障害で膝を折り最下位の10着に沈んでいますが、前走のカトレア特別(オープン-2組混合)では、障害先頭通過後は脚色衰えることなく、後続の追撃を振り切って勝利。障害次第では勝ち負け十分でしょう。
 ▲ジェイコマンダーは、ばんえい菊花賞では障害で手間取り6着に終わりましたが、近2走では早めに障害を通過してから抜け出して連勝を飾っています。障害のかかりも良く、安定しているだけに侮れない存在です。
 △カネサダイマオーは、今年3月のイレネー記念勝利後は大敗が続いていましたが、前走のB1級-5組混合で3着と久々の入着を果たしています。素質は十分あるだけに復活劇に期待です。

【第19回開催3日目】
 12月24日(振・月)のメイン第11レースは、ノエル特別(A1級-1組混合・19:05発走予定)。前走ターコイズ特別(A1級-1組混合)組が多数のメンバー構成。そのターコイズ特別はウンカイタイショウが障害を先頭で通過しましたが、2、3番手で通過したコウリキ、サカノテツワンがこれを交わすと2頭の競り合いになり、コンマ6秒差でサカノテツワンが制しています。
 ◎ウンカイタイショウは、前走では障害先頭通過後に失速して5着。前半で脚を溜められなかったのが原因かもしれません。4走前の能取湖特別(A1級)2着から障害が安定し、掲示板を確保し続けているだけに自分のペースを守って仕掛けることができれば、巻き返しが期待できます。
 ○コウリキは、前走では障害半ばで止まってしまいましたが、コンマ6秒差の接戦を演じており、勝ち馬不在のメンバー構成なら好勝負必至です。
 同4着▲キンメダルは、決め手に欠ける面は否めませんが、近走はどのような展開でも堅実に駆けているだけに連争いは十分可能です。
 同7着△カネゾウは、A1級昇級後は苦戦を強いられてますが、軽馬場巧者で昨年の12月には2着2回と好走。レース当日の馬場状態次第では一発の可能性を秘めています。

今週の見どころ(12/15~12/17)

2018年12月13日(木)

12月16日(日)のメインには、準重賞・レディースカップが組まれています。4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金順で上位の2頭ずつを選抜して争う、牝馬限定のドリームエイジカップともいうべきレース。注目が集まります。

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【第18回開催4日目】
 12月15日(土)のメイン第10レースは、ターコイズ特別(A1級-1組混合・19:05発走予定)
 ◎キンメダルは、前走射手座特別(A1級-1組)では先頭で障害を越えたウンカイタイショウと差のない3番手で通過したものの、直線では徐々に後退し5着に敗れました。しかし、前走の先着馬で出走するのは3着ウンカイタイショウのみ。相手が緩和するだけに6月以来となる勝利に期待がかかります。
 その○ウンカイタイショウは3走前の能取湖特別(A1級)で2着と好走すると、続くトドワラ特別(A1級-1組混合)5着、前走射手座特別(A1級-1組)3着と続けて掲示板内を確保。また近走は障害が安定しており、復調がうかがえるだけにここでも好勝負になるでしょう。
 ▲サカノテツワンは、前走ピヤシリ特別(A2級-1組)を差のない障害2番手通過から押し切って勝利。障害をひと腰で越え、直線でも脚色衰えずに歩き切ったのは好調の証。昇級初戦になりますが、勝って勢いに乗るだけにチャンスは十分にあります。
 △コウリキは、ペルセウス特別(A1級-2組)、能取湖特別(A1級)と4、3走前を連勝。前走ドリームエイジカップでは強敵揃いのなかオレノココロから5秒7差の5着に健闘。障害次第では上位争いに加わりそうです。

【第18回開催5日目】
 12月16日(日)のメイン第10レースは、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:05発走予定)。過去5回では4歳馬が2勝、3着2回、6歳馬が1勝、2着4回と好成績を残しています。
 4歳馬◎ナカゼンガキタは、2走前の紅バラ賞では5着に敗れましたが、前走A2級-2組混合では障害2番手通過から抜け出して勝利と即反撃に成功。特別戦替わりも問題なく、牝馬限定戦なら連勝に期待です。
 4歳馬○メヂカラは、近4走では、3勝、6着1回と好調。テンに行けないだけに展開には左右されますが、紅バラ賞、クインカップと連勝して勢いに乗っているだけに3連勝のシーンまで。
 6歳馬▲ヤマノホシは、先行力、障害力を兼ね備えており、近6走では掲示板を確保し続けています。8月以来の特別戦となった前走十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)では障害先頭通過から4着に粘り込んでいます。展開が向けば、粘り込みには十分警戒が必要です。
 5歳馬△タイキンは、2走前のトドワラ特別(A1級-1組混合)では、障害に手間取り8着と敗れましたが、前走ピヤシリ特別(A2級-1組)では2着と巻き返しています。牝馬限定戦なら侮れない一頭です。

【第18回開催6日目】
 12月17日(月)のメイン第11レースは、カトレア特別(オープン-2組混合・19:05発走予定)
 ここは◎ジェイワンの巻き返しに期待。前走射手座特別(A1級-1組)では苦手の障害をふた腰でまとめたものの、末脚が近走ほど切れずに4着止まり。3走前の霜月特別(オープン混合)では、障害5番手通過から豪快に伸びて1秒5差の2着に食い込んでおり、その再現ができれば十分勝ち負け。
 決め手勝負なら○ゴールデンフウジンも負けていません。前走射手座特別(A1級-1組)では、並の馬にとっては絶望的にも思える離れた障害6番手通過から末脚が炸裂し、1秒4差の2着に追い込んでいます。障害次第ですが、ふた腰までにまとめられればチャンスは大きいでしょう。
 ▲メジロゴーリキは、8月以降の9戦では、障害で転倒した2走前を除けば、3着以内を確保。前走知床賞(オープン混合)でも2着に入っています。障害が安定しており、引き続きの735キロも魅力なだけに連争いに加わります。
 △カネサスペシャルは、前走射手座特別(A1級-1組)では、障害を先頭で通過すると脚色が衰えることなく逃げ切って勝利。着差は1秒4差とわずかでしたがそれ以上に強い内容でした。決め手勝負に持ち込まれると分が悪いですが、大崩れはなさそうです。

今週の見どころ(12/8~12/10)

2018年12月 6日(木)

 今年も残すところ後4週となりましたが、ばんえい競馬はここから更に熱くなります。次開催の前半には、23日(祝・日)にBG1・ばんえいダービー、木、金、土曜日の変則開催となる後半戦には、29日(土)にBG2・ヤングチャンピオンシップが組まれています。また、年明けには2日(水)にBG1・帯広記念、3日(木)にBG1・天馬賞が控えています。今週は重賞こそないですが、9日(日)のメインレースにはオープン戦が組まれており、帯広記念に向けて注目の一戦となりそうです。

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【第18回開催1日目】
 12月8日(土)のメイン第10レースは、冬月特別(B1級-1組・19:05発走予定)
 ◎ヤマトジャパンは、前走B1級-1組では障害をひと腰で越えたものの、直線での脚色が悪くなり8着大敗。しかし、障害が得意なこの馬にとって基礎重量が増える特別戦は歓迎する舞台だけに巻き返し十分でしょう。
 ○イッキフジは、特別戦替わりの前走十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)でも3着に好走しており、近走は障害も安定して大崩れなく駆けています。また、前走の決勝戦から相手緩和となるだけに5月以来となる勝利のシーンまでありそうです。
 ▲センリョウボスは、寒い季節に成績を上げてくるタイプで近走は人気以上の結果を残しています。引き続きの特別戦もプラスで前走十勝岳特別(B1級-1・2組決勝)5着からの前進が期待できます。
 △ブラックダンサーは、特別戦替わりは割引が必要ですが、近4走では4戦2勝、2着2回と充実ぶりがうかがえるだけに侮れない存在です。

【第18回開催2日目】
 12月9日(日)のメイン第10レースは、師走特別(オープン-1組・19:05発走予定)。出走馬7頭中6頭は前走ドリームエイジカップ組。ドリームエイジカップではシンザンボーイが障害先頭クリアし、差なく越えたミノルシャープが交わしたがゴール前で失速。オレノココロが2頭を差し切って勝利しています。
 注目は◎シンザンボーイ。近走の充実ぶりは著しく、前走ドリームエイジカップでも2着に健闘。特別戦は出走機会2連勝中と勢い十分だけに首位争い必至です。
 同3着○ミノルシャープは、持ち前の先行力を武器に前走は見せ場十分の内容。障害もそつなくこなすタイプだけに、粘り込みが十分ありそうです。
 ▲マルミゴウカイは、堅実駆けが魅力で前走ドリームエイジカップでも4着を確保。9月の岩見沢記念を最後に勝利から遠ざかっていますが、障害次第では善戦以上が見込めます。
 △センゴクエースは、2走前に続きドリームエイジカップでも障害で膝を折り、8着だったのは不安材料。ただ、負担重量がマイナス20キロと緩和されているだけに注意は必要です。

【第18回開催3日目】
 12月10日(月)のメイン第11レースは、おおいぬ座特別(A2級・19:05発走予定)
 ◎チヨノタカラは、前走A2級-1・2組決勝混合では2番人気で8着と人気に反する結果となりましたが、今季4戦2勝、3着1回と好成績を残している特別戦替わりは大歓迎。加えて近走は障害が安定しているだけに巻き返しが濃厚です。
 ○サクラダイチは、先行力、障害力を武器にA2級に昇級してからここまで9戦して着外はわずか1度のみ。加えて近5走はすべて3着以内と抜群の安定感があるだけに、ここでも大崩れはないでしょう。
 ▲イノリノチカラは、2走前に7月以来となる今季2勝目を挙げています。前走A2級-1・2組決勝混合では5着に敗れていますが、決め手は十分だけに前崩れの展開なら好勝負になるでしょう。
 以下、前走A2級-1・2組決勝混合で勝利し勢いに乗る△ブチオ、決め手勝負に持ち込めば台頭可能の△フクトクまで押さえておきます。
 

今週の見どころ(12/1~12/3)

2018年11月29日(木)

 12月2日(日)のメインには、3歳牝馬ナンバーワン決定戦・ばんえいオークスが組まれています。注目を集めるのは、ばんえい菊花賞で同世代の牡馬、セン馬を完封したミスタカシマでしょう。しかし、3歳三冠が現在の体系(実施順)になった2005年以降、牝馬のばんえい菊花賞馬は4頭おり、このレースでは06年エメラルドの2着が最高。昨年のナナカマド賞で20年ぶりの牝馬による制覇を果たした実力馬ミスタカシマですが、今回はどのような結果になるのでしょうか。

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【第17回開催4日目】
 12月1日(土)のメイン第10レースは、十勝岳特別(B1級-1・2組決勝・19:05発走予定)。前週のB1級-2組、B1級-1組の両予選の上位5頭ずつにより争われる決勝戦です。
 前走B1級-1組予選2着の◎イッキフジは、基礎重量が増えるにつれ大敗も多くありましたが、3走前に勝ち馬とは4秒2と僅差の競馬をすると、近2走は連続2着と復調気配。上半期の好走時は障害を早めに通過しそのまま押し切る形を得意としましたが、この2走は末脚を伸ばしてのものと決め手に磨きがかかっています。課題の障害さえ克服できればまず勝ち負けになるでしょう。
 ○ヤマノホシは前走B1級-2組予選を勝利。障害先頭通過後は直線半ばで2着ホクトシンバに合わされましたがしぶとく粘り込みました。特別戦で前走より負担重量が増え、障害力がより必要とされる舞台なら、障害巧者のこの馬が連勝をするシーンもありそうです。
 ▲キタノサカエヒメは、大外枠だった前走B1級-2組予選では4着と1番人気に反する結果となってしまいましたが、勝ち馬とは4秒6差なら逆転圏内です。中枠に入って巻き返し十分。
 △ホクトシンバは、11月に入ってからは3、2、2着と好気配。前走B1級-2組予選は逃げ切り勝ちを収めたヤマノホシから、やや差のある障害2番手通過も末脚を伸ばしてコンマ7秒差まで迫っています。末脚が生きる展開ならチャンスは十分にあるでしょう。

【第17回開催5日目】
 12月2日(日)のメイン第10レースは、BG1・第43回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:05発走予定)。全馬定量670キロで行われる3歳女王決定戦です。
 ここは当然◎ミスタカシマを本命視が妥当でしょう。前走のばんえい菊花賞では並み居る牡馬、セン馬相手に逃げて完封勝ち。今年2月の黒ユリ賞以来となる重賞3勝目となりました。この馬以外、今季重賞初挑戦という相手関係なら地力は断然。重賞4勝目に向けて邁進します。
 問題は相手探しですが、○カネササクラが筆頭格でしょう。B4級に昇級後は3走して馬券に絡んでいないものの、一戦ごとに着順を上げています。一頭別格の馬がいますが、近走力をつけているだけに連争いは十分可能です。
 ▲プランセスは、2歳5月から12月にかけ4連勝を含め6戦連続連対と充実していましたが、その後は入着止まりを続けていました。しかし、10月に今季初勝利を挙げるとその後の3戦もすべて3着以内と好調ぶりがうかがえるだけに、重賞でも牝馬限定戦ならチャンスはありそうです。
 △アフロディーテは、近2走のB4級で1、3着とともに好走。ミスタカシマ以外の馬にとって、今回の670キロは未経験の重量となるだけに、障害巧者のこの馬にも警戒が必要です。

【第17回開催6日目】
 12月3日(月)のメイン第11レースは、射手座特別(A1級-1組・19:05発走予定)
 ◎ジェイワンは、前走オータムカップ(オープン-2組混合)では差のある3着も、障害で止まりながら4番手で通過し発揮した末脚には目を見張るものがありました。今回はA1級同士で相手が緩和するだけに、7月の柏林賞以来の勝利に期待です。
 ○キンメダルは、勝ち味に遅いですが大崩れしないのが魅力です。前走トドワラ特別(A1級-1組混合)では、決め手の差で4着に敗れたものの、障害はそつなくこなしているだけに巻き返しに期待です。
 ▲ゴールデンフウジンは、7着だった前走オータムカップ(オープン-2組混合)を含め近走では障害で苦戦し、思うような結果を残せていませんが、相手緩和になる今回は決め手勝負に持ち込めれば出番は十分にあるでしょう。
 △ホクショウマックスは、昇級初戦の分割引は必要ですが、前走トドワラ特別(A1級-1組混合)では、障害を先頭で通過すると直線では後続との差を広げて勝利。勝ちっぷりも良かっただけに上位争いも十分可能です。

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