第19回開催の前半戦では、23日(祝・日)の第5競走で鈴木恵介騎手がジェイエース号に騎乗し、通算2,500勝を達成。ばんえい競馬史上6人目、現役では3人目の快挙達成となりました。またその日のメインレースBG1・ばんえいダービーではアアモンドグンシンが勝利し、ばんえい大賞典と合わせて3歳二冠達成となりました。
後半戦は、29日(土)に2歳シーズン三冠の第二弾・ヤングチャンピオンシップが組まれています。年末もばんえい競馬で楽しみましょう。
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【第19回開催4日目】
12月27日(木)のメイン第10レースは、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:05発走予定)。年明けに行われるスピードスター賞の予選で、定量500キロ(牝馬20キロ、3歳20キロ、4歳10キロ減)で争われます。
◎キサラキクは、同条件では勝ち星こそありませんが、2年連続決勝のスピードスター賞へ出走しており適性は十分。前走は障害をふた腰でまとめての2着と復調がうかがえるだけに勝機到来です。
○ミノルシャープは、10月以降は勝ち切れないレースが続いていますが、2走前のドリームエイジカップ3着を含め、古馬一線級を相手に差のない競馬を続けています。持ち前のスピードが生きそうな条件だけに突き抜けるシーンまでありえます。
▲アアモンドロシアは、テンのスピードが速く、障害が安定しない同馬にとって軽量戦はいかにも合いそうなだけに、前走5着からの巻き返しが十分可能です。
△サンシルクラポピーは、格上相手になりますが、メンバー中最軽量の460キロと断然有利で、末脚が生きる展開なら上位進出もありそうです。
【第19回開催5日目】
12月28日(金)のメイン第10レースは、オリオン特別(オープン-2組混合・19:05発走予定)。
◎ゴールデンフウジンは、2走前の射手座特別(A1級-1組)で2着に好走すると、前走カトレア特別(オープン-2組混合)では近走の後方からの競馬から先行策に転じると勝ち馬から1秒4差の2着と続けて好走。障害での腰の入りが良くなっているだけに障害を早めにクリアできれば勝利は目前です。
○サカノテツワンは、昇級初戦の前走ターコイズ特別(A1級-1組混合)では障害をひと腰でまとめると、直線では難なく抜け出して勝利。前走から15キロ増となりますが、近走障害は安定しているだけに好勝負が期待できます。
▲ジェイワンは、前走カトレア特別(オープン-2組混合)では決め手不発で5着に敗れたものの、課題の障害をひと腰でまとめられたのは収穫。地力的には差のないだけに、上位争いには十分期待できます。
同6着△ホクショウユウキは、前走障害をひと腰でクリアと内容は良化しているだけに警戒は必要でしょう。
【第19回開催6日目】
12月29日(土)のメイン第11レースは、BG2・第20回ヤングチャンピオンシップ(2歳選抜・19:05発走予定)。南北海道、北央、北見、釧路、十勝の各産駒特別競走の上位2頭ずつの計10頭で争われます。
2歳シーズンー冠目のナナカマド賞では、障害を先に通過したのはギンノダイマオー、インビクタでしたが、3番手で通過したメムロボブサップがトップハンデをものともせず一気の脚で差し切っています。
◎アオノブラックは、ナナカマド賞で3着と好走すると、その次走から釧路産駒特別を含め3連勝を達成。前走2歳A級-1組では、障害をひと腰でまとめ、勝ち馬ギンノダイマオーとは4秒7差の3着と逆転圏内にいるだけに初重賞制覇に期待がかかります。
○メムロボブサップは、ナナカマド賞ではトップハンデを苦にせず快勝。その後もトップハンデが続き勝ち切れていませんが、十勝産駒特別、2歳A級-1組と近2走は連続2着。好調を維持しているだけに好勝負必至です。
▲ギンノダイマオーは、デビューから4連勝後はナナカマド賞2着を含め、勝ち切れていませんでしたが、予選の十勝産駒特別を快勝すると前走2歳A級-1組でも難なく抜け出して連勝。今回は賞金ハンデが10キロ課されるぶん単穴評価としましたが、勢いはあるだけに侮れない存在です。
牝馬△ヤマサンブラックは、南北海道産駒特別を2着でここへの切符を確保し、前走を快勝して初重賞の舞台に臨みます。トップハンデのメムロボブサップとは40キロ差の570キロで出走できるだけに警戒は必要です。