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今週の見どころ(7/28~7/30)

2018年7月27日(金)

 8月12日(日)に実施されるBG1・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表され、2年連続でオレノココロが1位に輝きました。以下、センゴクエース、カンシャノココロ、シンザンボーイ、コウシュハウンカイ、ソウクンボーイ、フジダイビクトリーまでの上位7頭に、ファン選出馬を除く番組賞金順上位3頭を加えた10頭に出走権が与えられます。
 7月29日(日)のメインには、3歳三冠レースの一冠目・ばんえい大賞典が組まれています。昨年は伏兵カネサスペシャルが勝ち、波乱の結果となりましたが今年はどうなるでしょうか。

ばんえいグランプリキャンペーンの詳細はこちら

【第8回開催4日目】
 7月28日(土)のメイン第10レースは、オッズパーク賞サマーカップ(オープン混合・20:10発走予定)。今開催は前半戦にビッグウエイトカップが組まれていたため、オープン馬が分散し、有力馬が絞りやすくなりました。
 ここは◎マルミゴウカイに注目。今季は一線級相手だと"テンで置いて行かれる"という課題があったこの馬ですが、前走の北斗賞ではそれが嘘だったような先行力を見せ、障害をひと腰で先頭通過。最後はコウシュハウンカイに交わされ2着に敗れましたが、今季から古馬重賞に参戦しているという点も踏まえて考えてみれば大きな収穫。脚質に幅が出た今なら年上馬相手でも勝ち負けが期待できます。
 相手筆頭は3連勝中の4歳馬○ジェイワン。前走の柏林賞では障害をひと腰で越えると末脚が炸裂し初重賞制覇。今回は一気に2クラス昇級した初戦に加え、年上馬相手ですが、課題の障害次第では決め手があるだけに、ここでの上位進出も期待できます。
 この条件なら▲ソウクンボーイにも警戒。前走の北斗賞では、障害で苦戦し9着という結果。この馬も障害に課題を持つため、負担重賞が75キロ軽くなるのは好材料です。前走よりも相手は緩和し、ここでは決め手上位。巻き返しに期待です。
 障害先頭通過から押し切る競馬が得意の△コウシュハウンカイ。前走の北斗賞では、障害は3番手通過と後れをとりましたが、そこから余力たっぷりで差し切る完勝。しかし、特別戦と賞金ハンデにより条件はさらに厳しい模様。実績一番もここは連下まで。

【第8回開催5日目】
 7月29日(日)のメイン第10レースは、第43回ばんえい大賞典(3歳・20:10発走予定)。目下6連勝中のアアモンドグンシン、ヤングチャンピオンシップ勝ち馬オレワチャンピオンら9頭が3歳一冠目に挑みます。
 ここは◎ジェイコマンダーに注目。ヤングチャンピオンシップ2着の後は世代限定戦では4着が最高と今一つ足りないという成績ですが、前走のB3級-2組では強烈な末脚を披露。2歳シーズン三冠ではナナカマド賞3着、ヤングチャンピオンシップ2着と善戦しているだけに、3歳三冠レースの一冠目という大舞台での激走に期待です。
 4走前から案外な競馬が続いた○キタノユウジロウは前走B2級-3組を2着で復調気配か。昨季はイレネー記念2着を含め11戦連続で連対するほどの安定感があった同馬だけに一度好走したら波に乗るタイプかもしれません。初重賞挑戦(イレネー記念)は僅差2着の惜敗だっただけに、タイトル奪取に気合いが入るところでしょう。
 ▲ハマノダイマオーは前走1番人気で5着と期待に反する結果となりましたが、課題の障害に重点を置いた競馬で、ここに向けて仕上げてきた様子。今季すでに4勝をしており、決め手はこのメンバーでも上位。負担重量が重くなる重賞の今回、先行馬が止まる展開も容易に想像でき、この馬の持ち味が発揮されれば勝ち負けも十分。
 △アアモンドグンシンは先行力、障害力を武器に目下6連勝中。この間の連勝は圧倒的なスピードを見せつけ、完勝といえる内容でした。しかし、今回は重賞で初の670キロを課されます。元々は末脚が甘くなるタイプであったために、重量が重くなって取りこぼすというケースも。

【第8回開催6日目】
 7月30日(月)のメイン第10レースは、しし座特別(B1級-1・2組決勝・20:05発走予定)。前週の土曜B1級-2組、日曜クマゲラ賞(B1級-1組)の上位馬で争われる決勝戦です。
 ◎アアモンドヒューマの前走のB1級-2組は障害3番手通過から強烈な末脚で追い込み、先頭だったチヨノタカラを残り20メートルで捉え、差し切り勝ち。着差は2秒1でしたが、タフな馬場状態を考慮すれば着差以上に強い内容。今回も同様の展開になると予想され、決め手一番のこの馬を素直に主軸視で。
 ○ヤマノウンカイは前走のクマゲラ賞では3着でしたが、直線しぶとく伸び、一杯になった2着馬イッキフジとコンマ7秒と差のない競馬。前述したようにタフな馬場状態では決め手のある馬は外せません。前走好走した勢いに乗ってここでの好勝負にも期待です。
 ▲シンエイパワーは前走クマゲラ賞は障害3番手通過から残り10メートルで逃げるイッキフジを捉え、差し切り勝ち。決勝戦ということもあり前走一緒に走ったメンバーが半数いますが、終いにもう一押しほしいだけに、ここは3番手まで。
 △イノリノチカラは前走のB1級-2組ではテンで置いて行かれ、末脚届かずという競馬。決め手十分なだけに今回はある程度前につけたいところ。先行勢についていければ上位進出も。

今週の見どころ(7/21~7/23)

2018年7月20日(金)

 7月23日(月)のメインには、前走出走時の馬体重が重い馬による選抜戦であるビッグウエイトカップが組まれています。同レース2連覇中のセンゴクエースが出走予定。前走の北斗賞では4着と久々に3着以内から外れてしまいましたが、巻き返せるでしょうか。
 また、21日(土)からばんえいグランプリキャンペーンが行われます。詳しくは下記のURLをご参照ください。

ばんえいグランプリキャンペーンの詳細はこちら

【第8回開催1日目】
 7月21日(土)のメイン第10レースは、ルビー特別(A2級・20:10発走予定)
 ここは◎ホクショウメジャーに注目。前走のさざなみ特別では5着に敗れましたが、前半のペースが速く、先行馬に置いて行かれてしまったため。今開催から特別戦の重量が10キロ増えることもあり、前走のような速いペースになることはないでしょう。障害力を生かせる展開が予想される今回は巻き返し十分です。
 同じく巻き返しを期す○カネゾウは前走のさざなみ特別では追走一杯で見せ場なしの9着大敗。10番枠での成績が良いこの馬だけにこの敗戦は案外でしたが、力はここでも上位。今回もトップハンデになりますが、勝ち負けに加われるでしょう。
 前走の文月特別で2着の▲サカノテツワンはこれで8戦連続3着以内を確保。今年5月以来の特別戦もこなせたのは収穫です。今回は昇級戦となりますが、持ち前の障害力でここでも上位進出が可能。しかし、決め手に少し欠けるため、今回は3番手評価まで。
 こちらも昇級初戦となる△ゴールデンフウジンは前走の天の川賞では軽量戦のせいかテンで少し置かれましたが、障害通過後は剛脚一閃で差し切り勝ちを収めました。重量が一気に増え、昇級と条件は厳しくなりますが、課題の障害次第ではここでの通用も十分あり得ます。

【第8回開催2日目】
 7月22日(日)のメイン第10レースは、ユリウス特別(A1級・20:10発走予定)
 今年2月以来の勝利を目指す◎カンシャノココロに注目です。2走前のわし座特別では、4着に敗れたものの、先行して障害を先頭で通過と本来の走りに戻っている様子。前走の北斗賞は7着でしたが一線級が相手だったので度外視しても良いでしょう。自己条件に戻った今回は勝負気配十分です。
 前走のさざなみ特別を勝利した○マツカゼウンカイが相手筆頭。前走は思うように先行できなかった、または障害で苦戦した馬が多く、この馬が得意とする"決め手勝負"になったのが勝因か。今回も先行馬はいますが、前回同様の展開になることが十分予想できます。昇級初戦から好走に期待。
 ▲ミノルシャープは前走のしし座特別では昇級初戦で7番人気ながら2着に好走。馬場水分2.5パーセントと軽馬場の後押しもあって直線で脚色が衰えることはありませんでした。しかし今回は前回よりも馬場が重くなると予想され、勝負所で末脚が甘くなる可能性もあるので3番手評価まで。
 △ハクタイホウは障害次第か。昇級初戦となった前走のわし座特別は先行勢に置いて行かれてしまい見せ場なしの7着。しかし、課題の障害をひと腰で越えられたのは収穫。昨季はこのクラスでも勝ち負けを繰り返していただけに、ここでの巻き返しには警戒が必要です。

【第8回開催3日目】
 7月23日(月)のメイン第10レースは、ビッグウエイトカップ(B1級以上選抜・20:10発走予定)。昨年はオープン馬4頭が上位を独占しましたが、今年はどうなるでしょうか。
 同レース3連覇を目指す◎センゴクエースに注目。前走の北斗賞では4着。先行勢について行けず、障害もひと腰で越えることができなかったため、先行3頭の争いに割って入ることはできませんでした。目立った先行馬がいないため、今回のメンバーなら地力の差を見せることは可能です。巻き返し濃厚でしょう。
 ○キサラキクは3着だった昨年と同様の臨戦過程ですが今年のほうが状態は良さそう。前走の北斗賞では6着に敗れましたが、障害をふた腰でまとめられたのは収穫。また、前々走のミントスポット杯は2着と敗れたものの、最後まで勝ち馬と激しい叩き合いを繰り広げました。前走からの相手緩和で前進に期待です。
 ▲ニシキエーカンは前走のわし座特別ではやや決め手に欠け5着。しかし、2着馬ミノルシャープとは1秒5差と2着~6着まで差のない競馬だったために展開一つで上位進出が可能です。
 前走さざなみ特別を3着と好走し、相手なりに走れるところを見せた△カイシンゲキにも警戒が必要。

今週の見どころ(7/14~7/16)

2018年7月13日(金)

 7月15日(日)のメインには、北斗賞が組まれています。旭川記念の上位3頭が人気になりそうですが、今回もその3頭による争いとなるのか、それとも基礎重量が増えたことで割って入る馬が出てくるのか、注目の一戦です。 

 また北斗賞当日には、帯広競馬場でお楽しみイベントが実施されますので、帯広競馬場へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 ※帯広競馬場お楽しみイベントの詳細はこちら
 ※ばんえいグランプリファン投票ページはこちら

【第7回開催4日目】
 7月14日(土)のメイン第10レースは、天の川賞(3歳・4歳B1級以下C1級以上選抜・20:10発走予定)。最軽量が490キロでトップハンデでも550キロと軽量で争われる特別戦です。
 ここは◎サトクィーンに注目。前走のC1級-2組では先手を奪い、障害を先頭で抜けて、そのまま押し切ると好内容の競馬。軽量戦はこのように先手を主張できる馬を重視したほうが良いでしょう。今回は相手強化となりますが、そこは最軽量490キロの後押しもあって、前走の再現も十分考えられます。連勝に期待。
 ○ゴールデンフウジンは障害次第か。前走の文月特別では、スンナリ先行し先頭で障害に向かいましたが途中で停止。他の馬は全てひと腰でクリアしたため、末脚伸びても5着が限界でした。実力断然でトップハンデ550キロでももちろん上位評価は必須ですが、前走、前々走と同じような競馬にならないかだけが気掛かり。
 ▲ジェイファーストはサトクィーンと同じ前走のC1級-2組では障害で止まったものの、直線追い上げて2着。これで近3戦連続2着と惜しい競馬が続いています。今回は510キロでの出走と一気に重量が軽くなっており、障害をひと腰で通過も十分可能。前進に期待です。
 末脚魅力の△メヂカラは近走障害をひと腰で越えており、好調さがうかがえます。ただ、テンで置いて行かれてしまうことも多いのである程度の位置が取れれば、決め手勝負で上位進出もあるでしょう。

【第7回開催5日目】
 7月15日(日)のメイン第10レースは、BG3・第26回北斗賞(20:10発走予定)。現在のばんえい古馬3強であるオレノココロ、コウシュハウンカイ、センゴクエースがそれまでの重賞に引き続き人気を集めそうです。
 旭川記念の雪辱を期す◎コウシュハウンカイに注目。唯一10キロの賞金ハンデを課されていました旭川記念では、障害をひと腰先頭でクリアしましたが、2番手でクリアしたオレノココロに直線半ばで交わされ2着に敗れました。勝ち馬には着差以上の完敗でしたが、今回は同重量となるだけにそうはいかないでしょう。得意の先行逃げ切りで今季重賞2勝目に期待です。
 相手筆頭には○フジダイビクトリーが浮上。旭川記念は4着と復調気配をうかがわせ、前走のミントスポット杯では障害先頭通過から押し切って今季初勝利。旭川記念より基礎重量が20キロ増えるのは障害が得意なこの馬にとっては歓迎で、人気が予想される3頭に割って入ることが十分予想できます。
 現在の古馬3強の一角ですが、他の2頭からやや力差を感じる▲センゴクエースが3番手評価。旭川記念は3着でしたが、優勝争いには割って入ることができず。とはいっても古馬重賞への本格的な参戦は今季からであり、今は経験の時期。素質には確かなものがあるためここでも高い評価は必要ですが、単穴まで。
 △オレノココロは旭川記念を完勝。障害を一気に越えると先に通過していたコウシュハウンカイを早々捕え、そこから突き放す強い競馬でした。このように近走は障害を苦にしていませんが、元々は課題がある馬。障害で苦戦して届かずという場面もそろそろありそうなだけに今回は4番手評価。

【第7回開催6日目】
 7月16日(祝・月)のメイン第10レースは、さざなみ特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 注目は◎カイシンゲキ。前走は1番人気で5着と期待を裏切る結果となってしまいましたが、道中止まる場面もあり、行き脚がつかなかったのが敗因。おまけに先行馬を後押しする軽馬場だったので、末脚伸びても厳しい結果となりました。今回は前日に雨の予報はありますが、前回よりはタフな競馬になることが見込めるため、この馬の持ち味である末脚が炸裂するでしょう。
 ○ホクショウメジャーは前走登坂途中で止まってしまい、持ち味の先行力を発揮することなく5着。しかし、今季6戦して全て掲示板内と相変わらず安定感があります。切れる脚は持っていないだけに先行押し切りが理想ですが、相手なりに走れる魅力も兼ね備えており、ここで巻き返しを図ります。
 ▲カネゾウは今季初戦から3連勝を達成し、絶好のスタートを切りましたが、近4走は2、3着各2回と惜しい競馬が続いています。4走前、3走前はスタート直後に躓くアクシデントがありましたが、近2走は決め手に欠ける印象。善戦は期待できますが勝ち負けにはもう一押しほしいところ。
 以下、人気薄でも侮れない△ナカゼンガキタ、前走の柏林賞大敗から巻き返しを図る△ウンカイタイショウと4歳馬が続きます。

今週の見どころ(7/7~7/9)

2018年7月 6日(金)

 7月1日に行われた4歳シーズン一冠目・柏林賞は、ジェイワンが勝利。待望の重賞制覇となりました。次週にはBG3・北斗賞が控えており、重賞も多くなる季節となりました。あいにくの天気が続いていますが、皆さんで真夏の熱戦を楽しみましょうね。

 また、現在第30回ばんえいグランプリのファン投票を実施しています。今年度前半戦の頂点を決める一戦の出走メンバーを選んでみてはいかがでしょうか。
ばんえいグランプリファン投票ページはこちら

【第7回開催1日目】
 7月7日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(B2級-1組・20:10発走予定)。出走馬10頭のうち8頭が6月24日に行われたB2級-1組に出走しているという今回のメンバー。なのでそのレース着順は大きな予想材料となるでしょう。
 目下5連勝中の◎アアモンドグンシンがここでも崩れません。前述したように今回のメンバーの多くが出走したB2級-1組では、前半34秒という速いペースを作り、障害ひと腰からそのまま2着に5秒6差をつける逃げ切り勝ち。次走は恐らく3歳一冠目・ばんえい大賞典が予想されるため、ここは難なく勝って本番に駒を進めたいところ。
 ○ホクトシンバが相手筆頭です。前走は8着に敗れましたがその前3走は今回と同様の負担重量が重い特別戦を使ってきたのが魅力です。特に3走前の極ウマくん賞では格上馬相手に3着と健闘。特別戦に替わっての逆転に期待できそう。もし人気薄でも軽視はできません。
 今季11戦して全て掲示板内の▲オオゾラシンスケは近4走全てで今回も出走するノエルブラン、ココロノタカラに先着されていますが、特別戦に替わり負担重量が増えるので置かれずに追走できれば逆転可能。特別戦は今季初になりますが、今年3月にはB1級-1組・2組決勝で2着を経験していることからここでも十分期待できます。
 △ココロノタカラは近3戦連続して2着と惜しい競馬が続いています。特に前走のB2級-1組・2組決勝では障害4番手通過から伸びて勝ち馬とコンマ1秒差の2着と勝ちに等しい競馬。特別戦に替わって重量が加算されますが惜敗続きにピリオドを打ちたいところでしょう。

【第7回開催2日目】
 7月8日(日)のメイン第10レースは、わし座特別(A1級・20:10発走予定)
 注目は◎ソウクンボーイ。近走は馬券圏内に入れていませんが、前々走5着、前走4着と掲示板を確保。どちらも障害を超えた時点で先行していた馬での決着がついているという競馬でしたが、決め脚は良い頃に戻っています。特に前走の鹿追町競馬会杯では、障害をひと腰で越える走りを見せました。強力な先行馬がいない今回は決め手勝負になる可能性が高く、この馬に勝機到来です。
 相手筆頭は○キンメダルです。前走は3着とソウクンボーイに先着しており、実力馬センゴクエースとは差のない競馬をしました。A1級同士の戦いでは2走前のシルバーカップで勝利。障害先頭通過からそのまま押し切るという強い競馬でした。今季6戦して3着以内が5回と安定した成績を残しており、ここでも圏内濃厚。
 ▲ミノルシャープは前走の重賞・柏林賞では人気に反する結果となりました。軽い馬場はこの馬が歓迎する舞台でしたが前走からプラス50キロの重量が堪えたか。今週も帯広では雨が予想され前走と同じ馬場状態が見込める模様。負担重量が減ってこの馬本来の先行力が発揮できそう。マイペースを形成し、巻き返しに期待です。
 近走凡走が続いていた△カンシャノココロは前走のミントスポット杯3着で復調気配か。好調時は先行勢に取り付き、持ち前の粘り強さで上位に食い込んでいましたが、先行勢に置いて行かれる競馬が続いているのが現状。前走同様軽い馬場の後押しで前目に付けられればこの馬本来の競馬ができるかもしれません。

【第7回開催3日目】
 7月9日(月)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-1組・20:05発走予定)
 前走の柏林賞で惜敗だった◎ゴールデンフウジンに注目。敗因は早仕掛けにより障害登坂途中に止まったものでした。それでも2着に食い込む末脚があるのですから能力には確かなものがあります。今回は重量も軽くなり同級相手ということで条件がかなり緩和した模様。障害ひと腰なら首位濃厚です。
 ○サカノテツワンは近7走で2勝、2着3回、3着2回と抜群の安定感を誇っています。前走のA2級・B1級-2組戦では好スタートから先行し、障害を先頭で通過してからはゴールまで先頭を譲ることなく、着差以上の完勝でした。同型が多い今回のメンバーですが、ここは安定感を買いたいところ。
 ▲シンエイボブは前走の柏林賞では前半先行勢に置いて行かれたものの、得意の障害で持ち直して3着に健闘しました。2走前はサカノテツワンには敗れはしたものの、2秒4差の2着。他馬が障害で苦戦するようであれば今回も上位に流れ込んでくるでしょう。
 以下、前走の特別戦で3着に食い込んだ△フクトク、近2走1、2着と好調の△ムサシブラザーがこれに続きます。

今週の見どころ(6/30~7/2)

2018年6月29日(金)

 7月1日(日)のメインには、4歳シーズン三冠の第一戦・柏林賞が組まれています。昨年はマルミゴウカイが、このレースに加え、二冠目・銀河賞、年明けの三冠目・天馬賞も勝ち、史上3頭目の4歳シーズン三冠馬に輝いています。一昨年度の三冠馬センゴクエースは世代限定重賞6戦6勝からこのレースに臨みましたが、もう1頭のホクショウユウキ(2013年度)は柏林賞が重賞初挑戦でした。今シーズンの4歳一冠目を勝ち取るのはどの馬なのでしょうか、注目の一戦です。

また、現在第30回ばんえいグランプリのファン投票を実施しています。今年度前半戦の頂点を決める一戦の出走メンバーを選んでみてはいかがでしょうか。

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【第6回開催4日目】
 6月30日(土)のメイン第10レースは、鹿追町競馬会杯(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)
 ここは◎センゴクエースの逆転に期待です。今季はオレノココロ、コウシュハウンカイのいるレースではまだ未勝利であり、前走の旭川記念でも2頭に割って入ることはできず3着。今回もコウシュハウンカイが出走してきますが、オレノココロの出走回避もあってか、元主戦でこの馬とのコンビでの勝率が7割を超えている(37戦26勝)の鈴木恵介騎手で逆襲を図りたいところ。
 ○コウシュハウンカイは前走の旭川記念ではトップハンデに泣いたか。それでも相変わらず障害を先頭で通過し、勝ち馬オレノココロには残り10メートル付近で交わされ、突き放されたものの持ち前の粘りで2着を確保。勝ち馬不在の今回はセンゴクエースとのハンデ差も5キロに縮まっており、再びの逃げ切りも十分ありそうです。
 以上2頭が抜けていますが、早めに抜け出した2走前の再現を狙う▲アサヒリュウセイ、今季オープン混合戦3着の実績もあり着実に力をつけている△キンメダルがこれに続きます。

【第6回開催5日目】
 7月1日(日)のメイン第10レースは、第12回柏林賞(4歳オープン・20:10発走予定)
 ここ最近の充実度から◎ゴールデンフウジンに注目。テン良し、終い良しの内容が続いており、3着に敗れた前々走のスタリオンカップでも並み居るオープン馬を相手に自らが先手を主張。早仕掛けにより障害は苦戦しましたが、絶望的な位置から末脚が炸裂し2着マルミゴウカイに迫る内容。前走も他馬を一蹴する走りを見せ、4歳シーズン一冠へ視界良好といったところか。
 相手筆頭は○カネサスペシャル。世代限定戦では人気以上の着順になることが多く、昨年のばんえい大賞典では8人気という低評価を覆す勝利でした。今回騎乗する島津新騎手とのコンビでは世代限定戦で6戦全て人気以上の着順と抜群の安定感を持っているのでここでも期待十分です。
 ばんえいダービー以来の美酒を味わいたい▲メジロゴーリキは前走のゴールドトロフィーでは果敢に先行し3着と復調気配。負担重量が710キロになりますが、この馬にはむしろ歓迎の舞台。世代唯一無二のダービー馬として4歳シーズン三冠レースでも好走に期待したいところ。
 △マツカゼウンカイは重賞ではばんえいダービーの2着が最高ですが、今年3月のクリスタル特別、4月のすずらん賞と2つの世代限定戦で勝利し、ここに向けて経験を積んできました。近走は先行勢に置いて行かれ末脚届かずという競馬が続いていますが、基礎重量が増えてこの馬向きの展開になりそう。前進あるのみです。

【第6回開催6日目】
 7月2日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:05発走予定)。昨年度のクインカップに出走したメンバーから7頭出走するということで着順とそこからの成長度が予想の参考材料になりそうです。
 ここは近走好調な◎タイキンから。3連勝で臨んだ前走は、直線半ばで先頭に立ったものの、最後に脚が鈍くなり3着。しかし、勝ち馬とは1秒1差と差のない内容でした。元々は決め手勝負に強く、先行馬が多い今回の舞台では持ち味が発揮される可能性が大いにあります。
 前走のB2級-2組で人気を分け合った○タナボタチャン▲ヒカルナナヒメがこれに続きます。タナボタチャンは近3走で3、1、2着と安定した成績を残しています。特に前走は障害にふた腰を要し、障害を5番手から末脚伸ばして2着。ここでも崩れない可能性が高いのでこちらを上位に。一方、6着に敗れたヒカルナナヒメは障害をひと腰でまとめ一旦は先頭に立ちましたが、残り20メートル手前で一杯になりました。しかし、先行力、障害力は確かなものがあり、前述したクインカップでもメンバー中最先着の2着ですからここは能力上位です。障害通過後の脚色次第では上位必至です。
 △コウシュハローヤルは2走前のスタリオンカップの内容を評価します。5着に敗れはしたものの一線級相手に自らがペースを作ったのですから先行力には確かなものがあります。前走のジュノー特別では障害3番手から直線伸びて2着と上々の内容。今季初勝利も十分あるでしょう。

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