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今週の見どころ(1/13~1/15)

2018年1月11日(木)

 年末年始の変則日程が終了。今週からは今季最終週(3月24・25日)を除き、土曜・日曜・月曜の週3日間で競馬が行われます。13日(土)、14日(日)のメインにはオープンによる特別戦が組まれています。次回の古馬重賞は2月25日のチャンピオンカップで、しばらく間隔が空きますが、そこへどのようなローテーションで臨むのか。注目したいところです。

【第21回開催3日目】
 1月13日(土)のメイン第10レースは、山羊座特別(オープン-2組・18:10発走予定)
 ◎トレジャーハンターは、前走の帯広記念では力及ばずも、オープンの二番手に入れば実力上位の存在。障害巧者の反面、終いの踏ん張りを欠く面はありますが、ここは当然巻き返してくるでしょう。
 ○ホクショウユウキは、12月16日のターコイズ特別(オープン-2組混合)では、逃げ切り寸前で詰まったトレジャーハンターをとらえて1着同着に持ち込みました。続く2走前のオープン-2組の平場戦も同じようなレース展開で、差し切り勝ちを収めており互角の戦いが期待できます。
 ▲ホクショウディープは、ターコイズ特別では3着。古馬オープンで初めて馬券に絡んで慣れを感じさせます。障害も良化しており、割って入るシーンがあるかも。
 年明けの準重賞・ばんえい十勝金杯ではともに障害ひと腰クリアから2着△キサラキク、4着△キンメダルも侮れません。

【第21回開催4日目】
 1月14日(日)のメイン第10レースは、睦月特別(オープン-1組・18:10発走予定)
 1月2日に行われた重賞・帯広記念は、コウシュハウンカイがトップハンデをモノともせず快勝。今季重賞3勝目を手にしました。
 注目は帯広記念2着◎サクラリュウと3着○フジダイビクトリー。コウシュハウンカイとは20キロ差あったので力負けですが、今回は同馬が不在。サクラリュウが賞金別定15キロ増、フジダイビクトリーが同20キロ増なのは恵まれています。引き続き好勝負が期待できそうです。
 ▲オレノココロは、帯広記念では4着もこの馬なりの伸び脚は披露しました。9月の岩見沢記念を勝った後はハンデがきつく勝ち切れませんが、昨年最後に走って5着だった12月10日の師走特別(オープン-1組)より、サクラリュウ(3着)、フジダイビクトリー(1着)とのハンデ差が5キロずつ縮まります。決め手を生かして両馬を差し切る場面も一考でしょう。
 △センゴクエースは、師走特別2着、前走の準重賞・ばんえい十勝金杯1着など目下5走連続連対と軌道に乗りました。ただ、そのぶんハンデは厳しく底力に期待したいです。

【第21回開催5日目】
 1月15日(月)のメイン第10レースは、プロキオン特別(A1級-1組・18:10発走予定)
 ◎カンシャノココロは、前走の帯広記念こそ6着でしたが、それまではA1級で堅実な成績を残していました。重賞の高重量のあとで疲れが懸念されますが、力通りなら巻き返してくるはずです。
 ○カネゾウは、オープンとの混合だった前走ニューイヤーカップでは追い上げ届かず5着も、逃げ切ったファイトガールから4秒2差なら悪くありません。引き続き賞金ハンデ5キロ増で臨めるのも有利でしょう。
 ▲フウジンライデンは、前走天馬賞では760キロで障害ひと腰クリアから見せ場を作っている(5着)障害巧者。12月25日のオリオン特別(A1級-1組混合)では、カネゾウ(2着)、ファイトガール(4着)らを下しており力上位ですが、当時より賞金ハンデが5キロ増えているため3番手です。
 ニューイヤーカップ2着△ホンベツイチバン、同3着△スーパータイトルにも引き続き注目が必要でしょう。

今週の見どころ(1/8・1/9)

2018年1月 6日(土)

 今週のばんえい十勝も変則開催で、8日(祝・月)、9日(火)の2日間。年度末までは原則、薄暮開催(最終レース18:40発走予定)で競馬が行われます(詳しくはこちら)。
 9日のメインには4歳牝馬によるばんえいプリンセス賞が組まれています。ここから重賞・ヒロインズカップ(1月22日・4歳以上牝馬)へ向かう馬もいるはず。ぜひご注目ください。

【第21回開催1日目】
 1月8日(祝・月)のメイン第10レースは、ガーネット特別(B1級-1組・18:10発走予定)
 明け5歳は、年が改まった前開催から平場戦ではそれまであった減量がなくなっていますが、特別戦では引き続き10キロ減が継続されます。
 ◎ブチオは明け5歳ですが、前述のように条件不利な年明け2走の平場戦でも1、2着と好走し地力強化をアピール。昨年11月にはB1級の特別戦で2走ともに障害ひと腰クリアから3、6着と健闘していました。ここは当然上位争いできそうです。
 ○サクラダイチも明け5歳。年明けの近2走では馬券に絡めていませんが、障害力を生かせる特別戦なら巻き返してくるでしょう。
 同じく明け5歳の▲テンノイノリも年明け2走がひと息ですが、すでに勝利実績があるB1級の特別戦なら前進必至。スムーズに流れに乗れれば勝ち負けが期待できます。
 特別戦のペースは歓迎の△マツノテンリュウ、昇級初戦を勝利した△オウショウトップが続きます。

【第21回開催2日目】
 1月9日(火)のメイン第10レースは、ばんえいプリンセス賞(4歳牝馬オープン・18:10発走予定)
 12月3日に行われた3歳女王決定戦・ばんえいオークス(定量670キロ)のほぼ再戦。基礎重量オープン700キロ、重量格による別定戦で、ばんえいオークス1着ナカゼンガキタ、4着コウシュハサマーが690キロ、2着シンエイボブ、3着キタノサカエヒメが670キロ。この4頭以外は660キロでの出走です。
 ◎キタノサカエヒメは、ばんえいオークスでは優勝争いには加われなかったものの3着。その後、B2級-1組の特別戦で675キロをひと腰で上げて、接戦をモノにしています。ばんえいオークス上位4頭のうちこの馬以外の3頭はばんえいダービーも使われて崩れ、前走ではばんえいオークス時より馬体も減らしています。状態面とハンデを考えて筆頭格とみます。
 ○シンエイボブは、ばんえいオークスではナカゼンガキタに競り負けてコンマ8秒差での惜敗。ばんえいダービーと今年初戦では障害で苦戦しましたが、前走では障害が立て直されています。
 ▲ナカゼンガキタ△コウシュハサマーは、ばんえいダービー(牝馬定量710キロ)のあと、A1級混合の特別戦では735キロも経験しています。実績上位だけに、トップハンデでも最大30キロ差なら侮れません。

今週の見どころ(1/1~1/5)

2017年12月30日(土)

 年明けのばんえい十勝は、1月1日(祝・月)~5日(金)までの連続5日間。前半1日(祝・月)~3日(水)はデイ開催、後半4日(木)、5日(金)は薄暮開催で実施されます(発走時間等、詳しくはこちら)。2日(火)には帯広記念、3日(水)には天馬賞と2つのBG1競走が組まれており、どちらも、帯広競馬場および直営場外発売所にて前日発売が実施されます。

【第20回開催1日目】
 1月1日(祝・月)のメイン第10レースは、ニューイヤーカップ(A1級混合・16:40発走予定)
 ◎カネゾウは、前開催のオリオン特別(A1級-1組混合)でも2着に入り、2走連続連対。障害のキレが安定してきたのが好調の原因です。前走の勝ち馬が不在のここは勝利へ最短の存在でしょう。
 ○スーパータイトルは、オリオン特別では5着も、2着カネゾウとは4秒7の僅差。決め手比べに持ち込まれると敵わないので、障害でどれくらい離せるかでしょう。
 ▲ホンベツイチバンは、カネゾウと同じ近2走がともに7着ですが、軽めの馬場はあまり向かない印象。レースまで天気がもってくれれば、障害力を生かして本領発揮の場面がありそう。
 オープン馬△カイシンゲキは、障害のカカリが良化しており、そろそろ馬券圏内への進出に警戒したいです。
 △ファイトガールは、うまく流れに乗れれば上位圏内でしょう。
 明け4歳が5頭出走していますが、今開催から特別戦での減量が20キロから10キロに減らされています。ひとまず様子見が妥当かもしれません。

【第20回開催2日目】
 1月2日(火)のメイン第9レースは、第40回帯広記念(16:10発走予定)
 ◎フジダイビクトリーは、秋以降の重賞では、北見記念、ドリームエイジカップとも2着と重賞制覇まであと一歩と迫っています。しかし、重賞勝ちがないぶん収得賞金が少ないため、賞金ハンデ10キロ増の900キロで出走できるのが有利。14年シーズンは6月(旭川記念)、15年は7月(北斗賞)、16年は9月(岩見沢記念)とシーズンでの初重賞制覇の時期が遅くなっており、今季は年をまたいで1月のこのレースで初タイトル獲得となりそうです。
 ○オレノココロは、昨年は30キロ増のトップハンデ920キロでこのレースを制しています。今年は10キロ軽い910キロなのは恵まれました。重いハンデを課されて勝ち切れなかった近況の鬱憤を晴らす場面も考えられます。
 ▲サクラリュウは、昨年が帯広記念初挑戦。890キロで、ひと腰で天板まで上げ4着と大健闘しました。7月のオープン昇級後は未勝利ですが、障害力が生かせる舞台は歓迎。900キロも相対的に有利な印象を受けます。
 △ニュータカラコマ△コウシュハウンカイは実績上位でずが、トップハンデ920キロの克服がカギになりそうです。

【第20回開催3日目】
 1月3日(水)のメイン第10レースは、第11回天馬賞(5歳・16:40発走予定)。4歳シーズン三冠のラストで、牡馬760キロ、牝馬740キロの定量戦です。
 ◎マルミゴウカイは、一冠目・柏林賞、二冠目・銀河賞ともトップハンデで勝利を収めています。前走は古馬オープン初挑戦でしたが、今回より重い765キロで障害に重点を置いた走りで結果より内容を重視。昨年のセンゴクエースに続く史上3頭目の4歳シーズン三冠馬誕生が期待されます。
 ○ホクショウディープは、柏林賞、銀河賞とも2着。マルミゴウカイよりともに20キロ軽くての結果だけに、勝負づけは済んだ印象です。
 ▲プレザントウェーは、夏場に馬体を減らし、復調途上だった銀河賞でも5着と崩れず。その後体重がぐんぐん増えて成長をうかがわせます。
 △フウジンライデンは、銀河賞の4着馬。目下障害が安定しており、初の760キロでも克服できそうです。
 4歳女王△ブルーオーシャンがどこまで食い下がれるでしょうか。

【第20回開催4日目】
 1月4日(木)のメイン第10レース1は、新雪特別(A2級-1組・18:10発走予定)
 ◎カツオーカンは、前開催ではA1級混合のオリオン特別に組まれ、1番人気に推されたものの8着と不本意な走り。しかしそれまでは、暑寒別岳特別、冬月特別と、A2級-1組の特別戦を2連勝しており、ここは巻き返して当然でしょう。
 ○ホクショウメジャーは、カツオーカンが連勝したA2級-1組の特別戦でともに2着。しかし同馬が不在だった前開催の1組平場戦では勝利しています。今回は強敵が帰ってきますが、こちらのほうが負担重量で5キロ軽くなることで、差は詰まりそうです。
 ▲ワールドピサは、このところ平場戦に組まれていますが、4開催前の摩周湖特別(A2級-1組)では2着で、カツオーカン(4着)に先着している実績馬。本来このクラスでは力上位で、特別戦に替わっても侮れません。
 △フクトクは決め手があり、オリオン特別で3着に激走。障害のカカリがよくなっていたとはいえ、格上相手の一戦で好走できたのなら、ここでも警戒は怠れません。
 特別戦のペースは歓迎△カクセンキングも押さえには必要でしょう。

【第20回開催5日目】
 1月5日(金)のメイン第10レースは、準重賞・ばんえい十勝金杯(オープン・18:10発走予定)
 ◎センゴクエースは、重賞・ドリームエイジカップ1着を含め、4走連続連対と復調を感じさせます。2日の帯広記念へは出走せず。満を持してこちらにまわってきたとなれば、トップハンデでも負けられません。
 ○アサヒリュウセイは、昨年のこのレースの勝ち馬。オープンでも一枚落ちのメンバーに入れば、断然の強さを誇ります。ただ今年はセンゴクエースがいることで、相手筆頭という評価に落ち着きそうです。
 ▲ホクショウユウキは、オープン昇級後も2、1、1着と好走続き。決め手を欠く面があるので、障害をどの位置で抜けられるかでしょう。
 △キンメダルは、センゴクエースとは同世代のライバル。勝ち切るまでは微妙ですが、この馬なりには好調なだけに押さえておきたいところです。
 △キサラキクは、決め手の生きる流れなら侮れません。

今週の見どころ(12/23~12/25、12/28・12/29)

2017年12月22日(金)

 年末のばんえい十勝は、3日間+2日間の変則5日間開催。12月24日(日)には、3歳チャンピオン決定戦・ばんえいダービー、29日(金)には、2歳シーズン三冠の第二弾・ヤングチャンピオンシップと2つの重賞が組まれています。ご注目ください。

【第19回開催1日目】
 12月23日(祝・土)のメイン第10レースは、ホワイトクリスマス賞(オープン-1組・19:05発走予定)。次開催に行われる重賞・帯広記念の前哨戦です。
 ◎フジダイビクトリーは、前開催の師走特別(オープン-1組)でしぶとく押し切って勝利。今開催から基礎重量が10キロ増えているのは障害巧者のこの馬にとっては歓迎で、賞金ハンデの加増が前走から据え置き15キロなのも有利。まず大崩れは考えられません。
 ○サクラリュウは、同じ前走では3番人気で3着なので、実力は出し切ったでしょう。こちらもフジダイビクトリーと同型の障害巧者で、賞金ハンデが据え置き(10キロ増)なのが好感触です。
 ▲アサヒリュウセイは、近2走のオープン特別戦を含め、4連勝中と充実。賞金ハンデはサクラリュウと同じで恵まれています。この馬はおそらく帯広記念は目標ではなく、目いっぱいの競馬ができそうなのが魅力です。
 △センゴクエースは、師走特別ではテン乗りの工藤篤騎手がうまく乗ってきわどい2着に持ってきました。賞金ハンデは25キロ増と厳しいものの警戒は怠れません。

【第19回開催2日目】
 12月24日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の最終戦・第46回ばんえいダービー(19:05発走予定)。牡馬730キロ、牝馬710キロの定量で3歳ナンバーワンを争います。
 ◎ジェイワンは、障害で崩れるレースが続きましたが、近2走でようやく立て直されダービーに間に合った印象。ここまでの3歳二冠へ出走はありませんが、重賞では4走して2着2回、3、4着各1回と崩れなし。最後の一冠で初の重賞制覇を目指します。
 ばんえい大賞典馬○カネサスペシャルは、二冠目・ばんえい菊花賞では4着でしたが、いちばんいい脚を使っていました。今年の3歳は混戦で、ゴール前が激戦になれば決め手が生きるかもしれません。
 ▲メジロゴーリキは、ばんえい菊花賞が1番人気で6着も、勝ち馬とは僅差。その後に2勝を挙げ好調持続でここに臨みます。
 ばんえい菊花賞3着△ミノルシャープは、前走障害で崩れましたが、前開催を調整に充てての臨戦。どこまで立て直せているか。
 牝馬3頭はすべてばんえい菊花賞で掲示板に載っています。しかし牡馬相手の定量戦では厳しいとみて、同2着からばんえいオークスを制した△ナカゼンガキタを押さえます。

【第19回開催3日目】
 12月25日(月)のメイン第10レースは、オリオン特別(A1級-1組混合・19:05発走予定)
 ◎フウジンライデンは、前開催のおおいぬ座特別(A1級)では2番人気で5着。降雪の影響が濃い馬場状態で、この馬も軽めの馬場は得意ですが、さらに適性が高い馬たちが前で残る流れとなりました。今回も軽めの馬場が予想されますが、A2級混合で相手が楽になっており、巻き返しが期待できそうです。
 ○スーパータイトルは、前走ではオープン混合戦に組まれ力及ばずも、相手が楽になるここなら前進があって不思議なし。
 ▲カネゾウは、おおいぬ座特別の2着馬。当時の1、3着馬が不在なら当然警戒は必要。
 △ホンベツイチバンは、おおいぬ座特別では大敗も力負けではありません。
 格下とはいえ△チヨノタカラも押さえには必要でしょう。

【第19回開催4日目】
 12月28日(木)のメイン第10レースは、地吹雪賞(3歳以上選抜・19:05発走予定)。年明けに行われるスピードスター賞のトライアルで、定量500キロ(牝馬20キロ、3歳20キロ、4歳10キロ減)で争われます。
 ◎ホクショウディープは、スピードも決め手もありいかにも向きそうなタイプ。同条件には初挑戦で、時計の裏づけはありませんが、4歳の成長力に期待します。
 ○フクドリは、昨年の地吹雪賞2着馬で、おそらくこの条件を待っていたはず。自己条件の前走を快勝しており、2014年3月以来、久々の1番人気を背負うかもしれません。
 昨年8月の稲妻賞2着▲ファイトガール、14年のスピードスター賞2着馬△ホクショウサスケ、14年のこのレース3着馬△トレジャーハンターなど、この条件で好走実績がある馬も侮れません。

【第19回開催5日目】
 12月29日(金)のメイン第10レースは、第19回ヤングチャンピオンシップ(2歳選抜・19:05発走予定)。南北海道、北央、北見、釧路、十勝の各産駒特別競走の上位2頭ずつに出走権が与えられます。
 北央産駒特別1着◎オレワチャンピオンに注目します。牡馬の特別戦・青雲賞2着、2歳最初の重賞・ナナカマド賞2着と、大レースでは一歩届きませんでしたが、前走北央産駒特別では鬱憤を晴らす着差以上の勝ちっぷり。今回は賞金別定10キロ増ですが、普通のレースなら15キロ増となるところで、逆に恵まれた感さえあります。
 ○キンツルモリウチは、相手に恵まれたとはいえ釧路産駒特別が圧巻の勝利。引き続き期待できそう。
 ▲ジェイコマンダーは、例年レベルが高い十勝産駒特別の勝ち馬。その後は精彩を欠いていますが、やや相手が下がるここは巻き返しがあるかもしれません。
 △コウシュハレガシーは、十勝産駒特別の2着馬。やや格下感はあるものの、順調度ではジェイコマンダーを上回ります。
 △アアモンドグンシンは、南北海道産駒特別で勝利すると、初の2歳A級-1組戦だった前走で僅差3着と力をつけています。


今週の見どころ(12/16~12/18)

2017年12月14日(木)

 12月17日(日)のメインには、準重賞・レディースカップが組まれています。4歳、5歳、6歳、7歳、8歳以上の各世代から通算収得賞金順で上位の2頭ずつを選抜して争う、牝馬のドリームエイジカップともいうべきレース。過去5回で4歳馬が3勝(3着1回)を挙げていますが、今年はどうでしょうか。

【第18回開催4日目】
 12月16日(土)のメイン第10レースは、ターコイズ特別(オープン-2組混合・19:05発走予定)
 ◎ホクショウユウキは、6走連続で3着以内とすっかり軌道に乗りました。前走知床賞(オープン)では、アサヒリュウセイとの叩き合いの末コンマ6秒だけ先着されての2着。オープン初戦でこれだけの競馬ができれば、今回の相手なら主役を張れそうです。
 ○トレジャーハンターは、前走知床賞では、アサヒリュウセイ、ホクショウユウキの争いから徐々に遅れて3着。とはいえ5走連続して3着以内と堅実な走りを続けています。障害を越えるタイミング次第では当然逆転もありえそうです。
 ▲スーパータイトルは、A1級で3走連続して2着。ホクショウユウキとは4走前に対戦し7秒9差をつけられましたが、今回はこちらのほうがハンデが有利なだけに食い下がりに警戒したいところ。
 △キンメダルは、重賞だった前走では苦戦しましたが、A1級混合のこの条件なら見直せそう。
 △ホクショウディープは、軽馬場が得意。障害次第では見せ場以上がありそうです。

【第18回開催5日目】
 12月17日(日)のメイン第10レースは、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜・19:05発走予定)
 6歳馬◎キサラキクは、昨年のこのレースで3着。今季は負担重量800キロ以上を課される牡馬とのオープン重賞でも堅実に掲示板に載るなど地力強化しています。今回のメンバー中で前走より重量が軽くなるのはこの馬だけで、主役を演じてくれそうです。
 同じく6歳馬○アアモンドセブンは、今年1月に行われた重賞・ヒロインズカップの勝ち馬。春先は障害で崩れるレースが目立ちましたが、近走ではスムーズに抜けています。テンに置かれる面はありますが、牝馬限定でしかも格下との混合戦なら決め手炸裂のシーンも考えられます。
 8歳馬▲フレグランスは、前走がB2級の平場戦でしたが大逃げを打って押し切る強い競馬。本来の動きを取り戻したと見ていいでしょう。もともと680キロで勝ち負けしており、今回の最軽量ハンデ690キロなら前進が見込めそう。
 馬場が軽くなれば△ファイトガール△セイコークインの7歳両馬の出番もありそうです。

【第18回開催6日目】
 12月18日(月)のメイン第10レースは、カトレア特別(B1級-1・2組決勝・19:05発走予定)
 ◎ヒカルナナヒメは、11月に行われた4歳牝馬重賞・クインカップでは690キロで障害をひと腰で切って2着。その後3走でも1着、4着、B1級-2組予選1着と崩れていません。1組予選の勝ち馬ゴールドインパクトが回避したここは軸として期待できそうです。
 ○メジロゴーリキは、釧路湿原特別(B1級-1・2組決勝)1着、五稜郭特別(B1級-1組)5着、1組予選4着という近況。負けても僅差で、特別戦へ替わるのはプラスのタイプです。
 ▲マツカゼウンカイは、メジロゴーリキと同じ近3走が4、2、2着。いずれも勝ち馬との差はわずかなので、ここも当然有力といえます。
 五稜郭特別3着△サクラダイチも争覇圏内にいます。

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