前週の2月16日(土)の第11レースでホクショウマサルがばんえい競馬史上初の20連勝達成。ばんえい競馬に新たな歴史の1ページが記されました。
今週の2月24日(日)のメインレースには、BG2・チャンピオンカップが組まれています。昨年勝利したオレノココロは今年はトップハンデ850キロでの挑戦となります。
【第24回開催4日目】
2月23日(土)のメイン第10レースは、深雪特別(B1級-1組・2組決勝・18:05発走予定)。2月16日(土)のB1級-1組予選から上位5頭、2月17日(日)のB1級-2組予選から上位3頭の計8頭で行われる決勝戦です。
主役はもちろん◎ホクショウマサルでしょう。B1級-1組予選では、障害を悠々先頭通過をするとその後は一人旅。2着オオゾラシンスケに15秒1の大差をつけ、ばんえい競馬最多連勝記録である20連勝を達成しました。前走より重量が35キロも増えますが、相手関係を見ても連勝記録は伸びそうです。
○ジェイコマンダーは、近3戦ではすべてホクショウマサルに敗れているものの、3着以内を安定して確保。B1級-1組予選では勝ち馬とは差のある3着でしたが、障害をひと腰でまとめると2着馬とは1秒差の接戦。障害が良化している今回は連争い十分です。
▲ゴロウマルは、B1昇級初戦のB1級-2組予選では障害の途中で止まってしまったものの、腰を入れてふた腰でまとめると末脚を伸ばして2着に食い込んでいます。条件が厳しくなりますが、クラス2戦目と上積みもあるだけに好勝負を期待です。
△サカノバツグンは、前半に置かれる面がありますが、B1級-2組予選では2着ゴロウマルに10秒5差をつける快勝。相手は強化されますが、前走同様スムーズに運べれば上位争いに加わるでしょう。
【第24回開催5日目】
2月24日(日)のメイン第10レースは、BG2・第40回チャンピオンカップ(4歳以上選抜・18:00発走予定)。今季重賞を勝っている、通算収得賞金順上位馬による一戦。トップハンデがオレノココロの850キロ、最軽量がメヂカラの750キロと最大100キロの重量差があることもレースのポイントとなりそうです。
◎マルミゴウカイは、前走然別賞(オープン-1組)では4着でしたが、障害ひと腰先頭通過から勝ち馬とは2秒3差に粘り込む見せ場十分の内容。2走前の柏林馬事公苑特別(オープン-1組)では、オレノココロ、コウシュハウンカイに敗れていますが、当時は休み明けだったことに加え、上記2頭との重量差も5キロ広がるだけに昨年9月の岩見沢記念以来の勝利に期待がかかります。
今季はまなす賞(3歳・4歳混合)を制した○マツカゼウンカイは、昨年11月、初の古馬重賞となったドリームエイジカップでは7着に敗れましたが、それを除けば近走は前走然別賞(オープン-1組)を含め掲示板内を確保しており、条件を問わず安定。トップハンデから50キロ軽い800キロも魅力なだけに上位争いに加わってきそうです。
ばんえいグランプリを含め今季重賞4勝▲オレノココロは、前走柏林馬事公苑特別(オープン-1組)では3着に敗れたものの、障害をひと腰でまとめられたのは収穫。今回もトップハンデで850キロと厳しい条件ですが、障害をスムーズに越えられれば連覇も圏内です。
△コウシュハウンカイは、同じ前走を6着と案外な結果でしたが、北見記念を含め今季重賞3勝と実績は上位の存在。840キロの今回はハンデ差さえ克服できればチャンスはありそうです。
【第24回開催6日目】
2月25日(月)のメイン第11レースは、うお座特別(A1級・A2級決勝混合・18:10発走予定)。2月17日(日)のオープン・A1級-2組予選から上位5頭、同日のA2級-1組予選から上位4頭の計9頭で行われる決勝戦です。
◎ホクショウマックスは、前走オープン・A1級-2組では障害ふた腰5番手で越え、逃げ切ったフナノクンと5秒9差の5着。近3走では入着止まりも障害での腰の入りは良好で、年始のばんえい十勝金杯(オープン混合)では2秒4差の4着と能力は確か。決勝戦になりますが、格下との混合戦だけに勝ち負けが期待できます。
○コウシュハレガシーは、前走A2級-1組では勝ち馬アアモンドヒューマの決め手に屈しての2着でしたが、障害はひと腰でまとめでおり内容自体は悪くありません。格上との決勝戦ですが、障害力は上位だけに早めに越えられれば粘り込みは十分にあるでしょう。
その▲アアモンドヒューマは、前走では障害をひと腰3番手通過から差し切って勝利。しかし、2走前には障害で苦戦して10着としんがり負けを喫しているだけに、30キロの重量増となる今回は障害がカギとなるでしょう。
△ブチオは、前走オープン・A1級-2組では、障害先頭通過をしたフナノクンを最後まで交わせず2着。しかし、障害はひと腰と内容は良かっただけに、侮れない存在です。