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今週の見どころ(9/9~9/11)

2017年9月 8日(金)

 9月10日(日)のメインには、朱雀賞が組まれています。今年で6回目となる5歳限定の準重賞です。牡馬はすべて6月26日の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)に出走。瑞鳳賞ができた2013年以降の過去4回では、昨年こそ同4着のカイシンゲキがここを制しましたが、13年カチナノリー、14年ニシキエーカン、15年コウシュハウンカイと3年連続で同レースの勝ち馬がここも勝っていました。今年のセンゴクエースにも勝利を期待したとこです。

【第11回開催4日目】
 9月9日(土)のメイン第10レースは、フォーマルハウト特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)
 ◎タカラシップは、昇級2走目から6走続けて障害をひと腰先頭でクリアしている巧者。その間、勝ち星はひとつだけですが、3着だったアルタイル特別(8月26日・B1級-2・3組決勝)は1秒7差、4着だったB1級-2組予選では1秒5差など、特別戦、平場戦を問わず勝ち馬とは5秒差以内にまとめています。少しの展開利があれば勝利をつかみそうです。
 ○オホーツクノタカラは、2組予選の2着馬で、こちらも障害力に自信を持っています。2走前のベガ特別(8月19日・B1級-1組)がB1昇級初戦で4着。昨季はB1級で勝ち負けしていただけに、クラスの壁は感じさせませんでした。引き続き期待できそうです。
 ▲ブチオは、ベガ特別が5着でしたが、障害はひと腰でクリアしており障害での安定感が目立ちます。馬場が軽くなるようなら一発があるかもしれません。
 復調気配がある△タフガイや、特別戦では20キロ減がある3歳馬△メジロゴーリキにも警戒が必要でしょう。

【第11回開催5日目】
 9月10日(日)のメイン第10レースは、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)
 センゴクエースの740キロからA2級牝馬メムロコマチの690キロまで最大50キロ差がつきます。しかし、◎センゴクエースの中心は揺るぎません。昨年5月のすずらん賞(4歳オープン)では最大70キロ差で圧勝。その後、4歳シーズン三冠を達成しています。ただ、ばんえいグランプリ、前走のオープン特別戦と2戦続けて障害で苦戦したのは、近走ではなかったこと。やや状態面で不安がありますが、同じ5歳馬同士なら流れも緩くなるため、巻き返しがありそうです。
 ○キンメダルは、6月の瑞鳳賞(5歳牡馬オープン)では、センゴクエースの6着とはいえ、それまでのレースと違い障害はひと腰クリアと変わり身を見せました。その後の好調ぶりは言うに及ばず。もしセンゴクエースが三度、障害で手こずるようなら逆転があるかもしれません。
 ▲バウンティハンターは障害力が武器。瑞鳳賞(3着)時よりセンゴクエースとのハンデ差が10キロ広がるのが有利といえます。
 △コウシュハシンザンは、瑞鳳賞では9番人気で2着に好走馬していますが、障害次第の面は否めません。
 △カクセンキングは近走では、障害でのもたつきが目立ちますが、勝ち馬から決定的な差はつけられていません。展開ひとつで上位が狙えそうです。

【第11回開催6日目】
 9月11日(月)のメイン第10レースは、長月特別(A2級-2組混合・20:05発走予定)
 ◎フェアリードールは、前走中日スポーツ賞(A2級)で2着に好走し、今回も出走しているダイコクパワー(3着)、ヤマノウンカイ(5着)らに先着。状態の良さが着順に反映されない歯がゆい競馬を続けていたところ、ようやく結果が出ました。今回はA1級との混合ですが、傑出馬がおらず、逃げ切りで決めてくれそうです。
 ○カンシャノココロは、出走取消後の近2走では3、4着と連続して好走。相手関係が楽になったのが一番の理由といえます。今回は、近2走よりさらに相手が下がるA2級との混合戦。障害巧者ぶりを発揮し、引き続き勝ち負けでしょう。
 ▲ダイコクパワーも近2走が2、3着と復調気配。ダメなときは追走一杯で終わってしまいますが、まずまず流れに乗れており、それに伴いリズムよく障害に臨めている印象を受けます。ただ、もともとムラな面があるので過信はできません。

 中日スポーツ賞5着の△ヤマノウンカイは相変わらず障害は切れており、あとは終いの踏ん張り次第。
 △アアモンドセブンは本来は障害巧者なので、巻き返しがあるかもしれません。

今週の見どころ(9/2~9/4)

2017年9月 1日(金)

 8月27日(日)に行われた、3歳・4歳混合による重賞・はまなす賞は、ミノルシャープ、コウシュハサマーの3歳馬によるワンツー決着。断然人気の4歳馬マルミゴウカイは3着に敗れています。この両世代は、来年3月11日に実施される重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)で再び戦うことになります。

【第11回開催1日目】
 9月2日(土)のメイン第10レースは、サッポロばんえい缶発売記念(A1級・20:10発走予定)
 ◎ハクタイホウは、7月23日のユリウス特別(A1級)では、障害ひと腰クリアから後続を寄せつけず逃げ切って勝利。賞金ハンデ5キロを課されながら、圧巻の勝ちっぷりを見せつけました。続く前走の平場戦も勝ち、目下3連勝と飛ぶ鳥を落とす勢い。ここも勝ってオープン昇級を決めそうです。
 ユリウス特別3着○シンザンボーイは、8月5日のとかちえぞまつ特別(A1級-1組混合)を快勝。ハクタイホウが回避し不在だっただけに1番人気に推されたのも当然で、それにしっかりと応えてみせました。ここは強敵相手にどこまで食い下がれるでしょうか。
 ▲アサヒリュウセイは、ユリウス特別の2着馬。その後は平場戦を使われ障害で苦戦するシーンも見られますが、流れが落ち着く特別戦のほうが走りやすそうな印象も受けます。
 障害巧者△ファイトガール、自己条件に戻る△ホクショウディープも押さえたいところです。

【第11回開催2日目】
 9月3日(日)のメイン第10レースは、マロニエ賞(オープン・20:10発走予定)
 出走8頭すべてが前開催でJRAジョッキーDAY記念(オープン)を使われていました。同レースを逃げ切ったコウシュハウンカイは、賞金ハンデがさらに5キロ増えているのに対し、1秒3差まで詰め寄って2着のオレノココロ、さらにコンマ3秒差3着のフジダイビクトリーは変化なし。今開催から基礎重量が10キロ増えていることを考えれば、障害巧者◎フジダイビクトリーがいちばん有利になりそうです。
 相手は前走2着だった○オレノココロで、ハンデが不利な▲コウシュハウンカイが3番手ですが、障害を越えるタイミング次第で3頭の着順変動はありそうです。
 △サクラリュウは、JRAジョッキーDAY記念では障害を降りたまでは頑張って4着。有力3頭のいずれかが障害で崩れれば3着はあるかもしれません。
 △キサラキクは、先行勢から離れた障害クリアながら7秒9まで差を詰めて5着。うまく流れに乗れれば、見せ場がありそうです。

【第11回開催3日目】
 9月4日(月)のメイン第10レースは、白露特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 ◎フウジンライデンは、今季A2級の特別戦(混合戦含む)で4走して2着が2回。7月31日のしし座特別(A2級-2組混合)では、A1級のキンメダル(3着)に大きく先着を果たしています。続く世代限定の2戦はハンデを課される立場で5、5着でしたが、自己条件戦では4歳馬の減量が生かせます。調子も良さそうなので、今季初勝利のチャンスと見ます。
 ○スーパータイトルは、8月7日のデネブ特別(A2級)では障害4番手から抜け出し快勝。その後の2戦は4、6着も、ともに格上A1との混合で速い流れとなり、障害次第の面があるこの馬にはキツい条件でした。A2級同士の特別戦に戻る今回、巻き返し必至といえそうです。
 ▲ホンベツイチバンは、デネブ特別では4着でしたが、前開催の中日スポーツ賞(A2級)では、障害先頭クリアからフェアリードールとの一騎打ちを制し勝利しています。うまく流れに乗れれば再現もあるでしょう。
 △ホクショウメジャーは、中日スポーツ賞が2番人気で9着と思わぬ大敗。しかし、今回のメンバー中、同レースの上位馬は勝ち馬ホンベツイチバンしかおらず、巻き返しの余地はありそうです。
 中日スポーツ賞が1番人気・7着△カツオーカンはクラス2走目で上積みが見込めます。

今週の見どころ(8/26~8/28)

2017年8月25日(金)

 8月27日(日)のメインには、3歳と4歳の混合重賞・はまなす賞が組まれています。重賞に再格付けされた2010年以降の過去7回では、3着以内馬は、4歳が14頭、3歳が7頭で4歳が優勢。とはいえ、単勝3番人気以内に支持された3歳はすべて馬券に絡んでおり、基本的には堅く収まるレースといえます。

【第10回開催4日目】
 8月26日(土)のメイン第10レースは、アルタイル特別(B1級-2・3組決勝・20:10発走予定)
 B1級-2組予選の2着馬◎ニシノキングに注目。開幕当初は苦戦続きでしたが、徐々に障害が立て直されると、前走の予選では先行策からひと腰でクリア。もはや完調と思わせます。現状であれば、昨季後半、B1級の特別戦で勝ち負けしていた実績どおりの走りが期待できます。
 4歳馬○タカラシップは、B1級-3組予選をあっさり逃げ切ってようやく今季初勝利をマーク。今年3月、古馬の特別戦へ初挑戦だった陽炎特別(B2級-1組)では730キロながらひと腰クリアから逃げ切り勝ちを収めているように、障害には絶対的な自信を持っています。特別戦へ替わるのは間違いなくプラスで、ここも勝ち負けが予想されます。
 もう1頭の4歳馬▲ムサシブラザーは、3組予選の3着馬。障害で体勢を崩しかけましたが、すぐに立て直しており、腰の強さがあります。このロスが最後まで響いての敗戦でしたが、本来は障害巧者なので特別戦でも不安はありません。
 2組予選の3着馬△チヨノタカラも障害巧者だけに侮れず、同5着馬△カクセンキングも近走気配は悪くありません。

【第10回開催5日目】
 8月27日(日)のメイン第10レースは、第29回はまなす賞(3歳・4歳混合・20:10発走予定)。オープンの4歳牡馬マルミゴウカイ・710キロからB1級の3歳牝馬コウシュハサマー・650キロまで最大60キロのハンデ差がつきます。
 注目は、4歳馬◎フウジンライデン(690キロ)。前走の山鳩賞(4歳オープン)は障害で置かれたため5着とはいえ、今回も出走している4歳馬のなかでは、勝ったマルミゴウカイに次ぐ着順。柏林賞は競走除外でしたが、続く自己条件の特別戦2走とも障害ひと腰から2着にまとめていたことを考えれば状態は悪くなく、2歳チャンピオンの意地を示す場面もありそうです。
 ○マルミゴウカイ(710キロ)は、3歳だった昨年のこのレースで2着。先月の4歳重賞・柏林賞、山鳩賞とも楽勝で目下4連勝と好調です。今季は世代限定の、勝てそうなレースを選んで使われている印象だけに、ここも当然勝利を意識しているはずです。
 3歳勢では▲カネサスペシャル(670キロ)に注目。ばんえい大賞典では今回と同じ670キロで、障害ひと腰クリアから差し切っているのは強み。8番人気での勝利でしたが、半兄カネサブラック(重賞21勝・2013年引退)もばんえい大賞典が重賞初制覇だったというのはなにかの縁かもしれません。
 柏林賞2着馬△ホクショウディープ(700キロ)、ばんえい大賞典では見せ場十分の3着だった牝馬△コウシュハサマー(650キロ)も争覇圏でしょう。

【第10回開催6日目】
 8月28日(月)のメイン第10レースは、中日スポーツ賞(A2級・20:10発走予定)
 前開催のデネブ特別(A2級)で2着だった◎ホクショウメジャーに注目。スローペースでうまく運べたスーパータイトル(今回は不在)に差されたとはいえ、障害ひと腰から残り20メートルまでは先頭をキープとこの馬のレースはできていました。今回は同条件でも相手が楽になっており、今度こそ逃げ切れるでしょう。
 ○ホンベツイチバンは、デネブ特別で4着に好走。スーパータイトル、カネゾウらが不在の今回のメンバーなら、さらにスムーズに先行できるはず。前進がありそうです。
 ▲カツオーカンは、今回がA2昇級初戦とはいえ、昨年10月にはA2級-1組の特別戦を制しており、むしろ実績上位。変わらず障害のキレはよく、いきなり勝ち負けが予想されます。
 △メムロコマチは成績にムラがありますが、能力的にはヒケを取らないはず。A1級との混合だった前走で激走した△ダイコクパワーも押さえておきたいところです。


今週の見どころ(8/19~8/21)

2017年8月18日(金)

 8月21日(月)には帯広競馬場で、毎年恒例の「JRAジョッキーDAY」が開催されます。JRA所属のトップジョッキー10名が来場し、各種イベントへの参加や、レース協賛、エキシビションレースへの騎乗などで盛り上げます。

【第10回開催1日目】
 8月19日(土)のメイン第10レースは、ベガ特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 先行して好走続きの4歳馬◎サクラダイチに期待します。前走の山鳩賞(4歳オープン)では障害先頭クリアから2着。オープン馬マルミゴウカイにこそ並ぶ間もなく交わされたものの、ここでも有力馬になりそうなコウシュハローヤルを差し返し3着にしりぞけています。古馬同士の特別戦には初挑戦となりますが、目下充実しているだけにクリアしてくれるでしょう。
 その○コウシュハローヤルもテンに速く、障害巧者で同タイプ。今回は自己条件に戻りますが、昇級初戦馬が3頭もいるなど相手はむしろ楽な印象。サクラダイチより先に障害を越えられれば逆転も十分でしょう。
 ▲フクトクは、7月にはB1級の特別戦で2着があるように、ここでは力上位の存在。前走B1級-1・2組決勝戦の負けっぷりは気になりますが、もともと障害次第の面はある馬。決め手炸裂の場面は警戒しておきたいところ。
 2連勝と勢いに乗っての昇級初戦△オホーツクノタカラも有力。フクトクと同じ前走の勝ち馬△コウシュハシンザンは障害のキレが良好ですが、特別戦でどうかという懸念はあります。

【第10回開催2日目】
 8月20日(日)のメイン第10レースは、不知火特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 ◎メジロゴーリキは、3歳三冠の初戦・ばんえい大賞典で2着に好走すると、続くB2級初戦の1組(8月7日)を勝っている実力馬。2走使いの前走B2級-1・2組決勝戦は5着とはいえ勝ち馬とわずか3秒9差で、展開次第では勝っていても不思議ありませんでした。今回が古馬相手では初の特別戦となりますが、ひと腰で切っていたばんえい大賞典より15キロ軽い655キロだけに、好勝負が可能でしょう。
 ○ウンカイタイショウは、7月9日のわし座特別(B2級-1組)で今回のメンバー中で最先着の2着と同条件での実績上位。続くばんえい大賞典は障害で転倒し失格。続くB2級-1組戦(8月7日)では、メジロゴーリキから離れた7着でしたが、障害の立て直しに重点を置いたレースのようでした。叩かれたここは巻き返しが見込めそうです。
 ▲オゾラシンスケは、わし座特別6着で、8月7日のB2級-1組戦ではメジロゴーリキとはコンマ7秒差の2着。特別戦では障害次第の面は否めませんが、このクラスでの経験が豊富です。
 わし座特別4着の△コウシュハルパンは決め手上位。早めに障害を越えられれば一発があるかもしれません。

【第10回開催3日目】
 8月21日(月)のメイン第10レースは、第11回JRAジョッキーDAY記念(オープン・20:10発走予定)
 ◎フジダイビクトリーは、ばんえいグランプリでは障害を降りた順番のまま4着。軽めの馬場で、得意とする持久力勝負にはなりませんでした。昨季もばんえいグランプリ(今年と同じ4着)の時点では未勝利でしたが、続くこのレースを勝つと、岩見沢記念、北見記念と3連勝。賞金ハンデの加増がないのは有利で、今年もそろそろ出番がありそうです。
 ○センゴクエースは、今季重賞では4着が最高ですが、特別戦では5戦して3勝、2、4着各1回と好走続き。重賞で障害で苦戦しても、続く特別戦では必ず巻き返しているので、前走ばんえいグランプリでの7着も気にしなくていいでしょう。
 ▲サクラリュウは、2走前のビッグウエイトカップ(3歳以上選抜)では逃げてセンゴクエースの2着に好走。重賞で馬券に絡むにはまだ経験が足りませんが、特別戦なら一線級に混じってもヒケを取りません。
 ばんえいグランプリ2着△コウシュハウンカイ、同3着△オレノココロは15~20キロの重いハンデの克服が課題となりそうです。

今週の見どころ(8/12~8/14)

2017年8月11日(金)

 8月13日(日)のメインには、夏のBG1・ばんえいグランプリが組まれています。十勝地方は前日から雨予報。800キロ前後の高重量とはいえ、馬場状態次第では、思わぬ伏兵の台頭もあるかもしれません。なお、12日(土)、13日(日)には、帯広競馬場で「ばんえい夏まつり」(入場無料)も実施。13日は、オッズパーク協賛によるイベントも行われます。(詳しくはこちら

【第9回開催4日目】
 8月12日(土)のメイン第10レースは、十勝川モール温泉杯(A1級-2組混合・20:10発走予定)
 ◎バウンティハンターは、前開催のビッグウエイトカップ(3歳以上重体重馬選抜)こそ9着と敗れましたが、センゴクエース、オレノココロなど相手が強かったのが敗因。それまで特別戦では文月特別(7月10日・A1級-2組)3着など、3走続けて障害ひと腰クリアから馬券圏内を確保していました。自己条件に戻れば巻き返し必至でしょう。
 ○アアモンドセブンは、今季は一度も馬券に絡めていませんが、4走前の文月特別(5着)で障害が立て直されて以降は、すべてひと腰でクリアしており状態は悪くありません。今回は精彩を欠く近況の馬が多い組み合わせなので、前進がありそうです。
 ▲キンメダルは、近2走では障害のキレが良好。前開催のしし座特別(A2級-2組混合)は、軽馬場が味方したとはいえ3着に追い込んで、今季初めて馬券に貢献しています。
 特別戦のペースは向く印象の△ダイコクパワーも上位争いに加わってきそうです。

【第9回開催5日目】
 8月13日(日)のメイン第10レースは、重賞・第29回ばんえいグランプリ(3歳以上選抜・20:10発走予定)。A1級の牡馬シンザンボーイ(800キロ)以外はオープン馬で、いずれも牡馬810キロ、牝馬790キロでの争いとなります。
 ◎フジダイビクトリーは、2016年3月にばんえい記念を制している実力馬。14、15年とこのレースを連覇しているように、例年、重賞での基礎重量が800キロを超えるこの時期から成績を上げてくるタイプです。最近は、年齢的なものもあってかテンの流れに乗れないレースも目立つようになり、今季は未勝利ですが、雨馬場で速い時計での決着となった北斗賞でも3着と崩れなかったのは評価可能。今回、同じような馬場状態でも主役を演じてくれそうです。
 ○オレノココロは、昨年のこのレースが圧勝。今年の北斗賞では障害で崩れ5着でしたが、敢えて連闘で前走を使い立て直しを図ってきたところに意欲を感じます。巻き返しが期待できそうです。
 ▲コウシュハウンカイは、今季最初の古馬重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬。その後、トップハンデでの出走となった旭川記念、北斗賞でも僅差2着に入っており実力上位。オープン馬の間で重量差がつかない今回は当然勝ち負けでしょう。
 △ニュータカラコマも、今季3戦の古馬重賞では3、3、1着と安定しています。相手や負担重量、馬場を問わずに実力を発揮できるのが強み。大勢はこの4頭のまんじ巴といえます。

【第9回開催6日目】
 8月14日(月)のメイン第10レースは、稲妻賞(3歳以上B4級以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ、4歳10キロ減)でのスピード勝負。年明けに行われる準重賞・スピードスター賞の予選第1弾です。
 ◎キタノサムライは、今年2月のスピードスター賞2着を含め、2勝、2着3回、4着1回とこの条件が得意。雨馬場だった前々走のしし座特別(A2級-2組混合)では、障害離れた4番手クリアから豪快な追い込みを決めて今季初勝利。持ち前の決め手に衰えはありません。キャリアの違いを見せつけそうです。
 今回は、この条件に初出走で、しかも詰めに課題があるタイプが多く、相手選びに頭を悩ませそう。○ビュウティハートはそこそこ歩ける脚があり、4歳牝馬の最軽量470キロが魅力。
 △プレザントウェー△テンノイノリは障害次第ですが、490キロなら立て直せるはず。スピード負けしなければ侮れません。

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