先週から2歳戦がスタートし、新馬戦が9レース実施されました。第1回能力検査で1番時計だったホクショウテンカは7日第3レースで断然人気にこたえて圧勝しています。その勝ち馬たちが対戦(2頭が回避)する2歳受賞-1組戦が14日(日)第3レースに組まれています。早い時間帯のレースですが、ぜひご注目ください。
【第3回開催1日目】
5月13日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(A2級・20:10発走予定)。
前開催に行われた重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯で4着と善戦した◎ソウクンボーイに期待します。勝ち負けには加われませんでしたが、持ち味である末脚を発揮し、障害を降りたポジションよりは着順を上げてきました。勝ち切れない面はあるものの、自己条件のA2級なら中心視できます。
○フウジンライデンは、前走の4歳決勝混合戦では勝ちに等しい2着。ばんえいダービー馬マルミゴウカイに差されたとはいえ、ゴール寸前まで先頭をキープしていました。叩かれるごとに調子を上げ、障害も復調しています。骨っぽい相手が揃ったここでも好走できるでしょうか。
▲シンザンボーイは、今季開幕から3、3、1着と絶好調。前開催の極ウマくん賞(A2・B1級決勝混合)ではカゲホウトウ(今開催からA1へ昇級)の追撃を振り切っており、強さは本物です。
障害巧者△ヤマノウンカイや、特別戦の荷物は課題ですが好調な△イッキフジも見逃せません。
【第3回開催2日目】
5月14日(日)のメイン第10レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:10発走予定)。
今季開幕から3、1着と好調な◎セイコークインに注目します。前走のさつき特別(オープン・A1級混合)では骨っぽい牡馬たちを相手に決め手比べを制しています。1月に行われた重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)で2着の実績がありながら、A1級格付のため、今回はオープン馬より10キロ軽いのも有利。主役は譲れません。
○キサラキクは、前走の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯こそ9着と大敗しましたが、今季初戦の青葉特別(オープン混合)であっさり逃げ切って快勝。毎年、開幕直後は成績がイマイチですが、今年は動けており、よほど体調が良いのでしょう。
▲アアモンドセブンは、青葉特別では6着も障害は切れており、着順ほど悪い内容ではありませんでした。1月のヒロインズカップは降雪のなかでのレースでしたが、セイコークインとの追い比べを制している実力があり、牝馬限定戦なら変わり身が期待できます。
昨季の4歳女王△アスリート、地力強化が感じられる△メムロコマチらがどこまで迫れるでしょうか。
【第3回開催3日目】
5月15日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)。
◎メジロゴーリキは、昨季最終開催の若草特別(3歳牡馬オープン)で終い一杯になりながらも逃げ切って勝利。今季開幕後はB4級とはいえ、先行して3、2、3、1着と毎回見せ場を作っています。今回は収得賞金額ギリギリでB4級の600キロで出走できるのは有利。若草特別は9番人気での勝利でしたが、ここでも好走できれば三冠路線へ期待が高まります。
○ウンカイタイショウは、若草特別でしぶとく2着に追い込むと、今季はB3級で2連勝。昨年12月の十勝産駒特別ではホクショウムゲン(のちにヤングチャンピオンシップ、イレネー記念の2歳シーズン二冠制覇)、ゴールドインパクト(イレネー記念3着)らと最大10秒差程度で競馬をしていた実力を考えれば不思議ない成績とも思えます。こちらもB3級の610キロは恵まれました。
若草特別4着馬でB3級格付の▲ミノルシャープも今季は3勝、2着1回と絶好調。詰めの甘さも見せておらず、ここも好勝負必至でしょう。
△ゴールドインパクトは、今開催からB2へ昇級。ハンデ的に不利ですが、逃げ差し自在の脚質が魅力です。
△ホクショウムゲンは3歳馬で最高位のA1級格付。今回は最大60キロ差のハンデ克服と、今季初出走という点が課題でしょう。