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今週の見どころ(5/13~5/15)

2017年5月12日(金)

 先週から2歳戦がスタートし、新馬戦が9レース実施されました。第1回能力検査で1番時計だったホクショウテンカは7日第3レースで断然人気にこたえて圧勝しています。その勝ち馬たちが対戦(2頭が回避)する2歳受賞-1組戦が14日(日)第3レースに組まれています。早い時間帯のレースですが、ぜひご注目ください。

【第3回開催1日目】
 5月13日(土)のメイン第10レースは、つつじ特別(A2級・20:10発走予定)
 前開催に行われた重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯で4着と善戦した◎ソウクンボーイに期待します。勝ち負けには加われませんでしたが、持ち味である末脚を発揮し、障害を降りたポジションよりは着順を上げてきました。勝ち切れない面はあるものの、自己条件のA2級なら中心視できます。
 ○フウジンライデンは、前走の4歳決勝混合戦では勝ちに等しい2着。ばんえいダービー馬マルミゴウカイに差されたとはいえ、ゴール寸前まで先頭をキープしていました。叩かれるごとに調子を上げ、障害も復調しています。骨っぽい相手が揃ったここでも好走できるでしょうか。
 ▲シンザンボーイは、今季開幕から3、3、1着と絶好調。前開催の極ウマくん賞(A2・B1級決勝混合)ではカゲホウトウ(今開催からA1へ昇級)の追撃を振り切っており、強さは本物です。
 障害巧者△ヤマノウンカイや、特別戦の荷物は課題ですが好調な△イッキフジも見逃せません。

【第3回開催2日目】
 5月14日(日)のメイン第10レースは、カーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン・20:10発走予定)
 今季開幕から3、1着と好調な◎セイコークインに注目します。前走のさつき特別(オープン・A1級混合)では骨っぽい牡馬たちを相手に決め手比べを制しています。1月に行われた重賞・ヒロインズカップ(4歳以上牝馬)で2着の実績がありながら、A1級格付のため、今回はオープン馬より10キロ軽いのも有利。主役は譲れません。
 ○キサラキクは、前走の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯こそ9着と大敗しましたが、今季初戦の青葉特別(オープン混合)であっさり逃げ切って快勝。毎年、開幕直後は成績がイマイチですが、今年は動けており、よほど体調が良いのでしょう。
 ▲アアモンドセブンは、青葉特別では6着も障害は切れており、着順ほど悪い内容ではありませんでした。1月のヒロインズカップは降雪のなかでのレースでしたが、セイコークインとの追い比べを制している実力があり、牝馬限定戦なら変わり身が期待できます。
 昨季の4歳女王△アスリート、地力強化が感じられる△メムロコマチらがどこまで迫れるでしょうか。

【第3回開催3日目】
 5月15日(月)のメイン第10レースは、とかち皐月賞(3歳オープン・20:10発走予定)
 ◎メジロゴーリキは、昨季最終開催の若草特別(3歳牡馬オープン)で終い一杯になりながらも逃げ切って勝利。今季開幕後はB4級とはいえ、先行して3、2、3、1着と毎回見せ場を作っています。今回は収得賞金額ギリギリでB4級の600キロで出走できるのは有利。若草特別は9番人気での勝利でしたが、ここでも好走できれば三冠路線へ期待が高まります。
 ○ウンカイタイショウは、若草特別でしぶとく2着に追い込むと、今季はB3級で2連勝。昨年12月の十勝産駒特別ではホクショウムゲン(のちにヤングチャンピオンシップ、イレネー記念の2歳シーズン二冠制覇)、ゴールドインパクト(イレネー記念3着)らと最大10秒差程度で競馬をしていた実力を考えれば不思議ない成績とも思えます。こちらもB3級の610キロは恵まれました。
 若草特別4着馬でB3級格付の▲ミノルシャープも今季は3勝、2着1回と絶好調。詰めの甘さも見せておらず、ここも好勝負必至でしょう。
 △ゴールドインパクトは、今開催からB2へ昇級。ハンデ的に不利ですが、逃げ差し自在の脚質が魅力です。
 △ホクショウムゲンは3歳馬で最高位のA1級格付。今回は最大60キロ差のハンデ克服と、今季初出走という点が課題でしょう。

今週の見どころ(5/6~5/8)

2017年5月 5日(金)

 今週からいよいよ2歳戦がスタート。4月9日に行われた第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューを迎えます。1番時計の1分12秒4をマークしたホクショウテンカ(牡・岡田定一厩舎・父ブレーブファイター)は、7日(日)第3レースに出走予定。どんな走りを見せてくれるのか期待が高まります。

【第2回開催4日目】
 5月6日(土)のメイン第10レースは、極ウマくん賞(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)
 ◎カゲホウトウは、A2級予選1着を含めシーズンをまたいで4戦連続連対と好走続き。今季開幕後は負担重量が軽くなったこともあり、持ち前のスピードがフルに発揮できています。障害に安定感が出ている現状なら大きく崩れる懸念は少なく、主役を張れそうです。
 ○カツオーカンは、B1級-1組混合予選の2着馬。今季の2戦とも障害をひと腰で越えている巧者で、特別戦に替わるのは歓迎。昨季A2級-1組の特別戦で勝利している実績を考えれば、ここに入っても格負けしません。
 カツオーカンを除けばA2級予選勢がやはり力上位。2着▲ヤマノウンカイ、5着△ファイトガール、3着△シンザンボーイらは障害を越えてからの踏ん張り次第で上位が見えてきそうです。

【第2回開催5日目】
 5月7日(日)のメイン第10レースは、さつき特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン馬はカイシンゲキ1頭のみで、残り7頭はA1級馬です。
 注目は今季初戦のスプリングカップ(A1級)を制した◎トレジャーハンター。600キロ台の荷物なら末の甘さも出ず、逃げ切り完勝を収めています。相手関係がさほど変わらないここなら連勝のチャンスも十分でしょう。
 ○カンシャノココロは、前走A2級-1組の特別戦での鮮やか逃げ切りが印象的。テンに置かれる面も見せず、好調さがうかがえます。A1昇級初戦とはいえ、侮れません。
 障害巧者▲サクラリュウは、スプリングカップで4着。中枠に入る今回は、もう少しスムーズに追走できるはず。巻き返しに期待します。
 △セイコークインは、ゴール寸前でサクラリュウをとらえて3着。春先の軽量は持ち前のスピード発揮の舞台といえます。
 △ホクショウユウキは流れに乗れれば、2着だったスプリングカップくらいの走りはできる実力があります。

【第2回開催6日目】
 5月8日(月)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手がB級馬に騎乗し争います。
 今季2戦をともに逃げ切って快勝◎サカノテツワンが3連勝を目指します。ともに着差は大きくないものの元A2級馬の格の違いを見せつけています。
 ○ホンベツイチバンは、今季3戦いずれも平場戦を使って1、2、4着と好調。障害巧者だけに特別戦に替わるのはプラスのはず。こちらもA2からの降級馬です。
 ▲ライデンティダ△ホクショウメジャーは、今季初戦の卯月特別(B1級-1組)では、4、7着。サカノテツワンには抵抗できませんでしたが、B級混合のここなら力上位の存在。
 △フクトクは決め手自慢。格下B2級ですが今季2戦2勝と好調でもあり侮れません。

今週の見どころ(4/29~5/1)

2017年4月28日(金)

 4月30日(日)のメインには、今季第1弾の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。昨季の収得賞金順で上位の4歳以上による選抜戦。3月のばんえい記念を制したオレノココロをはじめとするオープン馬を相手に、A級馬たちがどのような戦いをするのかも見どころのひとつでしょう。

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【第2回開催1日目】
 4月29日(祝・土)のメイン第10レースは、春駒特別(B1級-2組・20:10発走予定)
 前開催で卯月特別(B1級-1組)を使われていた3頭が有力。なかでも注目は3着だった◎ワールドピサでしょう。昨季は2月にA2級の特別戦を勝利しており、ここでは実績上位。逃げられなかった卯月特別でも崩れなかったのは、成長を感じさせます。前走1、2着馬が不在だけに、主役は譲れません。
 ○ライデンティダは、卯月特別ではこの馬なりには伸びて4着。悪くないレースでした。こちらもA2級からの降級馬で、相手関係は有利。前々でレースを進めたいところです。
 ▲オメガグレートは、卯月特別の5着馬。流れが落ち着くことであまり離されずに追走できれば、決め手発揮の場面もあるでしょう。
 △チヨノタカラは、今季2戦が平場戦で4、4着とピリッとしません。しかし障害には絶対の自信を持っており、特別戦に替わるのは歓迎のタイプ。
 △メムロコマチは先行馬が揃って展開は厳しそうですが、うまく流れに乗れれば無抵抗では終わらないはずです。

【第2回開催2日目】
 4月30日(日)のメイン第10レースは、重賞・第11回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・20:10発走予定)
 ◎オレノココロが、このレース3連覇を目指します。昨季はこのレースを制すと、年度末のばんえい記念も勝ち、まさに「オレノココロの1年」でした。今季初戦の青葉特別(オープン混合)は3着に敗れましたが、障害に重点を置いた慎重な競馬といった印象。ここへ向けての叩き台としては十分な内容でした。今年もここを勝ち、勢いをつけたいところです。
 ○コウシュハウンカイは、昨年のこのレース2着馬で、6月には旭川記念を制覇。800キロ台前半までの重量なら、抜群の安定感を誇っています。デビューから122戦してうち121戦が藤本匠騎手の手綱。今季も黄金コンビがばんえい十勝を盛り上げてくれそうです。
 世代限定重賞10戦全勝の▲センゴクエースにとって、5歳の今季が古馬重賞路線へ本格参入となります。青葉特別は4着でしたが、オレノココロと同重量で互角の追い比べを演じてみせ、やはり実力があるところを披露。試金石の一戦です。
 △ニュータカラコマは、前走青葉特別が5着。馬券圏内を外したのは昨季の初戦・ばんえい十勝オッズパーク杯(4着)以来で、堅実さには頭が下がります。今回も手堅くまとめてくるでしょう。
 上記オープン馬4頭の争いとみます。

【第5回開催3日目】
 5月1日(月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)
 ばんえいダービーの2着馬◎ホクショウディープは、昨季最終出走のクリスタル特別(4歳オープン)では、今回と同じく10キロ差でマルミゴウカイとの追い比べを制しています。開幕週を使われたぶんの上積みもありそうで、同世代限定戦なら中心視できそうです。
 3歳二冠馬○マルミゴウカイは、開幕週のオープン混合特別戦を回避してここに臨んできました。当然トップハンデを課されていますが、最大40キロ差なら克服可能。ホクショウディープとの一騎打ちが予想されます。
 ▲タカラシップは、3月に行われた5歳との混合重賞・ポプラ賞で6着。ハンデ差はありましたがマルミゴウカイ(9着)に先着しています。昨季最終出走のB2級-1組特別戦では逃げ切って楽勝。上がり馬の勢いでどこまでやれるか注目でしょう。
 ばんえい大賞典2着馬△キタノリュウキ、クリスタル特別3着△プレザントウェーは、春先の軽めの重量ならスピードを生かして上位争いできそうです。

今週の見どころ(4/21~4/24)

2017年4月19日(水)

 いよいよ平成29年度のばんえい十勝が開幕。来年3月25日(日)までの26開催150日間に渡り熱戦が繰り広げられます。4月23日(日)のメイン・青葉特別には、早速オープン馬たちが登場。30日(日)に行われる今季第1弾重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯へ向けても見逃せない一戦です。

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【第1回開催1日目】
 4月21日(金)のメイン第10レースは、スプリングカップ(A1級・20:10発走予定)
 シーズン序盤のセオリーとして、狙いは降級馬。オープンから下がってきた馬のなかから、まず注目は◎トレジャーハンター。昨季は今季と同じくA1級スタートでA1級混合の特別戦を2連勝していた実績馬。先行力があり、障害も巧者。今季も好スタートを決めたいところでしょう。
 牝馬○セイコークインも差がありません。8月に行われた定量500キロでのスピード勝負・稲妻賞を制しているスピード自慢。特別戦といえども今回は650キロなら、障害で手こずる心配はなし。末脚のキレも生かせそうなので好勝負必至でしょう。
 ▲サクラリュウにとって、昨季は、正月の帯広記念で見せ場を作る(4着)と、ばんえい記念へも初挑戦(6着)するなど充実のシーズン。もちろんA1級戦(混合戦含む)では、多数の好走実績があります。こちらも降級馬ですが決め手比べになると厳しそうなので3番手。
 △アサヒリュウセイは、昨季、A1昇級初戦の準重賞・ばんえい十勝金杯(1月5日)で長くいい脚を使って快勝。そこでトレジャーハンターとセイコークインを下しており実力は確かです。ただクラス据え置きでアドバンテージがないので、勝つまではどうでしょうか。
 △ホクショウディープは、3月18日のクリスタル特別(4歳オープン)で、ばんえいダービー馬マルミゴウカイとの追い比べを制しシーズンを締めくくりました。A1級の特別戦は1戦のみ(しかも雪馬場)で未知数ですが、若馬の成長力に期待です。

【第1回開催2日目】
 4月22日(土)のメイン第10レースは、卯月特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 降級馬が多数いる組み合わせですが、唯一A1から2クラス下がる◎ホクショウメジャーに注目。障害力を生かして、年明けには、A2級-1組の特別戦1着、A1級の特別戦2着という実績を考えれば、ここでは一枚上の存在。相手探しの一戦です。
 ○ワールドピサは、2月にはA2級の特別戦で逃げ切って勝利。気温が高い時期は成績を落とす傾向にあるので、いまが稼ぎ時。マイペースで先行できれば、ホクショウメジャーを苦しめるシーンがあるかもしれません。
 ▲サカノテツワンは、昨季終盤は精彩を欠きましたが、1月にはアサヒリュウセイ、ニシキエーカン(ともに現A1)、前述ホクショウメジャーらと好勝負を繰り広げており実力は確か。シーズンオフを経てのリフレッシュ効果に期待です。
 前述3頭は詰めにやや課題があり、決め手勝負になれば△ライデンティダ△オメガグレートが浮上してきそう。2月27日のうお座特別(A2・B1級決勝混合)では、ともにしっかり伸びて3、4着を確保しています。

【第1回開催3日目】
 4月23日(日)のメイン第10レースは、青葉特別(オープン混合・20:10発走予定)。オープン7頭とA1級1頭が争います。
 世代限定重賞で10戦10勝の◎センゴクエースが開幕週に登場します。昨季終盤は重い賞金ハンデを課され、2月11日の然別賞(オープン)ではプラス40キロのトップハンデでしたが、3着まで押し上げて崩れませんでした。5歳シーズンでは若馬の減量がありませんが、年度替わりで賞金ハンデがリセットされたことが何よりのプラス。古馬重賞戦線に本格参入となる今季、初戦をまず勝利で飾ることができるでしょうか。
 昨季のばんえい記念馬○オレノココロも、シーズン後半は重いハンデに苦しんでいた(3月4日のとかちえぞまつ特別では55キロ増)だけに、重量差がつかないここでは貫録を示したいところ。次開催の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4月30日)へ向けての叩き台でも、いきなり勝ち負けが期待できます。
 ▲ニュータカラコマは、昨季、開幕2戦目から15戦連続で3着以内をキープしていた堅実派。当然、ここも崩れるシーンは想像しにくいです。
 △コウシュハウンカイは、昨季、重賞では勝ち味に遅く1勝のみでしたが、前述の然別賞で勝利を含め、特別戦では13戦5勝、2着4回、3着2回(着外1回)と動けている印象。近2年のシーズン初出走ではともに2着と、仕上がりの早いタイプといえそうです。

【第1回開催4日目】
 4月24日(月)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 降級馬が多数の組み合わせ。A1から下がってきた◎カゲホウトウに注目。昨年の夏以降は障害で苦戦の連続。スランプに陥っていましたが、よくやく立て直された終盤2戦で連勝を収めました。特に評価できるのは、昨季最終日・3月27日の大平原特別(A1級-1・2組決勝混合)。現役屈指の決め手を誇るキサラキク(当時も現在もオープン格付)との差し比べを制し、この馬らしさが戻ってきました。1カ月ほど間隔は空きますが、いい状態で出てくれば、シーズンをまたいでの連勝が期待できます。
 ○イノリノチカラは、4歳シーズン三冠では3、5、4着とすべて掲示板を確保しており力はあります。今季はA2級のままクラス据え置き。テンに置かれる面があるため成績が安定しませんが、ハマると強烈な決め手を使うタイプ。負担重量が軽くなるここはチャンス到来でしょう。
 ▲キタノサムライは、障害さえまともなら、相手は関係なく一気の末脚で決着をつけてしまう決め手自慢。当然負担重量は軽いほうがよく、今回の660キロは大歓迎。障害のキレ次第では大勝も大敗もあり得るでしょう。
 △カンシャノココロは、大平原特別では5着でしたが、A1級の特別戦で3着に入った実績もあります。積極策からうまく流れに乗れれば、見せ場以上がありそうです。

今週の見どころ(3/25~3/27)

2017年3月24日(金)

 3月20日に実施されたばんえい記念は、オレノココロが初挑戦での制覇を成し遂げました。父ウンカイは昨年のフジダイビクトリーに続く2度目の勝利。同じ父を持つ別の産駒が2頭以上ばんえい記念(農林水産大臣賞典)を勝つのは、1973年カツタロー、74、76年ダイニミハル(父オナシス)、91年ヒカルテンリユウ、95、97、98年フクイチ、2007~09年トモエパワー(父マツノコトブキ)以来となります(73年以降の記録)。
 今週の3日間で平成28年度のばんえい十勝は終了。来季は、4月9日(日)に第1回能力検査が実施され、4月21日(金)からの4日間連続開催でスタートします(詳しくはこちら)。

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【第26回開催4日目】
 3月25日(土)のメイン第10レースは、陽炎特別(B2級-1組・18:05発走予定)
 ◎タカラシップは、昇級初戦のB2級-1組戦(3月4日)で逃げ切って快勝。今回の出走メンバーのほとんどを破っています。2着にしりぞけたアラワシキングは、続くB2級-1組戦(3月13日)を早め先頭から押し切って、今開催からB1へ昇級。タカラシップにとってB2級はもはや通過点といえそうです。前走の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)では740キロでもひと腰で天板まで上がっている障害力があり、特別戦の荷物も苦にしないでしょう。
 ○アースパワーは、賞金別定5キロを課されて以降、勝ち味に遅くなっていますが、毎回ひと脚は使っています。前走のB2級-1組戦(3月4日)は3着。今回は初の特別戦ですが、目下の障害のキレなら心配なし。久々に決め手炸裂なるでしょうか。
 善戦止まりが続く▲ヤマノホシは、前走のB2級-1組戦(3月13日)でアラワシキングから2秒1差の2着に健闘。詰めの甘さも見せない好内容でした。障害巧者で特別戦へ替わるのは歓迎のタイプ。重めの馬場なら前残りに警戒が必要です。
 △コウシュハローヤルは、昇級後の自己条件戦では、終いに踏ん張れず5、6着、続く前走の2組戦では詰めを欠いて7着と結果が出ていません。しかし障害のキレは良好だけに、流れが落ち着く特別戦に替わっての変わり身に期待したいところです。
 今回が昇級初戦となる△ビュウティハートは、牝馬らしい切れ味が武器。一気の負担重量増を克服できれば連争いに加わってくるかもしれません。

【第26回開催5日目】
 3月26日(日)のメイン第10レースは、十勝川モール温泉杯(A2・B1級決勝混合・18:05発走予定)。A2級(3月18日)、B1級-1組(19日)の両予選上位馬による一戦です。
 近2走の弥生特別(3月6日・A2級)、A2級予選とも2着だった◎ホンベツイチバンに注目します。ともに第2障害を先頭で越えながら勝ち馬の決め手に屈したもので、この馬のレースはできていました。今回はB1級混合で相手も有利。勝機がありそうです。
 ○オメガグレートは、A2級予選では障害を2番手で越えると、勝ったテルシゲと1秒0差、2着ホンベツイチバンとはコンマ6秒差の3着に好走。A2昇級2戦目のうお座特別(2月27日・A2・B1級決勝混合)では離れた障害4番手からそのまま4着でしたが、逃げ切り勝ちを収めたテルシゲの4秒5差まで迫っていました。ここも差のない争いが可能でしょう。
 ▲ライデンティダは、うお座特別3着のあとA2へ昇級。その初戦弥生特別でも3着と善戦すると、A2級予選は4着。切れる脚も持っているので、早めに障害をクリアできれば楽しみはありそうです。
 △テルシゲは、弥生特別こそ障害で苦戦し5着でしたが、その前後のうお座特別、A2級予選では接戦をモノにしています。実績的には上位だけに、うまく流れに乗れれば連勝も十分といえます。

【第26回開催6日目】
 今季最終日・3月27日(月)のメイン第10レースは、大平原特別(A1級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A1級-1組混合(3月20日)、A1級-2組混合(19日)の両予選上位馬による一戦で、オープン3頭、A1級5頭、A2級1頭が争います。
 A1級-1組混合予選4着のオープン馬◎ニシキエーカンに注目します。前々走の白樺賞(A1級-1・2組決勝混合)は、第2障害で時間がかかったものの、ふた腰大きく離れた6番手でクリア。鋭く伸びて、5頭による2着争いに加わって3着と見せ場を作りました。同レース、1組混合予選と連勝したのはアサヒリュウセイですが、同馬と今回は同重量になることで、逆転が期待できそうです。
 その○アサヒリュウセイは、白樺賞、1組混合予選とも快勝。ハンデはきつくなりますが、障害でニシキエーカンを引き離すことができれば、3連勝も十分ありえます。
 A2級戦の上位常連▲ワールドピサは、A1級-2組混合予選で逃げて2着。格上A1級との対戦でも見どころ十分の走りでした。今回はさらなる相手強化でも、前述両馬とは20キロ差つく(最軽量ハンデ)ので、逃げに持ち込むことができれば、前残りに警戒が必要かもしれません。
 △トレジャーハンターは、1組混合予選が5着でも、安定した障害力は魅力。ここも障害を降りての踏ん張り次第でしょう。
 1組混合予選2着の△キサラキクは、特別戦に替わるのは歓迎ではありませんが、流れに乗れれば末脚発揮の場面がありそうです。

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