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今週の見どころ(4/21~4/24)

2017年4月19日(水)

 いよいよ平成29年度のばんえい十勝が開幕。来年3月25日(日)までの26開催150日間に渡り熱戦が繰り広げられます。4月23日(日)のメイン・青葉特別には、早速オープン馬たちが登場。30日(日)に行われる今季第1弾重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯へ向けても見逃せない一戦です。

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【第1回開催1日目】
 4月21日(金)のメイン第10レースは、スプリングカップ(A1級・20:10発走予定)
 シーズン序盤のセオリーとして、狙いは降級馬。オープンから下がってきた馬のなかから、まず注目は◎トレジャーハンター。昨季は今季と同じくA1級スタートでA1級混合の特別戦を2連勝していた実績馬。先行力があり、障害も巧者。今季も好スタートを決めたいところでしょう。
 牝馬○セイコークインも差がありません。8月に行われた定量500キロでのスピード勝負・稲妻賞を制しているスピード自慢。特別戦といえども今回は650キロなら、障害で手こずる心配はなし。末脚のキレも生かせそうなので好勝負必至でしょう。
 ▲サクラリュウにとって、昨季は、正月の帯広記念で見せ場を作る(4着)と、ばんえい記念へも初挑戦(6着)するなど充実のシーズン。もちろんA1級戦(混合戦含む)では、多数の好走実績があります。こちらも降級馬ですが決め手比べになると厳しそうなので3番手。
 △アサヒリュウセイは、昨季、A1昇級初戦の準重賞・ばんえい十勝金杯(1月5日)で長くいい脚を使って快勝。そこでトレジャーハンターとセイコークインを下しており実力は確かです。ただクラス据え置きでアドバンテージがないので、勝つまではどうでしょうか。
 △ホクショウディープは、3月18日のクリスタル特別(4歳オープン)で、ばんえいダービー馬マルミゴウカイとの追い比べを制しシーズンを締めくくりました。A1級の特別戦は1戦のみ(しかも雪馬場)で未知数ですが、若馬の成長力に期待です。

【第1回開催2日目】
 4月22日(土)のメイン第10レースは、卯月特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 降級馬が多数いる組み合わせですが、唯一A1から2クラス下がる◎ホクショウメジャーに注目。障害力を生かして、年明けには、A2級-1組の特別戦1着、A1級の特別戦2着という実績を考えれば、ここでは一枚上の存在。相手探しの一戦です。
 ○ワールドピサは、2月にはA2級の特別戦で逃げ切って勝利。気温が高い時期は成績を落とす傾向にあるので、いまが稼ぎ時。マイペースで先行できれば、ホクショウメジャーを苦しめるシーンがあるかもしれません。
 ▲サカノテツワンは、昨季終盤は精彩を欠きましたが、1月にはアサヒリュウセイ、ニシキエーカン(ともに現A1)、前述ホクショウメジャーらと好勝負を繰り広げており実力は確か。シーズンオフを経てのリフレッシュ効果に期待です。
 前述3頭は詰めにやや課題があり、決め手勝負になれば△ライデンティダ△オメガグレートが浮上してきそう。2月27日のうお座特別(A2・B1級決勝混合)では、ともにしっかり伸びて3、4着を確保しています。

【第1回開催3日目】
 4月23日(日)のメイン第10レースは、青葉特別(オープン混合・20:10発走予定)。オープン7頭とA1級1頭が争います。
 世代限定重賞で10戦10勝の◎センゴクエースが開幕週に登場します。昨季終盤は重い賞金ハンデを課され、2月11日の然別賞(オープン)ではプラス40キロのトップハンデでしたが、3着まで押し上げて崩れませんでした。5歳シーズンでは若馬の減量がありませんが、年度替わりで賞金ハンデがリセットされたことが何よりのプラス。古馬重賞戦線に本格参入となる今季、初戦をまず勝利で飾ることができるでしょうか。
 昨季のばんえい記念馬○オレノココロも、シーズン後半は重いハンデに苦しんでいた(3月4日のとかちえぞまつ特別では55キロ増)だけに、重量差がつかないここでは貫録を示したいところ。次開催の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(4月30日)へ向けての叩き台でも、いきなり勝ち負けが期待できます。
 ▲ニュータカラコマは、昨季、開幕2戦目から15戦連続で3着以内をキープしていた堅実派。当然、ここも崩れるシーンは想像しにくいです。
 △コウシュハウンカイは、昨季、重賞では勝ち味に遅く1勝のみでしたが、前述の然別賞で勝利を含め、特別戦では13戦5勝、2着4回、3着2回(着外1回)と動けている印象。近2年のシーズン初出走ではともに2着と、仕上がりの早いタイプといえそうです。

【第1回開催4日目】
 4月24日(月)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 降級馬が多数の組み合わせ。A1から下がってきた◎カゲホウトウに注目。昨年の夏以降は障害で苦戦の連続。スランプに陥っていましたが、よくやく立て直された終盤2戦で連勝を収めました。特に評価できるのは、昨季最終日・3月27日の大平原特別(A1級-1・2組決勝混合)。現役屈指の決め手を誇るキサラキク(当時も現在もオープン格付)との差し比べを制し、この馬らしさが戻ってきました。1カ月ほど間隔は空きますが、いい状態で出てくれば、シーズンをまたいでの連勝が期待できます。
 ○イノリノチカラは、4歳シーズン三冠では3、5、4着とすべて掲示板を確保しており力はあります。今季はA2級のままクラス据え置き。テンに置かれる面があるため成績が安定しませんが、ハマると強烈な決め手を使うタイプ。負担重量が軽くなるここはチャンス到来でしょう。
 ▲キタノサムライは、障害さえまともなら、相手は関係なく一気の末脚で決着をつけてしまう決め手自慢。当然負担重量は軽いほうがよく、今回の660キロは大歓迎。障害のキレ次第では大勝も大敗もあり得るでしょう。
 △カンシャノココロは、大平原特別では5着でしたが、A1級の特別戦で3着に入った実績もあります。積極策からうまく流れに乗れれば、見せ場以上がありそうです。

今週の見どころ(3/25~3/27)

2017年3月24日(金)

 3月20日に実施されたばんえい記念は、オレノココロが初挑戦での制覇を成し遂げました。父ウンカイは昨年のフジダイビクトリーに続く2度目の勝利。同じ父を持つ別の産駒が2頭以上ばんえい記念(農林水産大臣賞典)を勝つのは、1973年カツタロー、74、76年ダイニミハル(父オナシス)、91年ヒカルテンリユウ、95、97、98年フクイチ、2007~09年トモエパワー(父マツノコトブキ)以来となります(73年以降の記録)。
 今週の3日間で平成28年度のばんえい十勝は終了。来季は、4月9日(日)に第1回能力検査が実施され、4月21日(金)からの4日間連続開催でスタートします(詳しくはこちら)。

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【第26回開催4日目】
 3月25日(土)のメイン第10レースは、陽炎特別(B2級-1組・18:05発走予定)
 ◎タカラシップは、昇級初戦のB2級-1組戦(3月4日)で逃げ切って快勝。今回の出走メンバーのほとんどを破っています。2着にしりぞけたアラワシキングは、続くB2級-1組戦(3月13日)を早め先頭から押し切って、今開催からB1へ昇級。タカラシップにとってB2級はもはや通過点といえそうです。前走の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)では740キロでもひと腰で天板まで上がっている障害力があり、特別戦の荷物も苦にしないでしょう。
 ○アースパワーは、賞金別定5キロを課されて以降、勝ち味に遅くなっていますが、毎回ひと脚は使っています。前走のB2級-1組戦(3月4日)は3着。今回は初の特別戦ですが、目下の障害のキレなら心配なし。久々に決め手炸裂なるでしょうか。
 善戦止まりが続く▲ヤマノホシは、前走のB2級-1組戦(3月13日)でアラワシキングから2秒1差の2着に健闘。詰めの甘さも見せない好内容でした。障害巧者で特別戦へ替わるのは歓迎のタイプ。重めの馬場なら前残りに警戒が必要です。
 △コウシュハローヤルは、昇級後の自己条件戦では、終いに踏ん張れず5、6着、続く前走の2組戦では詰めを欠いて7着と結果が出ていません。しかし障害のキレは良好だけに、流れが落ち着く特別戦に替わっての変わり身に期待したいところです。
 今回が昇級初戦となる△ビュウティハートは、牝馬らしい切れ味が武器。一気の負担重量増を克服できれば連争いに加わってくるかもしれません。

【第26回開催5日目】
 3月26日(日)のメイン第10レースは、十勝川モール温泉杯(A2・B1級決勝混合・18:05発走予定)。A2級(3月18日)、B1級-1組(19日)の両予選上位馬による一戦です。
 近2走の弥生特別(3月6日・A2級)、A2級予選とも2着だった◎ホンベツイチバンに注目します。ともに第2障害を先頭で越えながら勝ち馬の決め手に屈したもので、この馬のレースはできていました。今回はB1級混合で相手も有利。勝機がありそうです。
 ○オメガグレートは、A2級予選では障害を2番手で越えると、勝ったテルシゲと1秒0差、2着ホンベツイチバンとはコンマ6秒差の3着に好走。A2昇級2戦目のうお座特別(2月27日・A2・B1級決勝混合)では離れた障害4番手からそのまま4着でしたが、逃げ切り勝ちを収めたテルシゲの4秒5差まで迫っていました。ここも差のない争いが可能でしょう。
 ▲ライデンティダは、うお座特別3着のあとA2へ昇級。その初戦弥生特別でも3着と善戦すると、A2級予選は4着。切れる脚も持っているので、早めに障害をクリアできれば楽しみはありそうです。
 △テルシゲは、弥生特別こそ障害で苦戦し5着でしたが、その前後のうお座特別、A2級予選では接戦をモノにしています。実績的には上位だけに、うまく流れに乗れれば連勝も十分といえます。

【第26回開催6日目】
 今季最終日・3月27日(月)のメイン第10レースは、大平原特別(A1級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A1級-1組混合(3月20日)、A1級-2組混合(19日)の両予選上位馬による一戦で、オープン3頭、A1級5頭、A2級1頭が争います。
 A1級-1組混合予選4着のオープン馬◎ニシキエーカンに注目します。前々走の白樺賞(A1級-1・2組決勝混合)は、第2障害で時間がかかったものの、ふた腰大きく離れた6番手でクリア。鋭く伸びて、5頭による2着争いに加わって3着と見せ場を作りました。同レース、1組混合予選と連勝したのはアサヒリュウセイですが、同馬と今回は同重量になることで、逆転が期待できそうです。
 その○アサヒリュウセイは、白樺賞、1組混合予選とも快勝。ハンデはきつくなりますが、障害でニシキエーカンを引き離すことができれば、3連勝も十分ありえます。
 A2級戦の上位常連▲ワールドピサは、A1級-2組混合予選で逃げて2着。格上A1級との対戦でも見どころ十分の走りでした。今回はさらなる相手強化でも、前述両馬とは20キロ差つく(最軽量ハンデ)ので、逃げに持ち込むことができれば、前残りに警戒が必要かもしれません。
 △トレジャーハンターは、1組混合予選が5着でも、安定した障害力は魅力。ここも障害を降りての踏ん張り次第でしょう。
 1組混合予選2着の△キサラキクは、特別戦に替わるのは歓迎ではありませんが、流れに乗れれば末脚発揮の場面がありそうです。

今週の見どころ(3/18~3/20)

2017年3月17日(金)

 3月20日(祝・月)のメイン第9レースには、年度末の大一番・ばんえい記念(17時15分発走予定)が組まれています。今年は、2003年以来となる1着賞金1000万円での実施となり、各陣営とも意気上がるところでしょう。なお20日のみ、発走予定時刻が通常と異なりますのでご注意ください(詳しくはこちら)。

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【第26回開催1日目】
 3月18日(土)のメイン第10レースは、クリスタル特別(4歳オープン・18:05発走予定)。オープン馬マルミゴウカイの750キロから、B2級の牝馬ヒカルナナヒメの700キロまで最大50キロ差がつきます。
 2月5日の白雪賞(4歳オープン)を使われていた馬が8頭おりほぼ再戦です。しかし、注目は不出走組から◎アアモンドヒューマ。世代上位の決め手に障害力が加わり、目下4連勝と飛ぶ鳥を落とす勢いです。前走の深雪特別(B2級-1・2組決勝)では、705キロで第2障害4番手クリアから長くいい脚を使って完勝しており、5キロ増も不安なし。今回がセン馬10キロ減の恩恵を受けられる最後のチャンス。4歳シーズン三冠路線へとつながる勝利を期待します。
 ○ホクショウディープは、ばんえいダービー2着、白雪賞1着の実力馬です。ばんえい大賞典、ばんえいダービーと制した3歳二冠馬マルミゴウカイと、ばんえい菊花賞では同重量でコンマ2秒差の接戦を演じており、10キロ差つく今回は逆転が可能。この馬も末脚自慢ですが、アアモンドヒューマとの決め手比べになったとき、30キロ差は厳しそうなので対抗評価まで。
 ▲アラワシキングは、ばんえいダービー6着後に大変身。白雪賞4着を除けば、8戦連続して3着以内をキープしています。テンに置かれる面が解消したことで、決め手が生かせるようになったことが、好調の要因でしょう。
 △プレザントウェーは、白雪賞の2着馬。B1昇級後初の自己条件戦だった前走のB1級-1組混合戦こそ6着と、久々の着外でしたが、障害で崩れたわけではありません。同世代限定戦で巻き返しを期します。
 3歳二冠馬マルミゴウカイは、同世代限定戦では厳しいハンデを課されたことがなく、見送りが賢明でしょう。

【第26回開催2日目】
 3月19日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク賞スターライト特別(5歳オープン・18:05発走予定)。A1級牡馬3頭の750キロから、B1級牝馬2頭の710キロまでハンデ差は最大40キロです。
 ◎コウリキは、正月に行われた明け5歳のナンバーワン決定戦・天馬賞で2着に健闘。同レース、ポプラ賞と重賞連勝を決めたセンゴクエースは別格としても、2着争いでは持ち前の決め手を発揮しています。前走の弥生特別(A2級)では段違いの末脚を見せつけて今季初勝利をマーク。ポプラ賞(通算収得賞金順で上位の4歳、5歳各5頭に出走権)には、5歳の6番手で出走できなかった無念を晴らす一戦になりそうです。
 牝馬○アスリートは、4歳女王決定戦・クインカップの勝ち馬。前々走の重賞・チャンピオンカップ(4歳以上重賞優勝馬選抜)は6着とはいえ、760キロで第2障害はひと腰で切っており、収穫がありました。続くポプラ賞でもすんなり障害を抜けるとセンゴクエースの2秒9差の2着と力をつけています。
 ▲キンメダルは、天馬賞、ポプラ賞とも3着。近走で崩れたのは、雪馬場だった前々走ウインターカップ(A1級-1組混合)くらいのもの。あとひと押しで勝利も見えてきそうです。
 △アアモンドロシアは、前走の花月特別(B1級-1・2組決勝)で圧勝。スピードタイプのこの馬にとって5キロでも軽くなるのは歓迎だけに、引き続き警戒が必要。
 牝馬△レジーナは、近走では、先頭で障害を越えられた時は連対し、そうでないときは着外という成績。アスリートと20キロ差つく今回、マイペースが叶えば一発の魅力を秘めています。
 △イノリノチカラは、前走弥生特別では1番人気・8着でしたが、これだけでは見限れません。

【第26回開催3日目】
 3月20日(祝・月)のメイン第9レースは、重賞・第49回ばんえい記念(17:15発走予定)。定量1トンで古馬チャンピオンを争います。
 2年連続ばんえい記念2着◎ニュータカラコマが今年こそ王者戴冠なるでしょうか。2012年11月以降、一度も乗替わっていなかった藤野俊一騎手が休養(怪我)のため、今季前半は西将太騎手とコンビを結成。10月からは、復帰した藤野騎手に手綱が戻り、正月の帯広記念3着後に尾ケ瀬富雄厩舎へ転厩と、環境に変化があったシーズンでした。それでも、西騎手が初騎乗だった今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯4着以降は、14戦連続3着以内と、1年を通じて、これだけ安定して力を発揮できたのは見事というしかありません。昨年のこのレースではフジダイビクトリーに差されたとはいえ、危なげのない2着。今年は一歩前進を狙います。
 ○フジダイビクトリーは、昨年のこのレースの覇者。現役屈指の障害巧者で、今年は重賞・チャンピオンカップ1着と、前回以上の好気配で挑みます。07~09年のトモエパワー以来の連覇達成なるでしょうか。
 ▲キタノタイショウは、帯広記念2着後に3勝をマークと大一番へ向けて調子を上げてきました。障害で大きく崩れなければ、ばんえい記念初制覇となった15年のように決め手発揮の場面がありそう。ちなみにラストランでこのレースを勝つと、13年カネサブラック以来の快挙となります。
 最強明け7歳世代からは3頭が出走。△サクラリュウは、890キロの帯広記念では障害をふた腰先頭でクリアし4着と高重量への適性をうかがわせます。トップハンデで帯広記念を圧勝した△オレノココロも力をつけています。なお両馬は今回がばんえい記念初参戦です。初挑戦だった昨年、3着と善戦した△コウシュハウンカイは、二度目の1トンで上積みがあるかもしれません。

今週の見どころ(3/11~3/13)

2017年3月10日(金)

 3月12日(日)のメインには、4歳・5歳混合による重賞・ポプラ賞が組まれています。昨年、4歳でこのレースを制したセンゴクエースが今年も出走。1979年に第1回が行われたこのレース史上初の連覇なるか、ご注目ください。

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【第25回開催4日目】
 3月11日(土)のメイン第10レースは、花月特別(B1級-1・2組決勝・18:05発走予定)。B1級-1組(3月6日)、B1級-2組(5日)の両予選上位馬による一戦です。
 1組予選は、メムロコマチが逃げ粘るところ、第2障害4番手から追ってきたフクトクが差し切って快勝しています。注目は、障害2番手クリアから3着だった◎アアモンドロシア。3連勝はなりませんでしたが、障害巧者らしい安定したレースぶりが光ります。今季、B1級の特別戦(混合戦含む)では2戦して3、2着と実績もあります。
 2組予選の3着馬○シンエイパワーも好調で、近3走が1、3、3着。今季、B1級の特別戦(混合戦含む)では、5戦して3着3回、4着2回と崩れがありません。こちらも障害巧者で、ソツなくまとめてくるでしょう。
 ▲ニシノキングは、1月28日のみずがめ座特別(B1級-1・2組決勝)の勝ち馬。障害次第というタイプですが、近走は、ひと腰で切れなくても、安定感が出ています。1組予選では、障害離れた6番手から、3着アアモンドロシアをコンマ5秒差(4着)まで追い詰めている決め手自慢です。
 △メムロコマチは、1組予選の2着馬。マイペースで逃げられたときは、しぶとさを発揮します。B1級の特別戦には今回が初出走ですが、障害力には自信を持っており、あっさりクリアしても不思議ありません。
 △ライデンマックスは、B1級-1組平場戦、2組予選とも2着と好走。差はありません。

【第25回開催5日目】
 3月12日(日)のメイン第10レースは、重賞・第38回ポプラ賞(4歳・5歳混合・18:05発走予定)。センゴクエースの800キロから、アスリート、シリウス、タカラシップの740キロまでハンデ差は最大60キロつきます。
 注目は◎センゴクエース。昨年4歳時のこのレースでは、790キロで逃げ切り快勝しています。当然、昨季より成長しており、さらに重い、初めての800キロでも、ハンデ差は前回と同じ最大60キロなら、障害で大きなアクシデントでもない限り、負けるシーンは想像しにくいものがあります。
 焦点は相手探しで、その筆頭は4歳馬○ホクショウディープ。3歳チャンピオン決定戦・ばんえいダービーで2着の実績馬です。3走前には730キロで快勝し、2走前には降雪による軽めの馬場とはいえ750キロを経験。今回の760キロは初でも十分こなせそう。初対戦となるセンゴクエースを相手にどこまで食い下がれるでしょうか。
 △バウンティハンターは、4歳重賞・柏林賞の2着馬。前走の重賞・チャンピオンカップは7着でしたが、780キロで障害はふた腰で切っており、着順ほど悪い内容ではありません。今回は20キロ軽い760キロ。しかも世代限定戦だけに、前進がありそうです。
 △アスリートは、4歳重賞・銀河賞の3着馬。その銀河賞では、センゴクエースと60キロ差で敗れていますが、先行力と障害力を生かし、ハナを奪うことができれば、あわやのシーンがあるかもしれません。
 △キンメダルは、重賞で11戦して2、3着各4回という堅実派です。世代限定重賞で負けなしの怪物センゴクエースと同世代でなければ、いくつかタイトルを獲っていたであろう実力馬。連争いでは互角の存在です。

【第25回開催6日目】
 3月13日(月)のメイン第10レースは、白樺賞(A1級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A1級-1組混合(3月5日)、A1級-2組混合(6日)の両予選上位馬による一戦です。
 A1級-1組混合予選の3着馬◎サクラリュウに注目します。決め手あるニシキエーカン(1着)、アサヒリュウセイ(2着)にこそ差されたとはいえ、第2障害をひと腰先頭で越えると、最後までしっかりと伸びる力強い走り。オープン昇級初戦としては十分評価できます。前述両馬は障害次第の面があり、A級馬がほとんどというメンバー構成は恵まれました。落とせないレースといえます。
 ○ヤマノウンカイは、A1級-2組混合予選では2着に敗れたものの、勝ち馬に走られ過ぎた印象もあります。今季の初勝利は1月で、それ以降は6戦して、2勝、2着2回、3着1回と調子が出てきました。昨季終盤はオープン格付だったキャリアを考えれば、今回のメンバーに入っても見劣りなし。ハンデ差を生かし上位を狙います。
 ▲ニシキエーカンは、前々走の準重賞・ウィナーズカップ(2着はサクラリュウ)では、久々に障害をひと腰で切って4着と善戦。今回は、当時より10キロ重い780キロですが、流れが向けば、引き続き好勝負が可能でしょう。
 ウィナーズカップ5着、1組混合予選2着の△アサヒリュウセイが押さえです。

今週の見どころ(2/25~2/27)

2017年2月24日(金)

 2月26日(日)のメインには、重賞・チャンピオンカップが組まれています。今季の重賞勝ち馬による一戦は、この時期の古馬重賞としては軽めの700~800キロ台の負担重量での実施です。オレノココロが3連覇を目指して参戦。今年も勝てば、2009~11年と制したカネサブラックに並ぶ快挙となります。

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【第24回開催4日目】
 2月25日(土)のメイン第10レースは、深雪特別(B2級-1・2組決勝・18:05発走予定)。B2級-1組(2月19日)、B2級-2組(20日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目はB2級-1組予選を含め3連勝中の◎アアモンドヒューマ。もともと決め手には定評がありましたが、障害が安定して快進撃を続けています。4走前の吹雪特別(B2級-1組)では、第2障害大きく離れた8番手から追い込んで、2着テンカフブをコンマ2秒差まで追い詰めています。逃げ切り大勝したプレザントウェーはこのクラスでは別格の存在で、現在はB1格付。強敵が抜けてのレースなら、早めに障害を越えられれば圧勝までありそうです。
 ○テンカフブは、1組予選が4着。逃げに持ち込んだものの、末脚切れるアアモンドヒューマに障害を2番手で越えられては、この結果も仕方ありません。B2昇級後、8戦して、吹雪特別2着を含め、3勝、2着1回、3、4着各2回と大崩れなし。障害巧者だけに特別戦へ替わるのもプラスで、巻き返してくるでしょう。
 ▲ヤマノホシは、近4走では、吹雪特別7着、6着、4着、1組予選2着と徐々に着順を上げています。すべて障害はひと腰で切っている巧者。今回は、B2級の特別戦に初参戦か実績に乏しい馬が多いので、出走経験があること自体がアドバンテージになりそう。終いの踏ん張り次第で上位進出が期待できます。
 B2級-2組予選勢の筆頭格は、2着△ホクトシンバ。テンカフブ、ヤマノホシと同じ5歳馬で、特別戦では10キロ減があるのが有利。初のB2級の特別戦でも侮れません。
 2組予選6着から繰り上がりで出走の△ヨシノイチバンヒメは、昨夏にはB2級-1組の特別戦で2着があります。ヤマノホシと同様、5歳牝馬の最軽量ハンデを生かしたいところでしょう。

【第24回開催5日目】
 2月26日(日)のメイン第10レースは、重賞・第38回チャンピオンカップ(4歳以上選抜・18:05発走予定)。今季、重賞での勝利がある通算収得賞金順で上位の4歳以上の馬による選抜戦です。オレノココロの840キロから、A1級の5歳牝馬アスリート760キロまで最大80キロのハンデ差がつきます。
 注目は北斗賞を制している◎ニュータカラコマ。今季13戦して、5勝、2着6回、3、4着各1回。平地競馬とは違い、ばんえい競馬には、障害という不確定要素があるにもかかわらず、84.6%という驚異の連対率を誇ります。しかも、今季ここまでに実施された古馬重賞で出走可能だった7つのうち6つに参戦(回避したのは9月の岩見沢記念のみ)して、この安定感というのは価値が高いです。トップハンデのオレノココロより20キロ軽い820キロというのも恵まれた印象で、勝利で決めたいところでしょう。
 ○コウシュハウンカイは、870キロの北見記念、910キロの帯広記念とも8着と惨敗。昨季のばんえい記念で3着に入っているとはいえ、2015、16年と旭川記念(770キロ)を連覇しているように、本質的には800キロ前後の負担重量が向いている感もあります。昨年のこのレースでは820キロで2着。今年も同じ重量での出走なら、凡走はまず考えられません。
 ▲オレノココロは、昨年のこのレースでは830キロのトップハンデながら、コウシュハウンカイを振り切って快勝。15年(820キロ)に続き連覇を達成しています。今回はさらに10キロ重い840キロですが、昨年のこのレースでは最大70キロ差、今年の帯広記念でもトップハンデを跳ね除け勝利している底力は軽視できません。
 近況がイマイチとはいえ△フジダイビクトリーも侮れないところ。昨年のこのレースでは830キロで4着でしたが、今年は10キロ軽い820キロで出走できるのは魅力です。
 牝馬や条件級の馬にとっては厳しい重量なので、この4頭に絞って勝負します。

【第24回開催6日目】
 2月27日(月)のメイン第10レースは、うお座特別(A2・B1決勝混合・18:05発走予定)。A2級(2月19日)、B1級-1組混合(18日)の両予選上位馬による一戦です。
 ◎ニシノキングは、4走前のみずがめ座特別(B1級-1・2組決勝)では、ライデンティダとの競り合いを制し勝利。今季、B1級の特別戦で2勝目を挙げています。ペースさえ落ち着けば障害は切れるので、3着だったB1級-1組混合予選から巻き返しがありそうです。
 ○ライデンティダは、みずがめ座特別2着を含め5戦連続連対中。B1級-1組混合予選では、障害巧者レジーナに逃げ切られたものの、しっかり伸びて2着は確保しています。今回は格上A2級馬が相手で、どこまでやれるでしょうか。
 ▲テルシゲは、2走前のA1・A2級決勝混合戦(2月12日)では、アサヒリュウセイ、サクラリュウら格上馬に混じって4着と健闘。続くA2級予選でも第2障害はひと腰で切ると、早めに抜け出す完勝劇を演じています。今回はさらに相手が楽になるB1級との混合戦。障害への不安もない現状なら、特別戦でも勝ち負けでしょう。
 △オメガグレートは、昇級初戦だったA2級予選が5着。昨季終盤はA2級の特別戦で1勝、3着2回と善戦続きだったことを考えれば、クラス2戦目のここは変わり身がありそうです。
 △コウリキは、A2級予選では1番人気で4着。年明けのA2級の特別戦では2戦とも3着と実績はあるものの、障害にムラが出てきたので、過度な信頼は置きにくいです。

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