11月5日(日)のメインには、3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞が組まれています。帯広単独開催となった2007年以降、3歳三冠馬は出ておらず、二冠馬が4頭。一冠目・ばんえい大賞典勝ち馬がばんえい菊花賞も勝ったことはなく、カネサスペシャルがそのジンクスを破ることかできるのかにも注目です。
【第15回開催4日目】
11月4日(土)のメイン第10レースは、十勝岳特別(A2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。
◎ライデンティダは、A2級-2組混合予選では障害ふたクリアから3着。2走前のサンケイスポーツ賞(A2級-1・2組決勝混合)は障害で手間取り9着でしたが、あまり間隔を空けずに特別戦を使われる今回は前進がありそうです。
○スーパータイトルは、A2級-1組予選では障害2番手から抜け出して完勝。雨馬場でのスピード勝負を制したことは状態のよさを表すものでしょう。サンケイスポーツ賞の3着馬で、特別戦はもともと歓迎のタイプだけに、連勝も期待できます。
▲ホクショウメジャーは、サンケイスポーツ賞4着、1組予選3着。こちらも障害力が生かせる特別戦で変わり身があるでしょう。
1組予選の5着馬△フクトクは、障害さえ切れれば、まとめて差し切れる末脚の持ち主。
△ホクショウサスケは、2組混合予選が持ち味を生かしての差し切り勝ち。これだけで復活とは言い切れませんが、スランプから脱出の兆しは感じさせます。
【第15回開催5日目】
11月5日(日)のメイン第10レースは、3歳二冠目の第42回ばんえい菊花賞(3歳・20:10発走予定)。
◎カネサスペシャルは、一冠目のばんえい大賞典(7月30日)が鮮やかな抜け出しを決めての快勝。単勝最低人気を覆す激走でしたが、ばんえい菊花賞の前哨戦・オッズパーク杯秋桜賞(10月1日)でも6番人気で差し切り勝ちを収めており、地力強化は疑いようがありません。古馬B1級やA2級馬が相手の近走では大きな着順続きとはいえ、障害は崩れていないのが好印象。好位で運べれば、世代上位の末脚でここも突き抜けそうです。
○シンエイボブは、秋桜賞では先頭で障害を越えて2着。7月30日(ばんえい大賞典の日)以降に今回のメンバー中で最多となる6勝を挙げている上がり馬の勢いは軽視できません。
ばんえい大賞典2、3着馬は、秋桜賞へ出走しませんでしたが、ともに自身の体調によるものではありません。なかでもばんえい大賞典3着▲コウシュハサマーは、4歳混合の重賞・はまなす賞でも2着と上位に入っておりここでも楽しみ。△メジロゴーリキ(はまなす賞は不出走)は前走で古馬B1級の特別戦を勝利と状態面は申し分ありません。
△マツカゼウンカイは、前走古馬B2級の特別戦を勝つなど、近7走が4勝、2着1回、3着2回と充実。繰り上がり出走の運も味方にしたいところです。
【第15回開催6日目】
11月6日(月)のメイン第10レースは、霜月特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。
前開催の10月21日に実施された、とかち馬文化を支える会十周年杯(B1級-1・2組決勝)の上位馬が有力でしょう。2着◎タカラシップは、B1級-2組予選でも2着。障害巧者でひと押しきけば勝ち切るシーンも十分見込めます。
○ムサシブラザーは、とかち馬文化を支える会十周年杯、2組予選とも3着。タカラシップと同タイプでこちらもひと押しが課題になりそうです。
▲サクラダイチは、B1級-1組予選では5着。前述両馬と同様、こちらも終いの踏ん張り次第の面はありますが、8月にはB1級-1組の特別戦で2着という実績は互角。
とかち馬文化を支える会十周年杯6着△ユウユウヨーイドンや、特別戦は未知数でも勢い魅力△テンノイノリも押さえたいところです。