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10/29北見記念回顧

コウシュハウンカイが完勝!

 29日(日)は重賞・北見記念(3歳以上オープン)が行われ、単勝3番人気のコウシュハウンカイが優勝。惜敗続きにピリオドを打ち、ビッグレースが続く冬シーズンへ向けて、さい先のいいスタートを切りました。

【出走馬】※馬名右の数字は単勝最終オッズ
 1.フジダイビクトリー 5.5
 2.コウシュハウンカイ 3.7
 3.オレノココロ 2.9
 4.キサラキク 24.0
 5.ニュータカラコマ 3.5
 6.シンザンボーイ 7.4

 今のばんえいを代表する面々が集い、少頭数でも難解なメンバー構成。実績と地力を買われたオレノココロが1番人気に推されたものの、オッズは2.9倍。以下、3.5倍でニュータカラコマ、3.7倍でコウシュハウンカイと、差のない数字で続きます。馬場水分2.2%の馬場もどう作用するか、興味の尽きない一戦となりました。

 800キロ台後半の高重量戦とはいえ、湿った馬場により道中はテンポ良く進みます。いったん置かれかけたシンザンボーイも馬群に追いつき、各馬とも横一線の状態で第2障害を迎えました。
 最初に仕掛けたのはキサラキクで、ニュータカラコマ、コウシュハウンカイも早めに登坂を開始。フジダイビクトリー、オレノココロもこれに続きます。しかし、高重量戦での障害では、やはりニュータカラコマの安定感が光るところ。確かな脚どりで突破し、最後の平坦路に向かいました。コウシュハウンカイも差のない2番手でクリア。やや離れてキサラキクが突破し、フジダイビクトリーが4番手。障害でヒザを折ったオレノココロは、シンザンボーイと並んで最後方から逆転を狙います。
 先頭を行くニュータカラコマは徐々に脚いろが鈍り、残り20メートル付近でコウシュハウンカイが先頭へ。こうなればもうコウシュハウンカイの独壇場。そのままゴールまできっちり脚を伸ばし、先頭で荷物を運び切りました。いったん脚を止めたニュータカラコマをキサラキクがかわし、2番手に浮上。しかし、さらにゴール寸前で脚いろ良く伸びたフジダイビクトリーがキサラキクをかわし、2着で入線しました。オレノココロも良く追い上げたものの4着止まり。ニュータカラコマも5着に敗れました。

 勝ったコウシュハウンカイは、4月のばんえい十勝オッズパーク杯以来となる重賞6勝目。勝ち切れなかったこれまでのうっぷんを晴らすような、完璧なレースを見せました。高重量戦での安定感は抜群で、今年度もシーズン後半の活躍が存分に期待できそうです。
 昨年のこのレースの覇者、フジダイビクトリーが2着。今季は勝ち切れないまでも堅実なレースを演じており、やはり重賞戦線では軽視できない存在です。今後も馬場や展開次第でチャンスが巡ってくるでしょう。

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藤本匠騎手「スタートから自分で走ってくれたので、第2障害までにどれだけ息を入れられるかを考えて騎乗しました。障害を越えてからもしっかり歩いてくれたので、前にいたニュータカラコマ号をうまくかわしてくれてよかったです」

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