10月10日(祝・月)のメインには、疾風賞が組まれています。年明けに実施されるスピードスター賞の予選で、定量500キロ(牝馬20キロ減)で争われる名物レースです。2012年、14年のスピードスター賞などを勝っている、この条件の帝王オイドンが出走予定。馬場状態によっては50秒台前半での決着も考えられるスピード決戦をお見逃しなく。
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【第13回開催4日目】
10月8日(土)のメイン第10レースは、寒露特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(10月3日)、B1級-2組(2日)の両予選上位馬による一戦です。
注目はB1級-1組予選勢で、なかでも期待は4着だった◎マゴコロです。今季、B1級の特別戦(混合戦含む)で5戦して1勝、2着3回の好成績。唯一、複勝圏内を外し5着だった前々走の野分特別(9月26日・B1級-1・2組決勝混合)もゴール前、4頭がほぼ横一線の2着争いに加わっており、悲観する内容ではありません。昨季、A2級で連対実績があり、今回の賞金別定重量5キロの加増もさほど心配ないでしょう。
○ファイトガールは、野分特別で逃げ切って快勝。定量500キロの特別戦・稲妻賞(8月15日)でも先手を奪っている先行力は伊達ではありません。続く1組予選では第2障害2番手クリアから3着。逃げないと持ち味が出ないので、ここも敢然先行の構えでしょう。
▲アグリナデシコは、B1昇級初戦だった1組予選が2着。ファイトガールを早めにとらえて突き放す好内容で、クラスの壁を感じさせませんでした。基礎重量が増える特別戦で、どこまでやれるでしょうか。
△アスリートは、4歳重賞・銀河賞(9月25日)の3着馬で、1組予選では鮮やかな逃げ切り勝ちを収めています。B1級の特別戦では6着1回が唯一ですが、調子が良さそうなのでノーマークにはできません。
【第13回開催5日目】
10月9日(日)のメイン第10レースは、桔梗特別(A2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。A2級-1組(10月2日)、A2級-2組混合(3日)の両予選上位馬による一戦です。
A2級-1組予選の勝ち馬◎シンザンボーイに引き続き注目。アオノレクサスが逃げ粘るところ、第2障害3番手から追いかけ、ゴール線上できっちりと捕えました。詰めに課題があるアオノレクサスとはいえ、この日はゴールまで止まらずに歩けており、シンザンボーイの強さが光りました。前々走のポテト特別(9月18日・A1・A2級-2組)では早めに先頭に立つと余裕十分に押し切っており、テンに置かれて勝ち切れなかった夏前とは一変しています。3連勝が濃厚でしょう。
○アオノレクサスは、前々走のポテト特別でも逃げたものの、早々に失速して8着。しかし、同レースのほうが1組予選より4秒ほど勝ち時計が速く、かなりのハイペースだったことがうかがえます。流れ次第では、逃げて1秒1差の2着に踏ん張った予選くらいの走りはできるはずです。
▲ホクショウメジャーは、ポテト特別の4着馬。A2級-2組混合予選は3着でしたが、逃げる自分の競馬はできており、勝ち時計も速すぎました。
展開次第では1組予選4、5着の△カツオーカン、△ダイコクパワーも上位をうかがます。
【第13回開催6日目】
10月10日(祝・月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)でのスピード勝負です。
◎オイドンが人気を集めそうですが、それにしっかりと応えてくれそう。同条件特別では、7勝、2着2回、3着1回と抜群の相性を見せています。勝てなかった3回はすべて決勝戦のスピードスター賞で、予選は全勝というのも心強い材料。格の違いを見せつけるでしょう。
○キタノサムライは、昨年、予選の稲妻賞で豪脚を披露し快勝。先行馬が止まらないなか、追い込みを決めたのは圧巻でした。2015年のスピードスター賞でも2着と実績は十分。障害で大きく置かれなければ、ここも楽しみです。
▲キサラキクは、オープン格付でのスタートとなった今季、牡馬相手では苦戦が続いています。この条件には初参戦だけに未知数ですが、同じく決め手勝負型のオイドン、キタノサムライの活躍を見れば、ここで期待したくなるのは当然。最軽量480キロでどんな戦いをしてくれるでしょうか。
△ソウクンボーイは、先行力も末脚のキレも備えています。速い流れに戸惑わなければ、上位進出もありそうです。