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今週の見どころ(10/8~10/10)

2016年10月 7日(金)

 10月10日(祝・月)のメインには、疾風賞が組まれています。年明けに実施されるスピードスター賞の予選で、定量500キロ(牝馬20キロ減)で争われる名物レースです。2012年、14年のスピードスター賞などを勝っている、この条件の帝王オイドンが出走予定。馬場状態によっては50秒台前半での決着も考えられるスピード決戦をお見逃しなく。

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【第13回開催4日目】
 10月8日(土)のメイン第10レースは、寒露特別(B1級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B1級-1組(10月3日)、B1級-2組(2日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目はB1級-1組予選勢で、なかでも期待は4着だった◎マゴコロです。今季、B1級の特別戦(混合戦含む)で5戦して1勝、2着3回の好成績。唯一、複勝圏内を外し5着だった前々走の野分特別(9月26日・B1級-1・2組決勝混合)もゴール前、4頭がほぼ横一線の2着争いに加わっており、悲観する内容ではありません。昨季、A2級で連対実績があり、今回の賞金別定重量5キロの加増もさほど心配ないでしょう。
 ○ファイトガールは、野分特別で逃げ切って快勝。定量500キロの特別戦・稲妻賞(8月15日)でも先手を奪っている先行力は伊達ではありません。続く1組予選では第2障害2番手クリアから3着。逃げないと持ち味が出ないので、ここも敢然先行の構えでしょう。
 ▲アグリナデシコは、B1昇級初戦だった1組予選が2着。ファイトガールを早めにとらえて突き放す好内容で、クラスの壁を感じさせませんでした。基礎重量が増える特別戦で、どこまでやれるでしょうか。
 △アスリートは、4歳重賞・銀河賞(9月25日)の3着馬で、1組予選では鮮やかな逃げ切り勝ちを収めています。B1級の特別戦では6着1回が唯一ですが、調子が良さそうなのでノーマークにはできません。

【第13回開催5日目】
 10月9日(日)のメイン第10レースは、桔梗特別(A2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。A2級-1組(10月2日)、A2級-2組混合(3日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-1組予選の勝ち馬◎シンザンボーイに引き続き注目。アオノレクサスが逃げ粘るところ、第2障害3番手から追いかけ、ゴール線上できっちりと捕えました。詰めに課題があるアオノレクサスとはいえ、この日はゴールまで止まらずに歩けており、シンザンボーイの強さが光りました。前々走のポテト特別(9月18日・A1・A2級-2組)では早めに先頭に立つと余裕十分に押し切っており、テンに置かれて勝ち切れなかった夏前とは一変しています。3連勝が濃厚でしょう。
 ○アオノレクサスは、前々走のポテト特別でも逃げたものの、早々に失速して8着。しかし、同レースのほうが1組予選より4秒ほど勝ち時計が速く、かなりのハイペースだったことがうかがえます。流れ次第では、逃げて1秒1差の2着に踏ん張った予選くらいの走りはできるはずです。
 ▲ホクショウメジャーは、ポテト特別の4着馬。A2級-2組混合予選は3着でしたが、逃げる自分の競馬はできており、勝ち時計も速すぎました。
 展開次第では1組予選4、5着の△カツオーカン△ダイコクパワーも上位をうかがます。

【第13回開催6日目】
 10月10日(祝・月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)でのスピード勝負です。
 ◎オイドンが人気を集めそうですが、それにしっかりと応えてくれそう。同条件特別では、7勝、2着2回、3着1回と抜群の相性を見せています。勝てなかった3回はすべて決勝戦のスピードスター賞で、予選は全勝というのも心強い材料。格の違いを見せつけるでしょう。
 ○キタノサムライは、昨年、予選の稲妻賞で豪脚を披露し快勝。先行馬が止まらないなか、追い込みを決めたのは圧巻でした。2015年のスピードスター賞でも2着と実績は十分。障害で大きく置かれなければ、ここも楽しみです。
 ▲キサラキクは、オープン格付でのスタートとなった今季、牡馬相手では苦戦が続いています。この条件には初参戦だけに未知数ですが、同じく決め手勝負型のオイドン、キタノサムライの活躍を見れば、ここで期待したくなるのは当然。最軽量480キロでどんな戦いをしてくれるでしょうか。
 △ソウクンボーイは、先行力も末脚のキレも備えています。速い流れに戸惑わなければ、上位進出もありそうです。

今週の見どころ(10/1~10/3)

2016年9月30日(金)

 10月2日(日)のメインには、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン)が組まれています。10月25日に行われる3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞の前哨戦となります。今季の3歳路線は、マルミゴウカイの一強状態ですが、今回は出走を回避。本番で同馬に挑戦状を叩きつけるのはどの馬なのか。見逃せない一戦です。

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【第13回開催1日目】
 10月1日(土)のメイン第10レースは、神無月特別(A1級混合・20:10発走予定)
 ◎サクラリュウは、今季17戦して未勝利ですが、うち12戦が5着以内という善戦マン。決め手のなさが勝ち味の遅さにつながっているようです。押していってもひと腰で上がる障害力があり、前々走の玉泉館特別(9月17日・A1・A2級-1組混合)で、現オープンの好調馬トレジャーハンターと1秒8差の接戦を演じ2着という成績から、ここでも通用する余地は十分といえます。
 ○キサラキクは、今季、重賞では惨敗続きですが、オッズパーク賞サマーカップ(7月30日・勝ち馬とは3秒6差)、JRAジョッキーDAY記念(8月22日・同6秒9差)など、近走の特別戦では見せ場ある走りを続けています。障害のデキに左右されるものの、決め手はピカイチ。この相手関係なら、一発があるかもしれません。
 玉泉館特別3着の▲カンシャノココロは、特別戦のペースが向きそう。流れに乗れれば上位食い込みも十分でしょう。
 △キタノタイショウは、実績断然ですが、勝ち切るまではどうかといった感もあります。

【第13回開催2日目】
 10月2日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。重量格による別定戦で、ハンデ差は最大30キロしかありません。格付上位馬が有利に戦いを進めそうです。
 3歳一冠目・ばんえい大賞典(7月31日)を制し、続く4歳との混合重賞・はまなす賞(8月28日)で2着したマルミゴウカイは回避しています。
 ◎アアモンドヒューマは、ばんえい大賞典で5着(8番人気)に善戦。障害大きく離された6番手からぐんぐん伸びてきました。その後7戦して安定感のない成績ですが、障害をすんなり越えたときは3着以内(2勝、3着2回)に入っています。今回は、ばんえい大賞典より10キロ軽い650キロ。決め手ではこの世代で上位のものがあり、障害を越えるタイミング次第では、先行馬たちをまとめて差し切るシーンも十分と見ます。
 ばんえい大賞典、はまなす賞とも不出走だった○ホクショウディープは、2歳シーズン二冠目・ヤングチャンピオンシップで逃げ切り圧勝している実力馬。昨季最終開催に行われた若草特別(3月20日・3歳牡馬オープン)も楽勝。4着マルミゴウカイに12秒7もの差をつけていました。その後、半年の休養をはさみ、叩き2戦目でここを迎えます。重賞勝ち馬の貫録を見せつけそうです。
 ばんえい大賞典2着の▲キタノリュウキも楽しみ。競走除外明けは割引きですが、流れに乗れればしぶとい脚を使ってくるでしょう。
 堅実な走りが続く△プレザントウェー、紅一点で目下3連勝と勢いに乗る△ヒカルナナヒメらも争覇圏でしょう。

【第13回開催3日目】
 10月3日(月)のメイン第10レースは、秋陽特別(オープン・20:10発走予定)。全馬に勝機がありそうな大混戦です。
 ◎ニュータカラコマは、今季初戦の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯(5月1日)での4着以外は、6戦3勝、2着3回とオール連対。北斗賞(7月17日)で逃げ切り勝ちを収めると、続くオッズパーク賞サマーカップ(7月30日・オープン)ではトップハンデながら、差し脚を生かして勝ち、連勝を決めています。今回から特別戦では賞金別定20キロ増ですが、オレノココロ(同35キロ増)、コウシュハウンカイ(同25キロ増)などもいるので、さほど不利な感もありません。少なくとも連続連対は伸ばしてくれそうです。
 ○コウシュハウンカイも今季は好調。11戦して馬券圏内を外したのは、サマーカップ(4着)のみです。ニュータカラコマとはほぼ互角の勝負をしており、旭川記念(6月19日)、北斗賞をはじめ両馬によるワンツー決着が3回。北斗賞ではこちらが10キロ重くても、コンマ6秒差2着にまとめており、今回の5キロ差ならまったく問題ありません。
 ▲セイコークインは、前々走のマロニエ賞(9月4日・オープン混合)でコウシュハウンカイの2着に好走。最軽量ハンデが魅力で、前残りに警戒が必要でしょう。
 △トレジャーハンターは、オープン一線級に混じると力不足の印象も、ハンデ差を生かせれば見せ場以上がありそう。
 岩見沢記念3着 ×カイシンゲキ、北斗賞5着×ハクタイホウの5歳馬2頭も争覇圏でしょう。

今週の見どころ(9/24~9/26)

2016年9月23日(金)

 9月25日(日)のメインには、4歳限定重賞・銀河賞が組まれています。前哨戦の山鳩賞では、断然人気に推された重賞7勝の怪物センゴクエースがまさかの大敗を喫してしまいました。それ以来の出走となる同馬が力を見せつけるのか。それとも他の馬が付け入る隙を見出すのか。見逃せない一戦です。

【第12回開催4日目】
 9月24日(土)のメイン第10レースは、菊月特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(9月18日)、B2級-2組(17日)の両予選上位馬による一戦です。
 直近のB2級-1組特別戦・オッズパーク杯(9月3日)は、第2障害5番手クリアから伸びたカネサエイショーが制しています。注目は、同レース、B2級-1組予選とも3着だった◎アグリナデシコ。3走前のアルタイル特別(8月21日・B2級-2組)では障害2番手から鮮やかな抜け出しを決めて快勝しています。障害が安定したことで好走を続けており、ここも勝ち負けでしょう。
 ○レインボーライデンは、アルタイル特別2着、2組予選1着を含め5戦連続連対と勢いがあります。障害巧者で特別戦の流れは向くはず。互角の評価が必要でしょう。
 ▲シンエイパワーは、今季B2級-1組の特別戦で2、4着。近走では平場戦ばかりを使われており、1組予選は5着でしたが、特別戦で変わり身が期待できそう。ポイントはマイペースで先行できるかです。
 オッズパーク杯の勝ち馬△カネサエイショーにも当然、警戒が必要でしょう。

【第12回開催5日目】
 9月25日(日)のメイン第10レースは、4歳シーズン三冠の第2弾・第24回銀河賞(20:10発走予定)。重量格による別定戦で、オープンの牡馬センゴクエースの750キロから、B1、B2級の牝馬3頭の690キロまで最大60キロのハンデ差がつきます。
 一冠目・柏林賞(7月3日)を圧勝していた◎センゴクエースは、前哨戦の山鳩賞(8月7日・4歳オープン)ではまさかの最下位。世代限定戦での連勝も15で止まりました。とはいえ、第2障害で転倒してしまったのが敗因で、ばんえい競馬の性質上、仕方ない面もあります。その後は、ファン投票で1位に推されたばんえいグランプリや、はまなす賞(8月28日・3歳・4歳混合)などには出走せず、立て直しが図られました。ハンデは厳しいものの、やはり期待せずにはいられません。
 柏林賞が9着だった○キンメダルは、山鳩賞、はまなす賞とも3着に好走。両レースとも障害での腰の入りもよく、春シーズンとは別馬のようになっています。もともと2、3歳時には、センゴクエースのライバルと目されていた実力馬。復調したとなれば、30キロ差を生かし、無抵抗では終わらないはずです。
 柏林賞2着の▲バウンティハンターは、前走はまなす賞で接戦をモノにして初の重賞制覇。同レースのあと、B1からA1へ一気に昇級したため、今回の730キロは課題になりそう。試金石の一戦でしょう。
 牝馬△アスリートは、センゴクエースが崩れた山鳩賞で世代限定の特別戦2勝目をマークしました。しかし、最初の勝利もセンゴクエースが不在のレース。同馬がまともな競馬をすれば、厳しそうなので押さえまで。
 障害次第では△コウリキの末脚にも警戒が必要かもしれません。

【第12回開催6日目】
 9月26日(月)のメイン第10レースは、野分特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組混合(9月19日)、B1級-2組(17日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組混合予選4着の◎マゴコロに期待します。11戦連続でキープしていた複勝圏内から外れてしまったものの、障害次第でも決め手ある1着キタノサムライ、2着サカノテツワンに早めに越えられては、この結果も仕方ありません。B1級の特別戦では、今季4戦して、長月特別(9月12日・B1級-1・2組決勝)2着などすべて3着以内。障害力を生かせる特別戦で巻き返しなるでしょうか。
 B1級-2組予選勢では、2着○ホンベツイチバンに期待。前々走の長月特別では、マゴコロ(2着)、ファイトガール(3着)を競り落としてのしぶとい勝ちっぷりが光りました。予選で先着されたファイトガールに借りを返せるでしょうか。
 その▲ファイトガールは、2組予選で逃げ切って勝利。懸念される詰めの甘さが出ましたが、ホンベツイチバンの追い上げを1秒3差で振り切っています。特別戦では勝ち切れないものの善戦を続けており、ここも流れ次第では逃げ切りも視野に入りそうです。
 1組混合予選を制した△キタノサムライは、障害を越えるタイミング次第で一発が見込めそうです。

今週の見どころ(9/17~9/19)

2016年9月16日(金)

 9月19日(祝・月)のメインには古馬重賞・岩見沢記念が組まれています。出走全馬が800キロ以上の負担重量を課される高重量戦。春夏の重賞では目立たなかった馬たちの躍進があるかにも注目です。
 なお、9月17日(土)、18日(日)の2日間は、レース発走時刻を繰り上げて行われますのでご注意ください(詳しくはこちら)。

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【第12回開催1日目】
 9月17日(土)のメイン第10レースは、玉泉館特別(A1・A2級-1組混合・19:05発走予定)
 前開催のマロニエ賞(9月4日・オープン混合)で4着だった◎トレジャーハンターの巻き返しなるでしょうか。第2障害で真っ先に仕掛け2番手で越えたものの踏ん張れませんでしたが、勝ったコウシュハウンカイをはじめ先着を許した3頭はすべてオープン馬でした。A1・A2級混合の今回は主役を張って当然です。
 ○ソウクンボーイはA1昇級初戦の2走前が4着で、続くマロニエ賞では6着。障害で置かれて見せ場の少ない走りでしたが、3走前まではA1・A2級混合の特別戦で3連勝していた実力馬。3走前では逃げ切って、3着トレジャーハンターには15秒8もの差をつけていました。互角の評価が必要でしょう。
 ▲イッキフジは、8月の今季初戦から5、3、2、1着とうなぎ上りの成績。その4戦すべてで、障害をひと腰でまとめている巧者です。今回は骨っぽいメンバーが相手ですが、昨季A1級で上位争いしていた実績を考えれば見劣りしません。
 △ホクショウサスケは、A2昇級後も3連勝中ですが、特別戦だった近2走はともに辛勝。前走のA1・A2級混合の特別戦では、ゴール線で一杯になってしまうという、決め手自慢らしくないレースでした。今回は相手強化に加え、賞金別定重量の加増がさらに5キロ増え10キロとなるのも微妙です。

【第12回開催2日目】
 9月18日(日)のメイン第10レースは、ポテト特別(A1・A2級-2組・19:05発走予定)。勝ち味に遅い馬が多く、混戦模様です。
 ◎ダイコクパワーは、今季初戦のA2級混合の特別戦を制したあと未勝利ですが、近3走のA1・A2級の混合戦では2、3、4着と悪くありません。オープンから降級し相手が下がったためか、今季は押していっても障害で苦戦することが少なくなっています。近3走の勝ち馬はいずれもホクショウサスケ。今回は同馬が不在で、A2級同士の争いなら、力上位の存在です。
 ○アオノレクサスは、ダイコクパワーと同じ近3走を使われ5、6、3着。いずれも第2障害を早めに越えながら、詰めを欠く内容でした。少しの展開利があれば連対の可能性も十分といえます。
 前開催の朱雀賞(9月11日・5歳オープン)で2着と好走した▲フェアリードールも楽しみ。第2障害を先頭で越えると僅差に踏ん張りました。前々走の不知火特別(8月27日・A1・A2級決勝混合)では5着とはいえ、スムーズな障害クリアから、勝ったホクショウサスケとは2秒2差(3着ダイコクパワーと1秒2秒差)とあわやのレース。ここも楽しみです。
 朱雀賞で3着と好走した△シンザンボーイも争覇圏です。マイペースで先行できたときにはしぶとさを発揮するタイプ。主戦の阿部武臣騎手に乗替わるのもプラスでしょう。

【第12回開催3日目】
 9月19日(祝・月)のメイン第10レースは、重賞・第52回岩見沢記念(20:10発走予定)
 今季重賞で1勝(旭川記念)、2着2回、3着1回とすべて馬券に絡んでいるコウシュハウンカイが830キロでトップハンデ。ほかの6頭は牡馬820キロ(牝馬800キロ)での出走です。注目はその◎コウシュハウンカイ。前開催のマロニエ賞(9月4日・オープン混合)をあっさり逃げ切って完勝。最大40キロ差のトップハンデを感じさせない走りでした。今回はマロニエ賞から引き続き4頭が参戦。今季古馬重賞を制しているオレノココロとニュータカラコマが不在の組み合わせなら恵まれました。トップハンデでも負けられません。
 ○フジダイビクトリーは、今季、重賞では、7月の北斗賞、8月のばんえいグランプリでの4着が最高ですが、昨季のばんえい記念を制しているように高重量の舞台は合っていそう。ばんえいグランプリでは3着コウシュハウンカイとコンマ4秒の僅差。当時は同重量でしたが、今回は10キロ差がつくのが断然有利です。
 両馬の一騎打ちムードですが、昨年のこのレースの覇者でマロニエ賞3着△オイドンも障害さえ切れれば侮れないところ。
 ばんえいグランプリ6着馬△カイシンゲキは、朱雀賞(9月11日・5歳オープン)では決め手を発揮して快勝。オイドンと同型で、障害次第では上位をうかがいます。

今週の見どころ(9/10~9/12)

2016年9月 9日(金)

 9月11日(日)のメインには、5歳限定の準重賞・朱雀賞が組まれています。同世代限定重賞も、若馬の減量もなくなり、今季から本格的に古馬編入となった5歳馬にとっては、同世代同士で戦える数少ない舞台。昨年のこのレース1、2着のコウシュハウンカイ、オレノココロのその後の活躍は言うまでもありません。今年もここからスターの誕生に期待したいところです。

【第11回開催4日目】
 9月10日(土)のメイン第10レースは、白露特別(B1級-3組混合・20:10発走予定)。A2とB1の混合戦です。
 ◎イッキフジが負けられません。8月1日の今季初戦5着から3着、2着と叩かれるごとに着順を上げています。2走前のしし座特別(8月8日)では詰めの甘さが出たものの、スムーズな障害クリアから勝ち馬と4秒1差なら悪くありません。約半数が格下B1級のここなら、昨季A1級で上位争いしていた地力発揮が期待できます。
 ○チヨノタカラは、今季開幕から障害で崩れるレース続きでしたが、徐々に立て直され、3走前の特別戦ではオープン馬を相手に660キロで障害ひと腰クリアから4着。前走のデネブ特別(B1級-1・2組決勝)は5着でしたが、1着ホクショウサスケ(A2昇級後も3連勝中)や、2着マゴコロ(その後、B1級特別を勝利)など、クラス以上の強豪揃いで流れに乗れませんでした。今回はA2級との混合ですが、むしろ相手は楽になった印象。巻き返しが期待できます。
 ▲コサカコブラは、昨季終盤には、B1級、A2級-1組の特別戦を連勝していた実力馬です。今季は後方追走のまま終わっているレースが多く1勝のみ。しかし、唯一の特別戦への出走だった文月特別(7月18日・B1級-2組)では、前半で大きく置かれることなく、6番手で第2障害を越えると4秒3差の4着と善戦しています。特別戦へ替わることで一発があるかもしれません。
 今季B1級混合の特別戦で2着がある4歳馬△コウリキ、勝ち味に遅いが決め手ある△オメガグレートが押さえです。

【第11回開催5日目】
 9月11日(日)のメイン第10レースは、準重賞・朱雀賞(5歳オープン・20:10発走予定)。重量格の別定重量戦で、オープンの牡馬ハクタイホウ・730キロから、A2級の牝馬3頭の690キロまで最大40キロ差がつきます。
 注目は、トップハンデでも◎ハクタイホウ。牡馬の前哨戦・瑞鳳賞(6月27日)をトップハンデで逃げ切り勝ち。軽馬場巧者で末脚切れるカゲホウトウ、スピードあるホクショウメジャーに差を詰められましたが、しのぎ切っています。今回は当時から50~60キロ負担重量が増えており、スピードだけではこなせない舞台。地力勝負になれば、今季、旭川記念4着、北斗賞5着など古馬重賞でも好走しているこの馬の出番でしょう。
 A1級の○カイシンゲキは、B2格付以上の5歳馬のなかで今季もっとも賞金を稼いでいます。1番人気の瑞鳳賞では障害でふた腰かかったロスが響いて4着も、越えてからの末脚には見どころがありました。クラス別定重量の同世代限定重賞では2勝、3着1回と好成績を残しており、障害次第ではここも楽しみです。
 ▲シンザンボーイは、今季不振が続き、瑞鳳賞も7着。しかし、3走前に定量500キロのスピード戦・稲妻賞を使われてから行きっぷりが一変。前々走で今季初勝利を挙げると、前走の不知火特別(A1・A2級決勝混合)は4着とはいえ、カイシンゲキ(2着)より先に障害を越えての勝ち馬から1秒2差の惜敗。上昇気配があり、特別戦の荷物なら見せ場以上がありそうです。
 牝馬の前哨戦・白鳳賞(7月4日)は、センゴクイチが逃げ切り勝ちを収めました。△キサラキクは、トップハンデながら1秒6差の2着で、負けて強しのレースぶり。4歳シーズン・ナンバーワン決定戦・天馬賞(1月3日)で強烈な決め手を発揮し、2着ハクタイホウを10秒8もちぎったのは圧巻でした。牡馬相手でも一歩も引かない戦いが可能でしょう。

【第11回開催6日目】
 9月12日(月)のメイン第10レースは、長月特別(B1級-1・2組・20:10発走予定)。B1級-1組(9月5日)、B1級-2組(3日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選の勝ち馬◎マゴコロに引き続き注目。第2障害3番手クリアから鮮やかに抜け出し、H2Oフレンドシップ特別(8月29日・B1級-1・2組決勝)からの連勝を決めました。障害での腰の入り、末脚のキレとも申し分なく絶好調。賞金別定5キロ増は多少気になりますが、早めに障害を越えての押し切りに期待できます。
 ○カツオーカンは、B1級-2組予選であっさり逃げ切って楽勝。マイペースに持ち込めたときには強さを発揮します。H2Oフレンドシップ特別(雨・馬場水分3.5%)は4着で、今回は同レースの上位再戦ですが、重めの馬場になれば巻き返しに期待がかかります。
 ▲ファイトガールは、H2Oフレンドシップ特別2着で、1組予選が3着。特別戦では障害ひと腰クリアとはいかないため、勝ち切るまで至りませんが、スピードでは上位の存在。マークが欠かせません。
 △テンカムソウは、昨季、A2級の上位常連だった実力馬。2組予選はカツオーカンにちぎられての2着でしたが、こちらが主導権を奪っていれば、逆に勝っていた可能性も。ここもペース次第です。
 △スギノハリアーは、2組予選ではテンカムソウにコンマ1秒差まで迫っての3着。重めの馬場で流れに乗れれば、昨季A1格付だった底力発揮の場面もありそうです。

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