先週6月19日(日)に実施された重賞・旭川記念は、コウシュハウンカイが逃げ切って、同レース連覇を達成しました。次の古馬重賞は、7月17日(日)の北斗賞ですが、今週26日(日)のメインに組まれているミントスポット杯が、早くも前哨戦となります。ぜひご注目ください。
【第6回開催1日目】
6月25日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(B2級-1組・20:10発走予定)。
今季、B2級特別で1、2着と堅実な◎ホンベツイチバンに注目します。前開催のジュノー特別(B2級-1・2組決勝)では1番人気で2着でしたが、3頭による追い比べの末、勝ったオホーツクノタカラにコンマ2秒だけ先着されたもの。障害のキレも文句なしで、この馬らしさを十分見せました。引き続きチャンスがありそうです。
○スピードフジはA2からの降級馬で、3開催前のつつじ特別(5月14日・B2級-1組特別)で2着があります。近2走では不発に終わっていますが、抜群の決め手の持ち主。今回は人気落ちも考えられるだけに、狙って妙味がありそうです。
ジュノー特別で接戦をモノにした▲オホーツクノタカラは、これで2連勝。ようやく先行力が蘇ってきました。とはいえ、流れ次第という面は否定できないため、やや評価を下げたいところです。
つつじ特別で3着の△アグリナデシコは、障害力が持ち味。今回は紅一点でハンデが有利なだけに、先行してどこまでやれるでしょうか。
【第6回開催2日目】
6月26日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。
前開催の重賞・旭川記念から5頭が参戦していますが、1着コウシュハウンカイ、2着ニュータカラコマは回避しています。
注目は旭川記念には不出走だった牝馬◎セイコークイン。前々走のオッズパーク賞スタリオンカップ(6月5日・3歳以上選抜)では、スムーズな障害クリアから押し切って、ニュータカラコマ、フジダイビクトリー、オレノココロらを破って勝利しています。同レースは旭川記念の前哨戦でしたが、今回も、オープンの一線級は北斗賞を控えているため、目いっぱいのレースは考えにくいところ。仕上がりの差で勝機ありと見ます。
○オレノココロは、旭川記念では唯一、賞金別定10キロ増ながら、2着ニュータカラコマに1秒2差まで迫っての3着は、やはり地力があります。今回も引き続きトップハンデですが、相手がやや楽になることで、巻き返しが期待できます。
▲フジダイビクトリーは、旭川記念が6着でしたが、こちらも今回のメンバーを考えれば、差のない戦いが可能でしょう。
△トレジャーハンターは、5月29日の大雪賞(オープン・A1級混合)では、勝ったコウシュハウンカイと競り合って3着に善戦。A1と格下ですが力差は感じません。
【第6回開催3日目】
6月27日(月)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)。
オッズ・パーク賞スターライト特別(3月19日・5歳オープン)以来となる、同世代限定のオープン戦。同レースからは2~6着馬(勝ったのは牝馬キサラキク)が出走しています。当時より80~90キロ軽い負担重量での争いなら、スピードある◎カイシンゲキに注目できそう。4歳シーズン二冠目の銀河賞では720キロで鮮やかな抜け出しを決めているように、700キロ台前半の負担重量なら、長くいい脚を使えるタイプ。スターライト特別では、さらに決め手強烈な牝馬キサラキクが相手では分が悪かったようですが、760キロでしかも牡馬最先着の2着なら評価は下がりません。好位で障害を抜ければ圧勝までありえるでしょう。
○カゲホウトウは、4歳シーズン一冠目・柏林賞を圧勝して以降、約1年間勝ち星がありません。とはいえ、スターライト特別ではすんなり障害を越え3着と、同世代限定戦なら侮れない力があります。マイペースで先行できれば、前残りに警戒が必要かもしれません。特に軽めの馬場になれば、変わり身が見込めます。
▲カンシャノココロは、障害巧者ですが勝ち切れないのが悩み。テンに動けないのが原因ですが、4歳シーズン三冠での5、2、3着、スターライト特別5着など善戦傾向がある同世代限定戦なら、見直せそうです。
△ハクタイホウは、4歳シーズンは無冠も、三冠目・天馬賞で2着、3月に行われた明け4歳との混合重賞・ポプラ賞で5歳最先着の3着など、力のあるところは見せていました。ここはハンデとの戦いとなりそうです。