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今週の見どころ(7/16~7/18)

2016年7月15日(金)

 7月17日(日)のメインには、今季の古馬重賞第3弾・北斗賞が組まれています。第1弾・ばんえい十勝オッズパーク杯はオレノココロ、第2弾・旭川記念はコウシュハウンカイと、ともに6歳馬が勝利。このレースには両馬を含め5、6歳が4頭エントリーしています。基礎重量が増えて古豪の巻き返しがあるのか、若い世代が伸び盛りの勢いを示すのか。注目の一戦です。
 8月14日(日)に行われる重賞・ばんえいグランプリのファン投票を、7月18日(月)18時まで実施中です(詳しくはこちら)。なお、7月8日に発表されたファン投票中間発表では、4歳馬センゴクエースが1位の票数を集めています。

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【第7回開催4日目】
 7月16日(土)のメイン第10レースは、ルビー特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(7月10日)、B2級-2組(11日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級-1組予選2着◎オレモスゴイに期待します。前々走のムーンストーン特別(6月25日・B2級-1組)7着で、連勝が5で止まったものの、B2昇級初戦で、しかもハイペースのなか押して行ったため障害のキレがイマイチでした。しかし、同レースから6頭が参戦していた前走の1組予選では、スムーズな障害クリアから僅差の2着と巻き返しに成功。クラス2戦目で通用のメドを立てました。昇級後の初勝利が狙えそうです。
 ○ファイトガールは、近3走とも逃げて2、2、1着の好成績。3走前のB2級-2組戦(6月27日)は早めに抜け出したユウトウセイをとらえきれず。前々走のB2級-1・2組決勝戦(7月3日)は勝ち馬にゴール寸前で差されてしまいましたが、前走の2組予選ではアアモンドロシアを差し返すしぶとさを発揮し勝利を収めています。ここも逃げてどこまで粘れるでしょうか。
 ▲ユウトウセイは、前走1組予選で逃げて3着。前々走のB2級-1・2組決勝戦(7月3日)では障害の仕掛けが遅れ8着でしたが、やはりマイペースで運べたときは強さを発揮します。
 1組予選4着△ピカイチも障害のカカリ次第では侮れないところ。2組予選でファイトガールを苦しめ2着と好走した△アアモンドロシアも楽しみです。

【第7回開催5日目】
 7月17日(日)のメイン第10レースは、重賞・第24回北斗賞(20:10発走予定)。基礎重量790キロから今季の収得賞金120万円につき10キロ増となり、ばんえい十勝オッズパーク杯を連覇したオレノココロ、旭川記念連覇のコウシュハウンカイが、それぞれ10キロ増の800キロでの出走となります。
 今季のキーワードは「連覇」ということなら、昨年のこのレースの勝ち馬◎フジダイビクトリーに注目できそう。今春のばんえい記念を制していますが、2014、15年のばんえいグランプリ連覇など、7、8月の重賞に限れば6戦3勝、2着3回とこの季節が得意なタイプ。6着に敗れた6月の旭川記念ではデキがひと息だったようで、立て直しに期待したいところです。
 ○オレノココロは、ばんえい十勝オッズパーク杯を制し、唯一、賞金別定10キロ増で臨んだ旭川記念が3着。昨季は同じハンデで9着と敗れており、この1年での成長を感じさせます。昨年のこのレースではフジダイビクトリーにちぎられての2着でしたが、順調度を味方に逆転を目指します。
 ▲ニュータカラコマは、ばんえい十勝オッズパーク杯4着、旭川記念2着。今季も重賞では勝ち切れていません。勝利にはあとひと押しが必要かもしれませんが、崩れるシーンは考えにくいです。
 △オイドンは、前開催のミントスポット杯(6月26日・オープン・A1級混合)では、今回のメンバー中最先着の2着に善戦。工藤篤騎手が続けて騎乗するようになってから3戦目で、そろそろ一発があるかもしれません。

【第7回開催6日目】
 7月18日(祝・月)のメイン第10レースは、文月特別(B1級-2組・20:10発走予定)
 先行馬が揃って、流れは速くなりそう。そこで、先行力に加え決め手もある◎コウリキを中心視します。直近のB1級特別・鹿追町競馬会杯(6月11日・B1級-1組混合)で2着に好走。オープンからの降級馬で逃げ切ったアオノレクサスには完敗でしたが、長くいい脚を使って、3着以下を寄せつけませんでした。逃げなくても、好位で第2障害を越えられれば、ゴール前で抜け出してきそうです。
 ○タキニシサンデーはテンのスピードでは、メンバー中で上位。反面、詰めが甘い面は否定できませんが、4歳牝馬の最軽量ハンデを生かせれば、前残りがあるでしょう。
 ▲マゴコロは、前走のB2級-3組混合戦で、1頭だけ次元の違うレースをして逃げ切り圧勝。昨季はA2級で馬券に絡んでいたことを考えれば、B1昇級初戦とはいえ、格負け感はありません。
  △ホクショウサスケ△コサカコブラもA2からの降級馬で差はなさそうです。

今週の見どころ(7/9~7/11)

2016年7月 8日(金)

 7月11日(月)のメインには、今年で3回目となる、3歳・4歳(B1級からC1級)混合による選抜戦・天の川賞が組まれています。過去2回とも4歳が上位独占していますが、5頭出走していた3歳のうち、2014年はハクタイホウ(ばんえい菊花賞)、15年はシリウス(ばんえい大賞典)、コウリキ(はまなす賞)と3頭がのちに重賞を制しているという出世レースです。
 8月14日(日)に行われる重賞・ばんえいグランプリのファン投票を、7月18日(月)18時まで実施中です(詳しくはこちら)。

【第7回開催1日目】
 7月9日(土)のメイン第10レースは、こと座特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催の拓成湖特別(7月2日・A2・B1級決勝混合)が2着惜敗だった◎アサヒリュウセイに注目。逃げ込みを図るところ、2番手から追ってきたソウクンボーイにゴール線上で並ばれ、コンマ2秒先着されました。前々走のA2級混合戦(6月25日)でもソウクンボーイに敗れ2着でしたが、今回はその天敵がA2へ昇級したため、勝機到来といえます。
 ○サカノテツワンは、前開催ではB1級戦(6月26日)を使われて鮮やかな逃げ切り勝ち。相手が楽だったこともありますが、障害巧者らしい走りを見せています。今回は、6着に敗れた前々走のB1級-2組戦(6月13日)と同様、アサヒリュウセイ(同レース3着)との戦い。厳しい展開が予想されますが、うまく流れに乗れれば苦しめるシーンもありそうです。
 ▲ホンベツイチバンは、今回がB1昇級初戦ですが、昨季は同条件の上位常連だった実力馬。いきなりから力を発揮できそうです。
 △フクミツは、B2級-1組の特別戦で2連勝してB1へ昇級すると、その初戦もしぶとく押し切って勝利。前走6月25日のA2級混合戦は6着でしたが、2着アサヒリュウセイと4秒2差なら展開次第で挽回が可能なはず。
 前走の4歳重賞・柏林賞で2着と力を蓄えてきた△バウンティハンターも侮れません。

【第7回開催2日目】
 7月10日(日)のメイン第10レースは、わし座特別(A1・A2級-1組混合・20:10発走予定)
 オープン1頭、A1級3頭、A2級6頭による10頭立てですが、そのうち8頭はオープン格付で昨季を終えているという、実力馬揃いの一戦。なかでも◎ソウクンボーイに注目します。今季はB級へ下がったこともあり、10戦5勝、2着4回、3着1回で、特に特別戦では3戦3勝の好成績。今季10戦のなかで、今回出走しているほかのA2級馬とA1級のサクラリュウに先着を果たしています。目下、障害が安定しており、A2昇級初戦でも主役を張れそうです。
 ○トレジャーハンターは、昨季、オープン-1組特別を勝ち、ウィナーズカップ(4歳以上特別競走優勝馬選抜)でも2着と実績上位。今季はA1格付で2勝、3、4着各2回と好勝負を続けています。障害力が武器で、前走のミントスポット杯(6月26日・オープン・A1級混合)も3着とはいえ、第2障害を先頭で越えながら、決め脚あるセイコークイン、オイドンに差されたもので、悪くない内容でした。
 ミントスポット杯で決め手を見せつけ快勝した▲セイコークインは、3連勝中と充実の近況。今回は唯一のオープン馬で、近走より相手は楽になっています。先行タイプの前述2頭から大きく離されずに障害を越えることができれば、決め手あるこの馬が突き抜けそうです。
 この三つ巴の様相。A2級で善戦続けるダイコクパワーサクラリュウアオノレクサスらは押さえまで。

【第7回開催3日目】
 7月11日(月)のメイン第10レースには、天の川賞(3歳・4歳混合選抜・20:10発走予定)が行われます。負担重量は530キロから490キロで、ハンデ差は最大40キロです。
 過去2回の3着以内はすべて4歳馬。今回は、4頭いる4歳牝馬に注目します。なかでも期待は◎ウメノスピード。今季開幕から5戦4勝、2着1回。すべて第2障害ひと腰、3番手以内で越えるレース内容でした。下級条件馬は1開催に2走することも珍しくないなか、この馬は無理に使われていないのが好感触。トップハンデの530キロから20キロ軽い負担重量もちょうどいい感じで、本命視します。
 実績一番は○アスリート。今季、4歳オープン特別で2、1着とともに好走しています。前走の4歳重賞・柏林賞は670キロが堪えたのか5着でしたが、今回は世代限定のB、C級馬限定戦。トップハンデでも、スピードを生かし巻き返して当然でしょう。
 ▲カネフクは障害巧者ですが、終いに踏ん張れないレースの連続。前走のC1級-1・2組決勝戦でも障害は先頭で越えながら、7着に沈んでいます。しかし今回は、もっとも軽い490キロなら、あっさり押し切っても不思議ありません。
 △メムロコマチは柏林賞の6着馬で、520キロでの出走。スムーズに追走し、決め手比べに持ち込めれば、連争い候補です。

今週の見どころ(7/2~7/4)

2016年7月 1日(金)

 7月3日(日)のメインには4歳世代三冠の第1弾・柏林賞が組まれています。なんといっても注目はセンゴクエース。デビューから世代限定戦では重賞6勝を含め14連勝中と、もはや敵なしの状態です。ただ、競馬に絶対はないのも事実。はたしてどのような結果になるのか、ご期待ください。
 8月14日(日)に行われる重賞・ばんえいグランプリのファン投票を、7月18日(月)18時まで実施中です(詳しくはこちら)。

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【第6回開催4日目】
 7月2日(土)のメイン第10レースは、拓成湖特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級混合(6月25日)、B1級(26日)の両予選上位馬による一戦です。
 注目はA2級混合予選で2着の◎アサヒリュウセイです。軽馬場巧者のソウクンボーイに逃げ切られてしまったものの、離れた障害クリアからしっかり伸びて連対は確保。決め手ある3着キタノサムライを最後まで抜かせなかったのも評価できます。今回は前走より馬場が落ち着きそう。しかもソウクンボーイが賞金別定5キロ増ということを考えれば、逆転の可能性十分でしょう。
 ○スギノハリアーは、B1級予選で2着に好走。今年1月にはA1級混合の特別戦で2着があるので、相手強化のここでも通用十分。ブレイク中の菊池一樹騎手とのコンビで、引き続き上位進出を目指します。
 ▲ソウクンボーイは、6月4日の同条件特別・水無月特別でも逃げ切り勝ちを収めていますが、当時も雨で軽めの馬場でした。もともと障害次第の面があるので、別定5キロ増を考慮して3番手です。
 A2級混合予選で4、5着の△ダイコクパワー△サクラリュウはオープンからの降級馬で格上的存在。時計がかかる流れなら巻き返しがあっても不思議ありません。

【第6回開催5日目】
 7月3日(日)のメイン第10レースは、重賞・第10回柏林賞(4歳・20:10発走予定)
 ◎センゴクエースが同世代限定戦での連勝をさらに伸ばしそうです。前走すずらん賞(5月2日・4歳オープン)では最大70キロ差のトップハンデを克服しての勝利。今回も引き続きトップハテンデでも、最大50キロ差と、やや条件が楽になっています。ほぼ死角なしといえるでしょう。
 相手筆頭は○コウリキ。3歳シーズンに出走した重賞では、現5歳世代と混合のはまなす賞を勝利したほか、2着1回、3着3回とすべて馬券に貢献しています。差し馬の宿命で、なかなか勝ち星に手が届かず、すずらん賞は5着でしたが、前々走のライラック賞(6月6日・4歳オープン)、前走のB1級混合の特別戦とも、長くいい脚を使って2着。この馬らしさが戻ってきた印象です。センゴクエースと互角の末脚があるので、あまり離されずに追走し、決め手比べに持ち込みたいところです。
 △タキニシサンデーは、ばんえいオークスの2着馬。すずらん賞ではセンゴクエースのハナを叩いて逃げ、3着に踏ん張りました。同馬が不在だったライラック賞でも同じようなレースをして3着。自身のレースができれば、大きく崩れることはなさそうです。
 ×キンメダルは、3歳の10~12月にかけては、ばんえい菊花賞、ばんえいダービーでの2着を含め7戦連続連対と充実していました。しかし年明け、A2級の特別戦へ出走するようになってから精彩を欠くレースの連続。今季は同世代限定戦でも、すずらん賞8着で、前々走のライラック賞が6着ですが、近2走からはやや上向き気配も感じられます。
 ×メムロコマチは、ばんえいオークスでは、2着タキニシサンデーから1秒9差の3着。連争いまでは難しいかもしれませんが、最軽量ハンデを生かしうまく流れに乗れれば、決め手発揮の場面があるかもしれません。

【第6回開催6日目】
 7月4日(月)のメイン第10レースは、白鳳賞(5歳牝馬オープン・20:10発走予定)
 唯一のオープン馬◎キサラキクに注目します。昨年11月に行われた4歳女王決定戦・クインカップでは、フェアリードールに逃げ切りを許したものの、第2障害離れた3番手クリアからコンマ7秒差まで肉薄。30キロのハンデ差を考えれば、負けて強しでした。その後、準重賞・レディースカップ(4歳以上牝馬選抜)、明け5歳重賞・天馬賞、5歳オープンのオッズ・パーク賞スターライト特別と3勝を追加しました。オープン格付でのスタートとなった今季は、古馬の強豪たちの胸を借りる立場で結果が出ませんが、同世代限定で、しかも牝馬同士なら実力上位。負けられません。
 ○センゴクイチは、クインカップの3着馬。今季開幕当初はイマイチでしたが、叩かれつつ調子を上げてきた感があります。前走こそ大敗したものの、相手強化の決勝戦で、しかも雨馬場の速い時計での決着なら度外視が可能。もともとは障害巧者で、流れに乗れれば差はありません。
 ▲アサヒメイゲツは、キサラキクにも負けない末脚の持ち主。今季はB1級の特別戦(混合戦含む)で3戦2勝の成績を残しています。近3走は障害で苦戦していますが、立て直されていれば侮れない力があります。
 △メトーイチバンは、先行力と障害力が武器。同世代限定のオープンへは初参戦のため、相手関係は未知数ですが、昨年11月以降に8勝を挙げている上昇力が魅力です。

今週の見どころ(6/25~6/27)

2016年6月24日(金)

 先週6月19日(日)に実施された重賞・旭川記念は、コウシュハウンカイが逃げ切って、同レース連覇を達成しました。次の古馬重賞は、7月17日(日)の北斗賞ですが、今週26日(日)のメインに組まれているミントスポット杯が、早くも前哨戦となります。ぜひご注目ください。

【第6回開催1日目】
 6月25日(土)のメイン第10レースは、ムーンストーン特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 今季、B2級特別で1、2着と堅実な◎ホンベツイチバンに注目します。前開催のジュノー特別(B2級-1・2組決勝)では1番人気で2着でしたが、3頭による追い比べの末、勝ったオホーツクノタカラにコンマ2秒だけ先着されたもの。障害のキレも文句なしで、この馬らしさを十分見せました。引き続きチャンスがありそうです。
 ○スピードフジはA2からの降級馬で、3開催前のつつじ特別(5月14日・B2級-1組特別)で2着があります。近2走では不発に終わっていますが、抜群の決め手の持ち主。今回は人気落ちも考えられるだけに、狙って妙味がありそうです。
 ジュノー特別で接戦をモノにした▲オホーツクノタカラは、これで2連勝。ようやく先行力が蘇ってきました。とはいえ、流れ次第という面は否定できないため、やや評価を下げたいところです。
 つつじ特別で3着の△アグリナデシコは、障害力が持ち味。今回は紅一点でハンデが有利なだけに、先行してどこまでやれるでしょうか。

【第6回開催2日目】
 6月26日(日)のメイン第10レースは、ミントスポット杯(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 前開催の重賞・旭川記念から5頭が参戦していますが、1着コウシュハウンカイ、2着ニュータカラコマは回避しています。
 注目は旭川記念には不出走だった牝馬◎セイコークイン。前々走のオッズパーク賞スタリオンカップ(6月5日・3歳以上選抜)では、スムーズな障害クリアから押し切って、ニュータカラコマ、フジダイビクトリー、オレノココロらを破って勝利しています。同レースは旭川記念の前哨戦でしたが、今回も、オープンの一線級は北斗賞を控えているため、目いっぱいのレースは考えにくいところ。仕上がりの差で勝機ありと見ます。
 ○オレノココロは、旭川記念では唯一、賞金別定10キロ増ながら、2着ニュータカラコマに1秒2差まで迫っての3着は、やはり地力があります。今回も引き続きトップハンデですが、相手がやや楽になることで、巻き返しが期待できます。
 ▲フジダイビクトリーは、旭川記念が6着でしたが、こちらも今回のメンバーを考えれば、差のない戦いが可能でしょう。
 △トレジャーハンターは、5月29日の大雪賞(オープン・A1級混合)では、勝ったコウシュハウンカイと競り合って3着に善戦。A1と格下ですが力差は感じません。

【第6回開催3日目】
 6月27日(月)のメイン第10レースは、瑞鳳賞(5歳牡馬オープン・20:10発走予定)
 オッズ・パーク賞スターライト特別(3月19日・5歳オープン)以来となる、同世代限定のオープン戦。同レースからは2~6着馬(勝ったのは牝馬キサラキク)が出走しています。当時より80~90キロ軽い負担重量での争いなら、スピードある◎カイシンゲキに注目できそう。4歳シーズン二冠目の銀河賞では720キロで鮮やかな抜け出しを決めているように、700キロ台前半の負担重量なら、長くいい脚を使えるタイプ。スターライト特別では、さらに決め手強烈な牝馬キサラキクが相手では分が悪かったようですが、760キロでしかも牡馬最先着の2着なら評価は下がりません。好位で障害を抜ければ圧勝までありえるでしょう。
 ○カゲホウトウは、4歳シーズン一冠目・柏林賞を圧勝して以降、約1年間勝ち星がありません。とはいえ、スターライト特別ではすんなり障害を越え3着と、同世代限定戦なら侮れない力があります。マイペースで先行できれば、前残りに警戒が必要かもしれません。特に軽めの馬場になれば、変わり身が見込めます。
 ▲カンシャノココロは、障害巧者ですが勝ち切れないのが悩み。テンに動けないのが原因ですが、4歳シーズン三冠での5、2、3着、スターライト特別5着など善戦傾向がある同世代限定戦なら、見直せそうです。
 △ハクタイホウは、4歳シーズンは無冠も、三冠目・天馬賞で2着、3月に行われた明け4歳との混合重賞・ポプラ賞で5歳最先着の3着など、力のあるところは見せていました。ここはハンデとの戦いとなりそうです。

今週の見どころ(6/18~6/20)

2016年6月17日(金)

 6月19日(日)のメインには、重賞・旭川記念が組まれています。先月実施された、ばんえい十勝オッズパーク杯から7頭が参戦しており、ほぼ再戦。当時から基礎重量(オープン)が50キロ重くなっての争いとなります。ばんえい十勝オッズパーク杯の勝ち馬は賞金別定重量の加増があるためか、このレースでは苦戦傾向があり、2007年以降の過去9回で、両レースとも勝ったのは、11年カネサブラック、13年キタノタイショウのみとなっています。

【第5回開催4日目】
 6月18日(土)のメイン第10レースは、ジュノー特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(6月11日)、B2級-2組(12日)の両予選上位馬による一戦です。
 B2級-1組予選の3着馬◎マゴコロに注目します。第2障害離れた6番手クリアから鋭く伸びて、4頭横一線の3着争いを制しました。出走取消明けで状態面がやや心配されましたが、それを払拭。今回は叩かれた上積みが見込めるのに加え、ペースが落ち着く特別戦なのも歓迎でしょう。
 ○ホンベツイチバンは、近4走が3、3、1、2着の好成績。使われつつ本来の動きが戻ってきました。2開催前の黒岳特別(5月30日・B2級-2組)で2着に退けたホクショウマックスに、前走B2級-1組予選(2着)では借りを返された格好ですが、リベンジなるでしょうか。
 その▲ホクショウマックスは、過去のB2級特別(混合戦除く)では黒岳特別を含め3戦して2着2回、3着1回の好成績。障害巧者で、ここも上位争い必至でしょう。
 △スーパータイトルは、黒岳特別3着で、B2級-2組予選5着。障害に自信を持っているだけに、変わり身を期待したいです。

【第5回開催5日目】
 6月19日(日)のメイン第10レースは、今季の古馬重賞第2弾・第47回旭川記念(20:10発走予定)。5月のばんえい十勝オッズパーク杯を制しているオレノココロのみ賞金別定10キロ増の780キロ。その他の牡馬は770キロ、牝馬は750キロでの出走です。
 注目はこのレース2連覇を目指す◎コウシュハウンカイ。昨年のこのレースが古馬重賞初勝利で、その後、重賞2着3回、年度末のばんえい記念でも初挑戦で3着。負担重量面で厳しい5歳シーズンに大きく飛躍しました。今季も、ばんえい十勝オッズパーク杯2着など4戦1勝、2着2回、3着1回と好調な滑り出し。春競馬の軽めの負担重量も得意なので、今年も好勝負必至といえます。
 ○フジダイビクトリーは、一昨年のこのレースが古馬重賞初制覇。その後の2年間で、4つのタイトルを積み重ね、そのなかには昨季のばんえい記念も含まれています。700キロ台後半の重量では各馬、障害でさほど苦労しないため、障害力勝負のこの馬にとってのアドバンテージがありませんが、昨年も2着と好走している相性の良さも買って対抗です。
 ▲オレノココロは、コウシュハウンカイと同じ6歳でライバル的存在。昨年もばんえい十勝オッズパーク杯を制し、唯一の賞金別定10キロ増で臨んだこのレースではブービーの9着でした。とはいえ、昨季は秋から重賞で出走機会3連勝をやってのけるなど地力強化は明らか。今回は昨年のようなレースはしないでしょう。
 ばんえい十勝オッズパーク杯4着△ニュータカラコマにも警戒が必要。×オイドン×ホクショウユウキらも障害のデキひとつで上位争いに加わってきそうです。

【第5回開催6日目】
 6月20日(月)のメイン第10レースは、ゴールドトロフィー(3歳以上選抜・20:10発走予定)
 昨季の勝利数が多かった3歳以上の馬による選抜戦で、A1級のトレジャーハンター(670キロ)からB4級の牝馬スターダスト(600キロ)まで最大70キロものハンデ差がつきました。過去の傾向を見ると、トップハンデ馬は苦戦傾向があり、近2回では3着以内に4歳馬が2頭ずつ入っています。
 注目は4歳牝馬の◎アスリート。3走前のスーパージョッキー賞(B級選抜)では、オープンからの降級馬アサヒリュウセイを振り切って逃げ切ると、前開催のライラック賞(6月6日・4歳オープン)は今回と同じ620キロで、第2障害2番手クリアから抜け出して快勝。今季2勝がともに鮮やかな勝ちっぷりでした。620キロは克服済で、トップハンデのトレジャーハンター(オープンからの降級馬)と50キロ差ということを考慮すれば、ここは軸との評価が妥当でしょう。
 4歳の牡馬○バウンティハンターは、前走のライラック賞が4着でしたが、大外枠に入ったためか追走にスムーズさを欠いていた印象。前走から10キロ軽くなるのも有利で、障害力を生かした積極策で巻き返しなるでしょうか。
 ▲トレジャーハンターは、昨季オープン-1組特別で勝利している実績断然で、先行力も若馬にヒケをとりません。あとはハンデ差を克服できれば、というこになりそうです。
 4歳の牡馬△イノリノチカラは、このところテンに置かれる面が目立ち、ライラック賞も見どころの少ない7着。しかし、切れる末脚を持っているので、流れに乗れれば見せ場以上も見込めます。

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