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今週の見どころ(2/13~2/15)

2016年2月12日(金)

 2月14日(日)のメインには、明け3歳女王決定戦・黒ユリ賞が組まれています。この世代の牝馬限定のオープン特別戦は、白菊賞、いちい賞ともグレースゴールドが制していますが、ともに2歳の秋までに実施されたもの。当時から、勢力図に変化があるのか。注目の大一番です。

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【第23回開催4日目】
 2月13日(土)のメイン第10レースは、アメジスト特別(A2級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A2級-1組(2月7日)、A2級-2組混合(8日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選1着◎4 テルシゲに引き続き期待。A級同士の対戦で相手強化となった予選でもスムーズな障害クリアから、あっさり逃げ切って完勝。これで3連勝を含む6戦連続連対と依然好調をキープしています。今回は決勝戦ですが、同じく先行脚質のA2級-1組予選2、3着馬が回避したことで、流れも味方しそうです。
 A2級-1組予選勢も勝ち馬○2 シンザンボーイに注目。第2障害2番手クリアから早めに先頭に立つと、追ってきた1番人気マゴコロ(2着)を寄せつけない快勝。昨年11、12月にはA2級特別(混合戦含む)を連勝しており、近況、実力とも上位の存在といえます。
 ▲3 カツオーカンは、出走取消明けの前走A2級-1組予選が障害ひと腰クリアから4着の好内容。さらに馬体が回復していれば、上積みが見込めそうです。
 特別戦で変わり身がありそうなのは、A2級-2組混合予選4着△1 イッキフジとA2級-1組予選5着△6 チヨノタカラ。ともに障害力が武器です。

【第23回開催5日目】
 2月14日(日)のメイン第10レースは、重賞・第41回黒ユリ賞(3歳牝馬・18:10発走予定)。定量640キロで明け3歳女王の座を争います。
 中心は◎7 イレマルビリーヴ。2歳B級-1組戦勝ちが最高という戦歴ですが、近2走の3歳A級-3組戦がともに逃げて2、3着の好内容。もともとは、重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)では570キロで障害をひと腰で切っていた巧者だけに、今回の640キロで変わり身がありそう。母イレマルリュウジンは、2009年のこのレース(6月実施)では第2障害で転倒し競走中止でしたが、その仔が雪辱を果たしてくれそうです。
 ○5 グレースゴールドは、白菊賞(8月9日)、いちい賞(9月20日)と2歳牝馬オープン特別を勝ったあと、勝利こそありませんが、同世代の牡馬相手のA級-1組戦や、オープンで戦い続けているキャリアが魅力。実績ある牝馬限定戦なら連争いに加わってきそうです。
 ▲8 タナボタチャンは、通算21戦して3着以内が14回という堅実タイプ。前々走の3歳A級-2組戦(1月17日)で2秒3先着された牡馬ショウヘイが、続く3歳A級-1組戦(1月31日)で、グレースゴールドに5秒0先着していることを考えても、差のない戦いが可能と見ます。
 △2 ブルーオーシャンはいちい賞の3着馬で、12月には先行策から2歳A級-2組、1組戦と連勝しています。年明けの3走では、一転、すべて障害最後のクリアから7、6、7着ですが、同じ3走に出走していたグレースゴールド(8、7、4着)には2度先着。初の640キロでも降雪で軽めの馬場になれば克服可能で、あっさり突き抜ける場面もありそうです。

【第23回開催6日目】
 2月15日(月)のメイン第10レースは、然別賞(オープン-1組・18:05発走予定)
 前開催の柏林馬事公苑特別(オープン-1組)は、第2障害2番手クリアから抜け出したニュータカラコマが粘るところ、障害3番手から追ってきたオイドンが最後に馬体を併せ、同タイムながら勝利しています。今回は、そのオイドンが不在なら、ニュータカラコマが負けられません。特別戦では、出走機会で5戦連続連対中と安定感が際立ちます。
 キタノタイショウは、柏林馬事公苑特別ではスムーズな登坂から5番手で越えると、3着に追い込みました。1、2着馬とはやや差がありましたが、ここも障害次第では、決め手発揮の場面がありそうです。
 コウシュハウンカイは、同じ前走では置かれ気味の追走ながら、障害ではしっかり腰が入っており、結果6着も復調を感じさせる走り。北見記念2着と力はあるので、さらに状態が上がっていれば楽しみです。
 ニシキエーカンは、柏林馬事公苑特別が3番人気・8着。こちらも流れに乗れなかった印象がありますが、課題の障害はこなせていました。展開が向けば巻き返してきそうです。
 厳しいハンデでも同5着など好戦続くフジダイビクトリーも侮れません。

今週の見どころ(2/6~2/8)

2016年2月 5日(金)

 2月8日(月)のメインには、準重賞・スピードスター賞が組まれています。稲妻賞、疾風賞、地吹雪賞の予選3レース上位馬による、定量500キロ(牝馬480キロ)での争いです。現在のように決勝戦として実施された過去4回のスピードスター賞と、2011年2月28日のスピードスターファイナルを制したのは、いずれも予選の勝ち馬でした。走破タイムが1分を切るスピード比べにご注目ください。

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【第23回開催1日目】
 2月6日(土)のメイン第10レースは、如月特別(オープン-2組・18:05発走予定)
 メンバー8頭中6頭は、前開催では、オープン-2組戦(1月24日)に出走。そのうち4頭は、みずがめ座特別(1月30日・オープン・A1級決勝混合)と2走使いされていますが、注目はそれ以外の馬から。正月の重賞・帯広記念5着以来となる◎6 インフィニティーです。今季20戦して未勝利ですが、8度の重賞でも3着4回を含め掲示板内7回という実力派です。ここに入れば実績上位は明らかなので、今季初勝利にようやく手が届きそうです。
 〇1 アサヒリュウセイは、オープン-2組戦2着で、みずがめ座特別が5着。特別戦へ替わり着順を下げてしまいましたが、引き続き障害のキレもよく、調子落ちは感じません。インフィニティーは強敵ですが、前走の1、2着馬が不在なら、巻き返して不思議ありません。
 ▲2 ダイコクパワーは、オープン-2組戦では、追走でやや置かれてしまい6着でしたが、最近は先行できたときのほうが好成績を収めている印象も。現に12月13日には、特別戦で積極策からハクタイホウの2着と健闘しています。ペースが落ち着く特別戦なら、一発があるかもしれません。
 △5 ソウクンボーイは、オープン-2組戦、みずがめ座特別とも3着に好走。障害のカカリ次第というタイプで、3走前までは今季すべて4着以下でしたが、近2走は一変の動きを披露しています。半信半疑な面はありますが、押さえておく必要はあるかもしれません。

【第23回開催2日目】
 2月7日(日)のメイン第10レースは、白雪賞(4歳オープン・18:05発走予定)。12月20日に行われた重賞・ばんえいダービー(牡馬730キロ、牝馬710キロの定量)の再戦ですが、今回は重量格による別定重量戦のため、ばんえいダービー馬でオープン格付のセンゴクエース・740キロからB1級の牝馬タキニシサンデー、B2級の牝馬メムロコマチ・690キロまで最大50キロ差つきます。
 とはいえ断然の主役は◎4 センゴクエース。ばんえいダービーでの、2着キンメダルを26秒2もちぎったレースぶりからは、王者の風格が感じられました。今回のハンデ差は厳しいものの、ダービー2、3着のキンメダル、コウリキとは20キロ差しかつかないのであれば、まず負けないでしょう。
 ○3 キンメダルは、ばんえいダービーでは第2障害2番手クリアから、逃げるセンゴクエースを追いましたが、逆に突き放されてしまいました。26秒2は決定的な差ですが、今回は20キロ差がつき、当時よりも10キロ軽い720キロというところに逆転の可能性を見出したいところです。
 ばんえいダービー3着の▲7 コウリキは、障害を離れた5番手で越えると、2着キンメダルをコンマ1秒差まで追い詰めました。その後は精彩を欠いていますが、3歳三冠ですべて3着など実績ある同世代同士なら巻き返し必至。キンメダルが、センゴクエースを負かしに行き、末脚が鈍るようなら、こちらが2着という可能性も十分でしょう。

【第23回開催3日目】
 2月8日(月)のメイン第10レースは、準重賞・スピードスター賞(4歳以上選抜・18:05発走予定)。定量500キロ(牝馬480キロ、5歳10キロ減)で争われます。
 注目は予選・地吹雪賞(12月27日)の勝ち馬オイドン。同条件特別では7勝、2、3着各1回と圧倒的な強さを誇ります。ただ、勝てなかった2回は、13年と15年のこのレース。韋駄天が揃うここでは、障害でのわずかなロスが命取りになりそうです。
 セイコークインは、昨季のこの路線では、地吹雪賞、このレースとも勝利しています。今季は、予選・疾風賞(10月19日)で僅差2着。牝馬の20キロ減を生かし、ここも差のない戦いが可能でしょう。
 その疾風賞を逃げ切ったナナノチカラや、予選・稲妻賞(8月24日)を豪快に差し切ったキタノサムライ、地吹雪賞2着で同じく決め手自慢のホクショウサスケも、障害を降りるタイミング次第では勝機十分といえます。

今週の見どころ(1/30~2/1)

2016年1月29日(金)

 先週、1月24日(日)に行われた4歳以上牝馬による重賞・ヒロインズカップは、ナナノチカラが勝ち、現在実施されている牝馬限定重賞(黒ユリ賞、ばんえいオークス、クインカップ、ヒロインズカップ)全制覇の快挙となりました。まだ6歳と若く、今後は牡馬相手での、古馬重賞タイトル奪取への期待も高まります。

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【第22回開催1日目】
 1月30日(土)のメイン第10レースは、みずがめ座特別(オープン・A1級決勝混合・18:05発走予定)。オープン-2組(1月24日)、A1級混合(23日)の両予選上位馬による一戦で、オープン5頭、A1級3頭が争います。
 オープン-2組予選を快勝したショウチシマシタに引き続き期待。第2障害ひと腰クリアからの逃げ切りで、2組なら力上位を見せつけました。今回はA1級混合で、相手が楽になっています。正直、負けるシーンは想像しにくいです。
 アサヒリュウセイは、オープン-2組に出走した近2走が3、2着。前走の予選では、ショウチシマシタにはちぎられたものの、3着ソウクンボーイには6秒1もの差をつけており、こちらも引き続き好勝負できそうです。
 サクラリュウは、オープン昇級2戦目の2組予選が障害5番手クリアから5着でしたが、3着はありそうな脚色で大きくは崩れませんでした。A1級時代の活躍ぶりを見れば、このメンバーなら連争いに加わってくるでしょう。
 A1級混合予選勢では、障害3番手クリアから抜け出し快勝したヤマノウンカイに注目。大外10コースで、しかも平場戦でのスピード勝負にも対応できたところが充実ぶりをうかがわせます。特別戦へ替わるのは歓迎のタイプなので、オープン馬を脅かすシーンも十分。
 A1級混合予選で逃げて3着だったアオノレクサスは、トップハンデから解放されることで、末の粘り強化が期待できます。

【第22回開催2日目】
 1月31日(日)のメイン第10レースは、柏林馬事公苑特別(オープン-1組・18:05発走予定)
 オイドンが、前開催のカシオペア特別(1月9日・オープン-1組)を第2障害4番手クリアから差し切って、オープン特別としては昨年11月以来の勝利を挙げました。近走は障害のカカリと同様、成績も安定しませんでしたが、スランプ脱出とみていいでしょう。連勝が期待できそうです。
 ニュータカラコマは、カシオペア特別では1番人気・2着。障害を2番手で越え、オイドンの決め手に屈した格好ですが、その差はわずか1秒7。特別戦での安定感は上位のものがあり、ここも首位争い必至でしょう。
 トレジャーハンターはカシオペア特別では7着も、逃げてゴール手前5メートルまでは先頭をキープ。押して行ったため最後に息切れしたものの、見せ場十分でした。12月7日にオープン-1組特別を勝った時は、逃げてギリギリ粘り込んでおり、ここもペースを握れるかがカギです。
 フジダイビクトリーはカシオペア特別が3着でしたが、トップハンデを考えれば、流石の走り。今回もハンデは厳しいですが、今開催から基礎重量が10キロ増えているのは、障害に絶対の自信を持つこの馬にとってはプラス。連争い候補の1頭です。

【第22回開催3日目】
 2月1日(月)のメイン第10レースは、、ダイヤモンドダスト賞(5歳オープン・18:05発走予定)
 5歳重賞・天馬賞(1月3日)を勝ったキサラキクが前週の重賞にまわったため不在です。となれば、天馬賞で2着に敗れたハクタイホウが主役といえます。断然人気に推された天馬賞でしたが、決め脚強烈なキサラキクとさほど差のない障害クリアでは、ゴール手前10メートルまで食らいつくのが精一杯でした。強敵がいない今回は巻き返し必至でしょう。
 カンシャノココロは天馬賞では3番人気で3着と、この馬なりの走りは見せました。初の760キロでも障害をふた腰でまとめており、流れに乗れれば再びハクタイホウを追い詰めるシーンもありそうです。
 定量戦の天馬賞で障害ひと腰クリアから4着のホクショウメジャーにも引き続き注目。今回は重量格による別定戦で、ハクタイホウと20キロ、カンシャノココロと10キロ差つくのも有利です。着順を上げてくるかもしれません。
 天馬賞では逃げて5着に踏ん張ったカイシンゲキですが、今回は唯一、賞金別定重量の加増があるためトップハンデ。地力があるのは認めますが、ちょっと厳しいかもしれません。

今週の見どころ(1/23~1/25)

2016年1月22日(金)

 1月24日(日)のメインは、4歳以上牝馬による唯一の重賞・ヒロインズカップ。出走10頭中7頭が6歳以下と若いメンバーにより争われます。前哨戦のレディースカップを使われていた馬が多いですが、同レースは4、5、6、7歳、8歳以上の各世代から2頭ずつというメンバー構成で実施されており、不出走組からの上位食い込みにも警戒が必要かもしれません。

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【第22回開催1日目】
 1月23日(土)のメイン第10レースは、吹雪特別(B2級-1組・18:05発走予定)
 好調馬揃いで混戦模様ですが、4歳牝馬メムロコマチに注目。何といっても、ばんえいオークス3着の実績が光ります。B2級-1組特別には、射手座特別(12月5日)で1度だけ挑戦し7着と敗れていますが、昇級初戦でペースに戸惑った様子。その後B2級では平場戦を2度使われて、3走前の1組戦は5着で、前々走の2組戦が第2障害をひと腰で越えて3着とクラス慣れが感じられます。特別戦も2度目なら上位進出が期待できるでしょう。
 今回のメンバー中8頭が出走していた射手座特別を逃げ切ったのがシマノシンザン。平場戦では追走に苦労する面も見られますが、特別戦のペースがハマった可能性が高いです。近2走は8、6着でも障害のキレはよく、特別戦で変わり身必至といえます。
 ソラチキクヒメは前々走のB2級-1組戦(1月10日)が着差以上に強い勝ち方。前走の2組戦は離れた2着でしたが、降雪の中のレースで評価は下がりません。1組特別には初挑戦でも、障害力を生かし好勝負が期待できそうです。
 射手座特別が9着だったセンショウレディーですが、近3走は積極的な競馬から1、2、4着と結果が出ています。特別戦でも見せ場以上がありそうです。

【第22回開催2日目】
 1月24日(日)のメイン第10レースは、古馬女王決定戦・第26回ヒロインズカップ(4歳以上牝馬・18:10発走予定)
 重量格による別定重量戦で、オープン馬は今季の収得賞金100万円につきさらに10キロ増となります。オープン馬3頭が780キロでトップハンデですが、最大でも30キロ差しかつかないのなら、格付上位馬が力を示しそうです。
 注目は、ナナノチカラ。前哨戦・レディースカップ(12月14日・4歳以上牝馬選抜)が1番人気で6着でしたが、もともと小さい馬体を大幅に減らしており、本調子になかった様子。当時から体重を40キロ戻した前走では、この馬らしい決め手を生かしたレースで、白星を挙げています。昨年のこのレース(3着)で770キロを経験しているのも強み。復活なった今なら、主役は譲れません。
 キサラキクは、レディースカップをあっさり逃げ切って勝利。続く前走の5歳重賞・天馬賞では第2障害3番手クリアから早めに先頭に立つと、2着ハクタイホウを10秒8もちぎる圧巻の勝利を収めています。今回はメンバー中で唯一、賞金別定重量の加増が10キロあるものの、ほかのオープン馬2頭と同じ780キロなのは、若馬の減量により相殺されているため。初の負担重量ながら、実質トップハンデなのはやや心配です。
 レディースカップ4着のセイコークインは、前走で古馬オープン2勝目(混合戦含む)をマークし意気上がるところ。追い比べの末2着にしりぞけたのは、前述のハクタイホウでした。スピード比べに強いので、軽めの馬場になるようなら浮上してきそうです。
 条件級馬ではA2級のマゴコロに注目。5月に行われたカーネーションカップ(3歳以上牝馬オープン)、レディースカップとも2着に好走。いずれも好位で流れに乗ると、第2障害ひと腰クリアから勝ち馬に迫っています。760キロは初めてですが、障害力があるのでこなせるはず。オープンの3頭に割って入ることができるでしょうか。

【第22回開催3日目】
 1月25日(月)のメイン第10レースは、六花特別(A2級・18:05発走予定)
 3連勝中のワールドピサに注目。ここ3走の2着馬は、3走前がイッキフジ(A1級)で、前々走と前走がテルシゲ(昨年3月の特別戦でオイドンの僅差3着)と強豪で、価値ある連勝でした。A2級特別では今季馬券に絡んでおらず、歓迎とはいえませんが、障害のキレも文句なしの近況だけに、好勝負に持ち込みそうです。
 スピードフジも3連勝中。前走のB1級-1・2組決勝混合特別では、第2障害6番手で越えると、逃げ残りを狙うテルシゲを競り落としています。3走前、前々走も差して勝っていますが、特別戦でも同じようなレースで、しかもテルシゲを破ったことは自信になったはず。今回がA2昇級初戦ですが、格負けの感はなく、連勝継続なるでしょうか。
 キタノサムライも強烈な差し脚が武器。中団で競馬ができれば、3着だった新雪特別(1月4日・A2級-1組)くらいのレースは可能でしょう。
 テンカムソウカツオーカンは勝ち味に遅いものの、今季A2級特別で連対実績があります。今開催は、次週2月1日に5歳オープン特別が組まれている関係で、相手関係がやや楽になっています。上位食い込みの可能性も十分です。

今週の見どころ(1/16~1/18)

2016年1月15日(金)

 1月18日(月)のメインには、オープン-2組による睦月特別が組まれています。出走予定馬のうちインフィニティー、ホクショウユウキを除く8頭中6頭は、格付賞金順位11番目以下で、6歳以下の若駒たち。オープン-2組は、特別戦としてはあまり実施されない条件だけに、ここで賞金を加算し、1組、そして重賞出走とランクアップしていきたいところでしょう。

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【第21回開催4日目】
 1月16日(土)のメイン第10レースは、プロキオン特別(B1級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。B1級-1組(1月11日)、B1級-2組混合(10日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-2組混合予選で2着のテルシゲに注目します。今季も使い出しは冬場の12月で、初戦、2戦目は8、8着でしたが、3戦目のA2級-2組戦(1月2日)で一変の動きを見せて2着。前走の予選も障害はひと腰でまとめる好レースでした。昨季はA2級-1組特別勝ちや、A1級の特別で2着など実績上位。復調なった今なら、勝利で決めてくれそうです。
 メンコイワタシは、B1級-1組予選こそ5着に敗れましたが、それまではB1級-1組特別を含め、3戦連続で2着に好走。前走の結果だけでは見限れません。
 スピードフジは、前々走のB1級-2組戦、前走B1級-1組予選と連勝中。自慢の末脚が冴え渡っています。特別戦での実績はありませんが、勢いは侮れません。
 B1級-2組混合予選3着チヨノタカラ、B1級-1組予選4着コサカコブラは、特別戦に替わることで前進が見込めそうです。

【第21回開催5日目】
 1月17日(日)のメイン第10レースは、山羊座特別(A2級-1・2組決勝混合・18:05発走予定)。A2級-1組(1月11日)、A2級-2組混合(9日)の両予選上位馬による争いです。
 アオノレクサスはA2級-2組混合予選が2着。第2障害をひと腰でまとめ、イッキフジに競り負け失速したものの、後続の追撃を振り切ったところは、やはり地力があります。同予選の1、3着馬は特別戦では障害次第という面もあるので、今度こそ逃げ切りを狙います。
 ヤマノウンカイはA2級-2組混合予選が4着。障害離れた3番手クリアから徐々に差を詰めましたが、末脚切れるホクショウサスケ(3着)に差されてしまいました。とはいえ、持ち味の障害力は特別戦でこそ生きるはず。巻き返しが期待できます。
 A2級-1組予選からの参戦は2頭のみ。勝ち馬で障害巧者のホクショウメジャーの前残りに警戒が必要でしょう。

【第21回開催6日目】
 1月18日(月)のメイン第10レースは、睦月特別(オープン-2組・18:05発走予定)
 ハクタイホウは、オープン昇級後が2着続きでしたが、前々走の冬月特別(オープン・A1級決勝混合)で逃げ切って、古馬オープン初勝利が今季初勝利ともなりました。今回はオープン馬の限定戦で相手が強化していますが、障害巧者ぶりが戻っている今なら主役で通りそうです。
 相手は、前開催のばんえい十勝金杯(オープン)の2着馬ニシキエーカンでしょう。ショウチシマシタ(今回は回避)が逃げ切りを狙うところ、第2障害2番手から差を詰め最後にきっちりと捕えました。近走馬券圏内を外しておらず、好調をキープしています。
 ばんえい十勝金杯では離れた3着だったセイコークインは、決め手上位。今回は紅一点で最軽量ハンデを生かしたいところでしょう。
 サクラリュウは、元日のニューイヤーカップ(A1級混合)で逃げ切り圧勝を収め、今回がオープン昇級初戦。この相手関係でどこまでやれるか楽しみです。

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