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今週の見どころ(10/31~11/2)

2015年10月30日(金)

 11月1日(日)のメインには、3歳重賞・ばんえい菊花賞が組まれています。7月に行われたばんえい大賞典は、牝馬シリウスが制し、このレースの前哨戦・オッズパーク杯秋桜賞も牝馬が勝利していますが、両レースとも不在だった(ばんえい大賞典は競走除外)2歳シーズン三冠馬センゴクエースが今回は出走。同世代との対戦は、3月のイレネー記念以来約8カ月ぶりとなりますが、力を見せつけるのか。それとも、その間に力をつけてきた馬が勢力図を塗り替えるのか。目が離せない一戦です。

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【第15回開催4日目】
 10月31日(土)のメイン第10レースは、十勝岳特別(オープン・20:10発走予定)。前週に重賞・北見記念が組まれていたため、やや手薄なメンバーとなりました。
 ここに入ればショウチシマシタが主役でしょう。前々走の狩勝賞(オープン-2組)では、逃げ切り勝ちを収めたホクショウユウキには力の違いを見せられたものの、第2障害2番手クリアからそのまま踏ん張り、3着キタノタイショウの追撃を凌いでいます。3走前に今季初勝利を挙げてからリズムが上向いており、これといった強敵不在の今回は逃げ切りが期待できます。
 セイコークインは、オッズパーク賞サマーカップ(7月25日・オープン)での、フジダイビクトリー、ホクショウユウキとの追い比べの末2着確保の実績が光ります。障害巧者で、こちらも相手関係を考えれば、上位争い必至といえます。
 キサラキクは、前走の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)では、最大40キロ差のトップハンデで、障害を離れた7番手で越えながら、あわやの3着と力を示しました。次週に4歳牝馬重賞・クインカップが組まれており、目標はそちらでしょうが、障害さえ無難なら先行勢をまとめて差し切る場面もありそうです。
 オープン昇級後は善戦止まりのホクショウマサルも、このメンバーなら、なんとかしたいところでしょう。

【第15回開催5日目】
 11月1日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の第二弾・第40回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)。重量格による別定重量戦で、2歳シーズン三冠馬でA1級の牡馬センゴクエースが720キロでトップハンデ、B3級の牝馬メムロコマチ、アスリートの670キロまで最大50キロ差がつきました。
 前哨戦のオッズパーク杯秋桜賞(10月5日・3歳オープン)は7番人気のメムロコマチが第2障害2番手クリアから抜け出して勝ち、6番人気タキニシサンデーが2着に逃げ粘る波乱となりましたが、そこにはセンゴクエースは不在でした。注目はそのセンゴクエース(720キロ)。一冠目・ばんえい大賞典(7月26日)では無念の競走除外となりましたが、除外明けのA2級-2組混合戦では、あっさり逃げ切って、古馬相手でも力は通用することを示しました。続く近3戦では勝利がありませんが、2歳シーズン三冠を含め、デビュー以来一度も負けていない同世代限定戦であれば、トップハンデでも軸不動といえます。
 キンメダル(700キロ)は、2歳シーズン三冠目・イレネー記念2着の実力馬。秋桜賞ではトップハンデを課され、障害では体勢を崩してしまったものの4番手で越えると、末脚を伸ばして3着と格上馬の意地を見せました。当時から負担重量が30~40キロ重いここであれば、流れも落ち着き、この馬の障害力が生かせる舞台となるでしょう。
 テンカトウイツ(690キロ)は、ばんえい大賞典では逃げて2着。秋桜賞は6着でしたが、前半の位置取りがうしろになったのが敗因で、障害のキレは文句なしでした。障害巧者だけに、近走成績を度外視して狙ってみる価値がありそうです。
 秋桜賞を人気薄で制したメムロコマチ(670キロ)ですが、もともとは2歳シーズン女王決定戦・黒ユリ賞で2着の実績があります。秋桜賞を制した牝馬は過去8年(2007~14年)で5頭おり、ばんえい菊花賞で2勝、3、4着各1回(1頭不出走)と高い確率で好走しています。最軽量を利しての一発があるかもしれません。
 バウンティハンター(690キロ)は、ばんえい大賞典、秋桜賞とも5着。高重量では障害がポイントになりそうですが、センゴクエースを除けば実力差の少ないメンバー構成だけに、警戒が必要でしょう。

 この日の第9レースには、十勝産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)が組まれています。12月28日に予定されている重賞・ヤングチャンピオンシップの予選第1弾で、十勝管内産馬の限定戦です。
 前開催の重賞・ナナカマド賞組が有力でしょう。2着サクラダイチは、第2障害ほぼ同時先頭クリアのフウジンライデン(南北海道産駒)にゴール前で突き放されたものの、上々のレースぶり。その勝ち馬が不在のここは当然中心です。
 キタノリュウキはナナカマド賞が1番人気で6着。末脚の伸びがイマイチでしたが、叩かれて動きが変わってくるかもしれません。
 同7着エアーシップは決め手不発に終わりましたが、5キロでも負担重量が軽くなることは歓迎といえそう。対照的に、決め手を発揮し3着に好走したリュウセイイチバンにも引き続き警戒が必要でしょう。

【第15回開催6日目】
 11月2日(月)のメイン第10レースは、霜月特別(A2級-2組・20:10発走予定)
 8頭立てだった前開催のA2級-2組戦(10月12日)の8着馬を除く7頭が出走。いずれも勝ち味に遅いですが、3着だったヤマノウンカイをひとまず中心視します。8月23日のオーガスト特別(A2級)で2着に逃げ粘った実績は上位。A1級との混合だった前々走の神無月特別こそ崩れました(7着)が、それを除けば、近走は障害のキレも悪くありません。障害力を生かせる特別戦に替わることで、前進がありそうです。
 前走5着テンカムソウも障害巧者。神無月特別(A2級-1・2組決勝混合)では障害をひと腰でまとめ3着に好走し、7着ヤマノウンカイに大きく先着を果たしています。こちらも特別戦での変わり身必至でしょう。
 アアモンドヤマトは、前走第2障害2番手クリアから差し切って快勝。障害次第の面があるので特別戦の荷物は歓迎とは言えないものの、前走のほぼ再戦なら軽くは扱えません。
 カツオーカンは、神無月特別が5着で、前走では4着。もうひと押しが利けば、馬券圏内に入ってきそうです。

今週の見どころ(10/24~10/26)

2015年10月23日(金)

 10月25日(日)のメインには古馬重賞・北見記念が組まれています。帯広単独開催になってからの過去8回で、1番人気の勝利は1回のみで、3着以内に5番人気以下が9頭も入っているやや波乱傾向もあるレース。昨年は、6番人気のフクドリが重賞初制覇を成し遂げています。今年も伏兵の台頭があるのか、それとも人気馬が実力を見せつけるのか。注目の一戦です。

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【第15回開催1日目】
 10月24日(土)のメイン第10レースは、能取湖特別(A1級・20:10発走予定)
 前開催にはA1級の特別戦は組まれておらず、2開催前の秋陽特別(A1級混合)の結果が参考になりそう。同レースはオープン4頭、A1級4頭による争い。3着だったダイコクパワーに期待します。障害での腰の入りはイマイチでしたが、5番手で越えると、1着ショウチシマシタから4秒8差まで押し上げてきました。その勝ち馬はすでにオープンへ昇級しており、オープン馬である2着ホクショウマサルもここにはいません。3走前には同じくオープン混合だった玉泉館特別を制している実績を考えれば、A1級限定のここは負けられません。
 玉泉館特別(オープン・A1級混合)3着、秋陽特別4着のコウシュハクィーンも有力です。両レースともダイコクパワーより先に第2障害を越えながら終いの伸びを欠く内容。ダイコクパワーが障害で苦戦するようなら、逃げ切りも十分でしょう。
 A1級特別初挑戦の2頭が続きます。カンシャノココロはA2級の特別戦(混合戦含む)2戦2勝、9月に行われた4歳重賞・銀河賞2着の実績を考えれば、格負けはなさそう。賞金別定10キロ増は微妙ですが、4歳馬の10キロ減で相殺。流れに乗れれば押し切るシーンも。サクラリュウは今季18戦して掲示板を外したのは3回だけという堅実派。今回がA1昇級初戦でも障害力を生かし好勝負できそうです。

【第15回開催2日目】
 10月25日(日)のメイン第10レースは、第36回北見記念(20:10発走予定)。基礎重量850キロから、今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重賞戦。フジダイビクトリーが30キロ増の880キロでトップハンデ、オイドン、コウシュハウンカイが20キロ増、オレノココロ、ニュータカラコマが10キロ増での出走となります。
 昨年のこのレース2着馬ホクショウユウキに期待します。昨季連に絡んだのは2度だけですが、それが岩見沢記念(820キロ)1着、そしてこの北見記念(860キロ)とこれくらいの負担重量にいちばん適性がありそうなタイプ。今季も春から夏にかけての重賞ではイマイチでしたが、9月の岩見沢記念では第2障害ひと腰クリアから見せ場を作って4着に好走。前走のオープン-2組特別ではあっさり逃げ切って快勝と、上げ潮ムードでの参戦です。しかも昨年のこのレースより10キロ軽い850キロなら、逃げ切りが視野に入るでしょう。
 インフィニティーは今季重賞では4、4、3、3、3着と常に善戦。障害にはまったく不安がないだけに、850キロへの増量もプラスに働きそう。昨年の3着以上を目指します。
 ニュータカラコマは、7月の北斗賞(4着)以来、約3カ月ぶりだった前走のオープン-1組特別で差し切り勝ち。久々を感じさせませんでした。高重量戦になると障害が甘くなりがちですが、いざ越えてしまえば、抜群の決め手で、上位争いできそうです。
 オレノココロコウシュハウンカイの5歳の牡馬2頭は、春シーズンに重賞を1勝ずつ。ともに860キロは初の重量となるだけに試金石といえそうです。

【第15回開催3日目】
 10月26日(月)のメイン第10レースは、端野峠特別(B1級混合・20:10発走予定)
 出走9頭中7頭が4歳で、そのうち牝馬5頭は前開催の紅バラ賞(4歳牝馬オープン)で対戦しています。なかでも注目は、フェアリードールでしょう。B2級特別で5戦して2勝、2、3着各1回の安定した成績。B1昇級初戦となった紅バラ賞では、逃げ切り寸前でセンショウレディーに差されてコンマ8秒差2着も、先行して末脚もしっかりというこの馬らしいレースができました。今回は牡馬もいますが、ほぼ4歳限定といえる顔ぶれだけに、引き続き好勝負できそうです。
 キクノカンターレは前走の紅バラ賞では2番人気で7着。とはいえ障害もスムーズで、2着フェアリードールと4秒1差なら悲観する内容ではありません。
 センショウレディーは紅バラ賞が2歳時以来となる特別戦出走でしたが、シャープな末脚を見せつけました。好位で障害を越えられれば、連勝の可能性もあります。
 紅バラ賞では1番人気・6着だったセンゴクイチも差のないところ。4走前の4歳重賞・銀河賞では、3頭いた牝馬で最先着の3着に食い込んだ実績があります。
 モコトコマは9歳にして初の特別挑戦。前走までのB3級では、キクノカンターレ、センショウレディらと好勝負しており、4歳馬相手でもスピード負けはなさそう。
 7歳馬チェイスアドリームは、今季、B2級特別では2度馬券に絡んでいるものの、フェアリードールが相手ではやや劣勢。しかしそれ以外の馬となら渡り合えそうなので、流れに乗って上位進出を目指します。

今週の見どころ(10/17~10/19)

2015年10月16日(金)

 10月19日(月)のメインには、疾風賞が組まれています。定量500キロで争われるスピード勝負で、来年2月8日に行われるスピードスター賞の予選第2弾です。8月24日に実施された予選第1弾の稲妻賞は、1着キタノサムライ、2着コウシュハクィーンとも過去に同条件特別で連対実績がありましたが、3着ニシキトモエは初めての参戦でした。馬券的中のためには、初挑戦馬の適性推理も重要かもしれません。

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【第14回開催4日目】
 10月17日(土)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組(10月11日)、B1級-1組(10日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-1組予選4着トモエエーカンに注目します。今回と同条件のA2・B1級混合の特別戦では、今季2戦とも2着の好成績。しかも、拓成湖特別(6月27日)のニシキエーカン(現オープン)、サッポロばんえい缶発売記念(9月6日)のカンシャノココロ(現A1級)と両レースの勝ち馬はかなりの強豪だっただけに、負けても収穫の多い走りでした。障害巧者とはいえませんが、特別戦の流れは向くタイプ。相手関係を考えても好勝負できそうです。
 サクラリュウはA2級-1組予選が1番人気で3着。第2障害を先頭で越えたものの踏ん張れませんでした。とはいえ、A1級との対戦だった前々走・帯広大正メークインまつり杯(9月19日)を圧勝している実績を考えれば、特別戦に変わることで巻き返し必至でしょう。
 ホクショウメジャーは、A2級-1組予選がA2昇級初戦ながら5着と目処の立つ走りでした。障害巧者ですが詰めを欠くというのはサクラリュウと同タイプ。こちらも逃げてどこまでやれるでしょうか。
 B1級-1組予選組では、2着ファイトガールに期待。最軽量ハンデの685キロを生かし先行できれば、しぶとさを発揮しそうです。

【第14回開催5日目】
 10月18日(日)のメイン第10レースは、秋雲特別(オープン-1組・20:10発走予定)
 オイドンは、目下3連勝と絶好調。前々走の重賞・岩見沢記念(9月14日)で実績のない820キロながらオレノココロとの追い比べをモノにすると、賞金別定15キロ増となった前開催のポテト特別(9月28日・オープン)では第2障害5番手クリアから先行勢をまとめて差し切りました。今回はさらに5キロ増えて賞金別定20キロとなりますが、750キロならまだまだ許容範囲。4連勝が濃厚でしょう。
 オレノココロは、4走前のとかちえぞまつ特別(8月1日・オープン)ではオイドンより10キロ重い重量で勝利。前走の岩見沢記念でもオイドンより10キロ重かったもののコンマ9秒差2着と力を見せています。今回は745キロで、こちらが5キロ軽い立場。逃げ切りも一考できそうです。
 ニュータカラコマは、7月12日の重賞・北斗賞(4着)以来となる休み明け。春シーズンは2勝を挙げ、重賞でもばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念での3着など好走続きでした。久々のぶん、割引きは必要かもしれませんが、同じく末脚勝負タイプのオイドンと追い比べになれば、15キロのハンデ差がモノを言うかもしれません。
 北斗賞、ばんえいグランプリと今季重賞2勝のフジダイビクトリーは、岩見沢記念を回避し、ポテト特別では2着。賞金別定30キロ増のトップハンデをものともせず、負けて強しの競馬でした。
 インフィニティーは、岩見沢記念が3着で、ポテト特別が5着。ともに障害を先頭で越えながら詰めを欠く内容でした。今回も勝利までは微妙かもしれませんが、上位進出が期待できます。

【第14回開催6日目】
 10月19日(月)のメイン第10レースは、疾風賞(3歳以上B級以上選抜・20:10発走予定)。定量500キロ(牝馬20キロ減、4歳10キロ減)での争いです。
 同条件特別で2戦2勝というセイコークインに注目。昨年12月の地吹雪賞では第2障害7番手で越えての差し切り、今年2月のスピードスター賞では、10頭差のない障害クリアから抜け出しを決めています。スピード自慢で、障害力も決め手もあるタイプ。ここも負けられません。
 カンシャノココロは、前々走まで7戦連続連対と好調。今回が定量500キロの特別戦には初出走となりますが、7月に行われた天の川賞(3歳・4歳混合の軽量特別)では、550キロで差して僅差の2着と適性はありそうです。
 ハクタイホウもこの条件初挑戦ですが、障害のカカリを気にしなくていいのは歓迎。スピード自慢で、いきなりの上位進出もありえます。
 ホクショウバトルは2013年のスピードスター賞を勝つなど、この条件では大崩れがありません。ライデンロックも近走不振ですが、13年7月以来となるこの条件への参戦で、変わり身に警戒が必要でしょう。

今週の見どころ(10/10~10/12)

2015年10月 9日(金)

 3連休に開催されるばんえい十勝ですが、10月10日(土)、11日(日)は帯広競馬場で『とかちばん馬まつり』が実施されるのに伴い、レースの発走時刻が早まっていますのでご注意ください(詳しくはこちら)。
 12日(祝・月)のメインには、2歳馬による重賞・ナナカマド賞が組まれています。この世代最初の重賞ウイナーはどの馬なのか。ご注目ください。

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【第14回開催1日目】
 10月10日(土)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・19:00発走予定)。11月8日に行われる4歳女王決定戦・クインカップの前哨戦です。
 近5走が2勝、3着3回と好調なセンゴクイチに期待します。印象的だったのは3走前の4歳重賞・銀河賞(9月20日)。最大50キロ差の最軽量ハンデだったとはいえ、690キロで第2障害ひと腰クリアから3着に踏ん張りました。B1へ昇級しての近2走も障害のキレはよく1、3着とクラスの壁を感じさせません。今回は同世代相手で、しかも牝馬限定なら、好勝負必至といえます。
 オープン馬キサラキクは、2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとも勝っているこの世代の女王。銀河賞には不出走で、約1カ月半ぶりの出走となりますが、クインカップへ向け、目処の立つ走りをしたいところでしょう。
 フェアリードールは、今季6勝を挙げている好調馬。前走のB2級-1組特別でも持ち前の障害力を生かして、逃げ切り勝ちを収めています。4歳になって重賞への出走はありませんが、もともとは、ばんえいオークス2着の実績馬だけに、ここで有力視は当然です。
 キクノカンターレは、メンバー中最多の今季7勝をマークしている上がり馬。今回は一気の相手強化、負担重量増となりますが、どんなレースをしてくれるでしょうか。

【第14回開催2日目】
 10月11日(日)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン-2組・19:00発走予定)
 回避馬が相次ぎ6頭立て。このメンバーに入ればホクショウユウキに期待できそうです。今季未勝利ですが、14戦中9戦で掲示板を確保。前開催のポテト特別(オープン)は雨の影響が残る馬場でオイドンの3着と善戦しています。同じく3着だった7月25日のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)は雨中のレースで、軽めの馬場が合うタイプかもしれません。今回も引き続き同様の馬場が予想されるので、今季初勝利も十分でしょう。
 ショウチシマシタは、前走の秋陽特別(A1級混合)を勝利し、ここがオープン昇級初戦ですが、相手関係が強化した印象はありません。スピード自慢だけに、軽めの馬場が援軍になりそうです。
 ホクショウマサルは、オープン昇級後が苦戦続きでしたが、秋陽特別であわやの2着に善戦。ショウチシマシタより10キロ軽くなる今回は、逆転もあるかもしれません。
 キタノタイショウは、ポテト特別では第2障害最後のクリアからそのまま8着と、良いところがありませんでした。良化を待ちたいところです。

【第14回開催3日目】
 10月12日(祝・月)のメイン第10レースは、2歳シーズン三冠の初戦・第38回ナナカマド賞(20:10発走予定)。収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、白菊賞、いちい賞と牝馬オープン特別2勝のグレースゴールドが10キロ増となります。
 青雲賞2着のエアーシップに注目します。第2障害を4番手で越え差を詰めると、3頭ほぼ横一線の2着争いを制しました。3着フナノクン、4着サクラダイチより負担重量が5キロ重かったことを考慮すると、負けて強しといえそう。わずか2秒7先着されたムサシブラザーが今回、回避したとあれば首位が濃厚です。
 フウジンライデンは、青雲賞では2番人気で5着。とはいえ、追走で置かれながらも、2着エアーシップと1秒7差は力のある証でしょう。前走の2歳A級-1組(9月27日)でも、3着エアーシップと1秒8差の4着にまとめており、展開が向けば勝機があるでしょう。
 青雲賞を回避したキタノリュウキは、約2カ月ぶりで、仕上がり具合がポイントになりそうです。
 青雲賞4着で続く前走2歳A級-2組を快勝したサクラダイチも侮れません。
 牝馬の期待はグレースゴールドでしょう。前走の2歳A級-1組(9月27日)では、障害を降りてから2、3着はありそうな位置取りでしたが、ゴール前で失速し6着。1番人気にこたえることができませんでした。引き続き賞金別定10キロを課されるのは厳しいものの、牡馬にどこまで食い下がれるか。

今週の見どころ(10/3~10/5)

2015年10月 2日(金)

 今週は第13回開催の後半3日間のレースが実施されますが、今年度(全26開催)のほぼ折り返しとなります。先週終了時の騎手リーディングは、1位が藤野俊一騎手(83勝)で、以下、藤本匠騎手(77勝)、阿部武臣騎手(66勝)と続きます。7年連続リーディングの鈴木恵介騎手は、4位(64勝)で、今後の巻き返しなるかに注目です。

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【第13回開催4日目】
 10月3日(土)のメイン第10レースは、桔梗特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 前開催の野分特別(B2級-1・2組決勝)で1番人気・3着のフェアリードールに注目。第2障害3番手で越えたものの、軽めの馬場で先行馬が止まらず、ポジションを上げることができませんでした。しかし、先着を許した2頭ともが今開催からB1へ昇級しており、相手有利は明らか。障害力を生かしての逃げ切りに期待します。
 ライデンマックスは前々走のB1・B2級決勝混合戦(9月5日)で逃げ切って快勝。同レースで2着にしりぞけたヤマノウンカイは、8月のA2級特別で2着があった実力馬で、価値ある勝利でした。前走の平場戦は6着でしたが、特別戦に替わっての戦いぶりに注目です。
 チェイスアドリームは野分特別で5着。特別戦では、どうしても障害での腰の入りが甘くなってしまいますが、相手緩和のここでなら上位進出が狙えるかもしれません。
 近4走が2、3、3、1着と安定しているオオゾラシンスケは特別戦でどこまでやれるか楽しみです。

【第13回開催5日目】
 10月4日(日)のメイン第10レースは、神無月特別(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組混合(9月28日)、A2級-2組(26日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-1組混合予選勢が有力。なかでも5着だったヤマノウンカイの巻き返しに期待します。障害には絶対の自信を持っており、前走もすんなり抜けたものの、決め手の差が出た格好。8月23日のオーガスト特別(A2級)では逃げて2着だけに、特別戦に替われば、末の粘り強化が期待できそうです。
 A2級-1組混合予選4着の牝馬アアモンドマツカゼは、オーガスト特別ではヤマノウンカイを差し切って勝利。続くオープンとの混合特別2戦でも3、4着と善戦続きです。特別戦の流れが合うタイプでここでは当然有力ですが、オーガスト特別時よりヤマノウンカイとの重量差が15キロも縮まっているのが気になります。
 カンシャノココロはA2級-1組混合予選2着で、連続連対を6に伸ばしており、地力強化がうかがえます。今回から特別戦では賞金別定10キロ増となるのが微妙ですが、720キロではすでに連対実績があるだけに、苦にしないかもしれません。
 アオノレクサスは同予選では軽めの馬場を味方に3着に好走。勝ち味に遅いタイプですが、A1級でも実績上位だけに押さえは必要でしょう。

【第13回開催6日目】
 10月5日(月)のメイン第10レースは、秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。11月1日に行われる3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞の前哨戦です。出てくればトップハテンデだったセンゴクエースが回避して混戦模様です。
 3歳一冠目・ばんえい大賞典(7月26日)で1番人気・4着のキンメダルに注目します。8月の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)でも3着に善戦。3歳馬4頭のなかではもっとも重い負担重量を課されながらもよく粘りました。デビュー以来、世代限定の重賞・特別戦では7戦すべて4着以内と堅実だけに、ここも大崩れはなさそうです。
 コウリキは、ばんえい大賞典3着で、はまなす賞が1着。長く使えるいい脚を武器に7戦連続で馬券に絡んでいます。障害のタイミングが合えば、再度の差し切りがあるかもしれません。
 バウンティハンターは、ばんえい大賞典が5着。一気の負担重量増もあってか第2障害では苦戦しましたが、それでも3番手でクリアしており、重賞・特別戦初挑戦としては悪くない結果でした。経験を積んだ今回、障害さえ無難なら、さらに上位が期待できます。
 牝馬のシリウスは、ばんえい大賞典を快勝。当時はB2級で、今回はA2級と、2クラス昇級しハンデは厳しくなりますが、ここでも好走できれば二冠制覇に弾みがつきそうです。

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