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今週の見どころ(10/10~10/12)

2015年10月 9日(金)

 3連休に開催されるばんえい十勝ですが、10月10日(土)、11日(日)は帯広競馬場で『とかちばん馬まつり』が実施されるのに伴い、レースの発走時刻が早まっていますのでご注意ください(詳しくはこちら)。
 12日(祝・月)のメインには、2歳馬による重賞・ナナカマド賞が組まれています。この世代最初の重賞ウイナーはどの馬なのか。ご注目ください。

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【第14回開催1日目】
 10月10日(土)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・19:00発走予定)。11月8日に行われる4歳女王決定戦・クインカップの前哨戦です。
 近5走が2勝、3着3回と好調なセンゴクイチに期待します。印象的だったのは3走前の4歳重賞・銀河賞(9月20日)。最大50キロ差の最軽量ハンデだったとはいえ、690キロで第2障害ひと腰クリアから3着に踏ん張りました。B1へ昇級しての近2走も障害のキレはよく1、3着とクラスの壁を感じさせません。今回は同世代相手で、しかも牝馬限定なら、好勝負必至といえます。
 オープン馬キサラキクは、2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとも勝っているこの世代の女王。銀河賞には不出走で、約1カ月半ぶりの出走となりますが、クインカップへ向け、目処の立つ走りをしたいところでしょう。
 フェアリードールは、今季6勝を挙げている好調馬。前走のB2級-1組特別でも持ち前の障害力を生かして、逃げ切り勝ちを収めています。4歳になって重賞への出走はありませんが、もともとは、ばんえいオークス2着の実績馬だけに、ここで有力視は当然です。
 キクノカンターレは、メンバー中最多の今季7勝をマークしている上がり馬。今回は一気の相手強化、負担重量増となりますが、どんなレースをしてくれるでしょうか。

【第14回開催2日目】
 10月11日(日)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン-2組・19:00発走予定)
 回避馬が相次ぎ6頭立て。このメンバーに入ればホクショウユウキに期待できそうです。今季未勝利ですが、14戦中9戦で掲示板を確保。前開催のポテト特別(オープン)は雨の影響が残る馬場でオイドンの3着と善戦しています。同じく3着だった7月25日のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)は雨中のレースで、軽めの馬場が合うタイプかもしれません。今回も引き続き同様の馬場が予想されるので、今季初勝利も十分でしょう。
 ショウチシマシタは、前走の秋陽特別(A1級混合)を勝利し、ここがオープン昇級初戦ですが、相手関係が強化した印象はありません。スピード自慢だけに、軽めの馬場が援軍になりそうです。
 ホクショウマサルは、オープン昇級後が苦戦続きでしたが、秋陽特別であわやの2着に善戦。ショウチシマシタより10キロ軽くなる今回は、逆転もあるかもしれません。
 キタノタイショウは、ポテト特別では第2障害最後のクリアからそのまま8着と、良いところがありませんでした。良化を待ちたいところです。

【第14回開催3日目】
 10月12日(祝・月)のメイン第10レースは、2歳シーズン三冠の初戦・第38回ナナカマド賞(20:10発走予定)。収得賞金50万円につき10キロ増となる別定重量戦で、白菊賞、いちい賞と牝馬オープン特別2勝のグレースゴールドが10キロ増となります。
 青雲賞2着のエアーシップに注目します。第2障害を4番手で越え差を詰めると、3頭ほぼ横一線の2着争いを制しました。3着フナノクン、4着サクラダイチより負担重量が5キロ重かったことを考慮すると、負けて強しといえそう。わずか2秒7先着されたムサシブラザーが今回、回避したとあれば首位が濃厚です。
 フウジンライデンは、青雲賞では2番人気で5着。とはいえ、追走で置かれながらも、2着エアーシップと1秒7差は力のある証でしょう。前走の2歳A級-1組(9月27日)でも、3着エアーシップと1秒8差の4着にまとめており、展開が向けば勝機があるでしょう。
 青雲賞を回避したキタノリュウキは、約2カ月ぶりで、仕上がり具合がポイントになりそうです。
 青雲賞4着で続く前走2歳A級-2組を快勝したサクラダイチも侮れません。
 牝馬の期待はグレースゴールドでしょう。前走の2歳A級-1組(9月27日)では、障害を降りてから2、3着はありそうな位置取りでしたが、ゴール前で失速し6着。1番人気にこたえることができませんでした。引き続き賞金別定10キロを課されるのは厳しいものの、牡馬にどこまで食い下がれるか。

今週の見どころ(10/3~10/5)

2015年10月 2日(金)

 今週は第13回開催の後半3日間のレースが実施されますが、今年度(全26開催)のほぼ折り返しとなります。先週終了時の騎手リーディングは、1位が藤野俊一騎手(83勝)で、以下、藤本匠騎手(77勝)、阿部武臣騎手(66勝)と続きます。7年連続リーディングの鈴木恵介騎手は、4位(64勝)で、今後の巻き返しなるかに注目です。

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【第13回開催4日目】
 10月3日(土)のメイン第10レースは、桔梗特別(B2級-1組・20:10発走予定)
 前開催の野分特別(B2級-1・2組決勝)で1番人気・3着のフェアリードールに注目。第2障害3番手で越えたものの、軽めの馬場で先行馬が止まらず、ポジションを上げることができませんでした。しかし、先着を許した2頭ともが今開催からB1へ昇級しており、相手有利は明らか。障害力を生かしての逃げ切りに期待します。
 ライデンマックスは前々走のB1・B2級決勝混合戦(9月5日)で逃げ切って快勝。同レースで2着にしりぞけたヤマノウンカイは、8月のA2級特別で2着があった実力馬で、価値ある勝利でした。前走の平場戦は6着でしたが、特別戦に替わっての戦いぶりに注目です。
 チェイスアドリームは野分特別で5着。特別戦では、どうしても障害での腰の入りが甘くなってしまいますが、相手緩和のここでなら上位進出が狙えるかもしれません。
 近4走が2、3、3、1着と安定しているオオゾラシンスケは特別戦でどこまでやれるか楽しみです。

【第13回開催5日目】
 10月4日(日)のメイン第10レースは、神無月特別(A2級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。A2級-1組混合(9月28日)、A2級-2組(26日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-1組混合予選勢が有力。なかでも5着だったヤマノウンカイの巻き返しに期待します。障害には絶対の自信を持っており、前走もすんなり抜けたものの、決め手の差が出た格好。8月23日のオーガスト特別(A2級)では逃げて2着だけに、特別戦に替われば、末の粘り強化が期待できそうです。
 A2級-1組混合予選4着の牝馬アアモンドマツカゼは、オーガスト特別ではヤマノウンカイを差し切って勝利。続くオープンとの混合特別2戦でも3、4着と善戦続きです。特別戦の流れが合うタイプでここでは当然有力ですが、オーガスト特別時よりヤマノウンカイとの重量差が15キロも縮まっているのが気になります。
 カンシャノココロはA2級-1組混合予選2着で、連続連対を6に伸ばしており、地力強化がうかがえます。今回から特別戦では賞金別定10キロ増となるのが微妙ですが、720キロではすでに連対実績があるだけに、苦にしないかもしれません。
 アオノレクサスは同予選では軽めの馬場を味方に3着に好走。勝ち味に遅いタイプですが、A1級でも実績上位だけに押さえは必要でしょう。

【第13回開催6日目】
 10月5日(月)のメイン第10レースは、秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)。11月1日に行われる3歳三冠の第2弾・ばんえい菊花賞の前哨戦です。出てくればトップハテンデだったセンゴクエースが回避して混戦模様です。
 3歳一冠目・ばんえい大賞典(7月26日)で1番人気・4着のキンメダルに注目します。8月の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)でも3着に善戦。3歳馬4頭のなかではもっとも重い負担重量を課されながらもよく粘りました。デビュー以来、世代限定の重賞・特別戦では7戦すべて4着以内と堅実だけに、ここも大崩れはなさそうです。
 コウリキは、ばんえい大賞典3着で、はまなす賞が1着。長く使えるいい脚を武器に7戦連続で馬券に絡んでいます。障害のタイミングが合えば、再度の差し切りがあるかもしれません。
 バウンティハンターは、ばんえい大賞典が5着。一気の負担重量増もあってか第2障害では苦戦しましたが、それでも3番手でクリアしており、重賞・特別戦初挑戦としては悪くない結果でした。経験を積んだ今回、障害さえ無難なら、さらに上位が期待できます。
 牝馬のシリウスは、ばんえい大賞典を快勝。当時はB2級で、今回はA2級と、2クラス昇級しハンデは厳しくなりますが、ここでも好走できれば二冠制覇に弾みがつきそうです。

今週の見どころ(9/26~9/28)

2015年9月25日(金)

 9月20日(日)に行われた4歳重賞・銀河賞は、カイシンゲキが1番人気にこたえて快勝しました。これで堂々、オープン馬の仲間入り。今後は一線級の古豪に混じってどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。

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【第13回開催1日目】
 9月26日(土)のメイン第10レースは、菊月特別(B1級-1組混合・20:10発走予定)
 好調馬揃いで混戦模様ですが、牝馬のマゴコロを中心とみます。1年前(2014年9月22日)には、A2・B1級混合特別戦で逃げ切り完勝を収めると、その後もA2級特別で好走を続けました。今季はB2へ降級。今年6月以降は平場戦のみ使われて、8月以降の近6戦で4勝を荒稼ぎと調子を上げています。今回、持ち味の障害力が生かせる特別戦への出走なら、主役を張って当然でしょう。
 オメガグレートは、前開催の長月特別(B1級-1組)を第2障害3番手から抜け出して快勝。今回から賞金別定5キロ増となりますが、障害巧者だけに心配なし。こちらも近6戦が4勝、2着1回と充実の近況です。
 前開催で4歳重賞・銀河賞を使われた2頭が続きます。ホクショウメジャーは銀河賞では6着でしたが、710キロを課されながらも障害でしっかり腰が入っていたのは、登坂力がついてきた証でしょう。とはいえ、少しでも負担重量が軽くなるのは歓迎。今季、B1級特別(混合戦含む)では3戦して4、4、2着と実績もあります。
 アサヒメイゲツは、銀河賞では第2障害離れた9番手クリアから押し上げ、混戦の3着争いに加わろうかという5着。シャープな末脚を発揮し、この馬なりのレースはしました。こちらも今季B1級特別(混合戦含む)では2、4着と善戦しており、巻き返し必至でしょう。
 キタノオーロラは、8月22日のオッズパーク杯アルタイル特別(B1級-1・2組決勝混合)を逃げ切って快勝。決め手のあるこの馬に第2障害を先頭で越えられては、他の馬は手も足もでませんでした。その後の4走では勝ち星がありませんが、流れに乗れれば一発があるかもしれません。

【第13回開催2日目】
 9月27日(日)のメイン第10レースは、秋陽特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン4頭とA1級4頭が争います。
 A1級のダイコクパワーは、前開催の玉泉館特別(オープン・A1級混合)が今季14戦目での初勝利。2着5回、3着1回、5着4回と惜しいレースも多かっただけに、やっとという思いでしょう。この勝利でひと皮むけた可能性もあり、前走と同程度の相手関係なら連勝が期待できそうです。
 同じくA1級のトレジャーハンターは、前開催は重賞・岩見沢記念に挑戦し9着でしたが、オープン一線級が相手で、しかも実績のない830キロでは仕方ありません。前々走のマロニエ賞(オープン・A1級混合)も差のある敗戦を喫しましたが、近2走より大幅に相手関係が楽になる今回、巻き返しは必至といえます。
 A1級の牝馬コウシュハクィーンは、玉泉館特別ではゴール前で脚が上がって3着でしたが、ダイコクパワーと3秒0の僅差。障害次第の面はありますが、前走の走りを見る限り、調子はよさそうです。
 オープン馬では、トップハンデは課題も地力あるニシキエーカンが侮れません。

【第13回開催3日目】
 9月28日(月)のメイン第10レースは、ポテト特別(オープン・20:10発走予定)
 前開催の重賞・岩見沢記念から6頭が参戦していますが、注目は他路線組から5歳牝馬セイコークイン。オープン格付でスタートした今季は、なかなか勝利まで手が届きませんでした。しかし、5走前のオッズパーク賞サマーカップ(7月25日・オープン)で、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着と初の連対を果たして以降、1、2、5、2着と波に乗っています。障害でのカカリが良化してきたのが好感触。今回は岩見沢記念組が相手でも、最大50キロ差の最軽量ハンデを生かせれば互角以上の戦いが可能と見ます。
 5歳牡馬コウシュハウンカイは、最大20キロ差のトップハンデだった岩見沢記念で5着。しかし、今回はトップハンデから解放され負担重量も軽くなることで、障害を無難にまとめて巻き返してくるでしょう。
 インフィニティーは、岩見沢記念では第2障害先頭で越えながら3着。またしても詰めを欠く結果に終わりました。ここでは賞金別定5キロ増と有利な立場なので、前々で運びどこまで粘れるかで今季初勝利が見えてきます。
 岩見沢記念で古馬重賞初制覇を果たしたオイドンは、賞金別定15キロ増が課題になりそう。とはいえ、障害さえすんなり抜ければ3連勝も考えられます。


今週の見どころ(9/19~9/21)

2015年9月18日(金)

 9月20日(日)のメインには、4歳シーズン二冠目・銀河賞が組まれています。過去5年の勝ち馬で、一冠目・柏林賞、二冠目とも勝ったのは、三冠馬になった2013年のホクショウユウキのみ。11、12年は、一冠目に不出走だった馬が勝利し、10、14年は、一冠目5着以下からの巻き返し。なかなか柏林賞とは直結しにくい重賞といえるかもしれません。
 また、20日(日)、21日(祝・月)の準メイン第9レースには2歳馬による特別戦も組まれており、こちらも見逃せません。

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【第12回開催4日目】
 9月19日(土)のメイン第10レースは、帯広大正メークインまつり杯(A2級混合・20:10発走予定)。A1級1頭、A2級6頭が争います。
 今季、A2級特別(混合戦含む)で4戦2勝、2着2回というトモエエーカンが中心。特別戦で賞金別定5キロを課されるようになってからも、キリンビール杯(8月10日)1着、前開催のサッポロばんえい缶発売記念2着と力を示しています。今回はA1級馬もいますが、前走から据え置きの705キロなら大崩れは考えられません。
 ホクショウサスケは、サッポロばんえい缶発売記念(A2・B1級決勝混合)で4着。障害に安定感がないのは相変わらずでしたが、決め手を生かして、2着トモエエーカン(勝ち馬と同タイム)と3秒8差なら悪くありません。平場戦を経ずに、続けて700キロの重量で使われる今回、前進があるかもしれません。
 サクラリュウは、8月23日のオーガスト特別(A2級)では第2障害3番手クリアから3着。同じ開催で稲妻賞(3歳以上選抜)が組まれていたため、トモエエーカンは不在でしたが、悪くない結果でした。今回は1開催空けての出走で仕上がり具合がポイントです。

【第12回開催5日目】
 9月20日(日)のメイン第10レースは、4歳シーズン三冠の第2弾・第23回銀河賞(20:10発走予定)。重量格による別定重量で争われ、ハンデ差は最大50キロです。
 一冠目・柏林賞4着のホクショウメジャー(710キロ)に注目。3番手のまま粘り込むかと思われましたが、末脚切れるカイシンゲキにゴール前で差されてしまいました。その後6戦して、1勝を含む4着以内5回とB1級で善戦続き。すんなり先手を奪えれば侮れません。
 アアモンドセブン(700キロ)は、柏林賞では障害2番手クリアから2着。逃げ切り勝ちを収めたカゲホウトウには完敗でしたが、力をつけているのは間違いありません。
 そのカゲホウトウ(730キロ)は、前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)でも逃げて、3歳馬コウリキの2秒0差2着に好走。柏林賞時はB2格付で、今回はA1へ昇級してハンデはきつくなりますが、どこまでやれるでしょうか。
 アサヒメイゲツは最軽量690キロが魅力。柏林賞は7着でしたが、その後は7戦して3勝、2着1回など好調キープ。障害さえ無難にこなせれば、鋭い決め手に警戒が必要でしょう。
 柏林賞3着馬で、前哨戦の山鳩賞(4歳オープン)を楽勝したカイシンゲキ(720キロ)も楽しみ。柏林賞、山鳩賞とも不出走ながら鈴木恵介騎手が手綱のシンザンボーイ(710キロ)、同じく両レースとも不出走ながら前走のB2級-1組特別を逃げ切ったゴールデンフジ(710キロ)も侮れません。

 この日の第9レースは、いちい賞(2歳牝馬オープン・19:30発走予定)。1着馬に重賞・ナナカマド賞(10月12日)への優先出走権が与えられます。
 8月9日に実施された白菊賞(2歳牝馬オープン)を1番人気で制したグレースゴールドに引き続き期待。第2障害を先頭で越えたものの、ゴール前で一杯に。3番手から追ってきたヒカルナナヒメが先頭に立ちましたが、すぐに立て直されると、コンマ3秒先着しています。今回も唯一、賞金別定5キロ増となりますが、特別戦を勝っている実績を信頼したいです。
 相手筆頭はもちろん白菊賞2着のヒカルナナヒメ。2連勝中のダンツァーレドンナは初の一線級相手でどこまでやれるでしょうか。

【第12回開催6日目】
 9月21日(祝・月)のメイン第10レースは、野分特別(B2級-1・2組決勝・20:10発走予定)。B2級-1組(9月13日)、B2級-2組(12日)の両予選上位馬による一戦です。
 期待したいのはB2級-2組予選の勝ち馬コサカコブラ。第2障害ひと腰先頭で越えるとあっさり逃げ切っています。今回、相手はやや骨っぽくなりますが、前々走のオッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組)2着という実績をを考えれば、好走はほぼ間違いないところでしょう。
 B2級-1組予選は、センゴクイチ(今回は回避)が障害2番手から抜け出して快勝しましたが、注目は離れた障害クリアから2着に追い込んだフェアリードール。前々走の不知火特別(B2級-1組)でも2着でしたが、逃げ切り勝ちを収めたゴールデンフジをコンマ1秒差まで追い詰めての惜敗でした。引き続き賞金別定5キロ増ですが、決め手を生かして上位争いできそうです。
 不知火特別6着のチェイスアドリームは、続くB2級-1組予選では5着でしたが、障害は立て直されており、好ムードで臨めそう。
 B2級-2組予選5着のライデンティダは特別戦に替わって警戒が必要。ベガ特別4着で、B2級-2組予選3着コウコサンネンセイは障害力を生かしての前残りがあるかもしれません。

 この日の第9レースは、青雲賞(2歳牡馬オープン・19:30発走予定)。前日のいちい賞と同様、1着馬に重賞・ナナカマド賞(10月12日)への優先出走権が与えられます。
 今年の2歳牡馬は粒ぞろいで、どの馬が勝っても驚けませんが、ひとまず中心はメンバー中、最多の4勝を挙げているアラワシキングでしょう。1開催空けての実戦だった前走の2歳A級-1組(9月6日)では終いの伸びがいまひとつで6着。しかし、ここが目標であれば評価を下げる必要はなさそうです。
 前走でアラワシキングを破っているフウジンライデン、1組戦で2度の2着があるサクラダイチ、勝ちっぷりのよさが目立つムサシブラザーらも接戦に持ち込める力があります。

今週の見どころ(9/12~9/14)

2015年9月11日(金)

 9月14日(月)のメインには、古馬重賞の岩見沢記念が組まれています。昨年は、9番人気のホクショウユウキが勝ち、2着・2番人気、3着・6番人気の順で入線し、三連単33万円台という波乱決着になりました。今季はじめて出走全馬が800キロ以上の負担重量を課される高重量戦に注目です。

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【第12回開催1日目】
 9月12日(土)のメイン第10レースは、長月特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 前開催のB1級特別は、A2級混合のサッポロばんえい缶発売記念。そのレースでB1級最先着の3着に入ったホンベツイチバンに注目します。第2障害2番手でクリアすると、3頭による激しい追い比べの末、カンシャノココロ(1着)、トモエエーカン(同タイム2着)からコンマ3秒遅れただけの好走でした。これで近5走が2着1回、3着4回と勝ちきれませんが、B1級限定で相手が楽になるここでは当然中心視できそうです。
 サッポロばんえい缶発売記念で5着のキタノオーロラが強敵でしょう。1番人気に推された前走でしたが、テンに置かれる面が出てしまい、追い込み切れませんでした。しかし、出走9頭中8頭がB1級馬だった3走前のオッズパーク杯アルタイル特別では、圧巻の逃げ切り勝ち。2着のホンベツイチバン以下を寄せ付けませんでした。B1級限定の今回はその再現があるかもしれません。
 コウリキは、前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)を障害4番手から差し切って勝利。B4級-2組戦からの連勝を4に伸ばしています。今回はクラスが一気に上がってB1級戦ですが、障害、末脚のキレとも文句なしの近況だけに、単なる通過点という可能性も十分です。
 シンザンボーイは、オッズパーク杯ベガ特別(B2級-2組)を逃げ切り楽勝しての昇級初戦。当然相手強化となりますが、障害巧者で、力を出しきれれば差はありません。

【第12回開催2日目】
 9月13日(日)のメイン第10レースは、玉泉館特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 オープン4頭とA1級5頭の争いですが、前開催で準重賞・朱雀賞を使われた5歳馬が強そうです。
 セイコークインは、朱雀賞が2番人気で5着。前が止まらず、第2障害を降りた順番のままでのゴールと、残念な結果でした。しかし、4走前のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)では、フジダイビクトリーのコンマ1秒差2着があり、続くA1級との混合特別2戦では1、2着。得意の条件に戻る今回は巻き返しが見込めます。
 ダイコクパワーは、セイコークインと同じ近3走を使われて、5、5、3着。朱雀賞は720キロながら障害をふた腰で切れたところが評価できます。10キロ軽くなるのは歓迎で、今回も馬券圏内にまとめてくるでしょう。
 コウシュハクィーンは朱雀賞が7着でしたが、700キロという負担重量より、前々走より220キロも重量が増えたことが響いた感も。もともとは障害巧者なので、当然、立て直してくるでしょう。
 5歳馬以外では、アアモンドマツカゼに注目。A1昇級初戦の前走マロニエ賞(オープン・A1級混合)が障害2番手から3着に踏ん張る上々のレースぶり。今回は同条件でもオープン勢が手薄になっており、一歩前進に期待です。
 マロニエ賞では2番人気で9着だったニシキエーカンは、障害次第で、上位をうかがってきそうです。

【第12回開催3日目】
 9月14日(月)のメイン第10レースは、重賞・第51回岩見沢記念(20:10発走予定)。ばんえいグランプリを制したフジダイビクトリーと、フクドリ、ナナノチカラが回避し、トレジャーハンターアオノレクサスが加わっての9頭立てとなりました。今季の収得賞金80万円につき10キロ増となる別定重量戦で、コウシュハウンカイが20キロ増、オレノココロ、トレジャーハンターが10キロ増で、その他の馬は820キロでの出走です。
 今季、旭川記念勝ちがあるコウシュハウンカイに注目。前走の朱雀賞(5歳オープン)では、トップハンデながら悠々逃げ切って勝利。2着オレノココロとは3秒1差でしたが、まったく寄せ付けず、強さが際立ちました。今回もトップハンデですが、最大20キロ差なら克服可能と見ます。
 相手筆頭はオレノココロでしょう。コウシュハウンカイとは、3歳、4歳の三冠で鎬を削ってきたライバル同士。前走の朱雀賞では同重量で2着でしたが、今回は、こちらのほうが10キロ軽いのは有利。決め手比べになれば、この重量差がモノを言うかもしれません。
 インフィニティーは、ばんえいグランプリの3着馬。2着コウシュハウンカイと、当時は同重量でしたが、今回は20キロの差がつきます。障害には絶対の自信を持っているだけに、終いの踏ん張り次第で逆転も一考できそう。
 ホクショウユウキは昨年の岩見沢記念覇者(9番人気)。その後未勝利ですが、昨年もこのレースがシーズン初勝利だったように、今年も一発があるかもしれません。
 昨年のこのレース2着馬キタノタイショウ、ばんえいグランプリ4着オイドンは、障害さえ切れれば、見せ場以上が期待できそうです。

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