ばんえい十勝の新年度開催がいよいよスタート。12月29日まではナイターで実施され、最終レース発走が20:45の11月23日までは地方競馬ナイン(スカパー!プレミアムサービス・701~703ch)での実況中継は原則13:30~21:00での放送となります。今週は4月18日(土)~21日(火)の変則4日間開催で、開幕初日のメイン・スプリングカップには早速、オープンの一線級が登場します。
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【第1回開催1日目】
4月18日(土)のメイン第10レースは、スプリングカップ(オープン・20:10発走予定)。
賞金ハンデなしの全馬680キロなら、オイドンに注目。昨年のこのレースでは同じ重量で、第2障害2番手クリアから抜け出し完勝しています。これくらいの負担重量であれば障害への不安もなく、身上のスピードを見せつけてくれそうです。
ニュータカラコマもスピードと切れ味で勝負するタイプですが、昨季最終戦となった重賞・ばんえい記念では2着と地力強化を印象づけました。勝ち味に遅い面は否定できませんが、上位争いが期待できます。
5歳馬2頭も差は感じません。オレノココロは、昨季終盤は重い賞金ハンデを課せられていましたが、大崩れの少ない成績。3月には重賞・チャンピオンカップを制している実力馬で、ハンデ差のつかない今回は注目です。チャンピオンカップの2着馬コウシュハウンカイは障害巧者。終いの踏ん張り次第では連争いに絡んできそうです。
【第1回開催2日目】
4月19日(日)のメイン第10レースは、卯月特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン3頭とA1級5頭が争いますが、オープンからの降級馬が注目を集めそうです。
アサヒリュウセイは昨季終盤の3戦が1、3、2着と安定感抜群。もともと強烈な決め手を持っていますが、障害が安定してきたのが好成績につながっているようです。今季はオープンからA1へ降級しており、相手関係も有利な印象です。
アオノレクサスは走りに安定感を欠く近況ですが、負担重量に限界があるタイプのよう。昨季は開幕から4連勝を成し遂げたように、スピードが生かせる今回の670キロなら一変があっても不思議ありません。A1格付で出走できるのも有利でしょう。
4歳馬ホクショウマサルもA1へ降級。オープンでの実績はありませんが、前述2頭より10キロ軽いことで前進があるかもしれません。
4頭出走している5歳馬からはショウチシマシタに注目。正月の重賞・天馬賞で7着と敗れて以降の8戦を5勝、2着2回の好成績で昨シーズンを締めくくりました。2走前の花月特別(A1級-1組混合)では2着で、アサヒリュウセイ(3着)に先着を果たしています。3月まで特別戦ではあった5歳馬の10キロ減がなくなるのは不利ですが、勢いは侮れません。
【第1回開催3日目】
4月20日(月)のメイン第10レースは、青葉特別(A2級・20:10発走予定)。
ジャングルソングは決め手自慢。年明けから特別戦2勝を含む3連勝しましたが、15キロ以上の賞金ハンデを課せられるようになってからの特別戦では5、8、8着で勢いが止まりました。しかし、今回は賞金ハンデもない660キロだけに、スムーズに障害をまとめて一気の差し切りが濃厚です。
ヤマノウンカイは2、3月にはA1級特別(混合戦含む)で逃げ切って2連勝している実績馬。続く昨季最終戦の大平原特別(A1級混合)こそ8着でしたが、オイドン(1着)、アサヒリュウセイ(2着)のオープン馬2頭を含む強力メンバーが相手では仕方なし。今回はA2へ降級しての一戦。障害力を生かす積極策で、巻き返しを狙います。
スギノハリアーもA1からの降級馬で、大平原特別では9着。昨季は開幕から8月まではA2格付で、同クラスの特別戦の上位常連だったことを考えれば、ここでは上位争いできそうです。
5歳馬サクラリュウは2走前の白樺賞(A2級-1・2組決勝混合)で逃げ切って快勝(ジャングルソングは同レースで8着)。当時はB1格付でハンデに恵まれた面はあったものの、障害巧者ぶりをアピールしました。今季はA2へ昇級しており、ここが試金石といえそうです。
【第1回開催4日目】
4月21日(火)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(B2級-1組混合・20:10発走予定)。B1級1頭とB2級6頭が争います。
オメガグレートは昨年9月にA2へ昇級し、特別戦(混合戦含む)では7戦して2着1回、3着2回など善戦も多い成績。その馬がB2へ降級したとあれば、主役の資格は十分といえます。
同じくA2からB2へ降級となったのがキタノオーロラ。昨季は3勝のみに終わりましたが、テンに置かれてしまうのが原因といえそう。640キロではその懸念も拭えませんが、格的には上位だけに、押していければ自慢の末脚が炸裂するかもしれません。
唯一のB1格付馬キタノストロングはA2からの降級で、抜群の決め手を誇ります。障害に注文がつくタイプですが、650キロであれば心配なし。早めに障害を越えられれば差し切りも十分でしょう。
ホクショウメジャーは昨季、B1級特別で2戦して5、4着という成績。4歳馬10キロ減の630キロも有利だけに、逃げ切りも視野に入りそうです。