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今週の見どころ(11/1~11/3)

2014年10月31日(金)

 11月2日(日)のメインには、3歳三冠の二冠目・ばんえい菊花賞が行われます。帯広単独開催となった07年以降、一冠目・ばんえい大賞典との二冠を達成した馬はおらず。それどころか、一冠目は不出走だった馬の好走や、同レース8着以下からの巻き返しも見られる波乱傾向の強い重賞といえます。

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【第15回開催4日目】
 11月1日(土)のメイン第10レースは、霜月特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 目下3連勝と絶好調なキンノカミに注目します。3勝すべてを逃げ切りで挙げていますが、特に前走A2級-1組(10月13日)で断然人気のハクタイホウをまったく寄せつけなかった走りは強いの一語。今回のメンバー10頭中9頭が同じA2級-1組戦を使われており、しかも2着ハクタイホウが不出走というのは恵まれました。賞金別定重量の加増もないので、軸として信頼できそうです。
 ダイリンビューティは、A2級-1組(10月13日)が6着で、2走使いの前走ペルセウス特別(A1・A2級決勝混合)でも7着でしたが、3着だった3走前から3走続けて10コースに入ったのが不運でした。4走前にはA1・A2級決勝混合特別で、障害ひと腰クリアから差し切っているように実力は確か。6番という枠順を考えてもここで巻き返して不思議ありません。
 ダイコクパワーはA2昇級後、しばらくは苦戦していましたが、3走前のA2級-2組は2着、続くA2級-1組(10月13日)が4着で、相手強化となった前走ペルセウス特別でも3着と、通用のメドを立てています。今回はA2級だけの争いで、引き続き上位が狙えそうです。
 A2級-1組(10月13日)が昇級初戦で3着アアモンドヤマト、同7着キュートエンジェルは、クラス慣れが見込めることで上位進出があるかもしれません。

【第15回開催5日目】
 11月2日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の二冠目・第39回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)。重量格による別定戦で、A2級でトップハンデ710キロのホクショウマサル、ハクタイホウから、B3級の牝馬で670キロのアサヒメイゲツ、アアモンドセブンまで最大40キロのハンデ差がつきました。
 10頭中7頭が、一冠目・ばんえい大賞典(8月24日)、オッズパーク杯秋桜賞(10月5日・3歳オープン)の両レースを使われています。
 シンザンボーイは初の重賞・特別挑戦だったばんえい大賞典で5着と崩れず、秋桜賞でも3着と善戦しています。目下19戦連続で掲示板内をキープ(うち7勝)。障害巧者で、切れる脚も持っていることが堅実な成績につながっているようです。ばんえい大賞典からクラス据え置きのため当時から10キロ増で、牡馬では最軽量タイとなる690キロは有利なので、勝ち負けが期待できそうです。
 ばんえい大賞典4着馬で、強烈な決め手を持つ牝馬アサヒメイゲツは、秋桜賞を含め目下3連勝と好調です。こちらもばんえい大賞典から10キロ増の670キロは有利で、障害次第で上位争いに加わってきそうです。
 ハクタイホウは、ばんえい大賞典、秋桜賞ともトップハンデを課せられながら2着惜敗。障害巧者ですが、やや詰めを欠く傾向があり、それは重賞で顕著に現れるようです。今回も崩れるシーンは想像しにくいものの、勝ち切るまでもどうかといった感はあります。
 ホクショウマサルは、ばんえい大賞典、秋桜賞とも不出走。ひと叩きされたことで気配が上向けば、2歳シーズン王者の貫録を示すかもしれません。
 ばんえい大賞典3着、秋桜賞4着のカンシャノココロは前走のB2級-1組では7着でしたが、障害で崩れてはいません。同世代限定の今回は侮れないところです。

 この日の第9レースは、北見産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。網走管内産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には12月28日に行われる重賞・ヤングチャンピオンシップへの優先出走権が与えられます。
 2歳最初の重賞・ナナカマド賞を圧勝したセンゴクエースがトップハンデでも負けられません。焦点は相手探しで、いちい賞(2歳牝馬オープン)で3着のシリウス、2歳A級-1組での勝ち星があるホンインボウらが候補になりそうです。

 【第15回開催6日目】
 11月3日(祝・月)のメイン第10レースは、ヒイラギ特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン3頭とA1級7頭が争います。
 4歳馬のソウクンボーイは近3走が2、2、1着と好調。3走前の神無月特別(オープン・A1級混合)は障害2番手クリアからコウシュハウンカイのコンマ1秒差、前々走のA1級混合は障害3番手からアアモンドマツカゼのコンマ3秒差、そして前走ペルセウス特別(A1・A2級決勝混合)では障害2番手から、トレジャーハンターを差し切っています。強敵になりそうなのは同じ4歳のコウシュハウンカイですが、神無月特別では20キロだったハンデ差が今回は25キロにひらいており、逆転は可能でしょう。
 そのコウシュハウンカイは神無月特別1着から、前走は狩勝賞(オープン)に臨み6着でしたが相手が強すぎました。再びA1級との混合となる今回は巻き返しを期します。
 7月までは快進撃を続けていたアオノレクサスは、ばんえいグランプリ8着、競走除外でリズムを崩したか、神無月特別6着、狩勝賞4着。とはいえ力量上位なので侮れません。
 ソウクンボーイと同じ近3走を使われて4、3、2着のトレジャーハンターも有力ですが、今回はオープン昇級でクラスハンデが10キロ増えたぶん割引が必要かもしれません。

今週の見どころ(10/25~10/27)

2014年10月24日(金)

 10月26日(日)のメインには、古馬路線重賞の北見記念が組まれています。出走10頭は、すべて岩見沢記念(9月28日)を使われていた馬。当時より30キロから40キロ重い負担重量での争いで、どのように結果が変わるのか。注目の一戦です。

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【第15回開催1日目】
 10月25日(土)のメイン第10レースは、端野峠特別(B2級-1組・20:10発走予定)。出走10頭中に4歳馬が9頭いるメンバー構成になりました。
 直近のこのクラスの特別戦・千樹橋特別(9月29日・B2級-1組混合)で2着に入っているカツオーカンに期待します。現B1級のメンコイワタシに逃げ切られたものの、第2障害2番手クリアから詰めの甘さも見せず、しっかりと歩き通しました。同レースはB1級との混合でしたが、今回はB2級同士の争いなので、相手有利は明らかです。障害力を生かして逃げ切りを狙います。
 マツリダワッショイも障害巧者。千樹橋特別には不在でしたが、今季、B2級特別でカツオーカンと2度対戦し、ともに1秒前後の差のない争いをしており、互角の勝負が可能でしょう。
 9歳馬ライデンロックは2008年の3歳二冠馬で、古馬重賞でも善戦していた実績馬。近年は上級では苦戦が続きましたが、B4へと降級した今季はさすがに役者が違う感じで11戦8勝、2着1回の好成績を収めています。近2走は5、4着と4歳馬にスピード負けしている感もありますが、特別戦へ替わって変わり身がありそうです。
 9月6日のオッズパーク杯長月特別(B2級-3・4組決勝)を制しているピカイチは障害さえ無難であれば好勝負できそう。同2着でスピードあるサクラリュウも争覇圏でしょう。

【第15回開催2日目】
 10月26日(日)のメイン第10レースに、重賞・第35回北見記念(20:10発走予定)が行われます。
 基礎重量850キロに、今季の収得賞金60万円につき10キロが課せられる別定重量戦。フジダイビクトリーが30キロ増(880キロ)でトップハンデ、キタノタイショウ、ニュータカラコマが20キロ増(870キロ)、ホクショウユウキ、オイドンが10キロ増(860キロ)での出走です。
 メンバー的には、9月28日に行われた重賞・岩見沢記念の再戦。同レースで逃げ切り勝ちを収めたホクショウユウキ、第2障害4番手から2着に差してきたキタノタイショウとも、当時から別定重量の加増が10キロ増えています。
 そこで注目は3着だったニシキエーカン。第2障害ではひと腰で天板に脚をかけ、ひと息おいて2番手でクリア。自慢の末脚でホクショウユウキに迫り、差し切ってしまうのではないかと思わせました。結局残り10メートルで一杯になりましたが、見せ場はたっぷり。成長途上の5歳馬にとって850キロは決して楽ではありませんが、2011年には当時5歳のフクドリが、初の800キロだった北斗賞2着、830キロの岩見沢記念4着、そして860キロの北見記念3着と、徐々に重くなる重量に対応し善戦を続けていたことは、今年のニシキエーカンの戦いぶり(初の770キロ・旭川記念2着、北斗賞4着、岩見沢記念3着)に被るものがあります。2011年はニシキダイジンやカネサブラック、ギンガリュウセイ(休養中)、フクイズミなどがおりオープンの層が厚かった時期で、今年のような混戦模様なら、5歳のこの馬にも勝機が見込めそうです。
 昨年のこのレースの1、2着馬は不出走で、3着だったのがインフィニティー。今年の3月にはばんえい記念を勝ったように高重量戦に自信を持っています。岩見沢記念では障害で崩れ4着でしたが、前走の狩勝賞(オープン)で立て直されており、不安なくここへ臨めそうです。
 キタノタイショウは狩勝賞では7着でしたが、重賞の今回は変わり身を見せるはず。ハンデは有利といえませんが、底力上位の存在。障害で多少苦戦しても挽回できる決め手の持ち主です。
 岩見沢記念で古馬重賞初制覇を成し遂げた5歳馬ホクショウユウキももう少し追いかけてみたいところです。

 【第15回開催3日目】
 10月27日(月)のメイン第10レースは、ししゃも特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 キタノストロングホクショウサスケキタノサムライジャングルソングとB1級の決め手自慢が大集合というメンバーだけに、ひとまず前に行ける馬に注目。イッキフジは前走の十勝川モール温泉杯(B1級-1・2組決勝混合)が圧巻の逃げ切り勝ち。追い込んできた1番人気キタノサムライを3秒7差2着に退けており、今回も前走と同様、逃げて障害でどれだけ後続を離せるかがカギになりそうです。
 レインボーライデンは十勝川モール温泉杯で3着。障害を2番手で降りたもののゴール手前でキタノサムライに捕まってしまいましたが、この馬なりのレースはできていました。3走前にA2・B1級決勝混合特別で逃げ切っているマゴコロも有力です。
 前述の差し馬勢はすべて障害次第というタイプですが、すんなり越えてしまえば上位独占までありえるでしょう。

今週の見どころ(10/18~10/20)

2014年10月17日(金)

 10月18日(土)、19日(日)の2日間、帯広競馬場では「フードバレーとかちフェスティバル」が行われます。十勝こだわりの味覚をはじめ、ゆるキャラ選手権、花火大会、吉本爆笑ステージなど楽しいイベントがたくさんです。なお両日の競馬は全10レース制で実施(メインは第10レース)され、発走予定時刻も通常とは異なりますのでご注意ください。

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 10月18日(土)メインの最終第10レースは、十勝川モール温泉杯(B1級-1・2組決勝混合・19:40発走予定)。B1級-1組(10月12日)、B1級-2組混合(11日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-1組予選勢が優勢でしょう。2着イッキフジは同レースがB1昇級初戦でしたが、第2障害をひと腰先頭で越えると、後続との差を大きく広げたものの、2番手から猛追してきたホクショウサスケに差されての惜敗でした。しかし、この障害力は特別戦でこそ生きるはず。ホクショウサスケが不在だけに巻き返しが見込めます。
 やや離されての3着だったキタノサムライですが、こちらもB1昇級初戦ながらしっかり伸びてきました。障害次第の面は否めませんが、上位争いに加わりそうです。
 同6着キタノストロングは9月22日の野分特別(A2・B1級決勝混合)で3着の実績があります。1組予選は10キロ減がある4歳馬が1~3着を独占しましたが、今回は重量が重くなる特別戦。B1級の先輩として貫録を示す場面もありそうです。
 B1級-2組混合予選勢では、同レース3着を含め善戦続くレインボーライデンに注目です。

 10月19日(日)メインの最終第10レースは、疾風賞(3歳以上選抜・19:40発走予定)。定量500キロ(4歳10キロ減、牝馬20キロ減)で争われる一戦で、1~3着馬にスピードスター賞(15年2月9日)への出走権が与えられます。
 オイドンは同条件特別では6戦し、12、14年のスピードスター賞など5勝(2着1回)と強さを見せつけています。走破時計も47秒台を2度マークするなど上位だけに、ここも実績どおりの走りを披露してくれそうです。
 ホクショウサスケは同条件特別での2戦ともオイドンの2着で、今年2月のスピードスター賞では2秒2差でした。伸び盛りの4歳だけに、オイドンとの差を詰めてくるでしょう。
 ヒカルブライアンは同条件特別へは初登場ですが、7月に行われた3歳・4歳混合の軽重量特別戦(全馬500~550キロ)で、逃げ切り勝ちを収めている実績があります。同レースで4秒6差2着に退けたサクラリュウが、8月の定量500キロ特別・稲妻賞で2着に入ったことを考えれば、この馬も適性十分と考えられます。

  10月20日(月)のメイン第10レースは、ペルセウス特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1級混合(10月12日)、A2級-1組(13日)の両予選上位馬による一戦です。
 A1級混合予選は、第2障害を先頭で抜けたトレジャーハンターに、2、3番手からアアモンドマツカゼ(1着)、ソウクンボーイ(2着)が迫ってきて、ほぼ3頭横並びでのゴール。3頭の差はコンマ3秒+コンマ6秒という大接戦でした。1番人気で3着と敗れたトレジャーハンターに再度注目します。近6走では、端コースに入った2走前の神無月特別(オープン・A1級混合)こそ4着でしたが、3勝、2、3着1回と崩れがありません。
 神無月特別、A1級混合予選とも2着のソウクンボーイは障害巧者。こちらも上位争い必至です。
 A2級-1組予選勢は上位3頭が回避。5着トモエエーカンは、収得賞金の関係で予選より別定重量面で不利になりますが、底力があるので侮れません。

今週の見どころ(10/11~10/13)

2014年10月10日(金)

  10月12日(日)のメインには重賞・ナナカマド賞が組まれています。ヤングチャンピオンシップ(12月28日)、イレネー記念(15年3月8日)へと続く2歳シーズン三冠の第1弾。牡馬の青雲賞、牝馬のいちい賞の両トライアル勝ち馬を含む10頭が集結しました。10月に実施されるようになった過去4回では、1番人気の連対率は100%ですが、もう1頭の連対馬は7、4、8、5番人気と、相手選びが難しい重賞といえるかもしれません。

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 10月11日(土)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。11月9日に行われる重賞・クインカップの前哨戦となります。
 クインフェスタは重賞ではひと息のレースが続きますが、5月のライラック賞、8月の山鳩賞と4歳オープン特別ではともに勝利を収めています。前走の玉泉館特別(A2級-1組混合)では、コウシュハクィーンに逃げ切られたものの、1秒8の僅差2着なら、展開次第で十分逆転は可能でしょう。
 そのコウシュハクィーンは昨夏には3歳重賞・ばんえい大賞典を制し、前々走の4歳重賞・銀河賞では牝馬最先着の5着するなど、障害力が生かせる高重量戦が向いている感もあり、クインカップのほうが地力発揮の舞台かもしれません。とはいえ、ここでも上位争いに加わってきそうです。
 セイコークインは銀河賞が8着で、玉泉館特別は5着ですが、3走前までは7戦連続で連対していました。前走も障害はひと腰で越えており、末脚の伸びがイマイチだったのは賞金別定10キロ増の影響もあったかもしれません。しかし、今回は賞金ハンデが適用されず。前走は前述両馬より5キロ重かったものの、逆にこちらが10キロ軽くなっており、巻き返しの余地はありそうです。
 ナナノチカラは、2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスと2つの女王タイトルを持っています。同世代同士の牝馬限定戦であれば、当然有力視できます。

 10月12日(日)のメイン第10レースには、2歳重賞・第37回ナナカマド賞(20:10発走予定)が行われます。今季の収得賞金40万円につき別定10キロ増となり、ホクショウキズナ、牝馬タキニシサンデーが10キロ増での出走です。
 センゴクエースは4月21日の新馬戦で2着に52秒6差をつける圧巻のレースで衝撃のデビューを飾ると、ここまで4戦4勝の好成績。9月21日の青雲賞(2歳牡馬オープン)も回避して、ここに備えてきました。母サダエリコで、第1回能力検査では一番時計を叩き出した逸材が、どんな走りを見せるか楽しみです。
 ほかの牡馬では、"コウシュハ"の2頭に注目。コウシュハシンザンは青雲賞では第2障害2番手クリアから接戦を制して勝利。ゴール前でキンメダルに一旦は前に出られましたが、最後はもうひと伸びして逆転しコンマ5秒差という、しぶといレースを披露しました。もう1頭のコウシュハスパークは青雲賞では3着。こちらも決め手が武器です。
 牝馬限定のオープン特別は、8月10日に白菊賞、9月14日にいちい賞が行われました。2レースとも勝ったのはタキニシサンデーですが、今回は別定10キロ増が懸念されるところ。白菊賞3着、いちい賞5着でスピード上位のウィナーエミや、両レースともに4着で、前開催の2歳A級-1組でコウシュハスパークとの一騎打ちを制したワタシハサクランボに期待する手もありそうです。

  10月13日(月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン・20:10発走予定)
 オイドンは前走の重賞・岩見沢記念では3番人気で6着。障害で苦戦したのが響いたのかリズムの悪い走りでした。しかし、今季4勝を挙げているオープン特別であれば、着順を上げてくるでしょう。
 インフィニティーは岩見沢記念での4着をはじめ、特別戦でも重賞でもこのところ大崩れがありません。ひと押しが足りない感もありますが、ハンデが有利なのは魅力です。
 4歳重賞・銀河賞を制したオレノココロ、同3着コウシュハウンカイの4歳馬2頭も軽ハンデを利して上位進出がありそう。
 軽めの馬場になれば、スピードあるアオノレクサスの一発もあるかもしれません。

今週の見どころ(10/4~10/6)

2014年10月 3日(金)

 10月5日(日)のメインには3歳オープンによるオッズパーク杯秋桜賞が組まれています。一昨年は、ニシキウンカイがこの秋桜賞、3歳二冠目・ばんえい菊花賞と制し、昨年は、秋桜賞の上位3頭がばんえい菊花賞でも着順を入れ替え上位を独占。ばんえい菊花賞(11月2日)の前哨戦として見逃せません。

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 10月4日(土)のメイン第10レースは、神無月特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)
 前週に重賞・岩見沢記念が組まれていたこともあり、オープン馬はコウシュハウンカイ、アオノレクサスの2頭だけですが、その両馬がひとまず有力でしょう。
 アオノレクサスは今季、A1級からスタートして4連勝し、続く大雪賞(オープン・A1級-1組混合)で2着と敗れたもののオープンへ昇級。その後は5、2、8着と勝ち切れませんが、障害で苦戦したのは前走の重賞・ばんえいグランプリだけで、この馬らしい徹底先行を貫いています。競走除外明けとなりますが、ほとんどがA1級馬という今回のメンバーに入れば注目の存在といえます。
 コウシュハウンカイは4歳重賞の柏林賞2着、銀河賞3着、3歳との混合重賞・はまなす賞で1着がある4歳の強豪です。古馬オープン特別(混合戦除く)では1戦して7着ですが、A1級混合戦では馬券に絡んだ実績があるので、ここに入れば主力視が可能でしょう。
 A1級のトレジャーハンターも侮れません。前走の菊月特別(A1・A2級決勝混合)で2着と敗れ4連勝なりませんでしたが、逃げ切り寸前で、35キロ軽いダイリンビューティに捕まってのコンマ7秒差と負けて強しという内容でした。相手は上がりますが、好調さと障害力を生かしてオープンの両馬に迫りそうです。

 10月5日(日)のメイン第10レースは、オッズパーク杯秋桜賞(3歳オープン・20:10発走予定)
 過去3回では最軽量ハンデの牝馬が2勝、2着1回と好成績を残していることもあり、注目したいのが最軽量640キロの牝馬アサヒメイゲツ。3歳一冠目・ばんえい大賞典(8月24日)では離れた障害クリアから、牝馬最先着の4着まで押し上げてきました。その後は9、3着で、続く前走B3級-3組では離れた障害4番手から追い込みを決め勝利しています。障害次第の面はありますが、ふた腰で越えた2月の黒ユリ賞と同じ640キロなら、信頼がおけそうです。
 ばんえい大賞典で3着に入ったカンシャノココロ(670キロ)は、その後、B3級-1~2組で4連勝と絶好調。障害巧者で、ここでも好勝負必至といえます。
 ばんえい大賞典で逃げ切り勝ちを収めたのがカイシンゲキ(670キロ)。同レースで1秒7差で2着に退けたハクタイホウ(680キロ)との10キロ差はここでも変わりません。ただ、それ以来の出走だけに、仕上がり具合がポイントになりそうです。

  10月6日(月)のメイン第10レースは、桔梗特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組混合(9月27日)、B1級-2組(29日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-2組予選の勝ち馬ホクショウサスケに引き続き注目。第2障害5番手クリアから差し切って、B1昇級後、初の自己条件戦でも壁を感じさせませんでした。B1級-1組混合予選で1、2着のアアモンドヤマト、トモエエーカンは強敵ですが、賞金別定重量の比較と4歳の10キロ減を考えると勝算も見込めそうです。
 B1級-1組混合予選上位組では、1番人気で3着だったキュートエンジェルが回避。逃げ切り勝ちを収めたアアモンドヤマト、障害3番手から2着に差してきたトモエエーカンには、以前ほどの安定感がありませんが、相手関係を考えれば力量上位の存在です。

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