10月12日(日)のメインには重賞・ナナカマド賞が組まれています。ヤングチャンピオンシップ(12月28日)、イレネー記念(15年3月8日)へと続く2歳シーズン三冠の第1弾。牡馬の青雲賞、牝馬のいちい賞の両トライアル勝ち馬を含む10頭が集結しました。10月に実施されるようになった過去4回では、1番人気の連対率は100%ですが、もう1頭の連対馬は7、4、8、5番人気と、相手選びが難しい重賞といえるかもしれません。
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10月11日(土)のメイン第10レースは、紅バラ賞(4歳牝馬オープン・20:10発走予定)。11月9日に行われる重賞・クインカップの前哨戦となります。
クインフェスタは重賞ではひと息のレースが続きますが、5月のライラック賞、8月の山鳩賞と4歳オープン特別ではともに勝利を収めています。前走の玉泉館特別(A2級-1組混合)では、コウシュハクィーンに逃げ切られたものの、1秒8の僅差2着なら、展開次第で十分逆転は可能でしょう。
そのコウシュハクィーンは昨夏には3歳重賞・ばんえい大賞典を制し、前々走の4歳重賞・銀河賞では牝馬最先着の5着するなど、障害力が生かせる高重量戦が向いている感もあり、クインカップのほうが地力発揮の舞台かもしれません。とはいえ、ここでも上位争いに加わってきそうです。
セイコークインは銀河賞が8着で、玉泉館特別は5着ですが、3走前までは7戦連続で連対していました。前走も障害はひと腰で越えており、末脚の伸びがイマイチだったのは賞金別定10キロ増の影響もあったかもしれません。しかし、今回は賞金ハンデが適用されず。前走は前述両馬より5キロ重かったものの、逆にこちらが10キロ軽くなっており、巻き返しの余地はありそうです。
ナナノチカラは、2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスと2つの女王タイトルを持っています。同世代同士の牝馬限定戦であれば、当然有力視できます。
10月12日(日)のメイン第10レースには、2歳重賞・第37回ナナカマド賞(20:10発走予定)が行われます。今季の収得賞金40万円につき別定10キロ増となり、ホクショウキズナ、牝馬タキニシサンデーが10キロ増での出走です。
センゴクエースは4月21日の新馬戦で2着に52秒6差をつける圧巻のレースで衝撃のデビューを飾ると、ここまで4戦4勝の好成績。9月21日の青雲賞(2歳牡馬オープン)も回避して、ここに備えてきました。母サダエリコで、第1回能力検査では一番時計を叩き出した逸材が、どんな走りを見せるか楽しみです。
ほかの牡馬では、"コウシュハ"の2頭に注目。コウシュハシンザンは青雲賞では第2障害2番手クリアから接戦を制して勝利。ゴール前でキンメダルに一旦は前に出られましたが、最後はもうひと伸びして逆転しコンマ5秒差という、しぶといレースを披露しました。もう1頭のコウシュハスパークは青雲賞では3着。こちらも決め手が武器です。
牝馬限定のオープン特別は、8月10日に白菊賞、9月14日にいちい賞が行われました。2レースとも勝ったのはタキニシサンデーですが、今回は別定10キロ増が懸念されるところ。白菊賞3着、いちい賞5着でスピード上位のウィナーエミや、両レースともに4着で、前開催の2歳A級-1組でコウシュハスパークとの一騎打ちを制したワタシハサクランボに期待する手もありそうです。
10月13日(月)のメイン第10レースは、狩勝賞(オープン・20:10発走予定)。
オイドンは前走の重賞・岩見沢記念では3番人気で6着。障害で苦戦したのが響いたのかリズムの悪い走りでした。しかし、今季4勝を挙げているオープン特別であれば、着順を上げてくるでしょう。
インフィニティーは岩見沢記念での4着をはじめ、特別戦でも重賞でもこのところ大崩れがありません。ひと押しが足りない感もありますが、ハンデが有利なのは魅力です。
4歳重賞・銀河賞を制したオレノココロ、同3着コウシュハウンカイの4歳馬2頭も軽ハンデを利して上位進出がありそう。
軽めの馬場になれば、スピードあるアオノレクサスの一発もあるかもしれません。