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今週の見どころ(11/29~12/1)

2014年11月28日(金)

 11月30日(日)のメインには、3歳女王決定戦・ばんえいオークスが組まれています。過去3回の3着以内馬9頭すべてが同年2月の明け3歳牝馬重賞・黒ユリ賞(11年に重賞格付け)で1~6着に入っており、約9カ月を経ても勢力図に大きな変化がないことがうかがえます。今年も黒ユリ賞の1~8着馬が参戦し、ほぼ再戦となります。

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【第17回開催4日目】
 11月29日(土)のメイン第10レースは、十勝岳特別(A2・B1級決勝混合・19:05発走予定)。A2級-2組(11月24日)、B1級-3組(24日)の両予選上位馬による一戦です。
 B1級-3組予選の勝ち馬テルシゲに注目。8カ月ぶりで今季初出走でしたが、スムーズな第2障害クリアから、もったままの逃げ切り快勝でした。昨季後半には、A2級-1組特別(A1級混合も含む)で何度も馬券に絡んでいる実績を考えれば、ここでも十分勝機がありそうです。
 相手はA2級-2組予選の上位馬が有力。障害3番手から2着に差してきたニシキエースは目下、障害への不安も見せず絶好調。2走前には同じB1級との混合戦・羊蹄山特別を逃げ切っています。
 羊蹄山特別では1秒1差3着に敗れたヤマノウンカイは、A2級-2組予選を逃げ切って、ニシキエースへのリベンジに成功しています。
 同予選3着のダイリンビューティは、羊蹄山特別が5着だったとはいえ4秒0と差はわずか。障害巧者で、引き続き上位争いが可能でしょう。

【第17回開催5日目】
 11月30日(日)のメイン第10レースは、重賞・第39回ばんえいオークス(3歳牝馬・19:05発走予定)。定量660キロで3歳女王の座を争います。
 キサラキクは明け3歳重賞・黒ユリ賞を勝ち2歳シーズン女王に輝いた実力馬。2走前のばんえい菊花賞が2着で、牡馬ハクタイホウに逃げ切りを許したものの、第2障害7番手クリアから1秒3差まで追い詰めています。続く前走が初のB1級戦ながら3着に入り、末脚通用を示しました。やや障害に難がありますが、今回はばんえい菊花賞(680キロ)より負担重量が軽くなっており、しかもハンデ差なしの同世代の牝馬限定戦であれば主役は譲れません。
 黒ユリ賞5着のアサヒメイゲツも決め手勝負のタイプ。ばんえい菊花賞ではキサラキクより10キロ軽い670キロで4着だったので、同重量になる今回は不利かもしれませんが、障害をすんなり抜けてしまえば、差のない戦いができるでしょう。
 ばんえい菊花賞では7着も障害は切れていたアアモンドセブン(黒ユリ賞2着)、障害巧者でデビューから一度も掲示板を外したことがないセンゴクイチ(黒ユリ賞3着)や、今季28戦して15連対と好調なマルタウンカイ(黒ユリ賞6着)も上位争いに加わってきそうです。

 この日の第9レースは、十勝産駒特別産駒特別(2歳産地限定・18:25発走予定)。十勝管内産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
 ワタシハサクランボは重賞・ナナカマド賞の3着馬で、賞金別定5キロ増となった近2走の2歳A級-1組戦でも2、2着と崩れていません。前走では、今回も出走しているイッチョクセン、タカラキンショウら3頭すべてに先着しており、1着馬(北央産駒)が不在のここはぜひとも勝利で飾りたいところです。
 相手は、同じ前走で3着だったイッチョクセン、同4着タカラキンショウが有力でしょう。

 【第17回開催6日目】
 12月1日(月)のメイン第10レースは、射手座特別(B1級-1・2組決勝・19:05発走予定)。B1級-1組(11月23日)、B1級-2組(24日)の両予選上位馬による一戦です。
 ピカイチは2走前には五稜郭特別(B1・B2級決勝混合)を制している実績馬で、続くB1級-1組予選では1番人気で3着。第2障害先頭クリアのイッキフジ(2着・今回は出走回避)と、カツオーカン(1着)からは離された3番手から強烈な決め手を繰り出し、コンマ4秒+コンマ8秒差まで迫る、見せ場十分のレースぶりでした。障害のキレも悪くなく、ここも崩れるシーンは想像しにくいです。
 B1級-1組予選がB1昇級初戦ながら勝利で飾ったカツオーカンも当然、有力視ができます。同4、5着で決め手があるジャングルソングキタノサムライも障害次第では侮れません。
 B1級-2組予選勢では、2走前の羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合)で僅差4着があるカチナノリーが筆頭格でしょう。

今週の見どころ(11/22~11/24)

2014年11月21日(金)

 今週より、ばんえい十勝は準ナイター開催へ。発走予定時刻が、第1レース・14:15、メイン第10レース・19:05、最終第11レース・19:40と、現在より早まりますのでご注意ください。なお、スカパー!プレミアムサービス(701・702・703ch)での実況中継の放送時間も13:30~20:00に変更となります。
 さて、11月23日(日)のメインには重賞・ドリームエイジカップが組まれています。4、5、6、7歳と8歳以上の各世代の通算収得賞金上位2頭に出走権がある重賞で、過去4回では8歳以上が3着以内に7頭入線とベテランがやや優勢という傾向があります。

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【第17回開催1日目】
 11月22日(土)のメイン第10レースは、知床賞(オープン・A1級-1組混合・19:05発走予定)。オープン4頭とA1級4頭が争います。
 前走の釧路湿原特別(A1級混合)で8着だったソウクンボーイの巻き返しに期待。前々走のヒイラギ特別(オープン・A1級混合)を障害ひと腰クリアから快勝していたこともあってか1番人気に推されましたが、流れに乗れず見せ場すら作れませんでした。とはいえ、障害では崩れておらず、オープン昇級などで一気に25キロも負担重量が増えていたことが敗因かもしれません。今回はクラス2戦目で、重量慣れも見込めるのに加え、前走よりオープン勢が手薄なことを考えても勝ち負け必至です。
 アオノレクサスは前々走のヒイラギ特別が6秒0差6着で、前走のオータムカップ(オープン)が7着でしたが、ともに障害は先頭で越えており、着順ほど悪い走りではありません。終いの踏ん張り次第ですが、A1級との混合であれば主力視ができます。
 A1級勢では、ヒイラギ特別3着クインフェスタが筆頭格。前走の4歳牝馬重賞・クインカップでは障害、末脚のキレとも申し分なく2着に入っています。釧路湿原特別4着スギノハリアーも差はありません。

【第17回開催2日目】
 11月23日(祝・日)のメイン第10レースは、重賞・第5回ドリームエイジカップ(4歳以上馬齢選抜・19:05発走予定)
 8歳馬キタノタイショウに注目します。今季2戦目の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯を差し切って以降、白星はありませんが、重賞では5戦して2着2回、4着1回、5着2回と善戦を続けています。相変わらず障害次第の面は否めませんが、780キロであればスピードで押し切れそうです。
 旭川記念2着、北斗賞4着、岩見沢記念3着と初夏から秋にかけての重賞で見せ場を作っていた5歳馬ニシキエーカン(770キロ)にとっても700キロ台の負担重量は歓迎のはず。展開が向けば勝ち負けでしょう。
 6歳馬ニュータカラコマ(780キロ)は、7月には790キロで北斗賞を制しています。重い賞金ハンデに加え、800キロ台中盤の重量を課せられた岩見沢記念、北見記念では掲示板にも載れませんでしたが、実績ある重量なら好勝負が期待できます。前走オータムカップ(オープン)での勝ちっぷりも見事でした。
 もう1頭の6歳馬オイドン(770キロ)は、前走オータムカップでは755キロで障害に苦戦していたのには不満が残ります。今回の770キロも戦歴からこなせない重量ではなく、障害さえまともなら、決め手を生かして上位に食い込んできて不思議ありません。

 この日の第9レースは、北央産駒特別(2歳産地限定・18:25発走予定)。空知、上川、留萌、宗谷管内産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
 賞金別定10キロ増でもタキニシサンデーが負けられません。2歳牝馬オープン特別で2勝し、前走で2歳A級-1組を制している実績は断然といえます。
 デビューから3連勝したサカノメイホウは、2歳A級格付けになった近2走では6、5着ですが、それでもタキニシサンデーを除けば優位感があります。
 プリンセスローズは、いちい賞(2歳牝馬オープン)でタキニシサンデーの6着でしたが差はわずか3秒4。近走はやや精彩を欠きますが、特別戦の経験があるのが強みです。

 【第17回開催3日目】
 11月24日(振・月)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(B2級-1組・19:05発走予定)。
 前開催の五稜郭特別(B1・B2級決勝混合)では4着だったライデンロックに期待します。第2障害でやや後手を踏みましたが、シャープな末脚を発揮して2秒5差まで差を詰めました。4走前の端野峠特別(B2級-1組)で2着があるように、B2級同士の今回は巻き返して当然でしょう。
 マツリダワッショイは端野峠特別では障害で苦戦し10着(1番人気)でしたが、五稜郭特別2着が本来の実力でしょう。障害のキレもよくなっており、ここも好勝負が望めます。
 フジノルビーは、前走の4歳牝馬重賞・クインカップ9着は相手や負担重量を考えても仕方なし。自己条件の特別戦であれば障害力を生かせるでしょう。
 同じくクインカップが10着大敗のエーマンは、端野峠特別では僅差の4着があり、こちらも上位争いに加わってきそうです。

今週の見どころ(11/15~11/17)

2014年11月14日(金)

 先週行われた4歳牝馬重賞・クインカップは、ナナノチカラが1番人気にこたえて快勝。2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスとあわせ、3世代の女王タイトルを獲得しました。4歳以上牝馬による重賞は、来年1月25日にヒロインズカップが組まれており、もしそこにも出走があれば当然注目を集めそうです。

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【第16回開催4日目】
 11月15日(土)のメイン第10レースは、羊蹄山特別(A2・B1級決勝混合・20:10発走予定)。A2級-2組混合(11月10日)、B1級-2組(8日)の両予選上位馬による一戦です。
 A2級-2組混合予選で2着だったダイリンビューティに注目。第2障害をほぼ同時に先頭で降りたニシキエースとの追い比べの末、コンマ3秒だけ先着されましたが、3着テンカムソウには10秒近い差をつけていました。2走前のA2級-1組特別では3着に逃げ粘っており、障害力を生かせる特別替わりはプラスのはず。ここは逃げ切りの可能性十分といえます。
 オメガグレートはB1級-2組予選では離れた障害クリアながら、逃げ切ったレインボーライデンに3秒0差まで迫って2着。10コースだったことを考えれば、価値あるレース内容でした。障害、末脚のキレとも文句なしの近況です。
 そのレインボーライデンは今回10コースを引きました。4着だった3走前、6着だった前々走も同じく10コースでしたが、障害のキレは悪くなく、ここも善戦以上が望めるでしょう。
 A2級-2組混合予選で接戦を制したニシキエースは相手関係云々より障害がポイントかもしれません。

【第16回開催5日目】
 11月16日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(オープン・20:10発走予定)。出走全馬が賞金別定5キロから35キロを課せられています。
 オレノココロは前走の狩勝賞(オープン)が第2障害ひと腰クリアからの逃げ切りでした。今回は賞金別定重量が5キロ増え計10キロの加増となりますが、2秒9差2着に完封したオイドンも当時から賞金別定で5キロ増えており、さらに3着だったインフィニティーは不在。連勝も十分狙えそうです。
 ニシキエーカンは、狩勝賞は回避したものの、古馬オープンではこのところ常に善戦しています。賞金別定10キロ増も相対的に有利なので、引き続き上位争いに加わってきそうです。
 狩勝賞で4着と善戦したアオノレクサスは、続くヒイラギ特別(オープン・A1級混合)はトップハンデで6着でしたが、オープン馬同士ではハンデが有利な立場。ひと押しが利けば、連争いできそう。
 ホクショウユウキコウシュハウンカイの両障害巧者は賞金別定15キロを課せられていますが力量上位だけに侮れません。

 この日の第9レースは、南北海道産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。石狩、後志、渡島、檜山、胆振、日高の各管内および北海道外産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には重賞・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
 ホクショウキズナはデビューから11戦連続連対で臨んだ青雲賞(2歳牡馬オープン)で8着と敗れ、続く2走が7、6着ですが、3走とも障害では崩れていません。前走の2歳A級-1組では第2障害先頭クリアから、キンメダルらとの叩き合いの末コンマ3秒差3着に善戦。この相手であれば、終いの踏ん張り次第で、勝機も十分でしょう。
 キンメダルは青雲賞の2着馬で、その後の2歳A級-1組でも3、1、1着と好調。前走から賞金別定5キロを課せられていますが、ホクショウキズナらとの争いを際どく制しています。10コースは気になりますが、目下絶好調といった感じで、好勝負必至でしょう。
 青雲賞3着コウシュハスパークは差し脚に見どころがあります。展開が向けば、十分勝ち負けに持ち込めるはずです。

 【第16回開催6日目】
 11月17日(月)のメイン第10レースは、五稜郭特別(B1・B2級決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組(11月9日)、B2級-1組(8日)両予選の上位馬による一戦ですが、8頭中7頭が減量のある4歳馬というメンバー構成です。
 注目はB2級-1組予選で2着の9歳馬ライデンロック。今回のメンバー中6頭が出走していた端野峠特別(10月25日・B2級-1組)では、逃げ切り寸前でピカイチに差されたものの2着に粘っています。当時、1着ピカイチと3着カツオーカンは10キロ軽かったものの、その後B1へ昇級しており、今回は同重量での戦いとなるのが有利です。
 相手は端野峠特別不出走組から。B1級-1組予選で第2障害7番手から追い込んで快勝しているキタノサムライや、3、2走前にB1級特別を連勝している障害巧者のイッキフジらが有力でしょう。
 端野峠特別を勝ち、B1級-1組予選でも2着に差してきたピカイチも充実の近況だけに好勝負が望めそうです。

今週の見どころ(11/8~11/10)

2014年11月 7日(金)

 11月9日(日)のメインには、4歳女王決定戦・クインカップが組まれています。今年の4歳牝馬はタレント揃いですが、牡馬相手の重賞となると、やや苦戦といった印象も。牝馬同士の争いであるこのチャンスをぜひともモノにしたいところでしょう。なお、勝ち馬には、来年3月15日に行われる重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)への優先出走権が与えられます。

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【第16回開催1日目】
 11月8日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 キンノカミは前開催の霜月特別(A2級-1組)で逃げ切って4連勝を達成。第2障害2、3番手から迫ってきたダイリンビューティ(3着)、セイコークイン(2着)が今回は不在というのは恵まれました。賞金別定5キロが課されますが、霜月特別の4~10着馬が引き続き出走しているというメンバー構成を考えれば、負けられないところでしょう。
 相手筆頭は、霜月特別のメンバー以外からで、サカノテツワン。目下2連勝と好調で障害のキレも文句なし。出走馬中で唯一、賞金別定重量の加増がないというのも魅力です。
 ダイコクパワーは霜月特別では3番人気で9着でしたが、もともと障害次第の面はあるだけに、これだけでは見限れません。障害で大きくおかれなければ、決め手が炸裂するかもしれません。
 マゴコロは障害巧者ですが、2走前のB1級-1組特別では離れた障害4番手から2着に追い込んで、意外な一面を見せました。今回がA2昇級初戦ですが、善戦以上が期待できそうです。

【第16回開催2日目】
 11月9日(日)のメイン第10レースは、重賞・第39回クインカップ(4歳牝馬・20:10発走予定)。A1級格付で710キロの4頭による争いでしょう。
 前哨戦の紅バラ賞(10月11日・4歳牝馬オープン)を制したのがセイコークイン。第2障害を先頭で越えると、ほぼ同時に障害を降りたクインフェスタを寄せつけず、2秒1という着差以上に強い勝ち方でした。当時は、2着クインフェスタ、3着ナナノチカラ、7着コウシュハクィーンより10キロ軽かったのに対し、今回は同重量となりますが、先行力とスピードは、かなりのものがあります。
 紅バラ賞2着のクインフェスタは、続く前走のヒイラギ特別(オープン・A1級混合)では中位での障害クリアから、ぐんぐん末脚を伸ばし、見せ場十分の3着。オープン馬を相手に好走できたのは自信になったはずで、ここでも当然上位争いが見込めます。
 コウシュハクィーンは、紅バラ賞7着で、前走のヒイラギ特別が5着でしたが、ここまでの4歳二冠とも掲示板を確保しているように高重量になると力を発揮するタイプ。決め手比べに持ち込まれると厳しいので、ここも障害力を生かし、先行逃げ切りを狙います。
 逆に、決め手比べが大歓迎なのはナナノチカラ。2歳シーズンの黒ユリ賞、3歳のばんえいオークスと2世代の女王タイトルを持っており、同世代の牝馬ではこの馬がA1昇級も一番乗り。早くから古馬の強豪に揉まれてきたのが強みです。課題の障害も目下安定しており、十分に勝機がありそうです。

 この日の第9レースは、釧路産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。釧路、根室管内産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には2歳シーズン三冠の二冠目・ヤングチャンピオンシップ(12月28日)への優先出走権が与えられます。
 注目はデビューから5戦4勝、2着1回と好調なホクセイボス。唯一の敗戦は2走前の2歳A級-1組で、キンメダル(南北海道産駒)に15秒4もちぎられましたが、同馬は青雲賞(9月21日・2歳牡馬オープン)2着などキャリアが違いました。前走の2組戦は逃げ切って楽勝しており、勢いに乗ってここも突破を狙います。
 青雲賞で接戦を制したコウシュハシンザンや、同4着で一冠目・ナナカマド賞でも4着だったコウリキも有力でしょう。
 実績的にはナナカマド賞2着テンカトウイツが筆頭格ですが、成績に安定感がないのが気になるところです。

【第16回開催3日目】
 11月10日(月)のメイン第10レースは、釧路湿原特別(A1級混合・20:10発走予定)。オープン5頭とA1級3頭が争います。
 インフィニティーに今季初勝利のチャンスが訪れました。重賞でもオープン特別でも善戦止まりという近況ですが、A1級混合の今回は相手を考えても、きっちりと勝利で決めてくれるでしょう。
 出走8頭中5頭が前開催ではヒイラギ特別(オープン・A1級混合)を使われています。1番人気にこたえて快勝したのがソウクンボーイですが、今回はオープン昇級と収得賞金の関係で別定重量が15キロも増えるのは微妙な感も。逆に、同2番人気で8着と敗れたトレジャーハンターは、オープン2戦目で慣れも見込め巻き返してきそう。障害のキレも悪くはありませんでした。
 前走の重賞・北見記念で8着だったホリセンショウも、ここに入れば実力上位だけに侮れません。

今週の見どころ(11/1~11/3)

2014年10月31日(金)

 11月2日(日)のメインには、3歳三冠の二冠目・ばんえい菊花賞が行われます。帯広単独開催となった07年以降、一冠目・ばんえい大賞典との二冠を達成した馬はおらず。それどころか、一冠目は不出走だった馬の好走や、同レース8着以下からの巻き返しも見られる波乱傾向の強い重賞といえます。

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【第15回開催4日目】
 11月1日(土)のメイン第10レースは、霜月特別(A2級-1組・20:10発走予定)
 目下3連勝と絶好調なキンノカミに注目します。3勝すべてを逃げ切りで挙げていますが、特に前走A2級-1組(10月13日)で断然人気のハクタイホウをまったく寄せつけなかった走りは強いの一語。今回のメンバー10頭中9頭が同じA2級-1組戦を使われており、しかも2着ハクタイホウが不出走というのは恵まれました。賞金別定重量の加増もないので、軸として信頼できそうです。
 ダイリンビューティは、A2級-1組(10月13日)が6着で、2走使いの前走ペルセウス特別(A1・A2級決勝混合)でも7着でしたが、3着だった3走前から3走続けて10コースに入ったのが不運でした。4走前にはA1・A2級決勝混合特別で、障害ひと腰クリアから差し切っているように実力は確か。6番という枠順を考えてもここで巻き返して不思議ありません。
 ダイコクパワーはA2昇級後、しばらくは苦戦していましたが、3走前のA2級-2組は2着、続くA2級-1組(10月13日)が4着で、相手強化となった前走ペルセウス特別でも3着と、通用のメドを立てています。今回はA2級だけの争いで、引き続き上位が狙えそうです。
 A2級-1組(10月13日)が昇級初戦で3着アアモンドヤマト、同7着キュートエンジェルは、クラス慣れが見込めることで上位進出があるかもしれません。

【第15回開催5日目】
 11月2日(日)のメイン第10レースは、3歳三冠の二冠目・第39回ばんえい菊花賞(20:10発走予定)。重量格による別定戦で、A2級でトップハンデ710キロのホクショウマサル、ハクタイホウから、B3級の牝馬で670キロのアサヒメイゲツ、アアモンドセブンまで最大40キロのハンデ差がつきました。
 10頭中7頭が、一冠目・ばんえい大賞典(8月24日)、オッズパーク杯秋桜賞(10月5日・3歳オープン)の両レースを使われています。
 シンザンボーイは初の重賞・特別挑戦だったばんえい大賞典で5着と崩れず、秋桜賞でも3着と善戦しています。目下19戦連続で掲示板内をキープ(うち7勝)。障害巧者で、切れる脚も持っていることが堅実な成績につながっているようです。ばんえい大賞典からクラス据え置きのため当時から10キロ増で、牡馬では最軽量タイとなる690キロは有利なので、勝ち負けが期待できそうです。
 ばんえい大賞典4着馬で、強烈な決め手を持つ牝馬アサヒメイゲツは、秋桜賞を含め目下3連勝と好調です。こちらもばんえい大賞典から10キロ増の670キロは有利で、障害次第で上位争いに加わってきそうです。
 ハクタイホウは、ばんえい大賞典、秋桜賞ともトップハンデを課せられながら2着惜敗。障害巧者ですが、やや詰めを欠く傾向があり、それは重賞で顕著に現れるようです。今回も崩れるシーンは想像しにくいものの、勝ち切るまでもどうかといった感はあります。
 ホクショウマサルは、ばんえい大賞典、秋桜賞とも不出走。ひと叩きされたことで気配が上向けば、2歳シーズン王者の貫録を示すかもしれません。
 ばんえい大賞典3着、秋桜賞4着のカンシャノココロは前走のB2級-1組では7着でしたが、障害で崩れてはいません。同世代限定の今回は侮れないところです。

 この日の第9レースは、北見産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。網走管内産2歳馬の限定戦で、1、2着馬には12月28日に行われる重賞・ヤングチャンピオンシップへの優先出走権が与えられます。
 2歳最初の重賞・ナナカマド賞を圧勝したセンゴクエースがトップハンデでも負けられません。焦点は相手探しで、いちい賞(2歳牝馬オープン)で3着のシリウス、2歳A級-1組での勝ち星があるホンインボウらが候補になりそうです。

 【第15回開催6日目】
 11月3日(祝・月)のメイン第10レースは、ヒイラギ特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン3頭とA1級7頭が争います。
 4歳馬のソウクンボーイは近3走が2、2、1着と好調。3走前の神無月特別(オープン・A1級混合)は障害2番手クリアからコウシュハウンカイのコンマ1秒差、前々走のA1級混合は障害3番手からアアモンドマツカゼのコンマ3秒差、そして前走ペルセウス特別(A1・A2級決勝混合)では障害2番手から、トレジャーハンターを差し切っています。強敵になりそうなのは同じ4歳のコウシュハウンカイですが、神無月特別では20キロだったハンデ差が今回は25キロにひらいており、逆転は可能でしょう。
 そのコウシュハウンカイは神無月特別1着から、前走は狩勝賞(オープン)に臨み6着でしたが相手が強すぎました。再びA1級との混合となる今回は巻き返しを期します。
 7月までは快進撃を続けていたアオノレクサスは、ばんえいグランプリ8着、競走除外でリズムを崩したか、神無月特別6着、狩勝賞4着。とはいえ力量上位なので侮れません。
 ソウクンボーイと同じ近3走を使われて4、3、2着のトレジャーハンターも有力ですが、今回はオープン昇級でクラスハンデが10キロ増えたぶん割引が必要かもしれません。

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