8月10日(日)に行われる今季最初のBG1競走・ばんえいグランプリのファン投票結果が発表されました。今年3月のばんえい記念を制したインフィニティーが中間発表時の順位を守り1位で、以下、オイドン、キタノタイショウ、クロフネオーザン、トレジャーハンター、アオノレクサス、ニュータカラコマまでの上位7頭に、ファン選出馬を除いた番組賞金上位3頭(ホッカイヒカル、フジダイビクトリー、ホクショウユウキ)を加えた10頭が出走権を獲得しました(回避馬が出た場合はファン投票次点の馬が繰り上がり)。夏の頂上決戦にご期待ください。
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8月2日(土)のメイン第10レースは、とかちえぞまつ特別(オープン・A1級混合・20:10発走予定)。オープン4頭、A1級5頭が争います。
オープンの4歳馬オレノココロは2走前に、こと座特別(オープン・A1級混合)で勝利。第2障害を降りたのは3番手でしたが、前を行くトレジャーハンター、アオノレクサスを鮮やかに差し切って、力の違いを見せつけています。続く前走の重賞・はまなす賞(3歳・4歳混合)は4着でしたが、最大60キロ差のトップハンデながら2秒7差は負けて強しという印象を残しました。今回は2走前と同条件なので、巻き返してくるでしょう。
オープンの5歳馬ニシキエーカンは今季2度重賞に出走し、旭川記念2着、北斗賞4着と善戦しています。前走のオッズパーク賞サマーカップ(オープン)でも4着でしたが、軽馬場(馬場水分4.6%)で、詰めに課題があるアオノレクサスが2着に粘るなど追い込み馬には厳しい流れながらも、5秒2差まで押し上げてきました。勝ち切れない面はありますが、A1級混合の今回は主役を張れる1頭です。
ホリセンショウは、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念、北斗賞がいずれも7着でしたが、特別戦のほうが安定した成績を残しています。障害巧者でもあり、格下相手のここは大崩れなくまとめてくるでしょう。
A1級の5頭では、こと座特別3着のナナノチカラが有力。ゴール前が混戦になれば決め手が生きるかもしれません。
8月3日(日)のメイン第10レースは、デネブ特別(A2級-1組・20:10発走予定)。
前開催のA2級特別は、A1級との混合だったルビー特別。そのレースで第2障害3番手クリアから抜け出し勝利を収めたセイコークインに引き続き注目できそう。賞金別定5キロを課せられていましたが、まったく問題にしませんでした。同2着クロフネオーザンは次週の重賞・ばんえいグランプリへ出走予定のためここには不在だけに、連勝が濃厚といえます。
クインフェスタはルビー特別ではセイコークインから4秒0差の3着でしたが、続く前走A1・A2級決勝混合では障害2番手から長くいい脚を使い差し切っています。相変わらず障害ではもたつく面が見られますが、いざ越えてしまえば、決め手で突き抜けるシーンもあるかもしれません。
グランドペガサスは前開催のビッグウエイトカップ(3歳以上重馬体重馬選抜)で逃げ切って勝利。近5走が1、9、1、8、1着と安定感を欠きますが、障害さえすんなり抜ければ、前走の再現もありそうです。
ルビー特別では8着と敗れたホンベツイチバンですが、本来は障害巧者だけに立て直しを期待したいところでしょう。
8月4日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(B2級-1組・20:10発走予定)。
前開催のしし座特別(B2級-1・2組決勝)でも強烈な末脚を見せつけたキタノサムライが3連勝を目指します。3走前の文月特別(B2級-1・2組決勝)での2着は、第2障害で体勢を崩してしまい末脚の切れだけで連対を果たした格好でしたが、近2走は障害もしっかりこなしており、完勝といえる内容。賞金別定5キロ増もさほど影響ないはずです。
相手探しが難解ですが、その筆頭はイワキでしょう。B2級平場戦で3連勝中と絶好調。特別戦には久々の出走となりますが、障害巧者だけにいきなり好勝負が望めそうです。
ハイセイウンは今回がB2昇級初戦ですが、このところ障害が安定してきており、特別戦でも上位争いできそう。
文月特別の勝ち馬ジャングルソングは、キタノサムライが障害で崩れたときには頭も考えられます。
フクミツ、メンコイワタシらは特別戦では割引きが必要かもしれませんが、好調さは侮れません。