5月25日(日)のメインには、大雪賞が組まれています。開幕からの3開催で行われたオープン特別(重賞)では、スプリングカップがオイドン、ばんえい十勝オッズパーク杯がキタノタイショウ、エメラルド特別がフジダイビクトリーと、すべての勝ち馬が異なっています。今回の大雪賞(今年はA1級との混合戦)は今季4戦4勝というA1級馬が注目を集めそう。ここで賞金を稼げは次開催からはオープン入りとなるだけに、古馬オープン戦線がさらに混戦となりそうです。
5月24日(土)のメイン第10レースは、黒岳特別(B2級-2組・20:10発走予定)。
4月26日に行われた青葉特別(B2級-1組)で3着に健闘したドオーダッシュに注目。アアモンドヤマトには大きなリードをつけられて逃げ切られ、レットフジにも差されましたが、第2障害2番手クリアからよく粘りました。その1、2着馬はともにA2級からの降級馬で価値ある3着といえます。その後の3戦では馬券に絡めていませんが、今回は障害力が生かせる特別だけに巻き返せるとみます。
ジャングルソングは前走スーパートレーナー賞(B級選抜)では1番人気で6着。障害で手こずったのが響いたか、末脚不発に終わりました。今回はB2昇級初戦ですが、B1級馬が6頭もいた前走と比べ相手が軽くなるのは明らかでしょう。障害次第では突き抜けるシーンまでありそうです。
レットダイヤは特別戦では割引きが必要なタイプですが、A2からの降級馬で格付有利。こちらも障害のデキがカギを握ります。
3歳のホクショウメジャーが古馬相手の特別初挑戦。2歳三冠のナナカマド賞を制した実力馬で、軽ハンデを生かしてどこまでやれるでしょうか。
5月25日(日)のメイン第10レースは、大雪賞(オープン・A1級-1組混合・20:10発走予定)。オープンの5頭は前開催ではエメラルド特別(オープン)を使われており、ニュータカラコマが最先着の2着。A1級の4頭は五月雨特別(A1級混合)に出走していました。
アオノレクサスは前走の五月雨特別も制し、開幕から4連勝を達成。賞金別定5キロ増も問題にしない、圧巻の逃げ切りでした。今回はオープン馬が相手ですが、エメラルド特別を勝ったフジダイビクトリーと今季3度対戦し3、2、2着に退けていることを考えれば、ここも負けられないところでしょう。
ニュータカラコマはエメラルド特別でフジダイビクトリーからコンマ8秒と僅差の2着。今季初戦で4着だった重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯と同様、この馬らしい切れ味を見せています。ここも、アオノレクサスに際どく迫るシーンがあるかもしれません。
エメラルド特別3着など善戦が続くホクショウユウキも侮れません。
5月26日(月)のメイン第10レースは、旭岳特別(A2級混合・20:10発走予定)。A2級の5頭とB1級の4頭が争います。
今季5戦して3勝、2、4着各1回と好調なクロフネオーザンに注目。4着だった1戦はオープンやA1級も相手で、勝ったのが破竹の進撃を続けるアオノレクサス。同じA2級の馬にはすべて先着を果たしていました。今回は逃げ切り楽勝を収めている前走に引き続きB1級との混合戦だけに、3連勝も十分でしょう。
B1級のホンベツイチバンは、昨季最終出走ではA2級-1組特別を制しています。障害巧者ですが、終いに甘い面も。今開催から規定重量が10キロ重くなっていることを味方にしたいところです。
グランドペガサスは今季初戦のA2級-2組特別で逃げ切って、クロフネオーザンの追撃を1秒1差で振り切っています。障害さえすんなり抜けられれば、ここも上位争いに加われそう。
出走取消明けの前走で思わぬ大敗を喫したスギノハリアーですが、昨季はA1級で主役を張っていた実力馬。状態が戻ってくれば、勝ち負けになって不思議ありません。