今週の3日間で、今季のナイター開催は終了。その最終日・11月18日(月)に帯広競馬場では、「JRAジョッキーDay2013」が実施されます。内田博幸騎手、後藤浩輝騎手をはじめJRA所属の10名のジョッキーが来場し、エキシビションレースへの騎乗、トークショー、レース協賛などで盛り上げます。
【今週のコース使用方法(出走馬が9頭以下の場合)】
→10コースに最後の番号の馬が入るように使用(詳細はこちら)
11月16日(土)のメイン第10レースは、ピヤシリ特別(B2級-2組・20:10発走予定)。普段、B2級-2組は特別戦が組まれない条件だけに、読みにくい一戦です。
好調度という点では、目下3戦連続連対のコウコサンネンセイが筆頭格でしょう。2歳9月にデビュー勝ちを収めてから6年余、223戦目の今回が初の特別挑戦です。ここ数年はB3~B4級で足踏みしていましたが、前走B3級-3・4組決勝を鮮やかに逃げ切ってB2昇級を決めており、8歳にして充実期を迎えています。
アウルメンバーは2走前に勝利し、前走が3着。決め手を生かしての好走が目立ちます。5月にはB2級-1組特別で2着に入っている実績も心強いです。
障害巧者のスーパートップヒメは7月にはB1級-1・2組決勝混合特別を制した実績があります。同じく障害力勝負のオメガグレートはもう少し体重が増えてほしいですが、9月以降の5戦が2勝、3着1回と好調を持続しています。
11月17日(日)のメイン第10レースは、オータムカップ(オープン・20:10発走予定)。
メンバー8頭中、ブラックパールを除く7頭が前走で重賞・北見記念(10月27日)を使われており、さらに、同10着ホクショウバトル以外の6頭は近3走が同じレースでした(2、3走前の勝ち馬は、このレースを回避したニュータカラコマ)。
ホッカイヒカルは近3走が2、4、4着。今季15戦中14戦で掲示板を確保と、相手関係を問わず善戦を続けています。今回の強調材料は賞金別定10キロ増の750キロで臨めること。牝馬ブラックパール(720キロ)を除けば、この馬より軽い負担重量なのはシベチャタイガー(745キロ)だけ。いい末脚を持っているので、今度こそ差し切りへの期待が高まります。
ギンガリュウセイは、近3走が3、2、1着。前走北見記念では3連覇を成し遂げています。今回、別定20キロ増の760キロに不安はありませんが、ホッカイヒカルより重量が重くなるのが微妙なところです。
北見記念3着で復調を感じさせたインフィニティー(755キロ)や、北見記念2着馬で鈴木恵介騎手にスイッチとなるシベチャタイガーも有力でしょう。
この日の第9レースは、北央産駒特別(2歳産地限定・19:30発走予定)。ヤングチャンピオンシップの予選第3弾で、空知、上川、留萌、宗谷管内産馬の争いです。
ここまでに行われた予選2レース(釧路産駒、南北海道産駒)では、ともにメンバー中で最も勝ち星の多かった馬が勝利しています。このレースでの最多勝は3勝を挙げているカブトホース。近2走の2歳A級-1組、2組がブービーで、今回は唯一の賞金別定5キロ増ですが、3組での勝利実績は断然です。南北海道産駒特別2着カンシャノココロを負かしたことがあるソウテンブルーが続きます。
11月18日(月)のメイン第10レースは、JRAジョッキーDAY特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1級混合(11日第11レース)、A2級-1組(10日第11レース)の両予選上位馬による一戦です。
A1級混合予選で5着だったフジダイビクトリーの巻き返しに期待。オイドンが逃げ切って今季初勝利を挙げましたが、2~7着が最大3秒6差という接戦でした。フジダイビクトリーが2番手で障害を越えたものの、後続6頭も差なくクリアし、ほぼ一団のままゴールへなだれ込みました。2~4着がフジダイビクトリーより5~15キロ軽かったことを考えると、追い比べで重量差が影響を与えたのかもしれません。特別である今回は障害力が生かせるはずで、逃げ切りに期待します。
A2級-1組予選勢では、逃げ切り勝ちを収めたウメノタイショウ、障害2番手からそのまま2着に入ったオレワスゴイが有力でしょう。現在の格付的には劣勢ですが、ともに昨季はオープン混合戦でも馬券に絡んでいた実績を考えれば、オープン馬とのクラスハンデ20キロは恵まれたともいえそうです。