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今週の見どころ(5/3~5/5)

2014年5月 2日(金)

 ゴールデンウイーク後半のばんえい十勝は、5月3日(祝・土)~5日(祝・月)の3日間。帯広競馬場では、前回も好評だった「TOKACHIご当地グルメバトル」や、映画『銀の匙Silver Spoon』ロケ地巡り・バックヤードツアーをはじめとした様々なイベントが実施されます。白熱のレースともどもお楽しみください。なお、5日のスカパー!での放映は、765chに変更(無料)となります。

 5月3日(祝・土)のメイン第10レースは、スーパージョッキー賞(20:10発走予定)。昨季のリーディング上位騎手が3歳以上B級選抜馬に騎乗し争います。
 A1から年度替わりでB1に降級してきたキンノカミ(尾ヶ瀬馨騎手)に注目。今季初戦の前走B1級-2組(4月27日)では、第2障害ひと腰先頭クリアから押し切って完勝と格の違いを見せつけました。ハンデ差も最大30キロであれば克服可能でしょう。
 今季A2からB3へ大幅降級となったトモエエーカン(西謙一騎手)が続きます。初戦のB3級-4組で圧巻の逃げ切り勝ちを収めると、その後も僅差の2、2着に入っています。障害のキレもよく、持ち前のスピードを生かしてここも首位争いが期待できそうです。
 今季初日・4月13日のB1級-2組、前走すずらん賞(4歳オープン)とも僅差3着だったのがセイコークイン(松田道明騎手)。前走では今回より10キロ重い620キロで好内容を残しており、引き続き最軽量ハンデのここでも楽しみでしょう。
 B3級で2連勝していたタイソンショウ(鈴木恵介騎手)は前走B2級-1組特別では4着でしたが、障害はひと腰で切っていました。障害巧者だけに今回も楽しみです。

 5月4日(祝・日)のメイン第10レースは、さつき特別(A1・A2級決勝混合・20:10発走予定)。A1級混合(4月27日)、A2級混合(4月26日)の両予選上位馬による一戦です。
 今季2戦2勝のアオノレクサスが注目を集めそう。水晶特別(A1級混合)、続くA1級混合予選とも第2障害先頭クリアから踏ん張っています。負担重量が重いと詰めを欠く傾向もありますが、今の時期の重量であれば心配はいらないでしょう。今季はオープンからA1に降級しており、ハンデも有利です。
 今季初戦のスプリングカップ(オープン)を完勝したオイドンは、A1級混合予選では1番人気で5着に敗退。シーズンをまたいでの連続連対が8で途切れました。障害で苦戦したのが響いたか最後までリズムに乗れませんでしたが、時にはこういうこともあるでしょう。これだけでは見限れません。
 水晶特別3着で、A1級混合予選2着のフジダイビクトリーも障害巧者だけに大崩れはなさそうです。
 A2級混合予選勢はすべてA2級格付。1番人気・4着で障害巧者のグランドペガサス、A1からの降級馬で同3着など大崩れの少ないスギノハリアーに注目です。

  5月5日(祝・月)のメイン第10レースはつつじ特別(B1級-1・2組決勝混合・20:10発走予定)。B1級-1組混合(4月28日)、B1級-2組(4月27日)の両予選上位馬による一戦ですが、回避馬が相次ぎ7頭立てとなりました。
 有力どころは、年度替わりでA2からB1へ降級してきた各馬。なかでも、3月21日の楽天競馬リニューアル記念(A2級-1組)の勝ち馬ホンベツイチバンに注目。同レースがA2昇級初戦ながら、障害巧者ぶりを見せつけました。その1戦のみで今季からB1へ降級し、初戦の春駒特別(B1級-1組)2着、続く前走B1級-1組混合予選でも1着。ともに第2障害を先頭で越える安定したレースぶりが光ります。
 ヒロノヤマトもA2からの降級馬で障害巧者。春駒特別、B1級-1組混合予選とも3着でした。障害次第の面はあるもののB1級-2組予選で2着だったマルニセンプーも有力でしょう。
 降級組以外では、B1級-1組混合予選2着のアグリローズに注目。牝馬らしい切れ味が武器で、最軽量を生かしたいところです。

今週の見どころ(4/26~4/28)

2014年4月25日(金)

 4月27日(日)のメインには、重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯が組まれています。4歳以上の昨季収得賞金上位馬による選抜戦で、今年も、昨季重賞戦線を賑わせてきた馬たちが揃いました。ぜひご注目ください。

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 4月26日(土)のメイン第10レースは、青葉特別(B2級-1組・20:10発走予定)。出走全馬に今季すでに連対があり、目移りするようなメンバー構成となりました。
 アアモンドヤマトは今季B3級からスタートし1、3着でB2級へ。昨夏にはA2級-1組特別で2着があり実績上位です。昨季、ダントツのリーディングだった鈴木恵介騎手が引き続き騎乗するここも注目できそうです。
 レットフジは開幕からB2級-1組、B2級-1・2組決勝と2連勝中。ともに第2障害ひと腰クリアから押し切っています。もともと障害次第というタイプですが、今のカカリであれば特別の荷物でも苦にしないでしょう。こちらも年度替わりでA2から降級した馬です。
 スーパーオーサンは昨季の最終出走だった蛍の光賞(A2級-2組混合)では1番人気・2着で、レットフジ(5着)に先着しています。今季の2戦でもレットフジと対戦して2、5着と逆に先着を許していますが、障害巧者なので特別の今回は再逆転が期待できそうです。
 ユウセンスピードはB3級で2連勝して今回がB2昇級初戦ですが、前走が、A2からの降級馬トモエエーカン、アアモンドヤマトを2、3着に従えての逃げ切りだけに、ここに入っても格負けしません。

 4月27日(日)のメイン第10レースは、重賞・第8回ばんえい十勝オッズパーク杯(4歳以上選抜・20:10発走予定)
 4歳の10キロ減も魅力な昨年のばんえいダービー馬オレノココロ(710キロ)に注目。ダービーでは第2障害をひと腰先頭でクリアし、3頭による接戦を制しています。3月16日に行われた重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)はダービーより20キロ重い750キロでしたが、そこでもゴール前3頭の叩き合いをモノにして、重賞2勝目を奪取しています。過去7回のこのレースで、4歳の出走は11年のトレジャーハンター1頭のみで3着に善戦(勝ったのはカネサブラック)。同馬よりも3歳時の実績で勝るオレノココロであれば、勝機まで見込めそうです。
 ホクショウダイヤ(720キロ)は、このレースでは11、12年と2年連続2着(08、09年は4着)と実績があります。現オープン馬のなかでは最年長の11歳ですが、スピードでは若馬にヒケをとりません。春から初夏にかけてが最も安定した成績を残せる時期でもあり、今年もまず上位争いに加わってくるはずです。
 昨年のこのレースで僅差3着に好走したインフィニティー(720キロ)は、7月の北斗賞で重賞初制覇すると、大一番・ばんえい記念まで勝利。昨季は飛躍のシーズンとなりました。今季初戦の前走スプリングカップ(オープン)も2着にまとめており、昨年以上の着順も狙えそうです。
 昨年のこのレースを勝ったのはキタノタイショウ(720キロ)。今年も昨年と同様スプリングカップ7着からの臨戦ですが、昨季終盤の不振をみると半信半疑な感もあります。

  4月28日(月)のメイン第10レースは、すずらん賞(4歳オープン・20:10発走予定)
 クインフェスタは年明け以降、年度末までに11戦して、4連勝を含む5勝、2着3回、3着1回で、大崩れしたのは第2障害で転倒してしまった白雪賞(9着)のみ。3月23日のクリスタル特別(4歳オープン)は4着でしたが、第2障害先頭クリアから2位入線寸前のゴール線上で止まってしまったもので、悪い内容ではありませんでした。昨季後半にメキメキと力をつけた牝馬で、今季初戦の前走春駒特別(B1級-1組)では第2障害離れた4番手から長くいい脚を使って快勝と勢いも持続しているようです。
 ダイコクパワーは前走春駒特別では7着でしたが、世代限定戦では大崩れの少ない成績を残しています。メンバー的には、この馬が勝ったクリスタル特別のほぼ再戦だけに、障害力を生かして再び好勝負できそうです。
 ばんえいオークス馬ナナノチカラは同世代限定のオープン特別で牡馬と対戦するのは今回が初めて。1月13日のばんえいプリンセス賞では末脚不発でクインフェスタの4着と敗れていますが、トップハンデが影響したかもしれません。今回も実質トップハンデですが、牝馬同士に限れば、ばんえいプリンセス賞よりハンデ差が縮まっており、巻き返しがあるかもしれません。
 ばんえいオークス、ばんえいプリンセス賞とも2着だったセイコークインも楽しみです。

今週の見どころ(4/19~4/21)

2014年4月18日(金)

 今週からはいよいよ2歳戦がスタート。4月4日に実施された第1回能力検査を突破した若駒たちが続々とデビューします。能検で1分43秒4の1番時計を叩き出したセンゴクエース(牡、槻舘重人厩舎)は4月21日(月)第5レースに出走予定。同馬の母サダエリコは重賞13勝を挙げた女傑で、2008年に繁殖入りしたものの、12年に死亡。このセンゴクエースが最後の産駒となります。

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 4月19日(土)のメイン第10レースは、ミズバショウ特別(A2級-2組・20:10発走予定)
 ダイリンビューティに注目します。1月に行われた古馬女王決定戦・ヒロインズカップではA2級格付で圧勝しています。A1を飛ばし、一気にオープンへ昇級したシーズン終盤戦では歯が立ちませんでしたが、A2級戦では、昨年9、10月に特別(A1級との混合含む)へ4度出走し1勝、2着3回など力上位の存在でした。降級で相手関係有利は明白なだけに、持ち前の障害力を生かしての押し切りに期待できそうです。
ニシキエースはオープンから降級したここ2シーズンでは、開幕から初夏にかけては比較的成績が安定しています。昨季はシーズン最初の重賞・ばんえい十勝オッズパーク杯でも善戦。A2級スタートの今年も好スタートが決められそう。一気の末脚で突き抜ける場面もありそうです。
 グランドペガサスはA1からの降級馬。昨季、A2級では何度も好走していた実力馬です。昨季はA級から重賞へ格上挑戦を繰り返していた障害巧者クロフネオーザンも楽しみです。

 4月20日(日)のメイン第10レースは、水晶特別(A1級混合・20:10発走予定)。出走8頭中に4、5歳が5頭おり、うち4頭が3月16日の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)に出走していました。
 注目は今回のメンバー中、ポプラ賞で最先着の3着だったテンカムソウ。障害巧者で、10戦連続3着以内(うち6連対)と好調のまま昨シーズンを終えており、ここも崩れるシーンは考えにくいものがあります。
 ポプラ賞5着アサヒリュウセイはオープンでも通用する切れ味を誇ります。重賞の荷物では障害への不安をのぞかせることもありますが、これくらいの重量なら信頼度が増します。
 ばんえいオークス馬ナナノチカラはポプラ賞を回避し、約3カ月ぶりの実戦。負担重量や、相手関係を考慮し使われているようなので、出てきたとあれば軽視できません。こちらも抜群の決め手が武器です。
 6歳以上の古馬勢では、オープンからの降級馬アオノレクサスに注目。若馬にもヒケをとらないスピード自慢ですが、現在の重めの馬場はやや不向きといった印象を受けます。

  4月21日(月)のメイン第10レースは、春駒特別(B1級-1組・20:10発走予定)
 ホンベツイチバンは障害巧者。昨季最終出走がA2昇級初戦で、いきなり特別でしたが、オレワスゴイとの追い比べを制し見事勝利で飾っています。実績があるB1へ降級したとなれば、ここは主軸視が妥当でしょう。
 ヒロノヤマトも同じくA2からの降級馬。今年2月、A2級格付初戦のA1級混合特別で2着に好走すると、3月のA2級-1・2組決勝特別では、第2障害をほぼ同時に先頭で降りたエビスダイチ(現A2級)に一旦は突き放されたものの、しぶとく差して勝利をもぎ取っています。こちらもB1級では格上位です。
 4歳牝馬クインフェスタは2走前の重賞・ポプラ賞(4歳・5歳混合)で、あわやの2着に好走。B1級-1組特別2着、B2級との混合特別では1着もあるなど、このクラスでの実績は十分です。ただ、前述両馬とは違い障害次第というタイプではあります。

今週の見どころ(4/13・4/14)

2014年4月11日(金)

 いよいよ新年度のばんえい十勝がスタート。11月17日まではナイターで、来年3月30日までの153日間にわたり競馬が実施されます。なお、スカパー!の中継は、701、702ch(「地方競馬ナイン」スカパー!プレミアムサービス・スカパー!プレミアムサービス光 ※有料)へと変更になっておりますのでご注意ください。

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 4月13日(日)のメイン第10レースは、スプリングカップ(オープン・20:10発走予定)
 オイドンに注目します。昨季は開幕からの4戦で精彩を欠き、5カ月間休養。しかし、11月の復帰後は一変の動きをみせ、13戦9勝、2、3着各1回、4着2回の快進撃。4連勝でシーズンを終えており、そこから中2週であれば、勢いも持続しているはず。今季は重賞戦線での活躍も期待されるところで、春場の軽い負担重量であれば、持ち前のスピードで決着をつけてくれるでしょう。
 ホクショウユウキは昨季B2級からスタートして、4歳シーズン三冠を含む重賞4勝をマークし、オープンまで出世した上がり馬。シーズン後半は重い賞金ハンデを課せられることも多く、9月以降の勝利は、トップハンデではなかった銀河賞、定量戦の天馬賞の世代限定重賞のみでしたが、年度替わりでハンデがリセットされたのが、なによりの援軍といえます。
 天馬賞でホクショウユウキとコンマ7秒差の接戦を演じたニシキエーカンはオープンで屈指の決め手を誇ります。ばんえい記念では1番人気で5着だったキタノタイショウには、立て直しが期待されます。

  4月14日(月)のメイン第10レースは、卯月特別(A2級-1組混合・20:10発走予定)。A1級の4頭とA2級の5頭が争います。
 ホクショウバトルは昨季もA1級からスタートして、初戦のA1級混合特別でいきなり勝利。オープンに昇級したシーズン後半は不本意なレースが続きましたが、スピードタイプだけに、年度替わりで負担重量が軽くなるのは歓迎。今季も好発進を決めてくれそうです。
 相手は、A2級の5歳馬2頭が有力。ワールドピサは昨季、A2級(混合戦含む)では、6戦1勝、2着3回、3、5着各1回と大崩れなし。1勝は2月にA1級との混合特別で挙げており、2着に7秒2差をつける圧勝でした。今回の660キロであれば、詰めの甘さを心配する必要もないでしょう。
 エビスダイチは昨季9勝を挙げた地力強化が目覚ましい1頭。障害巧者で、こちらも2月にはA1級との混合特別で2着に好走した実績があります。
 昨季終盤はレース内容が良くなっていたファーストスターや、今季A2へ降級したスギノハリアーらも侮れません。

今週の見どころ(3/21~3/24)

2014年3月20日(木)

 3月21日(祝・金)~24日(月)がばんえい十勝の今季ラスト開催。この4日間はデイ開催として実施され、第1レースの発走予定時刻は11:30(23日のみ11:00)。全12レース編成で、メインは第11レースとなります。23日(日)のメインには、ばんえい記念が組まれています。定量1トンの荷物を曳くばんえい古馬の頂上決戦。ぜひご注目ください。

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 3月21日(祝・金)のメイン第11レースは、楽天競馬リニューアル記念(A2級-1組・17:05発走予定)
 フクノカミカゼは前開催のアクアマリン特別(A2級-1・2組決勝)3着で、連続3着以内確保を6戦まで伸ばしています。同型の先行馬が揃って、しかも決勝のメンバーに入っても崩れなかったのは評価できそう。今回は前走1、2着馬が不在なので、勝利の可能性も十分でしょう。
 テルシゲはA2級特別(混合戦含む)では6戦して1勝、2、3着各1回、5着2回と崩れの少ない成績。前走A1・A2級決勝混合では第2障害で転倒して10着でしたが、1開催空けて調整されてきました。もともとは障害巧者だけに、立て直しに期待したいところです。
 ホンベツイチバンはA2昇級初戦で特別戦に組み込まれましたが、障害巧者だけに重量は苦にしないはず。A2級特別で上位を賑わせていた4、5歳馬がいないメンバー構成でもあり、いきなり勝利という場面もあるかもしれません。

 3月22日(土)のメイン第11レースは、陽炎特別(A1級混合・17:05発走予定)。A1級7頭とA2級2頭が争います。
 A2級のヒロノヤマトは前走アクアマリン特別(A2級-1・2組決勝)で第2障害ひと腰クリアから勝利を収めている障害巧者。2月22日のアメジスト特別(A1・A2級-2組混合)では2着と、A1級相手の特別戦で好走実績もあります。8戦連続で3着以内という好調さも魅力で連勝の期待が高まります。
 キンノカミは前々走のアメジスト特別(A1・A2級-2組混合)が10着大敗でしたが、10コースだったことも影響したかもしれません。前走A1級(3月10日)では障害も修正され3着と巻き返しています。もともとA1級では力上位なので、力を出せれば上位争いに加わってきそうです。
 クロフネオーザンキンノカミと同じ前走A1級に出走し4着。雪中競馬でペースが速く先行できませんでしたが、大崩れなく踏ん張れたのは収穫。同じA1級戦で2着だったコマクインは馬場が軽くなれば、粘り込みに警戒が必要でしょう。

 3月23日(日)のメイン第11レースは、第46回ばんえい記念(17:15発走予定)
 ホッカイヒカルはばんえい記念には2度挑戦し、12年、13年とも4着という結果。今季は24戦して、夏以降にオープン特別で挙げた3勝のみですが、馬券絡みが15回、掲示板を外したのは4回だけという堅実さがウリです。年明けの近5走で8着が3回ありますが、3走前と2走前の敗因は雪中競馬でペースが速すぎたからとハッキリ。5走前の帯広記念は障害で苦戦しており、高重量戦は大歓迎というタイプではありません。しかし今回の1トンではどの馬も障害では苦戦するはず。となれば、いざ障害を越えてしまえば、最後までしっかり歩けるパワーがあるこの馬が最有力とみます。今年のメンバーのなかで、過去2回で先着を許したのは、昨年3着のキタノタイショウのみ。逆転戴冠を狙います。
 キタノタイショウは昨年がばんえい記念初挑戦で3着と好走。今季は、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念、チャンピオンカップと重賞3勝を挙げています。昨年の1着馬は引退し、2着ギンガリュウセイが不在となれば、普通に考えればこの馬が王座にいちばん近いはず。前走とかちえぞまつ特別(オープン)は7頭立ての6着でしたが、目一杯の仕上げではなかったでしょう。この馬も末脚が武器ですが、持久力では、ホッカイヒカルよりやや劣勢な感もあります。
 ホリセンショウは帯広記念の覇者。今季はA2級スタートながら、重賞へ格上挑戦を続け旭川記念と北斗賞で3着など善戦していました。帯広記念は9番人気でしたが、その評価を覆す逃げ切り勝ち。初の890キロであれだけの競馬ができれば、今回の1トンでも楽しみといえそう。帯広記念と同様、先行してどこまで粘れるかでしょう。
 ニュータカラコマも今回がばんえい記念初挑戦。帯広記念では3着と高重量戦にもメドを立てました。現役ジョッキーでは、ばんえい記念で最多の5勝を挙げている藤野俊一騎手がどのような策で臨むでしょうか。

  今季最終日・3月24日(月)のメイン第11レースは、大平原特別(オープン混合・17:05発走予定)。オープン6頭とA1級4頭が争います。
 好調馬が揃った一戦ですが、なかでも近8戦が6勝、2、3着各1回のオイドンに注目。近3走では、オープン-2組混合、定量500キロの超軽量戦・スピードスター賞、今季特別優勝馬によるウィナーズカップと、相手関係、負担重量も異なるレースで勝利を収めています。来季は古馬重賞戦線での活躍も期待される素質馬だけに、勝って今季を締めくくりたいところでしょう。
 昨年11月、ドリームエイジカップを勝ったトレジャーハンターは先日のチャンピオンカップでも2着に好走。こちらも来季の飛躍が楽しみな1頭といえます。障害力を生かした積極策で、末の甘さをカバーしたいところです。
 A1級勢ではウメノタイショウが筆頭格。前走の白樺賞(オープン・A1級決勝混合)で、今回出走のA1級全馬とオープンのアオノレクサスを下しています。相手強化の今回も好走できれば、大きな自信につながりそうです。

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